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- IT業界について
- IT企業の就職偏差値ランキング
- IT業界に向いている人の特徴
- 難関IT企業に内定するための対策
- 業界研究中の人
- IT業界に興味がある人
- 自分がIT業界に向いているか知りたい人
- IT業界の対策について知りたい人
はじめに
IT業界は成長市場であり、高収入かつ将来性のある職種が非常に多いです。
つまり、多くの学生が目指しており、ライバルが非常に多い業界であると言えます。
そこで、今回は2025年のIT業界の就職偏差値ランキングについて紹介しつつ、各企業の特徴や対策方法などについて詳しく紹介します。
まだ志望企業が明確になっていない方はもちろん、明確に入りたい企業がある方も参考にしていただけるため、ぜひ活用してみてください。
【IT業界の就職偏差値】IT業界について
まず、IT業界全体の理解をしておきましょう。
IT業界はコンピューターやソフトウェア、ハードウェア、インターネット、データ処理、情報システムなどに関連する幅広いビジネスを行う業界です。
大量のデータを分析してビジネスに役立つ考察を提供するような業務や、マーケティング、販売予測、顧客行動の分析などもIT業界の業務に当てはまります。
以下の記事ではIT業界についてより詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
【IT業界の就職偏差値】IT業界の就職偏差値とは?
IT業界の就職偏差値についても考えてみましょう。
一般的に、外資系のIT企業や大手コンサル系のIT企業は選考難易度が非常に高く、就職偏差値も非常に高いとされています。
一方で、成長中のスタートアップ企業や国内の中堅IT企業などは専門性や実力が評価されやすく、しっかりと対策をすれば、学歴や経歴に自信が無い方でも、内定を獲得できる可能性があります。
偏差値の基準
IT業界の就職偏差値は主に選考の難易度、企業の人気度、そして待遇の3つの要素を軸に評価されます。
選考難易度とは筆記試験のレベルや面接の厳しさ、求められるIT関連のスキルなどが挙げられます。
人気度とはブランド力、業界内での評価、求職者の志望度などです。
そして待遇は初任給や年収の上昇幅、福利厚生、労働環境の良さなどが挙げられます。
これらの3つを総合的に判断したものが、就職偏差値というものです。
【IT業界の就職偏差値】IT企業の就職偏差値ランキング
続いて、IT企業の就職偏差値ランキングについて、偏差値ごとに紹介しつつ、どのような特徴があるのかについても説明します。
どのような企業が当てはまるのか、どのようなスキルが求められるのかを紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
【偏差値70以上】トップレベルのIT企業
偏差値70以上のIT企業にはGoogle日本、マイクロソフト日本、Apple Japanなどの外資系IT企業が名を連ねています。
いずれも世界的に影響力のあるテクノロジー企業であり、最新の技術を駆使しながらイノベーションを生み出すことを目標としています。
プログラミングスキルや技術力が高いだけでは内定を得られず、グローバルの視点はもちろん、論理的思考力や問題解決能力も必須で、就職難易度は非常に高いです。
また、英語が必須であるケースがほとんどで、社内の公用語が英語であることも少なくありません。
そのため、技術力だけでなく、英語でのコミュニケーション能力や資料作成能力も必須です。
外資系IT企業の特徴
外資系IT企業は英語が必須になることが多く、先ほども話したように、社内公用語が英語に設定されている企業も多いです。
業務においてはメールや会議資料作成などが全て英語で行われる場合もあり、TOEIC800点以上の英語力が求められます。
特にエンジニア職やプロジェクトマネージャー職は海外のチームと連携しながら業務を進めることが多いため、技術的な内容を英語でやり取りできるスキルが必須です。
また、グローバルな環境で働く機会が多く、海外の拠点との協業や海外転勤のチャンスがある点も大きな特徴と言えます。
海外でのキャリアアップを視野に入れている人にとって、挑戦しがいのある環境です。
【偏差値65~69】高難易度IT企業
偏差値65から69の高難易度IT企業には野村総合研究所、AWSジャパン、Salesforce、Ciscoなどの国内外の有力企業があります。
クラウドサービスやITコンサルティングを提供する企業が多く、技術スキルだけでなく論理的思考力や問題解決能力が必須です。
特にAWSやセールスフォースはSaaSやクラウド領域のリーダー企業として知られており、成長市場でのキャリア構築が期待できるでしょう。
