【未経験でも可能?】未経験でのベンチャー転職について解説

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はじめに

大手企業に就職したものの、ベンチャーに興味が出てきた、新しいチャレンジがしたいと考える人も増えています。

大手企業は知名度や安定感はあっても、自分が埋もれてしまい成果が思うように発揮できないと悩む方も少なくありません。

また、仕事を経験したことで、起業したい気持ちが出てきて、ベンチャーで修行をしたいという方もいます。

そんな悩める方のために、未経験の職種・業種でベンチャーに転職することは可能なのか、解説していきます。

未経験の職種・業種でベンチャーに転職することは可能なのか

未経験の職種・業種でベンチャーに転職することは可能なのかの結論は、不可能ではありません。

なぜなら、ベンチャーは新たな事業を展開することや新たなビジネスを企画、開発、提供しながら成長を拡大させていく企業だからです。

経営者をはじめ、携わる社員のほとんどが未経験からのスタートであるケースも少なくありません。

もちろん、中途採用にあたっては即戦力重視のベンチャーも多いです。

急成長して人材が足りない、有能な人材がほしいという場合、業種は違っても職種の経験があるとか、職種は違っても業種が同じ人材を求める傾向があるのも確かです。

もっとも、20代前半のポテンシャルを見込んでもらえる若いうちなら採用可能性は高いので、チャレンジが無駄になるとは限りません。

未経験業種・職種のベンチャーへの転職は転職後も大変

ベンチャー企業は新たなビジネスを推進する企業が多く、若くポテンシャルのある方なら未経験でも採用される可能性はあります。

もっとも、ベンチャーは実力主義であり、成長をすぐに後押ししてくれる即戦力を求めています。

業種に精通している、業種は違っても職種経験があるなど、すぐに馴染んで対応できる人材が基本的にはほしいのです。

ベンチャー企業は成長スピードに対して人材が圧倒的に足りていないケースも多く、事業拡大に力点を置いているので人材育成まで手が回りません。

そのため、未経験で採用されても、新人研修に割く体力はないので注意が必要です。

事前にその職種や業種について勉強し、知識を入れておかないと転職後についていけなくなります。

ベンチャーの未経験職種に転職してやりたいことはできるのか

ベンチャー企業に転職するからには、ベンチャーの未経験職種に転職してやりたいことがあるはずです。

もっとも、未経験で採用されて、本当にやりたいことを任せてもらえるのかは確認が必要です。

人手が足りないため、意欲があればやりたいこと含め、さまざまなことを任せてもらえる可能性はあります。

一方で、やりたくない業務も抱え込まないといけないこともあります。

成長拡大期にあるベンチャー企業ほど、1人が抱える業務量は多いので覚悟しておきましょう。

ベンチャーで働くメリット

採用してもらえるか未知数な中での転職活動を行い、転職後も十分な研修は受けられないまま、大量の業務を任される可能性があるなど、大変なことも多く覚悟を持って臨まなくてはならないベンチャー転職で、ベンチャーで働くメリットはあるのでしょうか。

代表的なメリットとして、「スピード感を持って仕事ができる」「成果次第で年齢にかかわらず昇給や昇進が狙える」が挙げられます。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

スピード感を持って仕事ができる

ベンチャーで働くメリットの一つに、スピード感を持って仕事ができる点が挙げられます。

大手企業のように一つの案や企画を通すのにたくさんの人の承認を必要としないため、スピーディーに仕事ができます。

大手企業では仕事の進め方にしても、マニュアル通りに実践しなくてはならないなど、必要以上の手間や時間がかかるケースも少なくありません。

ベンチャーは顧客からのニーズとしても速やかな対応を求められることが多く、スピード感を持って短納期で進めていく仕事が多いです。

今の仕事の仕方に不満を持っている人やもっとスピーディーに成果を出したいと考えている人にはやりがいがあります。

一方、今の仕事にもついていけず、ベンチャーならと転職を検討するのは筋違いです。

成果次第で年齢にかかわらず昇給や昇進が狙える

ベンチャーで働くもう1つの代表的なメリットは、成果次第で年齢にかかわらず昇給や昇進が狙えることです。

大手企業では実力主義や成果主義を掲げていても、1歳ごとに人数も多く、おのずと経験が多い人が優先されていくピラミッド社会です。

これに対して、ベンチャーは創業からの年数も少なく、比較的若い年代の社員が集まっているので、実力主義が徹底される傾向にあります。

年齢も学歴も問わず、自分が出した成果が昇給や昇進といった形で評価されるのがメリットです。

自分の能力を発揮して高収入を狙いたい、若くして管理職に就きたい方や経営陣の仲間入りをしたい方に向いています。

逆に競争が苦手、プレッシャーに弱い人には向いていません。

ベンチャーで働くデメリット

では、ベンチャーで働くデメリットについても理解しておきましょう。

未経験からの転職によるデメリットについてはすでにご紹介しましたので、ここではベンチャー特有のデメリット大手企業との違いからくる代表的なデメリットを取り上げます。

そのデメリットとは、「仕事を行ううえでさまざまな制約がある」「福利厚生や労働環境が整っていないことがある」です。

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

仕事を行ううえでさまざまな制約がある

ベンチャーで働くデメリットとしては、仕事を行ううえでさまざまな制約がある点が挙げられます。

ベンチャーというと、いわゆるメガベンチャーをイメージしてしまうと思っていたのと違うと落胆することがあるので注意しましょう。

大手企業と比べ、予算も限られ、費やせる人数も限られています。

明らかに足りない予算でやりくりしなくてはならない場合や膨大な業務を少人数でやりくりしなくてはなりません。

せっかく優れた商品やサービスを生み出しても、知名度やブランド力が足りずに売れない、技術があるのに信頼や実績に欠けてプレゼンで負けるなど、大手企業のブランド力や信用力に慣れている方にとっては驚くことや愕然とする経験も生じることでしょう。

