【例文10選】パティシエの志望動機!好きだけじゃ弱い?なぜそのお店・企業なのかを明確にしよう!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・パティシエの志望動機の書き方
・パティシエの業務内容
・パティシエの志望動機の例文

この記事をおすすめしたい人

・パティシエを目指す人
・志望動機がうまく書けない人
・例文を読んで参考にしたい人

目次目次を全て表示する

【パティシエの志望動機】はじめに

志望動機はどのような職業を目指すうえでも非常に重要なものです。

就活では様々な質問をされますが、志望動機と自己PRは100%聞かれると思って対策しておいた方が良いです。

そこで今回はパティシエを目指している方のために、パティシエの業務内容や求められる能力について解説しつつ、志望動機のコツやポイント、そして例文を紹介します。

「志望動機が完璧ならば、必ず内定をもらえる」というわけではありませんが、合否を左右する重要な項目の1つであることは間違いありません。

ぜひ質の高い志望動機を作成できるよう、この記事を参考にしてみてください。

パティシエと料理人の違い

パティシエと料理人の違い

パティシエと料理人はどちらも食を通じて人に喜びを届ける仕事ではありますが、その役割や求められる感性には大きな違いがあります。

料理人は食事としての満足を提供することに重点を置いていますが、パティシエは甘さ、美しさ、驚きといった感覚に訴えている要素も重視します。

料理は素材の持つ旨味や香りを最大限に引き出すことが目的であり、味のバランスを用いた配合、温度管理、見た目の美しさによって独自の世界観を表現することが仕事です。

どちらが優れている/劣っているというわけではありませんが、料理人は様々な食材を用いて豊富な種類の料理を提供し、パティシエは基本的にはスイーツをメインに、繊細なメニューを作ると覚えておけば良いでしょう。

【パティシエの志望動機】パティシエの仕事内容

パティシエの仕事内容
  • 洋菓子専門店での仕事内容
  • ホテル内パティスリーでの仕事内容
  • レストランでのパティシエ業務
  • カフェ併設スイーツ店での仕事内容
  • ブライダル施設専属パティシエの仕事内容

質の高い志望動機を作成するためにはパティシエという職業ではどのような業務を行うのかについて理解しなければなりません。

もちろんお菓子やスイーツを作るということは大前提ですが、勤め先によって多少求められる業務は異なります。

あなたがどのタイプのお店で働き、パティシエとして活躍したいのか明確にするためにも、ぜひ行う業務について理解を深めてください。

洋菓子専門店での仕事内容

洋菓子専門店におけるパティシエの仕事は、毎日お店に並ぶ定番商品を安定した品質で作ることが最優先です。

ショートケーキ、シュークリーム、タルトなど人気のある商品は常に需要が高いため、質・量ともに安定性が求められます。

見た目の美しさ、味の再現性を保つためには作業工程や分量の厳密な管理が必要です。

これに加えて新しい商品を提案したり、季節に合わせた限定メニューの開発に携わったりすることも多く、創造性とトレンドへの敏感さも問われます。

また、店舗によっては販売スタッフと協力し、接客を行うことも少なくありません。

ホテル内パティスリーでの仕事内容

ホテルにあるパティスリーでは宿泊客やレストランの利用者に向けて上質なデザートを提供することが仕事です。

特に高級ホテルの場合、スイーツにはそのブランド価値が反映されており、使う食材から装飾まで全てにおいて洗練された仕上がりが求められます。

また、季節やイベントに応じた演出が重要視されるため、年中行事や国際的なゲストの好みにも対応できる感性が必要です。

朝食ブッフェの焼き菓子やアフタヌーンティーに添える小さなスイーツ、レストランで出すコース料理のデザートなど、同じホテル内でも様々な商品を担当する必要があります。

レストランでのパティシエ業務

レストランで働くパティシエは料理の最後に提供されるデザートを作ることが仕事です。

コース料理の構成を理解し、メインディッシュとのバランスを考えた甘味の演出が必要です。

食事の締めくくりとして過不足のない味わいや食感を計算し、視覚的にも満足感のある一品として仕上げるため、技術だけでなく表現力も問われます。

また、料理長やソムリエと連携し、ドリンクとの相性まで考慮したメニュー作りを行う場面も多いです。

デザートに使うソースや装飾の要素には日々工夫が加えられ、同じメニューでも飽きのこない変化を生み出す姿勢が求められます。

店舗によっては食材の仕入れから携わることも多く、旬の素材をどう取り入れられるかを考える段階から参加することも少なくありません。

カフェ併設スイーツ店での仕事内容

カフェを併設しているスイーツ店で働くパティシエの場合は、ショーケースに並ぶ商品とともに、店内で提供されるデザートのプレートやテイクアウト商品まで幅広く手掛けます。

