就活生を5つのタイプに分けてみた~傾向とタイプ別分析~

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・5つの就活生タイプとその詳細な特徴・傾向
・各タイプへのポジティブなフィードバック
・タイプ別の具体的な就活戦略とアドバ

この記事をおすすめしたい人

・就活に悩んでいる人
・自分の就活のタイプが知りたい人
・自分の就活に不安を感じている人

あなたはどのタイプ?就活意識5タイプ

就職活動、通称「就活」。

この大きな転換期に、皆さんはどのような意識で臨んでいるでしょうか?一人ひとり個性があるように、就活への取り組み方も実に多様です。

とある調査によれば、就活生の就職活動に対する意識や行動は、大きく5つのタイプに分類できるとされています。

この記事では、これらのタイプそれぞれの特徴や強みを詳しく見ていくとともに、各タイプに合った成功する就活の進め方や満足のいくキャリアについて考えていきます。

ご自身の就活スタイルと照らし合わせながら、自己理解を深めるための一助として、ぜひ参考にしてみてください。

就活に積極的な2タイプ

まずは、就職活動に対して意欲的に取り組む2つのタイプです。

彼らは自ら情報を集め、積極的に行動することで、納得のいく結果を追求します。

1.【就活積極層】じっくり計画就活必勝タイプ (16.7%)

このタイプは、就職活動を自身のキャリアにおける重要なステップと捉え、目標達成に向けて周到な準備を重ねます。

早期から自己分析、業界・企業研究、インターンシップへの参加、OB・OG訪問、筆記試験対策、面接練習など、あらゆる活動に計画的かつ真剣に取り組みます。

情報収集にも非常に熱心で、複数の選択肢を比較検討し、論理的に最善の道を選ぼうとする傾向があります。

将来のキャリアについても具体的なビジョンを描き、そこから逆算して行動する戦略家タイプと言えるでしょう。

2.【就活積極層】仕事のやりがい貫徹タイプ (14.5%)

何をするか・どんな働きがいを得たいかという点を何よりも重視します。

企業の規模や知名度、待遇といった外面的な条件よりも、仕事そのものの内容、自己成長の機会、社会への貢献といった内面的な「やりがい」を強く追求します。

企業の理念やビジョンに心から共感できるかどうかを大切にし、自分の価値観に合う場所を熱心に探すタイプです。

そのため、従来型の就活ルートに捉われず、ベンチャー企業やNPOなど、多様な選択肢を視野に入れることもあります。

就活はほどほど、中間のタイプ

次に、就活生のなかで最も割合が高いとされる、バランス感覚に優れたタイプです。

3.【中間層】真面目にコツコツ安定就職タイプ (35.7%)

周囲の就活の動き出しや、一般的な就活スケジュールに合わせて、説明会への参加やエントリーシートの提出といった基本的な活動を真面目にこなします。

特別に目立った行動は取らないものの、社会のルールや常識を尊重し、着実にステップを進めていく堅実派です。

安定志向が強く、大手企業や名の知られた企業、あるいは福利厚生の整った企業を選ぶ傾向が見られます。

周囲との協調性を大切にし、波風を立てないように振る舞うことも特徴です。

就活に消極的な2つのタイプ

最後に、就職活動に対してやや距離を置いたり、独自のペースで進めたりする2つのタイプです。

4.【就活消極層】働きやすさ優先のローカル就職タイプ (18.0%)

地元や慣れ親しんだ地域での生活を重視し、転勤の可能性が低いことや、ワークライフバランスを実現しやすいことを企業選びの優先条件とします。

仕事は生活の一部であり、プライベートも充実させたいという考えが強く、家族や友人との時間を大切にする傾向があります。

就職活動自体には過度なエネルギーを注がず、自分の生活圏内での安定と心のゆとりを求め、無理のない範囲で活動します。

5.【就活消極層】今を生きる省エネ就活タイプ (15.1%)

