【最新版】大学生が読むべきおすすめ本20選|読書をするメリットも解説

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・大学生におすすめの本
・本を読むメリット
・教養を得られる本

この記事をおすすめしたい人

・大学生の皆さん
・おすすめの本を知りたい人
・読書の効果を知りたい人

はじめに

大学時代は、人生の中でも特に自由な時間が増え、自己投資に最適な時期と言えるでしょう。

この貴重な時間をどのように使うかで、将来が大きく変わることもあります。

そして、その自己投資の中でも、手軽に始められ、かつ計り知れない恩恵をもたらしてくれるのが「読書」です。

この記事では、大学生が読書をすることのメリット、読書量と将来の関係、そして具体的なおすすめの本をジャンル別に紹介していきます。

未来を豊かにするための羅針盤として、ぜひ読書の世界に足を踏み入れてみましょう。

大学生が読書をする5つのメリット

読書は、娯楽としてだけでなく、自己成長に繋がる多くのメリットをもたらします。

特に大学生にとっては、以下の5つの点が大きな魅力となるでしょう。

1.教養・語彙力が得られる

本を読むことで、歴史、文化、科学、経済など、幅広い分野の知識に触れることができます。

それは大学の授業だけでは得られない「生きた教養」となり、物事を多角的に見る目を養います。

また、多様な表現に触れることで語彙力が向上し、自分の考えをより的確に、豊かに表現できるようになります。

2.想像力や思考力が豊かになる

小説を読めば、登場人物の心情や物語の背景を想像し、物語の世界に没入できます。

ビジネス書や教養書では、著者の意見や提示された課題に対して「自分ならどうするか」と考えるきっかけになります。

このように、読書は能動的に頭を使う行為であり、想像力や論理的な思考力を鍛える絶好の機会となります。

3.ストレス解消が解消される

意外に思われるかもしれませんが、読書にはストレスを軽減する効果があると言われています。

物語に集中することで現実の悩みから一時的に離れられたり、感動的な本を読むことで心が浄化されたりすることがあります。

忙しい大学生活の中で、読書は手軽なリフレッシュ方法の一つとなるでしょう。

4.脳が活性化する

文字を追い、内容を理解し、時には記憶し、考察するという読書の一連のプロセスは、脳の様々な部分を刺激します。

これにより、集中力や記憶力の向上、さらには認知機能の維持にも繋がると考えられています。

継続的な読書は、まさに脳のトレーニングと言えるでしょう。

5.コミュニケーション能力の向上に役立つ

読書を通じて多様な価値観や考え方に触れることで、他者への理解が深まります。

また、得た知識や情報を元に会話の引き出しが増えたり、自分の意見を論理的に伝えられるようになったりするため、コミュニケーション能力の向上に繋がります。

初対面の人との会話やグループディスカッションなど、大学生活の様々な場面で役立つはずです。

大学生のうちの読書量と年収は比例する!

「読書量と年収が比例する」という話を聞いたことがあるでしょうか。

これは、読書によって得られる知識や思考力、判断力などが、結果的に仕事の成果やキャリアアップに繋がり、年収という形で現れる傾向があることを示唆しています。

もちろん、読書だけが年収を決定づけるわけではありません。

しかし、読書を通じて培われる知的好奇心、問題解決能力、コミュニケーション能力などは、変化の激しい現代社会で活躍するために不可欠なスキルです。

大学生のうちから読書習慣を身につけることは、将来の経済的な豊かさにも繋がる可能性を秘めていると言えるでしょう。

大学生が読むべきおすすめの本20選一覧

ここでは、大学生にぜひ読んでほしい本を20冊ピックアップしました。

教養、自己啓発、ビジネス、小説の4つのジャンルから、あなたの興味や目的に合わせて選んでみてください。

  1. 世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
  2. お金2.0:新しい経済のルールと生き方
  3. スマホ脳
  4. 未来の年表
  5. 金持ち父さん、貧乏父さん
  6. 嫌われる勇気
  7. 7つの習慣
  8. 20代にしておきたい17のこと
  9. 愛するということ
  10. 自分の中に毒を持て
  11. エッセンシャル思考
  12. 人を動かす
  13. メモの魔力
  14. ゼロ秒思考
  15. ジョブ理論
  16. ノルウェイの森
  17. わたしを離さないで
  18. 西の魔女が死んだ
  19. 車輪の下
  20. 蜜蜂と遠雷