特にカフェではドリンクと一緒に提供されることが前提となるため、紅茶やコーヒーとの相性を意識して軽めの味わいや口当たりの良さも重要になります。

また、若い人が利用するカフェではSNS映えを意識した見た目の工夫も近年では欠かせません。

色彩や盛り付け、器の選び方まで気を配り、思わず写真を撮りたくなるようなスイーツ作りが求められます。

ブライダル施設専属パティシエの仕事内容

ブライダル施設で専属のパティシエとして働く場合、最も大きな役割はウェディングケーキの製作です。

新郎新婦の希望を細かくヒアリングして、思い出やテーマを形にした世界に1つだけのケーキを作り上げるという、極めてオーダーメイド性の高い仕事です。

味や大きさ、装飾の華やかさはもちろん、披露宴の演出の一部として注目を集める存在であるため、デザイン性と安全性を両立させる工夫が求められます。

また、引き出物やプチギフトなど、結婚式に関わる様々なスイーツにも関わる機会があり、1日限りの特別な空間を演出する、やりがいと責任が伴う仕事です。

【パティシエの志望動機】アピールすべき能力

アピールすべき能力
  • 同じ味と美しさを保つ再現力と安定性
  • 現場で信頼されるチームワークと気配り
  • 長時間の作業にも対応できる集中力と忍耐力
  • ハードな環境でも折れない体力と持続力

続いて、パティシエに求められるアピールすべき能力について紹介します。

志望動機は確かに、字面だけで考えるならば「その企業を目指す理由について話すべき項目」です。

しかし、その中で「自分の能力をアピールしてはならない」というルールは存在しませんし、むしろ魅力を伝えることで内定が近づきます。

そこで、どのような能力をアピールすべきか理解を深めておきましょう。

もちろん、下記の能力は自己PRでアピールしても好印象です。

同じ味と美しさを保つ再現力と安定性

パティシエの仕事において、どれだけ繊細なスイーツを作れても、それを毎日、安定して再現できなければ食品職人として活躍できません。

味のバランスや食感、見た目の美しさなど、全ての要素を同じ品質で保つには、素材の状態を的確に見極める観察力と、それに合わせて作業を微調整する判断力が必要です。

たとえ湿度や温度が変化しても、いつも通りの焼き色、艶感に仕上げるためにはレシピ通りに作るだけでなく、その日の状況に合わせて温度や時間をコントロールする技術が必要です。

