【大学生なら1度は見ておきたい!】ベンチャー・起業をテーマにしたおすすめ映画20選

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はじめに

大学生が社会人の生活や仕事の葛藤を知ることは、なかなか簡単なことではありません。

もちろん真面目にアルバイトに取り組んでいれば、近しい経験はできるでしょう。

ただ社会では、立場が違えば同じ部署・業務でもまったく違う仕事になってしまうほど、環境が人に変化を与えます。

最終的には自分で経験するしかないのですが、イメージを掴むなら映画やドラマで追体験するのがおすすめです。

ここではベンチャーや起業をテーマにした、就活生にピッタリの作品を紹介します。

ベンチャー・起業をテーマにした映画を紹介

実はベンチャーや起業をテーマにした作品はたくさんあります。

しかも事実に基づいて作られたものも多く、やはりベンチャーはリアル社会においても、非常にドラマティックな挑戦なのだということを物語っています。

大成功を収めるものもあれば、苦い経験がメインに描かれているものもあり、観るだけで追体験できることは大学生にとってとても有意義なことでしょう。

ぜひこれを期に、映画の中に生きるさまざまな人々のワークライフから自分なりの価値観を見出してください。

『スティーブ・ジョブズ』 (2013)

誰もが知るAppleの創業者、スティーブ・ジョブズの成功を描いた作品です。

この映画はApple創設から解任後の復帰、ipodを成功させるまでをストーリーにしています。

主人公のスティーブ・ジョブズは自己中心的な性格で、ゲーム機開発の仕事に見切りをつけて友人たちと小さな会社を立ち上げます。

自宅ガレージから始めたビジネスは成長しますが、気性の激しさは変わらず仲間とも衝突が続き、有名企業になった後も内部との確執は大きくなるばかりです。

それでもテクノロジーは人の生活を変えるという信念で技術革新を続け、スティーブ・ジョブズは現在世界で知られるように、ITで新たな時代を切り拓きます。

創業者が本当に信じるべきものは果たしてなんなのか、観る人が深く考えさせられる作品です。

『スティーブ・ジョブズ1995~失われたインタビュー~』

この作品は1995年にアメリカのテレビ番組で放映された、スティーブ・ジョブズ本人のインタビューのノーカット版です。

それほど昔のインタビューで一つの映画作品になってしまうほど、彼のカリスマ性はとてつもないと言えるでしょう。

スティーブ・ジョブズは1985年にAppleを追放されていますので、このインタビュー当時は新たに設立したNeXT Computerの社長として登場しています。

実際にはこの1年後にAppleに復帰するのですが、彼がビジネスが傾いていくAppleに何もできない絶望感がにじみ出るインタビューとなっています。

驚くのは、この時点で彼が指摘していた未来に関するキーワードが、結局すべて事実となったことです。

また、プロダクト開発への熱意、哲学、苦しみなどが言葉の一つひとつから強く伝わり、見終わった人の心に強い灯をともす感動作となっています。

『ソーシャル・ネットワーク』(2011)

巨大SNSサイトFacebookの誕生を、創業者マーク・エリオット・ザッカーバーグの目線で一部始終追体験できる作品です。

ヒューマンドラマとしても深く、彼が大成功とともに失った人脈と信頼についても丁寧に描かれています。

ささいないたずら心から大学の女子生徒ランキングサイトを作ったことをきっかけに、学生同士のコミュニケーションサイトが開設し、現在のFacebookへとつながるベースが完成しました。

ただし、爆発的に巨大サイトへと成長する中で、単なるサクセスストーリーとはならない暗雲が立ち込めてきます。

それが経営とは切っても切れない資金話であり、彼が大切なものを失うトリガーとなるものでした。

創業とは、経営とは、人生で大切なものとは何かを考えさせられる作品となっています。

『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』(2017)

