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- ミキワメとは
- ミキワメを実施するメリット
- ミキワメの対策法
- その他の適正検査について
- ミキワメについて知りたい人
- ミキワメの対策法について知りたい人
- 例題を見て雰囲気を把握したい人
- 他の適性検査についても知っておきたい人
はじめに
企業の説明会などに参加した時に「弊社は選考にミキワメを導入しています」と言われることがあります。
SPIや玉手箱などと比べると、あまり名前を聞いたことがないこのテストですが、果たしてどのような対策をすれば良いのでしょうか。
今回はミキワメの概要から他の適性検査との相違点、具体的な対策方法まで詳しく紹介します。
ミキワメについて基礎的な知識から深めていきたいという方はもちろん、例題を読みたいだけ、という方も、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
【ミキワメとは】ミキワメとは?
まず、ミキワメとは何なのかについて理解を深めておかなければなりません。
ミキワメとは株式会社リーディングマークが提供している適性検査サービスのことです。
就活生の性格や能力を多角的に分析し、企業との相性を可視化することで、より効率的かつ効果的に採用活動を実現するツールとして、多くの企業で導入が進んでいます。
ミキワメは主に、性格検査と能力検査の2つの検査を通じて、就活生一人ひとりの特性を詳細に分析します。
企業はこの検査結果を参考に、応募者と自社の求める人物の適合性を判断したり、最適な配属先を検討したりします。
性格検査
ミキワメの性格検査は就活生の性格特性や価値観を深く分析することを目的としています。
「明るい」「真面目」といった表面的な性格だけでなく、仕事に対する考え方や行動パターン、対人関係における特徴など、多角的に評価する仕組みとなっているのが特徴です。
設問数は100問程度で、制限時間は30分ほどが一般的です。
質問は選択式で構成されていて、短時間で直感的に答えやすい内容になっています。
したがって、できるだけ正確に、そして正直に一貫性を持って答えることが大切です。
企業に良い印象を与えるために取り繕ったり、嘘をついたりするのではなく、正直に答えることを心がけましょう。
能力検査
能力検査は業務に必要な能力を備えているかを評価するために行われます。
測定される主な分野は言語能力・数的処理能力・論理的思考能力などであり、いずれも仕事を進める上で求められる重要なスキルと言えます。
制限時間は設問数によって異なり、30分から60分程度に設定されることが多く、問題の難易度は一般的な適性検査と同等とされています。
能力検査は性格検査とは異なり、正解・不正解が明確になるため、事前に過去問や練習問題を解き、問題の出題傾向に慣れておくことが重要です。
特に計算問題や論理的な推論を問う問題では短時間で正確に回答するスピードが求められます。
事前の対策を怠ってしまうと、問題形式に慣れていないために、実力を十分に発揮できないこともあります。
しっかりと対策しておきましょう。
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ミキワメは企業の適性検査で多く導入されています。
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【ミキワメとは】他の適性検査との違い
世の中にはSPIやGAB、CAB、玉手箱など、様々な適性検査が実施されていますが、これらの適性検査と比べて、果たしてミキワメは何が違うのでしょうか。
大きく分けて2つの特徴があるため、理解した上で本番に臨むようにしましょう。
「心の幸福度(ウェルビーイング)」を測る点がユニーク
ミキワメの大きな特徴の1つとして「心の幸福度」つまりウェルビーイングを測定することが挙げられます。
一般的な適性検査は応募者の論理的思考力・数的処理能力・性格傾向だけを評価するものですが、ミキワメはそれに加えて「就活生がどのような環境で最も幸せに働けるか」という視点を持っています。
企業側も応募者の能力を見るだけでなく、入社後にパフォーマンスを最大限に発揮できる環境を提供できるかどうかを判断する材料としています。
この幸福度を測ることで、企業は社員の定着率向上や離職リスクの低減を目指しており、就活生にとっても自分に合った会社を見つける手助けとなるでしょう。
