明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
・チャレンジ精神をアピールする自己PRの注意点
・自己PRのおすすめ構成
・チャレンジ精神をアピールする自己PRの注意点を知りたい人
・自分の自己PRに不安がある人
はじめに
就活を始めた学生の中には、自己分析や自己PRの作成に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
この記事では自分の長所としてチャレンジ精神をアピールしたい方のために、その書き方や注意点などを紹介します。
熱心に部活動を頑張った・資格取得に挑戦した、留学経験など何かにチャレンジした経験もあるでしょう。
これらを面接官にしっかりと効果的に伝えるための、参考にしてみてください。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】そもそも自己PRでチャレンジ精神をアピールするのはアリ?
結論として「自己PRでチャレンジ精神をアピールするのはアリ」だと言えます。
なぜなら、社会構造の打破と変化に対応するためには、柔軟性があり、新しいことへのチャレンジを苦にしない人材が必要であるからにほかなりません。
成熟化した日本社会の構造的な問題として、新たな産業やビジネスモデルが生まれにくくなっている背景もあり、さらにはコロナや少子化など、企業は社会の環境の変化に対応しなければならないのは明白です。
ただし、チャレンジ精神はほかの多くの学生もPRしているポイントであるため「チャレンジ精神がある」ということだけでは不十分です。
いかに自分らしい考えをもっているかという、独自の視点で差別化をはかる必要があるでしょう。
チャレンジ精神はベンチャー企業でも重視される
チャレンジ精神は特にベンチャー企業で重視される傾向があります。
ベンチャー企業はこれまでのビジネスモデルを踏襲したようなスタイルではなく、新たな需要をゼロから生み出したり、これまでに存在していたビジネスモデルの概念を大きく変えたりすることで需要のすそ野を広げ、急成長することが多いのも特徴です。
ベンチャー企業自体が新たな事業にチャレンジしていくことを必定としている風潮があります。
また、そういった気概や考え方がベンチャー企業の本質であるともいえるため、必然的に新たなことに挑戦することをいとわない、チャレンジ精神をもった人は評価されやすいでしょう。
現状維持志向があったり、指示待ちの意識があったりするような人はベンチャー企業には向かないかもしれません。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】そもそもチャレンジ精神とは?
チャレンジ精神とは、未知の状況や困難に対して積極的に立ち向かい、成長や成功を目指して努力する姿勢を指します。
一言で表しても、その中にはさまざまな側面があり、それぞれが異なる価値を持っています。
自己PRでは、自分の経験に基づいて具体的なチャレンジ精神の種類を明確にし、説得力のあるエピソードとして伝えることが重要です。
新しいことにトライする
新しいことに挑むチャレンジ精神は、柔軟性や適応力の高さを示すものです。
たとえば、これまでやったことのない分野に積極的に足を踏み入れることで、未知の世界で自分の可能性を広げます。
このような姿勢は、変化の多いビジネス環境でも価値を発揮しやすいとされています。
企業にとって、このタイプのチャレンジ精神を持つ人材は、新規事業や革新に貢献できる可能性が高いと評価されます。
自己PRでは、自分がどのように新しいことに挑戦し、それを成功させたのか具体例を交えて語ると効果的です。
苦手なことでも向き合う
チャレンジ精神は、自分の得意分野だけに留まらない姿勢にも表れます。
苦手なことや不得意分野に直面しても、逃げずに向き合い、やり遂げる経験は大きな成長につながります。
このタイプのチャレンジ精神をアピールする際には、「何が苦手だったのか」「どのように乗り越えたのか」「その経験から得られた学び」について具体的に述べると、面接官に信頼感を与えられるでしょう。
企業は、どのような状況でも責任を持って仕事を完遂する姿勢を持つ人材を求めています。
そのため、苦手分野での努力を語ることは、高評価につながりやすいのです。
