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メルカリの概要
多くの方は、メルカリという会社の名前を一度は耳にしたことがあると思います。
しかしながら、すべてのメルカリの事業を理解している方や、メルカリでの働き方を理解している方は少ないと思います。
そこで今回は、メルカリの幅広い事業内容や働き方、選考情報まで詳しく解説します。
メルカリに興味がある方、選考に進みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
会社概要
株式会社メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」の企画・開発・運営を主な事業とする日本の会社です。
誰もが簡単に不用品を売買できるサービスを提供することで、循環型社会の実現を目指しています。
スマートフォンひとつで手軽に出品や購入ができ、匿名配送やあんしん決済など、安全に取引できる仕組みが充実しているのが特徴です。
また、子会社を通じて、スマホ決済サービス「メルペイ」や、暗号資産事業も展開し、多様な事業を推進しています。
社会の様々な課題を解決するため、新たな価値を生み出すことに挑戦し続けている企業です。
事業内容
メルカリでは、幅広い事業が展開されています。
ここでは、主なメルカリの事業を徹底的に解説します。
フリマアプリ「メルカリ」
メルカリは、スマートフォンで誰でも簡単に不用品を売買できる、国内最大のフリマアプリです。
ユーザーは、自宅にある不要になったモノの写真を撮り、説明文を添えるだけで手軽に出品できます。
匿名配送や独自の決済システムにより、個人間の取引でも安心して利用できる環境を整えています。
また、取引データとAI技術を活用した不正商品の自動検知システムや、専任のカスタマーサービス体制を構築し、安心安全な取引を支えています。
この事業は、ユーザーがモノを売って得たお金でまた新しいモノを買うという、持続可能な消費のサイクルを生み出すことを目指しています。
フィンテック事業
フィンテック事業は、スマホ決済サービス「メルペイ」を中心に展開されています。
フリマアプリ「メルカリ」の売上金を、現金化することなく、そのまま実店舗やオンラインショップでの支払いに利用できるのが大きな特徴です。
これにより、メルカリでモノを売ったお金を、日常生活の買い物に使えるという独自の循環を生み出しています。
また、独自の与信システムを活用した後払いサービス「メルペイスマート払い」や、クレジットカード「メルカード」、さらには暗号資産取引サービスも提供しており、メルカリの取引を通じて築かれるユーザーの信用を金融サービスへとつなげることで、多様な金融体験を提供しています。
米国事業
メルカリの米国事業は、フリマアプリ「メルカリ」の米国版を運営しています。日本の成功モデルを米国市場に適用し、独自の物流網や後払い決済サービスを導入するなど、現地のユーザーのニーズに合わせたサービス展開をしています。
近年では、日本と米国のユーザーが互いの国の商品を購入できる越境販売サービスを開始し、グローバルな循環型社会の実現を目指しています。
米国では、オンラインの中古品市場が拡大しており、メルカリは独自のサービスやマーケティングを通じてブランド認知度の向上に努め、ユーザーの獲得と事業の収益化を目指しています。
社風
メルカリは「大胆にやろう(Go Bold)」「すべては成功のために(All for One)」「プロフェッショナルであれ(Be Professional)」の3つのバリューを掲げています。
この企業文化は、失敗を恐れずに挑戦し、そこから学ぶことを重視しています。
社員一人ひとりがオーナーシップを持ち、自律的に意思決定することを推奨する、風通しの良いフラットな組織です。
部門を超えてチームで協力し、ミッション達成のために一丸となる文化があります。
また、オープンな情報共有を徹底しており、社員同士が互いを尊重し、活発な議論を通じてより良いサービスを追求しています。
多様なバックグラウンドを持つメンバーが、お互いに高め合いながら働く、ダイバーシティを大切にする社風も特徴です。
子会社・グループ会社一覧
メルカリは、複数の子会社やグループ会社を抱えています。
ここでは、メルカリの子会社・グループ会社を紹介します。
株式会社メルペイ
メルカリの金融事業を担う中核企業です。
