インターン面接で聞かれる頻出質問28選と回答のポイント!受かるための対策方法まで紹介

インターン面接で聞かれる頻出質問28選と回答のポイント!受かるための対策方法まで紹介

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・インターン面接対策の基本から発展
・各質問をされる意図と回答のコツ
・回答する時に意識するポイント

この記事をおすすめしたい人

・これからインターン選考を受ける人
・なかなかインターン選考を通過できない人
・面接に苦手意識がある人

はじめに

「インターンの面接って何を聞かれるんだろう」「どう答えれば他の学生と差をつけられるだろうか」初めてのインターン面接を前に、多くの学生がそんな不安を抱えています。しかし、心配は無用です。

インターンの面接で問われる質問にはある程度の「型」が存在します。

そして、それぞれの質問に対して、面接官が何を知りたいのかという「意図」を正しく理解すれば、誰でも内定レベルの回答を準備できます。

この記事ではインターン面接で頻出の質問とその回答のポイントを豊富な回答例と共に徹底解説。

この記事を読み終える頃には、あなたの面接への不安が取り除かれているはずです。

【インターン 面接】頻出質問28選と回答例

インターンの面接でよく出題される頻出質問とその回答例を紹介します。

質問の意図を理解し、自分ならどう答えるかを考えながら読み進めてみてください。

自己紹介

面接の冒頭でほぼ間違いなく求められるのが自己紹介です。

面接官はあなたがどんな人物なのか、その第一印象をここで掴もうとしています。しかし、長々と話す必要はありません。

大学名や氏名といった基本情報に加え、あなたがどんなことに興味を持ち、なぜこのインターンシップに参加したいのか、その核となる部分を1分程度で簡潔に伝えましょう。

自己紹介【回答例】

〇〇大学△△学部4年生の□□と申します。大学ではデータサイエンスを専攻しております。

大学2年生の時、ゼミの活動で消費者の行動分析に関心を持ちました。

貴社は業界に先駆けてデータドリブンなマーケティング戦略を推進されているため、インターンシップに参加したいと考えました。また、最先端のノウハウについても学びたいと思い、インターンシップに応募しました。

本日はどうぞよろしくお願いいたします。

基本情報を述べるだけでなく「専攻」と「企業の事業内容」を関連付け、なぜこのインターンシップに興味を持ったのかという志望動機のエッセンスを簡潔に盛り込んでいます。

面接官はあなたの専門性と意欲の高さを冒頭の短い時間で効率的に把握できるでしょう。

自己PRに関する質問

自己PRはあなたがその企業でいかに活躍できる人材であるかを具体的な根拠と共にアピールする場です。

あなたのスキルや経験が企業のどの部分でどのように活かせるのかを明確に伝えましょう。

「頑張ります」といった精神論ではなく、あなたを採用することで企業にどんなメリットがあるのかを客観的な視点でプレゼンテーションすることが重要です。

質問例

・自分の強みと弱みは何ですか?

・自己PRをしてください

・自分を動物に例えると何ですか?

・学生時代に頑張って取り組んだことは何ですか?

自分の強みと弱みは何ですか?【回答例】

私の強みは目標達成のための課題を自ら発見し、解決に向けて粘り強く行動できる「課題解決能力」です。

大学の文化祭で模擬店の売上目標が未達だった際、客層の分析から「若者向けの新メニュー開発が必要だ」という課題を発見しました。

そこで、SNSでアンケートを実施し、試作品の改善を重ねた新商品を提案・導入した結果、最終的に目標を120%達成できました。

一方、私の弱みは物事に集中しすぎるあまり、時に視野が狭くなってしまう点です。この弱みを克服するため、最近では意識的に1時間に一度は休憩を取り、俯瞰的な視点で進捗を確認する習慣をつけております。

志望理由に関する質問

面接官は志望理由に関する質問を通じて、あなたの企業や業界への理解度と、入社意欲の「本気度」を測っています。

「なぜIT業界なのか」「なぜ同業他社ではなく、うちの会社なのか」という問いに、あなた自身の言葉で、具体的な理由を述べることが不可欠です。

企業の理念や事業内容とあなた自身のキャリアプランや価値観が「どこで」「どのように」結びついているのかを論理的に説明しましょう。

質問例

業界・企業に興味をもったきっかけは何ですか?

