・志望動機のおすすめ構成
・接客業向けの志望動機の書き方
・接客業向けの志望動機の書き方を知りたい人
・自分の志望動機に不安がある人
【接客業の志望動機】はじめに
「お客様とコミュニケーションをとりながら仕事をしたい」「接客のアルバイトの経験を活かして就職先を探したい」など、さまざまな理由から就職先に接客業を志望する学生が多くいます。
しかし、いざエントリーシートを書く段階になると、志望動機をどのように作ればよいか悩む方もいるでしょう。
そこでこの記事では、接客業の志望動機を作る際のポイントから例文までを徹底解説します。
作成のポイントを押さえ、選考を通過できる魅力的な志望動機を作りましょう。
【接客業の志望動機】接客業とはどういう仕事か
そもそも接客業とは、お客様に直接商品やサービスを紹介したり、おもてなしをしたりする仕事を指します。
お客様の喜ぶ顔をダイレクトに見られるため、その分やりがいを感じやすいでしょう。
また、お客様は接客をするスタッフを通じてその企業のサービスや商品を知るため、接客業は企業の顔ともいえる仕事です。
さらに、接客をするお客様の興味や関心は多種多様であり、マニュアル通りにいかない場合には、状況に応じて臨機応変に対応するスキルが必要です。
【接客業の志望動機】接客業で求められる能力
接客業の採用選考では、接客業に活きるさまざまな能力が評価されます。
お客様は接客をするスタッフを通じてその企業のサービスや商品を知るため、どのような接客ができる人材かは重要なポイントです。
さらに、お客様や状況に応じて、臨機応変な対応も必要となります。
接客業を志望する場合は、次にご紹介する6つの能力を押さえておきましょう。
・コミュニケーション能力
・観察力
・傾聴力
・提案力
・柔軟性
・洞察力
・人当たりの良い雰囲気
コミュニケーション能力
接客業で求められる能力の1つ目は、コミュニケーション能力です。
コミュニケーション能力は、人とのやりとりのなかで、円滑に相手と意思疎通ができることをいいます。
接客業は、文字のごとくお客様に接する仕事であり、いかにお客様の課題を解決できる(喜んでもらえる)商品やサービスを提供できるかが重要なミッションです。
また、円滑なコミュニケーションはお客様の満足度にもつながり、結果的に企業の売上にもつながります。
逆にコミュニケーション能力が欠如していると、お客様に満足してもらえないために売上にもつながらない可能性が高いです。
そのような人材は、接客業で活躍できないと見なされるケースがほとんどです。
これらの理由から、コミュニケーション能力は接客業で一番重要といってよいほど、重宝される能力といえます。
観察力
接客業で求められる能力の2つ目は、観察力です。
観察力は、会話の内容や相手の様子、振る舞いなどから、相手の気持ちを読み取る能力をいいます。
接客業において、お客様がどのような課題を抱えているか、どういった商品やサービスを求めているかを判断するのは大切なスキルです。
お客様のニーズを敏感に察知し、ニーズに合った提案をすると、企業の売上につながります。
そのため、観察力を活かしてお客様のニーズをくみ取れる人材は、接客業の現場でも重宝されます。
逆に観察力がないと、お客様のニーズに合わない提案をしてしまう恐れがあるので、注意しましょう。
接客業を志望する場合には、自分に観察力があるかどうかも振り返っておくと安心です。
傾聴力
接客業で求められる能力の3つ目は、傾聴力です。
傾聴力とは、相手の話に耳を傾けて、しっかりと話を聞き理解する能力をいいます。
接客業において、限られた時間のなかでお客様と信頼関係を築き、お客様が何を求めているかを理解するのは大切なスキルです。
お客様と信頼関係が築けると、お客様もスタッフに意見や考えていることを伝えやすくなります。
そうやって集められたお客様の声は、お客様のニーズに合った商品やサービスを提供するうえで有益な情報です。
傾聴力を活かしてお客様の話に耳を傾け、信頼関係を築いたりニーズを聞き取ったりする能力は、接客業の現場でも役立ちます。
傾聴力がないと、お客様のニーズに合わない一方的な提案をしてしまう恐れもあるため、接客業の現場では注意が必要です。
提案力
接客業で求められる能力の4つ目は、提案力です。
提案力はお客様のニーズを分析し、お客様が本当に求めている商品やサービスを提案する能力を指します。
接客業では、お客様がどのような課題を抱えているか、どういった商品やサービスを求めているかを分析するのは大切なスキルです。
お客様のニーズに合った適切な提案ができれば、商品やサービスの購入につながります。
さらに、顧客満足度が高ければリピーター獲得にもつながるため、企業にとっても有益です。
一方で提案力が低い場合だと、お客様のニーズに合った提案ができず、せっかくの売上やリピーター獲得のチャンスを逃してしまいます。
接客業では、提案力が高ければ高いほど、現場でも重宝される人材であるといえるでしょう。
柔軟性
接客業で求められる能力の5つ目は、柔軟性です。
柔軟性は、状況や相手に応じて臨機応変に行動したり、対応したりできる能力を指します。
接客業において、お客様の興味や関心は多種多様であり、マニュアル通りにいかないケースがどうしても発生します。
