【2025最新版】人気メガベンチャー企業ランキング!大手との違いや就職難易度も解説

【2025最新版】人気メガベンチャー企業ランキング!大手との違いや就職難易度も解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・メガベンチャーの売上ランキング
・メガベンチャーの給料ランキング
・メガベンチャーの時価総額ランキング

この記事をおすすめしたい人

・メガベンチャーに興味がある人
・メガベンチャーに関して詳しく知りたい人
・具体的な企業を知ることで効率的に選考を進めていきたい人

目次目次を全て表示する

メガベンチャーとは

メガベンチャーとは、どのような特徴を持った企業なのでしょうか。

メガベンチャーには知名度が高く、就活生から人気の企業も多いです。

名前にベンチャーという言葉が入っていますが、ベンチャー企業とは少し違う特徴をもっています。

ここでは、メガベンチャーの特徴や大手企業との違いなどを詳しく解説します。

メガベンチャーの特徴

メガベンチャーとは、元々は革新的な技術やビジネスモデルを持つベンチャー企業としてスタートし、その後、急速な成長を遂げて大企業に匹敵する規模になった企業群を指します。

多くはIT・Web業界に属しています。

経営基盤の安定性や充実した福利厚生といった大企業の側面と、意思決定のスピード感、挑戦を推奨するフラットな組織文化、若手にも裁量権が与えられるといったベンチャー企業の気質を併せ持つ点が特徴です。

新しい技術や価値を提供し続けることで成長してきた背景があり、変化への対応力や成長意欲の高い人材が集まる傾向にあります。

メガベンチャーの就職難易度

メガベンチャーへの就職難易度は一般的に高いと言われています。

大企業並みの安定性とベンチャー企業の成長機会や挑戦的な社風を兼ね備えていることから人気が高く、多くの就職希望者が集まるため、競争倍率は大手企業以上になることも少なくありません。

特に有名企業では倍率が30倍を超えることもあります。

新卒採用も行われていますが、専門的なスキルや主体性、成果を出す意欲などが重視される傾向が強く、中途採用で経験者を獲得することも多いです。

入社を目指すには、早期からの企業研究や選考対策、インターンシップへの参加などが重要になります。

メガベンチャーとその他の企業との違い

メガベンチャーは、設立からの年数が浅く、意思決定や事業展開のスピードが速い傾向にあります。

これらの特徴を大手企業や中小企業と比較した際、どのようなメガベンチャーの実態が浮かび上がってくるのでしょうか。

ここでは、メガベンチャーとその他の企業との違いを詳しく解説します。

ベンチャー企業との違い

メガベンチャーは、ベンチャー企業として設立された後、事業が成功し、企業規模が著しく大きくなった企業を指します。

一方、ベンチャー企業は、一般的に設立間もない、あるいは成長途上にある革新的な技術やビジネスモデルを持つ企業全般を指します。

主な違いは規模と安定性です。

メガベンチャーは従業員数や売上高、時価総額などが大きく、経営基盤が安定していますが、ベンチャー企業は比較的小規模で、事業の成功や成長の度合いには幅があります。

メガベンチャーはベンチャーの挑戦的な精神を残しつつも、より確立された組織や制度を持っています。

大手企業との違い

メガベンチャーと伝統的な大手企業との主な違いは、企業の成り立ちと文化、意思決定のスピードにあります。

メガベンチャーは比較的新しく、ベンチャー企業から急成長した背景を持つため、変化への対応が速く、新しい挑戦を推奨する文化が根強い傾向があります。

意思決定のプロセスも比較的シンプルで迅速です。

一方、大手企業は長い歴史を持つことが多く、安定性や確立された組織体制が特徴ですが、意思決定に時間がかかったり、年功序列の文化が残っていたりする場合もあります。

中小企業との違い

メガベンチャーと中小企業の違いは、成長の経緯と事業領域、企業規模にあります。

メガベンチャーは、主にIT分野などで革新的なサービスや技術を軸に急成長し、大企業並みの規模になった企業です。

一方、中小企業は、業種や規模、成長の仕方も多岐にわたり、必ずしも急成長や革新性だけを特徴とするわけではありません。

メガベンチャーは特定の新しい市場で大きなシェアを獲得していることが多いですが、中小企業は地域密着型や特定のニッチ市場で安定した経営を行っている企業も多く含まれます。

ユニコーン企業との違い

メガベンチャーとユニコーン企業の最も大きな違いは、評価額の基準と上場の有無です。

ユニコーン企業とは、「評価額が10億ドル以上」かつ「未上場」のスタートアップ企業を指す言葉です。

つまり、将来の大きな成長が期待される、設立から間もない非公開企業が対象です。

一方、メガベンチャーは、既に大きく成長し、多くの場合上場している企業を指します。

過去にユニコーン企業であった企業が、成長して上場し、メガベンチャーと呼ばれるようになるケースもありますが、定義上、ユニコーンは未上場であることが条件です。

メガベンチャーが人気な理由

メガベンチャーは、大企業に匹敵する安定した経営基盤を持ちながら、ベンチャー企業特有のスピード感や革新性を併せ持つため、現代の就職市場で非常に人気を集めています。

ここではさらに詳しくメガベンチャーが人気な理由を解説します。

年功序列制の崩壊

従来の日本企業を支えてきた終身雇用や年功序列制度が崩壊しつつある現代において、個人の能力と成果が正当に評価され、早期のキャリアアップが見込めるメガベンチャーの実力主義的な評価体制が求められています。

年功序列制のもとでは、勤続年数に応じて昇進・昇給が決まるため、特に優秀な若手社員のモチベーション維持が難しいという課題がありました。

一方、メガベンチャーの多くは設立からの歴史が浅く、能力や成果に応じて若手でも重要なポジションやプロジェクトの責任者に抜擢される文化があります。

これにより、社員は自身の市場価値を意識し、安定した環境のもとでスピーディな成長を実現できるため、キャリア形成を重視する現代の若手層にとって大きな魅力となっています。

働き方の多様化

ライフスタイルや価値観が多様化する中で、メガベンチャーは柔軟な働き方を可能にする制度を積極的に導入しており、これも人気の大きな理由です。

旧来の大企業に比べて、フレックスタイム制やリモートワーク、ワーケーションなどの制度設計が柔軟であるケースが多く、従業員は仕事と私生活のバランスを取りやすくなります。

