はじめに
夢をもってベンチャー企業に就職したとしても「自分の働きたい場所ではなかった」などはよくあるケースです。
ただベンチャーを辞めたくなったとき、次の転職先などがネックで辞められない人も多いでしょう。
もしベンチャーを辞めるのであれば、どの程度辞めたい意志が強いかで取るべき行動は変わっていきます。
ベンチャーのきつさに悩む人に、今回はどういった退職方法があるのかなどをご紹介します。
転職エージェントなどの利用で、悩みを解決してみてください。
ベンチャーのきつさに多くの人が悩んでいる!
ベンチャーに就職後、理由は十人十色ですが、仕事のきつさに悩んでいる人は多いでしょう。
ベンチャー企業の仕事にきつさを感じる理由には、さまざまものがあります。
たとえば「給料の割には業務が多すぎる」「1人でいくつも業務をこなす必要がある」などです。
さらに「残業が多い」「少人数なので、逃げ場がない」「環境や設備が整っていない」などがあります。
ベンチャー企業の業務は特殊で、その業務が自分にマッチしているとは限りません。
夢をもって入社した企業であっても、ベンチャーならではのデメリットが原因で辞めたいと思う人も多くいます。
またベンチャー企業は少数精鋭なので、辞める人の割合が退職率にダイレクトに影響します。
結果離職率や退職率がほかの企業よりも高く、他業種から見てきつい仕事に映ることも多いでしょう。
ベンチャーを辞めたい理由を明確にする必要がある!
ベンチャーを辞めたい理由が何なのかを明確にできれば、今後の行動も明確になります。
以下にいくつか例をあげますが、いずれの場合もまずは上司に相談できればよい結果が得られるでしょう。
ベンチャーを辞めたくなる理由として多いのは、人間関係・企業の待遇面・または仕事内容などがあるでしょう。
ただ転職のきっかけがつかめない人も多く、転職先が理想の職場とは限りません。
もしベンチャー企業を辞めたいと感じているなら、まずは自分が置かれている現状などを一度冷静になって振り返ってみましょう。
また同時に退職したときにどういったメリットがあり、デメリットは何があるのかも確認が必要です。
悩んだ末に導き出した結果が転職であるなら、まずは上司に相談して今後の対応も決めてみましょう。
激務で自分の時間が取れない
ベンチャー企業は人数が少ない分忙しい傾向にあるため、この理由は最も大きいでしょう。
特に上司や同僚との信頼関係が壊れた場合などは、激務がより負担になります。
ベンチャー企業の多くは労務環境に不備があり、サービス残業や膨大な仕事量に忙殺されることも多いからです。
身体的にも精神的にも疲弊していけば、健康面などの不安から辞めたくもなるでしょう。
若いうちに無理をしてしまうと、年を取ってからツケが回ってくることもあります。
どうしてもきつくて耐えられないなら、辞めるのも1つの方法です。
新しい仕事に転職するためのパワーを残すためにも、健康を第一にしましょう。
またベンチャーの仕事が激務に感じているなら、そもそもベンチャーが自分に合っていない可能性もあります。
会社の成長を感じられない
ベンチャー企業で2年以上働いた人に多い悩みには、会社の成長を感じられないとの理由もあります。
もし不安に思ったときには会社の状況をきちんと把握できているか、考えを上司に聞いてみるのがおすすめです。
ベンチャー企業に就職する人の多くは、新しいサービスの成功を夢見て入社します。
ただ同じベンチャー企業であっても、成功できるのは一握りの人だけです。
どうしても会社の成長を感じられないなら、思いきって挑戦する場所を変えてみるのもおすすめです。
大手企業に転職できれば、成長しない企業よりもスキルを手に入れるスピードは格段に速くなります。
もし仕事をこれからも続ける気がなくなったなら、別のベンチャー企業もしくは大手に転職するのも1つの方法でしょう。
周りの人とうまく働けない
ベンチャーを辞めたいと考えている人の中には、人間関係で悩む人も多くいます。
社長や働いている人に魅力を感じて、ベンチャー企業に入社した人も多いでしょう。
ただ実際に働いてみると、面接だけではわからなかった粗も見えていきます。
中にはパワハラやセクハラなどを受ける、社長の示したビジョンに共感ができなくなったなど、辞めたくなる理由は個人差があるでしょう。
ベンチャーは少人数で協力して、大きな目標を達成する企業です。
そのため社内の人たちとうまくやっていけないのは、深刻な問題に発展しかねません。
そのまま仕事を続けても、自分にとってプラスに働くことはないでしょう。
周りの人との関係がうまくいかないときには、思いきって転職をするのも1つの方法です。
ほかにやりたいことができた
ベンチャーを辞めたい人の中には、ほかにやりたいことができたからという理由も多いでしょう。
ポジティブな理由ではありますが、辞めたい人にとっては大きな悩みです。
もしベンチャー企業で自分の好きな仕事ができないなら、転職してやりたいことを見つけたほうが自分のためにもなります。
人間はやった失敗よりもやらなかった後悔の方が響いていきます。
「あのときやっぱり辞めておけばよかった」と年を取ってから後悔しても、転職先を見つけるのは難しいでしょう。
今の仕事が自分のやりたいことでなければ、ベンチャーに留まる必要はありません。
すぐに別のフィールドに転職し、後悔しないようにしましょう。
また同じベンチャーの中でも、違う分野ならやりたいことが見つかる可能性も高くなります。
ベンチャーをどれくらい辞めたいかで行動は変わる!