困難なことに立ち向かう決意
高い目標や厳しい状況に立ち向かうことも、チャレンジ精神の重要な一側面です。
達成が難しい課題に対しても、自分の可能性を信じて挑む姿勢は、企業にとって非常に魅力的です。
このタイプのチャレンジ精神は、特にリーダーシップや問題解決能力が問われる職場で評価されやすい傾向があります。
自己PRでは、具体的な困難な状況や高い目標を設定し、それに挑んだ結果について話すと良いでしょう。
その挑戦がどのように成果を生み、周囲に良い影響を与えたのかを説明することで、説得力が増します。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】アピールする際のポイント
自己PRでチャレンジ精神をアピールする際のポイントはどのようなものがあるでしょうか。
以下のポイントを踏まえてチャレンジ精神を効果的にアピールできる自己PRを実際に作成してみましょう。
短所として捉えられないようにする
チャレンジ精神をアピールする際には、その伝え方に細心の注意が必要です。
不適切な表現や説明不足は、「独断で行動しがち」「リスクを軽視している」といったネガティブな印象を与える可能性があります。
これを避けるには、チャレンジの際にリスクをどのように認識し、それを克服するための準備や計画を立てたのかをしっかりと説明することが重要です。
リスクに対する適切な対応ができる人材であることを示すことで、ポジティブな印象を残すことができます。
企業が求めるチャレンジ精神に合う内容にする
自己PRの目的は、自分が企業にどのような価値を提供できるかを伝えることです。
そのため、企業が求めるチャレンジ精神のタイプに合わせたエピソードを選ぶことが鍵となります。
たとえば、リスク管理を重視する企業には慎重にリスクを検討した上で挑戦した経験を、チームでの協力を重視する企業には周囲と協力して成果を上げた経験を語るとよいでしょう。
企業と自分の価値観が一致していることをアピールすることで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
チャレンジしたきっかけを詳細に
チャレンジ精神を語る際には、その行動を起こすに至ったきっかけや動機を詳細に説明することが重要です。
なぜその挑戦を選んだのか、どのような考え方や状況が背景にあったのかを具体的に語ることで、聞き手に強い印象を与えられます。
また、その挑戦に対する意欲や覚悟を伝えることで、自分が行動力と責任感を持つ人材であることを示すことができます。
チャレンジした内容・期間を具体的に
チャレンジ精神をアピールする際、内容が曖昧であったり短期間の取り組みであったりすると、「飽き性」「計画性がない」といった印象を与えかねません。
そのため、どのような内容に取り組み、どのくらいの期間をかけて挑戦したのかを具体的に説明することが大切です。
挑戦のプロセスや、その中での学びや成長を明確に伝えることで、チャレンジ精神が単なる行動力にとどまらず、目標達成に向けた持続的な努力を伴うものであることを示せます。
チャレンジした成果を明確に
チャレンジ精神をアピールする際には、その挑戦がどのような成果を生み出したのかを明確にする必要があります。
ただ闇雲に挑戦したエピソードを語るだけでは、聞き手にとって印象に残りません。
挑戦の結果、自分がどのような成果を上げ、それが周囲や組織にどのような影響を与えたのかを具体的に説明しましょう。
この成果を企業での活躍につなげるイメージを提示することで、自分が即戦力となり得る人材であることを伝えられます。
言い換えを身につける
3つ目のポイントは、言い換えを身につけることです。
チャレンジ精神はニュアンスの違いで、自分が思ったように伝わらないケースもあります。
自分が伝えたい強みを、最適な言葉と表現でアピールすることがとても大切です。
たとえば、積極的・行動力がある・好奇心旺盛・何事にも興味をもつ・忍耐力があり、最後まであきらめずにやり遂げることができる・自己目標を掲げて物事を進めるのが得意、といった表現はすべてチャレンジ精神につながります。
これらは業界を問わず評価される題材でもあり、希望する職種によっても使い分けられるため、シーンに応じて自分にあった特性をうまく活用していきましょう。