特にITを主軸とする企業が多いため、場所や時間に縛られない高い生産性を追求する文化があり、子育てや介護、自己啓発など、個々の事情に合わせた柔軟なキャリア継続が可能です。

また、成果主義と相まって、「働く時間」ではなく「出した成果」で評価される環境は、場所や時間を選ばない働き方を強く後押しし、現代人の多様なニーズに応えています。

テクノロジーの進化

メガベンチャーは、ITやデジタル技術を事業の中核に据えている企業がほとんどです。

絶え間なく進化するテクノロジーを活用し、常に新しいビジネスモデルやサービスを市場に投入することで急成長を遂げています。

この環境に身を置くことで、社員は最先端の技術やビジネスのトレンドに触れながら働くことができ、自身の専門スキルやイノベーション能力を高いレベルで磨くことが可能です。

また、技術の進化に対応するため、新規事業の立ち上げや事業転換に対する柔軟性とスピード感を常に持っています。

社会を変革するような大きなチャレンジができる環境と、それに対応するための潤沢な資金力が、技術革新をリードしたいと考える意欲的な人材を引きつけています。

メガベンチャー企業一覧

・楽天グループ
・LINEヤフー
・リクルートホールディングス 
・サイバーエージェント
・メルカリ
・ディー・エヌ・エー
・エムスリー
・GMOインターネットグループ 
・ミクシィ
・GREE 
・Sansan
・ビジョナル
・マネーフォワード
・freee
・レバレジーズ 
・ラクスル
・弁護士ドットコム
・SHIFT
・ユーザベース
・ビズリーチ
・カカクコム
・エン・ジャパン

具体的なメガベンチャーの企業として、どのような企業が挙げられるのでしょうか。

ここでは、メガベンチャーに分類されることが多い具体的な企業を挙げていきます。

楽天グループ

インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を創業事業とし、現在ではEコマース、トラベル、デジタルコンテンツなどの「インターネットサービス」、クレジットカード、銀行、証券、保険、電子マネーなどの「フィンテックサービス」、そして携帯キャリア事業である「モバイルサービス」の3つを主要セグメントとしています。

70以上のサービスを有機的に結びつけ、共通の会員IDと「楽天ポイント」プログラムを軸にした「楽天エコシステム」を構築しているのが最大の強みです。

これにより、ユーザーは多様なサービスをシームレスに利用でき、グループ全体の顧客基盤強化とクロスユース促進に繋がっています。

近年はモバイル事業への積極投資が注目されており、事業ポートフォリオの多角化とグローバル展開を推進しています。

LINEヤフー

2023年10月にZホールディングス、LINE、ヤフーなどが合併し誕生した、日本最大級のインターネットサービス企業です。

月間利用者数9,600万人超のコミュニケーションアプリ「LINE」と、同じく月間利用者数が多いポータルサイト「Yahoo! JAPAN」という強力なプラットフォームを保有しています。

これらを基盤に、検索、ニュース配信、天気予報といったメディア事業、インターネット広告事業、「Yahoo!ショッピング」や「ZOZOTOWN」などのEコマース事業、そしてコード決済「PayPay」を中心としたフィンテック事業など、人々の生活に根差した多岐にわたるサービスを提供。

「『WOW』なライフプラットフォームを創り、日常に『!』を届ける。」ことをミッションに掲げています。

リクルートホールディングス 

「まだ、ここにない、出会い。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人ユーザーと企業クライアントを結びつけるマッチングプラットフォームを多角的に展開しています。

主要事業は、求人検索エンジン「Indeed」や転職サイト「リクナビNEXT」などを擁するHRテクノロジー事業と、住宅情報「SUUMO」、結婚情報「ゼクシィ」、飲食・美容情報「ホットペッパー」などの販促領域を扱うマッチング&ソリューション事業です。

傘下には人材派遣大手のスタッフサービスも有します。

近年はSaaSソリューション提供による中小企業の業務・経営支援にも注力。

積極的にM&Aも活用し、グローバル展開を加速させています。

サイバーエージェント

1998年の創業以来、インターネット広告事業で国内トップクラスの地位を築いています。

高い運用力とクリエイティブ力を強みとし、AI技術を活用した広告効果の最大化にも注力しています。

メディア事業では、独自の番組制作も行う新しい未来のテレビ「ABEMA」が代表的で、他に国内最大級のブログサービス「Ameba」なども運営。

ゲーム事業では「ウマ娘 プリティーダービー」のような大ヒット作を複数創出し、収益の柱となっています。

若手人材の抜擢や新規事業への挑戦を推奨する企業文化も特徴で、「21世紀を代表する会社を創る」ことをビジョンとしています。

メルカリ

個人間で簡単かつ安全にモノの売買ができるフリマアプリ「メルカリ」を提供し、日本のCtoC市場を牽引する存在です。

累計出品数は30億品を突破するなど、多くのユーザーに利用されています。

「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」というグループミッションのもと、不要品を価値あるものに変える二次流通市場の活性化に取り組んでいます。

スマホ決済サービス「メルペイ」も展開し、アプリ内で完結する決済体験や後払いサービス「メルペイスマート払い」を提供しています。

暗号資産やNFTなど新たな価値交換の仕組みにも挑戦しています。

ディー・エヌ・エー

モバイルゲームの開発・運営を主力とし、「Mobage」プラットフォームや、「逆転オセロニア」「ポケモンマスターズ EX」といった人気タイトルを提供しています。

エンターテインメント領域での強みを活かし、ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」や「IRIAM」といったライブストリーミング事業も成長。

さらに、ヘルスケア・メディカル分野への進出や、プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」、プロバスケットボール「川崎ブレイブサンダース」の運営を通じたスポーツ事業にも力を入れ、多角的な事業ポートフォリオを構築しています。

エムスリー

インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を一人でも増やし、不必要な医療コストを一円でも減らすこと」をミッションに、医療従事者向け専門サイト「m3.com」を運営しています。

日本の臨床医の9割以上が登録するこのプラットフォームを基盤に、製薬会社向けのマーケティング支援(医師・薬剤師のキャリア支援、開業コンサルティング、電子カルテサービス、ゲノム・治験関連事業など、医療分野における多様なサービスを展開しています。