せっかく新卒でベンチャー企業に入社したとしても、置かれた環境によっては辞めたくなることもあるでしょう。
その場合基本的には転職が取るべき行動といえます。
もしベンチャーを辞めるのであれば、自分の辞めたい感情がどの程度かを冷静に分析しなければなりません。
退職後に転職がすぐに決まるとは限りませんし、退職するうえでのデメリットも考える必要があります。
そのためベンチャーを辞めたいのであれば、退職後にどういった仕事に就きたいのかを考えましょう。
またどういった職場環境で働きたいのかなどを、明確にするのがおすすめです。
転職後に後悔しないためにも、まずは上司・転職エージェントや家族、友人・同僚などに相談してみましょう。
辞めたいかもと考え始めた人
もしベンチャーを辞めたいかもしれないと考え始めたなら、できれば上司に自分の不満を打ち明けてみましょう。
上司が無理であれば、転職エージェントなどに相談をしてみるだけでも気持ちが楽になります。
確実に辞めたいのではなく「よい転職先があれば、候補に入れようかな」などのレベルに該当します。
今の会社で将来性が見つからなくなった、モチベーションが上がらなくなったなど理由はさまざまでしょう。
できれば転職エージェントなどに、辞めた場合と仕事を続ける場合のメリットなど、将来を見据えて相談するのがおすすめです。
転職エージェントに登録をしておけば、最初の面談が終わったあと時間のあるときに求人を探せます。
相談するだけでも気分が軽くなるので、まずは登録だけでもしておきましょう。
今すぐではないができるだけ早く辞めたい人
今すぐではないにしても、できるだけ早く辞めたいと思ったなら早めに行動に移すべきです。
すぐに転職エージェントに相談し、次の転職先を探してください。
転職エージェントを利用すれば、よい求人を案内してくれるので悩みも解決できるでしょう。
ただ今すぐ辞めたいと思うほどの緊急性がないなら、転職は退職してからがおすすめです。
また転職エージェントなどに登録をしていないなら、すぐに登録して面談も進めておくのがベターです。
転職エージェントの登録は無料なことも多くなっています。
実際の面談などセッティングしてもらい、辞めたあとの憂いも取り除いておきましょう。
よい求人はすぐになくなってしまうので、早めの行動が重要です。
今すぐに辞めたい人
肉体や精神に限界を感じているなら、自分の健康を第一優先事項にして今すぐ退職を考えてみるべきです。
もし金銭面で心配があるなら、有休消化や失業手当などを利用すれば安心できます。
失業手当は、企業にもよりますが3か月から半年ほど支給されるケースがほとんどです。
すぐに辞めたとしても、次の転職までのつなぎにはなります。
また退職を自分で言い出せない人は、退職代行サービスを利用する方法もあります。
自分から退職を切り出せない人にとって、退職代行は非常にありがたいサービスです。
サービス内容は退職通知や退職に関する手続きなどで、料金相場も2~5万円ほどと利用しやすくなっています。
退職するときのストレスを軽減するためにも、ぜひサービスを利用してみましょう。
行動は早いほうがいい!
もしベンチャーを辞めたいと考えているなら、できるだけ行動は早い方がよいでしょう。
なぜなら目当てにしていた転職先がなくなる、勤めているベンチャーの業績が突然変わるなどの不安があるからです。
ベンチャーを辞めたいと考えている人の中には、なかなか言い出す勇気が出ない人もいます。
同時に「退職後に次の転職先が見つかるか」などの不安を抱える人もいるでしょう。
ただベンチャーに限らず、転職はめずらしくありません。
実際には転職希望者よりも求人数の方が多いです。
安心して退職願を出してください。
普段仕事が忙しいとほかの転職者にまで頭が回らないかもしれませんが、転職者は意外と多いのが現状です。
転職は当たり前のことです。
特殊なもの、もしくは危険なものという概念を取り除きましょう。
転職エージェントに相談してみるべき!
ベンチャーを辞めたいと感じていたとしても、懸念があるかもしれません。
どのような手続きがあるのか、またどんなアクションを起こせばよいのか不安な方も多いでしょう。
もし行動に困っているなら、転職エージェントを利用してみるのも1つの方法です。
転職エージェントはいろいろあります。
有名どころなら「リクルートエージェント」や「doda」などの利用がおすすめです。
また、転職エージェントではキャリア相談などを受けられるケースもあります。
キャリア相談の流れは、サイトに登録→面接の日時を決めたうえで、電話やオンライン上で相談となります。
多くの転職エージェントでは、登録後に担当者と日程を調整し、遅くても3日以内には連絡が来るので安心してください。
ぜひともキャリアコーチングなども活用し、スムーズに転職しましょう。
まとめ
今回はベンチャー企業を辞めたいと考えている人に、おすすめの退職方法や辞めたいと考える理由などをご紹介しました。
ベンチャーの仕事は特殊な一面もあるので、やりがいを感じる人も多くいます。
ただ一方で精神的にも肉体的にも、限界を感じる人もいるでしょう。
もし自分から退職を言い出せないときやスムーズに退職する方法を考えているなら、転職エージェントなどの利用がおすすめです。
ぜひ退職に関するサービスを上手に利用し、円満に退職をしてみてください。