そういった場面でも、お客様に合わせて柔軟に対応し、ニーズに合った提案ができるかどうかは重要な能力です。
柔軟な接客ができれば、その分顧客満足度の向上や売上にもつながります。
柔軟な対応が苦手な方であると、マニュアルに記載のない会話や対応が発生した場合に慌ててしまい、お客様のニーズに合った対応や誠意ある対応ができない恐れがあります。
さまざまなお客様とやりとりする接客業では、柔軟性も高く評価される能力の1つです。
忍耐力
接客業で求められる能力の6つ目は、忍耐力です。
忍耐力とは、辛い場面や苦しい場面を耐え抜く能力をいいます。
接客業は常にお客様とやりとりをする職業柄、時には厳しい意見やクレームを受ける場合もあり、ストレスを感じやすい職場でもあります。
お客様からの厳しい意見やクレームに対しても真摯に向き合い、ストレスを感じても耐え抜く力は、接客業では大切な能力です。
また、ストレスを感じる場面があったとしても、その後に対応するお客様とは、気持ちを切り替えて明るくコミュニケーションをとる必要があります。
接客業では忍耐力がないと、必要以上にストレスを感じてしまったり、暗い気持ちを引きずってしまったりと、仕事を続けるのが辛い状況になってしまう恐れもあります。
接客業を志望する場合には、忍耐力も必要であると覚えておきましょう。
人当たりの良い雰囲気
接客業で働くにあたっては、人当たりの良い雰囲気は非常に重要です。
お客様に気持ち良い接客を提供し、リピーターを増やすために必要不可欠なスキルです。
お客様に安心感を与える笑顔や、明るい挨拶、正しい敬語の使い方なども確認されます。
相手の話を丁寧に聞く姿勢や、親しみやすい雰囲気を作り出す工夫も重要です。
また、人当たりの良い雰囲気を持つ人は職場内でのコミュニケーションも円滑に取ることができ、同僚や上司との関係もスムーズになり、チームワークの向上にもつながります。
職場の雰囲気が良好であれば、従業員の満足度も高まり、結果として、離職率の低下や生産率の向上にもつながるため、非常に求められている能力の1つです。
洞察力
洞察力は、お客様のニーズや感情を敏感に察知し、それに応じてサービスを提供する上で非常に重要です。
相手の言葉の表層部分だけを見るのではなく、非言語的なサインや状況から相手が何を求めているのか、要望を汲み取り、それに対応する能力がある人物は、お客様に高い満足度を提供できます。
どのような商品が求められているのか正確に把握し、提供できれば、そのお客様はリピーターになってくれる可能性が高いです。
また、洞察力があれば同僚や上司の意見を理解し、それに基づいてより良い関係を築くだけでなく、チームとしての効率や売上などの成果にも結びついてきます。
また、洞察力がある人物は、常に礼節で的確な行動ができるため、問題、例えばクレームが発生した際も迅速に対応できるため、企業に強く求められている能力の1つです。
【接客業の志望動機】接客業に向いている人
接客業を目指すにあたっては、自分が向いているかどうかを把握することが重要です。
以下のポイントが当てはまる方は、接客業に向いている可能性が高いため、ぜひ自信を持って志望動機を作成してください。
反対に、以下の4つとも当てはまらない人は、就活本番までに改善するか、他の業界も併願することをおすすめします。
人と話すことが好きな人
人と話すことが好きな人は、接客に向いていると言えるでしょう。
コミュニケーションに喜びを感じる人は、日々多くの顧客と接するにあたって、楽しみながら業務に取り組めます。
接客業は様々な人と関わるため、話し上手であるだけでなく、聞き上手であることも重要です。
顧客が求めていることを的確に理解し、適切な提案や対応ができることが、顧客満足度を高めるための鍵となるでしょう。
また、人に喜んでもらうことにやりがいを感じられる人は、自然と顧客との良好な関係を築き、リピーターの増加にもつながります。
気配りができる人
接客業では、顧客のニーズを先読みし、細やかな気配りができる人が求められます。
例えば、飲食店では食事の進み具合を見ながら適切なタイミングで料理を提供したり、オーダーを取ったりすることが重要です。
また、小売店では困った様子の顧客に声をかけ、的確なアドバイスをすることで顧客満足度を向上させることも可能です。
このように気配りができる人は、顧客に最高の時間を提供することができ、その結果リピーターを増やすことにもつながります。
気配りができるということは、目に見えない部分での努力が必要であり、常に周囲にアンテナを張り巡らせ、状況に応じた適切な対応ができることが求められます。
積極的で丁寧な接客業として活躍するためには、このような細やかな気配りが欠かせません。
柔軟な対応ができる人
接客業においては、顧客の要望や質問が多岐にわたるため、柔軟な対応ができることが非常に重要です。
マニュアルにない状況でも、臨機応変に対応できる力が求められます。
例えば、予期せぬトラブルが発生した際にも冷静に対処し、顧客に不快感を与えないような対応ができることが理想です。
柔軟な対応ができる人は、顧客に安心感を与え、信頼を得られます。
さらに、店舗や職場内での環境の変化や業務内容の変更にも迅速に対応できると、なお良いです。
