【例文20選】ESの「学業で取り組んだこと」の書き方|文系・理系・ない場合も解説

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この記事を読んでわかること
  • ES・エントリーシートで「学業で取り組んだこと」を聞かれたときの答え方
  • 「学業で取り組んだ内容」「学業で力を入れたこと」との考え方の違い
  • 文系・理系・ゼミ・研究室なしで使えるテーマ
  • 100字・200字・300字・400字を含む例文20選
  • 学業で取り組んだことがない・思いつかない場合の探し方
  • NG例と面接での深掘り対策
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  • エントリーシートの「学業で取り組んだこと」で手が止まっている人
  • 研究やゼミに目立った成果がなく、何を書けばよいか迷っている人
  • 文系・理系それぞれの例文を参考にしたい人
  • 「学業で力を入れたこと」とガクチカの違いが分からない人

結論:ESの「学業で取り組んだこと」は、成績や研究テーマの難しさではなく、「何を目的に、どんな課題へ、自分がどう考えて行動したか」を具体的に伝える設問です。

授業・ゼミ・研究室・実験・レポート・資格・語学など、学びに関する経験であれば候補になります。

「取り組んだこと→目的→課題→行動・工夫→結果・学び」の5つを整理すると、100〜400字のESでもまとめやすくなります。

「頑張った」「研究した」だけで終わらず、自分が判断して変えたことを一つ入れるのが重要です。

目次[目次を全て表示する]

ESの「学業で取り組んだこと・内容」とは?

「学業で取り組んだこと」「学業で取り組んだ内容」はほぼ同じ意図

企業によって設問は「学業で取り組んだこと」「学業で取り組んだ内容」「学業で力を入れたこと」などと表現されますが、基本的には学業領域での経験から本人の取り組み方を知るための質問です。

回答では、授業名や研究テーマを紹介するだけでなく、なぜ取り組んだか、何が難しかったか、自分が何を考えて変えたかまで示しましょう。

「内容」と書かれていても研究概要だけに寄せる必要はなく、「こと」と書かれていても活動名だけで終わらせる必要はありません。

設問の語尾よりも、学業での目的・課題・行動・変化が一つの流れになっているかを優先すると、どの表現にも対応しやすくなります。

ガクチカ・研究内容・自己PRとは中心に書く情報が違う

学業で取り組んだことは、学生生活全般を扱うガクチカより対象が狭く、研究内容欄よりも本人の行動や工夫を厚く書くのが基本です。

ガクチカではアルバイトや部活も題材になりますが、学業の設問なら授業・ゼミ・研究・資格など学びに関する経験を選びます。

研究内容では研究目的や方法を詳しく説明する一方、学業で取り組んだことでは「実験結果が安定しなかったため条件を分けて検証した」のように、課題への向き合い方を中心にします。

自己PRと同じ経験を使う場合も、学業欄では取り組みのプロセス、自己PRでは強みと再現性を中心にすると重複を抑えられます。

企業がESで「学業で取り組んだこと」を聞く理由

学びに向き合う姿勢と主体性を知るため

企業は、大学で何を学んだかだけではなく、分からないことや難しい課題に直面したときに、本人がどのように学びを進めるかを見ています。

授業で指定された課題でも、自分で追加の文献を調べた、質問へ行った、学習方法を変えたなどの行動があれば主体性を伝えられます。

高い成績や受賞歴がなくても、目標を決め、必要な行動を続けた経験は十分に題材になります。

社会人になってからも新しい知識を学ぶ場面は多いため、「分からない状態から理解へ近づくために何をしたか」を具体化すると、学び方の特徴を伝えやすくなります。

課題解決のプロセスと説明力を確認するため

学業では、実験が失敗する、データが集まらない、議論が進まない、点数が伸びないなど、仕事にも通じる課題が起こります。

企業はその場面で原因をどう考え、どの行動を選び、結果をどう振り返ったかを見ることで、問題への向き合い方を確認できます。

また、研究やゼミは専門的になりやすいため、採用担当者に分かる言葉へ整理できるかも重要です。

専門用語を並べるより、「何を解決する研究か」「どんな問題があり、自分がどう変えたか」を順番に話せるほうが、論理性とコミュニケーション力を示しやすくなります。

何を書けばいい?学業で取り組んだことのテーマ一覧

分類 テーマ例 書きやすいポイント
文系 ゼミ・卒論・レポート・統計分析・フィールドワーク・グループワーク 情報収集、論点整理、議論、発表、調査改善
理系 研究室・実験・解析・プログラミング・設計・実習 仮説、検証、再現性、失敗対応、データ分析
資格・語学 簿記・TOEIC・IT資格・語学学習 目標設定、弱点分析、計画、継続、学習方法の改善
ゼミ・研究室なし 授業・レポート・実習・プレゼン・自主学習 課題、工夫、理解の深まり、周囲との協力

