はじめに
新しいプロジェクトや新商品開発に力を入れているベンチャー企業の中には、女性社員を求めているところも見られます。
ベンチャー企業に就職したいと考える女性にとっては、会社選びが非常に重要です。
入社してから女性も男性と同じように活躍できなければ、やりがいも感じられないでしょう。
そこで今回は、女性が働きやすいベンチャー企業について紹介します。
さらにベンチャーに向いている女性の特徴やスキルについても解説します。
ベンチャーに関心のある女性就活生は必見です。
【ベンチャーを目指す女性必見】ベンチャー企業の特徴とは
ベンチャーは「冒険的な」という意味合いがあり、ベンチャー企業とはその名の通り冒険的で創造的な事業内容に取り組む会社のことです。
そのコンセプトを表すと、成長志向や新規性があり、新しいことに社員皆で挑んでいく姿勢があります。
まだほかの会社では手を出していない分野に足を踏み入れるところもあるでしょう。
常に変化に富んで、その成長はスピードがあり起業家精神を持つ社員が多いとも言えます。
もちろん代表者である社長は存在しますが、社員一人ひとりの意見や案が会社の発展につながります。
そして社長自らも現場で働くことが多いです。
【ベンチャーを目指す女性必見】女性が働きやすい環境とは
多くのベンチャー企業がある中で、女性が働きやすい職場の特徴について考えてみましょう。
もちろん取り扱う商品サービスが女性向きであるベンチャーは、女性スタッフを求めます。
しかしながら、女性の場合はゆくゆく結婚や出産をする可能性もあるため、そうした理解も得られる会社であるかどうかも重要になってきます。
働きやすい業務内容や職場形態について考えていきます。
チームプレイが主体
女性が活躍できるベンチャー企業は、チームプレイスタイルの職場が多いです。
この理由としてまず一つめに、女性はコミュニケーション能力に優れ、仲間とワイワイ楽しみながら働きたい人が多いです。
それゆえに、チーム制の仕事であればみんなでイキイキと頑張りやすいと言えます。
さらにもう一つ、チームプレイであればなんらかの事情で仕事を休むことになっても穴が空きにくいです。
女性は生理や更年期などの不調もありますし、結婚して子供がいる場合子供の体調で休みを取らなくてはならないケースも見られます。
そうした時に単独の仕事では、休むと代理の人が見つかりにくいです。
休み辛いことは気が引けますし、職場のみんなにとっても困ります。
しかしチームプレイ制であれば、仲間がうまく対応してくれることでしょう。
チーム制のほうが休みやすいという利点があるのです。
残業が少ない
ベンチャー企業に限りませんが、残業をすると仕事を頑張っていると見られがちな風潮の会社もたくさんあります。
しかしながら、本当は残業をせずに本来の就業時間内にやるべき仕事を全力で終えることができるのがベストな形です。
ベンチャーの場合、中にはまだほとんどゼロの状態から会社を作っていくようなケースも見られます。
そうするとやることがたくさんありすぎて、どうしても残業が増えてしまう傾向にあります。
女性の場合は、残業が多すぎると体力的にもキツいですし、家庭を持っている場合は両立するのも大変です。
その点から踏まえても、残業が少ない会社のほうが働きやすいと言えそうです。
「残業すること=頑張っている」という意識がない企業を選ぶと良いでしょう。
ワークライフバランスを重視している
仕事とプライベートの両立ができるかどうかは、女性にとって重要視すべき点です。
特に結婚後は、ワークライフバランスが取れている会社でなければ、仕事と家庭の両立が難しくなってきます。
仕事のせいで育児や夫婦間に問題が起きては困ります。
結婚後も仕事を続けたい女性ならなおさら、ワークライフバランスを重視した職場で働きたいものです。
福利厚生面や産休なども、しっかり確認して企業選びをすることが大切です。
【ベンチャーを目指す女性必見】ベンチャーに向いている女性とは
新しいもの好きでチャレンジ精神がある女性は、ベンチャー企業に大いに興味を抱きます。
しかしながら果たして自分がベンチャーに向いているかどうかは、よくわからないという声も少なくありません。
入社したものの、自分に合っていなければ会社側も雇われ側もお互いに不満が生じます。
そもそもベンチャー企業には、どういった女性が向いているのでしょうか。
ベンチャーの女性社員の適性について見ていきましょう。
変化そのものを楽しめる人