つまり、チャレンジ精神は考え方によって、さまざまな言葉に変化するものなのです。
チャレンジ精神を別の言葉で言い換えた際の例
チャレンジ精神という言葉の繰り返しばかりでは、企業が求めるチャレンジ精神を持っていると伝わりません。
ほかの言葉を利用し、さらに具体的に伝える必要があります。
・向上意欲がある
・諦めずに努力し続けられる
・最後までやり抜く力がある
・現状には満足せずいつでも改善に取り組める
・行動力がある
・好奇心旺盛である
・勤勉である
自分の選んだエピソードや企業の社風、就きたい業務の内容に合わせてこれらのフレーズや言葉をうまく活用しましょう。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】ほかの学生と差別化をはかるコツ
多くの学生がチャレンジ精神をアピールする中、差別化をはかるコツについてお伝えします。
いわゆるチャレンジ精神とは、積極的・前向き・ポジティブといった言葉に置き換えられる概念ではありますが、以下を明確にすることで自分らしさをアピールでき、オリジナルな視点でのチャレンジ精神を言語化できます。
課題解決力があることを伝える
チャレンジ精神をアピールする際には、課題解決力も合わせて示すことで、より魅力的な自己PRが可能になります。
課題解決力とは、問題の本質を見極め、解決に向けた行動を多角的かつ具体的に考えられる力を指します。
この能力は、単に挑戦を重ねるだけではなく、そこから成果を引き出すための実行力を裏付ける要素となります。
解決策がどのような結果を生み出し、チームや組織にどのような影響を与えたのかを示すことで、自己PRの説得力が格段に高まります。
課題解決力を通じてチャレンジ精神を伝えることで、採用担当者に「問題解決に取り組む姿勢と実行力がある人材」と認識してもらえる可能性が高まります。
チャレンジ精神の種類を混同しない
チャレンジ精神には、新しいことに挑むもの、苦手なことに向き合うもの、困難な目標に立ち向かうものなど、さまざまな種類があります。
面接や自己PRでは、一貫性を持って伝えることが重要です。
たとえば、「新しいことへの挑戦」をテーマにしているのに、途中で「苦手なことへの挑戦」に話題を切り替えると、話の軸がぶれてしまい、聞き手に混乱を与えかねません。
自分のアピールポイントを一つに絞り、統一感のあるストーリーを作ることが、説得力を高める鍵となります。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】チャレンジ精神をアピールする際の注意点
チャレンジ精神をアピールするためには、企業が求める資質をもっているとしっかりと伝える工夫が必要です。
なぜなら書き方を間違ってしまうと、リスク管理できていない・計画性がないと思われてしまう可能性もあるからです。
ここではチャレンジ精神をしっかりとアピールするために、気をつけておきたい3つの注意点をご紹介します。
具体的かつ論理的に文章を構成して、企業の求める人材であることをしっかりとアピールできるようにしましょう。
自慢話にならないようにする
自己PRは確かにあなたのスキルを積極的にアピールする場所ではあるものの、自慢話にならないようにすることが非常に重要です。
あなたが優秀な成績を収めることができたという話をするのは悪いことではないのですが、周りへの感謝が足りない、自分自分のことばかり褒めているような文章を作成すると、周りに配慮することができない人物であると思われてしまう可能性があります。
また、エピソードが壮大であれば壮大であるほど良いというわけでもないので、無理に自分を誇張してアピールするために話を作りすぎないようにしましょう。
大切なのはあなたがどのような成績を収めたかではなく、その経験を通じてどのようなスキルを身につけ、どのように今後活かしていくかです。
話を盛りすぎない
就活において話を盛りすぎてしまうのは絶対にNGなので、気をつけるようにしましょう。
確かにどうしても就職したいと強く志望している企業を受ける時ほど、良い印象を与えるために話を持ってしまったり嘘をついてしまったりしがちです。
しかし、あまりにも話を盛ると採用担当者にバレてしまう可能性が高いですし、面接の場合に突っ込まれて対応できないということもあります。