福利厚生や労働環境が整っていないことがある

ベンチャーで働くよくあるデメリットの一つに、福利厚生や労働環境が整っていないことが挙げられます。

法制度上の最低限の就業規則が用意され、有給制度はありますが、多数の抱えている案件の納期が次々と迫ってくる場合や人手が足りないため、休みが取りにくいのが実際のところです。

住宅手当などのプラスαも、ほとんど期待できません。

成長するために、1つでも多くの案件を受注する傾向にあり、1人あたりの業務量が増えるため、長時間労働になりがちです。

毎日が残業、休日出勤もありといったハードワークになることもあります。

近年大手企業で実施されているような働き方改革とか、ワークライフバランスの見直しとはかけ離れた環境であることを覚悟しましょう。

ベンチャーの未経験職種へ転職する際に注意すること

ベンチャーの未経験職種へ転職する際に注意することについても、あらかじめ理解しておきましょう。

注意すべき点を知り、それに納得のうえで転職しないと、転職後に後悔するおそれもあります。

それは、今より年収が下がる可能性があること、自己分析をしっかりと行ったうえでベンチャー企業選びをしないと業種や職種はもとより、社風や職場環境、人間関係などもマッチせず、再び離職する可能性もあることです。

年収が下がる

ベンチャーの未経験職種へ転職する際に注意することとして、これまでより年収が下がる可能性があります。

ベンチャーは実力主義や成果主義を基本としており、転職時にはこれまでの経験やスキルなどをもとに給与が決められることになります。

頑張って成果が出せるようになれば、年収アップも期待できますが、未経験では評価できるポイントがないため、かなり年収が下がるかもしれません。

特に大手から転職する際は、家賃補助や家族手当といったさまざまな福利厚生が減り、思っているより大幅に可処分所得が減少する可能性があるので注意しましょう。

格安で利用できていた社員食堂もないので、食費などもアップする可能性があります。

携帯電話も会社貸与や通信費会社負担ではなく、自己費用で仕事の電話をしているケースも少なくありません。

年収が減るうえ、持ち出し支出も多くなるので、転職当初は節約するなど家計管理が必要になります。

自己分析をしっかりと行う

ベンチャーの未経験職種へ転職する際に注意することとして、自己分析をしっかりと行ってからにしましょう。

本当にその仕事に転職したいのかを、自己分析などを通してよく考えることが大切です。

近年、ベンチャーの飛躍が目立っている場合やメディアなどで取り上げられる機会も多いので、良いイメージや将来性のあるイメージが先行しているかもしれません。

ですが、なんとなくのイメージだけで転職しても現実とのギャップに苦しむだけです。

短期間で頻繁に転職を繰り返すことになれば、なんのスキルもないジョブホッパーになってしまうので注意しましょう。

自己分析をしっかり行って知識やスキルの棚卸をすることや自分が本当にやりたい仕事はなんなのか、どのように仕事を進めていきたいのか、待遇やポジションへのこだわりはないのかを、じっくり考えましょう。

そのうえで、やりたいこと、目指すべきところが今の企業にはなく、ベンチャー企業なら叶えられると確信が得られなければ、転職するのは危険です。

ベンチャーの未経験業種・職種への転職はよく考えて行おう

大手企業に勤めているならば、大手企業で得られるメリットを捨ててまでベンチャーに行きたいのか、よく考えて行動するべきです。

大手企業からベンチャーへの転職より、ベンチャー企業から大手企業への転職のほうが断然難しいです。

中途半端な実績や経歴しかないまま、大手企業を離職してベンチャー企業に転職した場合、やっぱり違った、やっぱり自分に合わないとすぐに離職して大手企業に戻ろうとしても、未経験職種でのベンチャー転職以上に厳しいかもしれません。

すぐに転職することになれば、同じベンチャーや小さな中小零細企業しか採用してもらえないことや社員ではなく派遣など非正規の雇用しか望めないこともあります。

そうした現実もわきまえたうえで、大手企業からベンチャーの未経験業種・職種への転職するのか、よく考えて行動してください。

まとめ

ベンチャーに転職できれば、「スピード感を持って仕事ができる」「成果次第で年齢にかかわらず昇給や昇進が狙える」点が魅力です。

一方で、「仕事を行ううえでさまざまな制約がある」「福利厚生や労働環境が整っていないことがある」といったデメリットもあります。

大手で得られるメリットを捨て、年収を下げてまでベンチャーに行きたいのか、よく考えてから行動に移しましょう。

ベンチャーの未経験職種に転職してやりたいことはできるのか、自己分析や企業リサーチをしっかり行うことが大切です。

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