職場全体のパフォーマンスを向上させることにも貢献できるでしょう。
柔軟性がある人は、単なるルーティンワークにとどまらず、常に新しい状況に対応できる力を持ち、接客業界で長く活躍できる可能性が高いです。
体力に自信がある人
接客業は、立ち仕事や力仕事が多く、体力が求められる職種です。
特に、長時間の勤務や繁忙期の対応などでは体力が求められます。
また、店舗やレストランでは重い荷物を運んだり、広いフロアを移動したりすることは日常茶飯事です。
体力に自信がある人は、こうした業務をスムーズにこなすことができ、結果として業務の効率を高めることができます。
ただし、特別な体力が必要というわけではなく、立ち仕事が苦にならない程度の体力であれば十分です。
体力がある人は、長時間にわたる業務でも安定したパフォーマンスを発揮し、顧客にも安定してサービスを提供できるでしょう。
【接客業の志望動機】志望動機とは
続いて、志望動機を作成するにあたって、まずは志望動機の概要を理解しておきましょう。
志望動機がどのような目的で聞かれているか、どのような構成で作成すれば良いのかについて理解しておけば、より質が高く、企業の採用担当者の目に留まるような志望動機を作成できます。
志望動機についてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてください。
【接客業の志望動機】志望動機には何を書けばよいのか
志望動機に書くのは、なぜその業界や企業、職種に志望したのかです。
企業は高い志や想いを持って入社し、企業に貢献してくれる人材を採用したいと考えるのが一般的といえます。
そのため、なぜ志望したのかという理由は、選考にあたっても大切なポイントです。
志望動機に説得力を持たせたり、志望度の高さが伝わるような内容が書けたりすると、高い評価が期待できます。
これまでの経験や自分の強み、人間性を踏まえて、なぜ志望するのかを検討し、より説得力や志望度の高さが伝わる志望動機を仕上げましょう。
【接客業の志望動機】志望動機で企業が見ているポイント
ほぼすべての企業で聞かれるといっても過言ではない志望動機ですが、企業には志望動機からチェックしているポイントがあります。
企業が見ているポイントを押さえておくと、より高評価につながる志望動機を作成することが可能です。
志望動機を書くときには、企業が見ているポイントに応えられているかをチェックしましょう。
1.志望度の高さ
企業は、志望動機から志望度の高さを見ています。
企業はコストをかけて採用活動を行っており、可能な限り内定辞退者を出したくないと考えるのが一般的です。
そのため、志望度が高く、内定を出したら入社してくれる人材であるかどうかも、企業がチェックするポイントとなります。
志望動機を考える際は、事業内容や企業理念を理解したうえで「なぜその企業に入社したいのか」「入社して何を成し遂げたいのか」を伝え、志望度の高さをアピールしましょう。
2.企業とマッチしているか
企業は、志望動機から企業理念や求める人物像とマッチしているかも見ています。
入社後に、企業で活躍できる人材を採用したいと考えるのが基本です。
また、企業の働き方や考え方にマッチせず、入社してすぐに辞めてしまう事態も避けたいと考えます。
そのため、企業の雰囲気や価値観、求める人物像にマッチし、入社後に生き生きと働ける人材であるかをチェックするのです。
志望動機を考える際は、いかに自分が企業の雰囲気や価値観にマッチした人材であるかアピールできるとよいでしょう。
3.将来性のある人材か
企業が見るポイントに、将来性のある人材かも挙げられます。
企業は、入社後に活躍してくれる人材を採用したいと考えるのが一般的です。
志望動機では、これまでの経験はもちろん、それらをどう仕事に活かせるのかをチェックしています。
そのため、企業に「入社後に活躍できる人材だ」と思ってもらえるような内容であると、将来性のある人材と評価されます。
志望動機を書く際は、企業が求めるスキルや企業で活かせそうな経験をベースにできるとよいでしょう。
【接客業の志望動機】志望動機を作成する上で意識すべきポイント
ここまで、志望動機の例文や企業が志望動機から見ているポイントを紹介しました。
ここからは、実際に接客業の志望動機を作成していく段階で、意識すべきポイントをご紹介します。
闇雲に書き進めるのではなく、ポイントを押さえて効率的に効果的な志望動機を仕上げましょう。
接客業を志望する理由を明確にする
接客業の志望動機では、接客業界やその企業を志望する理由を明確にしましょう。
理由が曖昧であると、企業が志望動機からチェックする志望度の高さや企業とのマッチ性も伝わりにくくなります。
また、理由が曖昧だと「自己分析ができていない」「志望度が低い」と判断されてしまうケースもあるため、注意が必要です。
効果的な志望動機を作成するために、「なぜ接客業を志望するのか」「なぜその企業なのか」を明確に説明できるようにしましょう。
接客業に向いているところをアピールする
接客業の志望動機においては、接客業に向いているところをアピールするのもポイントです。
入社後に接客の現場で活躍できる人材であるとアピールできると、それだけ高評価も期待できます。