【大学生読むべき本】教養編

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

本紹介

八木 仁平

あらすじ

 「本当にやりたいこと」を見つけるための具体的なステップと考え方を、分かりやすく解説した一冊。

自己理解を深めるためのフレームワークや問いかけを通じて、自分の強み・好きなこと・価値観を明確にし、それらを掛け合わせて「天職」とも呼べるような心から納得できる目標設定をサポートします。

多くの人が陥りがちな「やりたいこと探しの罠」についても触れられています。

おすすめポイント

 自己理解を深め、心から納得できる「やりたいこと」を発見するための具体的な方法論が満載で、豊富なワークを通じて実践的に自分と向き合えます。

将来のキャリア設計や就職活動における自己分析に直結し、情熱を持って物事に取り組むための明確な指針を得られるでしょう。

お金2.0:新しい経済のルールと生き方

本紹介 (1)

佐藤 航陽

あらすじ

 テクノロジーの進化によって変わりつつある「お金」や「経済」のあり方について解説し、これからの時代を生き抜くための新しい価値観や働き方を提示します。

仮想通貨やブロックチェーン、評価経済、トークンエコノミーといった新しい概念を分かりやすく説明し、個人が価値を創造し、経済的な自由を得るためのヒントが詰まっています。

おすすめポイント

 仮想通貨やブロックチェーンなど、新しい経済の仕組みやテクノロジーに関する知識を深め、これからの時代における個人の新しい価値観や生き方のヒントが見つかります。

テクノロジーの進化が社会や個人のあり方にどのような影響を与えるのか、未来を見通す多角的な視点が得られるでしょう。

スマホ脳

本紹介 (2)

アンデシュ・ハンセン

あらすじ

 現代人にとって不可欠なスマートフォンが、人間の脳にどのような影響を与えているのかを、最新の脳科学研究に基づいて解説しています。

集中力の低下、記憶力の減退、睡眠障害、精神的な不安定さなど、スマホ依存が引き起こす様々な問題点を指摘し、デジタルデバイスと上手に付き合うための具体的な対策を提案します。

おすすめポイント

スマートフォンが脳機能や精神状態に与える影響について科学的根拠に基づいた知識が得られ、デジタルデバイスとの健康的な付き合い方を学べます。

自身のスマホ利用習慣を見直し、情報化社会をより生産的で質の高い生活を送るための具体的な対策を講じるきっかけになるでしょう。

未来の年表

本紹介 (3)

河合 雅司

あらすじ

 日本の少子高齢化が今後どのように進行し、社会にどのような影響を与えるのかを、具体的な年次ごとにシミュレーション形式で示した一冊。

労働力不足、社会保障制度の危機、地方の過疎化など、これから日本が直面するであろう課題をリアルに描き出し、未来への警鐘を鳴らしています。

続編や関連書も多数出版されています。

おすすめポイント

 日本が直面する少子高齢化という喫緊の課題について、具体的なデータと共にその影響を深く理解できます。

社会構造の変化が自身の将来にどう関わるかを考える材料となり、マクロな視点で未来を見通す力を養うことができるでしょう。

金持ち父さん、貧乏父さん

本紹介 (4)

ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター

あらすじ

 著者の実体験に基づき、「金持ち父さん(友人の父親で実業家)」と「貧乏父さん(実の父親で高学歴の教育者)」という対照的な二人の父親から学んだお金に関する教えをまとめた一冊。

お金のために働くのではなく、お金に働いてもらうことの重要性や、資産と負債の違い、ファイナンシャルリテラシーの必要性を説いています。

おすすめポイント

 お金に対する考え方や経済的自立への意識を根本から変えるきっかけとなり、資産形成や投資に関する基本的な知識とその重要性が理解できます。

学校では教えてくれない実践的な「お金の哲学」に触れ、将来の経済状況を主体的にデザインするためのヒントを得られるでしょう。

【大学生読むべき本】自己啓発編

嫌われる勇気

本紹介 (5)

岸見 一郎、古賀 史健

あらすじ

アドラー心理学の教えを、哲学者と青年の対話形式で分かりやすく解説した一冊。

過去のトラウマや他者からの評価に捉われず、「いま、ここ」に集中し、自分の課題と他者の課題を分離することで、対人関係の悩みから解放され、自由に生きるための勇気を与えてくれます。