M&Aも積極的に行い、米国、英国、中国、インドなどグローバルに事業を拡大しています。

GMOインターネットグループ 

すべての人にインターネット」をコーポレートキャッチとし、インターネットの基盤を支えるサービスを幅広く提供しています。

ドメイン取得サービス「お名前.com」やレンタルサーバー「ConoHa WING」「ロリポップ!」などを擁するインターネットインフラ事業が中核です。

これに加え、インターネット広告・メディア事業、金融事業(GMOあおぞらネット銀行、GMOクリック証券など)、暗号資産事業(取引所「GMOコイン」、マイニング)の4つのセグメントで事業を展開。

多数のグループ会社を通じて、個人から法人まで多様な顧客にサービスを提供しています。

ミクシィ

「心もつながる」コミュニケーションを生み出すことを目指し、複数の事業を展開しています。

最大の収益源は、スマホゲーム「モンスターストライク」を中心とするデジタルエンターテインメント事業です。

近年はスポーツ事業に注力しており、Jリーグクラブ「FC東京」やBリーグクラブ「千葉ジェッツ」の経営権を取得したほか、競輪・オートレースのネット投票サービス「TIPSTAR」も運営。

また、家族向け写真・動画共有アプリ「みてね」は国内外でユーザー数を伸ばしており、ライフスタイル事業の柱となっています。

GREE 

モバイルインターネットサービスの黎明期にSNS「GREE」や世界初のモバイルソーシャルゲーム「釣り★スタ」を提供した企業です。

現在は、長年培ってきたゲーム開発・運営ノウハウを活かしたゲーム事業を継続しつつ、アバターを用いたライブ配信アプリ「REALITY」を中心とするメタバース事業に注力し、グローバル展開を進めています。

その他、人気IPを用いたコンテンツ事業、法人向けのDX支援事業、国内外のスタートアップへの投資事業など、多角的な事業展開を通じて新たな成長機会を追求しています。

Sansan

「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションに、法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を提供し、同市場で圧倒的なシェアを誇ります。

名刺情報を正確にデータ化し、組織内で共有・活用することで、営業力の強化や業務効率化を支援しています。

近年は事業領域を拡大し、インボイス管理サービス「Bill One」、契約データベース「Contract One」、法人向けデータ統合基盤「Sansan Data Hub」など、企業のDXを後押しする複数のSaaSを提供しています。

「ビジネスインフラ」としての存在感を高めています。

ビジョナル

「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、多様な産業の変革を目指す事業開発会社です。

中核となるのはHR Tech領域で、ハイクラス人材向け転職プラットフォーム「ビズリーチ」や、人材データの活用を促進する「HRMOS」シリーズを展開。

さらに、求人検索エンジン「スタンバイ」、事業承継M&Aプラットフォーム「ビズリーチ・サクシード」、物流DXプラットフォーム「トラボックス」、サイバーセキュリティサービスなど、多岐にわたる分野で新規事業を創出・展開しています。

マネーフォワード

「お金を前へ。人生をもっと前へ。」をミッションに、個人・法人双方にお金に関する課題解決サービスを提供しています。

個人向けには、家計簿・資産管理アプリ「マネーフォワード ME」が広く利用されています。

法人・個人事業主向けには、「マネーフォワード クラウド」ブランドで、会計、請求書発行、経費精算、給与計算、勤怠管理など、バックオフィス業務を効率化する多様なSaaSを提供しています。

金融機関やSaaS企業との連携・協業にも積極的で、オープンなプラットフォーム戦略を推進しています。

freee

スモールビジネスを、世界の主役に。」をミッションに掲げ、特に中小企業や個人事業主のバックオフィス業務効率化を支援するクラウドサービスを提供しています。

「freee会計」「freee人事労務」を中核とし、会計処理の自動化、給与計算、勤怠管理、請求書発行などを統合的に行えるプラットフォームを構築。

簿記の知識がなくても直感的に使えるUI/UXに強みを持ち、クラウド会計ソフト市場で高い認知度とシェアを獲得しています。

API連携などを通じて外部サービスとの連携も強化しています。

レバレジーズ 

「関係者全員の幸福追求」を理念に、IT、医療、介護、若年層などの領域で多角的に事業を展開する企業です。

ITエンジニア・クリエイター専門の人材サービス「レバテック」、看護・介護・保育・栄養士などの医療福祉分野に特化した人材サービス「レバウェル」が事業の中核を担っています。

その他、若年層向けキャリア支援「キャリアチケット」、M&A仲介、海外事業、オンライン診療プラットフォーム「レバクリ」など、社会課題の解決に貢献することを目指し、事業領域を拡大し続けています。

ラクスル

「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンのもと、伝統的な産業にインターネットを持ち込み、産業構造の変革を目指すプラットフォーム事業を展開しています。

印刷のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を祖業とし、テレビCMプラットフォーム「ノバセル」、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」、コーポレートITのデバイス&SaaS管理「ジョーシス」へと事業領域を拡大しています。

M&Aも活用しながら、BtoB領域を中心に複数の産業でプラットフォーム戦略を推進しています。

弁護士ドットコム

「専門家をもっと身近に」を理念に、法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」を運営。

月間サイト訪問者数は1,000万人を超え、法律トラブルを抱える個人や法人と弁護士・専門家をつなぐ日本最大級のプラットフォームとなっています。

また、契約業務のDXを推進するクラウド型電子契約サービス「クラウドサイン」は、導入企業数・送信件数ともに国内トップクラスのシェアを誇る主力事業に成長しています。

税務相談サイト「税理士ドットコム」なども運営しています。

SHIFT

ソフトウェアの品質保証・テスト事業を中核とする企業です。

無駄をなくしたスマートな社会の実現」を目指し、ソフトウェア開発工程におけるテスト工程の非効率性に着目。

独自のテスト方法論「CAT検定」を持つ人材育成、標準化された管理手法、見積もり手法などを強みに、高品質かつ効率的なテストサービスを提供しています。

近年は、テスト事業で培った知見を活かし、ソフトウェア開発事業やITコンサルティング事業にも進出しています。

高い成長率を維持し、IT業界における品質保証のリーディングカンパニーとしての地位を確立しています。

ユーザベース

経済情報で、世界を変える」をパーパスに掲げ、経済情報に関連する複数のサービスを提供しています。

法人向けには、企業・業界情報やニュース、統計データなどを網羅した経済情報プラットフォーム「SPEEDA」を提供し、企業の経営企画、M&A、市場調査などを支援しています。