多数ある中から他社と比較してなぜ自社を選んだのですか?

インターンに応募した理由は何ですか?

インターンを通して成長したいことや身につけたいスキルはありますか?

業界・企業に興味をもったきっかけは何ですか?【回答例】

私がIT業界に興味を持ったきっかけは大学の授業でプログラミングに触れ、自らの手でサービスを生み出す面白さに魅了されたことです。中でも貴社に惹かれたのは「テクノロジーの力で、人々の日常を豊かにする」という理念に深く共感したからです。

特に、貴社が開発された高齢者向けのコミュニケーションアプリは私の祖母も愛用しており「テクノロジーが社会的課題を解決する力」とはまさにこのことかと感じました。

私も貴社の一員として人々の生活に寄り添い、温かみのあるサービス開発に携わりたいと強く考えております。

将来に関する質問

面接官は将来に関する質問を通じてあなたのキャリアに対する価値観や、長期的な視点を持っているかを知ろうとしています。

また、あなたの夢や目標が自社の事業内容や方向性と一致しているかを確認する意図もあります。

ここで重要なのは単に壮大な夢を語ることではありません。その夢を実現するために、現在どのような努力をしているのか、具体的な行動を伴って示すことで、あなたの熱意や実行力をアピールできます。

質問例

将来の夢はありますか?

今後挑戦したいと思っていることはありますか?

将来の夢はありますか?【回答例】

私の将来の夢は「テクノロジーの力で地方の教育格差をなくすこと」です。

私自身が地方出身で、都市部の学生との情報格差を痛感した経験から、誰もが等しく質の高い教育を受けられるプラットフォームを創りたいと考えるようになりました。

その第一歩として、現在は大学で教育工学を学ぶ傍ら、オンラインで小学生にプログラミングを教えるボランティア活動に参加し、効果的な遠隔教育の手法を模索しています。

貴社で多くのユーザーを抱えるサービスの開発・運用ノウハウを学び、その経験を私の夢である教育事業の実現に繋げていきたいと考えています。

学生生活に関する質問

面接官は学生生活に関する質問を通じて、あなたの興味の対象や、物事への取り組み方、そして集団の中での役割といった「人となり」を理解しようとしています。

学業、サークル、アルバイトなど、どんな経験であっても、その中であなたが何を考え、どう行動し、何を学んだのかを具体的に語ることが重要です。

そのエピソードから、あなたの強みや価値観を伝えることで、入社後にあなたがどのように活躍してくれるのかを面接官にイメージさせましょう。

質問例

学生生活を通して学んだことはありますか?

学生生活で力をそそいだことはありますか?

サークルや部活動を通して学んだことはありますか?

学外で力をそそいでいたことはありますか?

学生生活を通して学んだことはありますか?【回答例】

私が学生生活を通して学んだ最も大きなことは、現状の課題を見つけ、自ら改善策を提案し実行することの重要性です。

カフェでのアルバイトでピーク時に注文が集中し、お客様を長くお待たせしてしまうことが多々ありました。そこでオーダーから提供までのプロセスを分析し、ドリンク作成の動線を変更する改善案を考案し、店長に提案した結果、試行錯誤を重ねて導入されました。

これにより提供時間が平均で20%短縮され、お客様から「早くなったね」と声をかけていただくことが増えました。

この経験から、常に問題意識を持ち、主体的に行動することで組織に貢献できることを学びました。インターンでも、現状に満足せず、常に改善を追求する姿勢を活かす所存です。

勤務希望に関する質問

勤務希望に関する質問は企業側があなたがどの程度インターンシップに時間と労力を割けるかを確認し、業務をどの程度任せられるかを判断するために行われます。

学業との両立も考慮しつつ、無理のない範囲で、かつ意欲が伝わるように、勤務可能な日数や時間を正確に伝えましょう。

もし、テスト期間などで出勤が難しい時期がある場合はその旨も正直に伝えておくことが後のトラブルを防ぐ上で重要です。

質問例

勤務希望日程は週に何日くらいですか?