文系はゼミ・授業・レポートで「情報をどう整理したか」を探す

文系の場合は、研究成果の大きさより、文献・アンケート・インタビュー・議論などから集めた情報をどのように整理し、自分の結論へつなげたかを題材にしやすいです。

たとえば「資料を読んだ」だけでなく、立場の異なる資料を比較した、回答者の偏りに気づいて調査方法を変えた、議論の判断基準をそろえたといった行動を探しましょう。

ゼミに所属していなくても、授業のグループワークやレポート、プレゼンで十分に回答できます。

自分がどの場面で迷い、何を根拠に方法を選んだかまで説明できるテーマを選ぶと、同じ授業を受けた学生との差が出ます。

理系は研究・実験で「仮説→検証→改善」の流れを探す

理系では、研究テーマの高度さよりも、期待した結果が出なかったときにどのように原因を考え、条件を変えて検証したかが書きやすいポイントです。

測定値のばらつき、データ不足、プログラムの誤作動、設計条件の見直しなど、研究中に起きた問題を一つ選びましょう。

「何度も実験した」ではなく、温度・濃度・時間を一項目ずつ変えた、失敗データを条件別に分類したなど、自分の判断を具体化します。

研究成果がまだ出ていない場合でも、現在どの課題へ、どの仮説を立て、次に何を確かめようとしているかまで説明できれば十分です。

ゼミ・研究室なしでも授業・資格・語学から選べる

ゼミや研究室に所属していなくても、「学業で取り組んだことがない」と考える必要はありません。

授業のレポート、グループワーク、実習、資格取得、TOEIC、苦手科目の克服、自主学習なども設問の範囲に合えば題材になります。

選ぶ基準は、成果の大きさではなく「なぜ取り組んだか」「何が難しかったか」「自分で何を変えたか」を説明できるかです。

ただし設問が「ゼミ・研究室で取り組んだこと」のように範囲を限定している場合は、その条件を優先し、当てはまらないときは現在の所属状況や授業での学びを事実の範囲で説明しましょう。

ESの「学業で取り組んだこと」を書く5ステップ

①結論:何に取り組んだか
②目的:なぜ取り組んだか
③課題:何が難しかったか
④行動・工夫:自分が何を考えて変えたか
⑤結果・学び:何が変わり、何を得たか

そのまま使える穴埋めテンプレート

私が学業で取り組んだことは【授業・ゼミ・研究・資格】です。

【目的・きっかけ】から、【目標】を設定しました。

取り組む中で【課題】があり、私は原因を【判断】だと考えました。

そこで【具体的な行動①】と【具体的な行動②】を行いました。

その結果、【成果・変化】につながりました。

この経験から【学び・身についた考え方】を得ました。

STEP1〜2|結論と目的を先に示して読み手を迷わせない

最初は「私が学業で取り組んだことは〇〇です」と結論を一文で示し、続けてなぜその学びへ力を入れたのかを説明します。

「勉強を頑張った」ではなく、「マーケティングゼミで地域店舗の集客研究に取り組んだ」「化学工学の研究室で触媒の反応効率改善に取り組んだ」のように、テーマを具体化しましょう。

目的は「興味があったから」で止めず、何に関心を持ったのか、何を達成したかったのかを一段深くします。

冒頭でテーマと目的が分かると、その後の課題や行動を読み手が理解しやすくなり、研究概要だけが長く続く文章も防げます。

STEP3〜4|課題を一つに絞り、自分の判断と行動を最も厚くする

次に、取り組みの中で最も大きかった課題を一つ選び、その原因を自分がどう考えたかを示します。

「データが集まらなかった」「実験の再現性が低かった」「英語の点数が伸びなかった」など課題を具体化すると、その後の行動に必然性が生まれます。

行動では「努力した」「工夫した」で終わらず、質問数を減らした、誤答を原因別に分類した、測定条件を一つずつ固定したなど、実際に変えたことを書きましょう。

ESではこの行動部分を最も厚くし、「なぜその方法を選んだのか」まで入れると、自分らしい思考プロセスが伝わります。

STEP5|結果は数字だけに頼らず、変化と学びで締める

最後は、行動によって何が変わったかと、その経験から得た学びを一文ずつ示します。

点数、順位、合格、受賞など数字で示せる成果があれば使えますが、数字がない場合も「議論が進んだ」「実験値のばらつきが減った」「説明が伝わりやすくなった」といった変化で構いません。