これまで接客業で上手くいった経験や、人と関わるのが好きであるエピソード、コミュニケーション能力の高さなど伝えると、接客業に向いているアピールにつながるでしょう。
志望動機を考える際は、接客業に求められる能力や企業が求めているスキルから、適した経験やエピソードを選ぶとよいです。
その業界・企業でなければならない理由を明確にする
志望動機では、その業界・企業でなければならない理由を明確にしましょう。
企業は志望理由から「内定を出せば入社してくれるのか」「入社後に熱意を持って働ける人材か」など、志望度の高さを見ています。
そのため、その業界や企業で働きたいと分かる意欲や理由がはっきり伝わると、企業も魅力ある人材だと評価する可能性が高まります。
その業界や企業でなければならない理由を伝えるには、業界・企業研究が欠かせません。
しっかりと事前研究を行い、明確な理由を考えましょう。
エピソードはできる限り具体的に書く
志望動機で用いるエピソードは、できる限り具体的に書くのもポイントの1つです。
企業は志望度の高さや企業とのマッチ性などを見ており、エピソードが抽象的であると説得力がなく、評価もその分下がる可能性があります。
そのため、具体的に「何をしたのか」「どのような行動をとったのか」「何を考えたのか」を言語化すると、説得力のある志望動機が仕上がります。
志望動機で用いるエピソードを決めたら、エピソードを深掘りして具体的に表現できるようにしましょう。
将来のビジョンを明確にする
志望動機では、将来のビジョンを明確にする点もポイントです。
企業が志望動機をチェックする際には、入社後に活躍できる人材かなど、将来性を注意して見ています。
志望動機を書くにあたって将来のビジョンを明確にしておくと、入社後に成し遂げたい目標や貢献できることなど書きやすくなります。
将来のビジョンや入社後の目標が明確に志望動機に書かれていればいるほど、企業側も入社後に活躍するイメージを掴みやすく、説得力のある志望動機になるでしょう。
経験をアピール
接客業の志望動機を作成するにあたって、経験をアピールすることは非常に重要です。
今までに接客の経験があれば、書いていくようにしましょう。
もちろん、他のことに取り組んでいたならばそれでも良いのですが、接客業の経験はこれから働いていくにあたって最も重要な経験です。
よって、接客業で働いた経験がすでにある場合は、接客業経験をアピールするのが良いでしょう。
また、その経験を通して、どのような問題が発生したのか、そしてどのようにその問題を解決したのかについて学べることができれば、あなたが接客業における問題解決能力などを持っている可能性が高いとみなされます。
商品やサービスを体験する
自分が就職した後におそらく担当することになるであろう商品やサービスを、実際に顧客の立場になって経験してみるというのも、接客業の志望動機を作成するにあたって非常に重要なポイントの一つです。
基本的に商品やサービスをお客様に売るのが仕事なので、商品やサービス自体の魅力についても詳しく知っていなければなりません。
もちろん説明を読む、見た目で判断することである程度魅力を知ることはできるのですが、実際にその商品やサービスを体験してみることは何事にも代えがたい経験です。
よって、その商品やサービスを実際に体験したということをアピールできれば、商品についての知識が深い即戦力として期待されることでしょう。
また、「商品やサービスを実際に体験してまで志望動機に盛り込んだということは、どうしてもうちの企業に入りたいのだな」というモチベーションを買ってくれる可能性もあります。
【接客業の志望動機】志望動機を作成するうえでの注意点
接客業の志望動機を作成するうえでは、いくつか注意点もあります。
志望動機作成のポイントを押さえながら書いたつもりでも、低評価につながる思わぬ落とし穴にはまっている場合もあります。
作成時の注意点も合わせて、確認しておきましょう。
・顧客目線で書かない
・企業にメリットがないことは書かない
・エピソードを1つに絞る
・当たり障りのないことは書かない
・自己PRと混同しない
・土日休みでないことは把握しておく
・感想にならないようにする
顧客目線で書かない
志望動機を作成する際は、顧客目線で理由やエピソード、今後の展望を書かないよう注意しましょう。
たとえば、「商品が好き」「料理が好き」などの理由で働きたいと伝えると、顧客目線な志望動機になってしまいます。
入社後は商品やサービスを提供する側になるため、顧客目線での考えや意見は志望動機として適切ではありません。
顧客目線での考えではなく、提供する側になりたいと考えた理由や、入社後に取り組みたい目標を書きましょう。
企業にメリットがないことは書かない
志望動機には、企業にメリットがないことは書かないよう注意しましょう。
企業は、入社後に自社に貢献してくれる人材を採用したいと考えるのが一般的です。
そのため、入社後に企業へ貢献して働けるイメージを伝えられる志望動機のほうが、より評価が高くなるといえます。
逆に「自分が接客のスキルを学びたい」など、企業にメリットのない志望動機は適切ではありません。