個人向けには、国内外の経済ニュースやオリジナル記事・動画コンテンツを配信するソーシャル経済メディア「NewsPicks」を展開。

専門家やユーザーのコメント機能が特徴です。

その他、スタートアップ情報「INITIAL」やB2Bマーケティング支援なども行っています。

ビズリーチ

ビズリーチは、即戦力人材に特化した会員制の転職サイトです。

従来の求人情報サイトとは異なり、企業やヘッドハンターが登録者の職務経歴書を閲覧し、直接スカウトを送るという仕組みが特徴です。

これにより、自分から求人を探すだけでなく、これまで知らなかったキャリアの可能性に出会えるチャンスが広がります。

また、年収1,000万円以上のハイクラス求人も多く、質の高いキャリアチェンジを目指す人々に支持されています。

キャリアアップを真剣に考える人が集まるプラットフォームとして、近年大きな成長を遂げています。

カカクコム

カカクコムは、商品やサービスの価格比較サイトを運営する企業です。

ユーザーは、家電やパソコン、日用品など、幅広い商品の最安値情報を手軽に調べられます。

また、価格情報だけでなく、実際に商品を使った人々の口コミやレビューも豊富に掲載されており、購入を検討する上で重要な判断材料となります。

近年は、グルメ情報サイト「食べログ」や映画情報サイト「映画.com」など、価格比較以外の分野でもサービスを展開しています。

消費者にとって有益な情報を提供することで、日々の買い物や意思決定をサポートしています。

エン・ジャパン

エン・ジャパンは、求人情報サイト「エン転職」を中心に、人材サービス事業を展開する企業です。

同社のサービスは、求人情報を単に掲載するだけでなく、企業の採用担当者や社員がどのような人なのか、職場の雰囲気はどうかといった、求人票だけでは分からない情報を丁寧に伝えることに力を入れています。

これにより、応募者が入社後のギャップを感じにくく、企業と求職者のミスマッチを防ぐことを目指しています。

他にも、人材紹介や適性テストなど、企業の人材採用に関する幅広いサービスを提供しており、企業の成長と個人のキャリア形成を支援しています。

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【売上編】メガベンチャーランキング

1位:楽天グループ(約2兆1090億円)
2位:LINEヤフー(約1兆8147億円)
3位:サイバーエージェント(約7,202億円)
4位:エムスリー(約2,303億円)
5位:メルカリ(約1,980億円)

直近の通期売上高に基づいたメガベンチャー上位5社のランキングでは、まず楽天グループが約2.1兆円で首位、次いでLINEヤフーが約1.8兆円で2位となり、両社が圧倒的な規模を示しています。

これらはEC、金融、広告、通信など多角的な事業展開で巨大な収益基盤を築いています。

3位には広告事業を祖業とし、ゲームやメディア事業でも成功を収めているサイバーエージェントが約7200億円で続きます。

4位のエムスリーは約2300億円で、専門性の高い医療IT分野での強さが際立ちます。

5位のメルカリはフリマアプリを核に急成長し、約1800億から2000億円規模に達しています。

【時価総額編】メガベンチャーランキング

1位:リクルートホールディングス(約 11兆8,200億円)
2位:LINEヤフー(3兆7,800億円)
3位:楽天グループ(約 1兆7,400億円)
4位:エムスリー(1兆1,800億円)
5位:サイバーエージェント(約 6,080億円)

このランキングを見ると、まずリクルートホールディングスが約11.8兆円と、2位以下を大きく引き離してトップに立っていることが分かります。

これは、同社が人材や販促領域におけるプラットフォームビジネスで国内外で成功し、巨大な企業価値を築き上げていることを示しています。

2位のLINEヤフー、3位の楽天グループも数兆円規模の時価総額を誇り、それぞれコミュニケーション・メディア、Eコマース・金融といった分野で日本のデジタル経済に不可欠な存在となっています。

4位のエムスリーは医療IT、5位のサイバーエージェントは広告・ゲーム分野で高い専門性と成長性を示しています。

これらの企業は、元々はベンチャーとしてスタートしながらも、各々の分野で革新的なサービスを展開し、大企業に匹敵する規模へと成長した代表例と言えるでしょう。

【給料編】メガベンチャーランキング

1位:M&A総研ホールディングス(約 2,688万円)
2位:ビジョナル(約 1,119万円)
3位:LINEヤフー(約 1,064万円)
4位:メルカリ(約 1,016万円)
5位:エムスリー(約 974万円)

1位のM&A総研ホールディングスが約2688万円と突出して高い点が特徴です。

これは、M&A仲介という事業が極めて高い成果報酬を伴うビジネスモデルであること、また比較的新しい組織で高パフォーマンス人材が集まっていることなどを反映した特殊な事例と考えられます。

続く2位のビジョナルはハイクラス向け転職プラットフォーム「ビズリーチ」の成功、3位LINEヤフー、4位メルカリ、5位エムスリーは、それぞれインターネットサービス、フリマアプリ、医療ITという分野で高い成長性と市場価値を確立している企業の給与水準を示しています。

