- ESで「現在取り組んでいること」を聞かれる理由と回答の基本構成
- 成果がまだ出ていない進行中の活動をアピールする方法
- 学業・研究・資格・アルバイト・趣味などの回答例12選
- 100字・200字・300字・400字の書き分けとNG例
- 面接での深掘り質問と提出前のチェックポイント
結論:ESの「現在取り組んでいること」は、完成した実績を並べるよりも、今の目標と課題に対して自分がどのように考え、行動を続けているかを具体的に伝える設問です。
「取り組み内容→始めた理由→目標・課題→現在の工夫→途中経過・今後の行動」の順に書けば、まだ結果が出ていなくても説得力のある回答にできます。
大学の授業や研究、資格学習、語学、アルバイト、課外活動などから、現在も継続している事実に沿ったテーマを選びましょう。
「現在取り組んでいること」は、過去の成果よりも、今続けている行動と次に何をするかを答えるのが中心です。同じエピソードでも質問の時間軸に合わせて使い分けましょう。
| ESの設問 | 中心に書くこと | 例:同じ研究活動の場合 |
|---|---|---|
| 現在取り組んでいること | 今の目標・課題・実践中の工夫・次の行動 | 測定条件を記録し、再現性の確認を進めている |
| 学生時代に力を入れたこと(ガクチカ) | これまでの課題・自分の行動・結果・学び | 記録方法を改善し、比較できるデータを整えた |
| 自己PR | 最初に伝えたい強みと、強みを裏付ける行動 | 条件を切り分けて検証する粘り強さが強み |
| 最近熱中していること | 興味の対象・夢中になる理由・日々の関わり方 | 予想外の結果の原因を探ることに面白さを感じている |
※表内の言い回しは架空の比較例です。応募先が「学業のみ」など対象を限定している場合は、その条件を優先してください。
目次[目次を全て表示する]
ESで「現在取り組んでいること」を聞く企業の意図
企業が確認したいのは、現在の活動名だけでなく、目標への向き合い方と行動を続ける姿勢です。
現在の関心や価値観を知りたいから
現在何に時間を使っているかには、あなたが大切にしている考え方や自然に興味を向ける分野が表れます。
たとえば資格の勉強に取り組む学生でも、専門知識を深めたいのか、苦手を克服したいのか、将来の職種を理解したいのかで理由は異なります。
企業は取り組みの名称だけではなく、なぜ始め、なぜ今も継続しているのかを知ることで、応募者が自分の意思で行動を選んでいるかを理解しようとしています。
そのため「最近英語を勉強しています」とだけ書くのではなく、海外の資料を自分で読めるようになりたいなど、背景にある具体的な関心まで説明しましょう。
目標へ向けて工夫を続けられるか確認するため
継続中の活動には予定どおりに進まないことや、努力しても成果が見えにくい期間があり、企業はそうした場面での行動を知りたいと考えています。
最初の方法がうまくいかなかったときに原因を整理できるか、周囲から助言を得られるか、目標に合わせて計画を変えられるかといった点は、仕事に取り組む姿勢にもつながります。
大きな大会の優勝や資格の合格がまだなくても、途中の確認結果から課題を発見し、学習時間や作業手順を調整した経験は説明できます。
何時間頑張ったかだけを強調するより、どんな問題に気づいて具体的に何を変えたのかを述べると、主体的に改善する姿勢が伝わります。
入社後にも活かせる行動の再現性を見るため
「現在取り組んでいること」への回答は、完成済みの過去の成功談よりも、今の自分がどのように目標を立てて動くかを示しやすい点に特徴があります。
たとえば研究活動で結果のばらつきを検証しているなら、課題を小さく分けて仮説を確かめる行動を、接客の改善に取り組んでいるなら、相手の反応をもとに手順を見直す行動を示せます。
ただし、すべてを志望企業の仕事内容に無理に結びつける必要はなく、設問が現在の活動を尋ねている場合は活動自体の説明を優先してください。
取り組みで発揮している行動と、入社後にも活かしたい姿勢を最後に短くつなぐと、現在の経験から将来への連続性を自然に伝えられます。
「現在取り組んでいること」とガクチカ・熱中していることの違い
似た設問でも、現在進行形であるか、過去の経験か、興味そのものを問うかによって答え方の重点が変わります。