どれを手に取ってもお客様に感動を与えられるような完成度を保つためには、再現力と基礎を徹底的に守る安定した技術が欠かせません。

現場で信頼されるチームワークと気配り

パティシエの仕事は個人作業の印象が強い人もいるかもしれませんが、むしろチームの連携が非常に重要です。

仕込み、焼成、仕上げなど工程が細かく分かれており、複数人が同時に動く中でお互いのタイミングを見ながら作業を進めることが大切です。

生地の状態を見て仕込みを少し早める必要がある場合や、他のスタッフの作業に合わせて段取りを調整することもあります。

正しいタイミングでの声掛けや相手の意図を汲み取る姿勢、仲間を思いやる心が欠かせません。

また、少しでも手が空いたら道具の位置を戻す、材料を補充するなど、小さな気配りが全体の作業効率を大きく左右します。

このように、状況を読み、スムーズに連携を取るためには周囲への配慮が大切です。

長時間の作業にも対応できる集中力と忍耐力

パティシエの仕事は華やかな見た目とは裏腹に、緻密で単調な作業も多いです。

しかし、仕込み、焼成、冷却、仕上げといった工程はどれも時間との勝負であり、ミスがあれば最初からやり直しになってしまうことも少なくありません。

毎日似た作業を繰り返す中でも、一つひとつの工程に気を抜かず集中を保って取り組むことが大切です。

おかし作りをしたことがある人ならわかるでしょうが、クリームの泡立て具合や焼き時間のわずかな差によって仕上がりが変わります。

よって、同じ作業でも注意力を維持し続けなければなりません。

特に繁忙期やイベント前には早朝から深夜まで作業が続くこともあり、質を保つには忍耐力が必須です。

ハードな環境でも折れない体力と持続力

パティシエは立ち仕事が基本であり、1日中動き回る仕事です。

オーブンやコンロの熱気、早朝からの仕込み、繁忙期の連携など体への負担は想像以上のものです。

暑さや寒さの中での作業も避けられず、日々の業務を安定してこなすには体力だけでなく、日頃からの体調管理も欠かせません。

また、長時間の仕事の中でも体調を崩さず一定のパフォーマンスを維持し続けるためには、どれほど技術があっても、体力がなければ活躍するのは難しいため、自分の体と向き合い、いたわる習慣を今のうちから身につけておきましょう。

【パティシエの志望動機】パティシエの志望動機のポイント

パティシエの志望動機のポイント
  • 好きから一歩踏み込んだ動機の掘り下げ方
  • なぜこの店なのかに説得力を持たせる方法
  • 将来像と店舗の方向性をどうつなげるか

パティシエを目指す人が志望動機をより魅力的なものにするために、覚えておいていただきたいポイントを3つ紹介します。

以下の3つのポイントを理解している人とそうでない人とでは、志望動機のクオリティが大きく異なってくることでしょう。

少しでも良い印象を与え、内定を掴み取るためにも以下のポイントを覚えておいてください。

好きから一歩踏み込んだ動機の掘り下げ方

パティシエを目指す人に多い志望動機として「お菓子作りが好きだから」という言葉がありますが、それだけではあまりにも説得力がありません

教員を目指す人が「子供が好きだから」と言うぐらい、陳腐であると言えるでしょう。

企業は「好き」という気持ちを「入り口としては」認めてくれますが、その先にあるあなたの姿勢や目標を知りたいと考えています。

つまり、なぜその「好き」という感情を仕事にしたいのか、仕事でどのような価値を生み出したいのかといった部分まで言語化できていなければなりません。

自分がお菓子作りを通じてどのような感情を届けたいのか、人にどのような体験を提供したいかまで掘り下げることで、志望動機に深みが生まれます。

「なぜこの店なのか」に説得力を持たせる方法

多くの就活生の方が見落としがちな視点として「なぜこのお店を選んだのか」という点が挙げられます。

同業他社が複数ある中で、その店で働きたい理由を明確にすることはあなたのモチベーションの高さを伝えるうえでの大きな要素です。

ただ「雰囲気が好き」「美味しかった」という感想だけでは弱く、その店の理念や素材へのこだわり、商品の世界観、サービスのあり方などにどのように共感したかを具体的に伝えなければなりません。

店を訪れた時の感動体験やコンセプトへの共感を自分の言葉で語ることで、動機に厚みが生まれます。

将来像と店舗の方向性をどうつなげるか

「自分はこのようなパティシエになりたい」という将来像を持っていることも、大きなアピール材料になります。

しかし、それだけを一方的に述べても企業側には響きません。

重要なのはその将来像と店舗の方向性がどのように合致しているかを丁寧に伝えることです。

目指す世界観やキャリアと企業が持つ特徴や強みに共通点を見いだすことでただ「入社したい」と言っているだけでなく「ここでなら目標に近づける」と思っていることを伝えられ、納得感が生まれます。

自分の目標をその企業の中でどう実現していきたいのかを示すことで、意欲と具体性のある志望動機が完成するでしょう。

【パティシエの志望動機】パティシエの志望動機の書き方

パティシエの志望動機の書き方
  • 志望動機の基本構成|起点→共感→自分の強み
  • 印象に残るエピソードの選び方
  • 志望動機にNGな書き方と改善ポイント

続いて、パティシエの志望動機の基本的な書き方について紹介します。

どのような構成で書けば良いのか、どのように作成すれば良いかを意識できていると、自ずと質の高い志望動機が出来上がります。

また、NGな書き方や改善ポイントについても紹介するため、反面教師として確認しておいてください。

志望動機の基本構成|起点→共感→自分の強み

志望動機を書く際には「どのようなきっかけでこの仕事を目指すようになったか(起点)」「その中でなぜこの店に惹かれたのか(共感)」「そこで活かせる自分の強みは何か(強み)」という流れを意識しましょう。