何より、それで就職できたとしても、就職した後に嘘がバレてしまった場合には内定取り消しなどになる場合もあり、大きなリスクが存在するので、話を大きく展開しすぎないようにしましょう。
計画性があることも伝える
チャレンジ精神がある人物は、往々にして計画性がないと思われるので、計画性があるということも合わせてアピールできると良いでしょう。
何事にもチャレンジできる人物は魅力的ではあるのですが、後先考えずに成功の可能性が全くないにも関わらずチャレンジする人物は、いくらベンチャー企業であろうとも求めていません。
あらかじめ成功の確率はどのくらいか、成功した場合、どんなメリットが得られるのかについて考えた上でチャレンジするということも述べるようにしましょう。
これにより、チャレンジ精神があるものの、リスクヘッジもしっかりとできる能力のある人物であると考えられ、ベンチャー企業からの評価が高まる可能性が高まります。
協調性があることも伝える
チャレンジ精神をアピールするがあまり、協調性がないと勘違いされてしまう可能性があるため、注意しましょう。
チャレンジ精神について話すには、自分が新しいアイディアを試みたり、困難な状況に立ち向かう勇気があることを示したりなど様々な方法があります。
しかし、自分1人で取り組み、周りの意見を参考にしない人物であると思われてしまう可能性もあります。
よって、チャレンジを通じて、チームや組織全体の成果にどのように貢献したのかなどについて詳しく話しましょう。
例えば、新しいプロジェクトを進める上で他のチームメンバーとどのように協力し、互いに刺激を与え合ったかについて話すことで、チャレンジ精神と協調性の両方を持ち合わせている人物であるとアピール可能です。
継続力があることも伝える
チャレンジ精神が豊富な人は、場合によっては「飽きっぽい」と勘違いされてしまうため、継続力がないと思われないようにしましょう。
例えば、1つのプロジェクトや業務に対して長期的に取り組み、成果を出してきたことについて話せれば良いです。
大学時代やアルバイトなどで取り組んだことがどのように変化をもたらし、最終的にどのような成果を達成できたかについて話すことで、チャレンジ精神があり、継続力も有している人物であるという印象を与えられます。
特に課題に直面した時の対処法や困難を乗り越えた経験について話すことで、継続力がない、「すぐ諦める人物である」という印象を払拭できます。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】効果的な自己PRの構成
続いて、実際の自己PRの構成の方法についても紹介していきます。
これは自己PRにおいてチャレンジ精神をアピールする場面以外にも活用できる書き方です。
よって、この構成は企業によって自己PRの内容を変える際にも活用できます。
ぜひとも覚えておいて欲しいポイントです。
エピソード
結果
学んだこと
入社後の貢献
結論
まずは一言、「自分の強みはチャレンジ精神である」と結論を述べてしまうことが重要です。
これにより、企業の採用担当者はあなたの強みがチャレンジ精神であり、それについて文章を展開していくということをイメージできることでしょう。
企業の採用担当者は毎年就活のシーズンになると自己PRだけでなく、志望動機やガクチカなど複数の文章を読むことになり、全てを隅から隅まで読むことは難しいです。
よって、冗長な文章ではなく、先に結論を述べて念頭において文章を読んでもらうことで、よりあなたの内容が伝わりやすくなることでしょう。
エピソード
自己PRについて結論を述べたら、続いてその自己PRを説明するエピソードについて詳しく述べていくことが重要です。
これにより、なぜあなたがチャレンジ精神を持っていると言えるのか、そのチャレンジ精神を具体的に発揮したエピソードはどのようなものがあるのかを理解してもらいやすくなります。
いくら自分で「チャレンジ精神がある」と言っていても、それが客観的なものでなければ意味がなくなってしまうので、可能な限り客観的で分かりやすいエピソードを述べるようにしていきましょう。
結果
チャレンジ精神を発揮したエピソードが、最終的にどのような結果をもたらしたのかについても説明していく必要があります。
これにより、あなたが結果を出せる人物かどうかが伝わりやすくなります。