学びは「成長した」「コミュニケーション力が身についた」と抽象化しすぎず、「結果が出ないときは原因を分解して方法を変える」と行動レベルまで言語化します。

志望動機欄が別にあるなら、仕事への活かし方は一文程度に抑え、学業での具体的な経験を優先しましょう。

【例文20選】ESの「学業で取り組んだこと」文系・理系・テーマ別

前半16例はテーマ別、後半4例は100字・200字・300字・400字の文字数別です。

例文はそのまま使わず、課題・判断・行動を自分の経験へ置き換えてください。

例文1|文系・法学ゼミ

私が学業で取り組んだことは、法学ゼミでの環境法研究です。

国内外の環境規制を比較する中で、国ごとに制度の前提が異なり、単純比較では結論を出しにくいことが課題でした。

そこで各国の制度を「対象企業・規制方法・罰則・支援策」の4項目に分け、同じ基準で整理しました。

さらに一次資料まで確認し、解釈に誤りがないかをゼミ内で共有しました。

その結果、制度の違いを説明しやすくなり、最終発表では具体的な政策提案までまとめられました。

この経験から、複雑な情報ほど比較軸をそろえて整理する重要性を学びました。

例文2|文系・経済学の統計分析

私が学業で取り組んだことは、経済学の授業で行った地域間格差の分析です。

公開統計を使って地域ごとの所得差を比較しましたが、年度や指標の定義が異なるデータを混ぜると結果がぶれることに気づきました。

そこで使用する統計の基準年と定義を統一し、欠損値の扱いもルール化しました。

さらに人口構成の違いを考慮して分析し直しました。

その結果、単純な平均値だけでは見えなかった傾向を説明でき、発表でも分析手順の分かりやすさを評価されました。

この経験から、数字を見るときほど前提条件を確認する姿勢を身につけました。

例文3|文系・マーケティングゼミ

私が学業で取り組んだことは、マーケティングゼミでの地域店舗の集客研究です。

当初はアンケートの回答が十分に集まらず、分析に必要なデータが不足していました。

私は質問数の多さと回答場所が原因だと考え、質問を重要項目に絞り、来店客が待ち時間に回答できる形式へ変更しました。

また、回答を年代別・来店目的別に整理しました。

その結果、必要数の回答を集め、ターゲットごとの施策を提案できました。

この経験から、成果が出ないときは努力量ではなく方法自体を見直すことが大切だと学びました。

例文4|文系・授業のグループワーク

私が学業で取り組んだことは、経営戦略の授業で行った5人グループの企業分析です。

メンバーごとに調べた内容が重複し、発表の方向性がまとまらないことが課題でした。

私は最初に「何を明らかにする発表なのか」という共通の問いを決める必要があると考えました。

そこで論点を3つに整理し、担当範囲と締切を表にまとめました。

途中でも共有時間を設けた結果、発表の一貫性が高まりました。

この経験から、チームで学ぶ際は目的と役割を最初にそろえる重要性を学びました。

例文5|文系・卒業論文

私が学業で取り組んだことは、観光政策をテーマにした卒業論文です。

資料を集めるだけでは一般論になることが課題だったため、実際の地域の取り組みを調べる必要があると考えました。

そこで自治体の公開資料を読み込み、現地の観光案内所にも連絡して運営上の課題を聞きました。

その内容を先行研究と照らし合わせ、共通点と相違点を整理しました。

その結果、机上の分析だけでは気づけない視点を論文に反映できました。

この経験から、複数の情報源を比較して自分なりの結論を出す姿勢を学びました。

例文6|理系・化学研究

私が学業で取り組んだことは、化学工学の研究室で行った触媒の反応効率改善です。

実験初期は同じ条件でも結果にばらつきがあり、原因を特定できないことが課題でした。

私は複数条件を同時に変えていたことが原因の一つだと考え、温度・濃度・反応時間を一項目ずつ変える実験計画へ変更しました。

また、実験手順を記録し、前処理の時間までそろえました。

その結果、再現性が高まり、反応効率に影響する条件を絞り込めました。

この経験から、結果が安定しないときほど条件を分解し、一つずつ検証する重要性を学びました。

例文7|理系・AI研究

私が学業で取り組んだことは、画像認識AIを用いた異常検知の研究です。

少ない異常データでも判定精度を高めることを目標にしましたが、特定条件の画像で誤判定が増える問題がありました。

そこで誤判定画像を明るさ・角度・背景の3要素に分けて傾向を確認し、前処理方法と学習条件を一つずつ変更しました。

