就活は大学4年生の6月からでも間に合う!今すぐすべきことを徹底解説

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【大学4年生】6月から就活は遅い?知っておくべき就活状況

「もう6月か…周りは内定を持っているのに、自分はまだ…今からじゃもう遅いかもしれない」。

大学4年生の6月、このように焦りや不安を感じている就活生は少なくないでしょう。

しかし、結論からお伝えすると、6月から就活を本格化したり、仕切り直したりすることが「遅すぎる」ということは決してありません。

大切なのは、現状を正しく理解し、残された期間で自分に合った戦略を立てて行動することです。

現在の就職活動は早期化が進んでいる一方で、採用活動のあり方も多様化しており、夏以降も積極的に採用を続ける企業は数多く存在します。

周りと比べて焦る気持ちは痛いほど分かりますが、まずは一度冷静になりましょう。

この記事では、最新の内定率データや今後の予測を交えながら、6月からの就職活動を成功させるために知っておくべき現状を詳しく解説していきます。

正しい情報を武器に、ここから巻き返しを図り、あなたに最適な一社との出会いを実現させましょう。

26卒の最新の内定率

26卒(5月1日jitenn  就職内定率

皆さんが最も気になるのは、やはり同級生たちがどれくらい内々定を得ているのか、その具体的な数値でしょう。

株式会社キャリタスが2025年5月8日に発表した最新の調査によると、2026年卒業予定の学生の、2025年5月1日時点での内々定率は76.2%に達しています。

この数字を見て、「8割近くがもう決まっているのか」とショックを受けたり、焦りを感じたりするかもしれません。

確かに、この数値は就職活動の早期化がさらに進んでいることを示すものであり、決して低い数字ではありません。

しかし、このデータをネガティブに捉える必要は全くありません。

むしろ、これは「就活戦線が非常に活発に動いている証拠」と捉えるべきです。

そして、重要なのは、まだ4人に1人は内々定を得ていない状況で、あなたと同じように今も就職活動を続けている仲間がいるという事実です。

周りが次々と就活を終えていく中で孤独を感じやすい時期ですが、あなたは決して一人ではありません。

この客観的なデータを冷静に受け止め、自分の現在地を正確に把握することが、効果的な次の一手を打つための第一歩となるのです。

25卒からみる6月以降の内定率予測

「5月時点で76.2%なら、6月はもっと上がっているのでは?」と不安に思うかもしれません。

そこで、今後の動向を予測するために、昨年の先輩、つまり25卒のデータを見てみましょう。

キャリタスが発表した2025年卒のデータでは、昨年2024年の5月1日時点の内々定率は76.9%でした。

そして、その約1ヶ月後である6月1日時点では81.5%まで上昇しています。

これは、わずか1ヶ月で4.6ポイントも内々定率が増加したことを意味します。

この上昇幅を今年の26卒の状況に単純に当てはめて考えてみると、26卒の6月1日時点の内々定率は80%を超えてくる可能性が非常に高いと予測できるでしょう。

さらに、皆さんもご存知の通り、6月は大手企業を中心に内々定を出す選考のピークを迎える時期です。

そのため、選考結果の通知がこの時期に集中し、6月末の時点ではさらに数ポイント上乗せされ、内々定率が80%台半ばから後半に達することも十分に考えられます。

このデータは、6月が多くの学生にとって「結果が出る月」であることを示しており、今まさに選考を受けている皆さんにとっては、大きなチャンスが眠っている月でもあるのです。

【大学4年生】6月に内定がなくても焦りすぎる必要はない

周囲の友人たちがSNSで内定報告をしたり、就職活動を終えて卒業旅行の計画を立て始めたりする6月。

まだ内定がない状況に、「自分だけが取り残されている」と強い焦りや孤独を感じてしまうのは、無理もないことです。

しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてください。

その焦りは、本当に必要でしょうか。

結論から言えば、6月に内定がないからといって、あなたの就職活動が失敗に終わるわけでは決してありません。

むしろ、ここからが本当の勝負だと捉えることもできます。

なぜなら、世の中にはあなたがまだ知らない優良企業が無数にあり、特に大手企業の採用活動が一段落するこの時期からこそ、採用を本格化させる企業がたくさん存在するからです。