また、ミキワメを実施している企業は「社員に少しでもやりがいを持って幸せに働いてほしい」と考えている可能性が高いため、社内の雰囲気なども良いことが多いと考えられます。
診断結果を企業と共有する仕組み
もう1つのミキワメの特徴は「診断結果を企業と就活生の双方が閲覧できる」点です。
従来の適性検査では企業側だけが結果を確認し、採用の判断材料として活用することが一般的でした。
しかし、ミキワメは就活生自身も検査結果を閲覧できる仕組みになっており、自分の性格傾向や能力、適した職場環境について客観的に知ることができます。
これにより、就活生は自分の適性を深く理解し、自己分析の質を向上させることが可能です。
「論理的思考力が強い」「チームワークが得意」「個人で作業を行うのが向いている」などの診断結果をもとに、自分に適した職種や企業文化を考える材料にできます。
ミキワメの結果を活用することで「自分には○○業界が向いているかもしれない」といった新たな可能性を見出せることもあるでしょう。
【ミキワメとは】ミキワメを実施するメリット
続いて、ミキワメを実施するメリットについて紹介します。
ミキワメは企業と就活生双方にメリットがあるタイプのテストです。
それぞれ簡単に紹介するので、気になる方はぜひ参考にしてください。
就活生にとってのメリット
就活中の学生にとって、ミキワメは自己分析を深め、企業とのミスマッチを防ぐための非常に有益なツールです。
自己分析ツールとしてミキワメを活用することは就活において非常に有益であるため、ぜひ活用してみてください。
性格検査のフィードバックを受けられる
ミキワメを受験することで、詳細な性格検査の結果に基づいたフィードバックを得ることができます。
他の性格検査では結果が企業側にのみ提供されることが多いですが、ミキワメでは就活生自身にも結果が共有されます。
これにより、自分の強みや弱みを客観的に理解し、自己分析の精度を高めることが可能です。
このフィードバックを活用すれば、自己分析を通じてより説得力のあるアピールが可能となるでしょう。
入社後のミスマッチを防げる
ミキワメを活用すれば入社後のミスマッチを防げる可能性も高いです。
自分の性格や価値観と企業の社風や文化との適合性を事前に確認できるからです。
ミキワメでは自分の社風を可視化し、企業と学生の相性を数値化することもできます。
これにより、入社前に具体的に業務内容や職場の雰囲気を把握することもでき、入社後のギャップを最小限に抑えられます。
また、どの部署に最も適しているかを数値化する機能もあるため、適材適所での配属も期待できるでしょう。
企業にとってのメリット
続いて、ミキワメを活用することの企業側のメリットについても確認してみましょう。
採用活動の効率化と質の向上を同時に実現するためのサービスであり、採用企業にも有益なサービスの1つです。
なぜ企業がミキワメを導入することが多いのかを理解し、納得できれば、それに対する対策もより具体的に進められるはずです。
自社の社風を明確にできる
ミキワメを導入することで、企業は自社の社風や文化を客観的に分析し、可視化できます。
従業員の性格特性や価値観をデータとして把握し、組織全体の特徴を数値化できるため、これまで感覚的にしか理解できなかった社風を具体的に言語化することが可能です。
自主性を重視する企業なのか、協調性を大切にする企業なのかといった点をデータに基づいて整理できるでしょう。
また、社風の可視化によって自社に足りない要素を理解し、今後の採用方針を検討することもできます。
現在の従業員に挑戦心が強い人が多いとされる場合、次の採用では慎重に物事を進められる人を意識的に採用すれば、バランスを取ることができます。
候補者が活躍する可能性を可視化できる
ミキワメは候補者の潜在的な能力や適性を可視化し、入社後の活躍の可能性を予測できるツールでもあります。
企業ごとに求める人物像は異なりますが、ミキワメを活用すれば、過去に入社した人材のデータと照らし合わせながら、自動で活躍できる人材の特性を明確にできるのです。
組織ごとに異なる成功パターンを分析し、採用基準をより精度の高いものにすることが可能です。
従来の採用では面接官の主観や経験による判断が大きな割合を占めていましたが、ミキワメを導入することで、数値に基づいた客観的な評価が可能となり、属人的な判断に左右されない公平な採用が実現できます。