フリマアプリ「メルカリ」内で、売上金やポイントを使って実店舗やオンラインで支払いができるスマホ決済サービス「メルペイ」を運営しています。
使った分を後から支払えるサービスや、メルカリの利用実績と連携したクレジットカード「メルカード」も提供し、利用者の信用を基にした新しい形の金融体験を創出。
売買から決済、与信までをシームレスに繋ぐ、メルカリ経済圏の構築を進めています。
株式会社メルコイン
暗号資産やブロックチェーンに関する事業を行う会社です。
メルカリのアプリ内で、売上金やポイントを使って手軽にビットコインの売買ができるサービスを提供しています。
これまで暗号資産に触れたことのなかった人でも、安心して始められる分かりやすい設計が特徴です。
将来的には、NFTなどブロックチェーン技術を活用した新たな価値交換の形を模索し、メルカリの持つエコシステムをさらに活性化させることを目指しています。
Mercari, Inc. (米国事業)
メルカリの米国事業を運営する現地法人です。
日本のサービスをそのまま展開するのではなく、米国の文化や商習慣、物流事情に合わせて機能やデザインを最適化したフリマアプリ「Mercari」を提供しています。
競争の激しい米国の個人間取引市場において、独自のポジションを確立し、利用者を拡大することが目標です。
日本発のサービスが世界で通用することを証明し、グローバルなマーケットプレイスになるというグループ全体のビジョンを牽引する存在です。
Mercari Financial Services, Inc. (米国事業)
メルカリの米国事業における金融サービスを担う会社です。
米国のフリマアプリ「Mercari」内での、安全で円滑な決済システムの提供や、現地の法令を遵守した金融取引の管理を行っています。
日本におけるメルペイのように、将来的には米国のユーザーに対しても多様な金融サービスを展開していくための基盤となる重要な役割を担っています。
米国市場での信頼性を高め、事業成長を金融面から支えるための専門組織です。
株式会社ソウゾウ
メルカリグループ内での新規事業の企画・開発を担う、イノベーションのエンジン役です。
変化の速い市場のニーズを捉え、大胆かつ迅速に新しいサービスを生み出すことを使命としています。
代表的な事業に、誰でも簡単にネットショップを開設できる「メルカリShops」があります。
これにより、従来の個人間取引だけでなく、小規模な事業者やクリエイターもメルカリのプラットフォームで商品を販売できるようになりました。
株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー
日本のプロサッカーリーグ、Jリーグに所属する「鹿島アントラーズ」の運営会社です。
メルカリが経営権を取得し、グループの一員となりました。IT企業の知見を活かし、デジタル技術を駆使したファン体験の向上や、クラブ経営の効率化、地域社会との連携強化などを進めています。
スポーツというリアルな事業を通じて、新たなエンゲージメントの形を模索し、メルカリの事業領域を拡大する挑戦的な取り組みです。
メルカリの福利厚生
メルカリの福利厚生を紹介します。
福利厚生は、普段の生活や働く環境に関わってくるので、しっかりと確認しておきましょう。
年次有給休暇
年次有給休暇は、労働基準法に基づき、勤続年数に応じて付与される休暇制度です。
メルカリでは、社員が心身のリフレッシュを図り、ワークライフバランスを保ちながら長期的に活躍できるよう、この制度を整備しています。
付与日数は法律で定められた基準を上回る場合があり、社員は自身の裁量で取得することが可能です。
休暇の取得は社員の権利として推奨されており、特にメガベンチャーの文化として、個人の生産性を高めるための休暇取得はポジティブに捉えられています。
計画的な休暇取得を促すことで、社員が健康を維持し、高いパフォーマンスを発揮できる環境づくりに役立てられています。
Sick Leave(有給)
Sick Leave(シックリーブ)は、社員本人の病気や怪我を事由とした休暇制度であり、年次有給休暇とは別に、原則として年10日付与されます。
この制度の大きな特徴は、私傷病による欠勤時に診断書などの証明書の提出を原則不要としている点です。
これにより、体調不良を感じた社員が、煩雑な手続きに煩わされることなく、速やかに休養を取ることを可能にしています。
