ものづくりベンチャーってどんなことするの?ベンチャーの特徴やものづくりの仕事内容を紹介!

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はじめに

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ベンチャー企業にはさまざまなジャンルの企業が存在しています。

その中で、ものづくりに携わる仕事が「ものづくりベンチャー」です。

名前は聞いたことがあっても、具体的にどのような仕事をしているのかご存じない方がほとんどではないでしょうか。

そこで今回はものづくりベンチャーの仕事内容や特徴具体的にご紹介いたします。

周りに促されるまま就活をはじめようとしている方やこれから就活をされる方など、ぜひ参考にしてみてください。

【ものづくりベンチャー紹介】ものづくりベンチャーの分類

ものづくりベンチャーですが、大きく分けて3つの事業内容に分類されます。

それぞれ大きく異なる事業といえます。

特徴を知ったうえでご自身にあった事業を選んでみてはいかがでしょうか。

自社開発する事業や他社と連携する事業、世の中を便利にするための事業などいずれもものづくりであるという点は共通ですが、方向性が異なっています。

どういったものづくりがしたいのかによって選ぶとよいでしょう。

具体的な事業例を知ると、さらに深く知りたいと思う事業があるかもしれません。

はじめに選択した事業次第で将来性やキャリアプランなども変わってきます。

ベンチャーだからこそできるものづくりもありますので、まずは分類を理解しましょう。

ハードウェアを提供する事業

日常において、ちょっとした疑問や問題はたくさんあるかもしれません。

ハードウェアを提供するものづくりベンチャーの事業では、そういった些細なヒントから自社開発でロボットやデバイスの開発・販売をします。

そのため実用的なものであることが多く、アイデアが光る製品も多いといえるでしょう。

そのほかにも開発したデバイスを使ったサービスの提供もしています。

ビジネスモデル型の事業ともいわれています。

開発体制を整える事業

デバイスやロボットなどを開発する際に、すべてを自社開発できればそれに越したことはありませんが、そうできないケースもあるのです。

専門性の高い分野ですので、開発の中で専門外の部分も出てくるからです。

そうしたときに縁の下の力持ちのように開発をサポートするのが開発体制を整える事業といえます。

最終的に開発されたハードウェアの一部を生産するのがメインです。

他企業と連携をすることで成り立つ事業となります。

革新的成長を生む事業

ものづくりベンチャーの事業の中で、もっともオリジナリティのある事業です。

既存の製品は優れたものが多い反面、無駄を削ぎ落としているため似たようなものが多くなりがちです。

そこで既存の製品にはない、革新的な機能を備えた製品の開発をしています。

オリジナリティがあり、これまで世の中にない便利なものを開発したいという方にぴったりな事業です。

生み出した製品が世の中を大きく変える可能性があるという意味では、とてもやりがいもあります。

【ものづくりベンチャー紹介】ものづくりベンチャーの仕事内容は?