「すべての悩みは対人関係の悩みである」と断言し、その解決策を具体的に示します。

おすすめポイント

 対人関係の悩みや生きづらさから解放されるためのシンプルかつ強力な視点が得られ、他者の評価に振り回されず自分らしく生きる具体的な方法論が学べます。

自己肯定感を高め、より主体的に人生を歩むための勇気が湧き、アドラー心理学の基本的な考え方が対話形式で非常に分かりやすく理解できるでしょう。

7つの習慣

本紹介 (6)

スティーブン・R・コヴィー

あらすじ

長期的に成功し、真に豊かな人生を送るために不可欠な7つの習慣を体系的に示した自己啓発の世界的名著。

人格主義に基づき、個人の成長から効果的な人間関係、組織のリーダーシップに至るまで、普遍的な原則を解説しています。

おすすめポイント

目標達成、時間管理、人間関係構築など、人生のあらゆる側面で役立つ原則を学び、自己成長を促します。

個人の成功だけでなく、他者との良好な関係を築き相乗効果を生み出す方法を理解し、長期的な視点で自己のあり方を見つめ直す重要性に気づかされるでしょう。

20代にしておきたい17のこと

本紹介 (7)

本田 健

あらすじ

著者が多くの成功者や賢者から学んだ教えをもとに、20代という貴重な時期に経験しておくべきこと、考えておくべきことを17の項目にまとめた一冊。

人生の土台を作るための心構えや、人との出会いの大切さ、お金との付き合い方、夢の実現方法など、具体的なアドバイスが詰まっています。

おすすめポイント

20代という貴重な時期をより有意義に過ごすための具体的な行動指針や心構えが見つかり、人生の先輩からの温かいアドバイスを通じて将来への希望や勇気が湧いてきます。

夢の実現、人間関係、お金、仕事など、幅広いテーマに関する実践的なヒントを得て、これからの人生を豊かにするための様々な気づきや学びを与えてくれるでしょう。

愛するということ

本紹介 (8)

エーリッヒ・フロム

あらすじ

「愛」は単なる感情ではなく、技術であり、学ぶことのできる能力であると説く、20世紀を代表する社会心理学者による古典的名著。

現代社会における愛の誤解を指摘し、愛の本質とは何か、能動的に愛するとはどういうことか、そして愛の技術をいかにして習得するかを深く考察しています。

おすすめポイント

恋愛や人間関係における「愛」について深く本質的な洞察が得られ、他者とより成熟した関係を築くための具体的な心構えや技術が学べます。

「愛する」という行為の能動的な側面や、そのための努力の必要性に気づかされ、現代社会における人間関係のあり方や自己の成熟について深く考えさせられるでしょう。

自分の中に毒を持て

本紹介 (9)

岡本 太郎

あらすじ

孤高の芸術家、岡本太郎が、常識や世間の目に縛られず、自分らしく、情熱的に生きることの重要性を説いた強烈なメッセージ集。

「毒を持て」「危険な道を選べ」といった挑発的な言葉の裏には、自分自身の感性や衝動に正直に、主体的に人生を切り開いていくための熱いエールが込められています。

おすすめポイント

常識や周囲の評価にとらわれず、自分自身の感性に正直に生きる勇気が湧き、現状に甘んじることなく常に新しいことに挑戦し続ける情熱をかき立てられます。

岡本太郎の強烈な言葉が固定観念を打ち破り、自由な発想を持つきっかけとなり、閉塞感を打ち破りエネルギッシュに人生を切り開くための刺激的なメッセージに満ちているでしょう。

【大学生読むべき本】ビジネス書編

エッセンシャル思考

本紹介 (10)

グレッグ・マキューン

あらすじ

より少なく、しかしより良くをテーマに、本当に重要なことだけを見極め、そこにエネルギーを集中させるための思考法「エッセンシャル思考」を解説。

多くのことをやろうとして中途半端になるのではなく、非本質的なものを見抜き、断る勇気を持つことで、より大きな成果と充実感を得る方法を具体的に示します。

おすすめポイント

多くの選択肢の中から本当に重要なことを見極め、集中するための具体的な方法論を学び、時間やエネルギーを効果的に活用して質の高い成果を出す思考法が身につきます。

「ノー」と言う勇気を持ち、不要なものから自身を守る術を習得し、シンプルかつ本質的な生き方を実現するための指針となるでしょう。

人を動かす

本紹介 (11)

