【例文付き】サークル活動を活かした自己PRの書き方を解説!

【例文付き】サークル活動を活かした自己PRの書き方を解説!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・サークル活動を活かした自己PR
・サークル活動を用いる際のポイント
・サークル活動を用いる際の注意点
・サークル活動を用いた例文

この記事をおすすめしたい人

・サークル活動に力を入れた人
・サークル活動を用いた自己PRを書きたい人
・サークル活動を用いた例文を知りたい人

学生時代のサークル活動をもとに自己PRしようと考える人も多いのではないでしょうか。

サークル活動に没頭すると、何かしらプラスになるものが得られます。

そこから強みを見つけて、自己PRに使うのは良い手です。

ここではサークル経験の自己PRの、より効果的な書き方について紹介します。

またアピールすべき強みの見つけ方も見ていきましょう。 サークル活動を頑張った人は、その経験を上手に活用してください。

【サークル経験を用いた自己PR】サークルとアルバイトどちらのエピソードを使えばいい?

学生時代にはアルバイトとサークル活動の双方に力を入れる学生が目立ちます。

自己PR作成時に、どちらの経験を書けば良いか悩むかもしれません。

採用側からすれば、特にどちらが良いということはないでしょう。

本人がより深く関わったほうを選ぶことで、強みを書きやすいといえます。

強い印象が残っているほうをチョイスするのがおすすめです。

またそれぞれ企業によって、必要とする強みや人材が異なります。

しっかり企業研究をして、自分が受ける会社がどういった能力を求めているのかを把握しそれをアピールしやすいほうを選択する手もあるでしょう。

たとえば将棋サークルと塾講師の経験があるとします。

受けるのがコミュニケーション力に重きを置く仕事であれば、黙々と闘う将棋サークルより塾講師経験を活用するほうが適しています。

アルバイト経験からの自己PRについて詳しく知りたい方は「自己PR アルバイト」をご参照ください。

【サークル経験を用いた自己PR】サークル経験は自己PRで使える

人との関わりの中で成長していけるサークル活動は、伝え方を工夫すれば大きなアピールポイントになります。

効果的な自己PRにするためには、企業がどのような部分を評価しているのかを知っておくことが大切です。

ここからは、サークル活動を自己PRに使うときのポイントを紹介します。

サークルから学べることは多い

企業に就職した後は、職場内の人間関係をうまく保つことが必要不可欠になるため、コミュニケーション能力を重視する企業は多いです。

そのため、組織での活動を通して得た経験は、企業にとって印象が良い傾向にあります。

また、コネクションの作り方や複数人での目標達成のプロセスなど、人間関係を通じて学べることは多いため、自己PRの作成も容易です。

志望企業が求める人物像に焦点を当て、サークル活動で身につけた能力を効果的にアピールできるように準備しておきましょう。

成長したことをアピール

ただサークル活動で経験したことのみを話すだけでは、自己PRとしては弱いです。

サークル活動の経験を通じて、自分がどう成長したのかを端的にアピールしましょう。

このとき、サークル活動前と後で、どのくらい成長できたのかを強調することがポイントです。

入社後の成長イメージを企業に抱かせる効果もあるため、変に謙遜せずにアピールすることが望ましいでしょう。

特にベンチャー企業は、応募者が成長するポテンシャルがあるかどうかを詳しく見ています。

ベンチャー志望はチームならではの学びをアピールしよう

ベンチャー企業は特に売上を求める傾向が強く、組織内のチームワークが欠かせません。

自分がリーダーの立場なら周りを巻き込んでの活動を、リーダー以外の立場なら協調性を発揮できたときのエピソードを積極的にアピールしていくと良いでしょう。

チームワークに関する経験において、自分の振る舞いでどんな効果があったのか、またどのような縁ができたかなどを端的に述べることができれば、面接官に好印象を与えることができるでしょう。