個々の給与は、その役割や成果、経験によって大きく異なるという点に注意しましょう。

【ホワイト編】メガベンチャーランキング

1位:リクルートホールディングス
2位:freee
3位:Sansan
4位:ディー・エヌ・エー (DeNA)
5位:レバレジーズ

このランキングで上位に挙がる企業は、従業員の働きやすさに関する評価が高い傾向にあります。

具体的には、リクルートホールディングスは以前から働きがい改革を進めており、多様な働き方やキャリア支援制度が評価されているようです。

freeeやSansanといったSaaS企業は、比較的新しい企業文化を持ち、柔軟な働き方やフラットな組織風土が支持されることが多いです。

DeNAやレバレジーズも、社員の成長機会や福利厚生、ワークライフバランスへの配慮などが口コミサイトで肯定的に評価される傾向が見られます。

ただし、「ホワイト」の感じ方は個人の価値観に大きく左右され、ランキングはあくまで指標の一つです。

メガベンチャーに就職するメリット

・挑戦の機会がある
・成長を実感できる
・教育制度が整っている
・大きな規模の事業に携われる
・福利厚生が充実している

メガベンチャーで働くメリットは、どのような部分にあるのでしょうか。

ここでは、メガベンチャーに就職するメリットを5つのポイントに絞って紹介します。

挑戦の機会がある

メガベンチャーは、急速な事業拡大や市場の変化に対応するため、常に新しい挑戦を求めています。

年次や経験に関わらず、新規事業の立ち上げ、未開拓市場への進出、革新的な技術導入など、難易度が高く刺激的なプロジェクトに参加できるチャンスが豊富にあります。

既存の枠組みにとらわれない柔軟な組織文化も多く、自ら課題を発見し、解決策を提案・実行することが奨励されます。

変化を恐れず、主体的に行動することで、他では得難い経験を積み、自身の市場価値を高める挑戦が可能です。

成長を実感できる

メガベンチャーの最大の特徴である事業成長のスピードは、個人の成長実感にも直結します。

市場の変化に対応し、次々と新しい課題に取り組む過程で、短期間に多様なスキルや知識を吸収せざるを得ません。

また、若手でも責任ある仕事を任され、その成果が事業の拡大に直接影響を与える場面も多くあります。

自分の仕事が目に見える形で会社の成長に貢献していると感じられることは、大きなやりがいと成長実感につながります。

困難な挑戦を乗り越える経験そのものが、自身の確かなステップアップとなるでしょう。

教育制度が整っている

スタートアップ段階を越えたメガベンチャーでは、事業規模の拡大に伴い、人材育成への投資も積極化する傾向があります。

多くの企業で、新卒・中途向けの導入研修に加え、専門スキルや語学、リーダーシップ開発など、多様な研修プログラムが提供されています。

社内大学制度や資格取得支援、書籍購入補助などを設けている場合も少なくありません。

OJT中心の初期段階とは異なり、体系的な学びの機会と自己啓発を支援する制度が整備されている点は、安定した成長を目指す上で大きなメリットと言えるでしょう。

大きな規模の事業に携われる

メガベンチャーの多くは、数百万、時には数千万単位のユーザー基盤を持つサービスや、社会インフラに近い役割を担う事業を展開しています。

こうした環境では、自分の仕事が多くの人々の生活や社会に直接的な影響を与える、スケールの大きな業務に携わることができます。

技術職であれば、膨大なデータやトラフィックを扱うシステムの設計・運用、企画職やマーケティング職であれば、広範囲なユーザーにリーチする施策の立案・実行など、事業規模の大きさゆえのダイナミックな経験と達成感を得られる機会が豊富にあります。

福利厚生が充実している

優秀な人材を惹きつけ、維持するために、メガベンチャーは福利厚生の充実に注力する傾向があります。

法定福利に加えて、独自の魅力的な制度を導入している企業が少なくありません。

例えば、無料または安価な食事提供、社内カフェ、フィットネス施設の利用補助、充実した家賃補助や家族手当、ユニークな休暇制度などが挙げられます。

また、リモートワークやフレックスタイム制度など、柔軟で生産性の高い働き方を支援する環境整備も進んでいます。

スタートアップ期に比べ、より手厚いサポートが期待できるでしょう。

メガベンチャーに就職するデメリット

・実力主義に適応できないと厳しい
・大企業に比べて基本給が低いことが多い
・ストレスを感じる場合がある

メガベンチャーに就職するデメリットがある一方で、メガベンチャーに就職するデメリットも存在します。

ここでは、メガベンチャーに就職するデメリットを5つのポイントに絞って紹介します。

実力主義に適応できないと厳しい

多くのメガベンチャーでは、年功序列よりも個人の成果や能力を重視する実力主義・成果主義が色濃く反映されています。

これは、年齢や経験に関わらず活躍できるチャンスがある一方、常に高いパフォーマンスを発揮し、具体的な結果を出し続けることが求められる環境でもあります。

変化のスピードに対応し、主体的に学び、貢献できなければ、評価や昇進で差がつきやすく、厳しい立場に置かれる可能性も否定できません。

競争環境や成果へのプレッシャーに適応できない場合は、精神的な負担を感じることもあります。

大企業に比べて基本給が低いことが多い

伝統的な大企業、特に金融やメーカーなどと比較した場合、メガベンチャーでは月々の固定給である「基本給」が相対的に低い水準に設定されていることがあります。

これは、急成長企業特有の報酬哲学として、業績連動賞与やストックオプションなど、成果や企業価値向上への貢献をより直接的に反映するインセンティブ部分を手厚くする傾向があるためです。

そのため、総支給額では高額になる可能性があっても、安定した固定給部分を重視する価値観とは合わない場合があり、デメリットと感じられる可能性があります。

ストレスを感じる場合がある

メガベンチャー特有のスピード感、絶え間ない変化、そして成果への高い要求は、人によっては大きなストレス要因となり得ます。

新規事業の立ち上げ期や急成長フェーズでは、業務量が増大し、長時間労働が必要になる場面も少なくありません。

また、役割定義が曖昧だったり、組織変更が頻繁に行われたりすることで、先行き不透明感からストレスを感じることもあります。

ワークライフバランスの確保が難しい時期があることや、常に学び続ける必要性も、プレッシャーとなる可能性があるでしょう。

メガベンチャーに向いている人

・当事者意識をもって仕事ができる人
・適応力がある人
・仕組み化とカオスの両方に対応できる人
・協調性がある人
・向上心がある人

メガベンチャーに向いている人は、どのような特徴を持った人なのでしょうか。

ここでは、メガベンチャーに向いている人の特徴を徹底的に解説します。

当事者意識をもって仕事ができる人

メガベンチャーでは、事業が急拡大する中で、一人ひとりが自分の業務範囲を限定せず、会社全体の課題を自分事として捉える姿勢が不可欠です。

指示を待つのではなく、自ら課題を発見し、解決策を考え、周囲を巻き込みながら実行に移せる力が求められます。

このような主体的な動きは、変化の速い市場で勝ち抜くための推進力そのものです。

個々に与えられる裁量が大きい分、その責任も伴いますが、それをやりがいと感じ、自律的に動ける人材が事業成長の原動力となります。

適応力がある人

組織変更、新規事業の立ち上げ、突然の方針転換はメガベンチャーの日常茶飯事です。

昨日まで常識だったことが、今日には通用しなくなることも珍しくありません。

このような予測不能な状況をストレスと感じるのではなく、新しい挑戦の機会と捉えて楽しめる前向きな姿勢が重要になります。

安定した環境や確立された手順を好む人よりも、むしろ環境の変化に素早く適応し、新しいスキルや知識を貪欲に吸収し続けられる柔軟性を持つ人が、組織と共に大きく成長していくことができます。