その結果、誤判定が多かった条件で精度を改善できました。

この経験から、結果の良し悪しだけを見るのではなく、失敗データを分類して原因を探る姿勢を身につけました。

例文8|理系・機械ロボット

私が学業で取り組んだことは、小型ロボットの走行安定性を高める制御方法の研究です。

凹凸のある路面では姿勢が崩れやすく、同じ制御値では安定しないことが課題でした。

そこでセンサーから得られる傾きのデータを路面条件別に比較し、誤差が大きい条件を特定しました。

そのうえで車輪の出力を段階的に調整し、実験を繰り返しました。

結果として複数の路面で走行のばらつきを抑えられました。

この経験から、現象を数値で捉え、条件に応じて改善策を考える力を身につけました。

例文9|理系・生命科学

私が学業で取り組んだことは、微生物を用いた水質浄化の研究です。

温度条件によって処理能力が安定せず、再現性の確保に苦労しました。

私は温度だけでなく栄養条件も影響している可能性があると考え、条件を一度に変えず、組み合わせごとに実験しました。

また、測定時間を統一してデータを記録しました。

その結果、処理能力が安定しやすい条件を絞り込めました。

この経験から、期待した結果が出ないときにこそ条件を整理し、粘り強く検証する姿勢を学びました。

例文10|理系・実験の再現性改善

私が学業で取り組んだことは、物理実験で測定誤差を減らすことです。

同じ装置を使用しても班ごとに値が大きく異なり、原因が分からない状態でした。

私は装置そのものより、測定手順の違いが影響していると考えました。

そこで測定開始までの時間、読み取り位置、測定回数を統一し、各工程をチェックリスト化しました。

その結果、班内の測定値のばらつきが小さくなりました。

この経験から、再現性を高めるには感覚ではなく手順を言語化することが重要だと学びました。

例文11|資格・簿記2級

私が学業で取り組んだことは、簿記2級の資格取得です。

会計を将来の仕事に活かしたいと考えて学習を始めましたが、最初の模擬試験では合格点に20点以上届きませんでした。

そこで誤答を「知識不足・計算ミス・時間不足」に分類し、毎週弱点を見直す方法へ変更しました。

通学時間は仕訳の確認、まとまった時間は問題演習に使いました。

その結果、3か月後の試験で合格できました。

この経験から、目標との差を分解し、弱点に合わせて学習方法を変える大切さを学びました。

例文12|語学・TOEIC

私が学業で取り組んだことは、TOEICの学習です。

海外の文献を読むために英語力を高めたいと考えましたが、学習開始時はリスニングの点数が伸びませんでした。

そこで聞き取れない原因を「単語・発音・速度」の3つに分け、通学時間は音声学習、週末は模試と復習に使う計画を立てました。

半年間継続した結果、スコアを560点から790点まで伸ばせました。

この経験から、努力量だけでなく、弱点を分析して学習方法を調整する重要性を学びました。

例文13|留学・授業への適応

私が学業で取り組んだことは、交換留学先での国際ビジネスの授業です。

留学当初は英語での議論についていけず、自分の意見を発言できないことが課題でした。

そこで授業前に資料を読み、発言したい内容を英語で2つ準備することを習慣にしました。

また、授業後に分からなかった表現を現地学生へ確認しました。

その結果、徐々に議論へ参加できるようになり、最終発表も担当できました。

この経験から、苦手な環境でも準備の仕方を工夫することで行動を変えられると学びました。

例文14|教職・教育実習

私が学業で取り組んだことは、教育実習で生徒の理解度に合わせた授業づくりを行ったことです。

最初の授業では説明量が多く、生徒が問題演習に十分な時間を使えませんでした。

私は「伝える内容を増やすほど分かりやすい」という考えを見直し、重要事項を3点に絞りました。

さらに途中で確認問題を入れ、理解度を見ながら進めました。

その結果、生徒からの質問が具体的になり、小テストでも理解度の改善が見られました。

この経験から、相手の反応を見ながら伝え方を変える重要性を学びました。

例文15|苦手科目の克服

私が学業で取り組んだことは、苦手だった統計学の克服です。

最初の小テストでは公式を暗記しても応用問題が解けず、点数が伸びませんでした。

私は公式の意味を理解せずに使っていることが原因だと考え、例題ごとに「何を求める問題か」「なぜこの式を使うのか」を説明してから演習しました。

分からない問題は授業後に質問し、同じ種類の問題を解き直しました。