3つの事業に分類されるものづくりベンチャーですが、実際の仕事内容がどのようなものかも気になるポイントかと思います。

具体的に4つあげますので、ご自身のイメージと合っているか確かめてみてはいかがでしょうか。

企画・点検

開発をするには、まず企画がなければはじまりません。

何かしらの問題や疑問を解消するために、最適なハードウェアを考えます。

企画の出来で製品のクオリティや価値が決まるので、非常に重要な工程です。

軸となる企画に対して必要な要素をプラスしたり、反対に不要なものは削ぎ落としたりして最適化します。

ときには妥協したくなることもあるかもしれませんが、いいものづくりをするために真剣に取り組みます。

開発する製品のことだけでなく、市場の状況なども参考にしながら開発タイミングなどを探る必要もあるのです。

他社の動向次第では差別化も考えなければなりませんので、どれだけ正確にリサーチできるかがポイントです。

組立・加工

企画でまとまった製品を実際に開発します。

ハードウェアチップの組み込みなど、具体的な開発に関する設計をし、加工などのラインを担当するというのが主な仕事内容です。

工場での大量生産をするための各種製造ラインの取りまとめなども含め、実際にハードウェアを開発する工程です。

企画したとおりの製品がしっかりと開発できなければなりません。

後でリコールが発生しては大問題ですので、設計はとてもシビアな工程といえるでしょう。

生産管理

開発した製品の品質を保証するための仕事です。

組立・加工の工程で実際に開発された製品はすべてが完璧ではありません。

機械によって製造ラインを確立していたとしても、極稀に不良品などが発生するものです。

不良に気づかずそのまま出荷してしまっては製品として不完全です。

企業としても信用に関わるため大問題になります。

そうした問題を防ぐために細かく品質をチェックするとても重要な仕事です。

営業・販売

完成した製品を営業し、販売する仕事です。

いかに素晴らしい製品であるかを説明したり、革新的な機能を備えた製品であれば、どのように役立つのかなどを具体的に説明したりします。

場合によっては、実際の製品を使用して目の前で実演することもあるかもしれません。

営業が製品の魅力を余すところなく伝えられるかによって、顧客の購買意欲は変化します。

よくわからない製品を購入する顧客はいないでしょう。

どれだけ素晴らしい製品であったとしても、営業次第ではその素晴らしさが伝わらないこともあります。

企業である以上利益を追求しなければならないので、最終的に販売につながらなければ意味がありません。

顧客のニーズを汲み取ったうえで、ニーズにマッチするような営業力が求められるのです。

【ものづくりベンチャー紹介】ものづくりベンチャーの特徴

ものづくりをできる企業はベンチャーのみならず非常に多く存在します。

その中であえてベンチャーを選択する場合には、それなりの理由があるのでしょう。

そこで、ものづくりベンチャーの特徴をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

市場に対して柔軟に対応できる

ものづくりベンチャーの特徴ですが、まず市場に対して柔軟に対応できる点があげられます。

大企業に比べると企業としてのボリュームに劣る面もあるベンチャー企業ですが、その反面小回りが利くというメリットがあります。

市場が予期せぬ出来事によって急激に変化することがありますが、その際に軽いフットワークで即座に対応が可能です。

たとえば、新型コロナウイルス感染防止対策が世界中でスタンダードになりはじめた際、いち早く情報をキャッチアップし先回りした製品を製造し、爆発的に成長を遂げた企業も存在しています。

それは小回りが利くベンチャー企業だからこそできたことです。

大企業ではなかなか真似ができない部分でしょう。

日本は高い生産技術を誇る!

あまりご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、日本のものづくりに関する技術は世界の中でも非常に秀でています。

特に品質や安全面に関して世界から高い評価を受けており、メイドインジャパンが高品質の証といわれるほどです。

製品の分野としては、自動車分野や家電製品、半導体などがあげられます。

日本がなぜ、それほどまでに評価されるほどの技術力をもっているのでしょうか。

それは忍耐力や誠実さなど、日本人に共通する感覚によるものといわれています。

ベンチャー企業であっても同じです。

むしろ小回りが利くことで、これまでにない素晴らしい製品が高い技術力によって生み出されます。

その現場に身を置くことができるのは尊い仕事といえるのではないでしょうか。

人手不足やIT活用などの課題もある

ものづくりベンチャーはよい面もありますが、少なからず課題も抱えています。

たとえば人材不足です。

誰でもものづくりに情熱を注げるわけではありません。

高いクオリティの製品を開発するうえで、どうしても人材が不足傾向になりがちです。

IT技術の導入が世界的に見ると遅れているのも課題の1つです。

アメリカや欧州においては、製造工程においてデータ化やオートメーション化、コンピュータ化を積極的に進め、最適化をはかっています。

しかし、予算やIT化についてメリットの理解が問題となり、日本ではまだIT化が全体的に進んでいないのが現状です。

この課題は将来的なチャンスでもあります。

IT化を推進していくことで日本の技術力を飛躍的に向上させられるでしょう。

【ものづくりベンチャー紹介】ものづくりベンチャーの事業例

実際に、ものづくりベンチャーで取りあつかっている事業はどのようなものか、気になる方もいらっしゃるかと思います。

具体的な事業を知ることで興味がわいてくることもあるかもしれません。

ここでは3つの実例をあげてみました。

自動でカーテンを開け閉めできる機械(ハードウェアの提供)

朝、目が覚めたときにまずカーテンを開けるのが一般的な習慣かと思います。

通常であれば自分でカーテンを開けますが、ものづくりベンチャーでは自動開閉できる「mornin’ plus」を開発しました。

朝の起床をスムーズにするためにとても効果的なハードウェアです。

太陽の光を浴びると、身体全体が寝ていた状態から活動できる状態へと変化します。

自動カーテン開閉はそれをサポートする効果があります。

原価計算できるプログラムの開発(開発体制を整える事業)