グローバルな企業文化を持つメルカリが、社員の健康管理と柔軟な働き方をサポートするために導入している制度であり、社員が安心して療養に専念できる環境を提供することで、早期の回復と職場復帰を促す役割を果たしています。
リラックス休暇(有給)
リラックス休暇は、メルカリが社員の心身のリフレッシュを目的として独自に導入している休暇制度です。
この休暇は、年次有給休暇やSick Leaveとは別に、勤続年数に応じて有給で付与されます。
仕事から離れてしっかりと休息を取り、プライベートを充実させることで、仕事への集中力や創造性を高めることを目的としています。
特に、IT企業やベンチャー企業特有のスピード感や高い目標設定の中で働く社員に対し、意図的に休息の機会を提供することで、バーンアウト(燃え尽き症候群)の予防と、長期的なパフォーマンスの維持を支援しています。
社員のウェルビーイングを重視し、生産性の高い働き方をサポートするメルカリの企業文化を象徴する制度の一つと言えます。
子の看護休暇・介護休暇(一部有給)
子の看護休暇および介護休暇は、社員が家族のケアを仕事と両立できるように支援するための法定休暇を上回る制度です。
小学校就学前の子を看護する場合、または家族の介護が必要な場合に取得できます。
法定では無給とされることが多いこの休暇ですが、メルカリでは一定の日数について有給として付与する制度を設けています。
これにより、社員は家族の緊急時や継続的なケアが必要な際にも、収入の不安を軽減しつつ、安心して家族をサポートすることが可能です。
多様なライフステージにある社員が、キャリアを中断することなく働き続けられるよう、ダイバーシティ&インクルージョンを重視するメルカリの姿勢を反映した制度であり、社員の生活を支える重要な福利厚生となっています。
インフルエンザ予防接種の費用補助
インフルエンザ予防接種の費用補助は、社員の健康管理と、オフィス内での感染拡大を予防することを目的とした福利厚生です。
メルカリでは、インフルエンザの流行期に先立ち、社員が予防接種を受けやすいように費用を会社が補助しています。
この補助により、社員は自己負担なく、または低額で予防接種を受けることが可能となり、疾病リスクを低減することができます。
健康経営の一環として、社員一人ひとりの健康をサポートすることは、結果として全社の生産性の維持にも繋がると考えられています。
特に、多くの人が集まるオフィス環境において、社員の健康を守り、安心して働ける環境を提供するための具体的な取り組みです。
契約保健師による健康相談
契約保健師による健康相談窓口は、社員の心と身体の健康維持をサポートするために設けられたサービスです。
日常的な健康に関する悩みや不安、あるいは生活習慣の改善に関する相談などを、専門の保健師に気軽に相談できる環境が提供されています。
相談内容は守秘義務が守られるため、社員は安心して利用することができ、早期の健康問題の発見や対処に繋がります。
仕事のストレスや長時間労働による健康リスクが高まりがちなIT業界において、予防的な健康管理とメンタルヘルスケアの充実を図る重要な施策です。
社員が専門家のサポートを受けながら、より健全で安定した状態で業務に取り組めるように支援しています。
社外カウンセリング窓口
社外カウンセリング窓口は、社員が抱えるメンタルヘルスに関する課題や、職場での人間関係、キャリアの悩みなどについて、専門の外部カウンセラーに相談できるサービスです。
社内に相談窓口を設けるだけでなく、外部の専門機関と契約することで、中立性が保たれた環境で、よりプライバシーに配慮した相談が可能となっています。
これにより、社内の人間関係を気にすることなく、安心して専門的なサポートを受けることができます。
社員の心の健康を重視し、ストレスを未然に防ぐ、または早期に解消するための重要なセーフティネットとして機能しています。
社員が精神的な負担を軽減し、高いパフォーマンスを発揮できるよう支援するメルカリの取り組みの一環です。
復職一時金
復職一時金は、産前産後休業または育児休業から復職する社員に対して、一時金として支給される制度です。
この一時金は、休業期間を経て職場に復帰する社員が、仕事と育児・生活を両立させるための初期費用をサポートすることを目的としています。
例えば、保育園の準備費用や家事代行サービスの利用費用など、復職に伴って発生する一時的な経済的負担を軽減する役割を果たします。