「接客のスキルを身に付けたうえで、お客様のニーズに合った提案ができる人材になりたい」など、企業に貢献する意欲を含めた志望動機を書きましょう。
エピソードを1つに絞る
志望動機では、エピソードを1つに絞りましょう。
エピソードは、志望動機でもっとも伝えたい内容を補強したり、入社後に企業に貢献できるイメージを強めたりと重要な要素です。
しかし、重要だからといって複数のエピソードを盛り込んでしまうと、一つひとつのエピソードが抽象的になり、インパクトのある説明ができなくなってしまいます。
エピソードはもっとも自分が伝えたい内容に近いものを1つ選び、深掘りして具体的に書くとよいでしょう。
当たり障りのないことは書かない
志望動機を書く際は、当たり障りのないことはなるべく書かないようにしましょう。
エピソードを述べるにあたって、あまりにも当たり障りのない具体性のない文章を書いてしまうと、あなたを採用するメリットがあまり伝わってこないからです。
よって、自分の経験などにおいて印象に残ったこと、なぜその企業を志望するようになったのかなどについて詳しく説明できれば良いでしょう。
エピソードの部分をいかに詳しくわかりやすく説明できるかによって、あなたがどれほど企業に対して志望を持っているのかについて伝わりやすくなります。
よって、接客業の志望動機を作成するにあたっては、当たり障りのないことではなく、わかりやすい文章を作成することを心がけましょう。
自己PRと混同しない
自己PRと志望動機は非常に似ているものではありますが、混同しないように注意しましょう。
志望動機は文字通り、あなたがなぜその企業を志望しているのかを伝える文章であり、自己PRはあなたの強み、そしてあなたが就職してからその企業においてどのような能力を発揮できるのかについて述べています。
よって、エピソードなどが同じになることは全く構いませんが、自分の能力ばかりアピールする文章ではなく、「なぜその企業に魅力を感じているのか」について詳しく説明することが重要です。
土日休みでないことは把握しておく
これはアルバイトの経験がある人にとっては常識とも言えるかもしれませんが、基本的に接客業において土日は休みではありません。
むしろ最も忙しい日であり、ほとんどの場合、休むことができないと覚えておきましょう。
これは志望動機を作成する上でも非常に重要なポイントであり、「土日の休みには〜」「仕事終わりの夜には〜」などと、休みについて言及している場合「うちの会社を志望しているのに、いつが休みなのかすら理解していないのか?」と幻滅される可能性もあります。
そこで、休みについてはなるべく述べないようにしつつ、どうしても書くことがない場合は、その企業はいつ休みなのかをしっかりと把握した上で説明するようにしましょう。
感想にならないようにする
多くの就活生が犯してしまうミスとして、感想を述べるだけということが挙げられます。
例えば「ホテルを利用して、サービスが良かったからその企業に入りたいと思った」と書くだけではあまりにも弱い志望動機となってしまいます。
そこで、ホテルを利用して魅力を感じたならば、「全員が高い水準でサービスを提供できる理由を知りたい、そして自分もより良いサービスを提供したい」といった文章を作成することが重要です。
企業に対しての感想文のようになってしまっては、担当者も「この人は就職してからどのように活躍してくれるのか、よくわからなかった」と感じてしまうことでしょう。
あなたが企業に対して持っている印象を書くことは良いことですが、自分が働くようになった際にはどのように活躍できるのかもわかりやすく伝えることが重要です。
【接客業の志望動機】志望動機のおすすめ構成
接客業の志望動機を作成するにあたり、どのような構成で書くのかも大切なポイントです。
おすすめの構成は、結論からはじまり、具体的なエピソード、入社した後に取り組みたいこと・貢献できることの順です。
ここでは、構成のポイントを各段階に分けて解説します。
結論
志望動機においても、結論ファーストは重要なポイントです。
結論を最初に述べると、企業側もその後に続くエピソードや入社後にしたいことなどを理解しやすくなるため、志望動機で伝えたい内容をより正確に受け取ってくれるはずです。
結論ファーストの構成は、志望動機だけでなく、自己PRやその他の質問でも役立ちます。
結論を考えるうえでは、「なぜその業界・企業を志望するのか」「その業界・企業で何を成し遂げたいのか」などを切り口に、簡潔に要点をまとめることを心がけましょう。
理由
結論を述べた後に続くのは、理由の部分です。
この部分では、先に述べた結論を支えるための背景や動機を簡潔に説明します。
なぜその企業を志望するのか、またはその企業のどの部分に魅力を感じたのかを具体的に述べることで、結論を裏付ける役割を果たします。
理由は、志望する企業の特性や強みと自分の価値観やキャリア目標がどのように一致するかを示すものであり、採用に繋がるものでなければなりません。
その企業が提供しているサービスや製品に共感している、またその企業のビジョンや企業文化に共鳴しているということを、具体的な理由を示すことで示します。
ただし、重要なのはエピソードや将来的にどのように貢献できるかの部分であるため、あまり文字数を割きすぎる必要はありません。