一日の出勤希望時間は何時間くらいですか?

どのくらいの期間インターンを続ける予定ですか?

勤務希望日程は週に何日くらいですか?【回答例】

週3日の勤務を希望しております。大学の授業がない月曜日、水曜日、金曜日に、終日勤務可能です。

現在、4年生で卒業に必要な単位はほとんど取得済みのため、学業との両立にも支障はありません。もし、繁忙期などで上記以外の日程でご相談があれば、柔軟に対応させていただきたいと考えております。

また、テスト期間である8月上旬の1週間のみ、出勤日を週1〜2日減ってしまう可能性はありますが、それ以外の期間は安定して週3日の勤務が可能です。

業界に関する質問

続いて、業界に関する質問をそれぞれ業界別に紹介します。

その業界で働く上で最低限必要となる知識や、特有の適性を持っているかが見られることが多いです。

IT業界

質問例

・使用経験のある言語やプログラミング経験はありますか?

・開発経験はありますか

・どのようなサービスを開発したいですか?その将来のキャリアプランはありますか?

金融業界

質問例

・金融商品の知識や経済状況への理解はどの程度ありますか?

マスコミ・メディア業界

質問例

・情報収集をしたり、人とコミュニケーションをとることは好きですか?

製薬・医療業界

質問例

・生物学、化学、医学に関する知識、研究開発への関心などはありますか?

サービス業界

質問例

・接客経験はありますか?

・接客をする際に最も意識していることは何ですか?

その他

質問例

・苦手な人はどんなタイプですか?その人と仕事を一緒にすることになったらどう対処しますか?

・これまでにアルバイト経験はありますか?

・趣味は何ですか?

逆質問

面接の最後に「何か質問はありますか?」と問われる逆質問はあなたの意欲や企業理解度を示す最後のチャンスです。

ただ疑問を解消するだけでなく、あなたの熱意や入社後の活躍をイメージさせるような、質の高い質問を用意しておきましょう。

逆質問については以下の記事で詳しく紹介しているので、参考にしてください。

【インターン 面接】回答する時に意識するポイント

インターンの面接では質問に答える「内容」と同じくらい、どのように伝えるかという「伝え方」が重要になります。

ここで紹介するポイントを意識するだけで、あなたの回答の説得力が格段に上がり、面接官に与える印象も大きく変わるはずです。

結論から簡潔に話す

面接での回答は必ず結論から簡潔に述べるようにしましょう。

話が長くなったり回りくどくなったりすると、論理的思考力が低いと見なされ、評価を下げる原因になります。

「なぜこのインターンを志望したのか」と問われたら、まず「〇〇の分野で実務経験を積みたいからです」と答え、その後に詳しい理由や背景を補足していきましょう。

この「結論ファースト」を徹底することで、あなたの伝えたい内容がダイレクトに伝わり、面接官の記憶にも残りやすくなります。

明るい表情で堂々と話す

話している内容だけでなく、あなたの表情も面接官はよく見ています。面接中はできるだけ笑顔を心がけ、明るい表情で話すようにしましょう。

自信のある堂々とした態度はそれだけでポジティブな印象を与えます。表情や話し方に気を配ることで、面接で重要な評価指標である「コミュニケーション能力」が高い学生だと印象づけられます。

もし緊張しやすい自覚があるのなら、事前に家族や友人に面接の練習を手伝ってもらい、客観的な視点から話し方や態度を改善しておくことが有効です。

気になることは率直に聞く

長期インターンの業務内容やプロジェクトの詳細、職場の雰囲気について気になることがあれば、遠慮せずに質問しましょう。

面接は企業があなたを評価する場であると同時に、あなたがこれから働くかもしれない環境を「あなた自身が見極めるための場」でもあります。

疑問点を解消しておくことは入社後のミスマッチを防ぐ上で不可欠です。それに加え、積極的に質問することで、あなたの高い意欲や企業への関心を示すアピールにもなります。

具体的なエピソードを交える

主張に説得力を持たせるためには、具体的なエピソードが欠かせません。

「私の強みはリーダーシップです」などと抽象的な言葉で説明するだけでなく、その強みが発揮された過去の経験を交えて語ることで、あなたの強みや人となりを面接官はより深く理解できます。