女性だけでなく男性の育児休業取得者も対象となる場合があり、多様な人材が活躍できる環境を整備するメルカリの姿勢を示しています。
社員がスムーズに職場復帰し、安心して働き続けられるように支援するための、実質的な経済的サポートです。
結婚休暇・お祝い金
結婚休暇とお祝い金は、社員のライフイベントを祝福し、サポートするために設けられた制度です。
社員が結婚する際に、通常の年次有給休暇とは別に、有給の特別休暇が付与されます。
これにより、社員は新婚旅行や結婚式の準備など、結婚に伴う様々な手続きや行事に時間を充てることができます。
また、会社からお祝い金が支給されることで、新しい生活を始める上での経済的なサポートも行われます。
社員のプライベートの充実を重視し、人生の節目を会社全体で祝福する温かい企業文化を体現しており、社員のエンゲージメントと満足度を高める重要な福利厚生の一つとなっています。
出産休暇・お祝い金
出産休暇とお祝い金は、社員とその家族の新しい命の誕生をサポートし、祝福するために設けられた制度です。
出産予定の女性社員に対しては、法定の産前産後休業に加えて、会社独自の休暇制度やサポートが提供されることがあります。
また、社員またはその配偶者が出産した際には、会社からお祝い金が支給されます。
これは、出産に伴う様々な費用や新しい家族を迎えるための準備費用を支援することを目的としています。
社員が安心して出産・育児に取り組めるよう、経済的なサポートだけでなく、育児休業制度と連携した休暇制度を整備することで、仕事と家庭の両立を力強く後押ししています。
忌引き休暇・弔慰金
忌引き休暇と弔慰金は、社員が近親者に不幸があった際に、安心して服喪の期間を過ごせるように支援するための制度です。
忌引き休暇は、社員の配偶者や二親等以内の親族が亡くなった場合に、通常の年次有給休暇とは別に、日数に応じて有給の特別休暇が付与されます。
これにより、社員は葬儀への参列や各種手続きに集中することができます。
また、会社からは弔慰金が支給され、社員の経済的な負担を軽減し、精神的なサポートを行います。
社員のライフイベントだけでなく、このような不幸があった際にも、会社がしっかりとサポートすることで、社員が安心して生活基盤を維持し、組織への信頼感を高めることに繋がる重要な福利厚生です。
妊活費用・卵子凍結費用の補助
メルカリは、社員の多様なライフプランを支援するため、妊活(不妊治療)と卵子凍結にかかる費用の一部を補助する制度を設けています。
この制度は、社員がキャリアと家族形成の両立を目指す上での経済的な負担を軽減し、選択肢を広げることを目的としています。
特に、ベンチャー企業やIT企業でキャリアを築く社員にとって、将来を見据えた家族計画の実現をサポートすることは、優秀な人材の定着に不可欠です。
詳細は次項以降に分かれますが、妊活費用と卵子凍結費用の補助をまとめて提供することで、社員の多様なニーズに応える先進的な福利厚生として注目されています。
妊活費用
妊活費用補助は、社員が不妊治療に取り組む際の経済的な負担を軽減することを目的とした制度です。
保険適用外となる高度な不妊治療や、それに付随する検査・診療費の一部を会社が補助します。
不妊治療は精神的、肉体的、そして経済的に大きな負担を伴うため、この補助制度は、社員が安心して治療を継続し、家族形成の希望を実現できるよう支援するものです。
キャリアを中断することなく、治療と仕事の両立を図れる環境を提供することで、社員のウェルビーイングを高め、ダイバーシティ&インクルージョンを体現する、先進的な取り組みの一つとして評価されています。
卵子凍結費用
卵子凍結費用の補助は、主に将来の出産に備えて、キャリア形成の時期とライフプランを柔軟に両立させたい社員を支援するための制度です。
卵子凍結にかかる検査費用や凍結保存費用の一部を会社が補助します。
この補助により、特に女性社員が出産時期の選択肢を持つことができ、キャリアを諦めることなく仕事に集中できる環境を整備しています。
現代社会における女性の働き方の多様化に対応し、長期的なキャリア継続をサポートするための戦略的な福利厚生であり、メルカリが社員の自律的なライフプランニングを尊重している姿勢を示すものです。
認可外保育園の保育料補助
認可外保育園の保育料補助は、社員が安心して仕事に復帰し、子育てと仕事を両立できるよう支援するための制度です。
特に、待機児童問題が深刻な都市部において、認可保育園に入れない場合に利用せざるを得ない認可外保育園の経済的な負担を軽減することを目的としています。