具体的なエピソード
結論の後には、その根拠や動機となるエピソードをまとめます。
結論を裏付けするエピソードは、他の就活生と差別化しやすい内容であると同時に、自分にしかない経験や熱意を伝えるチャンスです。
企業側も、どんな経験や理由からその業界・企業を志望しているのかを知りたいと考えるため、エピソードの完成度を高めて、説得力のある志望動機を作成しましょう。
エピソードを考える際は、選んだ1つのエピソードをしっかりと深掘りし、結論に至った経緯をより具体的に説明できるとよいです。
入社後にしたい事・貢献できる事
最後は入社後の展望についてまとめましょう。
企業は、入社後に自社にどのように貢献してくれる人材であるかを注意してチェックしています。
そのため、展望では「入社後にどのようなことを成し遂げたいのか」「どのように企業へ貢献したいのか」をより具体的に伝えるのがポイントです。
これまでの経験や強みを活かして自分にできることを伝えると、企業側も「この人なら入社後にこんな風に活躍してくれそうだ」とイメージを掴みやすくなります。
再度結論
志望動機の最後の部分で文字数に余裕があるならば、再度結論を述べるようにしましょう。
これにより、あなたがなぜその企業を目指しているのかをより強調できます。
ただし、あまりにも文字数が足りない場合は、無理に結論を長々と説明する必要はありません。
最も重要な部分はエピソードや将来的な貢献の部分であるため、その部分の説明が足りなくなってしまうくらいであるならば、結論に文字数を割きすぎる必要はないのです。
あくまで最後の繰り返しの部分であるため、一言で、もう一度志望動機を述べる程度で構いません。
【接客業の志望動機】志望動機の例文
志望動機に書く内容を検討したら、実際に文章にまとめていきます。
しかし、いざ文章にまとめようと思うと「説得力のある志望動機はどのように書けばよいのか」迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで、接客業への志望動機の例文を5つご紹介します。
選考を通過できる志望動機を書けるよう、例文を参考にしてみてください。
例文①:飲食店
大学時代はアルバイトとして、飲食店で接客をしていた経験があります。
アルバイトをするなかで、ご飯を食べて喜んでいるお客様の姿を見て、私自身も喜びを覚えるようになりました。
それをきっかけに、もっとお客様に喜んでもらえるような声掛けやサービスを提供できるようになりたいと考え、日々試行錯誤しました。
その結果「ごちそうさま、美味しかったよ」と声をかけてもらえたときには、仕事へのやりがいを感じました。
以上のことから、食を通じてお客様に幸せや笑顔を提供する貴社で、幅広い世代のお客様の来店に対応したいと考えております。
飲食店での接客の経験を活かし、お客様に満足していただけるような接客を目指していきたいです。
例文②:アパレル
昔から服が好きで、大学生の頃には服を通して広い世代の人と交流を深めてきました。
古着屋でアルバイトをした経験もあり、店を訪れるお客様からファッションの移り変わりについて話を聞いたり、逆にこちらから若者の間で流行しているファッションをお伝えしたりすることもありました。
そこで、服を通じた交流に感銘を受け、より多くの人に服を通して交流の輪を広げてほしいと考えるようになりました。
幅広いお客様にファッションを提案する貴社で、服に関する知識を活かし、お客様に合ったファッションを見つけて提案していきたいと考えています。
例文③:ホテル
私は幼い頃から、家族と全国各地のさまざまなホテルを訪れました。
そういった経験を通じて、いつでも丁寧で、お客様が楽しく快適な滞在ができるようスマートな接客をするホテルマンに、憧れを持つようになりました。
大学中に留学した経験があり、その際も滞在したホテルで、困っていた私にホテルのスタッフの方が分かりやすい言い回しで声をかけてくれたことが心に残っています。
国内外からさまざまなお客様が訪れる貴社のホテルで、留学で身に付けた英語力を活かしたいと考えています。
外国から来たお客様を中心に、スマートな接客で最高のおもてなしを提供したいです。
例文④:アルバイト経験
大学生活の中で、地元のカフェでアルバイトをしていた時期がありました。
その経験を通じて、お客様一人ひとりのニーズを的確に捉え、満足いただけるサービスを提供することの重要性と喜びを学びました。
特に、忙しい時間帯でも冷静に対応し、お客様から感謝の言葉をいただいた時の達成感は、今でも私の大きなモチベーションとなっています。
貴社で働くことによって、この経験を活かし、お客様にとって忘れられない素晴らしい体験を提供することに貢献したいと考えています。
また、チームワークを大切にし、同僚と協力して業務を遂行することで、店舗全体のサービス品質の向上にも努めたいと思います。
例文⑤:理念への共感
大学でサービス業のマネジメントを学びながら、多くの企業が掲げる理念や価値観について研究しました。
その中で、貴社の顧客満足を最優先に考える姿勢と、それを社員一人ひとりの行動指針にまで落とし込んでいる点に感銘を受けました。