最初に「お菓子作りが好き」「スイーツに関わる仕事がしたい」など、自分の原体験や動機の出発点を明確に伝え、その後、その思いがなぜその店舗で働くことにつながるのかを丁寧に説明しましょう。

また、その際にお店のコンセプトや商品、素材の扱い方、働くスタッフの姿勢などに共感した点を取り上げるとわかりやすいです。

そして最後に、自分のどのような経験や性格、スキルがその職場で活かせるのかを伝えることで、採用するメリットを明確に示すことが可能です。

印象に残るエピソードの選び方

志望動機を強く印象付けるためには、エピソードの選び方も非常に重要です。

ただ「好きだった」「やってみたい」といった気持ちを並べるのではなく、具体的な経験を通じて自分の姿勢を伝えることが大切です。

そのためには自分がどのような場面で努力し、どのように課題に向き合ったのか、そこから何を学んだかという流れを意識してエピソードを選びましょう。

題材はお菓子作りに関係するものでなくても良いですが、必ず自分の行動と結果がわかるものにしましょう。

相手にとって印象に残り、そして自分の価値観が伝わり、なおかつ職場で活躍する姿が想像しやすい内容が理想です。

志望動機にNGな書き方と改善ポイント

志望動機を書く際に注意したいのは、やる気だけを強調した内容や、内容が曖昧で読み手に伝わらない書き方です。

「頑張ります」「意欲があります」など、やる気をアピールしたいのであれば、その意欲がどのような経験から生まれたのか、どのような姿勢で行動しているのかまで掘り下げて書かなければなりません。

また「どこでもいい」と思われてしまうような内容も避ける必要があります。

応募先の店舗の特徴や方針を理解していないと思われてしまうような志望動機だと、門前払いにされてしまう可能性が高いです。

応募前には店舗の情報や展開している商品、サービスの工夫などをしっかり調べておいて、自分との接点を見つけて言語化することを心がけましょう。

【パティシエの志望動機】パティシエの志望動機の例文

ではここまで紹介してきた内容を踏まえたうえで作成したパティシエの志望動機の例文を紹介します。

どのような職場を目指すか、どのような経験を活かしたいと考えているかによって参考にすべき例文は異なります。

まずはあなたと境遇が似ている例文を熟読し、その後、時間に余裕があれば他の例文も参考にし、質の高い志望動機作成に活かしてください。

洋菓子店志望の例文

貴社を志望する理由は素材本来の味を活かしながら、自由な発想でスイーツを表現できる環境に強く魅力を感じたからです。

学生時代、地域の子ども食堂と連携し、お菓子作り体験のボランティアを行ってきました。限られた材料の中でも「美味しくて驚きがあるものを」と試行錯誤し、季節のフルーツや身近な食材を工夫して使ううちに、素材を活かした表現に喜びを感じるようになりました。その中で貴社のスイーツに触れ、シンプルな見た目の中に素材の魅力が詰まっていることに感動し、私もこのような菓子づくりに関わりたいと強く思いました。

入社後は素材に対する感性と提案力を活かし、新しい発想で季節商品や地域性のあるメニュー開発に貢献する所存です。

ホテル内パティスリー志望の例文

貴社を志望する理由は高級感と洗練されたデザインを両立したスイーツを提供されている点に深く共感したからです。

専門学校でホテル業界とのコラボコンテストに参加し「春のウェルカムスイーツ」をテーマにした作品で最終審査まで進みました。ホテルでの提供を想定したため、色味やサイズ、サービス導線までを考慮して作る経験となり、お客様の滞在に寄り添うスイーツの奥深さを実感しました。その経験から、スイーツが空間全体の印象を決める重要な要素になることを強く意識するようになり、貴社のようなホテルパティスリーで働くことを目指すようになりました。

入社後はおもてなしの視点を大切にした五感に残るスイーツを形にすることで、ホテル全体の価値向上に貢献する所存です。

レストラン勤務志望の例文

貴社を志望する理由は、料理の流れを締めくくる存在としてのデザートに強く惹かれ、そこに携わりたいという想いがあるからです。

インターンとして参加したレストランで、コース料理の最後に提供されたスイーツが「記憶に残る体験」になると実感しました。私は盛り付け補助を任され、お客様が一皿ごとに感動している姿を目にして、スイーツの演出効果に心を打たれました。また、シェフと連携してメニューのバランスを考える中で、料理との調和を意識したスイーツの役割にも魅力を感じました。