認可外保育園は一般的に保育料が高額になる傾向があるため、この補助制度は、社員の経済的な不安を解消し、子育て中でもキャリアを継続しやすくする大きなメリットがあります。
多様な働き方と子育てをサポートすることで、優秀な人材の流出を防ぎ、長期的に活躍できる環境を提供しています。
病児保育の保育料補助
病児保育の保育料補助は、社員の子どもが病気にかかり、通常の保育園や学校に預けられない際に、病児保育サービスを利用するための費用を補助する制度です。
子どもの急な体調不良は、働く親にとって最も大きな課題の一つであり、この補助があることで、社員は子どものケアと仕事との両立を、より柔軟に行うことができます。
急な欠勤を防ぐことで、社員自身のストレス軽減だけでなく、チームの業務への影響を最小限に抑える効果も期待されます。
この制度は、子育て中の社員が安心して業務に集中できる、ワークライフバランスを重視するメルカリの具体的な支援策の一つです。
0歳児保育の保育料補助
0歳児保育の保育料補助は、子どもが生まれて早期に職場復帰を希望する社員を特に手厚く支援するための制度です。
0歳児の保育料は、一般的に他の年齢層に比べて高額になる傾向があり、経済的な負担が大きくなります。
この補助制度により、その高額な保育料の一部を会社が負担することで、社員の経済的な不安を軽減し、希望に応じた早期のキャリア復帰を後押しします。
育児休業からのスムーズな復帰を促し、優秀な人材が離職することなく、早期に戦力として復帰できる環境を整えるための、子育て支援策における重要な柱となっています。
全社員の死亡保険加入
全社員の死亡保険加入は、社員が万が一の事態に見舞われた際に、その遺族の生活を経済的に支援することを目的とした福利厚生です。
会社が保険料を負担し、全社員を対象として死亡保険に加入しています。
これにより、社員は保険加入の手間なく、不慮の事故や病気で亡くなった場合にも、残された家族に一定額の保険金が支払われる安心を得ることができます。
社員が安心して仕事に取り組める生活の基盤を会社がサポートする姿勢を示すものであり、社員とその家族に対する企業の責任を果たすための重要な安全保障制度です。
社内部活制度
社内部活制度は、社員同士の交流やコミュニケーションを促進し、部署や役職を超えた社内の一体感を醸成することを目的とした福利厚生です。
社員が共通の趣味や関心を持つ仲間と集まり、活動するための費用の一部を会社が補助します。
スポーツ、文化、ゲームなど多様な種類の部活動があり、リフレッシュの機会を提供するとともに、社員のエンゲージメントの向上に貢献しています。
特に、急成長するベンチャー企業において、組織の拡大に伴って希薄になりがちな横の繋がりを強化し、風通しの良い企業文化を維持するために重要な役割を果たしています。
チームビルディングの費用補助
チームビルディングの費用補助は、社員が所属するチームや部署単位で、業務外の交流を通じて信頼関係やチームワークを深めることを支援する制度です。
チームでの食事会、レクリエーション活動、外部研修などにかかる費用の一部を会社が補助します。
これにより、メンバー間の相互理解が深まり、円滑なコミュニケーションが促進されることで、業務の生産性向上に繋がる効果が期待されます。
変化の激しいベンチャー企業において、強固なチームワークはプロジェクトの成功に不可欠であり、この制度は組織的なパフォーマンスを最大化するための戦略的な投資として位置づけられています。
メルカリ健康保険組合
メルカリ健康保険組合は、メルカリグループの社員とその家族のために設立された独自の健康保険組合です。
国が運営する協会けんぽとは異なり、独自に設計された付加給付や健康増進事業を提供できる点が大きなメリットです。
例えば、人間ドックや予防接種の費用補助を手厚くしたり、健康相談窓口やスポーツ施設の利用補助などを充実させたりすることが可能です。
これにより、社員の健康増進と生活の質の向上を、グループ全体としてきめ細かくサポートしています。
社員にとって、より充実した医療サービスや健康サポートを受けられる安心感を提供する、重要な福利厚生の基盤です。
メルカリの就職難易度
メルカリの就職難易度は、日本のIT企業の中でも最難関レベルです。
東洋経済オンラインが発表した「入社が難しい有名企業ランキング」では、上位に食い込む常連であり、過去には13位にランクインした実績もあります。