視野を少し広げてみれば、中小企業やベンチャー企業など、あなたを待っている新しい舞台が見えてくるはずです。

過度な焦りは視野を狭め、冷静な判断を鈍らせるだけです。

まずは落ち着いて、まだ見ぬ可能性に目を向けてみましょう。

大手企業にもチャンスがある二次募集や秋採用がある

「中小やベンチャーも魅力的だけど、やっぱり大手企業への憧れを捨てきれない」。

そう考える方もいるでしょう。

その気持ち、非常によく分かります。

そして、そんなあなたに朗報です。

大手企業への道が、この6月で完全に閉ざされてしまったわけではありません。

多くの大手企業では、内定辞退者が出た際の補充や、当初の採用計画に未達の場合、また新規事業の立ち上げなどに伴い、夏以降に「二次募集」や「秋採用」を実施することがあります。

これらの募集は、春までの選考とは異なり、採用人数は限られることが多いですが、その分、企業が本当に求めるスキルやポテンシャルを持った学生と出会いたいという熱意も高まっています。

ただし、これらの採用情報は、大々的に告知されないケースも少なくありません。

そのため、最後まで諦めずに情報収集を続ける「情報戦」を制することが、チャンスを掴むための鍵となります。

志望企業の採用サイトをこまめにチェックしたり、二次募集や秋採用に特化した就活サービスに登録したりと、自ら積極的にアンテナを張ることが重要です。

粘り強く続けたその先に、思わぬ道が開けるかもしれません。

【大学4年生】6月からの就活を成功させるためのスケジュール

6月からの就職活動は、春までの長期戦とは異なり、まさに「短期決戦」です。

限られた時間の中で最大限の成果を出すためには、気合や根性だけでなく、的確な戦略と効率的な行動計画が不可欠になります。

周りが内定を獲得し始めている状況で焦る気持ちは痛いほど分かりますが、その焦りをエネルギーに変え、賢く立ち回ることで、十分に巻き返しは可能です。

大切なのは、闇雲に動くのではなく、やるべきことの優先順位をつけ、一つひとつの選考に集中して臨むこと。

ここでは、あなたの6月からの就職活動を成功へと導くための、重要なポイントを具体的に解説していきます。

この戦略をしっかりと頭に入れ、ライバルに差をつけ、納得の内定を掴み取りましょう。

6月前半
  • 就活の軸を固め、10社程度の企業説明会にエントリーする
6月後半
  • 企業説明会に参加しながら、ESやテストの準備を進める
7月前半
  • 面接に進むことができた企業の選考対策を最優先にしつつ、選考突破を目指す
7月後半
  • 最終面接をこなしつつ、落ちたら追加でエントリーする
8月前半
  • 内定獲得、十分な企業理解の上で意志決定をする
8月後半〜9月
  • 学生最後の夏休みを楽しむ
10月1日
  • 内定式に参加する

【大学4年生】6月から就活を始めた学生が内定獲得のために今すぐすべき6つのこと

「周りはもう内定を持っているのに、自分は今から…。

何から手をつければいいのか全く分からない」。

6月という時期に、就職活動をゼロから始める、あるいは本腰を入れて再開しようとする時、このような途方もない焦りと不安に襲われるのは当然のことです。

しかし、ここで立ち止まっていては何も始まりません。

大丈夫、今からでも正しい手順で、やるべきことに集中して取り組めば、納得のいく内定を勝ち取ることは十分に可能です。

大切なのは、やみくもに行動するのではなく、内定獲得までの道のりを逆算し、効率的な戦略を立てること。

この記事では、そんなあなたのために、内定獲得に向けて「今すぐすべき6つのこと」を具体的なステップに分けて解説します。

一つひとつ着実にクリアしていけば、必ず道は開けます。

さあ、ここから一緒に巻き返しを図りましょう。

6月から就活を始めた学生が内定獲得のために今すぐすべき6つのこと
  • 1. 自己分析
  • 2. 就活の軸を決める
  • 3. 業界を決める
  • 4. 説明会に参加する
  • 5. 志望する企業を決める
  • 6. 就活エージェントに登録する