いずれも高度な専門性と論理的思考力が求められるため、目指す場合は関連資格の取得やインターンシップへの参加が必須です。
また、先ほど紹介した偏差値70以上のトップレベルのIT企業と同様に、実践的な英語力が必要とされるケースが少なくありません。
ITコンサル型企業の特徴
ITコンサル系企業の特徴としては、クライアントの課題を解決するために戦略立案からシステム導入を支援する企業である点が挙げられます。
クライアントは金融機関や大手メーカー、官公庁など多岐にわたりますが、いずれも大規模であることが多いです。
論理的思考力やプレゼン能力はもちろん、プロジェクトマネジメントスキルも重要視されます。
システムの設計・開発を直接行うこともありますが、クライアントのビジネスモデルを理解し、最適なITソリューションを提案することが主な役割です。
ITエンジニアリングの知識が必須となる場合もありますが、文系出身者でも活躍できるフィールドが多いのが特徴です。
SaaS企業の特徴
SaaS企業はクラウドベースのソフトウェアを提供し、近年急成長している業界です。
従来のソフトウェアはパッケージとして販売される形が一般的でした。
しかし、SaaSはインターネット経由でサービスを利用できるため、導入の手軽さや継続的なアップデートが強みとなっています。
特にSalesforceやAWSは企業向けのクラウドサービス市場で高いシェアを誇り、多くの企業が業務のデジタル化やDX推進のために導入を進めています。
SaaS企業ではエンジニアリングスキルに加えて、顧客の業務改善を実現するカスタマーサクセスの概念が重要視されます。
また、サブスクリプション型のビジネスモデルを採用しているため、顧客との長期的な関係構築が必要とされるのも特徴です。
【偏差値60~64】有名IT企業・成長企業
就職偏差値が60から64の有名IT企業や成長を続ける企業にはサイバーエージェント、楽天、ソニー、LINE、DeNAなどの国内大手IT企業が挙げられます。
Webサービス、エンターテインメント、EC、SNS、ゲームなど幅広い事業を展開しているのが特徴で、日本国内で高い知名度を誇るIT企業ばかりです。
インターネットサービスやプラットフォーム事業に強みを持つ企業が多く、マーケティングやデータ分析の活用が重視される傾向にあります。
技術力はもちろんのこと、マーケティングスキルが求められる点も特徴です。
ベンチャー企業の特徴
ITベンチャー企業では少人数のチームで業務を進めることが多く、新卒でも重要なプロジェクトに関わる機会が豊富にあります。
大手企業では数年かけて経験を積んだ後に任されるような業務でも、ベンチャー企業では入社直後から挑戦できる環境が整っていることが少なくありません。
そのため、主体的に学び成長していきたいと考えている人にとって、大きなチャンスを得られる企業であると言えます。
また、事業の成長スピードが速く、新しい技術やサービスの開発に積極的な企業が多いのも特徴です。
さらに、エンジニア、マーケティング、営業などの職種間の垣根が低く、幅広いスキルを身につけられる点も特徴と言えます。
【IT業界の就職偏差値】IT企業の職種と求められるスキル
IT企業にはどのような職種があるのか、それぞれの役割や求められるスキルについて紹介します。
まず職種の概要を説明した後に、求められるスキルについても触れていくため、気になる職種があればぜひ参考にしてみてください。
- 営業職
- コンサルタント職
- マーケティング職
- エンジニア職
- プログラマー職
- IT事務職
営業職
営業職は企業向けにソフトウェアやクラウドサービスを提案し、契約を獲得することが主な仕事です。
BtoBが主流で、自社の製品やサービスを通じてどのような解決策を提供できるかを考えながら提案を行うことが多いです。
IT企業の営業ではSaaSやクラウドサービス、ネットワークソリューションなど、専門的な技術を理解した上での提案が求められることが特徴と言えます。
成果に応じてインセンティブが支給される点は他の営業職と同じであり、実績を積むことで高収入を得られる可能性があるのも魅力の1つです。
飛び込み営業よりもインサイドセールスが主流になりつつあり、営業手法が変化しているのがトレンドの1つであると言えます。
営業職に求められるスキル
営業職には顧客のニーズを的確に把握し、最適なソリューションを提案する力が求められます。
したがって、コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルが必要です。
また、顧客が抱える課題を理解するためにはヒアリング能力やリサーチスキルも必要と言えます。
特にIT業界では営業職でも技術的な知識が求められるため、クラウドサービスやSaaS、セキュリティなどの基本的なITリテラシーが不可欠です。