【サークル経験を用いた自己PR】サークル経験を自己PRに用いる時のポイント

サークル経験はただ頑張ったとアピールしてもあまり意味がありません。

高い評価につながるには、いくつかのコツや留意点があります。

強みにおいては、いざ入社してからの再現性を伝えることを忘れてはなりません。

また一生懸命サークル活動について語るのではなく、強みのアピールに重点を置くように意識しましょう。

仕事においての再現性を意識する

集中力や行動力、コミュニケーション力などさまざまな強みがありますが、大勢の就活生がいる中でアピールする強みがかぶる可能性は大いにあります。

それも想定内のうえで、ライバルと差をつけることが面接クリアにつながります。

そのためにはサークル経験で得た強みをただ伝えるだけでなく、再現性を意識することが大事です。

つまり、入社後にどのように活かすかを明確にして伝えるのです。

せっかく強みを持っていても、仕事で発揮されなければ意味がありません。

また活かし方を述べるには企業研究が不可欠であり、それをきちんと言える学生は入社意欲が高いと認めてもらえます。

その会社での目標や目指したいものを見つけることも大切です。

自分の強みを伝える

自己PR作成において、「サークル活動<強み」という図を常に心がける必要があります。

サークル活動はあくまでも、強みを裏付けるためのエピソードに過ぎません。

ここを逆転させてしまうと、サークル活動の説明文になってしまうので要注意です。

とはいえ、サークル活動自体にはとても思い入れがあるもののそこから強みを探すとなると難しく感じる人も見られます。

あれもこれも頑張ったという人はなおさら、何を強みにすれば良いのかわからないかもしれません。

「頑張る力」といった抽象的なものも、自己PRの強みに使うのはインパクトが薄いです。

意外と難しい「サークル活動での強みの探し方」について、次に解説していきます。

成長できた背景を分析する

サークル活動を通じて「成長した」とただ伝えるのみでは、当人の主観のみでの主張となってしまい、企業側がその人の本質を見極めることが難しくなります。

自身の成長度を企業にわかってもらえるように、どうして成長することができたのか、裏付けとなる背景を述べることが必要になります。

自分が成長できたと感じたときの状況がどのようだったかを思い浮かべ、具体的なエピソードとして書き起こしたものを企業に伝えることで、説得力を高めましょう。

経験から学んだことを述べる

最後に、その経験を通じてどんな学びがあり、どんな能力が身についたのかを説明しましょう。

結果的に今の自分にどんなプラスになったのかを述べることで、自己PRがうまく締まります。

また、自分で考え行動し吸収していける人材であることのアピールにもなるでしょう。

さらに、自身の強みを理解し、しっかり自己分析ができているという印象を与えることもできます。

ここまで話してきたことの総括になることを意識し、よりわかりやすく相手に伝える工夫を行いましょう。

【サークル経験を用いた自己PR】サークル経験から自分の強みを見つけるには

サークル活動経験から強みを探すにはどうすれば良いのでしょうか。

いくつかの方法を紹介します。

活動経験を思い起こして、特に頑張ったことを具体的に箇条書きにしていく作業がまず挙げられますが、それだけではありません。

一緒に活動した仲間や先輩、コーチなどにどういう点が自分の長所なのかを聞いてみる手もあります。

以下に詳しく、見ていきましょう。

特に力を入れて取り組んだ活動を書き出す

一言にサークル活動と言えども、実に多種多様なものがあります。

文科系から運動部系、自分たちで創った個性的なサークルもあるでしょう。

おおよそののアクティビティを箇条書きにして、その中で特に思い出深いものをピックアップしていきます。

「新人歓迎会」「団体練習」「リーグ戦」「合宿」「運営企画」などさまざまなシーンがあったはずです。

その中で力を入れたことや涙を流したことなど、印象が強い事項を書き起こします。

この作業により、自分の癖や繰り返している行動、よく使うキーワードなどが見えてくるはずです。

たとえば「悔しくて一人で休日も個人練習に励んだ」とか「仲間と悔し泣きをして、これではいけないと反省会をした」といった思い出が多い人は、「悔しがり」で「負けず嫌い」という面があることがわかります。