ハンバーガーといえば、世界中の人がまっさきに挙げるブランドといっても過言ではないマクドナルドの創業者、レイ・クロックのストーリーです。

公開当時大きな話題となりましたが、彼が兄弟経営の小さなバーガーショップをフランチャイズ化させることで、いかにして現在の成功を収めたかがわかる作品となっています。

この映画のポイントは、レイ・クロック自身はバーガー屋ではなく、ミキサーを扱う小さな会社の経営者だったという点です。

彼は顧客として来たマクドナルド兄弟の経営システムに感銘し、現在につながるフランチャイズ化を大成功させました。

起業において重要なのはビジネスモデルを明確に持つことであり、優れた経営システムを広く全国に広めたいという強い意欲で取り組むことが、大成功につながるのだと納得できる作品です。

『バトル・オブ・シリコンバレー』(1999)

Appleの創業者、スティーブ・ジョブズと、Microsoftの創業者、ビル・ゲイツを描いた作品です。

ただ、事実に基づいて制作したとはいえ、こちらの作品は基本的にフィクションですので、そこはあらかじめ理解しておきましょう。

スティーブ・ジョブズとビル・ゲイツといえば、現在のIT文化の創業者とも言える2人ですが、彼らを主役にそれぞれのエピソードを交互に展開し、エンターテインメント性をメインとした構成で作られています。

全編ドキュメントタッチではあるものの、人物が画面から抜け出てきたりといった遊びの要素があるので、娯楽作品として両者のサクセスストーリーを観るのがおすすめです。

『インターンシップ』(2013)

アメリカで製作されたコメディ映画で、フィクションの作品です。

勤めていたアナログ腕時計会社が倒産し、セールスマンだった主人公の2人が失業します。

資格も持たず年齢も若くない2人が、世界的に有名な大企業のインターンシップに挑戦し、社員枠を狙って奮闘するというストーリーです。

応募のためこども図書館のPCを占領し、慣れないリモート面接で四苦八苦するなど、笑いの中にも身につまされる場面が盛り込まれていると言えます。

これから実際にインターンシップに挑もうと考えている就活生にとっては、他人事ではないかもしれません。

特にインターンシップで、周りの参加者が全員優秀なエリートばかりという環境において、主人公2人の強靭なメンタルからは学び取れるものがありそうです。

『アビエイター』(2004)

実在する人物、映画監督のハワード・ヒューズを描いた作品です。

ハワード・ヒューズは18歳で父の石油掘削機事業を引き継ぎ、莫大な財産を航空アクション映画「地獄の天使」製作につぎ込んで大ヒットさせます。

その後も次々とヒット作を作り、航空会社も買収、パイロットとしても世界最速記録更新するなど華々しい実績を積みますが、彼は心に潔癖症という病を抱えていました。

人生に暗雲が立ち込めてきたとき、その病は極端にエスカレートし、ついには麻薬中毒からの精神衰弱、強迫性障害などを発症する悲しい人生へと進んでいきます。

ビジネスの成功と自身の健康、ライフスタイルや心身のバランスについて深く考えさせられる作品です。

『ジョイ』(2015)

アメリカの発明家ジョイ・マンガーノの半生を描いた作品です。

基本的に実話に基づいており、シングルマザーで生活の厳しい彼女が画期的な掃除用具を発明し、さまざまな困難を乗り越え、最終的に大成功を収めるストーリーになっています。

価値ある企画でも最初はすぐに消費者に受け入れてはもらえないこと、競合他社との交渉や内部人員の裏切り行為など、あらゆる社会の厳しさとそれに対抗する強い意志とを学べる映画です。

次から次へと試練が訪れても、自分の才能と信念を信じて突き進む、強い女性に出会うことができるでしょう。

『マイ・インターン』(2015)

アメリカのコメディ映画で、多くの女性から共感を集めている作品です。

インターンの映画では多くの場合、若手が挑戦する姿が描かれていますが、こちらでは社長としてキャリアを重ね、充実した結婚生活を送っている立場が若手女性です。

対して、インターンに挑戦するのは70歳のシニアで、最初は苦手に感じる女性社長も、シニアインターンの豊かな経験からくるアドバイスや気遣いに深い友情を得るストーリーとなっています。

実際に日本の職場でも、組織の上下関係に年齢は関係のない環境が当たり前になりつつあります。

人の多様性、働き方の多様性、生き方、考え方の多様性について考えるきっかけになり、背中を押された気持ちになれる映画と言えるでしょう。

『フォードvsフェラーリ』(2019)