特に、あるセミナーで貴社の社員の方が語った、顧客からのフィードバックを真摯に受け止め、サービス改善に活かす姿勢に共感し、私もその一環として貢献したいと強く思いました。
入社後は、貴社の理念を体現し、顧客一人ひとりに最適なサービスを提供することで、貴社のブランド価値のさらなる向上に貢献したいと考えています。
また、接客を通じて得た顧客の声を社内で共有し、サービスの質の向上に繋げる役割も担う所存です。
例文⑥:美容業界
私は、美容が人々の自信と幸福に直接的に寄与すると深く信じており、貴社の革新的で質の高い製品はまさにそれを体現しています。
この夢は、長期インターンに参加した際に美容製品の販売促進イベントを企画・実施した経験から来ています。
この時、お客様一人ひとりのニーズを丁寧にヒアリングし、最適な製品を提案することで、その後のリピート率が大幅に向上しました。
この経験を通じ、お客様の生活にプラスの変化をもたらすことの喜びを実感し、この業界でのキャリアを本格的に考えるようになりました。
貴社においては、私のこのような経験と情熱を活かし、より多くのお客様に貴社の製品の価値を伝え、貴社の成長に貢献できると確信しています。
例文⑦:旅行業界
この思いは私が大学生の時に留学生を対象とした観光案内ボランティアに参加した経験から来ています。
旅行の魅力を共有する喜び、参加者からいただいた感謝の言葉が、私に大きな充実感と達成感をもたらしました。
この経験を通じ、人々に新しい体験を提供し、人生に彩りを加えることの素晴らしさを深く実感しました。
また、貴社が提供するユニークで多様な旅行プランや、顧客一人ひとりに合わせた細やかなサービスに大きな魅力を感じています。
貴社において、私は異文化コミュニケーション能力と、人々に喜びを提供する情熱を活かし、顧客に最高の旅行体験を提供し、貢献できると考えています。
【接客業の志望動機】志望動機のNG例文
志望動機を書くうえで、マイナス評価につながる注意点も存在します。
説得力のある志望動機を仕上げるためには、自分の志望動機にマイナスポイントがないかチェックしておくと効果的です。
ここではNG例文とともに、志望動機でよく見られるマイナス評価ポイントを解説します。
NG例文①:顧客目線で書く
5年前にはじめてお店を訪れてからすっかりファンになり、それ以降は頻繁にお店に通い続けています。
多いときでは週に3回訪れたこともあり、家族や周りの友人にもお店をおすすめしています。
とくに好きな料理はトマトを使ったパスタで、何度食べても飽きない味が大好きです。
こういった経験から、私も貴社の飲食店で働きたいと考えるようになりました。
貴社で大好きな料理を提供しながら、働きたいと考えています。
NGポイント解説①
この例文のNGポイントは「料理が好き」と顧客目線での意見がメインな点です。
入社後は料理を提供する側になるため、顧客目線での考えや意見は志望動機として適切ではありません。
提供する側になりたいと考えた理由や、入社後に取り組みたい目標を書きましょう。
NG例文②:企業にメリットがない
NGポイント解説②
この例文のNGポイントは、企業側に採用のメリットが感じられない点です。
その人が知識を深めるだけでは、入社後に企業に貢献してくれるイメージが湧きません。
「知識を深めて、お客様のニーズに合った提案ができる接客スタッフを目指す」など、企業に貢献する意欲を含めた志望動機を考えましょう。
NG例文③:エピソードが複数ある
NGポイント解説③
この例文のNGポイントは、エピソードが複数ある点です。
ホテル、留学、TOEICの勉強と3つのエピソードを盛り込んでいますが、どれも具体的に説明できていません。
エピソードは1つに絞り、内容を具体的に説明するとより説得力が増します。
【接客業の志望動機】おすすめの資格
続いて接客業においておすすめの資格を3つ紹介していきます。
いずれも取得しておくことで、就活を有利に進められるだけでなく就職後も活躍できる可能性が高まるため、ぜひ気になる資格に取り組んでみてください。
TOEIC
TOEICは、国際化が進む現代社会において非常に価値のある資格です。
外国人観光客が非常に多い現代において英語力は特に重宝されるスキルになりました。
またグローバル企業とのビジネスの機会も拡大しているため、場合によっては取引先とのやり取りに貢献できる可能性もあります。
TOEICは聞く力と読む力を中心に、実務で必要とされる英語能力を測定できるため、TOEICの点数が高いということは、外国人観光客に対してもスムーズに対応できるということです。
特に観光客がよく訪れるホテルやレストラン、観光業などにおいては英語を使用する機会が多いため、700点以上など高いスコアを獲得できれば就活において他の就活生に差をつけられます。
販売士
販売士の資格も、接客業で働くにあたっておすすめの資格の1つです。
マーケティングや流通小売業に関する基本的な知識から応用的な知識まで幅広く学べます。
試験は3級から1級まであり、3級では基本的な販売の知識と技能、2級ではより実践的な技術や管理能力、1級では小売業における高度な経営戦略やマーケティング戦略について問われます。
販売士の資格を取得しておけば、接客業に従事する上で、顧客のニーズを深く理解し効果的な販売戦略を立てられる人物であると証明できます。