ただし、必ずしも最高の結果を収めている必要はありません。
どのような結果が生じたのか「説明をしない」ということがマイナスになってしまうので、必ずしも成功しているということが必要ではなき、エピソードがどのような結末を迎えたのか、ぼかさないようにしましょう。
エピソードの結論を述べられていないと、文章のあまりうまくない人物であると思われてしまう可能性もありますし、「後ろめたいことがあるのでは?」と思われてしまうかもしれません。
学んだこと
自分のチャレンジ精神を発揮したエピソードにおいて、どのような内容で、どのような結果が生じたのかについて話すことができたら、最終的にどのようなことを学んだのかについても詳しく述べていきましょう。
何事においても経験を通して学ぶことができる人物の方が企業は採用したいと思うでしょうし、何よりどのようなスキルを持っているか知りたいと考えています。
この部分を詳しく述べられるか述べられないかで、あなたがどれほど企業の採用担当者に良い印象を持ってもらえるかが変わってきます。
よって、しっかりとわかりやすく伝えることが重要です。
入社後の貢献
自己PRの締めの部分では、入社後にどのように貢献できるのかについても詳しく述べることが重要です。
自分がどのように活躍するつもりなのかをわかりやすく説明していきましょう。
これにより、あなたを採用した場合にどのくらいのメリットがあるのかについてもわかりやすくなります。
何より、入社後の展望を持つということは、入社への意欲も高いということなので、モチベーションも伝わりやすくなります。
「自分は内定を蹴らない、強く貴社を志望している人物である」と伝わるような文章を作成しましょう。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】例文を紹介
ここでは実際にチャレンジ精神をアピールするための例文をご紹介します。
特にエピソードの部分は面接官からの質問が多く、詳細を聞かれることが多いところでもあります。
どんな質問が想定されるか、またどのように答えるかをシミュレーションしておくとよいでしょう。
これらの例文はあくまでも参考程度にとどめ、自分自身の経験をしっかりと盛り込むようにしてください。
旅行
大学2年生の夏休みに、はじめての海外旅行で2週間インドに滞在しました。
学生のうちに生まれ育った環境とはまったく違う環境で、新しい経験をしてみたいと思ったからです。
旅行会社を通さず、1人で宿や移動手段の手配をするのは非常に困難でした。
またインドは、Wi-Fi環境もままならず、治安も決してよいとはいえない環境だと聞いていました。
そこで、現地在住の日本人にアポイントを取ったり、実際に旅行経験のある方に会ってアドバイスをもらったりと、入念な準備をして旅行を実現しました。
結果的には日本と大きく異なる環境で、自分がもっている価値観をあらためて見直す貴重な体験ができたのです。
入念な準備をして大胆なチャレンジができる人材として、貴社のマーケティング部で売り上げに貢献していきたいと考えております。
旅行をしたという経験だけでなく、具体的にどういった困難があったのか、さらにその困難を想定してどんな準備をしたのか盛り込んでいます。
リスク管理ができ計画性をもってチャレンジができる人材として、高い評価を得られることでしょう。
部活
私が所属している大学の音楽部の部員はたった5人でした。
規定人数に満たないためコンクールへ出場できないだけでなく、廃部の危機が迫っていました。
私は伝統のある音楽部を私たちの代で終わらせたくない、よりたくさんの人と音楽の楽しさを分かち合いたいと思い、新しい部員を集めてコンクールへの出場を目標に掲げたのです。
音楽部をさまざまな人に知ってもらうため、学生食堂や学内の広場でミニコンサートを企画しました。
さらに軽音部やオーケストラ部など、音楽系の部活に働きかけて合同音楽祭を開催し、交流を深めました。
その結果、部活の掛け持ちを希望する新入部員も増え、最終的には12人まで部員を増やせたうえに、コンクールに出場できたのです。
このように私は課題に対して、積極的に粘り強く取り組めます。
この強みを活かして貴社の営業部でも目標達成に向け、さまざまな可能性を探り、積極的に業務へ取り組みたいです。