これは、数多の有名企業を上回る極めて高い評価です。具体的な採用倍率は非公開ですが、一部の就職情報サイトでは、新卒採用の倍率は100倍を超えると推定されています。
採用実績は国内外のトップクラスの大学が中心ですが、学歴だけで判断されることはありません。
それ以上に、個人のスキルやカルチャーフィットが厳しく問われるため、入社は非常に狭き門と言えます。
メルカリの採用大学ランキング
2位 慶應義塾大学 10名
3位 東京大学 8名
4.位 京都大学 6名
5位 東京工業大学 5名
6位 大阪大学 4名
7位 筑波大学 3名
7位 北海道大学 3名
9位 明治大学 2名
9位 青山学院大学 2名
9位 立教大学 2名
9位 同志社大学 2名
9位 立命館大学 2名
14位 一橋大学 1名
14位 東北大学 1名
14位 九州大学 1名
14位 神戸大学 1名
14位 千葉大学 1名
14位 上智大学 1名
14位 東京理科大学 1名
以上が、メルカリの採用大学ランキングになります。
年度によって採用大学や採用実績が異なるという点にも注意をしましょう。
採用実績がある大学一覧
採用実績がある企業として、以上の大学が挙げられます。
この表から、幅広い大学からの採用実績があることが分かります。
果たしてメルカリには、学歴フィルターがあるのでしょうか。
学歴フィルターはあるの?
メルカリの採用において、学歴フィルターは基本的に存在しないと考えられています。
同社は公式に、国籍や学歴を問わない通年採用を実施していると公言しており、応募者の大学名ではなく、個人のスキルや経験、そして同社のバリューへの共感を重視する採用方針を掲げています。
メルカリが特に重視するのは、即戦力となり得る専門性と、失敗を恐れずに挑戦する姿勢です。
そのため、選考では応募者がこれまでにどのような課題に直面し、それをどのように乗り越えたか、そしてチームでの協調性や、変化に対応する柔軟性といった点を総合的に評価します。
しかし、結果として難関大学出身者が多いという事実もあります。
これは、そうした層が高い専門性やスキルを持っている場合が多いためであり、学歴で足切りをしているわけではないという認識が一般的です。
子会社やグループ会社の選考も受けてみよう
メルカリ本体への就職は極めて難易度が高いため、グループ会社も同時に視野に入れることは非常に有効な戦略です。
金融のメルペイ、暗号資産のメルコイン、新規事業のソウゾウなど、各社は特定の専門領域を持っています。
自分の強い興味やスキルと合致する企業を選ぶことで、志望動機に深みと説得力を持たせ、内定の可能性を高めることができます。
メルカリグループという大きな枠組みの中で、自分に最も合う挑戦の場を見つけられるでしょう。
メルカリの採用コース
メルカリの新卒採用は、通年採用という形で、時期を限定せず職種ごとに募集を行っています。
募集職種は多岐にわたりますが、主にソフトウェアエンジニア、プロダクトマネージャー、ビジネス職、デザイン職の4つのコースに分かれて採用が行われることが多いです。
ソフトウェアエンジニアコース
このコースは、メルカリのサービスやシステムの開発を担うエンジニアを対象としています。
応募者は、ソフトウェア開発の基礎知識やプログラミングスキルが求められます。
選考では、コーディングテストや技術課題が課され、実践的な能力が評価されます。
入社後は、バックエンドやフロントエンド、iOS、Androidなど、希望や適性に応じて様々なチームに配属され、メルカリのサービス改善や新規機能開発に貢献します。
プロダクトマネージャーコース
プロダクトマネージャーは、サービスの企画から開発、運用、改善まで、一連のプロダクト開発プロセスを統括する役割を担います。
このコースでは、論理的思考力、課題発見・解決能力、そしてユーザー視点に立って物事を考える力が特に重視されます。
ビジネス、デザイン、エンジニアリングといった多様な職種のメンバーと協力しながら、サービスのあるべき姿を描き、実現に向けてプロジェクトを推進するリーダーシップが求められます。
ビジネス職コース
ビジネス職は、プロダクト開発以外の様々な領域で事業を支える職種です。
マーケティング、広報、事業開発、経営企画、カスタマーサービスなど、多岐にわたるポジションが含まれます。
メルカリのミッションやバリューへの共感を持ち、事業の成長に貢献したいという強い意欲を持つ人材が求められます。
市場の動向を分析し、新たなビジネスチャンスを見つけ出す力や、コミュニケーション能力が重要となります。
デザイン職コース
デザイン職は、ユーザー体験全体をデザインする役割を担います。
UI/UXデザインやグラフィックデザイン、サービスデザインなど、様々な専門分野があります。
ユーザーがより快適にサービスを使えるように、画面のレイアウトや操作性を設計したり、ブランドイメージを向上させるためのクリエイティブ制作を行います。
選考では、ポートフォリオの提出が必須となり、これまでの制作物を通じて、デザインスキルやコンセプトを表現する力が評価されます。
メルカリの選考の特徴
メルカリの選考には、どのような特徴があるのでしょうか。
ここでは、メルカリの選考の特徴を徹底的に解説します。
実践的なスキルを重視した選考
メルカリの選考は、多くの日本企業が用いる学力や知識を測る標準的なテストではなく、職種ごとに即戦力レベルの実践的なスキルを測る点に大きな特徴があります。
エンジニア職では、実際の開発に近い高度なコーディング課題が課されます。
また、ビジネス職では具体的な事業課題に対するケーススタディを通じて、問題解決能力や事業創造力が評価されます。
ポテンシャルだけでなく、現時点で何ができるかという実力が厳しく問われます。
個別に最適化された柔軟な選考フロー
画一的な選考フローを全員に適用するのではなく、候補者一人ひとりに合わせてプロセスが柔軟に変動するのもメルカリならではの特徴です。
例えば、候補者のスキルや経歴に応じて、面接の回数が増減したり、特定の専門分野に長けた社員との面談が追加されたりします。
これは、候補者の能力を多角的に、そして最大限に評価するための工夫です。決まりきった手順ではなく、対話を通じて個々の強みを見極めようとする姿勢が現れています。
インターンシップを介した本質的な評価
メルカリにとって、特に専門職のインターンシップは単なる就業体験ではなく、選考プロセスの重要な一部です。
参加者は実際のチームに配属され、社員と同じようにプロダクト開発などの実務に長期間携わります。
その中で、技術力はもちろん、チームでの協調性やカルチャーフィットといった、短時間の面接では分からない本質的な能力が評価されます。
インターンシップで高い成果を出すことが、内定に繋がる最も確かな道筋の一つとなっています。
内定者の特徴
メルカリの内定者には、多くの共通点があります。
ここでは、その共通点を詳しく解説します。
専門分野における高いスキルを持っている
メルカリの内定者は、ソフトウェア開発、デザイン、データ分析、ビジネス戦略など、それぞれの専門分野において高いスキルを持っています。
特にエンジニア職では、特定のプログラミング言語や技術に関する深い知識と、それを活用して実際に何かを開発した経験が評価されます。
これは、大学での研究や個人的なプロジェクト、インターンシップなどで培われたものであり、入社後すぐに活躍できる即戦力としてのポテンシャルが期待されます。
高い実行力を持っている
内定者は、単に知識を持っているだけでなく、現実の課題を特定し、それを解決するための具体的なアクションを自ら考え、実行する能力に優れています。
これは、アルバイトやサークル活動、学業の中で直面した困難をどのように乗り越えたかという経験から見て取れます。
メルカリでは、正解がない問いに対して自律的に考え、大胆に挑戦することが求められるため、このような課題解決能力は非常に重要な要素となります。
協調性が高い
メルカリは、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、部門横断的に連携してプロダクトを開発しています。
そのため、チームで協力し、互いの意見を尊重しながら共通の目標に向かって努力できる協調性が重視されます。
内定者は、グループワークやプロジェクトを通じて、異なる意見を持つ人々と円滑にコミュニケーションをとり、チームとして最高の成果を出すための経験を積んできていることが多いです。
学習意欲が高い
テクノロジーの世界は常に進化しており、新しい技術やトレンドが次々と生まれています。
メルカリの内定者は、現状に満足することなく、常に新しい知識やスキルを積極的に学び続ける強い学習意欲を持っています。
これは、自ら勉強会に参加したり、新しい技術を自主的に学んだり、業界の動向をキャッチアップしている姿勢からうかがえます。