現在取り組んでいることは途中経過と次の行動まで書く
「現在取り組んでいること」では、回答時点で続けている活動を中心に選び、まだ完成していない目標と今後の具体的な行動を示すことが大切です。
たとえば研究発表の準備中なら、現時点で集めた資料、見えてきた課題、次に検証する仮説という順序で書くと、途中でも何をしているかが伝わります。
活動を始めたばかりで結果が出ていないときも、最初の行動や試したこと、既に把握した問題を事実の範囲で説明すれば十分です。
これに対して過去に取り組んだことを聞かれた設問では結果や学びをより厚くし、現在の活動を聞かれた設問ではこれからの見通しも含めて答えましょう。
ガクチカは学生時代に力を入れた経験の過程を示す
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」の略で、活動が現在も続いているかどうかを必ずしも条件とせず、目標・課題・行動・結果の流れを詳しく伝える設問です。
一方で現在の取り組みは、過去に一度だけ頑張ったことより、今も時間を使っている活動を選ぶと質問に正面から答えられます。
同じ研究やアルバイトの経験を両方に使う場合でも、ガクチカはこれまでの壁をどう乗り越えたかを、現在の取り組みでは今の課題と次の改善策を中心にするのがおすすめです。
企業から活動時期が明示されている場合はその指示を優先し、過去の実績だけで現在の活動を説明したことにしないよう注意してください。
熱中していることは好きな理由と関わり方が中心
「最近熱中していること」は活動への興味や価値観がより中心となるため、趣味や創作活動も自然に題材にできますが、現在取り組んでいることでは目標や工夫を添えると仕事に通じる行動を示しやすくなります。
読書に熱中しているなら、好きな作品を挙げるだけでも関心は伝わりますが、読んだ内容をノートに整理して議論で使っているところまで説明すれば、現在の取り組みとして具体性が高まります。
反対に、趣味を無理に大きな成果へ結びつけたり、実際には続けていない活動を現在進行形として語ったりする必要はありません。
自分が継続している事実と、関心を持つ理由が一貫していれば、学業以外の活動でも十分に回答の題材になります。
ESの「現在取り組んでいること」は5ステップで書く
文章を作る前に、取り組み・理由・目標・現在の行動・途中経過と今後の方針の5点を整理しましょう。
②始めた理由・関心の背景を説明する
③現在の目標と課題を示す
④今の工夫と継続している行動を書く
⑤途中経過と次の行動・学びで締める
STEP1〜2|取り組みと始めた理由を冒頭に置く
最初の一文では「現在、私は〇〇に取り組んでいます」と活動を明示し、続けてその活動を始めた具体的なきっかけや目的を示します。
たとえば「現在、統計学の勉強をしています」より、「現在、ゼミの調査結果を自分で分析できるようになるため、統計学の基礎を学んでいます」のほうが活動の意味が伝わります。
始めた理由が曖昧なままでは、文章の後半に工夫を書いても何に向けた行動なのか理解されにくくなるので、自分が困った場面や関心を持った出来事を一つ添えると効果的です。
資格や語学のような一般的なテーマほど、人から勧められた事実だけではなく自分自身が何を実現したいと考えたかを説明しましょう。
STEP3|目標と現時点の課題を一つに絞る
現在の取り組みを具体的にするには、最終的に目指している状態と、その実現を妨げている課題を一つ示すと文章全体がまとまりやすくなります。
「英語力を伸ばしたい」という目標を「研究に必要な英文資料の要点を自分で理解できるようになる」と言い換えれば、何に取り組むかが明確になります。
続けて「専門用語が多く読み終えるまでに時間がかかる」という現状を示すと、その後に取る工夫が読み手にも必要な行動として理解できます。
大きな目標を掲げすぎたり、課題を何個も並べたりせず、今の自分が最も向き合っている障害を選び、確認できる数字があれば無理のない範囲で補足してください。
STEP4|現在実践している工夫を具体的な動詞で書く
課題に対する行動では「努力しています」「工夫しています」という抽象的な言葉だけにせず、実際に何を変えて続けているかを具体的な動詞で書きましょう。
例えば英語学習なら、分からない専門用語を分野別に整理した、週末に同じ資料を再読した、研究室の先輩へ要約を確認してもらったなど、本人の判断で行った行動を選びます。