プログラミングなど、技術に関する細かい知識までは必要ありませんが、ITの仕組みや製品の特徴を理解し、それを分かりやすく伝える力は必須と言えます。
コンサルタント職
コンサルタント職は企業の課題解決を支援し、システム導入やDXの推進に関与する職種です。
クライアントが抱える業務の非効率性や経営課題を分析し、最適なITソリューションを提案・実装して企業の成長をサポートします。
戦略策定から実際のシステム導入、運用改善まで広範囲に携わることが多く、IT知識とビジネススキルの両方が求められるのが特徴です。
また、クライアントとの関わりが多く、経営層や現場の担当者と直接やり取りを行う機会が頻繁にあります。
よって、ITエンジニアのように技術開発を行うというよりは「ITを活用したビジネスの最適化」や「業務プロセスの改善」に携わる機会が多く、文系・理系を問わず活躍できる職種だと言えます。
コンサルタント職に求められるスキル
コンサルタントには最適なITソリューションを提案するための高い論理的思考力が必須です。
また、クライアントと直接やり取りをする機会が多いため、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力も求められます。
専門知識の少ないクライアントにも分かりやすく説明できるスキルが必須であるため、ITの専門用語を適切にかみ砕いて伝えられると、活躍できるでしょう。
そして、プロジェクトを円滑に進めるためのマネジメントスキルも必要不可欠です。
また、ITコンサルティング案件は複数の関係者が関与するため、スケジュール管理やタスク調整を適切に行う能力も求められます。
マーケティング職
IT業界のマーケティング職はWeb広告、SNS運用、データ分析などを活用し、製品やサービスの売上向上を担う役割を果たします。
特にSaaS企業やECサイト、アプリ開発企業ではデジタルマーケティングが重要であり、ターゲット層に応じた戦略の立案や実行が必要です。
Web広告、SEO対策、コンテンツマーケティングを駆使して顧客を獲得・育成することも主な業務となります。
また、SNSの影響力が高まる中、X、Instagram、TikTokなどの運用を通じてブランドの認知度を高めることも重要です。
データに基づいた意思決定が求められるため、施策の効果を数値化し、継続的に改善を行うことが求められます。
マーケティング職に求められるスキル
マーケティング職には基本的なマーケティング知識に加えて、データ分析スキルが必須です。
特にGoogleアナリティクスやBIツールなどを活用し、ユーザーの行動データを解析する能力が必要です。
データをもとに施策の効果を検証し、改善策を立案できるスキルがあれば、より実践的なマーケティングが可能になります。
また、ターゲット層に適した広告やコンテンツを作成するためのライティングスキルやクリエイティブがあると就活で有利でしょう。
広告文やSNS投稿、ブログ記事などにおいてターゲットに響く文章を書ける人は、どの企業からも「ひっぱりだこ」になるはずです。
エンジニア職
エンジニアはシステム開発やインフラ構築を担当し、企業のIT基盤を支える職種です。
Webサービスの開発、アプリケーションの構築、クラウドシステムの運用など、様々な分野を担当します。
企業の業務効率化や新規サービスの創出に貢献するため、プログラミングスキルや最新の技術トレンドを学び続ける姿勢が必要です。
また、IT業界の技術革新が進む中、AIやデータ分析、ブロックチェーンなどの最先端技術を扱うエンジニアは特に市場価値が高いとされています。
クラウド技術の普及によりインフラエンジニアの需要も高まっており、AWSやGCPなどのクラウドサービスに精通した人材は特に評価されるでしょう。
エンジニア職に求められるスキル
エンジニア職にはシステムの設計・開発を行うためのプログラミングスキルが必須です。
Python、Java、C++などのプログラミング言語を習得し、実践的なコーディング能力を身につけることが重要です。
また、フロントエンド、バックエンド、モバイルアプリ開発など、自分が専門とする分野の知識を深めることも求められます。
加えて、データベースやサーバー管理に関するインフラ知識や、クラウド技術の理解も必要です。
クラウド環境でのシステム構築スキルがあると、より幅広い業務に対応でき、重宝されます。
また、開発チームで協力してプロジェクトを進めるため、チームワークやコミュニケーション能力も重要です。
プログラマー職
プログラマーはシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーが作成した仕様に基づいてプログラムを実装する職種です。
エンジニアと混同されがちですが、プログラマーの方がプログラミングに専念します。