その結果、期末試験では目標点を超えました。

この経験から、苦手なことほど原因を具体化して学び方を変える大切さを学びました。

例文16|学業とアルバイトの両立

私が学業で取り組んだことは、専門科目の学習計画を見直し、アルバイトと両立したことです。

大学2年次は課題提出が重なり、直前に学習が集中することが課題でした。

そこで各授業の試験・レポート日程を月単位で一覧化し、提出日の2週間前から作業を分割しました。

また、毎週日曜日に翌週の学習時間を確保しました。

その結果、締切直前に慌てることが減り、専門科目の成績も改善しました。

この経験から、忙しい状況ほど優先順位と締切を見える化することが重要だと学びました。

【文字数別】100字・200字・300字・400字の例文

100字・200字は背景を削り、課題と行動を優先する

100字では「何に取り組んだか・何を工夫したか・どう変わったか」の3点を優先し、研究分野の背景や仕事への活かし方は削って構いません。

200字なら、行動が必要になった理由として課題を一つ追加し、「〇〇が課題だったため、△△と考え、□□を行った」という流れにすると読みやすくなります。

短い文章で最初に削ってはいけないのは、自分の判断と行動です。

「大学では経済学を学んでいます」のような説明が長い場合は、「経済学の授業で地域間格差を分析しました」のように一文へ圧縮し、本人が何を変えたかに文字数を残しましょう。

300字・400字は判断理由と試行錯誤まで具体化する

300字以上では、行動を選んだ理由や、最初の方法がうまくいかなかった後に何を変えたかまで説明すると、本人の思考が伝わりやすくなります。

400字では周囲との関わりや、複数回の改善を入れる余裕がありますが、情報を増やしすぎて研究概要が中心にならないよう注意しましょう。

文字数が増えても、構成は「結論→目的→課題→行動→結果・学び」のままで問題ありません。

長い回答ほど一文を短くし、行動を時系列で並べると読み手が流れを追いやすくなるため、指定文字数に合わせて説明の深さだけを調整してください。

例文17|100字・授業

私が学業で取り組んだことは統計学です。

応用問題が苦手だったため、誤答を原因別に整理し、公式の意味を説明してから解く学習へ変えました。

その結果、期末試験で目標点を超え、学び方を見直す重要性を学びました。

例文18|200字・文系ゼミ

私が学業で取り組んだことは、マーケティングゼミでの地域店舗の集客研究です。

アンケート回答が集まらないことが課題だったため、質問数の多さが負担だと考え、設問を重要項目に絞りました。

さらに利用者が回答しやすい時間帯に調査し、年代別にデータを整理しました。

その結果、必要数の回答を集め、具体的な施策を提案できました。

この経験から、成果が出ないときは原因を整理し、方法を変える重要性を学びました。

例文19|300字・理系研究

私が学業で取り組んだことは、化学工学の研究室で行った触媒の反応効率改善です。

研究開始時は同じ条件で実験しても結果にばらつきがあり、原因を特定できないことが課題でした。

私は複数条件を同時に変えていたことが再現性を下げている可能性があると考え、温度・濃度・反応時間を一項目ずつ変える実験計画へ変更しました。

また前処理の時間や使用器具まで記録し、手順を統一しました。

その結果、実験結果のばらつきを抑え、反応効率へ影響する条件を絞り込めました。

この経験から、複雑な問題ほど条件を分解し、仮説を一つずつ検証する姿勢を身につけました。

例文20|400字・グループ研究

私が学業で取り組んだことは、経営戦略の授業で行った企業分析プロジェクトです。

5人で一社を分析する課題でしたが、当初は各自が興味のある内容を個別に調べていたため、情報が重複し、発表の方向性がまとまりませんでした。

私は資料を増やす前に「この企業の競争優位は何か」という共通の問いを決める必要があると考えました。

そこで集めた情報を市場・顧客・競合・自社の4項目に整理し、足りない情報を明確にしました。

そのうえでメンバーの得意分野に合わせて担当を再分配し、週1回は資料を持ち寄って論点を確認しました。

途中で結論が変わった際も根拠となるデータを再確認して構成を修正しました。

その結果、主張と根拠が一貫した発表に仕上げ、授業内で高い評価を得ました。

この経験から、複雑な課題へチームで取り組む際は、情報量を増やす前に共通の問いと判断軸をそろえることが重要だと学びました。

文系・理系で「学業で取り組んだ内容」の伝え方はどう変える?