入社後は味覚の流れや食後の満足感を計算したスイーツを生み出し、料理全体の完成度を高めるスイーツを提供できればと考えています。

カフェ併設店志望の例文

貴社を志望する理由は、カフェという空間でお客様の時間や気分に寄り添うスイーツを届けたいという想いがあるからです。

大学のイベントで小さなスイーツカフェを企画し、SNSでメニュー告知から撮影、投稿までを行いました。お客様が「写真を撮りたくなるような見た目」と「食べた後の満足感」の両立を求めていることを実感し、色合いや器とのバランスにこだわってメニューを構成しました。その経験から、スイーツは味だけでなく空間全体との調和によって価値が高まることを学びました。

入社後はそうした視点を活かし、SNSなどを意識したビジュアル提案や、ドリンクと組み合わせた商品開発を通じて、マーケティングにも寄与できればと考えています。

百貨店テナント志望の例文

貴社を志望する理由は、百貨店という多様な客層が訪れる場で、すべてのお客様に特別な一品を提供する姿勢に共感したからです。

学生時代、物産展のアルバイトでスイーツ販売を担当し、お客様に応じた声かけや説明を意識して接客をしていました。商品の説明だけでなく「お祝い用ならこちら」「日持ちが必要ならこの商品」といった提案を通して、売上を伸ばすことができました。その経験から、味や見た目だけでなく、用途に合わせた提案力や丁寧な接客姿勢の大切さを学びました。

入社後は百貨店ならではの接客対応力を磨きつつ、商品知識と提案力を活かして、お客様のニーズに最も合ったスイーツを届けたいと考えています。

ウェディング施設専属志望の例文

貴社を志望する理由は「一生に一度」の特別な日にスイーツという形で関わり、お客様の記憶に残る瞬間を演出したいと考えたからです。

学生時代、親戚の結婚式でウェディングケーキの制作を特別に手伝わせていただいたことがあります。新郎新婦の希望を反映させたオリジナルのケーキは華やかさだけでなく、意味や想いを込めたデザインに仕上がり、披露宴でも歓声が上がりました。その光景を見て、スイーツが感動の主役になれることに強い衝撃を受けました。貴社がケーキやプチギフトだけでなく、ブライダル全体の演出を見据えたスイーツ作りに取り組まれている点に強く共感しました。

入社後は基礎を身につけ、数年後には打ち合わせにも適宜参加し、想いをケーキで表現するスペシャリストになりたいと考えています。

地元密着型の個人店志望の例文

貴社を志望する理由は地域に根ざした温かな店づくりに強く共感し、自分もその一員として貢献したいと感じたからです。

学生時代、地元商店街の小さなケーキ屋でアルバイトをしていました。常連のお客様との日々のやり取りや、記念日ケーキのご相談を受け、スイーツが人と人とをつなぐ存在になることを実感しました。特に、近所の親子が毎月同じケーキを買いに来てくれる姿に、習慣として愛される商品を作る喜びを感じていました。貴社の店舗もまた、地域の方々に長く親しまれ、信頼されている姿勢に魅力を感じています。

入社後は貴社の地域密着の店づくりに積極的に関わりながら、お客様に「また来たい」と思っていただけるような接客とスイーツづくりをできればと考えています。

海外ブランドの日本支店志望の例文

貴社を志望する理由は世界的に評価されているブランドの哲学と技術に共感し、日本でその魅力を伝えていきたいと感じたからです。

学生時代、留学先のフランスで訪れたパティスリーで貴社の本店の味に触れ、その美しさと味わいに衝撃を受けました。特に、伝統と革新が融合されたスイーツの完成度の高さに圧倒され「日本でもこの感動を届けたい」と強く思いました。その後、日本支店でのイベント販売に参加させていただき、丁寧な接客や細部にまでこだわる姿勢から、ブランドの誇りを肌で感じました。