仕組み化とカオスの両方に対応できる人

メガベンチャーは、スタートアップ特有の熱量やスピード感を保ちつつも、組織の急拡大に伴い、業務を標準化し、仕組み化していく過渡期にあります。

そのため、まだルールが定まっていないカオスな状況でも、自ら考えて最善の行動を取れる能力と、同時に、事業をスケールさせるための仕組みづくりに貢献できる論理的思考力の両方が必要です。

どちらか一方に偏るのではなく、目の前のタスクをこなしながら、将来を見据えて再現性のある形を構築していく、優れたバランス感覚が求められます。

協調性がある人

事業規模が大きくなるにつれて、各部署の専門性は高まっていきます。

マーケティング、開発、営業など、それぞれの領域で深い知識と経験を持つプロフェッショナルとして成果を出すことが期待されます。

しかし、自分の専門領域に閉じこもるのではなく、他分野の専門家と円滑にコミュニケーションを取り、リスペクトし合う姿勢が不可欠です。

複数の部署が連携することで初めて大きなプロジェクトは成功するため、高い専門性とチーム全体で成果を出す協調性を両立できる人材が重宝されます。

向上心がある人

メガベンチャーの最も大きな魅力の一つは、会社の急成長に伴って生まれる数多くの成長機会です。

新しいポジションが次々と生まれ、若手であっても責任ある大きな仕事を任されるチャンスが豊富にあります。

このような環境を最大限に活かし、自身のキャリアアップと会社の成長を重ね合わせて考えられる強い向上心が大切です。

現状に満足せず、常に半歩先のスキルや視点を身につけようと努力し、会社の成長が自らの成長に直結することに喜びを感じる人材が、メガベンチャーで輝かしい成果を出すことができます。

メガベンチャーに向いていない人

・受け身な人
・変化を嫌う人
・確立された完璧な手順を求める人
・協調性がない人
・成長意欲がない人

メガベンチャーに向いていない人は、どのような特徴を持った人なのでしょうか。

ここでは、メガベンチャーに向いていない人の特徴を徹底的に解説します。

受け身な人

業務内容や手順が細かく定められており、上司から明確な指示があるまで動かない、という働き方に慣れている人は、メガベンチャーの環境で戸惑うことが多いでしょう。

ここでは、常に変化する状況の中で自ら課題を発見し、解決策を考えて行動することが求められます。

受け身の姿勢では、仕事がないと感じてしまったり、周囲のスピード感についていけなかったりします。

主体性や自走力が重視されるため、手取り足取り教えてもらうことを期待していると、放置されていると感じてしまうかもしれません。

変化を嫌う人

メガベンチャーの最大の特徴は、絶え間ない変化と成長です。

組織再編や事業方針の転換、役割の変更などが頻繁に起こります。

これに対し、決められた仕事を決められた手順で毎日着実にこなしたい、という安定志向の強い人にとっては、この環境は非常に大きな精神的負担となります。

変化をリスクやストレスと捉え、できるだけ避けたいと考える傾向がある場合、次々と起こる変革の波に対応しきれず、疲弊してしまう可能性が高いです。

確立された完璧な手順を求める人

業務マニュアルや研修制度が完璧に整備され、すべての業務フローが明確になっている環境を求める人には、メガベンチャーは不向きです。

多くの場合、企業自体が発展途上であり、仕組みをまさに今作っている段階にあります。

そのため、ルールが未整備であったり、前例のない問題に直面したりすることが頻繁にあります。

こうした状況に対して、不完全であると不満を感じるのではなく、カオスの中から最適解を見つけ、自ら仕組みを構築していく姿勢が求められます。

協調性がない人

自分の仕事の範囲はここまで、と明確に線引きし、他部署の業務には関心を示さないような縦割り意識の強い人も適応が難しいでしょう。

メガベンチャーでは、部門の垣根を越えたプロジェクトが数多く立ち上がります。

他の専門分野を持つメンバーと協力し、それぞれの知識を掛け合わせることで、大きな成果を生み出していきます。

自分の領域だけに固執し、チーム全体としての成功よりも個人の役割を優先する姿勢は、組織の成長を妨げる要因となり得ます。

成長意欲がない人

もちろんワークライフバランスは重要ですが、仕事をあくまで生活のための手段と割り切り、定められた時間以上に自身の能力を高めるための学習や自己研鑽に全く興味がない、というスタンスの人も馴染むのが難しいかもしれません。

周囲には、仕事を通じて自己実現を目指し、知的好奇心旺盛に学び続ける意欲的な社員が多いためです。

会社の成長スピードに個人の成長が追いつかないと、次第に仕事についていくのが困難になり、居心地の悪さを感じるようになります。

メガベンチャーの選考の流れ

メガベンチャーの選考は、どのような流れで進んでいくのでしょうか。

ここでは、メガベンチャーの選考の流れを詳しく解説します。

メガベンチャーのインターンシップの流れ

インターンは、夏休み期間の8月から9月にかけて実施されることが多いため、その選考は大学3年生の5月頃から始まります。

選考は、まずエントリーシートやWebテスト、コーディングテストなどから始まり、その後複数回の面接が実施されます。

面接では、インターンへの参加意欲だけでなく、なぜその企業で働くことを志望するのか、入社後に何を成し遂げたいかといった、将来的なビジョンについても問われる傾向があります。

インターンシップの期間は1日から数週間に及ぶものまで様々ですが、いずれも企業理解を深める貴重な機会です。

また、優秀な成績を収めた参加者には、本選考の一部が免除されたり、早期選考ルートに案内されるなどの優遇措置が用意されていることが多く、本選考を有利に進めるためにも、インターンシップへの参加は必須と言えるでしょう。