デール・カーネギー

あらすじ

人間関係の原則を具体的なエピソードとともに分かりやすく解説した、自己啓発・ビジネス書の古典的名著。

他者と良好な関係を築き、円滑なコミュニケーションを図り、相手に影響を与えるための実践的な方法論が詰まっています。

おすすめポイント

時代を超えて通用する普遍的な人間関係の原則やコミュニケーションの秘訣を学び、他者と良好な関係を築き円滑なコミュニケーションを図る具体的なテクニックが身につきます。

人に好かれ、人を動かすための実践的な知恵が豊富な事例とともに分かりやすく解説されており、あらゆる場面で役立つ対人スキルが向上するでしょう。

メモの魔力

本紹介 (12)

前田 裕二

あらすじ

 SHOWROOM株式会社の創業者である著者が、自身の経験と思考を元に編み出した「メモ術」を公開。

単なる記録としてのメモではなく、アイデアを生み出し、夢を叶えるための知的生産ツールとしてのメモの取り方、活用法を具体的に解説しています。

巻末には自己分析1000問も収録されています。

おすすめポイント

日常の気づきや情報をアイデア創出や自己成長に繋げる具体的なメモ術を学び、思考を整理・深化させ新たな視点を発見する知的生産ツールとしてのメモ活用法が身につきます。

夢や目標を明確にし、その実現に向けて行動を促す強力なメソッドが手に入り、巻末の「自己分析1000問」は自分自身を深く理解する良いきっかけとなるでしょう。

ゼロ秒思考

本紹介 (13)

赤羽 雄二

あらすじ

マッキンゼーで14年間活躍した著者が提唱する、頭に浮かんだことをA4用紙1枚に1分で書き出すというシンプルな思考整理術。

この「メモ書き」を繰り返すことで、思考のスピードと質が劇的に向上し、問題解決能力やコミュニケーション能力が高まるとしています。

具体的なやり方や効果が分かりやすく解説されています。

おすすめポイント

頭の中のモヤモヤを瞬時に整理し思考をクリアにする非常にシンプルな方法を学び、日々のトレーニングを通じて思考のスピード・質・問題解決能力が向上します。

アイデア発想、意思決定、コミュニケーションなど様々な場面で応用可能な汎用性の高いスキルであり、誰でもすぐに実践できる手軽さが魅力です。

ジョブ理論

本紹介 (14)

クレイトン・クリステンセン他

あらすじ

イノベーション研究の第一人者である著者が提唱する、顧客が製品やサービスを「雇用(ハイヤー)」する目的、すなわち「片づけたい用事(ジョブ)」に着目することで、真の顧客ニーズを理解し、ヒット商品を生み出すための理論。

顧客が本当に求めているものは何かを深く洞察するためのフレームワークを提供します。

おすすめポイント

顧客の隠れたニーズや本質的な欲求を理解するための新しい視点やフレームワークが得られ、マーケティングや商品開発、サービス改善に役立つ実践的な思考法が学べます。

イノベーションを生み出すヒントやビジネスにおける新しい価値創造の方法論に触れ、日常の製品やサービスを見る目が変わり世の中の仕組みに対する洞察力が深まるでしょう。

【大学生読むべき本】小説編

ノルウェイの森

本紹介 (15)

村上 春樹

あらすじ

1960年代後半の日本を舞台に、主人公ワタナベトオルと、繊細で傷つきやすい直子、そして生命力にあふれる緑という二人の女性との関わりを中心に、喪失と再生、愛と性を瑞々しくも切なく描いた物語。

ビートルズの楽曲「ノルウェイの森」が効果的に使われ、青春の揺れ動く心情や時代の空気感を鮮やかに映し出しています。

おすすめポイント

青春時代の複雑な恋愛模様や人間関係、喪失と再生の物語に深く共感し、心を揺さぶられながら、村上春樹特有の比喩表現や美しい文章を堪能できます。

1960年代後半の時代の空気感や若者たちの息遣いをリアルに感じ、生と死、愛といった普遍的なテーマについて深く考えさせられるきっかけとなるでしょう。

わたしを離さないで

本紹介 (16)