理系は専門テーマより「何のための研究か」と検証プロセスを先にする

理系のESでは、研究テーマや装置名を詳しく書きすぎると、採用担当者が本人の行動までたどり着けないことがあります。

最初に「工場製品の傷を自動で見つけるため、画像認識AIの精度改善を研究している」のように、研究目的を一般的な言葉で示しましょう。

その後に、どの条件で失敗し、原因をどう考え、何を変えて検証したかを続けます。

専門職採用でも専門性だけでなく、研究を自分で前へ進めたプロセスは重要なので、用語を残す場合も一言で意味を補足し、「専門外の人が一度読んで目的を理解できるか」を基準に整理してください。

文系は「調べた」で終わらず、比較・整理・発信の工夫を示す

文系の学業は成果を数値化しにくいことがありますが、文献調査、アンケート、フィールドワーク、討論、発表などの中に具体的な行動があります。

「多くの文献を読んだ」だけでなく、立場の異なる資料を同じ観点で比較した、回答者属性を分けて分析した、反対意見を踏まえて主張を修正したなど、思考の過程を示しましょう。

グループ活動なら、発言量やリーダー経験にこだわる必要はありません。

論点整理、資料統合、進捗共有、発言が少ない人への働きかけなど、自分がチームの学びを前へ進めるために取った具体的な行動を選べば、十分に評価材料になります。

専門用語は「正式名称」より「相手に伝わる説明」を優先する

採用担当者が同じ専攻とは限らないため、専門用語を多く使うほど評価が上がるわけではありません。

「CNNを用いたOne-Class Classification」と書くより、「少ない異常データでも画像から異常を検知するAI」のように、目的が伝わる言い換えを優先します。

正式名称を残したい場合は、括弧の中で短い意味を補足するとよいでしょう。

書き終えたら、同じ専攻ではない友人に読んでもらい、「何を研究し、何が課題で、自分が何をしたか」を説明してもらうと、専門知識がなくても伝わる文章になっているか確認できます。

「学業で取り組んだこと」がない・思いつかない場合の探し方

大きな成果ではなく「時間を使ったこと・やり方を変えたこと」から探す

「学業で取り組んだことがない」と感じる人は、受賞や高い成績のような目立つ成果だけを探していることがあります。

授業、試験、レポート、実習、グループワーク、資格、語学を学年ごとに書き出し、「時間を使った」「苦労した」「方法を変えた」経験へ印をつけましょう。

最初の点数が低くても、誤答を分析して学習法を変えた経験は十分に題材になります。

重要なのは最終結果ではなく、課題に対して自分が何を考えたかなので、成功した経験だけでなく、途中で失敗し、その後の行動を修正した経験も候補にしてください。

ゼミ・研究室に所属していない場合は授業の課題や実習から探す

ゼミや研究室への所属がない場合は、授業のレポート、プレゼン、実習、グループワーク、自主学習などから探せます。

「普通に授業を受けていただけ」と感じても、資料の集め方、ノートの取り方、質問の仕方、締切管理など、自分なりに続けていた工夫がないか振り返りましょう。

自分では当たり前だと思っている習慣でも、「なぜそうしていたのか」を説明できれば学びへの姿勢が伝わります。

研究室配属直後で成果がない場合は、先行研究を読み、実験手法を整理し、装置の扱いを習得しているなど、現在進行中の準備を具体的に書いても構いません。

アルバイトの方が話しやすい場合は、同じ強みが学業で出た場面を探す

「学業で取り組んだこと」と明示されている場合、アルバイト単体を回答にすると質問の範囲から外れやすいため、基本的には学業の経験を選びます。

ただし、アルバイトで発揮した強みを手掛かりに学業を振り返る方法は有効です。

たとえばアルバイトで計画性を発揮したなら、レポートや試験を前倒しで進めた経験がないか、接客で相手目線を大切にしたなら、発表資料を専門外の人向けに改善した経験がないかを探します。