1. 自己分析

まず、全ての土台となるのが「自己分析」です。

就職活動は、いわば「自分」という商品を企業に売り込む営業活動のようなもの。

自分という商品の特徴や強み、そしてどんなお客様(企業)に最も価値を提供できるのかを理解していなければ、効果的なアピールはできません。

6月から始めるからこそ、時間をかけて壮大な自分史を作る必要はありません。

まずはノートとペンを用意し、「学生時代に最も力を入れたこと(ガクチカ)」「自分の長所と短所」「どんな時にやりがいや喜びを感じるか」といった要点を書き出してみましょう。

そして、それぞれの要素に対して「なぜそう思うのか?」と最低5回は自問自答を繰り返してみてください。

この深掘り作業によって、あなたの行動の根源にある価値観や強みが明確になり、後のエントリーシート作成や面接で、一貫性のある力強いアピールをするための核が生まれます。

2. 就活の軸を決める

自己分析で自分自身の輪郭が見えてきたら、次に行うべきは「就活の軸」を決めることです。

就活の軸とは、あなたが企業を選ぶ上での「譲れない条件」や「価値基準」のこと。

自己分析で明らかになった「将来どうなりたいか」「どんな働き方をしたいか」という想いを、具体的な企業選びの基準に落とし込んでいきましょう。

例えば、「若いうちから裁量権を持って成長したい」「地域に貢献できる仕事がしたい」「安定した環境で長く働きたい」「グローバルに活躍したい」など、人によって軸は様々です。

この軸が定まっていないと、企業の知名度やイメージだけでエントリーしてしまい、面接で志望動機を深く問われた際に答えに窮したり、入社後のミスマッチに繋がったりする原因になります。

就活の軸という確固たるコンパスを持つことで、無数にある企業の中からあなたに本当に合う企業を効率的に探し出すことができるのです。

3. 業界を決める

自分を知り、進むべき方角(就活の軸)が決まったら、次はどのフィールドで戦うか、つまり「業界を決める」ステップに進みます。

世の中には、メーカー、商社、金融、IT、広告、不動産など、多種多様な業界が存在します。

6月から効率的に就活を進めるためには、なるべく早い段階で興味のある業界を2〜3程度に絞り込むことが理想です。

なぜなら、業界を絞ることで、情報収集の範囲が限定され、企業研究や選考対策を深く、効率的に行うことができるからです。

まずは、あなたの就活の軸を満たせそうな業界を広く浅くリストアップしてみましょう。

その中から、特に興味を引かれる業界、自分の強みが活かせそうな業界をいくつかピックアップし、ビジネスモデルや将来性などを詳しく調べていくことで、自然と志望業界が絞られてくるはずです。

焦って一つに決める必要はありませんが、的を絞る意識を持つことが、短期決戦を制する鍵となります。

4. 説明会に参加する

志望業界がある程度定まったら、次は企業の「生の情報」に触れるために、積極的に説明会に参加しましょう。

6月以降は大規模な合同説明会は少なくなりますが、企業が個別に行う説明会や、オンラインでのWeb説明会はまだまだ数多く開催されています。

Webサイトやパンフレットだけでは分からない、企業の雰囲気や社風、そこで働く社員の方々の人柄などを肌で感じることができる絶好の機会です。

特に、現場で働く若手社員の話を聞けるセッションがあれば、入社後の働き方を具体的にイメージする上で非常に参考になります。

ただ漫然と参加するのではなく、「この企業のビジネスモデルで疑問に思う点を聞いてみよう」「社員の方の仕事のやりがいを知りたい」など、必ず目的意識を持って臨みましょう。