1960年代後半のル・マンにおいて、不可能と思われる挑戦を描いた感動の実話ストーリーです。

フォードはアメリカ最大の自動車メーカーですが、当時フェラーリは自動車レースにおいて絶対王者と言われたイタリアのメーカーです。

映画では打倒フェラーリを掲げた気鋭のカー・デザイナーと凄腕ドライバーが、レーシングカーフォードGT40の改良を進めていきます。

トップからの無茶な指令、資金もなく時間もない環境、エンジニアにとってはまさに無謀とも思える挑戦ですが、果敢に挑む熱い技術者魂を感じることのできる作品です。

開発メーカーのエンジニアを目指す就活生なら、ぜひ注目してみてください。

『マネーボール』(2011)

実在するアメリカメジャーリーグのアスレチックスGMであるビリー・ビーンを主人公に、プロスポーツ界の経営を描いた作品です。

ビリー・ビーンはアメリカでは有名なGMで、厳しい条件下で理論的にチームを経営していく手法、人として大切にしている彼の価値観などが盛り込まれています。

ビリー・ビーンはもともと自身がメジャーリーガーであり、成功できずに引退し、スカウトの道に進んだ人物です。

辞めるときに「二度と金に人生を左右されない」と決意し、その信念に基づき成功を収めた姿が描かれていることに注目です。

野球に詳しくなくても、経営目線で観る価値のある映画と言えるでしょう。

『ココ・シャネル』(2008)

誰もが知るブランド「シャネル」のデザイナーであり、創業者でもあるココ・シャネルの映画です。

孤児院育ちの少女が世界的な成功者となり、自身の半生を振り返る形でストーリーが構成されています。

孤独だった彼女が才能を発揮したのは、顧客のクレーム対応がきっかけでした。

大胆なデザイン、奇抜なアイディアで服を作り、趣味で製作していた帽子も大ヒットとなり後に帽子店も設立しています。

常に新しいものをクリエイトするためには、感性を研ぎ澄ませなければならないこと、他者の評価はしっかり受け留めること、すべきことはすぐに実行することが起業を成功させるカギです。

実践してきた本人が生き方を静かに語る姿を見ることで、多くの学生が今自分が何をなすべきかを考えさせられるでしょう。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2014)

アメリカウォール街で、80~90年代に「ウルフ」と呼ばれた実在するブローカー、ジョーダン・ベルフォートをモデルに描いた作品です。

彼は20代で億万長者になった驚異的な人物ですが、30代で相場操縦や詐欺行為で22ヶ月間投獄された不名誉な経緯もあります。

確かに破天荒な人物と言われますが、富裕層を狙ってセールストークで自社を大企業へ急成長させたり、常軌を逸する豪遊で世間を騒がせたりと、かなり規格外の人生と言えるでしょう。

モラルに反する描写も多くR18指定となっていますが、基本的にはコミカルです。

頂点へ上り詰め一気に転落する滅茶苦茶な人生からは、反面教師として学ぶことはあるかもしれません。

『ザ・エージェント』(1996)

スポーツ・エージェントの生き方を描いたフィクションです。

年俸つり上げだけを優先させる会社のやり方に疑問を持った主人公が提言書を提出したところ、解雇されてしまい勢いで独立するところからストーリーが始まります。

たった1人見つかったクライアントは成績の振るわないアメリカン・フットボールの選手であり、経営の先行きは不安しかありません。

それでもエージェントの仕事は選手とともにあるという信念のもと、映画は次第にパートナーとして信頼を強めていく両者の関係性を追っていきます。

ビジネスとは結局何なのか、働くうえで最も大切なことを考える映画です。

『スタートアップ・ガールズ』(2019)

日本を舞台に、女性の起業をテーマに描いた作品です。

ハートフルなコメディに仕上がっていますが、「大学生起業」という日本ではまだまだ浸透していないビジネスについて取り上げている点が注目できます。

自由奔放な主人公と、従来通り安定志向の会社員を選ぶもう1人の主人公の対照により、新しいビジネスパートナーの在り方を考えるストーリーになっています。

若い世代がこれから新しい市場を生み出していこうとする気持ち、意欲、葛藤や衝突が日本を舞台に描かれているため、より入り込みやすい映画と言えるでしょう。

【番外編】ベンチャー・起業をテーマにしたドラマ

映画だけでなく、ベンチャー・起業をテーマにしたドラマも数多く存在しています。

長編作品になるため、すべて観ようとするとなかなか時間がかかってしまう点がネックですが、より詳しく、身近に世界観を楽しむことができるのが魅力と言えます。

『シリコンバレー』(2014~2019)