コストが削減できる
ミキワメを導入することで、採用活動にかかる時間やコストを大幅に削減することも可能となります。
通常の採用プロセスでは書類選考、適性検査、複数回の面接など、多くのステップを踏む必要がありますが、その都度、採用担当者の時間と労力がかかります。
しかし、ミキワメを活用すれば、適性検査の結果をもとに書類選考の段階で企業に合った候補者を判別できるため、無駄な選考プロセスを省くことが可能です。
また、従来の適性検査の費用は1人当たり4,000円程度が相場とされていますが、ミキワメはシステム手数料である月44,000円〜を払えば、1人当たり550円と低コストで利用できます。
カスタマーサクセスチームによる支援を得られる
ミキワメでは優秀なカスタマーサクセスチームの支援を受けることもできます。
「どのように活用すればよいかわからない」「従業員の負担を増やさずに運用できるか不安」といった悩みを抱える企業も少なくありません。
ミキワメのカスタマーサクセスチームはそうした企業の課題やニーズに応じて最適な活用方法を提案し、スムーズな運用を支援します。
採用プロセスのどの段階で適性検査を実施すべきか、どのように結果を評価すればよいか、具体的な採用事例を交えてアドバイスを受けることが可能です。
また、導入後も定期的なフォローアップが行われ、必要に応じて運用の改善提案もなされるため、継続的に採用の質を高めることも可能です。
【ミキワメとは】ミキワメでわかること
ミキワメを活用してわかることについて、詳しく紹介します。
ミキワメの適性検査の結果からは下記の4つの特性を視覚的に把握することが可能です。
また、適性に関するコメントもついてくるため、自分の強みや弱みが一目でわかるのも非常に大きなメリットの1つです。
今後、自分が就活でどのようにアピールしていけばよいか、どのように企業選びを進めればよいかの参考にもなるため、ぜひ確認しておいてください。
- コミュニケーション特性
- ストレスマネジメント特性
- バイタリティ特性
コミュニケーション特性
ミキワメでは個人のコミュニケーションスタイルや傾向を詳細に分析できます。
自分は積極的に意見を発信するタイプなのか、相手の話を聞くタイプなのか、といったコミュニケーションの特徴を客観的に評価できるのです。
また、適性検査の結果に基づき、より円滑なコミュニケーションを築くための具体的なアドバイスや注意すべき点なども提示されます。
これにより、対人関係の課題を把握し、改善のヒントを得ることができます。
ストレスマネジメント特性
ミキワメでは個人のストレス耐性やストレスの対処方法を分析し、自分に合ったストレスマネジメントの方法を把握することも可能です。
ストレスを感じやすい状況は人それぞれ異なり、同じ環境でもプレッシャーをモチベーションに変えられる人と、負担を感じてしまう人がいるでしょう。
ミキワメの結果ではこうした個人のストレスの受け止め方や反応パターンが明確になり、ストレスを軽減するための具体的なアドバイスも提供されます。
特に、ストレスを感じやすい人は注目して確認してみると良いでしょう。
バイタリティ特性
ミキワメでは個人の活力やエネルギーレベルを測定し、バイタリティ特性も評価してくれます。
バイタリティとは「仕事や目標達成に向けて積極的に行動できる力」のことで「困難な状況でも粘り強く取り組めるか」「高い目標に挑戦し続けられるか」などが評価されます。
バイタリティが高い人は新しいプロジェクトに意欲的に取り組み、周囲を巻き込みながら仕事を進めることが得意な傾向にあります。
バイタリティが低めの人は慎重に物事を進めることで、安定した成果を出すことに向いていると言えるでしょう。
現在のメンタルヘルス
現在のメンタルヘルスについて確認できるのも、ミキワメの画期的なポイントです。
ストレス、不安、抑うつなどの精神的な健康状態を客観的に分析し、自分の心理状態を知ることができます。
特に、就活や仕事においてはストレスの管理が重要であり、メンタルヘルスを適切に維持することが求められます。
ミキワメではストレスを感じやすいかどうか、また、それをどのように対処すればよいのかを知ることも可能です。
自分がどのような場面でストレスを感じやすく、それを解決するためにはどうすれば良いのかについての指針を提供してくれるため、メンタルが安定しやすくなります。
【ミキワメとは】企業はミキワメの結果をどう使う?