どうしてそのチャレンジをしたいと思ったのか、さらに課題を乗り越えるために実行したことが具体的に示されています。
またチャレンジしたことと、入社後の活かし方がしっかりとリンクしている例文です。
留学
この長所を分かりやすくお伝えできるエピソードとして、カナダへの留学経験が挙げられます。
私は座学での英語は得意ではあったものの、英会話が苦手であり、実践的な経験が必要と考えました。
そこであえて、日本人留学生が少ない地域に留学することに決め、普段から一切日本語を使わない生活をしました。
これにより、英語力が身についただけでなく、異文化理解や初対面の人とのコミュニケーション能力も大きく高まりました。
貴社に入社した際には、このチャレンジ精神、そして英語力と異文化理解を活かし、国内外の取引先とも積極的に交流します。
取引先との関係値を深め、貴社が業界内で確固たる地位を確立する一助となれればと考えています。
サークル
この長所を分かりやすくお伝えできるエピソードには、サークルを立ち上げたことが挙げられます。
私の大学には大人しい学生が多く、グループワークなどにおいて自分の意見を発することが非常に苦手な人が多い印象でした。
そこで、ディスカッションサークルを立ち上げ、自分の意見を言語化し、分かりやすく伝える練習を積むことで、多くの学生に早い段階から就職活動の対策をしてほしいと思ったのです。
私が卒業する際には50人以上もの学生が参加し、多くのメンバーから人として成長できた、就活に活用できたと感謝の言葉をもらいました。
この経験を通じて身につけたチャレンジ精神や物事を分かりやすく説明する能力を活かし、プロジェクトを進めるにあたっても積極的に、そして分かりやすく意見し、貴社の発展に貢献したいと考えています。
英語学習
大学生2年生のときに、私は英検1級取得という目標を掲げました。
なぜなら将来的に、国際色豊かな企業で働きたいという希望があったからです。
英語の塾へ通うのは金銭的に難しい状況だったので、参考書や過去問を利用してひたすら勉強していたものの、モチベーションの維持が難しく不合格でした。
しかしここで諦めたくないと思い、より効率的な勉強方法を取り入れることにしました。
定額で利用できる格安のオンラインレッスンを利用したり、学習管理アプリを取り入れたりしたのです。
外国人旅行者に向けた英語ガイドのボランティアにも参加しました。
そのボランティア活動にやりがいを感じ、モチベーション維持にも成功したのです。
最終的には1級に合格でき、英語力を格段にアップさせられました。
このように私は一度失敗しても、目標を達成するまで粘り強く取り組めます。
この強みと身につけた英語力を活かして、目標達成に向けて勉強を続け、貴社の国際営業部で利益に貢献できる人材になりたいです。
この例文では一度失敗してしまったものの、そこで諦めたりすることなく粘り強く目標達成に向けてチャレンジしたことが伝わります。
また1回目の失敗を活かして学習方法を変更するなど、工夫ができる人材だとアピールできるでしょう。
部活
インターン
ゼミ
アルバイト
ボランティア
趣味
資格取得
この強みは、大学時代に難関資格である簿記2級の取得に挑戦した経験で活かされました。
資格取得を進めるにあたり、私は会計知識がほとんどゼロの状態であるという課題がありました。
さらに、独学では理解が難しい分野が多く、限られた時間の中で効率よく学習を進める必要がありました。
この課題を解決させるために、まず自分の苦手分野を明確にし、効率的に学習を進めるためのスケジュールを作成しました。
また、オンライン講座や参考書を活用し、基礎を徹底的に固めることに取り組みました。
特に苦手だった工業簿記については、問題を反復して解き、間違いを徹底的に分析しました。
結果として、試験本番では安定した得点を得ることができ、一発で合格を果たしました。
この経験を通じて、計画的に物事を進め、困難を乗り越える力を身につけることができました。
貴社に入社した際も、新たなスキルや知識を習得する場面で、この粘り強さを活かし、目標達成に向けて貢献していきたいと考えています。
イベント開催
この強みは、大学時代に地域交流イベントを成功させた経験で活かされました。
イベントを進めるにあたり、限られた予算や会場の確保、さらに参加者を集めるための広報手段が不足しているという課題がありました。