アルバイトでも、接客がうまくいかなかったため利用者の質問を記録し、先輩の対応と比較して説明の順番を調整している、と書けば実行中の改善が伝わります。
最も重要な行動を一つか二つに絞って理由まで書くと、現在も自分で課題を捉えて動いていることが分かりやすくなります。
STEP5|途中経過と次の行動を正直に示す
進行中の取り組みでは、合格や優勝などの完成した実績がなくても、途中段階で確認できた変化や次の検証予定を具体的に伝えれば問題ありません。
たとえばレポート作成中なら、資料の比較軸をそろえたことで論点を整理できた、今後は追加の事例を調べて結論の妥当性を確かめる、と説明できます。
数字で成果を示せない場合も、以前よりミスに早く気づくようになった、議論で質問できるようになったといった変化を事実に基づいて述べましょう。
「必ず成功させます」と根拠なく断言するより、現時点で分かっていること、まだ難しいこと、次に取る行動を分けて伝えるほうが誠実で具体的な回答になります。
【例文12選】現在取り組んでいることのES回答例
学業・研究・アルバイト・課外活動・資格・趣味などの題材を、すべて独自作成の架空例文として紹介します。
例文1|ゼミでの地域活性化研究
現在、ゼミで地域商店街の利用者調査に取り組んでいます。
実際の利用者の声をもとに提案を作りたいと考えましたが、アンケートの回答数が十分に集まらないことが課題です。
そこで質問数を絞り、利用者が答えやすい時間帯を商店主と相談して調整しています。
現時点では年代ごとの回答傾向が見え始めたため、今後は聞き取り調査で背景を確かめ、施策の提案につなげる予定です。
例文2|研究室での実験
現在、研究室で材料の耐久性を調べる実験に取り組んでいます。
同じ条件でも測定値がばらつくため、手順の再現性を高めることを目標にしています。
私は測定時刻や前処理の記録が統一されていない点に注目し、記録表を作成して条件を一つずつ比較しています。
まだ最終的な結論は出ていませんが、ばらつきやすい条件を絞りつつあり、今後は追加実験で仮説を検証します。
例文3|資格取得・簿記
現在、簿記2級の合格を目指して学習しています。
企業のお金の流れを理解するために始めましたが、模擬試験では計算問題に時間を使いすぎることが課題でした。
そこで誤答を知識不足と計算ミスに分け、平日は仕訳問題、週末は時間を計った総合問題に取り組んでいます。
最近は制限時間内に解ける問題が増えているため、次は苦手分野の正答率を確認して対策を修正します。
例文4|TOEIC・英語学習
現在、海外の文献を自力で読めるようになるため、英語学習を続けています。
単語を覚えるだけでは長文の内容を理解しにくいため、読む速さと要約力を課題にしています。
週に数回、関心のある記事を読み、知らない表現を記録したうえで日本語で要点をまとめています。
今後は要約をゼミの友人に読んでもらい、伝わりにくい箇所を改善しながら学習を続けたいと考えています。
例文5|アルバイト・新人教育
現在、飲食店のアルバイトで新人が働きやすい教育方法を考えています。
教える人によって説明の順番が異なり、新人が同じ質問を何度もしている点が気になりました。
そこで基本業務を段階別に整理したチェック表を作り、教育担当の先輩へ共有して試しています。
現時点では教えた内容を引き継ぎやすくなったため、今後は新人の意見も聞き、分かりにくい項目を見直す予定です。
例文6|サークル・イベント運営
現在、大学の音楽サークルで新入生向け演奏会の準備に取り組んでいます。
参加者の負担を増やさずに進行するため、練習場所と機材の調整が課題になっています。
私は各グループに必要な機材を確認し、共通で使用するものと個別に用意するものを一覧化しました。
今は担当者と当日の動きを確認しており、今後は事前リハーサルで想定外の問題を見つけて改善します。
例文7|プログラミング・アプリ制作
現在、学習記録を管理する小さなアプリの制作に取り組んでいます。
授業で学んだプログラミングを実際に役立てたいと考え、毎日の学習時間を記録できる仕組みを作り始めました。
使いやすさに課題があるため、友人に試してもらい、操作に迷った部分を記録して画面の配置を見直しています。
基本機能は動くようになったため、次は入力の手間を減らす改良に取り組む予定です。
例文8|ボランティア・学習支援
現在、地域の学習支援ボランティアで、参加する子どもに合った説明方法を工夫しています。
同じ内容を説明しても理解の速さが異なるため、質問の仕方と説明順序を見直す必要があると感じました。
私は答えをすぐ示すのではなく、途中の考え方を確認する質問を増やし、活動後にスタッフと振り返っています。
今後も子どもの反応を記録して共有し、初めて担当する人にも使いやすい方法を考えたいです。
例文9|就職活動・業界研究
現在、志望業界をより深く理解するため、企業研究に取り組んでいます。
企業の知名度だけで志望先を選ばず、仕事内容や働き方を具体的に知りたいと考えたことがきっかけです。
各社の事業内容と職種を表に整理し、説明会で分からなかった点は社員への質問事項として記録しています。
現時点では自分が関心を持つ業務の共通点が見えてきたため、今後は体験談も確認して職種理解を深めます。
例文10|読書・知識の発信
現在、社会問題を多角的に考えるため、月ごとに異なるテーマの本を読んでいます。
一冊の意見だけで判断しないことを目標にし、同じテーマでも主張の異なる本を選ぶようにしています。
読後は根拠と疑問点をノートに分け、友人との会話で自分の考えが変わった点も記録しています。
今後は一次資料にも目を通し、書かれた意見と確認できる事実を区別する力を磨きたいです。
例文11|運動習慣・ランニング
現在、体力づくりのためにランニングを継続しています。
最初は距離を伸ばそうとして疲労がたまり、続けられない時期があったため、無理なく習慣化することを目標に変えました。
現在は週単位で走る日と休む日を決め、体調や距離を簡単に記録しています。
以前より予定に合わせて継続しやすくなったため、今後も記録をもとに負荷を調整して取り組みます。
例文12|グループ課題・発表準備
現在、授業のグループ課題で企業分析の発表資料を作っています。
担当者ごとに調査内容が重複したため、情報を増やすより先に共通の問いを決める必要があると考えました。
そこで論点を顧客・競合・自社の三つに整理し、担当と確認日を共有しています。
資料の方向性はそろってきたため、今後は発表練習で質問に答えられない部分を洗い出して修正します。
【文字数別】100字・200字・300字・400字のまとめ方
同じ経験でも指定された文字数に合わせて背景の量を変え、自分の行動を残しましょう。
100字は活動・工夫・現在の状況を一文ずつ残す
100字程度の欄では背景を詳しく書く余裕がないため、何に取り組んでいるか、現在どのような工夫をしているか、何を目指すかの三点に絞ります。
「現在、〇〇に取り組んでいます」と最初に答え、すぐに自分の行動を続けると、短い文章でも活動の中身が伝わります。
始めたきっかけの説明を長くしたり、入社後の抱負を無理に入れたりすると肝心の工夫が消えやすいため、設問が求める現在の取り組みを優先しましょう。
短くしても「努力しています」だけにせず、記録する、分析する、比較する、改善するなど実際の行動を動詞で残すことが重要です。
200字は始めた理由と課題を追加する
200字程度なら活動と行動に加え、なぜその取り組みを始めたか、今どんな課題を解決しようとしているかを示すことができます。
結論を先に置き、理由・課題・工夫・途中経過をそれぞれ短い文でつなぐと、読み手にとって理解しやすい文章になります。
例えば英語学習なら、勉強を始めた理由を「英文資料を理解したいから」と具体化し、課題を「専門用語が多いこと」に絞って、現在の学習方法を説明しましょう。
成果が出ていない場合は、現在把握している変化や次の計画を添えればよく、点数や期間を事実以上に大きくする必要はありません。
300字は行動を選んだ理由を詳しくする
300字程度のESでは、現在取り組んでいる活動の背景だけでなく、課題をどう捉え、なぜその方法を選んだかまで説明すると主体性が伝わります。
例えばチーム活動で連絡の漏れが起きているなら、単に共有表を作ったのではなく、口頭連絡だけでは確認できないことが原因だと考えた、という判断を添えましょう。
行動の数を増やすより、最も重要な行動一つの理由と進め方を詳しくするほうが、取り組みの特徴を示しやすくなります。