企業はミキワメをどのように活用するのでしょうか。
ここまでミキワメの概要や利用するメリットなどについて紹介しましたが「企業がどのようにミキワメの結果を活用しているのか」を把握しておけば、それらを意識して取り組むことができます。
ぜひ参考にしてください。
配属先の決定
ミキワメの結果は新入社員の適性を見極め、最適な配属先を決定する際の判断材料となります。
企業は入社後のパフォーマンスを最大限に引き出すために、一人ひとりの性格や価値観、能力を考慮しながら「どの部署や職種が適しているのか」を慎重に検討します。
例えば、論理的思考力が高く、分析力に優れている人はデータ分析や経営企画のような職種に向いているかもしれません。
一方、コミュニケーションが得意で、柔軟に対応できる人は営業やカスタマーサポートなどの対人業務に適している可能性があります。
配属のミスマッチを防ぐことで、早期の離職リスクを低減できるだけでなく、社員が長期的に活躍できる環境を整えることが可能です。
企業にとっても、新入社員がスムーズに業務に適応し、即戦力として貢献してくれれば、組織全体の生産性向上につながります。
このように、ミキワメの結果を活用することで、企業は「適材適所の人員配置」を実現し、従業員のパフォーマンスを最大化しようとしているのです。
採用合否の判断材料の1つ
企業はミキワメの結果を「採用選考の判断材料」としても活用しようとしています。
面接・筆記試験・エントリーシートの内容と合わせて、総合的に評価を行うための1つの要素として活用しているのです。
特に「企業文化との相性」「ストレス耐性」「思考の傾向」などは面接だけでは判断しにくい要素です。
そこで、適性検査のデータを補完的に活用することで、より客観的な基準で採用の可否を決定しようとする企業も増えています。
例えば「チームでの協調性を重視する企業」では協調性が高く、周囲とのコミュニケーションを円滑に行える人材が求められます。
また「リーダーシップが求められるポジション」では自発的に行動し、周囲を巻き込む力を持っている人物が求められます。
こうした特性を持つ候補者かどうかを、ミキワメのデータを活用して見極める企業は少なくありません。
また、採用後の「育成方針を事前に立てやすくなる」というメリットもあります。
1人ひとりの能力や性格傾向を診断することで「どのような研修やフォローを行うべきか」を事前に計画できるため、新入社員向けの研修プログラムをより細かく組めるようになります。
メンタルケアの一環
メンタルケアの一環としてミキワメを活用する企業もあります。
例えば「真面目すぎてプレッシャーに弱い」と診断が出た人の場合は、その人が安心して働けるように、業務量の調整やメンタル系のサポート体制を整えることが可能です。
また「ストレス耐性はあるものの、無理をしすぎてしまう傾向にある」人を採用する場合は残業時間を人事にしっかりとチェックしてもらうなど、適切なフォロー体制を整えられるようになります。
こうした取り組みを通じて、社員のエンゲージメント向上や組織の定着率向上につなげることが可能です。
そして、サポートがあることで会社にメリットがあるのはもちろん、社員も安心して業務に取り組むことができ、生産性にも寄与することでしょう。
【ミキワメとは】ミキワメの例題
では多くの人が気になっているであろうミキワメの例題を紹介します。
以下の4つはミキワメで出題されることが多いため、あらかじめ確認しておいてください。
例題1
Q.あなたはチームで目標達成を目指す際にどのような役割を担うことが多いですか?
- リーダーシップを発揮して、チームを引っ張っていく
- メンバーの意見を調整し、チームワークを重視する
- 計画立案やタスク管理を行い、プロジェクトを推進する
- 実行担当として、具体的な作業に集中する
この設問ではあなたがチームの中でどのような役割を担い、どのように貢献するのかを把握することで、行動特性やリーダーシップ、協調性などを評価しています。
もちろん正直に答えることが大切ですが、もし2つ以上の選択肢に当てはまってしまう場合は「今後自分がどうなりたいか」を基準に考えてみるのも良いでしょう。
例題2
Q.あなたは新しい環境にどのように適応しますか?
- 積極的に周りの人とコミュニケーションを取り、関係性を築く
- まずは情報収集を行い、状況を冷静に分析する
- 過去の経験を活かし、柔軟に対応する
- 自分なりに工夫し、積極的に課題解決に取り組む
この設問では新しい環境への適応力や問題解決能力を確認しています。
また、主体性があるかどうかも見られている場合が多いです。
これまでの学生生活において、新しく部活やクラブに入った時のこと、アルバイトを始めた時のことなど、新しい環境に飛び込んだ際にどのように馴染んでいったのかを思い出しながら答えるようにしてください。
例題3
Q.あなたは困難な状況に直面した時、どのように乗り越えますか?