「自分の強みが学業ではどの場面に出ていたか」と考えると、目立つ成果がなくても本人らしい題材を見つけやすくなります。

ESで評価されやすい「学業で取り組んだこと」にする3つのコツ

「頑張った」を具体的な判断と行動へ置き換える

学業のESで最も差が出るのは、「頑張った」「工夫した」の中身をどこまで具体化できるかです。

「英語を毎日頑張った」なら、誤答を単語・発音・速度に分け、通学時間は音声、週末は模試へ使い分けたと書き換えましょう。

「研究で何度も失敗した」なら、どの数値が安定せず、原因を何だと考え、どの条件を固定したのかまで示します。

行動の前に判断理由を一言入れると、「たまたまうまくいった」のではなく、自分で課題を捉えて方法を選んだことが伝わり、面接の深掘りにも答えやすくなります。

数字は事実として説明できるものだけ使い、変化も具体化する

点数、期間、人数、実験回数などの数字は文章を具体的にできますが、面接で根拠を説明できない数字を作る必要はありません。

数字がない場合でも、「発表の論点が3つに整理された」「実験値のばらつきが減った」「質問が具体的になった」のように、行動前後の変化を示せます。

成果が小さいと感じる場合は、結果を大きく見せるより、改善までの過程を厚く書くほうが説得力があります。

企業は結果だけでなく、目標に対して計画し、課題を見つけ、方法を修正できるかを見るため、事実に基づく小さな変化でもプロセスが明確なら十分です。

企業との接点は最後に一文だけ入れ、学業経験を主役にする

学業で取り組んだことの設問では、志望企業への熱意を長く書くより、学業経験の具体性を優先したほうが質問へ正面から答えられます。

研究職や技術職で専門知識が直接つながる場合は、「研究で身につけた分析の基礎を活かし、入社後も知識を深めたい」と一文加える程度で十分です。

専攻と職種が直接つながらない場合も、課題整理、仮説検証、計画、協働などの行動を仕事へつなげられます。

100〜200字なら仕事への活かし方を省き、300〜400字で余裕がある場合に最後へ加えるなど、指定文字数に応じて優先順位を調整しましょう。

ESの「学業で取り組んだこと」で避けたいNG例4つ

NG1|「勉強を頑張った」で終わり、何をしたか分からない

「大学の授業を毎日真面目に受け、良い成績を取れるよう頑張りました」だけでは、どの学業で何が難しく、本人が何を変えたのかが分かりません。

授業名やテーマを一つに絞り、「応用問題が解けなかったため誤答を原因別に分類した」のように課題と行動を具体化しましょう。

「頑張った」「努力した」「積極的に取り組んだ」という言葉を見つけたら、「具体的に何をしたのか」と自分へ問い直します。

同じ経験でも行動を動詞で書くことで、学習の仕方や課題への向き合い方が伝わり、他の学生との違いを示しやすくなります。

NG2|研究テーマや授業内容の説明だけで終わる

「〇〇材料の特性を研究し、△△法で測定しています」と研究内容だけを説明しても、本人がどのように取り組んだかは見えません。

研究テーマは採用担当者が大枠を理解できる長さに抑え、課題・判断・行動へ文字数を移しましょう。

「測定値にばらつきがあったため、条件を一つずつ固定して比較した」のように本人の動きを入れると、研究内容欄との差も明確になります。

特に理系は専門用語を増やすほど説得力が上がるわけではないため、研究の目的と自分の工夫が一度で伝わる文章を優先してください。

NG3|チーム全体の成果だけで、自分の役割が見えない

「ゼミのチームで発表会へ参加し、優秀賞を受賞しました」のように結果だけを書くと、本人が何を担当し、どのように成果へ関わったのかが分かりません。

リーダー経験がなくても、論点整理、アンケート作成、進捗共有、資料統合、発表練習など、自分が担った役割を具体化すれば十分です。

「私たちは」を連続させず、最低一度は「私は〇〇を提案した」「私は△△を担当した」と自分の行動を示しましょう。

企業が知りたいのはチームの実績そのものではなく、その中であなたが何を考え、どのように動いたかという再現可能な行動です。

NG4|数字・役職・成果を盛り、面接で説明できなくなる

数字を入れると具体的になりますが、実際より大きく見せたり、担当していない役割を自分の成果として書いたりするのは避けましょう。

面接では「なぜその方法を選んだのか」「その数字の根拠は何か」「あなた自身が担当した部分はどこか」と深掘りされます。

根拠を説明できない内容は、文章上は強く見えても一貫性を失う原因になります。

目立つ成果がなくても、課題をどう捉え、どのように方法を修正したかを事実ベースで具体化すれば十分に説得力が出るため、派手さより説明できることを優先してください。

面接で「学業で取り組んだこと」を深掘りされたときの対策

最初は1分程度で「取り組み→課題→行動→結果」を要約する

面接ではESをそのまま読み上げるのではなく、最初に取り組み・課題・主な行動・結果・学びを1分程度で要約すると話がまとまりやすくなります。

面接官が気になった部分は後から深掘りされるため、最初から研究背景やすべての工夫を説明する必要はありません。

「何に取り組んだか」「一番難しかったこと」「自分が変えたこと」の3つが最初に伝わるよう練習しましょう。

文章を丸暗記すると質問の順番が変わったときに答えにくくなるため、ESを書く前に整理した5項目を箇条書きで覚え、自分の言葉で順序を変えて話せる状態にしておくのがおすすめです。