負けたくなくて頑張る根性があること、常に上を目指す向上心などが強みと言えるでしょう。

このようにして、自身の強みを見つけていきます。

どうしても思いつかない時は友人や先輩に聞いてみる

サークル活動が頑張ったけれども特に強みが見つからないならば、サークルメンバーに聞いてみるのが賢明です。

一緒に活動した仲間や先輩であれば、自分のこともよくわかってくれているはずです。

第三者として客観的に見てくれて、自分では思いもよらなかった意見を述べてくれる可能性もあります。

そんな強みがあったのだと発見できるかもしれません。

またお世話になったコーチや指導者に聞いてみる手もあります。

指導者という視点から教えてくれる強みは、これもまた貴重な意見と言えそうです。

特にどんな場面で自分の強みが発揮されていたのかも聞いてみると良いでしょう。

これは入社後、どういった場面で活かせるかを考える時の参考になります。

【サークル経験を用いた自己PR】サークル経験を活かす際の注意点

サークル活動をアピールするときにやりがちな失敗例として、「サークルのことを話しすぎて自身のことをうまく伝えられない」といったことが挙げられます。

企業に響かない自己PRになってしまわないよう、事前に気をつけるべきポイントを押さえておきましょう。

サークルの実績にとらわれない

所属していたサークルで目立った実績をあげていないからといって、「アピールポイントにならない」と悩む必要はありません。

たとえ大きな実績をあげていたとしても、その部分だけを取り上げて話すことは避けるべきでしょう。

人事の方は実績そのものを知りたいのではなく、あなた自身がどう考え行動し、どのように成長した人なのかを知りたくて面接をしています。

結果がどうであれ、自分自身のことがよく伝わるようなエピソードを交えて話すようにしましょう。

肩書きにとらわれない

サークル活動を用いた自己PRだと、副部長や部長などの肩書きがなければ弱いのではと考える人もいるようです。

しかしながら役職に就いていれば高評価につながるかと言うと、そんなことはありません。

大切なのは肩書きではなく、そこでどのような振る舞いをして何を学んだかです。

ですので肩書きにとらわれることなく、堂々と自分らしさをアピールしましょう。

そして部長やマネージャーなどに就いていたのであれば、その立場ゆえの苦労や難しさを課題として話すようにします。

その課題を解決するためにどのように行動したのかが、面接官が聞きたい部分です。

その時に強みが発揮されたはずです。

役職を武器にしたような自己PRは、決して評価は高くならないことを頭に入れておきましょう。

サークルの紹介にならないようにする

中には丁寧に、ひたすらサークル活動の内容について説明したような自己PRも見受けられます。

説明力はあるとしても、それでは強みは伝わりません。

ただのサークル紹介になってしまわないように気を付けたいものです。

自己PR作成に苦手意識がある人は、どうしてもサークル説明記事のようになってしまいがちです。

そうならないためには、文章を掘り下げていくことが必要と言えます。

「なぜそうなったのか」「なぜそう思うのか」というように、常に「なぜ?」と自分に問いかけることで深堀りしていくことができます。

そして何より、「強みをアピールする」という本来の目的から反れないようにしなければなりません。

面接官が知りたいのは、サークル経験ではなくてそこから得た強みです。

【サークル経験を用いた自己PR】効果的なアピールができる自己PRの構成

自己PR作成では、文章構成や組み立て方も重要です。

せっかく優秀な強みがあるのに、文章が未熟ではその人の良さが伝わりにくいです。

わかりづらい文章は面接官にストレスを与えてしまうので良くありません。

説得力のある自己PRにするためにも、簡潔かつロジカルな文章作成を心がけたいものです。

読み手に伝わりやすく文章をまとめるには、以下の要領を参考にすると良いでしょう。

①強み
→強みは○○です
②裏付けとなるエピソード
→○○の経験で発揮されました
③課題や問題点
→○○という課題がありました
④解決策と行動
→解決のため○○を行いました
⑤結果
→結果○○を達成しました
⑥再現性・会社にどう貢献できるか
→○○に活かしていきたいです

だらだらと前置きを書くのは不要です。

はじめにはっきりと強みを断言することで、インパクトがあり言いたいことが伝わりやすくなります。

裏付けとなるエピソードはできるだけ具体的に、数字などを用いて書くのがおすすめです。

結果が万が一失敗に終わったとしても、そこからの学びを書けば問題ありません。

結果が良いか悪いかは、自己PRの評価に関係しません。

大切なのは、そこからの学びです。

文章のまとめとして、入社後にどのように強みを活かしたいのかを書くようにしましょう。

【サークル経験を用いた自己PR】例文を紹介

上記の留意点やポイントをふまえたうえで、好印象を得る例文を紹介します。

いろいろなサークルがある中で、今回は野球サークルと軽音楽サークル、そして学園祭実行委員の3つを例に挙げて 見ていきます。

その経験の中で「継続力」や「課題解決力」、「周囲を巻き込む力」の強みについてアピールしている例文です。

自身のサークル活動経験や強みと重ねて、参考にしてください。

例文①

*野球サークル×継続力

「私の強みは、野球サークルで培ったサークル力です。

学生時代は野球サークルに所属しておりましたが、元々腰痛持ちという弱点がありました。

しかしながら腹筋背筋を鍛えることで腰痛を防げると知って、ほかのメンバーに後れを取らず迷惑をかけないためにも毎日トレーニングに腹筋背筋強化メニューを取り入れました。
足上げ腹筋と負荷を加えた腹筋を各50回、さらに背筋も50回を毎日欠かさず継続したのです。
風邪の時も続けました。