そこで得た一次情報は、後の志望動機をより具体的で説得力のあるものへと昇華させてくれるはずです。

5. 志望する企業を決める

ここまでのステップで集めた情報を基に、いよいよ具体的に応募する「志望企業を決める」段階です。

業界研究や説明会参加を通じてリストアップした企業の中から、自分の就活の軸と照らし合わせ、エントリーする企業を10〜20社程度選び出しましょう。

そして、その企業群に対して、自分なりの「志望順位」をつけておくことが非常に重要です。

なぜなら、あなたの時間とエネルギーは有限だからです。

全ての企業に同じ熱量で対策を行うのは現実的ではありません。

志望順位をつけることで、「第一志望群の企業には特に時間をかけて企業研究やES作成を行う」といったように、リソースを戦略的に配分することができます。

この優先順位付けが、効率的な選考対策と、内定獲得の確率を高めることに直結します。

もちろん、選考を進める中で順位が変動することもありますが、現時点での意志決定が行動の指針となります。

6. 就活エージェントに登録する

最後のステップとして、6月から就活を始めるあなたにぜひ活用してほしいのが「就活エージェント」です。

就活エージェントは、いわばあなたの就職活動をマンツーマンで支えてくれるプロのパートナーです。

登録すると、専任のアドバイザーが面談を通じてあなたの強みや希望をヒアリングし、あなたに合った求人を紹介してくれます。

その中には、一般には公開されていない「非公開求人」も含まれているため、自分一人では出会えなかった優良企業と巡り会える可能性が格段に上がります。

さらに、エントリーシートの添削や模擬面接、企業との面接日程の調整代行など、選考対策から実務的な部分まで幅広くサポートしてくれます。

情報戦で不利になりがちな6月からのスタートだからこそ、プロの力を借りるという戦略は非常に有効です。

心強い味方と共に、内定獲得への最短ルートを駆け抜けましょう。

【大学4年生】6月からの就活で絶対にやるべき選考対策

6月からの就職活動は、春までの活動と比べて短期決戦の様相を呈します。

一つひとつの企業との出会いを大切にし、巡ってきたチャンスを確実に掴み取るためには、的確な「選考対策」が何よりも重要になります。

自己分析や企業研究でどれだけ自分の考えを深めても、それをエントリーシート(ES)や面接で的確に伝えられなければ、内定には結びつきません。

特に、ES、WEBテスト、面接という3つの大きな関門は、避けては通れない道です。

ここからの巻き返しを図るには、それぞれの選考フェーズで企業が何を見ているのかを正しく理解し、ポイントを押さえた準備を効率的に進める必要があります。

この記事では、6月から就活を本格化させるあなたが絶対にやるべき選考対策を3つに絞って徹底解説します。

万全の準備で自信をつけ、選考に臨みましょう。

6月からの就活で絶対にやるべき選考対策
  • 1. エントリーシート(ES)対策をする
  • 2. WEBテスト対策をする
  • 3. 面接対策をする

1. エントリーシート(ES)対策をする

エントリーシート(ES)は、企業があなたという人物を初めて知るための重要な書類であり、面接に進むための「入場券」です。

この最初の関門を突破できなければ、どれだけ面接で話したくてもその機会すら与えられません。

6月からの就活では、提出するESの一つひとつの質が非常に重要になります。

自己分析で明確になったあなたの強みやガクチカを、ただ書き連ねるだけでは不十分です。

企業の求める人物像を理解し、それに合致するあなたの経験や能力を、PREP法(結論→理由→具体例→結論)などを活用して論理的に伝えましょう。

そして、ES対策で最も重要なのが、「必ず第三者に添削してもらう」ことです。

自分では完璧だと思っていても、他人から見れば論理が飛躍していたり、表現が分かりにくかったりする点は必ずあります。

大学のキャリアセンターの職員や就活エージェント、信頼できる先輩など、客観的な視点でフィードバックをもらうことで、ESの質は劇的に向上します。

厳しい指摘こそが、あなたを成長させる良薬だと心得ましょう。

2. WEBテスト対策をする

多くの企業が、ES提出と同時に、あるいはその直後にWEBテストの受検を課します。

