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・自己prでスポーツ経験をアピールする方法
・面接官が自己PRを聞く理由
・スポーツ経験をアピールする際のポイント
・自己PRの構成方法
・スポーツ経験をアピールする自己prを作成したい人
・自己pr作成がうまく進んでいない人
・アピールポイントの探し方を知りたい人
・スポーツをテーマにした自己prの例文を知りたい人
はじめに
これまでスポーツを頑張ってきた経験があり、自己PRではそのことについて伝えたいと考えている方もいるでしょう。
スポーツで頑張ってきたエピソードは、しっかりと伝わればプラスになります。
効果的にスポーツ経験をアピールするにはいくつかのポイントがありますので、まず文章を作り始める前にどのような点に気を付けていけばいいのか覚えておきましょう。
実際にこちらでは例文も3つ載せておきますので、ぜひ参考にしてみてください。
【スポーツ経験を用いた自己PR】面接官が自己prを聞く理由
面接では、ガクチカや志望動機などの質問をよくされますが、自己PRも必ずと言っていいほど聞かれます。
そのため、面接を受ける前にあらかじめ自己PRを作成しておくことで、面接でも慌てることなく受け答えができます。
作成をする際は、面接官がなぜ自己PRを聞くのか理解しておくことが大切です。
ここではなぜ面接官が自己PRを聞くのか、その理由を詳しく解説していきます。
企業とのマッチ度を見るため
自己PRでは、自分とはどのような人でどのようなアピールポイントがあるのか伝えることになるため、自社の社風に合っているのか、求めている人材とマッチしているかを判断することができます。
注意していただきたいのは、その企業に採用をしてもらいたいからといって、大きな嘘をついてはいけないということです。
入社できたとしても、その嘘から過度な期待を持たれたり、難しい仕事をすることになってしまい、結果的に早期離職になってしまうという可能性もあります。
そのため企業研究と自己分析を丁寧に行い、自分とアピールポイントからなにアピールしたら評価されるのかを判断するようにしましょう。
人柄を知るため
面接官は自己PRを聞くことで、どのような人柄なのかを知ろうとします。
自己PRでは自分のことを話すため、その人の個性や人柄が自然と見えてきます。
その人の人柄や個性が分かれば、入社後どのような行動をしてくれるのかを予想することができます。例えば部活動でキャプテンをしていたとアピールすれば、多くの方は「責任感があるのだろうな」と考えるはずです。
責任感があれば、仕事をきっちりこなしてくれると予想することができます。
そのため、面接官は自己PRから人柄を知ろうとするのです。
活躍してくれる人材であるかを判断するため
面接官が自己PRを聞く理由として真っ先に挙げることができるのが、活躍してくれる人材であるかを判断したいという理由です。
活躍してくれる人材であるかは自己PRからだけではなく、ガクチカや志望動機などさまざまな場面で見られています。
自己prの内容を聞くことで、この人は入社後成長できる人材であるか、協調性はあるかなどを判断することができます。
よりアピールポイントを面接官に伝えるために、エピソードを具体的にしたり、スポーツ経験があるということを言い換えてみるとよいでしょう。
【スポーツ経験を用いた自己PR】スポーツ経験をアピールする時のポイント
スポーツ経験について話す時に、そのスポーツの内容や所属している学校や団体がいかに強いのかを説明しても意味がありません。
見られているのはチームが強いのか弱いのかではなく、面接に来た人がどんな人柄で自社に合っているかどうかを見たいと思っています。
こちらでは具体的に、どういったポイントを押さえてアピールすればいいのかお伝えしていきます。
実績ではなく人間性をアピール
漠然と自己PRの文章を考えてしまうと、知らない間に自分のことではなく頑張ってきたスポーツについてや実績について語ってしまう可能性があります。
イメージとしてある程度の実績があるというのは、評価につながるのではないかという気持ちから文章も徐々に実績を伝えるものとなってしまうのかもしれません。
確かに全国大会に行く程の実力や難しい大会での優勝というのはインパクトを与えますが、すごいのはそのチームや競技でその人がどのように頑張ってきたのかが見えないと人間性が見えてきません。
実績がどうだったのかという面ではなく、スポーツを通しての振る舞いから見られる人間性を見られていることを覚えておきましょう。
活動内容の紹介にならないようにする