カズオ・イシグロ

あらすじ

外界から隔離された寄宿学校で育ったキャシー、ルース、トミー。

彼らはある特別な「使命」のために生み出された存在だった。

穏やかな田園風景の中で描かれる彼らの友情、恋愛、そして避けられない運命。

徐々に明らかになる衝撃的な真実と、その中で人間らしく生きようとする主人公たちの姿が、静かな筆致で描かれるSF的設定の文学作品です。

おすすめポイント

生命倫理や人間の尊厳といった重いテーマを、静謐で美しい物語を通じて深く考えさせられ、友情、愛情、記憶、そして運命が絡み合う切なくも感動的なストーリーに引き込まれます。

カズオ・イシグロの抑制の効いた巧みな筆致と徐々に謎が明らかになる構成が魅力で、読後、登場人物たちの生き様や物語の余韻が心に残り長く考察したくなるでしょう。

西の魔女が死んだ

本紹介 (17)

梨木 香歩

あらすじ

中学校にあがったばかりの主人公まいが、不登校になり、イギリス人の祖母(西の魔女)の元でひと夏を過ごす物語。

祖母との丁寧な暮らしや自然との触れ合いの中で、まいは「魔女修行」と称して、自己コントロールの方法や生きる上で大切なことを学んでいきます。

祖母の死後、まいはその教えを胸に再び歩き始めます。

おすすめポイント

忙しい日常から離れ、自然の中での丁寧な暮らしや温かい人間関係に心が癒やされ、思春期の少女の心の揺れ動きや成長が瑞々しく描かれた物語に共感を覚えます。

生きる上で大切な知恵や自己肯定感を高めるヒントが物語の中に優しく散りばめられており、読後、心が温かくなり日々の生活を大切にしようと思えるでしょう。

車輪の下

本紹介 (18)

ヘルマン・ヘッセ

あらすじ

才能豊かな少年ハンス・ギーベンラートが、周囲の期待と厳しい規律の中でエリート養成学校に進学するも、画一的な教育や友人との別れ、初恋などを経験する中で次第に精神的に追い詰められていく悲劇を描いた物語。

個人の自由や感受性が抑圧される社会への批判と、青春期の繊細な魂の苦悩が描かれています。

おすすめポイント

青春期の多感な時期の孤独や苦悩、自己のアイデンティティの模索に深く共感し、社会の期待や抑圧と個人の自由や才能との間で葛藤する主人公の姿に心を揺さぶられます。

ヘルマン・ヘッセの美しい文体と自然描写の中に込められた象徴的な意味合いを味わいながら、教育とは何か、個性を活かすとはどういうことか、といった普遍的な問いを投げかけられるでしょう。

蜜蜂と遠雷

本紹介 (19)

恩田 陸

あらすじ

国際ピアノコンクールを舞台に、国籍も境遇も異なる4人の若きピアニストたちが、それぞれの才能と葛藤、友情、そして音楽への愛を懸けて競い合う群像劇。

天才たちの苦悩や努力、音楽が生まれる瞬間の奇跡、そしてコンクールという非日常的な空間での人間ドラマが、臨場感あふれる筆致で描かれます。

直木賞と本屋大賞をダブル受賞した話題作。

おすすめポイント

国際ピアノコンクールという特殊な舞台で繰り広げられる若き才能たちの競争と葛藤、友情、そして音楽への情熱に圧倒され、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。

天才たちの苦悩や努力、音楽が生まれる瞬間の奇跡が鮮やかに描かれ、夢に向かって努力する人々の姿に感動し、エンターテイメント性の高い物語に引き込まれるでしょう。

最後に:大学生こそ読書をしてみよう!

時間は有限であり、特に大学生活はあっという間に過ぎ去ります。

しかし、その限られた時間の中で得た知識や経験は、一生の財産となります。

読書は、その財産を築くための最も手軽で効果的な手段の一つです。

今回紹介した本はあくまで一例です。

大切なのは、まず一冊手に取ってみること。

そして、読書を通じて新しい世界を発見し、自分自身を成長させていくことです。

さあ、あなたも今日から読書を始めてみませんか? きっと、素晴らしい出会いが待っています。

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