これは、応募者の基礎的な能力や性格を測るための「足切り」として利用されることが多く、対策を怠ったがために面接にすら進めないのは非常にもったいない事態です。

6月からの限られた時間の中で効率的に対策を進めるには、まず「敵を知る」ことが重要です。

志望する企業が過去にどの種類のテスト(SPI、玉手箱、TG-WEBなど)を導入していたか、就活サイトの体験談などを調べて把握しましょう。

出題形式が分かれば、対策は格段にしやすくなります。

次に、市販の参考書を最低一冊は購入し、繰り返し練習することです。

特に、自分が苦手とする分野を重点的に解き、時間内に正確に回答するスピード感を養いましょう。

一夜漬けでの対策は難しいため、毎日30分でも良いので継続して問題に触れる習慣をつけることが、本番で実力を発揮するための鍵となります。

3. 面接対策をする

書類選考とWEBテストを突破すれば、いよいよ「面接」です。

面接は、あなたの熱意や人柄を直接企業にアピールできる最大のチャンスであり、就職活動のクライマックスと言えるでしょう。

ESに書いた内容を、自分の言葉で自信を持って、そして生き生きと語れるかどうかが勝負の分かれ目となります。

面接対策の王道にして最も効果的な方法は、何と言っても「模擬面接」です。

頭の中で回答を準備するのと、実際に声に出して人に話すのとでは、全く感覚が異なります。

模擬面接を重ねることで、人前で話す緊張感に慣れるだけでなく、自分では気づかない話し方の癖(早口、目線の動きなど)や、話の分かりにくさについて客観的なフィードバックをもらえます。

大学のキャリアセンターや就活エージェントに依頼すれば、プロの視点から本番さながらの厳しい質問や深掘りをしてもらえるため、対応力を飛躍的に高めることができます。

友人や家族に協力してもらうのも良いでしょう。

実践練習の数こそが、自信に繋がります。

【大学4年生】ES・面接での苦手項目の対策方法

エントリーシート(ES)や面接で必ずと言っていいほど問われる「自己紹介」「自己PR」「ガクチカ」。

これらは就活の3大テーマとも言えますが、多くの学生がその違いを明確に理解できず、「何を話せばいいのか分からない」と頭を抱えがちです。

しかし、それぞれの項目の「目的」を正しく理解し、ポイントを押さえて準備すれば、何も恐れることはありません。

むしろ、これらはあなたという人間性を企業に伝える絶好のアピールの機会となります。

この記事では、多くの就活生が苦手とするこれら3つのテーマについて、それぞれの役割と効果的な伝え方を徹底的に解説していきます。

ありがちな失敗例を避け、あなたの魅力が最大限に伝わる方法を身につけて、自信を持って選考に臨みましょう。

ES・面接での苦手項目の対策方法
  • 自己紹介
  • 自己PR
  • ガクチカ

自己紹介

面接の冒頭で「では、まず自己紹介をお願いします」と言われた時、あなたは何を話しますか?ここで長々と自己PRを始めてしまうのは、よくある失敗例です。

自己紹介の目的は、自分を売り込むことではなく、あくまでコミュニケーションのきっかけを作る「アイスブレイク」です。

面接官に「感じの良い学生だな」「話してみたい」と思わせる、いわば名刺交換のようなものだと考えましょう。

時間は1分程度にまとめ、大学・学部・氏名を述べた後、学生時代に力を入れたことを一言で要約し、面接への意気込みで締めくくるのが基本の型です。

例えば、「〇〇大学〇〇学部の伏屋太郎です。

大学ではマーケティングのゼミ活動に力を注ぎました。

本日は、貴社の事業について深くお伺いできることを楽しみにしておりました。

どうぞよろしくお願いいたします。

」といった形です。

ハキハキとした明るい声で、簡潔に話すことを心がけるだけで、あなたの第一印象は格段に良くなります。

自己PR

自己PRで企業が知りたいのは、あなたの「強み」が、入社後に「どのように活かせるか」という点です。

ここで重要なのは、決して全国大会優勝のような派手な実績は必要ない、ということです。

企業は、あなたの実績の大きさよりも、その背景にある「再現性のある能力」を見ています。

例えば、アルバイト先で業務改善を提案した経験があるなら、それは「課題発見能力」や「主体性」という強みになります。

自己PRを構成する際は、「私の強みは〇〇です」と結論から述べ、その強みを発揮した具体的なエピソードを続け、最後に入社後どのように貢献したいかを語る流れが効果的です。