メガベンチャーの本選考の流れ

メガベンチャーの本選考は、一般的な大企業よりも早く開始される傾向にあります。

大学3年生の冬、具体的には12月から3月にかけて内定が出るケースも珍しくありません。

これは、優秀な学生をいち早く確保したいという企業の狙いがあるためです。

選考のフローは、ESとWebテストに始まり、複数回の面接が実施されるのが一般的です。

面接は、一次面接で人柄やコミュニケーション能力、二次面接で思考力やポテンシャル、そして最終面接で入社への熱意や企業とのマッチング度合いなど、段階的に評価されることが多いです。

また、メガベンチャーでは、事業提案やグループワークといった独自の選考プログラムを設けている企業もあります。

これは、ビジネスに対する洞察力やチームでの協調性、そしてロジカルな思考力を測るためです。

本選考を通じて、単なる知識だけでなく、実践的な能力や成長への意欲が問われるため、早めの準備が鍵となります。

メガベンチャーのOB・OG訪問の流れ

本選考が本格化する前の大学3年生の夏から秋にかけて行うのが効果的です。

多くの就活生が動き始める前に、社員の方から直接、企業や仕事のリアルな話を聞くことで、より深い企業理解を得ることができます。

まず、OB・OGを探すことから始めます。

大学のキャリアセンターや就職サイト、知人からの紹介など様々な方法がありますが、企業によっては専用のマッチングサービスを利用している場合もあります。

連絡を取る際は、丁寧なメールでアポイントメントを取り、訪問目的を明確に伝えましょう。

訪問当日は、事前に用意した質問リストをもとに、インターネット上にはない生の情報を聞き出すことが重要です。

例えば、社内の雰囲気、社員同士の関係性、仕事のやりがいや大変さ、そしてご自身のキャリアパスなどについて質問すると良いでしょう。

訪問後は、必ずお礼のメールを送ることも忘れずに行いましょう。

これらのプロセスを通じて、選考に臨む上での志望動機の強化や、企業とのマッチング度合いの確認を行うことができます。

メガベンチャーの選考を突破する方法

メガベンチャーの選考を突破するためには、どのように対策を進めていけばいいでしょうか。

ここでは、メガベンチャーの選考を突破する方法を紹介します。

早いうちから動き出す

メガベンチャーは採用活動を通年で行っていることが多く、優秀な人材を見つけ次第、早期に内定を出す傾向があります。

そのため、大学3年生の夏や冬のインターンシップ募集時期を待つのではなく、大学の早期段階から情報収集や応募を開始することが重要です。

特に、長期インターンシップに参加することは、企業文化や業務内容を深く理解する上で極めて有効です。

早期に企業との接点を持つことで、選考前に社員との関係性を築き、自身の適性を見極めることができます。

また、早期選考に参加することで、他の学生よりも先に選考経験を積み、本命企業の選考に臨む前に準備を万全にできるという時間的なアドバンテージを得られます。

志望動機を練りこむ

メガベンチャーは人気が高く応募者が多いため、「成長したい」「給料が高い」といった一般的な動機では差別化できません。

選考を突破するには、なぜ「この企業」でなければならないのかを論理的かつ情熱的に説明できる明確で独自性の高い志望動機が必要です。

そのためには、企業の事業内容、ミッション、ビジョン、企業文化を深く分析し、その中で自分が最も共感する点や貢献できる点を見つけ出す必要があります。

過去の経験や価値観と、企業の目指す方向性がどのように結びついているかを具体的に言語化し、「自分の入社が企業にとってどれほどの価値があるのか」を説得力を持って伝えることで、熱意と論理性を示すことができます。

入社後に何を実現したいかを明確にする

採用担当者は、入社後にどれだけ活躍してくれるかという貢献意欲と具体性を見ています。

「何となく成長したい」ではなく、「入社後○年以内に、自分のスキルを使って、御社の○○事業の課題を解決し、具体的な成果を実現したい」というように、具体的なアクションと達成したいインパクトを明確にすべきです。

これは、あなたが企業の事業や課題を深く理解している証拠であり、即戦力性とプロ意識をアピールすることにつながります。

実現したいことを明確にすることで、あなたのキャリアパスと企業の成長戦略が一致していることを示し、採用への本気度とコミットメントを強く印象づけることができます。

キャリアプランを明確にする

メガベンチャーは成長スピードが速く、組織や事業が変化しやすいため、自律的にキャリアを形成していく意欲のある人材を求めています。

選考では、入社後の3年後、5年後、10年後に「どのようなスキルを身につけ、どのようなポジションで何を成し遂げていたいか」という具体的なキャリアプランを問われることが多々あります。

このプランは、単なる希望職種を述べるだけでなく、企業の事業展開や業界の変化を見据えた上で、実現可能性と論理的な一貫性があることが重要です。

自身の成長意欲が企業の成長に直結していることを示し、長期的な視点で企業に貢献する意思をアピールすることで、企業と個人のWin-Winの関係を面接官に確信させることができます。

働いている社員に話を聞いてみる

OB・OG訪問やカジュアル面談を通じて、実際に働いている社員から話を聞くことは、選考対策として最も情報量が多く、差別化につながる手段です。

企業の公式情報だけでは分からない、リアルな働き方、組織の雰囲気、職場の課題、個人の価値観などを深く理解することができます。

得られた情報を志望動機や入社後に実現したいことに組み込むことで、「企業への理解度の深さ」と「カルチャーフィットの高さ」を効果的にアピールできます。

また、話を聞いた社員からポジティブなフィードバックを得られれば、それが選考過程で推薦材料となる可能性もあります。

質問は事前にしっかり準備し、入社への真剣さと高い学習意欲を示すことが大切です。

【業界別】メガベンチャーの志望動機

メガベンチャーの志望動機を業界ごとに紹介します。

自分の行きたいと考えている業界の志望動機を確認してみましょう。

IT業界

「社会インフラ」を高速で創造し、世の中の当たり前を変えるスピード感に強く魅力を感じているからです。
貴社は、数億人規模のユーザーを抱えるプラットフォームと圧倒的な技術力を有しています。
私は、その環境で最先端のAI・データ技術を活用し、既存の非効率を根底から覆すような新規事業の企画・開発に挑戦したいです。
特に、生活のあらゆる接点をデジタル化する貴社のサービスを通じて、単なる便利さの提供に留まらず、未来の生活様式そのものを定義するような「次世代のWOW」を創り出したいと考えています。