その結果腰痛になることなく、体力もついて野球サークルでもレギュラーメンバーとして活躍することができました。

御社での企画業務では、売上がより向上する効果が見いだせる企画を作り上げるために諦めずに地道な作業や研究を続けることが大事だと考えております。
何かしら壁があったとしても逃げずに、コツコツと努力を重ねて会社発展につながるより良い企画を成し遂げたいと思っています。」

この例文では、腰痛を持ちながらもそれを克服するための筋トレを継続して成果を出した事例をもとに、継続力をしっかりとアピールしています。

さらにこの体験は体力と精神力も感じられるので、面接では大いに評価されるでしょう。

きちんと強みから言い切る形でわかりやすい例文です。

例文②

*軽音楽サークル×課題解決力

「私の強みは、課題を見つけて解決できる力です。

学生時代は軽音楽サークルに所属し、キーボードを担当しておりました。
5人編成のバンドでしたが、ほか4名は男性で、キーボード演奏にも力強さが求められます。

選曲も激しい曲調のものが多くて、どのようにすればそれに合う演奏ができるのか女性奏者の私にとっては大きな課題でした。
そこで音色や弾き方、アレンジなどを研究して練習を重ねたのです。

また同じような激しい曲調の音楽をもっと聞き込む必要があるとも考えました。
自分自身もそうしたジャンルに溶け込むために、体力づくりのトレーニングをするなど、何とか女性奏者でもパワフルな演奏ができるように考え努力を重ねたのです。

ある日メンバーから、弾き方が変わったと褒めてもらいました。
そして学祭のバンドランキングでは1位を取ることができました。

一時は女性奏者ということで自信を失い、辞めようかと考えたこともありましたが、自分なりの解決策と実践のおかげで良い結果が残せて良かったです。

御社での営業職も、お客様の抱える課題を解決するための策を考え提案することが必要だと思います。
軽音サークルで得た課題解決力を活かし、お客様の立場になれる女性営業マンを目指したいです。」

女性奏者が抱える課題を、見事自分なりの策と努力でクリアしたサークル活動の自己PRです。

うまく課題解決力をアピールできています。

受ける職種が営業職なので、なおさらこの強みが活きてくると言えるでしょう。

例文③

*学園祭実行委員×周囲を巻き込む力

「私の強みは、他人に働きかけて巻き込む力です。

学生時代、学祭実行委員長として学祭の企画から進行までを任されておりました。
とはいえとにかく勉学に打ち込む真面目な生徒が多い学校であり、なかなかエンタメ系に興味を持ってもらいにくい校風です。

何とか盛り上げようと、面白い企画を考えて正門でチラシも配りました。
誰でも参加できるカラオケ選手権大会を企てて参加者を募るなど、皆で楽しみ皆で創る学祭をコンセプトに呼びかけたのです。

カラオケ好きは意外と多くて、この企画に乗ってくれる人が面白いように増えて行きました。
そしてその結果、素晴らしい盛り上がりを見せて学祭が成功したのです。

周囲を巻き込む力があると、私は自負しております。
御社でも企画総務を希望しておりますが、学祭実行委員長として皆に働きかけて実行できた強みは必ず活かせると思います。
社員が楽しく居心地の良い職場だと感じることができる空間づくりと企画を考えていきたいです。」

学祭実行委員長という肩書きを自慢するのではなく、そこで待ち構えていた難点を見事クリアしてみんなを巻き込んで学祭を成功させた良い例文です。

強みの見い出し方もうまいですし、入社後の企画総務という職種でも活躍がイメージできて好印象につながります。

まとめ

せっかくサークル活動を頑張ってきたのであれば、ぜひとも就活にも活かしたいものです。

このように、自己PR作成において大いに役立つことがわかったのではないでしょうか。

サークル活動について思い起こして強みを探す作業は、もちろん時間がかかります。

しかしながらこうして見つけ出した強みは、就活の成功のために不可欠です。

必ずや活きてくる作業なので、面倒臭がらずに頑張りましょう。

そして説得力のある自己PRを完成させて、内定への道をどんどん突き進みたいものです。

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