ただし、企業によってはプログラマーとシステムエンジニアが明確に区別されていない場合もあります。
ソフトウェア、アプリケーション、モバイルアプリ、業務システムなど、様々な分野の開発に携われる仕事です。
未経験者でも比較的挑戦しやすい職種ですが、実務経験や個人開発の実績があると、採用時に評価されやすくなります。
また、経験を積んだ後にシステムエンジニアへキャリアアップして給与・市場価値を高めることも可能です。
プログラマー職に求められるスキル
プログラマーには仕様に沿って正確にプログラムを作成するためのコーディングスキルが必須です。
Java、Python、C#などのプログラミング言語の知識が重要であり、加えてアルゴリズムやデータ構造の理解も求められます。
効率的なプログラムを書き、システムの動作速度や保守性を向上させることも仕事の1つです。
また、チーム開発が多いため、Gitなどのバージョン管理ツールの活用スキルも必要です。
Dockerなどの開発環境を効率化するツールの知識があると、インフラやクラウド環境での開発にも対応しやすくなります。
IT事務職
IT事務は社内システムの管理やデータ入力、ヘルプデスク業務などを担当します。
一般的な事務職よりも、より深いIT知識が求められます。
プログラミングなどを行うことは多くありませんが、社内のPCやソフトウェアの設定、社員からの技術的な問い合わせ対応、データ整理などが主な業務です。
また、在宅勤務やフレックスタイム制を導入している企業も多く、ワークライフバランスを重視する人に向いている職種とも言えます。
IT事務職に求められるスキル
IT事務職には社内システムの管理やデータ入力を効率的に行うためのPCスキルが必須です。
Excel、Word、PowerPointなどの操作に慣れていることは前提であり、特にExcelの関数やマクロを活用できるとデータ処理業務をスムーズに進めることができます。
また、Googleスプレッドシートなどの業務効率化ツールの活用スキルも身につけておくと良いでしょう。
正確な事務処理能力や、他の部署と連携するためのコミュニケーションスキルも重要です。
さらに、ヘルプデスク業務では社内の従業員からの技術的な問い合わせに対応しなければならないため、基礎的なITリテラシーも求められます。
【IT業界の就職偏差値】IT業界に向いている人の特徴
続いて、IT業界に向いている人の特徴について紹介します。
以下の5つの項目のうち、自分がいくつ当てはまるか確認してみてください。
もし当てはまる項目が少ない場合は企業に応募するまでに少しでも改善できるよう取り組んでみることをおすすめします。
- 好奇心が旺盛
- 論理的な考え方ができる
- 集中力がある
- 自主性に長けている
- 柔軟な考えが得意
好奇心が旺盛
IT業界では新しい技術が次々と生まれるため、知識を更新し続ける姿勢が必須です。
プログラミング言語の進化や、AI、ブロックチェーン、クラウド技術の発展など、業界の変化が早いため、常に学び続けることが求められます。
新しいツールやフレームワークの導入も頻繁に行われるため、変化を楽しみながら積極的に知識を吸収できる人こそ、IT業界で活躍できると言えるでしょう。
また、課題を解決するための最適な手段を模索し続ける能力も求められるため、探究心がある人に向いていると言えます。
論理的な考え方ができる
IT業界の仕事のほとんどはシステム開発、プログラミング、Webデザインなど、論理的な思考が求められるものです。
プログラムのバグを修正する際や、最適なアルゴリズムを考える時には感覚的な思考ではなく、ロジックに基づいた判断が不可欠です。
システム開発では要件を整理し、設計を組み立て、実装するという工程を踏む必要があり、論理的なアプローチができる人が求められます。
Webデザインでも、ユーザーの導線を考慮し、視認性や操作性を向上させるなど、論理的な考え方はどのような仕事においても必要とされる要素です。
集中力がある
エンジニアやデータサイエンティストなどの職種は長時間にわたってコードを書いたり、分析作業を行ったりすることが多く、高い集中力が求められます。
特にプログラミングでは1つのミスがシステム全体に影響を与えることがあるため、細かい部分まで注意を払うことが必要です。
また、複雑な問題に取り組む際は特に論理的に考えながら試行錯誤を繰り返す場面が多いため、短期的な集中力はもちろん、長時間継続できる集中力が重要です。
ただ夢中になって作業するだけでなく、冷静にミスを防ぎながら作業を続けられる能力がある人こそ、IT業界に向いていると言えるでしょう。
自主性に長けている
IT業界は技術の変化が激しく、企業が研修で全てを教えてくれるわけではないため、自分で学習し続ける姿勢が不可欠です。
新しいプログラミング言語や開発ツールが登場した際、それを自ら学び、業務に活かせるよう努力できる人は成長が早いです。