エンタメ業界

技術と創造性を融合させ、人々の「熱狂」を生み出す力に貢献したいからです。
特に、貴社がゲーム、映像、メディアなど多角的なコンテンツをITプラットフォーム上で展開するビジネスモデルは、従来の枠を超えた新しい体験を生む可能性を秘めています。
私は、ユーザーデータとトレンド分析に基づいた緻密なマーケティング戦略を実行し、世界中の人々の感情を揺さぶるようなキラーコンテンツをグローバルに展開したいです。
最高のエンターテイメント体験を届け、人々の人生をより豊かで刺激的なものに変える仕事に情熱を注ぎたいです。

人材業界

人材業界のメガベンチャーを志望する理由は、「働く」という人生の根幹に関わる課題を、テクノロジーで根本的に解決したいと考えるからです。
貴社は、圧倒的なデータベースとAIを活用したマッチング技術により、従来の非効率な採用プロセスを革新しています。
私は、このスケールと技術力を活かし、単なる求職者と企業の結びつけではなく、個人の潜在能力やキャリアビジョンを最大限に引き出すプラットフォームを企画したいです。
テクノロジーによって「個」と「組織」の可能性を最大化し、日本社会全体の生産性向上と幸福度の向上に貢献することが私の目標です。

ファンテック業界

「お金」を巡る非効率や不平等を解消し、金融サービスをすべての人に開放するというミッションに共感したからです。
貴社が提供する決済、資産運用、融資などのサービスは、数千万ユーザーのデータに基づき、従来の金融機関にはない利便性とパーソナライズ性を実現しています。
私は、ブロックチェーンや高度なセキュリティ技術に関わり、金融をより身近で安心できるものに変革したいです。
特に、モバイルベースでの革新を通じて、ユーザーの生活に溶け込んだ「空気のような金融体験」を創り出し、社会的な利便性の向上に貢献したいです。

医療業界

テクノロジーの力で医療資源の偏在を解決し、「誰もが質の高い医療にアクセスできる社会」を実現したいからです。
貴社は、オンライン診療プラットフォームや医療情報管理システムを通じて、膨大な医療データを保有しています。
私は、このデータを活用したAI診断支援システムや、効率的な医師・患者マッチングサービスの開発に携わりたいです。
日本の高齢化社会において、医療の質を維持しつつコスト効率を高めるという喫緊の課題に対し、ITベンチャーならではのスピードと革新性を持って貢献したいと考えています。

Saas業界

企業の「生産性」という普遍的なテーマを、革新的なプロダクトで変革し続ける貴社の姿勢に強く惹かれたからです。
貴社は、単なる業務効率化に留まらず、企業の働き方や組織文化そのものをアップデートするようなSaaSを提供しています。
私は、ユーザーの課題を深く理解する洞察力と、最新のAI技術を活用したプロダクト企画を通じて、企業成長に不可欠な「ビジネスOS」を構築したいです。
圧倒的なシェアを持つ貴社のプラットフォームで、日本中の企業の競争力強化を支援し、産業全体の進化に貢献したいです。

広告業界

広告業界のメガベンチャーを志望するのは、「データとクリエイティブの力」で、企業と生活者のコミュニケーションを最適化する貴社のビジネスに魅力を感じたからです。
貴社は、自社プラットフォームから得られる精度の高いユーザーデータを活用し、パーソナライズされた広告体験を実現しています。
私は、この大規模なデータ基盤を最大限に活かし、単に商品を売るためだけでなく、企業価値や社会的なメッセージを最も効果的に届ける戦略を立案したいです。
データドリブンな意思決定と、心を動かすクリエイティブの融合を通じて、広告の未来を創造していきたいです。

EC業界

EC業界のメガベンチャーを志望する理由は、「購買体験」を単なる取引から「感動体験」へと進化させる貴社の挑戦に共感したからです。
貴社は、決済、物流、マーケティング、すべてを自社プラットフォーム内で完結させるエコシステムを持っています。
私は、この強大なアセットを活かし、AR/VR技術を用いた仮想店舗体験や、AIによる超パーソナライズされたレコメンド機能など、未来のショッピング体験を企画・実現したいです。
生活者の購買行動を深く理解し、ECを通じて地方創生やサステナビリティといった社会的な課題解決にも貢献できる仕事に挑戦したいです。

製造業界

製造業界のメガベンチャーを志望する動機は、デジタル技術で日本の「ものづくり」のあり方を根底から革新する貴社の挑戦に参画したいからです。
貴社は、製造プロセスにIoT、AI、クラウド技術を導入し、設計から生産、サプライチェーンまでをデジタル化するスマートファクトリーの実現を進めています。
私は、このデジタルトランスフォーメーションの最前線で、データサイエンスのスキルを活かし、生産効率の劇的な向上や、属人化していた熟練技術のデジタル継承に貢献したいです。
日本の競争力の源泉である製造業を、ITの力で再生させることに情熱を注ぎたいです。

就活エージェントに相談する

メガベンチャーから内定を貰いたいと考えている人は、積極的に就活エージェントを活用しましょう。

先述した通り、メガベンチャーの就職難易度は非常に高く、個人の力だけで内定を貰うのが難しいケースもあります。

そのような際に、就活のプロである就活エージェントに相談することで、効率よく選考対策を進めることができます。

具体的には、模擬面接をしてもらうことができたり、企業ごとに提出するエントリーシートの添削などを行ってもらうことができます。

サービスの利用は無料なので、就活で困ったことがあれば、積極的に就活エージェントにたよってみましょう。

まとめ

ここまで、ランキング形式でメガベンチャーを紹介しました。

メガベンチャーはとても魅力的ではありますが、ネームバリューや事業内容だけに着目してしまい、あまり考えずに選考に進むと時間を無駄にしてしまいかねません。

そのため、まずは自己分析や企業研究をし、就活の軸を定めるようにしましょう。

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