あなた自身の体験に基づいたエピソードは回答にオリジナリティとリアリティを与え、他の学生との差別化を図る上で、非常に強力な武器となるでしょう。

成果よりも過程をアピールする

学生時代の経験を語る際、多くの方は「大会で優勝した」「売上を〇%アップさせた」といった華々しい「成果」ばかりをアピールしようとします。しかし、企業が本当に知りたいのはその成果に至るまでの過程、つまりプロセスです。

あなたが目標達成のためにどのような課題を見つけ、どう考え、どう行動したのかという思考のプロセスや行動特性にこそ、あなたの強みや人柄が表れるからです。

そのプロセスが入社後も再現できるものであれば、あなたは非常に魅力的な人材に映るでしょう。

【インターン 面接】企業側が見ている面接の評価ポイント

面接官はあなたの回答の一つひとつから一体何を見極めようとしているのでしょうか。

相手の「評価の軸」を知ることで、あなたはより的確なアピールができるようになります。ここでは、企業側が特に重視している評価ポイントを解説します。

学生の熱意

企業が最も重視するポイントの1つがインターンシップへの参加意欲、つまり「熱意」です。

なぜこの業界、この企業、そしてこのインターンシップでなければならないのかを明確にしましょう。その目的が明確であり、企業の求める人物像とあなたの目指す方向性が合致しているかを面接官は入念にチェックしています。

この熱意の高さは入社後の成長意欲や、組織への貢献意欲にも繋がると考えられているため、非常に重要な評価項目です。

積極性

インターンシップは学生にとって「学びの場」であると同時に、企業にとっては「未来の戦力候補を見極める場」でもあります。そのため、指示待ちではなく、自ら課題を見つけ、積極的に行動しようとする姿勢は高く評価されます。

面接やグループワークの場で、物怖じせずに自分の意見を発信したり、周りを巻き込んで議論を前に進めたりする姿はあなたの「積極性」を示す良い機会となるでしょう。

また、アピールのために積極的に取り組めば、自ずと学べることも増えるはずです。

コミュニケーション能力

仕事はほとんどの場合、チームで行われます。

そのため、自分の考えを相手に分かりやすく伝える能力や、相手の意見を正しく理解し、尊重する能力、つまり「コミュニケーション能力」はどんな職種においても必須のスキルです。

面接官とのスムーズな会話のキャッチボールや、質問の意図を正確に汲み取った回答はあなたのコミュニケーション能力の高さを証明するために必須のものです。

丸暗記した内容を話すのではなく、質問のディティールに合わせて、柔軟に回答を調整しましょう。

成長性

インターンシップの、それも選考の段階で完璧なスキルや知識を持っている学生はほとんどいません。

企業が学生に期待しているのは現時点での能力よりも、むしろ将来的な成長性、つまりポテンシャルです。

面接での受け答えから感じられる素直さや新しいことへの好奇心、失敗から学ぼうとする姿勢などを通じて、面接官は「この学生は入社後に成長するか」という可能性を見ています。

未来志向であることを示して、インターンだけでなく、入社後の未来が見えるような話を展開しましょう。

論理的思考力

ビジネスの世界では複雑な問題を分析し、筋道を立てて考え、それを他者に分かりやすく説明する「論理的思考力」が不可欠です。

質問に対してまず結論から話し、その後に理由や具体例を述べる、といった構造的な話し方ができているかや、話に一貫性があり、矛盾がないかをチェックされています。

面接でのあなたの回答はこの「論理的思考力」を測るための格好の材料となっているのです。結論ファーストかつ論理的に、誰が聞いても1回で理解できる言い回しを心がけましょう。