地道なサークル活動やゼミでの研究、アルバイトでの経験など、あなた自身の等身大のエピソードの中にこそ、企業に響く強みは眠っています。

その経験を通じて何を考え、どう行動したのかというプロセスを具体的に語ることで、あなたの魅力は必ず伝わります。

ガクチカ

「学生時代に最も力を入れたことは何ですか?」という質問、いわゆる「ガクチカ」は、自己PRと混同されがちですが、企業が見ているポイントは少し異なります。

ガクチカで求められているのは、成果の大きさや華々しい実績ではありません。

企業が知りたいのは、あなたが目標に対して「どのような姿勢で取り組んだか」というプロセスそのものです。

物事に対する向き合い方や考え方、困難をどう乗り越えたかといった経験から、あなたの「人柄」や「価値観」、「ポテンシャル」を判断しようとしています。

そのため、伝えるべきは「なぜそれに取り組もうと思ったのか(動機)」「どんな課題があったか(課題)」「どう乗り越えようとしたか(行動)」「その経験から何を学んだか(学び)」という一連のストーリーです。

たとえ結果的に失敗に終わった経験でも、そこから真摯に学びを得たのであれば、それは立派なガクチカになります。

成果よりも過程を、そして経験から得た学びを大切に語りましょう。

【大学4年生】6月からの就活を成功させるためのポイント

6月からの就職活動は、春までの長期戦とは異なり、まさに「短期決戦」です。

限られた時間の中で最大限の成果を出すためには、気合や根性だけでなく、的確な戦略と効率的な行動計画が不可欠になります。

周りが内定を獲得し始めている状況で焦る気持ちは痛いほど分かりますが、その焦りをエネルギーに変え、賢く立ち回ることで、十分に巻き返しは可能です。

大切なのは、闇雲に動くのではなく、やるべきことの優先順位をつけ、一つひとつの選考に集中して臨むこと。

ここでは、あなたの6月からの就職活動を成功へと導くための、3つの重要なポイントを解説します。

この戦略をしっかりと頭に入れ、ライバルに差をつけ、納得の内定を掴み取りましょう。

6月からの就活を成功させるためのポイント
  • 志望する企業は5~8社に絞る
  • 10月1日の内定式を見据えて就活を進める
  • ガクチ実践的な面接対策を行うカ

志望する企業は5~8社に絞る

6月からの就活で最も重要な戦略、それは「選択と集中」です。

内定がない焦りから、手当たり次第に何十社もエントリーしたくなる気持ちは分かりますが、それはかえって内定から遠ざかる危険な行動です。

なぜなら、エントリー数が増えるほど、一社あたりにかけられる企業研究やエントリーシート(ES)対策の時間が減少し、内容が薄っぺらくなってしまうからです。

その結果、どの企業の選考も中途半端になり、全滅してしまうリスクが高まります。

6月からという限られた時間で勝負するからこそ、応募する企業の「数」よりも「質」を追求しましょう。

自己分析で見えた「就活の軸」に基づき、本当に入社したいと思える企業を5〜8社程度に厳選することをお勧めします。

この数であれば、一社一社に魂を込めた対策ができ、面接での熱意も伝わりやすくなります。

10月1日の内定式を見据えて就活を進める

先の見えないマラソンを走るのは辛いものですが、ゴール地点が明確であれば、ペース配分を考え、計画的に走ることができます。

就職活動もそれと同じです。

多くの企業が内定式を執り行う「10月1日」を一つの明確なゴールとして設定し、そこから逆算して行動計画を立てましょう。

例えば、「10月1日に内定式に出席するためには、9月中には内定を承諾したい。

そのためには8月中に最終面接を受け、7月中には二次面接を突破しておく必要がある」といった具合です。

このようにゴールから逆算することで、「じゃあ6月中にやるべきことは、自己分析を終えて、志望企業にエントリーすることだな」と、今やるべきことが具体的に見えてきます。