最後は今後の目標で締めると現在進行中の設問らしい回答になりますが、達成していない成果を過去形で書かないよう注意してください。
400字は試行錯誤と今後の検証計画まで伝える
400字程度の回答では、最初に試した方法がうまくいかなかった経験や、周囲の意見を取り入れて改善した過程まで紹介できます。
たとえば研究活動なら、測定値がそろわなかった時点で何を疑い、どんな記録を追加し、次の実験計画をどう変えたかを順序立てて説明すると具体性が増します。
ただし活動の背景や研究テーマの説明が長すぎると、読み手が本人の行動を見失うため、専門用語や前提は必要な範囲へ絞ることが大切です。
途中経過を正直に記し、次に何を確認するつもりかまで述べれば、最終結果が出ていない活動でも計画性と継続力を十分に伝えられます。
約100字の回答例
現在、統計学の学習に取り組んでいます。
ゼミのデータを自分で分析するため、誤答を原因別に整理し、週ごとに苦手分野を復習しています。
今後は実際の調査データでも練習を重ねます。
この例文の本文は実測85字です。指定が「100字以内」なら上限内ですが、下限があるフォームでは字数条件を確認してください。
約200字の回答例
現在、ゼミで地域店舗の利用者調査に取り組んでいます。
来店客の意見を把握し提案に活かしたいと考えましたが、アンケートの回答数が十分に集まらないことが課題でした。
そこで質問を重要項目へ絞り、回答しやすい時間帯に調査する方法を検討しています。
今は集まった回答を年代別に整理しており、今後は聞き取り調査で理由を確かめる予定です。
この例文の本文は実測160字です。指定が「200字以内」なら上限内ですが、下限があるフォームでは字数条件を確認してください。
約300字の回答例
現在、飲食店のアルバイトで新人教育の改善に取り組んでいます。
教える人によって説明の順番が異なり、新人が同じ質問を何度もする場面があったため、共通の仕組みが必要だと考えました。
私は教育担当者へ聞き取りを行い、基本業務を段階別に整理したチェック表を作成しています。
ただし一律の説明では理解度の違いに対応できないため、新人ごとの習得状況も記録し、必要に応じて説明を変える方法を試しています。
今後は新人と指導担当の双方に意見を聞き、使いにくい項目を修正していきます。
この例文の本文は実測229字です。指定が「300字以内」なら上限内ですが、下限があるフォームでは字数条件を確認してください。
300字指定に近づけた補足例(実測289字)
下の文章も書き方を説明するための架空例です。元の例文はそのまま残しています。
現在、飲食店のアルバイトで、新人教育の方法を改善しています。
新人が担当者によって異なる説明を受け、同じ作業で迷う場面が続いたことから、指導の手順をそろえる必要があると考えました。
まず先輩に困っている点を聞き、よく質問される業務を洗い出しました。そこで業務を準備・接客・片付けの段階に分け、作業前に確認できるチェック表を作って試しています。
ただ、説明を統一するだけでは理解の速さの違いに対応できないため、質問された箇所も記録し、次の担当者へ伝える方法を検討中です。
現在は指導内容を共有しやすくなりました。今後は新人と先輩の意見を聞き、分かりにくい表現や抜けている項目を見直します。
活動・課題・本人の工夫・途中経過・次の行動をつないでいます。企業の指定が上限だけでなく下限もある場合は、提出前に入力フォームの文字数を確認してください。
約400字の回答例
現在、研究室で測定データの再現性を高める取り組みを進めています。
私は結果のばらつきを減らすことが研究全体の分析精度につながると考え、記録方法の見直しを始めました。
当初は測定を繰り返せば安定すると考えていましたが、同じ条件で進めたつもりでも数値がそろわず、原因を特定できませんでした。
そこで過去の記録を確認したところ、試料の前処理時間や測定開始時刻が十分に残されていないことに気づきました。
私は必要な項目を整理した記録表を作り、条件を一度に変えない実験手順へ改めています。
現在はばらつきが大きい条件を絞る段階にあり、まだ最終結論は出ていません。
今後は条件別の追加測定を行い、確認できた結果を研究室内で共有して、誰が実験しても比較しやすい状態を目指します。
この例文の本文は実測326字です。指定が「400字以内」なら上限内ですが、下限があるフォームでは字数条件を確認してください。