周囲からは「実現は難しい」と言われる状況でした。
この課題を解決させるために、まず企画内容を明確化し、必要な資源をリストアップしました。
そして、メンバー全員が主体的に動けるよう役割分担を行い、進行状況を管理する体制を整えました。
また、地域の商店や自治体に協力を依頼し、スポンサーシップやボランティアの募集を行いました。
SNSを活用した広報活動にも注力し、イベントの魅力を広く発信しました。
結果として、約300人が参加する大規模なイベントを成功させ、地域住民や参加者から「また次回も参加したい」という声を多くいただくことができました。
この経験から、計画的かつ柔軟に課題を解決する力を高めることができました。
貴社に入社した際も、この課題解決力と協調性を活かし、プロジェクトの成功や新たな価値創出に貢献していきたいと考えています。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】職種別例文紹介
チャレンジ精神が実際に自己PRとしてアピールしやすい、営業職、事務職、研究職といった職種での例文を紹介します。
実際にこの業界を志望していて、チャレンジ精神をアピールしようと考えている就活生は、この例文を参考に実際に自己PRを作成してみましょう。
営業職
この強みは、大学時代に学園祭のスポンサー獲得活動を成功させた経験で活かされました。
活動を進めるにあたり、スポンサーの候補企業が少なく、交渉の経験もほとんどないという課題ありました。
そのため、チーム内でも「実現は難しい」といった声が多く、初めての挑戦に不安がありました。
この課題を解決させるために、まずターゲット企業をリストアップし、各企業にとってどのようなメリットがあるかを分析しました。
その後、企業向けの提案資料を作成し、電話や訪問で粘り強く交渉を重ねました。
また、過去の成功事例を参考にして説得力を高める努力もしました。
結果として、3社の企業からスポンサー契約を獲得することに成功し、学園祭の運営資金を確保することができました。
この経験を通じて、逆境を乗り越える行動力と交渉力を身につけました。
貴社では、このチャレンジ精神を活かし、お客様のニーズに応える提案を行い、売上向上に貢献していきたいと考えています。
事務職
この強みは、大学のゼミ活動で資料作成プロセスを改善した経験で活かされました。
ゼミ活動を進めるにあたり、会議用の資料作成に時間がかかりすぎて議論に支障をきたしているという課題がありました。
各メンバーの作業方法がばらばらで、効率が悪い状態が続いていました。
この課題を解決させるために、まず各メンバーの作業状況を観察し、どこに無駄が生じているのかを分析しました。
その結果、テンプレートの統一とタスク管理の明確化が必要だと分かり、提案を行いました。
また、資料作成のスキル向上を目的にミニワークショップを開催し、全員が効率よく作業できる環境を整えました。
結果として、資料作成にかかる時間を約30%削減することができ、ゼミの議論がより活発になりました。
この経験から、業務効率化のために積極的に課題を発見し、解決する力を高めることができました。
貴社においても、この姿勢を活かして業務の効率化や職場環境の改善に貢献したいと考えています。
研究職
この強みは、卒業研究で新規合成方法の開発に取り組んだ経験で活かされました。
研究を進めるにあたり、前例の少ないテーマを選択したため、資料不足や実験条件の設定に苦労しました。
また、初期段階では実験結果が安定せず、失敗が続く状況でした。
この課題を解決させるために、まず文献調査を徹底し、関連分野の知識を深めました。
その上で、試行錯誤を繰り返し、実験条件を微調整しながらデータの安定化を図りました。
さらに、指導教授や同僚にアドバイスを求めることで、新しい視点を取り入れる努力を続けました。
結果として、安定した結果を得る合成方法を確立し、学会発表の機会を得ることができました。
この経験から、粘り強く問題解決に取り組む姿勢と、協力を重視した研究の進め方を身につけました。
貴社では、このチャレンジ精神を活かし、新規技術の開発や既存技術の改善に貢献したいと考えています。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】NG例文を解説