自分自身がどう頑張ってきたのかをアピールするということを忘れてしまうと、どうしても活動内容の紹介になってしまいます。
スポーツについて書こうと思っているため、段々と自分がいかに頑張ってきたのかという面よりも、頑張ったスポーツの活動内容ではどのようなことをしたのかについての紹介になってしまうのです。
面接担当者は別に活動内容の素晴らしさについて知りたいと思っていないですし、それよりもどのように頑張ってきたのか、その力は職場でも活かせるものかを見たいと思っています。
文章の構成を計画立てて考えていかないと、うっかり文章の方向性が別に向いてしまうため気を付けましょう。
具体的なエピソードを用いる
具体的にどのように頑張ったのか、エピソードを用いることは大変重要になります。
人間性を面接官に伝えたいと思ったら、具体的なエピソードで取り組んだ内容を自己PRに盛り込みましょう。
どんな点に目をつけて目標とし、目標達成のために自分で考え主体的に取り組んだのかという点から人間性を見ています。
自分自身としては体験しているためその情景をイメージしやすいですが、面接官にとっては初めて聞く話です。
聞きながらもその情景が頭の中に浮かぶように、リアルで具体的に話すようにすると自分自身という人柄を理解してもらいやすいでしょう。
【スポーツ経験を用いた自己PR】強みとその根拠になるエピソードの見つけ方
自己PRは簡単に考えて出来上がるものではないため、自分自身の過去を見つめどのようにスポーツを頑張って目標を達成してきたのかを考えなければいけません。
アピールする強みと、それを裏付けるエピソードや取り組みを思い出し具体的に伝えられるようにしておく必要があります。
まずはスポーツをする時にどんな気持ちで頑張ることが多かったのか、目標達成に向けて力を入れたことを探してみるところから始めてみましょう。
目標達成に向けて特に力を入れて取り組んだことを書き出す
自分が頑張ってきたスポーツに対して、目標達成に向けて取り組んだことをまずは書き出してみましょう。
たとえばレギュラーになるために、自主練の時間を増やし毎日した、フォームのチェックをしたなど、思いつくものは何でもいいのでまずは書き出します。
その後書き出したことに対して、もっと深堀をして考えていくようにしましょう。
深堀する場合には、5W1Hを使うと考えていることが整理でき便利です。
When:いつ
Where:どこで
Who:誰が
What:何を
Why:なぜ
How:どのように
ここに当てはめていくと、特に力を入れて取り組んだことの話を細かく思い出すことができ、文章を考える時にもスムーズにいきます。
この方法は今回の自己PRに限らず、コミュニケーションなどでもさまざまな場面で使える方法です。
面接官に具体的でわかりやすい話ができるように、じっくりと5W1Hを考えてみましょう。
どうしても思いつかない時は同期や先輩・後輩に聞いてみる
自分の中でスポーツを頑張ってきたら自己PRで使いたいと思っても、実際頑張ってきたことや力を入れて取り組んだことを考えても、上手に浮かばないかもしれません。
一人で考えていて煮詰まってしまった時には、同期や先輩、後輩などに相談してみましょう。
どんな場面でどんな強みを発揮していたのか、どの場面に力を入れて活動しどんな振る舞いをしていたのかを聞くと、新しい発見がある可能性もあります。
だいたいわかってきたところで、5W1Hを利用しさらに深堀をしてみましょう。
【スポーツ経験を用いた自己PR】自己PRの構成
スポーツ経験を用いて自分をアピールする際には、効果的に伝えられる構成というのもがあります。
構成に従って文章を考え伝えていけば、内容が伝わりやすくどんな人間性を持った人物かも伝えられます。
順番を覚えて、それに従って自分を上手にアピールしてみましょう。
まず①強み(強みは~です)を最初に持ってきてアピールをし、②発揮したエピソード(~の経験で発揮されました)を伝えます。
ここまでで何の話が今から始まるのかがわかり、効果的です。
③課題(~を行うにあたって~という課題がありました)はどんなものか具体的に伝え、情景が浮かぶように④解決策(解決のため~を行いました)をわかりやすく伝えていきます。
最後に⑤結果(結果~を達成しました)を言い、⑥会社にどう貢献できるか(~に活かしていきたいです)を話しましょう。
急に具体的な話からされても何の自己PRかわからないので、結論から伝えるのも重要です。
【スポーツ経験を用いた自己PR】例文の紹介
ここまではスポーツ経験を利用した自己PR文の作り方のコツやポイント、文章の構成について説明してきました。
しかし実際に自分で文章を考えるとなったらどんな風になるのか、イメージが湧かないという方も多いのではないでしょうか。