400字指定に近づけた補足例(実測395字)
下の文章も書き方を説明するための架空例です。元の例文はそのまま残しています。
現在、研究室で測定データの再現性を高めるため、実験手順と記録方法の改善に取り組んでいます。
分析に必要なデータを比較できる状態にしたいと考えましたが、同じ条件のはずでも測定値にばらつきがあり、原因を説明できないことが課題でした。
最初は測定回数を増やして解決しようとしました。しかし、記録を読み返すと、測定開始時刻や試料の前処理時間が担当者によって異なり、比較に必要な情報が足りないことに気づきました。
そこで私は、使用した試料、前処理の時間、測定開始時刻、周囲の条件を記入する共通の記録表を作成しました。また、一度に複数の条件を変えると原因を特定しづらいため、確認する項目を一つずつ変える手順を提案し、試しています。
現時点ではばらつきが大きくなる条件を整理している途中であり、結論は出ていません。今後は記録を基に追加実験を行い、担当者が異なってもデータを比較できるかを確かめたいと考えています。
活動・課題・本人の工夫・途中経過・次の行動をつないでいます。企業の指定が上限だけでなく下限もある場合は、提出前に入力フォームの文字数を確認してください。
現在取り組んでいることが思いつかないときの探し方
大きな実績や役職がなくても、今週・今月も続けている小さな活動から題材を探せます。
学業・資格・アルバイトの普段の行動を振り返る
「現在取り組んでいることがない」と感じる場合は、日常的に続けている行動を当たり前だと思い、題材として数えていない可能性があります。
授業の予習、レポートの資料整理、資格の問題演習、アルバイトでの接客改善、サークルの準備など、今週も実際に行ったことを書き出してみましょう。
その中で、目的を持って方法を変えた経験や、継続するために工夫している活動を選ぶと、ESに必要な課題と行動を整理しやすくなります。
活動が派手である必要はありませんが、現在も続けている事実があるかを確認し、何もしていない期間を誇張して書かないことが重要です。
結果が出ていない場合は途中の改善を探す
進行中の活動で資格の合格、研究成果、大会の順位などがまだ得られていなくても、取り組んでいる途中の判断や行動を説明できれば回答は成立します。
例えば英語の点数が目標に届いていなくても、苦手な問題を分類して学習方法を変えていることや、週ごとの演習で時間配分が改善したことを示せます。
研究においても、まだ実験が成功していないなら、失敗した条件を整理し、次に試す仮説を立てていることを具体的に述べましょう。
成果が出ていない事実を隠さず、現状と次の行動を区別することで、過剰な自慢よりも現実的に課題へ向き合う姿勢を伝えやすくなります。
現在は就活しかしていない場合も具体的な行動から選ぶ
就職活動そのものが現在の主な取り組みであっても、企業が学業や課外活動に限定していないなら、企業研究や職種理解のために進めている行動を題材にする余地があります。
ただし「御社に入るため頑張っています」だけでは内容が曖昧なので、業界ごとの仕事内容を比較している、現場社員の話を聞いて疑問点を整理しているなど、行動を示しましょう。
設問で「学業で現在取り組んでいること」と指定されている場合は就活を選ばず、授業や研究の中から現在の学習を探す必要があります。
質問の範囲を守ったうえで、今何を確かめようとしているかまで書くと、就活という一般的な活動でも本人の関心や判断が伝わります。
現在取り組んでいることのESで避けたいNG例
実績の大きさより、質問に正しく答えているかと行動の具体性が重要です。
NG1|過去に終わった実績だけを紹介する
「現在取り組んでいること」を尋ねられているのに、昨年の大会で優勝した話や以前のアルバイト経験だけを詳しく書くと、質問に答えられていない印象を与える場合があります。
過去の出来事が今の取り組みにつながっているなら、その経験をきっかけとして短く説明し、現在続けている行動を主役にしましょう。
たとえば発表会で失敗した経験から、現在は毎週のプレゼン練習で録画を見返して改善している、と書けば時期の違いが明確になります。
過去の成果を見せたい気持ちがあっても、本文の大半を過去の話にせず、今の目標・方法・進捗を優先するのがこの設問の基本です。