また、業務中に不明な点が出てきた時でも、ただ指示を待っているのではなく、自分で調べて解決策を見つける積極性が求められます。
自主的に新しい技術を学び、スキルアップを継続できる人はIT業界でスムーズにキャリアアップできるでしょう。
柔軟な考えが得意
IT業界では技術の進化や市場の変化に伴い、従来のやり方に固執せず、新しい方法を積極的に取り入れる姿勢が必要です。
従来のオンプレミス環境からクラウド環境への移行が進んでいるように、過去の常識が通用しなくなる場面も少なくありません。
また、開発手法においても、従来のウォーターフォール型からアジャイル開発への移行が進んでおり、変化に対応できる柔軟性が求められます。
積極的に知識やスキルを吸収しながら、自分の考え方を更新し続けることができる人こそ、IT業界で長く活躍できるでしょう。
【IT業界の就職偏差値】難関IT企業に内定するための対策
続いて、難関のIT企業から内定を獲得するために必要な対策を紹介します。
以下の対策を入念に行えば、就職偏差値が高く、内定が難しいとされる企業からも内定がもらえるかもしれません。
ぜひ、実践してみてください。
自己分析をする
どの業界にも共通する必須の対策として、自己分析が挙げられます。
特にIT業界ではエンジニア、データサイエンティスト、コンサルタント、マーケティングなど様々な職種があるため、自分の適性を理解し、どの職種を目指すかを明確にする必要があります。
また、論理的思考力や問題解決能力が求められるため、自分がこれまでにどのような課題を解決してきたか、どのような方法で困難を乗り越えてきたかを振り返ることも有効です。
また、友人や先輩、教授、キャリアセンターのスタッフなどに他己分析してもらうのも良いでしょう。
IT業界を目指す理由を明確に言語化し、面接で説得力のある志望動機を話せるように準備することも求められます。
自己分析の詳しい方法については以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、参考にしてみてください。
インターンシップに参加する
難関のIT企業ではインターンシップの経験が大きなアドバンテージとなることが多く、特に外資系企業では採用選考の一環として扱われるケースもあります。
GoogleやAWSではインターンに参加した学生の中から優秀な人材を選び、本選考の一部を免除することも多いです。
また、野村総合研究所やサイバーエージェントなどの国内企業も、インターン経験者を優先的に評価する傾向があり、選考の際に有利に働くことも少なくありません。
実際の業務を経験できるだけでなく、企業文化や働く環境を理解することも可能です。
とはいえ、人気が高い企業ほど倍率が非常に高く、締め切りも早い傾向にあるため、エントリーの時期や応募条件を事前に確認し、早めに対策を進めることをおすすめします。
インターンについては以下の記事でさらに詳しく紹介しているため、参考にしてみてください。
技術力を鍛える
難関のIT企業では高いプログラミングスキルやアルゴリズムの知識が求められるため、技術力を磨くことが不可欠です。
GoogleやMicrosoftなどの外資系企業ではコーディングテストの難易度が高く、ハッカソンなどの経験が内定獲得の鍵となることもあります。
アルゴリズムの理解を深め、質の高いコードを書く練習を積み重ねることで、選考の突破率を高めることができます。
また、実務経験のアピールとして、GitHubに自分の開発プロジェクトを公開することもおすすめです。
オープンソースのプロジェクトに貢献したり、個人で開発したWebアプリや機械学習モデルをポートフォリオとして整理したりすれば、企業側に実力を示せます。
英語力を鍛える
外資系のIT企業を目指す場合、英語力は必須のスキルです。
社内の公用語が英語である企業も多く、メールや会議、技術ドキュメントの読み書きに対応できるレベルの英語力が求められます。
少なくともTOEIC700~800点以上のスコアを獲得しておくことが望ましいとされており、GoogleやAWSのトップ企業では900点以上が求められることもあります。
グローバルな環境で活躍できるチャンスが広がるのも英語を学ぶメリットです。
GoogleやAWSでは海外のエンジニアと協働する機会が多く、英語でのコミュニケーション能力が重要視されます。
また、英語で実施される面接もあるため、事前に英語での技術的な説明やプレゼンの練習をしておくのも良いでしょう。
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオを作成しておけば、自分のスキルを分かりやすく証明できるため、ぜひ用意しておきましょう。
どのような技術を使い、どのような課題を解決したのかを示す資料として活用できます。