「なぜその方法を選んだ?」へ判断理由を説明できるようにする

深掘りで差がつきやすいのは、行動そのものより「なぜその方法を選んだのか」という判断理由です。

「アンケートの質問を減らした」なら、回答途中の離脱が多かった、自由記述の負担が大きいと感じたなど、行動へ至った観察や根拠を整理しておきましょう。

「他の方法は考えなかったのか」「最初の方法が失敗した理由は何か」と聞かれることもあります。

うまくいかなかった点を隠すのではなく、当時の判断と今振り返って改善できる点を分けて話せると、経験から学ぶ姿勢と自己認識の深さを示しやすくなります。

理系・専門研究は30秒で目的を説明できる状態にする

理系研究や専門性の高いゼミでは、同じ分野ではない面接官へ研究を30秒で説明する準備をしておきましょう。

説明は「何を解決する研究か→どんな方法を使うか→自分がどこを担当しているか」の順にすると伝わりやすくなります。

正式な専門用語を使う場合も、一言で意味を補足し、質問されたら詳しい説明へ進めます。

研究テーマが志望業界と直接関係しない場合は、無理に専門知識を結びつけず、仮説検証、データ分析、計画、周囲との連携など、研究を進める中で身につけた行動へ話をつなげると自然です。

ESの「学業で取り組んだこと」でよくある質問

Q. 学業で力を入れたことと同じ内容でいい?

「学業で取り組んだこと」と「学業で力を入れたこと」は近い意図で使われるため、同じ経験を使って問題ありません。

ただし設問が「最も力を入れたこと」となっている場合は、複数の候補からなぜその経験を選んだのか説明できるようにしておきましょう。

「取り組んだ内容」と書かれている場合も、研究概要だけで終わるのではなく、本人の課題・工夫・学びまで入れると選考で人柄や行動を伝えやすくなります。

企業独自の指定がある場合は、文字数や「ゼミ・研究室に限る」などの条件を優先し、この記事の構成をその範囲へ合わせて調整してください。

Q. 資格取得やTOEICは学業で取り組んだことに入る?

資格や語学学習を学業として扱えるかは設問の表現によりますが、「学業全般」を聞く設問であれば候補にできます。

資格名や点数だけを書くのではなく、なぜ取得を目指したか、どの弱点があり、学習方法をどう変えたかを中心にしましょう。

一度不合格になった経験でも、原因を分析し、次回へ向けて勉強法を変えた過程があれば良い題材になります。

ただし「大学の授業・ゼミ・研究室で取り組んだこと」と明確に範囲が指定されている場合は、その範囲内の経験を優先し、資格は別の設問へ回すほうが安全です。

Q. 研究がまだ始まっていない・成果が出ていなくても書ける?

研究室配属直後や卒業研究の途中でも、現在取り組んでいる準備や試行錯誤を具体的に説明できれば書けます。

たとえば先行研究を読み、用語を整理している、装置の使い方を練習し、再現できるよう手順を記録しているといった内容です。

成果が出ていない場合は、無理に結果を作らず、「現在は〇〇の原因を検証するため、△△の条件を比較している」と進捗を示しましょう。

企業が見たいのは完成した研究成果だけではなく、課題へどのように向き合っているかなので、現在の仮説・行動・次に確かめたいことまで説明できれば十分です。

Q. AIや添削サービスで文章を直してもいい?

AIや添削サービスを使って文章の構成や分かりにくい部分を確認すること自体はできますが、経験・数字・役割を実際とは異なる内容へ変えないことが重要です。

「自分の行動が曖昧な部分を指摘して」「専門用語を一般的な言葉へ変えて」といった使い方なら、事実を保ちながら文章を整理しやすくなります。

完成した文章は必ず自分で読み直し、面接で各行動の理由や数字の根拠を説明できる状態にしてください。

例文やAIが作った表現をそのまま使うより、自分の経験を箇条書きにしてから構成だけを参考にするほうが、本人らしさと面接での一貫性を保ちやすくなります。

まとめ|学業で取り組んだことは「何を学んだか」より取り組み方を伝えよう

ES・エントリーシートの「学業で取り組んだこと」「学業で取り組んだ内容」では、難しい研究テーマや高い成績が必須ではありません。

重要なのは、何に取り組み、なぜ取り組み、どんな課題に対して自分が何を考え、どう行動したのかを具体的に伝えることです。

文系ならゼミ・授業・論文・グループワーク、理系なら研究室・実験・解析、その他にも資格・語学など、設問の範囲に合う経験から選べます。

100字・200字では行動を優先し、300字・400字では判断理由や試行錯誤まで説明すると、自分の考え方が伝わりやすくなります。

例文20選はそのまま使わず、構成と具体化の方法を参考にして、自分自身の経験・判断・行動へ置き換えてください。

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