このような学習意欲は、変化の激しい環境で自己成長を続け、サービスを改善していく上で不可欠な要素です。
メルカリのバリューへの共感
「Go Bold - 大胆にやろう」、「All for One - すべては成功のために」、「Be Professional - プロフェッショナルであれ」というメルカリの3つのバリューへの共感も、内定者の重要な特徴です。
選考過程で、これらのバリューを自身の経験と結びつけて語れるかどうかが重視されます。
ただ言葉として理解するだけでなく、日々の行動や考え方にバリューが反映されているかどうかが評価され、入社後のカルチャーフィットが期待されます。
メルカリの就活のポイント
最後に、メルカリを志望する場合の就職活動におけるポイントを紹介します。
第一印象が良くなるよう気をつける・質問に結論ファーストで簡潔に答えるなど、基本的な点は他社を受ける場合と同じです。
その他に注意するべきポイントやコツを紹介します。
徹底的に自己分析する
メルカリの就職活動では、自身の強みや興味を深く掘り下げた自己分析が不可欠です。
なぜメルカリで働きたいのか、数ある職種の中でなぜその職種を志望するのか、入社後にどのようなキャリアを築きたいのかを明確に言語化する必要があります。
漠然とした志望動機や、会社名だけで志望する姿勢では、採用担当者の心を掴むことはできません。
自身の過去の経験と、メルカリで成し遂げたいことを結びつけ、説得力のあるストーリーを構築することが重要です。
また、自身のスキルや経験が、志望職種でどのように活かせるのか具体的に説明できるよう準備しておくことがポイントです。
職種に応じた専門スキルをアピールする
メルカリでは、職種別採用が基本であるため、応募する職種で求められる専門スキルや実績を具体的にアピールすることが重要です。
データ分析やマーケティングの知識、ビジネスコンテストでの実績など、スキルや経験を示す具体的なエピソードを用意しておくことが有効です。
単なる熱意だけでなく、それを裏付けるスキルや実績を提示することで、即戦力として活躍できる可能性をアピールできます。
企業文化への理解を伝える
メルカリの企業理念である「ユーザーファースト」への深い理解と共感を示すことが、選考突破の重要な鍵となります。
面接では、メルカリのサービスについて、なぜこの機能が素晴らしいと思うのか、どうすればもっと良くなると思うのかなど、ユーザー視点に立った考察を求められることがあります。
単に「ユーザーのため」と語るだけでなく、ユーザーが本当に求めているものは何か、そのために自身が何を貢献できるのかを具体的に示すことが重要です。
サービスの改善点や新規アイデアを提案することで、ユーザーへの強い関心と、企業理念への共感度をアピールすることができます。
コミュニケーション能力をアピールする
メルカリは、多様なバックグラウンドを持つ社員がチームで協業してサービスを創出しています。
そのため、円滑なコミュニケーション能力とチームワークを重視します。面接やグループワークでは、自分の意見を明確に伝える力だけでなく、他者の意見に耳を傾け、チーム全体として最善の答えを導き出す協調性や傾聴力が評価されます。
学生時代のアルバイトやサークル活動、研究室での活動などで、チームで目標を達成した経験を具体的に説明できるよう準備しておくことが有効です。
チームの中で自身がどのような役割を果たし、どのように貢献したのかを具体的に語ることで、入社後の活躍をイメージさせることができます。
インターンシップに参加する
メルカリは、インターンシップを積極的に実施しており、本選考への足がかりとして非常に有効です。
インターンシップに参加することで、社員との交流を通じて企業の文化や働き方を肌で感じることができます。
また、実際の業務に近い課題に取り組むことで、自身のスキルを試すことができ、企業への適性を判断する良い機会となります。
インターンシップで高い評価を得れば、早期選考の案内を受けられる可能性もあります。
選考を有利に進めるためにも、関心のある職種のインターンシップには積極的に参加し、そこで成果を出すことを目指しましょう。
まとめ
メルカリは非常に高い倍率の就職試験を突破しなければなりませんが、多くの方に魅力的なチャレンジ環境を提供しています。
入社後に成長できる職場を志望する方は、ぜひ採用情報をチェックしてみましょう。
仮に内定を得られなくてもトライアウトやインターンまで進めば、その後の就職活動でも参加経験が活きてくるでしょう。