ここからは具体的な例文を3つ紹介していきますので、文章を考える時の参考にしてみてください。
例文①
毎日の辛い練習や体づくりを行い、ラグビーの選手として活躍した経験で発揮されました。
まず部員数も多く選手になるまでにも困難で、並大抵の練習では他のライバル選手に差をつけられないという課題と、自分自身の体つきはどちらかというと小柄で大きい選手には負けてしまうという課題がありました。
解決のために、まず皆での練習を行ったあとジムに通ったり家の中でもトレーニングできる器具を購入したりして毎日2時間近く体づくりを実施し、さらに小柄でもできる限り筋肉をつけて大きい選手にも負けない体になるようにプロテインなどのタンパク質を多く摂取しました。
結果大きい選手にもタックルをしてもよろけることもなくなり、選手にも選んでもらい試合に出られるようになりました。
そして強靭な体力もつき、自分に負けない心を持つことで精神的なタフさも手に入れることができました。
この根性を活かして、どんなに難しい場面に直面しても粘り強く頑張ります。
この文章では、しっかりと自分とはどのような人間かを出しています。
ラグビーの試合に出て勝った負けたという部分ではなく、選手になれるまでにどのくらい頑張ったのか人間性をアピールしています。
例文②
試合で勝つにはバドミントンの技術だけでなく分析力や戦力がないと勝てないのですが、試合の中で発揮されました。
ダブルスを組んでいて私ももう一人の相手も技術に関しては問題なかったのですが、それを上手に活かせず練習試合をしても負けることも少なくなかったのです。
時にはお互いのせいにし合ってしまい、協調性に欠けてしまう面も課題でした。
解決のためお互いにまず思っている部分は腹を割って話し、欠点は補い声を掛け合うことに決めました。
そして技術をどんなに磨いても戦略がないとダメだとわかったため、具体的に相手がどのような打ち方できたらどう返すのか、細かく戦略を考え分析を行ったのです。
結果これまで練習試合で当たるといつも負けていたペアに初勝利することができ、ミスをしてもお互いのせいにするのではなく励まし合いよりいっそうペアとしてお互いの絆も深いものにできました。
身に付けた協調性と分析力を活かし、頑張ります。
会社でも必要とされる協調性や分析力をピックアップしました。
人間性がわかるように、具体的な課題や目標を達成するためにどんな風に頑張ったのかをPRしています。
例文③
なかなかキャプテンになれませんでしたが、努力の結果キャプテンに選ばれました。
キャプテンになるには技術が上手なだけでなく皆をまとめる力や信頼される力も必要でしたが、どちらも中途半端だったことが課題となっていました。
解決のため技術に関しては体力づくりを本格的に行い早朝や夜間練習にも励んだのです。
そして今まで以上に他の仲間の様子を見て、落ち込んでいる人がいたら声を掛けたり、試合中も「もっと声を出し合って盛り上げていこう」と提案をしお互いの名前を呼び合ったりしながら動くようにし全体的な雰囲気を盛り上げる努力をしました。
結果体力がつき試合でもシュートをこれまで以上に決められるようになり、さらに皆からの信頼を集め全体を引っ張っていく力もあると認められ念願のキャプテンになれました。
この負けん気を活かし、会社で決めている目標を達成していきます。
キャプテンになりたいという強い思いを持ち打ち込んだエピソードをアピールしています。
レギュラーになること以上にキャプテンに選ばれるというのは難しいことですが、負けん気で努力をしたことが伝わるようにしています。
【スポーツ経験を用いた自己PR】就活エージェントに相談する
スポーツに熱心に取り組んでいて、エピソードが十分でも、自己prの作成が難しいと感じる人は少なくありません。
そのようなときは就活エージェントを利用してみましょう。
就活エージェントに相談することで、自己prの作成から企業探しまで徹底的にサポートをしてくれます。
その他にも就活エージェントに相談することで、模擬面接を行ってもらえるだけではなく、就活が成功するコツを教えてくれます。
自己prに困っている人だけではなく、様々なことを支援してくれる就活エージェントを有効活用していきましょう!
まとめ
スポーツを通しての自己PRとなると、いつの間にかチームとしての実績や活動内容の紹介になってしまう場合があります。
せっかく自分をアピールする場で、別の話をしてしまうのはもったいないですし人間性が伝わらずライバルに負けてしまいます。
スポーツを通して自分がどのような目標を持ち、どう取り組んでどのような力を培ったのかを伝えるようにしましょう。
人間性を見て自社に欲しい人材だと思ってもらえれば、内定にも近づきます。