続いて、自己PRでチャレンジ精神をアピールする際のNG例文について紹介します。
あなたが書いた自己PRには、下で紹介するようなマイナスポイントが含まれていないか、確認してから企業に提出しましょう。
詳細なスキルが記されていない
私の長所はチャレンジ精神です。
特に大学生時代部活に取り組むにあたり、積極的にチャレンジした経験は私の大きなカテとなっています。
初めて取り組むポジションを割り振られた際も積極的に取り組み、常に楽しんでいました。
このような経験を生かし貴社に入社した際にも積極的にチャレンジし、プロジェクトの進行や貴社の発展に大きく貢献したいと考えています。
長所がチャレンジ精神であることを一言目に述べているのはプラスポイントです。
しかし、あまりにも曖昧な説明しかされていないため、どのようにチャレンジ精神を活用できたのか、就職した後はどのように活かすのかについて担当者が想像できません。
もう少しスキルをどのように活用したのか分かりやすく話しましょう。
企業で再現性のないチャレンジ精神をアピールしている
私の長所はチャレンジ精神です。
特に大学生時代、何度もYouTubeに動画投稿を繰り返し、工夫しながら再生数を伸ばす工夫をしたことが印象に残っています。
なぜ再生数が少ないのかを繰り返し分析し、人気のYouTuberを参考にしながら動画投稿を繰り返すことで大きく成長できました。
再生数こそあまり伸びませんでしたが、このようなチャレンジ精神を持って工夫できる能力は入社後も生かせると考えています。
まず最初のマイナスポイントとして、どのように企業でチャレンジ精神を活用するのか、再現性が全く伝わってきません。
そして、自己PRにおいては絶対というわけではないものの、結果が出ているエピソードを話した方が良い印象を与えられます。
学生時代に時間をかけて取り組んだにもかかわらず結果が出ていないエピソードを話すということは、それ以外アピールする点がないという印象を与えている可能性もあります。
エピソードの背景情報が不足している
私の強みはチャレンジ精神です。
この強みをわかりやすくお伝えするエピソードとして、英語検定1級にチャレンジしたことが挙げられます。
英語検定1級はご存知の通り非常に難しく、合格率は10%前後と難関ですが、私は何度もチャレンジしました。
最終的に5度目の挑戦で合格でき、英語力の証明ができるようになりました。
この経験を活かし、貴社においても積極的にチャレンジし、様々な業務に対応できるように成長することで、オールラウンドに活躍したいと考えています。
まず、この人が元々どの程度の英語力があったのかについて説明がないため、どのくらいの規模のチャレンジであったのかについてよく理解できない点がマイナスです。
面接官はあなたのことを全く知らない人物であるため、誰が読んでも理解できるほど詳しく説明しなければ、エピソードの意味がありません。
【自己PRでチャレンジ精神をアピール】エージェントに相談する
チャレンジ精神を活かした自己PRの作成のコツや例文を紹介してきましたが、「いざ書こうとするとなかなか筆が進まない」「これで良いのか自信が持てない」と悩む方もいるでしょう。
そのようなときは、就活エージェントに相談してみましょう。
専属のアドバイザーが、面接を突破するために自己PR作成の手助けをしてくれるだけでなく、ESの添削も行ってくれるのが特徴です。
さらに、内定まで何度も面接対策を行ってくれるなどのきめ細かいサービスを提供している点も魅力です。
最終的なゴールである内定まで全力で励ましてくれるパートナーとなってくれますので、就活に不安を抱えている方はぜひ利用してみてください。
おすすめのエージェントはこちらです。
まとめ
今回は就活で欠かせない自己PRの「チャレンジ精神」に焦点をあててご紹介しました。
企業の社風や業種にどのように活かせるのか、しっかりとメリットをアピールすることが重要です。
大学生活を振り返ってみて、それらをアピールできるエピソードがないか考えてみましょう。
そしてそのエピソードを軸として、具体的に計画性をもって目標に向けて取り組んだことをアピールしましょう。
この記事を参考にぜひとも、就活を成功に導く説得力のある自己PR作りに取り組んでみてください。