他企業と連携する事業においては、独自に開発した原価計算アルゴリズムによる自動見積もりシステムを開発しました。

メインとなるのは自動見積もりシステムです。

その中の要素として原価計算をするアルゴリズムが必要となったのです。

そこでプログラム開発によって、完成した原価計算できるアルゴリズムを組み込むことで、想定通りの機能を備えたシステムが構築できました。

自動見積もりという大きなシステムで必要となる一部のシステムを開発したわけです。

ロボットで未来に起こる課題を解決(革新的成長を生み出す事業)

これまでにない革新的な機能の備わったロボット開発ですが、たとえば太陽光発電のソーラーパネルのお掃除ロボットがあげられます。

ソーラーパネルは屋外に設置するため、常に雨や風などにさらされています。

ロボットが定期的に掃除する仕組みを導入することで、発電効率を常に高く保てるのです。

そのほかにも人間ではできない、あるいは負担や手間のかかってしまうような課題が、ロボットを使ったものづくりベンチャーで解決に至りました。

【ものづくりベンチャー紹介】ベンチャー企業を紹介

ここまででものづくりベンチャーについてなんとなくでも理解することができたのではないでしょうか。

ここからはより具体的にものづくりを行っているベンチャー企業をいくつかピックアップしてご紹介させていただきます。

ノバルス株式会社

一社目がノバルス株式会社です。

創業当初にクラウドファンディングを行い、約640万円の資金調達に成功し、事業化を実現させました。

この企業は子供や高齢者を見守る為にスマート電池を活用した新しい見守りサービスを展開しています。

特に注力しているのは「MaBeee」(マビー)という単三電池の形状をした機械です。

マビーは単三電池の形状をしたスマート電池で、乾電池を動力源とする電化製品にセットするだけでIoT化させ、スマートフォンで専用アプリから操作することを可能とする製品です。

IoT対応の電化製品に買い替えることなく、既に持っている電化製品を手軽にIoT化することができるのです。

株式会社ロビット

二社目に紹介するのは株式会社ロビットです。

人々が本当に必要としているものを作ることをコンセプトに掲げている企業です。

ベンチャー企業の中でも注目度の高い企業であり、イベント等にも積極的に出展しているため、ご存じの方もいるかもしれません。

具体的な事業内容としてはカーテンを自動で開け閉めすることができる「monin’plus」や人手不足を補うことができる製品検査自動化システム「TESTRAY」等があります。

メディアでの露出も多く、今後が期待される企業となっています。

株式会社クロスエフェクト

三社目に紹介するのは株式会社クロスエフェクトです。

試作品をスピーディーに製造する3Dプリンターや3D技術を開発し続けているベンチャー企業です。

完成度の高い試作品を非常に短時間で製造することで、製造業のタイムパフォーマンスやコストパフォーマンスの向上に貢献しています。

業界では有名なベンチャー企業であり、自動車のホイールや医療機器など、幅広い分野の制作をスピーディーに行うことができる期待のものづくりベンチャーです。

inaho株式会社

四社目に紹介するのはinaho株式会社です。

inahoとあるように主に少子高齢化が問題になっている農業分野の人手不足をテクノロジーで解消することをミッションに掲げているベンチャー企業です。

ロボットで自動収穫を行い、人件費や作業の効率化に貢献しています。

この収穫ロボットはAIを取り入れており、最適な収穫時期の作物だけを選んで収穫することができます。

今後も少子高齢化が進むことが予想されており、人手不足を補っていく為にもロボットは必要不可欠であるため、将来性も期待されているベンチャー企業といえます。

【ものづくりベンチャー紹介】就活エージェントを活用しよう

ベンチャー企業への就職を考えている人は就活エージェントの活用が非常におすすめです。

プロのアドバイザーがあなたの希望や価値観等に沿って優良事業の紹介を行ってくれます。

紹介後は内定獲得までの間に必要不可欠なES添削、面接対策などを何度も繰り返しサポートしてくれるため、効率的かつ確実に就活を進めることができます。

【ものづくりベンチャー紹介】まとめ

日本は世界的にも工業製品や半導体などにおいて技術力の高さを評価されています。

そんな日本でものづくりベンチャーにチャレンジすれば、確かな技術力を継承できます。

いくつかの事業に分かれていますので、今回ご紹介した特徴を参考にしてみてはいかがでしょうか。

小回りが利きやすいベンチャー企業であれば、最先端の開発へのチャレンジも可能です。

少しでも理解が深まったのであれば、それをふまえてものづくりの現場に身を投じてみましょう。

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