【インターン 面接】好印象で面接を突破するための対策方法

インターンの面接で面接官に好印象を与え、突破率を格段に上げるための具体的な対策方法を紹介します。

付け焼き刃のテクニックではなく、あなたの本質的な魅力を伝え、企業から「ぜひ来てほしい」と思われるための、確かな準備をしていきましょう。

実績をつくる

自分がその企業で活躍できる人材だと客観的に判断できる「実績」を作ることは非常に有効な対策です。

面接官は短い時間の中で学生の能力や資質を評価しなければなりません。そのため、具体的な実績はあなたの能力を証明する大きな判断材料となります。

授業でプログラミングを学んでいるのなら、簡単なアプリケーションを1つ作ってみると良いですし、英語が得意ならTOEICか英検を受けると良いでしょう。こうした「行動」そのものがあなたの意欲の高さを示します。

会社で活躍する能力を担保する実績があれば、面接官も評価をしやすくなり、合格率は大きく高まるでしょう。

練習で何社か受ける

本命の企業のインターン面接をいきなり最初に受けるのは得策ではありません。面接はある程度の「慣れ」が必要な選考です。

練習として、まずは何社か他の企業の面接を受けてみることを強くおすすめします。

「本番の緊張感を経験する」→「そこで得た反省点を次の面接に活かす」というサイクルを繰り返すことで、あなたの面接スキルは着実に向上していきます。

実際に面接を受けるのが難しい場合は大学のキャリアセンターや、家族、友人に協力してもらい、面接形式の練習を何度も行うのもおすすめです。

事前に企業分析をする

企業のWebサイトや採用広報用の記事などに事前に目を通しておくことで、その会社への理解が深まり、応用的な質問にも具体性を持って答えられるようになります。そして、結果として採用の可能性が格段に高まるでしょう。

特に、企業のオウンドメディアや社員インタビューの記事はその会社の文化や、実際に働く人々の価値観を知る上で、非常に貴重な情報源です。

企業理解を深めてあなたの志望動機や将来のビジョンをより明確なものにし、この会社で活躍できる人材であることを強く印象づけましょう。

事前に業界のことや業界のニュースについてリサーチする

企業分析と併せて、その企業が属する「業界」全体への理解も深めておきましょう。

今、その業界がどのようなトレンドの中にあり、どんな課題を抱えているのか、そして、その中で、あなたの志望する企業はどのような立ち位置にいるのかといったマクロな視点を持つことで、あなたの志望動機に深みと説得力が生まれます。

業界専門誌のWebサイトや最新のニュースに目を通し、自分なりの考えをまとめておくと良いです。

その知的好奇心と情報収集能力はあなたの評価を一段階引き上げてくれるはずです。

【インターン 面接】当日までにチェックすべき面接の流れとマナー

面接当日に余計なことで慌てたり、評価を下げたりしないために、面接の一連の流れと、基本的なビジネスマナーを事前に把握しておきましょう。

こうした細やかな準備が当日のあなたの心の余裕に繋がります。

受付

指定された受付時間の5〜10分前には会場に到着しておくとよいでしょう。早すぎると常識がないと思われますが、遅刻は論外です。

受付では大学名、氏名をはっきりと伝え「本日、〇時からのインターンシップの面接に参りました」と、用件を明確に述べます。ここから既に評価は始まっているという意識を持ちましょう。

待機

控室や待機場所ではスマートフォンをいじるのは避けましょう。大きな声でおしゃべりをしたりせず、姿勢を正して静かに待つように心がけてください。

携帯電話の電源は切っておくか、マナーモードに設定しておくのが社会人としての常識です。また、提出する書類があれば、すぐに取り出せるように準備しておくとスムーズです。

入室

入室の際のマナーと、その一連の流れを解説します。しっかり予習してから臨むと、緊張せずに済むでしょう。

少し堅苦しく感じるかもしれませんが、これがビジネスの基本作法です。

入室:個人面接の場合

ドアをノックする回数は国際的なビジネスマナーに則り、3回が基本です。

2回はトイレのノック、4回以上は急かしている印象を与える可能性があるため、3回が最も丁寧だとされています。

中から「どうぞお入りください」という声が聞こえたら「失礼いたします」と明るく声をかけ、入室します。

ドアの方を向いて両手で静かに閉めた後、面接官の方を向き直し「〇〇大学の△△です。本日はよろしくお願いいたします」と、はきはきと名乗り、美しい角度で一礼しましょう。この一連の流れはあなたの第一印象を決定づける重要な場面です。