漠然と活動するのではなく、明確な期限を設けることで、日々の行動にメリハリがつき、モチベーションを維持しやすくなるのです。

実践的な面接対策を行う

6月以降の夏採用は、選考スピードが非常に速いのが特徴です。

ESを提出したと思ったら、すぐに一次面接、そして数日後には二次面接といったケースも少なくありません。

そのため、付け焼き刃の対策では、あっという間に選考から脱落してしまいます。

ここで言う「実践的な面接対策」とは、頭の中で回答を考えるだけでなく、実際に声に出して話す練習、すなわち「模擬面接」のことです。

知識として知っていることと、緊張する面接官の前でよどみなく話せることは全く違います。

大学のキャリアセンターや就活エージェントに依頼し、客観的なフィードバックをもらいましょう。

話し方の癖や、論理の矛盾点など、自分一人では気づけない弱点を指摘してもらうことで、あなたの面接力は飛躍的に向上します。

早めに実践練習を始めることが、ライバルと差をつける最大の武器となります。

【大学4年生】6月から就活を始める際の注意点3選

6月からの就職活動を成功させるためには、やるべきことを押さえるのと同時に、避けるべき「落とし穴」を知っておくことも非常に重要です。

良かれと思って取った行動が、実は内定から遠ざかる原因になっていた、というケースは少なくありません。

特に、内定がないことへの焦りは、冷静な判断力を鈍らせ、間違った方向に努力させてしまうことがあります。

しかし、事前に注意点を知っておけば、多くの失敗は回避することが可能です。

ここでは、6月から就活を始めるあなたが、特に気をつけるべき3つの注意点を解説します。

これらのポイントを常に意識し、貴重な時間と労力を無駄にしないようにしましょう。

6月からの就活を成功させるためのポイント
  • 1. 準備に時間をかけすぎない
  • 2. やみくもにエントリーしない
  • 3. 持ち駒の管理を徹底する

1. 準備に時間をかけすぎない

自己分析や企業研究などの「準備」が重要であることは言うまでもありません。

しかし、6月から就活を始める場合、この準備に時間をかけすぎてしまうのは禁物です。

完璧な自己分析、完璧な企業研究を目指すあまり、気づけば7月、8月になり、エントリーできる企業がなくなっていた…というのが、最も避けたい事態です。

インプットばかりに時間を費やし、エントリーというアウトプットが遅れては本末転倒です。

6月からの就活では、「走りながら考える」という姿勢が求められます。

準備が7割程度の完成度でも、まずは勇気を持ってエントリーし、選考のフローに乗りましょう。

実際の選考を経験する中で、面接官からの質問に答えることを通じて、自己分析が深まったり、志望動機がより明確になったりすることも多々あります。

2. やみくもにエントリーしない

準備に時間をかけすぎないことと、やみくもにエントリーすることは、全く意味が違います。

これは、6月からの就活生が陥りがちな最も危険な罠の一つです。

「持ち駒がないと不安だから」「どこでもいいから内定が欲しい」という焦りから、自分の就活の軸を無視して手当たり次第にエントリーするのは絶対にやめましょう。

なぜなら、志望動機が曖昧な企業のESは熱意が伝わらず、面接でも深掘りされた際に答えに窮してしまいます。

結果として、どの企業の選考にも集中できず、時間と労力を浪費するだけで内定には結びつきません。

常に自分の「就活の軸」に立ち返り、この企業は本当に自分に合っているのか、入社して活躍できるイメージが湧くか、と自問自答してからエントリーする冷静さを持ち続けてください。