- 諦めずに、粘り強く解決策を探し続ける
- 周囲の人に相談し、協力を得ながら解決を図る
- 気分転換を行い、リフレッシュしてからまた挑戦する
- 自分を信じ、前向きに乗り越えようとする
この設問では困難な状況に直面した際の対応について尋ねることで、ストレス耐性や問題解決能力、周囲と円滑にコミュニケーションを取ることができるかどうかを確認している場合が多いです。
これまで困難に直面した時のことを思い出しながら「どのように乗り越えたのか」「どのようにストレスを解消してきたのか」を考え、回答すると良いでしょう。
例題4
Q.あなたはどのような仕事にやりがいを感じますか?
- 人の役に立ち、社会に貢献できる仕事
- 創造性を活かし、新しいものを生み出す仕事
- チームで協力し、共通の目標を達成する仕事
- 自分自身を成長させ、スキルアップできる仕事
この設問においてはあなたの仕事に対する価値観やモチベーション、そしてキャリアプランなどについて確認されている場合が多いです。
これまでどのような場面でやりがいを感じたのか、どのようなキャリアを歩んでいきたいのかなどについて考えながら回答してみてください。
【ミキワメとは】ミキワメの対策法
続いて、ミキワメの対策法について紹介します。
本番で良い結果を出すためにはどのような対策をすれば良いのか考えてみてください。
積極的に問題に取り組み、弱点改善に努めることが大切です。
性格検査は対策不要(正直に答えるのが重要)
まず、性格検査は対策不要であることを覚えておきましょう。
あくまで性格検査はあなたの価値観や行動特性を分析し、企業との相性を測る目的で実施されます。
正解や不正解が存在するわけではないため、特別な対策をする必要はありません。
むしろ、企業の求める人物像を意識しすぎて回答を無理やり作り込んでしまうと、矛盾が生じて一貫性のない回答になってしまう可能性もあります。
そのため、素直に答えることが最も重要です。
その結果をもとに、自分の強みや適性を理解することが求められます。
事前に自己分析を行い、自分の性格や価値観を把握しておくことで、より一貫性のある回答ができるようになります。
検査時には落ち着いて、自分の感覚に正直になることが大切です。
能力検査は問題集を解いて練習すると有利
能力検査はやはり問題集を解いて対策することがおすすめです。
言語理解・数的処理・論理的思考力などをチェックされるため、事前に入念な対策を行いましょう。
特に時間制限のある問題では素早く正確に解くスキルが求められるため、過去問や類似の問題を解いて形式に慣れておくことが重要です。
市販のSPIの対策本や適性検査の問題集を活用すれば出題パターンを把握でき、効率的に対策を進められます。
能力検査の問題はミキワメとSPIで大きく異なるわけではないため、必ずしもミキワメ専用の問題集を解かなければならないわけではありません。
また、実際にミキワメを受験した人が知り合いにいる場合はその人たちから情報を聞き出し、出題傾向を把握しながら自分の苦手分野を重点的に対策するのもおすすめです。
就活エージェントを利用しよう
具体的な対策方法がよくわからない方や、何から始めれば良いか悩んでいる方は就活エージェントに相談してみるのも選択肢の1つです。
就活エージェントは就活のプロであり、あなたが何を苦手としているのか、どの対策を行えば良いのかについて詳しくアドバイスしてもらえます。
また、他の就活対策も徹底的にサポートしてくれるため、いくつか登録しておくと良いでしょう。
弊社が運営している「ジョブコミット」ではエントリーシートの添削、ミキワメなどのWebテストの対策、面接練習など、様々なサポートを提供しています。
完全無料で利用できるため、気になる方はぜひ登録してみてください。
【ミキワメとは】その他の適性検査
最後に、ミキワメだけでなくその他の適性検査についても紹介して、この記事を終えたいと思います。
就活においてはミキワメよりもさらにポピュラーな適性検査がいくつもあり、遭遇する可能性が少なくありません。
それぞれの問題を把握しておくことで、心構えができるだけでなく、入念な対策もできるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
SPI
SPIは最も多くの企業で採用されている適性検査の1つです。
言語能力と非言語能力を測定するテストと性格検査で構成されています。