椅子の横まで迷いなく進み、面接官から「おかけください」と勧められてから「失礼します」と再度一礼して着席しましょう。

入室:集団面接の場合

集団面接では他の学生との協調性も評価の対象となります。

自分が先頭でない場合は、前の人に続いてスムーズに入室しましょう。ただし、流れ作業のようにならないよう、ドアをくぐったところで一度立ち止まり、自分自身の挨拶として「失礼します」と軽く一礼することを忘れないでください。

もし自分が最後に入室する役目になったら、後ろ手でドアを閉めるのではなく、室内で待っている他の学生や面接官の方を向いてから、両手で静かに閉めます。

その後「失礼いたします」と挨拶し、一礼しましょう。そして、全員が椅子の横に揃うまで、姿勢を正して静かに待機するのも重要です。

面接官から「お座りください」と促されてから、周りの学生とタイミングを合わせるように、一礼して着席します。

面接

着席したら、持参したかばんは自分の椅子の横の床に置きます。

背もたれに寄りかからず、背筋を伸ばして座りましょう。手は軽く握るか、重ねるかして、膝の上に置きます。

本番中は面接官の目を見て、はきはきと話すことを心がけてください。また、話している最中に身振り手振りを交えるのも熱意を伝える上で効果的ですが、過剰にならないように注意が必要です。

退室

面接が終わったら、まず座ったまま「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」とお礼を述べ、一礼します。その後、立ち上がって椅子の横で、再度「ありがとうございました」と言い、深く一礼します。

ドアの手前まで進んだら、面接官の方に向き直り「失礼いたします」と最後にもう一度挨拶をしてから、静かに退出しましょう。

【インターン 面接】当日までに確認すべき身だしなみのチェック

面接では話す内容以前に、第一印象を整えることは絶対に欠かせません。清潔感のある身だしなみは社会人としての最低限のマナーです。

当日までに、以下のポイントをしっかりとチェックしておきましょう。

服装

企業から特に指定がない限り、黒や濃いネイビーなどの、落ち着いた色のリクルートスーツを着用するのが最も無難です。

シャツやブラウスはシワのない清潔なものを着用し、アイロンがけを忘れないようにしましょう。

靴も汚れがないか事前に確認し、磨いておくと、細やかな気配りができる人物だと印象づけられます。

髪型

髪型は清潔感が何よりも大切とされています。

男性の場合、髪色は黒が基本です。ワックスなどを使って、前髪が目にかからないように上げ、おでこを見せるようにすると、明るく快活な印象になります。サイドや襟足も、すっきりと短く整えておきましょう。

女性の場合も、髪色は黒か、それに近い暗めの茶色が望ましいです。髪が長い場合はポニーテールやハーフアップなど、顔周りがすっきりと見えるようにまとめ、お辞儀をした際に髪が乱れないようにしておくと、品が良く見えます。

その他

服装や髪型以外にも、細部への配慮があなたの印象を左右します。

爪は短く切り、清潔に保っておきましょう。

メイクをする場合は派手な色使いは避け、健康的で明るい印象を与えるナチュラルメイクを心がけてください。

香水は香りの好みが人によって大きく分かれるため、つけないのが無難です。

また、意外と見落としがちなのが書類を入れるカバンや、筆記用具です。

使い古したものではなく、清潔感のある綺麗なものを用意しておきましょう。

まとめ

インターンシップの面接は多くの方にとって社会への第一歩となる重要なイベントです。

頻出質問への対策はもちろん、ビジネスマナーや当日の立ち居振る舞いまで、準備すべきことは多岐にわたります。

しかし、最も大切なのはテクニックに走りすぎず、あなた自身の言葉で「このインターンシップに参加したい」という熱意と「ここで活躍できる」という自信を誠実に伝えることです。

ぜひ、この記事で紹介したポイントを参考に万全の準備を整え、自信を持って面接に臨んでください。

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