食品ベンチャーってなにしてる?今注目のフードテック業界で活躍するベンチャー企業を紹介!

食品ベンチャーってなにしてる?今注目のフードテック業界で活躍するベンチャー企業を紹介!

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

pixta_32048033_M

近年注目されているフードテック(食・技術)を武器に躍進する食品ベンチャーが多いです。

志望業界にしている学生も多くいらっしゃるでしょう。

食品ベンチャーのトレンドや、現場で求められている人材について紹介しますので、ぜひ業界研究の参考にしてください。

【食品ベンチャー】食品業界で話題の3つのトレンドと代表企業

飲食を含め、食品業界で働きたいと思っている学生は非常に多いです。

最近は食品業界でも、非常に珍しい分野に挑戦し、高い評価を受けるベンチャー企業が台頭してきました。

就職先の選択肢を増やす意味でも、業界のトレンドを押さえるためにも食品ベンチャーの最新事情について知っておきましょう。

アグリテック

農業(agriculture)・技術(technology)という2つの単語を組み合わせた造語がアグリテックです。

最近は農業でも、AIなどの最新技術を取り入れるのが当たり前になってきました。

農業において最先端技術が活躍する分野は、農作物の品質向上・生産者の負担軽減・流通方法の改善などさまざまです。

ファームノート

「株式会社ファームノート」は酪農家を支援する「Farmnote Cloud」というサービスを提供している企業です。

パソコンやタブレットなどから牛の群れに関する情報を記録・分析でき、たくさんの牛を少数の熟練スタッフが見回らなければいけなかった酪農家の課題解消に貢献しています。

もうすぐ妊娠・出産を迎えそうで注意が必要な牛はいないか、乳の量が減っているといった異常な兆候がないかをクラウド上で把握できるのは大きな利点です。

ルートレック・ネットワークス

「株式会社ルートレック・ネットワークス」では、AIを搭載した土壌環境制御システムの提供をしています。

AIが農作物に必要な水や肥料を供給してくれるという、非常に画期的なシステムです。

収穫量アップ・作物の質向上・生産者の負担軽減など、あらゆる点で導入農家の方から高い評価を得てきました。

これまでは生産者が自らの経験をもとにやってきた土壌管理も、今はAIでできる時代です。

フードロス

Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)が話題となっている中、フードロス削減は世界全体が力を入れて取り組まなければならない課題です。

食品ベンチャー企業の中には、フードロスを減らす取り組みで高い評価を受けているところが少なくありません。

その一部を紹介します。

デイブレイク

「デイブレイク株式会社」は特殊冷凍機による冷凍技術で食品流通を支えてきた実績があります。

飲食業界の衛生管理サポート・廃棄ロス削減などに貢献してきました。

顧客の抱える課題に応じ、どんな冷凍技術が貢献できるのかのコンサルティングでも高く評価されています。

天王洲アイルにショールームを備え、さまざまなメーカーの特殊冷凍機を直接確認可能です。

また、お客様の持ち込んだ食品を、複数の特殊冷凍機にかける凍結テストも実施しています。

歪みや傷のせいで廃棄されていた農作物を特殊冷凍技術によりおいしく作り替えるなど、フードロス削減事業にも積極的に取り組んできました。

バリュードライバーズ

「バリュードライバーズ株式会社」は食品を専門に扱う企業ではありませんが、「たべるーぷ(tabeloop)」・「スイーツポケット(SweetsPocket)」といった独自サービスの開発・運営でフードロス削減事業に取り組んできました。