言語能力のテストでは語彙力・読解力・文法の正確性などが問われ、文章を正しく理解し、適切に処理する力が求められます。
非言語能力のテストでは数的処理や図表の読み取り、論理的思考を必要とする問題が出題され、割合や確率の計算、集合の関係を判断する問題なども出されます。
また、SPIにもミキワメと同様に性格検査が含まれており、正直に答えることが大切です。
以下の記事ではSPIについてさらに詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
GAB
GABは総合商社や金融機関などでよく採用されている適性検査です。
言語能力・計数能力・論理的思考力を測定するテストと性格検査で構成されています。
言語能力のテストではビジネス文書を読み解くような形式の問題が多く出題されます。
計数能力のテストでは四則演算や割合・比率・グラフの読み取りなど、数的処理能力を測る問題が出題されるため、金融業界を志望する人は特にしっかりと対策しておきましょう。
論理的思考力のテストでは与えられた情報を整理し、論理的な推論を問う能力が試されます。
図や表から結論を導く問題や、前提条件をもとに正しい選択を見極める問題を練習しておくと良いでしょう。
性格検査は他のテストと同様に受験者の価値観や行動特性を評価するものであり、正直に答えることを心がければ特別な対策は必要ありません。
以下の記事ではGABについてさらに詳しく紹介しています。
CAB
CABはIT企業やコンサルティングファームでよく採用されている適性検査です。
特に、論理的思考力や空間把握能力を測る問題が多く出題されるのが特徴です。
一般的な言語や計数の問題に加え、図形や記号を用いた問題が中心となっており、図形の回転や展開、パターンの法則性を見抜く力が重要になります。
CABの試験ではスピードと正確性が重視され、短時間で多くの問題を解く必要があるため、効率よく回答する力が求められます。
試験前に問題形式に慣れておき、時間配分を意識しながら練習を積むことがポイントです。
IT業界やコンサルティング業界では論理的な思考力が求められるため、CABの結果が選考に大きく影響することもあります。
玉手箱
皆さんが一度は名前を聞いたことがあるであろう、玉手箱の対策も入念に行っておきましょう。
日本エス・エイチ・エル社が提供する適性検査で、様々な業界で活用されています。
能力検査と性格検査に加えて、想像力や発想力を評価する問題が含まれているのも特徴です。
能力検査では言語・計数・論理の各分野から出題され、文章読解力やデータの処理能力が試されます。
言語分野ではビジネス文書の読解問題が多く、適切な要約や情報の整理が求められます。
計数分野では表やグラフを用いた数値分析の問題が出題され、データを素早く読み取り、正確に判断する能力が必要です。
問題形式が多様で、空欄補充問題や同義語選択問題など、他の適性検査にはあまり見られないタイプの問題も含まれているため、一度は問題を解いておいた方が良いでしょう。
以下の記事では玉手箱についてさらに詳しく紹介しています。
BRIDGE
BRIDGEは株式会社リーディングマークが提供する適性検査で、ミキワメと同じ会社によって作られています。
ミキワメとの相違点は「より能力検査に重点を置いている」点です。
思考力や問題解決能力をより深く評価するために用いられることが多く、言語・数理・論理の各分野において、より高度な思考力を問う問題が出題されます。
言語分野では文章の要旨を正しく把握し、論理的に解釈する力が求められます。
数理問題では計算力はもちろんのこと、複雑なデータの処理や分析が必要になることも多いです。
問題の難易度は比較的高く、時間制限の中で素早く回答するスキルが求められるため、入念な対策が必要と言えるでしょう。
まとめ
今回は「ミキワメ」という適性検査が何なのか、他のテストとどのような違いがあり、どのような対策をすれば良いかなどについて詳しく紹介しました。
ミキワメは応募者が入社した際にどのような仕事が向いているか、どうすればストレスなく働けるかを確認するために用いられることが多いテストです。
ミキワメを導入している企業は比較的ホワイトで、働きやすい企業である可能性が高いため、企業選びのポイントの1つともなるでしょう。
ぜひ本記事で紹介した内容を踏まえた上で、しっかりと対策を行い、自信を持って本番に臨んでください。