さらに商品管理や在庫管理、顧客サービスといった小売業の基本から消費者行動の理解、市場分析、プロモーション戦略の策定まで幅広いスキルを持っていることをアピールできます。
サービス待遇検定
サービス待遇検定も、接客業を受ける人におすすめの資格です。
ホスピタリティ産業をはじめとする幅広いサービス業界での接客技術と知識を証明する資格です。
ホテルやアパレル小売業、美容業界など、顧客と触れ合うことの多い仕事において特に重要視されている資格です。
顧客サービスの基本的な原則はもちろん、高品質なサービスの提供の方法や顧客満足度向上のためのコミュニケーションスキル、いわゆる接客業におけるプロフェッショナルなサービスを提供するために幅広い知識と技能が身につきます。
接客業として就職する前の時点でこのような能力が身についているということは、即戦力としてみなされる可能性が高く、就活において有利に働きます。
【接客業の志望動機】どうしても志望動機が思いつかない場合
これまで接客業の志望動機を作成するにあたってのポイントや注意点など解説しましたが、自力で志望動機を仕上げるのは、なかなか骨の折れる作業です。
そのため「どうしても志望動機が思いつかない」と感じる方もいるでしょう。
そういった場合には、他の視点から志望動機を捉えたり、他者の力を借りたりするのもおすすめです。
自己分析・他己分析をする
どうしても志望動機が思いつかない場合には、自己分析や他者分析からはじめてみましょう。
自己分析や他己分析によって、接客業と親和性の高いエピソードや強み、人間性が見つかるケースもあります。
また、最初は接客業が自分に合った業界だと思っていても、分析を通じてほかに向いている業界や仕事が見つかるかもしれません。
分析を通じて自分の強みやエピソードを振り返りながら、志望動機の内容を検討してみましょう。
就活における自己分析の仕方はこちらから。
業界・企業研究をする
どうしても志望動機が思いつかない場合には、業界・企業研究をしてみるのもよいでしょう。
志望動機を書くうえで、業界や企業のことを深く知るのは重要です。
業界や企業の研究を進めていくと、自分にとっての仕事のよさや魅力が見つかります。
「これまでの自分の経験が活きそうだ」「自分の強みを活かして働きたい」など、志望動機につながるアイディアが出てくるはずです。
また、志望動機を作成するうえで、企業の求める人物像に合っているかも留意すべきポイントになるので、業界・企業研究が役立ちます。
【接客業の志望動機】志望動機が完成したら
志望動機が完成したら、すぐに企業に提出しようと思う人も多いかもしれません。
しかし、完成したばかりの志望動機には、まだまだ改善の余地があります。
締め切りが迫っていない限りは、以下の2つの方法を用いて、よりクオリティを高めたいところです。
もし時間に余裕がない場合はできるものだけでも構わないため、以下の3つの方法を用いてさらにクオリティを高めてから提出するようにしましょう。
第三者に読んでもらう
志望動機が完成したら、周りの人に読んでもらうことも非常に有効です。
自分だけで作成するとどうしても主観的になりがちで、客観的な視点が欠けることがあります。
親や友人、就職活動を経験した先輩などに読んでもらうことで、他者からのフィードバックを受けることができます。
第三者の視点で見ると、文章の内容が明確かどうか、伝えたいメッセージがしっかりと伝わっているかどうかを確認できます。
また、自分では気づけなかった誤字や文章の不自然な部分を指摘してもらえるため、志望動機の完成度をさらに高めることが可能です。
多様な視点からの意見を取り入れることで、自分の志望動機をより洗練されたものに仕上げられるでしょう。
就活エージェントを活用する
志望動機が完成したら、就活エージェントを利用してみることも非常に効果的な対策です。
プロの視点からあなたの志望動機をチェックし、改善点をアドバイスしてくれる就活のプロです。
また、志望動機のチェックだけでなく、自己PRの確認や面接対策、企業の情報提供など、就職活動全般にわたるサポートを提供してくれます。
特に、就職活動に不安がある人やスムーズに志望動機を作成したい方は、ぜひ就活エージェントの利用を検討してみてください。
また、就活エージェントは最新の就職市場の動向にも詳しいため、志望動機をより魅力的に企業にアピールする方法も教えてくれるでしょう。
ジョブコミットは完全無料で利用できるだけでなく、グループディスカッションの対策や自己分析のサポートなども行っているため、気になる方は以下のリンクから登録してみてください。
【接客業の志望動機】まとめ
接客業は、お客様に直接商品やサービスを紹介したり、おもてなしをしたりするためにさまざまな能力が求められる仕事です。
志望動機を作成するうえでも「なぜ志望するのか」「これまでのどんな経験から接客業が自分に合っているといえるのか」など考えを深掘りすると、より説得力のある仕上がりになります。
また、志望動機作成にあたっては、低評価につながるような注意点もあります。
今回ご紹介した例文や作成にあたってのポイント・注意点を押さえながら、選考を通過できる志望動機を作成しましょう。