3. 持ち駒の管理を徹底する

就職活動は、残念ながら不合格、つまり「お祈り」を経験することの方が多いものです。

一つの企業の選考結果に一喜一憂し、その結果が出るまで次の行動を起こさない、という進め方は非常に危険です。

気づけば全ての企業の選考が終わり、持ち駒がゼロになっていた、という事態は精神的に大きなダメージを受けます。

そうならないためにも、持ち駒の管理を徹底しましょう。

具体的には、常に複数の企業の選考が並行して進んでいる状態を維持することが理想です。

スプレッドシートなどを活用して、各社の選考状況(ES提出済み、一次面接結果待ちなど)を一覧で可視化し、持ち駒が減ってきたらすぐに追加でエントリーする、というサイクルを意識してください。

持ち駒が複数あるという事実は、「ここがダメでも次がある」という精神的な余裕を生み、面接での堂々とした態度にも繋がります。

【大学4年生】6月からの就活はエージェントを利用しよう!

6月からの就職活動、一人で戦うには情報量も多く、精神的な負担も大きいと感じていませんか。

周りが次々と就活を終えていく中で、自分だけが取り残されているような焦りを感じるのは当然のことです。

そんな時こそ、一人で抱え込まずにプロの力を借りるという賢い選択を考えてみてください。

就活エージェントは、あなたの就職活動をマンツーマンで支えてくれる、いわば「伴走者」です。

ここからの短期決戦を制し、納得のいくキャリアの第一歩を踏み出すために、就活エージェントという強力なサポーターを味方につけましょう。

就活エージェントがしてくれること
  • 選考状況の管理をしてくれる
  • 非公開の選考ルートがあることも

プロのサポートを得ることで、精神的な余裕が生まれ、あなた本来の魅力を選考で最大限に発揮できるようになります。

選考状況の管理をしてくれる

6月からの就職活動では、複数の企業の選考を同時並行で、かつスピーディーに進めていく必要があります。

「A社のES締切はいつだっけ…」「B社の二次面接の日程調整をしないと…」など、自分一人で全てを管理するのは非常に煩雑で、ミスも起こりやすくなります。

就活エージェントを利用する大きなメリットの一つが、この煩わしい「選考状況の管理」を代行してくれることです。

面接の日程調整から、各社の選考の進捗管理、そしてあなたの「持ち駒」がゼロにならないようなスケジューリングまで、プロの視点で一括して管理を任せられます。

これにより、あなたは企業研究や面接対策といった、本当に集中すべきことに自分の時間とエネルギーを注ぐことができるようになります。

このアドバンテージは、短期決戦において非常に大きな力となるでしょう。

非公開の選考ルートがあることも

就活エージェントは、一般の就活サイトには掲載されていない「非公開求人」を多数保有しています。

これは、企業が効率的に採用活動を進めたい場合や、特定のスキルを持つ学生に絞ってアプローチしたい場合に、エージェントにのみ求人を依頼するためです。

つまり、あなた一人では出会うことさえできなかった、優良企業との接点が生まれる可能性があるのです。

さらに、エージェントと企業の強い信頼関係から、「エージェント推薦」として特別な選考ルートが用意されていることも少なくありません。

書類選考が免除されたり、いきなり二次面接からスタートできたりと、通常よりも短い期間で内定に至る可能性を秘めています。

出遅れてしまったというハンデを覆し、ライバルをごぼう抜きできるチャンスが、そこにはあるかもしれません。

【大学4年生】6月からでもポイントを押さえて内定を獲得しよう!

ここまで、6月から就職活動を成功させるための様々な情報をお伝えしてきました。

重要なのは、決して「もう遅い」と諦めないことです。

現状を正しく理解し、やるべきことを明確にして、一つひとつ着実に行動すれば、道は必ず開けます。

自己分析で自分の核を見つけ、就活の軸を定め、企業の数よりも質を重視して応募先を絞り込む。

そして、模擬面接などの実践的な対策を重ね、就活エージェントのようなプロの力も賢く活用する。

これら一つひとつの積み重ねが、10月1日の内定式に笑顔で出席するという、最高の結果に繋がります。

焦りや不安を感じるのは、あなたが真剣に自分の将来と向き合っている証拠です。

その気持ちを力に変え、自信を持って、あなただけの就職活動を走り抜けてください。

応援しています。

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