【ベンチャー志望必見】家電に関わるベンチャーの仕事内容や事業を紹介!

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はじめに

大学3年生になると、徐々に就職を考え始めます。

理系の大学生は、自分の学んできた分野に関係した仕事を探している人が多いと思います。

機械系や電気に興味を示して研究を進めてきた学生さんたちは、電機メーカーへの就職が視野に入っているでしょう。

しかし電機メーカーで思いつくのは大手企業ばかりではないですか?

自分のやりたい研究がはたしてできるのか、不安に感じることはありませんか?

そこで1つ、最近とても注目を集めているベンチャー系の企業に、今回注目してもらいたいと思います。

家電のベンチャー企業とはどういったものか、その仕事内容や事業を紹介しましょう。

理系学生さんたちが就職を決める参考になればと思います。

【家電事業を運営するベンチャー】どんなビジネスをしているの?

ベンチャー企業に明確な定義はありません。

一般的に、独特なアイデアや特殊な技術を持って斬新なビジネスモデルを展開する企業のことです。

特に成長過程にあり、最先端の技術で社会にさまざまな革新的な価値あるサービスや商品を提供しています。

そういった会社のほとんどは規模が大きくはありません。

特に電機メーカーへの就職を考えていると、総合電機メーカーが目立つ存在でしょう。

大企業は当然大規模に事業を展開しています。

たとえば、消費者に向けて掃除機・冷蔵庫など、白物家電の製作販売をしている一方で、企業に向けて制御機器や医療機器などの制作販売もします。

消費者向けの製品は「BtoC」と呼ばれ、企業や業界に向けた製品は業務用製品で「BtoB」と呼ばれるのです。

対してベンチャー企業は、1つの製品にこだわりを持って製作・研究をしている場合が多いといえるでしょう。

たとえば、1つの特殊な技能に特化した電化製品であったり、独自の技術でほかにはないオリジナルの機能を持った製品であったりします。

売る対象がおおまかに消費者や企業でなく、もっと的を絞ったピンポイントな人たちであることも多いのが特徴です。

IoTとの連携が進む!

また、 IoTと連携させたビジネスが、今後さらに展開されていくといわれています。

 IoTとは「Internet of Thing」が正式名称です。

直訳すると「モノのインターネット」です。

そもそもインターネットとつながるはずのないモノがインターネットとつながることを意味しています。

家電業界では、家電をインターネットとつなげることでより便利に活用する試みが、進みつつあります。

たとえばエアコンを帰宅時間にあわせて遠隔操作で作動させる、照明をコントロールするなどです。

そうして生活を豊かにするためのIoTが注目されている中、家電のベンチャー事業ではよりIoTとの連携を進めた独自の製品を生み出してくことが期待されています。

【家電事業を運営するベンチャー】仕事内容は?

家電業界のベンチャー企業は大企業の総合電機メーカーとは一味違います。

その中で技術職を担うであろう理系学生が所属するのはどういった部門なのか、またそれぞれの部門ではどういった仕事をしていくのでしょうか?

その内容についておおまかですが、まとめてみました。

研究開発・設計

まずは新しい製品を作り出すには技術の研究が必要です。

この部署は、仕事が直接ビジネスにつながるという意識はどちらかといえば低く、研究して技術の向上に努めることになります。

業界そのものの発展、技術の進歩をめざしており、そうすることで会社に貢献していきます。

そうして進められていく研究の成果で、さまざまな世の中のニーズに対応した製品が生まれていくのです。

研究結果をもとに、ニーズに対応した製品の設計図を作ります。

システムや機械が動き出す仕組みを作り出していくのです。

コンピュータ上でそれがきちんと機能するかも確かめます。

最終的には、生産ラインに乗るように、寸法から組み立てまで具体的にこまかく設計図として仕上げます。

生産技術

生産技術は、作っている製品をいかに効率よく高品質で生産できるかを研究する部門です。

ただ単にコスト削減をはかるのではなく、求められている品質で生産できるよう量産体制を整えるのが役割になります。

ときには新規の生産ラインの立ち上げに携わったり、人員配置などの業務内容を見直したりと、多角的に生産効率のアップをはかっていきます。

品質管理

最後に、品質管理の部門です。

ここでは、製品が求めている品質基準を満たしているかどうかを研究します。

もし、満たしていないと判断したら、その原因を突きとめて、どうすればよいか改善に向けて業務にあたります。

開発した製品がさらに良くなっていくためにとても大切で必要な部署です。

【家電事業を運営するベンチャー】ベンチャーの事業紹介

次に、家電のベンチャー事業について具体的な製品をあげて紹介していきます。

とても新しく斬新なアイデアで生まれた製品たちです。

こういった製品を、ベンチャー事業に携わって開発してみたいと思う方は参考にしてみてください。

高級トースター

まずは、バルミューダが開発した高級トースターを紹介します。

トースターとしては2万円超えと、かなりの高額にもかかわらず爆発的に売れました。

なぜなら、トーストのおいしさを極限まで突き詰めて作られたものだったからです。

そのおいしさは、窯から取り出した焼きたてのパンそのものといわれています。

精密な温度制御と、スチームテクノロジーはバルミューダの研究グループが妥協せず作り上げたもので、操作は誰にでも簡単にできることもその爆発的な売り上げにつながりました。

トーストを科学した、といわれるまさに家電のベンチャー事業の代表として紹介されるべき製品です。

LEDデスクライト

デスクライトというシンプルで、あまり革新的な変化が見られそうにない分野でありながら、デザインと構造にこだわって注目を集めたLEDデスクライトがあります。

LEDデスクライトの「STROKE」です。

開発したのは医療機器のエンジニアでした。

コンセプトは「最高の光、最小の構造」。

一本のパイプだけで作り出されたシンプルなデザインに、光の性能にこだわった高品質なデスクライトです。

HDビデオスイッチャー

新型コロナウィルス感染症拡大によって、動画配信の世界はプロだけのものではなくなってきました。

誰もが動画配信を楽しむ世界になった今、注目を集めているのがこのHDビデオスイッチャーです。

これ1つあれば、ライブ配信が簡単にできる最新のカメラです。

さまざまなビデオ機器と接続が可能で、ボタンを押すだけで簡単にスイッチングができます。

このように世の中のニーズに合わせて、必要なものを生み出し、製品として売り出しています。

【家電事業を運営するベンチャー】今後の展開

ここまで見てきたように、ベンチャー企業は印象に残るヒット商品を世に送り出しています。

この業界はどういった展開を見せていくのか、就職を考えると気になるところです。

今後は、先に述べたように、IoT技術を取り入れ、連携させた事業が期待されます。

インターネットを利用した家電の研究が進み、その分野で競争は激化してくことでしょう。

そうした中でどんどん技術も業界も成長し、とても将来性を感じます。

【家電事業を運営するベンチャー】まとめ

理系学生の皆さんは、自分の研究や興味を活かせる職業に就きたいと考えていると思います。

その中で、技術職として、家電関連を志望する人も多いでしょう。

そして、総合電機メーカーだけが家電関連企業ではありません。

上にあげたトースターやデスクライト、 HDビデオスイッチャーのような、こだわりの大ヒット商品を扱ういわゆるベンチャー企業で、得意分野を研究するのもよいのではないでしょうか?

こうしたベンチャー事業は、IoTとの連携もあり、今後の展望も明るいと考えられます。

ぜひ家電を扱うベンチャーへの就職を候補に考えてみてください。

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