開発したアプリやシステムの概要、使用した技術、工夫した点、得られた成果を具体的に説明できるよう整理しておくことが重要です。
GitHubなどのプラットフォームを活用し、コードや技術記事を公開することで、自分の技術力を客観的に証明することも可能です。
特に難関IT企業は実践的なスキルを重視するため、一目であなたのスキルの高さが分かるような資料を用意しておくことを推奨します。
以下ではポートフォリオの重要性や作成方法について詳しく紹介しています。
就活エージェントを利用する
就活エージェントを利用することで、よりスムーズに就活を進めることが可能です。
エントリーシートの作成や面接の練習はもちろん、企業の情報収集なども一緒に行ってくれるため、忙しい就活生にとって心強い味方となります。
特に弊社が提供している「ジョブコミット」では非公開求人の紹介なども行っているため、思わぬ好条件の求人が見つかることもあります。
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【IT業界の資格について】IT業界の就活に有利な資格
IT業界の就活において、取得しておくと役立つ可能性が高い資格を紹介します。
以下の4つの資格はITに関する基本的な知識やスキルがあることを証明できるものであり、取得しておいて損はありません。
また、就活本番までに合格できなかったとしても、学習を通じて体系的にITの基礎を理解できるため、勉強をするだけでも十分に良い対策となります。
ITパスポート
ITパスポートはITに関する基礎知識を証明する国家資格です。
試験範囲は情報セキュリティ、ネットワーク、データベース、経営戦略などであり、IT業界の基本的な仕組みを体系的に学べます、
エンジニア職はもちろん、ITコンサルタントや営業職を志望する方にもおすすめです。
文系の方がIT業界を目指す場合、ITパスポートを取得しておくことで業界理解が深まり、面接でも学習意欲をアピールしやすくなります。
また、試験は選択式で比較的難易度が低く、独学でも十分に合格を狙えるため、就活の第一歩としてチャレンジしても良いでしょう。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験はエンジニアやプログラマーを目指す方におすすめの国家資格です。
試験範囲はアルゴリズム、データ構造、ネットワーク、データベース、セキュリティなど、システム開発に必要な基礎知識を網羅しています。
特にプログラミングに関する問題もあるため、プログラマー志望の方にとっては重要な資格です。
合格率は約25%とやや難易度が高く、アルゴリズムや数学的な知識が必要なため、過去問対策が重要です。
また、企業によってはこの試験の合格を昇進の要件としているところもあるため、就職後のキャリアアップにもつながるでしょう。
OCJP
OCJPはJavaプログラミングスキルを証明する資格で、試験ではJavaの文法やオブジェクト指向の概念、例外処理、コレクションAPI、マルチスレッド処理など、実践的な知識が問われます。
OCJPを取得しておけば、Javaを活用する職種を目指す場合、他の候補者と大きく差別化を図ることができます。
特に金融系や業務システムの開発を行う企業ではJavaが広く使用されているため、OCJPの取得は技術力の証明として有効です。
また、学習を通じてJavaの基本を体系的に学ぶことができるため、実務未経験の方にとってはスキル習得の指針にもなるでしょう。
MOS
MOSはMicrosoft Officeの操作スキルを証明する資格で、特にIT事務や営業、マーケティング職を目指す方におすすめです。
Excelの高度な関数やマクロの活用、PowerPointでの資料作成スキルなど、業務効率を高める実践的なスキルを証明でき、IT業界に限らず、幅広い職種で役立つ資格です。
また、比較的短期間で取得可能なため、就活が近づいている、または就活中の方でも取得しやすい点もメリットと言えます。
特にIT企業ではデータ分析やレポート作成の場面が多いため、Excelのスキルを持っていると業務をスムーズに進めることができます。
また、MOSの上位資格である「エキスパート」レベルを取得すると、より高度なスキルを証明できるため、余裕があれば挑戦してみても良いでしょう。
まとめ
今回はIT業界における就職偏差値について紹介しつつ、どのような企業があるのか、どのようなスキルが求められるのか、そしてどのような職種があるのかなどについて解説しました。
IT業界は非常に人気が高く、ライバルも多いですが、人材不足の企業も多くあります。
理系の方はもちろん、文系の方でも入念に対策を行えば、第一志望の企業への内定は十分に可能です。
ぜひ本記事で紹介した対策を実践し、希望の企業の内定獲得を目指してください。