NG2|「頑張っています」だけで行動が分からない
「私は資格取得に向けて毎日努力しています」とだけ書いても、何に苦労し、どんな方法を選んで学習しているのかが読み手には分かりません。
例えば試験勉強なら「誤答を知識不足と時間不足に分類し、平日と休日で復習方法を変えている」と具体化すると、行動をイメージしやすくなります。
自分にとって普通の習慣であっても、原因を分析した、記録した、相談した、改善したなどの動詞に分解してみましょう。
また、継続の事実を示す際は実際の頻度を使い、毎日行っていない活動を毎日と書くような誇張は避けてください。
NG3|目標や成果を事実以上に大きく見せる
最終的な成果が出ていないことを不安に感じ、まだ参加していない大会での入賞や、達成していない点数を実績のように書くことは避けましょう。
「今後挑戦したいこと」「現在準備していること」「既にできたこと」を区別して書けば、進行中の取り組みでも十分に具体的な文章になります。
例えば資格学習なら「合格しました」ではなく「模試の誤答を分類して学習方法を改善しており、次回の試験で合格を目指しています」と表現します。
面接で進み具合を聞かれた際にも事実に沿って説明できるように、数字や役職、活動期間は根拠を確認して記載してください。
NG4|志望動機に寄せすぎて現在の活動が見えない
現在の取り組みを聞く設問に対して、企業への熱意や入社後に実現したいことを長く説明すると、今実際に何をしているかが伝わりにくくなります。
志望動機では会社を選ぶ理由や入社後の貢献が重要ですが、現在取り組んでいることでは、目標へ向けた行動とその途中経過をまず説明しましょう。
例えば「貴社の事業に共感しています」より「現在、利用者の行動を理解するためアンケート設計を学んでいます」と書くほうが設問への回答になります。
企業とのつながりを入れる場合も最後の一文程度に抑え、活動の中身より入社後の話が目立つ構成にならないよう注意してください。
面接で現在取り組んでいることを深掘りされたら
ESを提出したあとにも活動は進むため、面接の時点で何が変わったかを整理しておきましょう。
「なぜそれを始めたのですか?」には原体験を答える
面接で現在の活動を始めた理由を聞かれたら、「将来のため」「興味があったから」などの一般的な説明だけで終わらず、最初に疑問や課題を感じた場面を一つ挙げましょう。
例えば研究で統計学を学び始めたなら、データの意味を理解できず議論で説明できなかった経験をきっかけとして述べると、現在の行動に自然につながります。
原体験が大きな出来事である必要はなく、授業で質問に答えられなかった、アルバイトで困っている人を見たなどの小さな出来事でも構いません。
活動の背景を自分の言葉で説明できると、面接官から別の角度で質問されても回答がぶれにくくなります。
「現時点での成果は?」には事実と課題を分けて答える
まだ取り組みの途中なら、成果を大きく見せるのではなく、すでに確認できた変化と、依然として残っている課題を分けて説明することが大切です。
たとえばアプリ開発中なら「基本機能は動いていますが、初めて使う人には入力手順が分かりにくいため改善中です」と伝えることで進捗が明確になります。
数字がある場合は実際に測定したものだけ使い、根拠が弱い場合は利用者から受けた具体的な指摘などの事実を述べましょう。
質問に答えた最後に次の行動を簡潔に示すと、結果の良し悪しだけでなく、改善へ向かう姿勢を伝えられます。
「入社後にどう活かしますか?」には行動をつなげる
入社後への活かし方を聞かれたら、活動名と仕事内容を無理に一致させるのではなく、現在の取り組みで使っている行動を仕事でどう再現したいかを説明します。
例えば研究で条件を一つずつ比較しているなら、未知の課題に対して原因を分解して確認する姿勢を、チーム活動なら関係者の状況を確認して役割を調整する行動を挙げられます。
その際、応募先の職種で実際に求められそうな仕事の進め方を調べておくと、話が抽象的になりにくくなります。
ただしESの設問が現在の活動だけを聞いている場合は、入社後の話を無理に長く書かず、面接で質問された段階で補足する方法でも十分です。
提出前に確認したいチェックポイント
最後に、現在進行形の活動として事実と構成が一致しているかを確認しましょう。