入社後は海外の精神を正しく理解しつつ、日本の文化や感性に合った表現を模索しながら、ブランド価値を高める一員として貢献する所存です。

専門学校での実習経験を活かした例文

貴社を志望する理由は、専門学校で培った基礎技術と発想力を現場で活かしたいと考えたからです。

卒業制作では季節をテーマにしたムースケーキで優秀賞をいただきました。作品づくりではテーマ設定から材料選び、プレゼン準備まで行い、先生方からは「世界観と構成力がある」と評価を受けました。こうした経験を経て、1つのスイーツに込める意味やストーリー性を大切にしたいという想いが強まりました。貴社の商品ごとに明確なテーマを持ち、細部にまで丁寧にこだわる姿勢に強く共感しています。

入社後はまず技術を磨き、そしてテーマ性のあるスイーツづくりに積極的に関わり、さらに貴社のブランドの世界観を深めた新作作りを目指します。

アルバイト経験を活かした例文

貴社を志望する理由はスピードと正確さ、そしてチームで動く中での信頼を重視する現場で自分の力を発揮したいと考えたからです。

学生時代、チェーン系のスイーツショップでアルバイトをしており、ピークタイムには1時間に数十個のスイーツを仕上げていました。先輩に教わりながら「正確かつ早く仕上げる」ことを意識して練習し、3か月後には新人指導も任されるようになりました。また、スタッフ間の声かけや手順の共有など、チーム全体で動くための意識も高めることができました。貴社のように多くのスタッフが連携して商品提供を行う現場ならば、こうした経験が活かせると考えています。

入社後は効率と品質の両立を意識した行動で現場を支え、周囲と連携しながら毎日、質はもちろん、スピードにもこだわって働く所存です。

【パティシエの志望動機】パティシエであるといい資格

パティシエであるといい資格
  • 製菓衛生師
  • 調理師免許
  • 食品衛生責任者

実はパティシエとして働くにあたって「絶対に必要な資格」は存在しません。

「資格を持っていないと働けないのでは?」と思うかもしれませんが、必須の条件である資格は存在しないのです。

しかし、持っておくと確実に就活で活かせる資格は存在するため、どれならば取得できそうか、考えながら読んでみてください。

製菓衛生師

製菓衛生師はパティシエとして専門的に働くための基礎力を備えていることを示す国家資格です。

製菓の専門学校などで定められたカリキュラムを修了して、各都道府県が実施する試験に合格することで取得できます。

食品の衛生管理や材料の取り扱いに関する知識があることの証明になり、店舗や企業からも信頼を得やすくなります。

味や見た目、美しさだけでなく衛生管理が極めて重要なパティシエの仕事においては適切な温度管理、器具の洗浄、作業環境の清潔感など、細部までの配慮が必要です。

この資格は衛生意識を備えていることを示すものであるため、持っておけば就活において非常に有利であると言えるでしょう。

調理師免許

主に料理を扱う人が取得する調理師免許は国家資格ですが、パティシエとしてのキャリアにも役立てられるものです。

調理全般に関する知識や衛生意識を体系的に学べるため、スイーツだけでなく食材の扱いや加熱処理などの理解も深まります。

特にホテルやレストランで働く場合はデザートだけでなく、料理とのバランスや提供タイミングの調整が必要になることも少なくありません。

このような環境で活躍するためにはパティシエの技術はもちろん、料理人との連携をスムーズに行うための知識が欠かせません。

調理師免許を持っていると、製菓以外の分野の理解や知見が深いことを示す材料になり、内定が近づくことでしょう。

食品衛生責任者

食品衛生責任者は飲食店や製菓店を営業する際に必ず1人以上、保有者の配置が義務付けられている資格です。

この資格を持っていれば、店舗の管理者や責任ある立場を任される可能性が高いです。

店内の衛生状態を保つためのルールや、食中毒を未然に防ぐための措置などについて知識を持っている人は現場において非常に重要な存在だからです。

自分の作業の丁寧さはもちろん、店舗全体を安全に運営していく意識があるとアピールできるため、就活においても有利になるでしょう。

【パティシエの志望動機】まとめ

今回はパティシエを目指している人のために、志望動機を書くコツやポイント、そして例文などを紹介しました。

パティシエはお菓子やスイーツを作って人々に笑顔を提供する仕事ですが、人気な分、ライバルも多いです。

ぜひこの記事を参考に質の高い志望動機を作成し、第一志望の内定を勝ち取ってください。

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