ITオタクたちの日常と起業をテーマにしたドラマで、IT関連で大成功を収めることを夢見る登場人物たちを、ユニークなキャラクターで描いたコメディです。

大手IT企業に勤めているITオタクで気弱な青年プログラマーが、革命的なデータ圧縮アルゴリズムを開発し、会社を立ち上げるところからスタートします。

それでも経営は甘くなく、地位も資金も得たにもかかわらずさまざまな困難が降りかかり、登場人物たちは常に四苦八苦しながら夢に向かって進んでいくことになります。

特に、技術に長けたプログラマーも、経営や帳簿といった分野はまったくの素人であり、失敗続きになる点はまさに「IT起業家あるある」と言えるでしょう。

買収か起業か、売却か自社経営かなど常に迫られる選択もリアル社会を反映し、自分ならどうするかを考えるきっかけになるドラマです。

『リッチマン,プアウーマン』(2012)

日本のドラマで、億万長者の社長と就活中の女子大生を描いたオフィスラブコメディです。

現代版「プリティーウーマン」とも言われましたが、29歳で時価総額3,000億円のIT企業社長と、東京大学理学部卒なのに就職が決まらない女性の日常がストーリーに盛り込まれています。

特に若手社長は成功までに8年かかり、大学が開放した古い学生会館の一室から事業をスタートさせた経緯も描かれます。

恋愛ドラマとして見てしまうとちょっと違いますが、会社経営において融資、賠償、役員たちとの衝突などリアル社会の難題なども盛り込まれているので、若手社長目線で観るのがおすすめです。

『LEADERS』(2014)

日本を舞台に、「日本人のための車を、日本人の手によって0から作り上げる」ことを目指し、第二次世界大戦前後に仲間とともに夢を追った人物の生き様を描いた2夜連続の5時間ドラマです。

日本の未来のためにモノづくりに人生を賭けた人間たちを、史実に基づいて制作したオリジナル作品になっています。

フィクションではありますが、予想の通りモデルはトヨタ自動車で、同社全面協力のもと、リアリティを追求している点は特筆できます。

昭和はじめ頃、欧米の自動車産業を追うべく国産乗用車を作り、いつか世界中のハイウェイを走行させる時代が来ることを信じた技術者たちの思いに感動するでしょう。

戦前戦後に日本で実際に走った車種も登場するため、自動車産業への就職を目指す大学生は必見です。

『LEADERSⅡ』(2017)

前述したLEADERSのその後を描いた作品で、国産自動車を販売するための基盤づくりが描かれます。

こちらももちろんトヨタ自動車がモデルで、全面協力の体制も変わらずです。

時代は進み、関東大震災を乗り越えて日本の自動車需要が急速に加熱する中、欧州勢やアメリカのフォード、ゼネラルモータースの参入で混沌とする日本市場を舞台にしています。

LEADERS Ⅱでは、開発ではなく販売がメインに描かれていて、世界の強豪を相手にどうやって市場へ参入していくかが焦点になっているのです。

前作がエンジニア視点とすれば、こちらは営業戦略視点、経営視点となりますので、そちらの道を志す大学生は必見と言えます。

まとめ

大学生が社会人の目線で、企業とは何か、仕事とは、働くとは何かを知るきっかけになる映画やドラマを紹介しました。

ベンチャーに就職したい、いずれ自分で会社を起業したいという夢があるなら、ぜひ一度は見ておきたい作品ばかりです。

また、実際にベンチャーの現場を知るには、長期インターンに参加することが一番おすすめです。

仕事は、たとえ同じ内容でも立場が違えばまったく違う見え方をするため、一度正式に「企業の一員」という立場に立って職場経験を積むことは大きな成果になるでしょう。

ぜひ、さまざまな作品から力をもらい、積極的に意欲持って就活に臨んでください。

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