就職活動は大変そう・なんとかなるだろうといった意識を持ち、できるだけ労力をかけずに効率的に就職先を決めたいと考えるタイプです。

周囲の就活の盛り上がりとは一線を画し、過度なプレッシャーや競争を避ける傾向があります。

自己分析や企業研究に多くの時間を費やすよりも、直感や短期的な視点、「今」の心地よさを優先して物事を判断することがあります。

情報収集も、友人からの口コミや手軽なネット情報に頼る傾向が見られます。

どのタイプが満足の行くキャリアを送っているのか

「結局、どのタイプが一番“当たり”のキャリアを歩めるの?」そう思う方もいるかもしれません。

しかし、キャリアの満足度は、個人の価値観や何を大切に生きるかによって大きく左右されるため、特定のタイプが絶対的に有利ということはありません。

大切なのは、まず自分自身が何を求め、どのような状態を幸福と感じるのかを深く理解することです。

「じっくり計画就活必勝タイプ」は、目標としていた企業に入社し、計画通りにキャリアを築いていくことに大きな満足感を得るでしょう。

「仕事のやりがい貫徹タイプ」は、たとえ企業の規模が小さくても、日々の仕事に情熱を注ぎ、自己成長を実感できる環境であれば、これ以上ない幸福を感じるはずです。

「真面目にコツコツ安定就職タイプ」は、安定した基盤の上で着実にステップアップし、安心して生活を送れることに満足を見出すでしょう。

「働きやすさ優先のローカル就職タイプ」は、愛する地元で、プライベートを大切にしながら自分らしく働けることに幸せを感じるでしょう。

「今を生きる省エネ就活タイプ」も、本人がこれで良いと納得できる就職ができ、ストレスの少ない生活を送れれば、それはその人にとっての成功であり満足です。

それぞれが、自分なりの満足を見出すことができるのです。

どのタイプであっても、自分と企業・仕事との相性を見極めるための自己理解と企業理解の努力が、入社後の満足度を高める鍵となります。

各タイプ別!成功する就活の進め方とは?

それでは、それぞれのタイプが持つ強みを活かし、より納得のいく就職活動を進めるためのヒントを、参考記事の視点も踏まえてご紹介します。

1.じっくり計画 就活必勝タイプ

その高い計画性と分析力は大きな武器ですが、時には完璧を求めすぎず、予期せぬ変化にも柔軟に対応する姿勢を持つと、さらに可能性が広がるでしょう。

熱心に取り組むからこそ、適度な休息を取り入れ、心身のバランスを保つことも重要です。

また、目標に集中するあまり、他の魅力的な選択肢を見逃さないよう、時には視野を広げ、新たな情報や出会いにも心を開いてみてください。

仲間との情報交換や協力も、あなたの就活をより豊かにするでしょう。

2.仕事のやりがい貫徹タイプ

仕事への強い情熱は、あなたの大きな魅力です。

その想いを大切にしつつも、理想だけでなく、企業の安定性や労働条件、将来性といった現実的な側面も冷静に見極める視点を持つと、より長期的な満足に繋がります。

この仕事しかないと視野を狭めず、少しでも興味が持てる分野や企業を複数検討することで、思わぬ発見があるかもしれません。

実際に働く人の声を聞くことは、仕事のリアルな側面を理解する上で非常に有益です。

現在の情熱に加えて、数年後のキャリアパスを思い描くことで、より持続可能な成長とやりがいを見つけられるでしょう。

3.真面目にコツコツ安定就職タイプ

あなたの堅実さと真面目さは、多くの企業から高く評価されるでしょう。

その上で、なぜこの会社なのか・自分は何を成し遂げたいのかという自分自身の「軸」をより明確にし、それを自分の言葉で伝える練習を重ねることが大切です。

受け身でいるだけでなく、自ら積極的に情報を求めたり、疑問点を解消しようとしたりする主体的な姿勢は、あなたの意欲を企業に伝える上で効果的です。

時には、少しだけ自分のコンフォートゾーンを抜け出し、新たな分野や役割に挑戦してみることも、自己成長の大きなきっかけとなるでしょう。

4.働きやすさ優先のローカル就職タイプ

地元への愛着や明確なライフプランは、あなたにとって重要な指針です。

Uターン・Iターン支援制度の活用や、地域の優良企業に関する情報を積極的に集め、選択肢の幅を広げましょう。

働きやすさに加えて、その企業が将来にわたって安定的に成長し続けられるか、また、あなた自身がその中でスキルアップできる環境があるかといった視点も持つことが、長期的なキャリアの安定と充実感に繋がります。

地元でどのような貢献をしたいか、どのようなキャリアを築きたいかを具体的に考え、それを面接などで熱意をもって伝えることが重要です。

5.今を生きる省エネ就活タイプ

効率を重視するあなたのスタイルも一つの個性ですが、将来のミスマッチを避けるためには、最低限の自己分析と企業研究に時間を投資することをお勧めします。

自分は何に興味があり、どのような環境なら無理なく続けられるのかを少し立ち止まって考えてみましょう。

また、数年後の自分がどのような生活を送り、どのような働き方をしていたいか、少し先の未来を想像することも、より納得のいく選択をするためのヒントになります。

安易な決定が短期離職に繋がる可能性も考慮し、信頼できる人に相談して客観的な意見を聞くことも、後悔を減らすために有効な手段となるでしょう。

まとめ

就職活動の道のりは一人ひとり異なり、そこに絶対的な正解はありません。

今回ご紹介した5つのタイプは、あくまで自己理解を深めるための一つの視点です。

複数のタイプの特徴を併せ持っていたり、状況によって変化したりすることもあるでしょう。

最も大切なのは、自分自身の特性や価値観を深く理解し、それを強みとして活かすこと。

そして、周囲の声や社会の風潮に流されることなく、自分にとって何が本当に大切なのかを見極め、心から納得できるキャリアを自分の力で選択していくことです。

この記事が、皆さんが自分らしい就職活動を進め、その先の豊かな職業人生を築いていくための参考となれば幸いです。

自信を持って、未来への一歩を踏み出してください!

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