- 回答時点で本当に取り組んでいる活動を選んでいる
- 冒頭で何に取り組んでいるかを示している
- 始めた理由・目標・現在の課題がつながっている
- 「私」が考えて実行した工夫を具体的に書いている
- 途中経過と今後の行動を区別している
- 達成していない成果や誇張した数字を含めていない
- 設問の条件と文字数を守っている
設問の対象と現在進行形の表現を最終確認する
企業によっては「現在取り組んでいること」の対象を学業、課外活動、研究、自己啓発などに限定する場合があるため、入力欄の説明を最後まで確認しましょう。
学業指定なら授業や研究の活動を選び、特に指定がなければアルバイトや趣味も候補にしつつ、その活動が本当に現在進行中であるかを見直します。
また、これから始める予定しかない活動を現在行っているように書いたり、完了済みの成果を進行中として説明したりすると、面接で時系列が合わなくなることがあります。
応募時点の状況を正直に書いたうえで、面接までに進展した部分は最新情報として補足できるよう記録しておくと安心です。
第三者が一度で内容を理解できる文章に整える
完成したESは、自分の活動を知らない人が読んでも、何に取り組み、なぜ始め、現在どんな課題へどう対応しているかが一度で分かる状態を目指しましょう。
専門用語が多い研究テーマや趣味の説明では、活動の目的を先に置き、読み手に必要な言葉だけを残すと理解してもらいやすくなります。
文章を読んだ友人に「現在の目標と本人の工夫は何か」を説明してもらい、答えに詰まった部分があれば、背景を短く補ったり行動を具体化したりしてください。
文字数を調整するときも、最初に削るのは重複した説明や修飾語であり、本人が判断した理由や現在の行動はできるだけ残しましょう。
「現在取り組んでいること」のよくある質問
就活生が迷いやすいテーマの選び方、結果の書き方、面接時の対応を整理します。
今取り組んでいることが何も思いつかない場合は?
授業の予習、資格学習、アルバイトでの改善、サークルの準備など、今週も続けている小さな行動を振り返りましょう。
まだ成果が出ていない活動を書いてもいいですか?
はい、現在の目標と課題、工夫、途中経過、次に取る行動を事実に沿って具体的に説明できれば問題ありません。
趣味や筋トレを題材にしてもいいですか?
設問が学業などに限定されていなければ候補になりますが、好きな気持ちだけでなく継続の工夫も説明しましょう。
就活の企業研究を答えてもいいですか?
活動の指定がなければ選択肢になりますが、比較や情報収集で自分が考えて行っていることを具体的に伝えましょう。
ガクチカと同じエピソードでもいいですか?
同じ題材でも構いませんが、ガクチカはこれまでの工夫と結果、現在の取り組みは今の課題と次の行動を中心に書き分けましょう。
ES提出後に取り組み内容が変わったらどうしますか?
ES提出時点の内容が事実であれば問題ありませんので、面接で変化を聞かれた際に、その後の進展を時系列に沿って説明しましょう。
まだ始めていない予定を「現在取り組んでいること」として書いてもいいですか?
まだ始めていない予定だけを、現在の活動として書くのは避けましょう。準備として実際に続けている学習や情報収集があれば、その行動と今後の予定を分けて説明してください。
すべての回答に共通する注意点
設問に答えるときは活動の華やかさや他人からの評価だけで判断せず、現在も自分の意思で続けている事実と、自分が考えて取っている行動を確認することが重要です。
また、文字数の指定や学業に限定する条件がある場合は、その企業の指示が最優先になるため、回答に使う題材と説明の深さを設問ごとに見直してください。
面接でも同じ活動を深掘りされる可能性があるので、過程で迷ったこと、周囲の反応、次に試そうとしていることを自分の言葉で話せるようにしておくと、文章の信頼性を高められます。
まとめ|現在取り組んでいることは「今の行動」を主役にする
ESでは今の目標・課題・本人の工夫・次の行動を一続きにして伝えることが重要です。
現在取り組んでいることの回答では、完成した結果の大きさではなく、途中の課題へ自分の判断でどう向き合っているかを優先しましょう。
自分が実際に続けている経験を選び、現在の工夫を具体的に書けば、学業・資格・アルバイト・課外活動のどの題材でも説得力を高められます。