ベンチャー企業はまだ軌道に乗っていないところも多いです。
これからみんなで会社を作っていく状況下では、まさに手探り状態であり業務内容も変わります。
試行錯誤するわけですから、昨日と今日とで業務方針が変わる可能性もあるわけです。
ベンチャーの特色が、スピードと変化です。
つまり、この変化自体を楽しめる女性でなければ、なかなかキツいかもしれません。
決められたルートを、石橋を叩きながら渡りたいタイプの人には、ベンチャーは向いていないと言えます。
環境の変化に適応できるうえに、その変化こそがおもしろいと感じられるタイプであればまさにベンチャーで活躍できるでしょう。
明日は明日の風が吹くのがベンチャー企業です。
自己管理能力がある
ゼロから始めるベンチャーは、社員一人ひとりが個々に目標を立ててそれに向かって進んでいく姿勢が不可欠です。
個々の力が会社作りに役立つわけであり、社員全員が社長のような責任を担っているとも言えます。
それなりに大変ではありますが、やりがいもあるのです。
そうした中、重要になってくるのが自己管理能力です。
個々のやる気や目標設定、役割を遂行する姿勢こそが会社の成功に結びつきます。
自己管理ができない女性では、ベンチャーの中では存在価値が薄くなってしまうでしょう。
自分で決めて自ら仕事を探し、アイディア工夫をして目指すゴールを作ることができる人が、ベンチャーで活躍できる女性です。
積極性
受動的ではなく能動的な女性こそ、ベンチャー向きと言えます。
積極性は言葉にも行動にも求められます。
その意見、その一歩が会社作りに役立つわけです。
思ったことや意見、アイディアは積極的に発信していくことが大切です。
そして失敗を恐れずに立ち向かい、トライする勇気と行動力も求められます。
怖いもの知らずで勇敢に何事にも飛び込んでいける女性であれば、ベンチャー企業の中で重要な存在価値を実感できることでしょう。
言われたことをするのではなく、自らやっていくパワーと積極性が、ベンチャーは求めています。
【ベンチャーを目指す女性必見】ベンチャー企業に就職する際の、企業の見るべきポイント
今やベンチャー企業はさまざまな業界であふれています。
そんな中、女性として活躍したいのであれば慎重に企業を見極めなければなりません。
ベンチャーを目指すにあたって、企業選びではどういった点に着目すれば良いのでしょうか。
企業の見るべきポイントについて、具体的に解説します。
長く続けられて、やりがいのある居心地良い職場に就職したいものです。
自分にとって働くとは何か考える
ただベンチャーに興味を持っているというだけでは、ベンチャーで働くには覚悟が足りないかもしれません。
設立何十年の安定した企業とは違い、ベンチャーは社員の力に懸かっている企業とも言えます。
そんな中で女性が働くには、ベンチャーで働く意義やなりたい自分を定かにしておく必要があります。
自分は仕事に何を求めて、そこでどうなりたいのかをまず考えてみましょう。
「自分の〇〇の能力を発揮して活躍したい」とか、「新規プロジェクトのリーダーにゆくゆくなりたい」など、明確な働く意味を見つけることで自分に合う企業も見つけやすくなります。
プライベートと仕事を天秤にかけて考える
キャリアウーマンに今は憧れていても、将来プライベート面でどうなるかわからないものです。
また現時点で、何かしら打ち込んでいる趣味がある人もいるでしょう。
ベンチャーで働くにあたって、自身のプライベートと仕事について天秤にかけて考えてみましょう。
具体的に何をどのような割合で取り組むのが理想なのか、明確にします。
その理想ができるだけ狂うことがなければ、ストレスを感じにくいわけです。
企業を見極めるにあたっては、こうしたワークライフバランスが取りやすいかどうかをしっかり確認して決めると安心です。
まとめ
ベンチャーで働く女性はカッコいいイメージがあります。
いろいろとやってみたいこともあって、ベンチャーを目指したいと思うのでしょう。
しかしながら、しっかりと会社を見て、自身の志望動機も定かにしておかなければ、憧れだけではうまくいきません。
どうせなら良い職場で思い切り活躍したいものです。
まずは自己分析と企業研究をして、本当に自分にベンチャーが向いているのかどうかを再確認することが大切です。
そして自身に合っていると感じたなら、慎重に企業を探して思い切りチャレンジしていきましょう。
ベンチャーは自分の能力を大いに発揮できる場であることは間違いありません。