「たべるーぷ」はいわゆる訳あり商品をお得に購入できるサービスです。

消費者はもちろん、生産者にとっても大きなメリットがあります。

「スイーツポケット」はお菓子の詰め合わせを安く販売するサービスです。

購入者はお菓子の種類を選べませんが、賞味期限が一般店頭商品よりもやや短い代わりに、4,000円相当のお菓子が2,000円で購入できます。

フードデリバリー

コロナウイルスの感染拡大で、フードデリバリーは非常に大きな注目を集めてきました。

ニュースでも取り上げられ一番知名度が高いのは「Uber Eats」でしょう。

しかしまだこのような形態のフードデリバリーは歴史が浅く、日本では特にまだまだ発展の余地があります。

配達員による暴走事故・労働環境改善など、解決しなければいけない課題が報じられたこともあります。

今後フードデリバリーがどんな進化を見せるのかは、食品業界で働くことを考えるなら必ず注目しておくべきポイントです。

ベンチャー企業では有名サービスよりも特定の需要に特化したデリバリーを提供し、大きな成功を収めているところがあります。

今後もフードデリバリーの需要はさらに高くなる可能性があり、要注目です。

パンフォーユー

「株式会社パンフォーユー」では全国から選りすぐりのパンを冷凍してお届けするサービスを提供しています。

全国のパン屋と消費者の「出会い」も届けたいというコンセプトが、高く評価されてきました。

パンは冷凍保存との相性がよく、届けられたパンも比較的長期間保存できるメリットがあります。

今まで離れたお店のパンを食べたいと思っても、直接出向くしかなかったことを考えると、非常に画期的なサービスです。

このサービスで「全国にお気に入りのパン屋ができた」といった嬉しい声も多数寄せられてきました。

POTLUCK

「POTLUCK」は定額制のテイクアウトアプリです。

サービス加入者はアプリで事前予約すれば、提携レストランのテイクアウトメニューを待たずに受け取れます。

一人暮らしで毎日の食事を作るのが大変・毎日のランチをコンビニよりもおいしくヘルシーなものを食べたいビジネスマンの需要にマッチしたサービスといえるでしょう。

外食よりも一食あたりの値段が安いところも大きな魅力です。

【食品ベンチャー】食品ベンチャーでの主な仕事内容

食品ベンチャーの企業の中には、さまざまな部署で働く方がいらっしゃいます。

経理・人事などで、直接食品を扱う仕事にかかわらない人もいます。

しかし食品ベンチャーを志望する学生の多くは、やはり「食」に対して何らかの思いがあるのです。

食品ベンチャーの主な職種・部門についてみていきましょう。

営業

営業は間違いなく、食品ベンチャーの花形と呼べる職種です。

営業というと飛び込みで「うちの商品・サービスをぜひ」と売り込むイメージのある方もいますが、営業の仕事はそれだけではありません。

顧客が本当に必要としているサービスを見極め、適切なサービスを提案するのも、非常に重要な仕事です。

特にコンサルティングを手掛けている企業、クラウドシステムなどを提供する企業では自社サービスを「どう利用してもらうか」を上手に説明しなければなりません。

当然ながら、自社サービス・相手企業双方について深い理解が求められます。

エンジニア

エンジニアは自社サービスの開発・管理などを任される役割です。

コンピュータに強い理系のイメージもありますが、実は文系出身でエンジニアとして活躍している方も珍しくありません。

エンジニアにはプログラミングの知識なども大切ですが、どうしたらよりお客様に使いやすいサービスになるかを考えるセンスも必要です。

一見、食と直接関係はない職種にも思えます。 しかし、食に関するサービスでユーザー満足度を高めるためには、自らも利用する人の立場でサービスについて必要があります。

エンジニアでも食品ベンチャーで務めるのなら、食に興味があること・食べるのが好きなことはプラスに働くでしょう。

経営・新規事業計画

経営・新規事業計画は、新人がいきなり配属される可能性の低い部署です。

自社サービスや会社の抱える課題についてより深く理解している必要があり、他の部署で経験を積まなければよい立案はできません。

しかしせっかくベンチャー企業で働くのであれば、自ら新規事業の責任者となり、ビジネスチャンスを切り拓きたいという意志ももっておきましょう。

新卒入社後にどの部署で働くにせよ、将来自分が責任ある立場になったときにどんな事業をやりたいか・どのように会社を引っ張っていくのかを考えることは大切です。

【食品ベンチャー】食品ベンチャーに向いている人の特徴

食品ベンチャーでどんな人材が求められているか、どんなアピールしたら内定をもらえるかと悩んでいる学生も多くいらっしゃるでしょう。

食品ベンチャーに向いている方の特徴について、簡単に紹介します。

もちろん、1つの会社に似たタイプの人ばかりが集まっても成功するとは限りません。

会社はさまざまな人がお互いを認め、力を合わせて1つの事業を成し遂げていく組織です。

志望業界と自分の相性を考えることも大切ですが、本来自分がっている長所・個性をいかにアピールするかもよく考えていきましょう。

食に関する社会問題に興味がある人

食品ベンチャーでも、企業に興味があり、やる気をもって働いてくれる学生を求めているのは他の企業と変わりありません。

特にフードロス・食育・孤食解消のような食に関する社会問題に強い興味をもち、問題を解決したいという意識のある方は高い評価を受けます。

問題は面接でいかに、その気持ちをアピールできるかです。

当然ながら、アルバイトやボランティアで食に関する活動をしている学生のほうが、面接で述べる志望動機に説得力が出ることは間違いありません。

食品業界にイノベーションを起こしたい人

ベンチャー企業の多くは、業界に変革をもたらすという大きな目標のために努力してきました。

これから働く学生も、食生活をより豊かにしたい・食品流通の仕組みを変えたいなど大きな目標に向かって活躍することが求められます。

飲食店でアルバイトをしていて、多くの方が職場のオペレーションに不満・疑問を感じたことでしょう。

「もっとこうなったらいいのに」という気持ちと、「そのために何をしたらいいだろう」と考える思考力はベンチャー企業にとって大きな力です。

もちろん、いくら頭で考えても実際の行動がともなわなければ意味がありません。

ベンチャー企業では目標実現のために、意欲的に行動できる方が強く求められています。

学生時代に自分のしたかったことについて、どんな目標を立て、どのように実現させたかというプロセスを簡潔にアピールできれば大きな強みとなります。

まとめ

人間が生きていくうえで食は絶対に欠かせない以上、これからも食事に関する画期的なサービスが次々と登場することは間違いありません。

食品ベンチャー企業は、食の未来を作る担い手といえます。

食品ベンチャーで働きたいという学生は、ぜひ大きな目標をもって就職活動にチャレンジしてください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます