監修者
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
この記事を読んでわかること
・長期インターンの経験はガクチカで使えるのか?
・ガクチカを作る際の重要ポイントとは?
・長期インターンのガクチカに関する実際の例文
この記事をおすすめしたい人
・長期インターンを経験したことがある人
・長期インターン経験の活かし方がわからない人
・ガクチカ1つで内定率を上げたい人
そろそろガクチカを作り始めようと思っているけれど、エピソードの内容に悩んではいませんか。
サークルは一応入っているけど、ほぼ幽霊部員で、ガクチカといえるほど力を入れて取り組んでこなかったという人もいるかと思います。
もし、大学生活で長期インターンに多くの時間を費やしてきてきたのなら、ガクチカのエピソードとして使えます。
今回は、長期インターンの内容をガクチカで使用するメリットや、ガクチカの構成の作り方などについて解説をしていきましょう。
目次[目次を全て表示する]
【長期インターンのガクチカ】企業がガクチカを聞く理由
さて、ではなぜ企業はガクチカを聞くのでしょうか。
それは、求職者と企業のマッチ度を知ること、自社に貢献できるような能力があるのかどうかということをガクチカから見出そうとしているのです。
企業が知りたいことを把握しておくことで、ただ長期インターンを経験しただけになることを防げます。
長期インターンの経験をガクチカに取り入れることで、ほかの求職者との差別化を図り、企業が望む内容や構成で作ることでほかの人より一歩先に進んだアプローチが期待できるでしょう。
自社に貢献できるかを知るため
モチベーションの源泉を見るため
成功や目標達成に至るためのプロセスを理解するため
論理的に説明できるか知るため
企業とのマッチ度を知るため
企業はあなたの人柄が会社の雰囲気に合っているのか、組織にうまく馴染めるかどうかを見ています。
入社してから困ったことや不安なことがあった時、うまく組織に馴染めていれば周りで支えることもできるでしょう。
しかし、コミュニケーション能力が低く問題を1人で抱えたままになると大きな損失につながることや離職の原因にもつながるからです。
チームの一員として足並みを揃えることや社会人として最低限のモラルやマナーがあることは企業全体の安定性にもつながります。
後に訓練などで向上させられるスキルや技能とは違い、人柄というものは入社した後も基本的に変わることはありません。
そこで、企業によっては最初にあなたの人柄などがマッチするかを見ることを重要視するところも多いのです。
志望動機を書く時は企業が求める人物像とあなたの人柄を照らし合わせると効果的にアピールできるでしょう。
自社に貢献できるかを知るため
企業にとって重要なことは、あなたが入社してから自分のスキルや適性を活かしどのように貢献できるのかということです。
適性があり、やる気があったとしても企業に入ってから活かすことができなければ意味がありません。
あなたが課題にぶつかった時どのように解決していくことができたかというガクチカは、企業に入ってから課題にぶつかった時どのように対処をしようとするかを見ることができます。
利益を出すためにはどんな企業も日々発展していかなくてはなりません。
目まぐるしく移り変わる現代では、現状維持ということは衰退を意味します。
課題にぶつかることは誰にでもありますがそこで立ち止まったままになるのか、すぐに次の道を見つけられるのかがカギになるのです。
そこでガクチカを作る時には自分に課題解決能力があるということをアピールしないといけないのです。
モチベーションの源泉を見るため
ガクチカを通してモチベーションの源泉を知ろうとします。
モチベーションの源泉があるかないかでは、仕事に対する向き合い方が変わってくるためです。
仕事はほぼ毎日するものであるため、モチベーション源泉がないと高いモチベーションで仕事を続けることができません。
それに加えて、モチベーションの源泉がないと仕事に対して主体的に取り組めないことがあります。
高いモチベーションがない、主体的に取り組めていない状況では仕事の効率が悪くなります。
成功や目標達成に至るためのプロセスを理解するため
企業が学生時代に力を入れたことについて学生に聞く理由として、成功や目標達成に至るためのプロセスを理解するためということが挙げられます。
成功や目標達成をするためにはどのようなプロセスで行ったのかを理解することで、その人の価値観や困難にぶつかった際の対処法などを知りたいと考えているのです。
目標を達成するためにどのような工夫を凝らすのか、どれだけ努力ができるのかがわかれば会社にどのくらい貢献してくれる人物なのかもある程度予測することができます。
また、目標達成するために努力自体ができるかどうかについても面接官が知りたいと考えています。
努力ができなければ成長は見込めませんし、信頼も置けないので、努力ができる人材を企業は求めているのです。
論理的に説明できるか知るため
仕事において論理的に説明できるかどうかというのは非常に重要なことであり、論理的に説明できるかどうか知りたいと考えています。
話し方などについても面接官は見ているので、注意する必要があるでしょう。
相手に分かりやすく論理的に話すことが働く上で非常に重要であることを忘れてはいけません。
どのような仕事においても基本的にコミュニケーションというものが重要であり、コミュニケーション力が全く必要ない仕事というものは存在しないと言っても良いでしょう。
コミュニケーション能力を重視している企業は多いため、話す内容は十分に考えておく必要があります。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンのガクチカは評価される?
結論として、学生時代に力を入れたこととして長期インターンをアピールすることは、就活において非常に強力なアピールとなります。
そこで、どのような理由で企業から評価されやすいのかについてしっかりと理解しておきましょう。
理解を深めておくことで、自分の長期インターンの経験をどのようにアピールすればさらに良い印象を与えられるのかについて明確にできます。
他の就活生と差別化できる
長期インターンの経験をアピールすることで、他の就活生との差別化が可能です。
長期インターンに参加する学生は、実は全体の3%から4%と非常に少数派なのです。
長期インターン経験をガクチカとして話すことで、企業側に対して意識の高さを強くアピールできるようになります。
長期インターンに参加することは、「学業と並行して実務経験を積む」という高い意識と努力がなければ成し遂げられないことです。
これは就活や自分の今後のキャリアに対する意欲の高さを表しており、仕事に対する真摯な姿勢や意欲の高さを推し量る材料となるのです。
また、長期インターンを経験した人物は、経験はモチベーションの高さだけでなく、スキルや知識、職場での人間関係の構築方法やチームワークの重要性を理解している可能性も高いため、企業にとって非常に魅力的であるといえます。
即戦力として期待される
即戦力として期待される可能性が高いのも、長期インターンに参加する大きなメリットの1つです。
実務経験を持つ就活生は非常に希少です。
つまり、長期インターンを通じて身につけたスキルや知識を入社後すぐに活用できる可能性が高い人物は、企業から引っ張りだこであるといえます。
企業は新入社員を育成するために多大な時間とコストをかける必要があります。
しかし、長期インターンの経験がある学生はすでに実務をある程度経験しているため、簡単な研修だけで済ませられることも多いです。
特に、同じ業界の企業もしくは自社でインターンをしていた人物の場合は非常に優遇されます。
業務内容自体についての理解が深く、ビジネスマナーや業務プロセスについても理解している可能性が高いため、企業にとって非常に魅力的だからです。
新しい環境にも迅速に適応でき、即戦力としての活躍も期待できる人物であると判断されるしょう。
【長期インターンのガクチカ】ガクチカのエピソードで長期インターンを用いるメリット
サークル活動やアルバイト経験、部活などのガクチカを作る就活生が多いなかで、長期インターンの経験をガクチカで用いると、どのようなメリットがあるのか気になりませんか。
大学生活で長期インターンを経験してきた人だからこそ、ガクチカでもしっかりした内容を作りやすくなるのです。
インターンのことをガクチカで使うメリットを大きく4つに分けて紹介します。
どのような面でメリットがあるのか1つずつ確認してみてください。
主体性が伝わりやすい
長期インターンは、アルバイトと違って一般的な働き方ではありません。
主体的に動いた結果、長期インターンを始めた場合がほとんどだと考えられます。
インターンシップの内容も、参加する学生に主体性を求めることが多いです。
学生時代に長期インターンをやっていた経験があることは、主体性がある学生だと伝わりやすいメリットがあるのです。
新入社員に主体性の高さを求めている企業も多くあります。
インターンシップでどういった活動をしたかしっかり伝えられれば、働く意欲や主体性があり、入社後の活躍も期待できる就活生だと評価されるでしょう。
したがって、採用につながる可能性も高くなります。
ガクチカの内容は主体性が伝わるように工夫するとよいでしょう。
実務経験をアピールすることができる
ガクチカで長期インターンを用いるメリットといえば、実務経験があることを伝えられることも1つの大きなポイントです。
基本的に新卒採用で実部経験を求めることはありませんが、もちろんないよりはあった方が採用の基準にしやすくなります。
だからこそ、長期インターンの経験がある人の場合は、実際に業務に対する経験と理解度があるところを、積極的に伝えるようにしましょう。
そうすれば、それだけでも他のライバルと圧倒的な差をつけることができるかもしれません。
就職先でも活かせることが多い
長期インターンでの経験は、志望する企業での仕事と関連性がある場合において、必ず活かせる内容になります。
だからこそ、どんな企業から見ても圧倒的に採用しやすい人材になるといえるでしょう。
もしインターンの中で何かしら結果を残している場合は、その実績をポートフォリオとして実際に提示してみるのもありです。
そうすれば、即戦力として見てもらいやすくなります。
また、自分自身もその企業で働くイメージがしやすいはずですので、他のライバルよりも活躍できるところを全面的にアピールすることができるでしょう。
入社後の姿をイメージさせやすい(特にベンチャー)
長期インターンの経験がある就活生は、実際のビジネス現場で経験があるということで、入社後もどのように活躍してくれるか企業側にイメージさせやすいメリットがあります。
普通の大手企業でおこなわれるような短期インターンと違い、長期インターンは実際の仕事内容に近い環境で業務をすることになります。
そのため、長期インターンに参加した学生にしかできない貴重な経験を積むことができるのです。
インターンシップで積んだ実務経験や、習得したビジネスマナーはアルバイトでは得られないような内容です。
ガクチカでは自分が経験したことや、仕事に対するモチベーションの高さなどをしっかりアピールするとよいでしょう。
長期インターンはベンチャーで実施されることが多いので、特にベンチャー志望の場合は長期インターンを経験しておくと就活でアピールしやすくなります。
業種の理解を深めることもできるので、長期インターンに興味がある人は経験しておくとよいでしょう。
自分のスキルをアピールすることができる
学生時代に力を入れたこととして、長期インターンに参加した経験を話すことのメリットとして自分のスキルをアピールすることができるということが挙げられます。
長期インターンで培った自分のスキルをアピールすることができれば、仕事に必要なスキルを入社前から持っているということもアピールできます。
当然ながら企業は転職で入ってくる人材と異なり、新卒の人材はしっかりと教育しなければならないと考えています。
しかし、ある程度仕事に必要なスキルや知識を持っており、すぐに働くことができる実践経験がある人材であるというのは印象にも残りやすいのです。
人材教育には想像以上に予算がかかるものなので、その教育の期間を最短にし、すぐに活躍してくれる人材であると分かれば、企業は一気に採用したいと考えるようになるでしょう。
エピソードだけで差別化をはかれる
就職白書2020によると、長期インターンの参加率は就活生の約3%に留まっています。
長期インターンを実施している企業が限られているということもありますが、倍率も高くなっています。
そのため、長期インターンを経験している就活生は少数です。
ガクチカのエピソードというものは、アルバイトやサークル、ゼミといった内容が多いでしょう。
そこでインターンシップのエピソードを用いる就活生というのは珍しく、面接官の印象に残りやすいです。
したがって、ほかの就活生との差別化をはかれる可能性は上がります。
長期インターンの経験があるというだけで評価の対象になるわけではないので注意は必要ですが、エピソードの内容をしっかり作れば、差別化をはかれるガクチカになるでしょう。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンのガクチカを作る際のポイント
実際に長期インターンのガクチカを作っていきます。
どのような文章がよいか悩んでしまう人もいるかと思いますが、ガクチカはコツを押さえて効率よく作ると難しくはありません。
それでは、ガクチカを作るときは押さえておきたいポイントについて解説します。
インターンシップに参加したというだけでは評価につながることはありません。
しっかり自分の経験をアピールできる内容に仕上げられるよう意識しながら、文章を作っていきましょう。
「過程」をアピールする
長期インターンをガクチカとしてアピールする際は、「長期インターンに参加した」という事実だけでなく、そこでの「過程」を具体的に伝えることが重要です。
単に「インターン経験がある」ことを述べるだけでは、面接官にとってはよくあるエピソードの一つにしか映りません。
むしろ、長期インターンを通じて自分が「何を学び」「どんな壁にぶつかり」「どのようにその壁を乗り越えたか」といった成長のプロセスを詳しく伝えることが、面接官に好印象を与えます。
たとえば、初めて取り組む業務に戸惑いながらも、試行錯誤の末に解決策を見出した経験や、上司やチームメンバーからのフィードバックを受けて改善を重ねたエピソードなどを具体的に挙げると、インターン経験が単なる履歴以上の意味を持ち、自己成長をアピールできます。
取り組んだ動機を明確にする
ガクチカを書くときは、まずは長期インターンに挑戦しようと思った動機を明確に伝えることがポイントです。
長期インターンを始めるときは、何かきっかけや理由があるはずなので、思い出してみましょう。
特に長期インターンは、大学生活において多くの時間を費やす活動です。
アルバイトや短期インターンとはまた違う主体的な動機をもって参加した学生が多いかと思います。
なぜ長期インターンに参加したかという明確な動機をガクチカで盛り込むことで、企業にモチベーションの源泉を伝えられるのです。
人から勧められたから、興味があったから、というように簡略化せず、具体的なエピソードを盛り込むとよい評価を得られるガクチカになるかと思います。
成果を定量的にあらわす
長期インターンで成果や実績が出たことをガクチカのエピソードにする場合は、定量的に伝えることがコツです。
成果を出すことができた、という言葉だけでなく、リアルな数字であらわした情報があることで、これほどの実績を出したということを具体的に伝えやすくなります。
したがって、ガクチカを読んでいる面接官の信頼も得られます。
たとえば、長期インターンをしている期間でよい売り上げや成果を出せたなら、「〇万円を売り上げた」や、「社員と同等の個数を販売できた」というように、自分の成果や実績を数字にあらわして説明しましょう。
定量的な内容を入れるだけで、ガクチカで取り上げたエピソードの質が高くなります。
大きな成果や実績が出ていなくても問題ないので、定量的に説明することがポイントです。
誰が読んでもわかるような表現を使う
ガクチカの内容は、誰が読んでもわかる表現をするように意識しましょう。
仕事ができることをアピールしようと思って専門用語を使っても、面接官がその専門用語を理解していない可能性もありえるのです。
せっかくよい内容のエピソードを作ったのに専門用語が含まれていたことで、面接官に内容を理解してもらえなければ、伝えたいことが伝わらず、意味はなくなってしまいます。
専門用語はなるべく使わないほうが無難といえます。
長期インターンのエピソード内にどうしても専門用語が入ってしまう場合は、その言葉についての説明をつけ加えるか、表現を変えるようにしましょう。
誰が読んでも理解できるような文章になっているか、最後に自分で確認することが大切です。
思考を言語化する
ガクチカを通して思考がどれくらい深いかを見ることがあります。
思考がどれくらい深いかは、長期インターンの経験では重要となります。
それはインターンの環境は、何か目標に向かって常に深く考え、主体的に取り組んで成長していく必要があるためです。
何も考えず、目の前の仕事こなしていくだけであるとせっかくのインターンの経験が無駄になってしまいます。
ガクチカとしてインターンは使える題材でありますが、経験を通しての自身の思考を言語化して伝えるとさらに良いガクチカになります。
【長期インターンのガクチカ】ガクチカの構成
ガクチカの書き方は、構成にそうことで効率よく書き進められます。
ガクチカの構成は以下の通りなので参考にしてみてください。
(1)結論→何に取り組んだのか
ガクチカの頭出しは、結論から入ることで、伝わりやすい文章になります。
(2)動機→なぜ取り組んだのか
結論のつぎに動機をもってきましょう。
なぜ長期インターンに挑戦しようと思って、取り組んできたのかという動機や理由、背景といった内容を伝えます。
(3)目標や課題→どんな目標を掲げたのか
どんな目標をもって、そのためにどのような課題を作って頑張ってきたのかということを伝えます。
(4)取り組み→どのように取り組んだのか。
どのような取り組みをおこなってきたのか、取り組みではどういった考えや意識で行動してきたかを伝えます。
(5)結果→取り組みの結果はどうだったのか
取り組みの結果、どうだったかという説明をします。
(6)学び
取り組みを通じて何を学んだのか、学びを社会でどのように活かすのかなどを伝えます。
概要
ガクチカの構成を考える際、まずは活動の「概要」を端的に述べることが重要です。
概要では、取り組んだ活動やプロジェクトを簡潔に説明し、その活動がどのようなものだったかを伝えます。
最初に結論を述べることで、読み手に全体のイメージがつかみやすくなり、その後の説明がスムーズに理解されやすくなります。
例えば、アルバイトでリーダーを務めた経験や、サークルのイベントを企画した経験、長期インターンシップでのプロジェクトなど、具体的な活動内容を含めて、端的に記載します。
動機
次に、その活動に取り組んだ「動機」を明確に説明します。
動機には、その活動を始めた背景や理由を含め、自分が何を目指していたのかを伝えることで、読み手に対する説得力が増します。
例えば、スキルを向上させたかった、リーダーシップを鍛えたかった、または人間関係を深めたかったなど、目的があることで、その活動に対する真剣さが伝わります。
また、動機を説明する際には、自分自身が抱いていた問題意識や、成し遂げたい目標についても触れることで、具体的なビジョンを示すことができます。
課題
その活動において、どのような「課題」に直面したのかを具体的に述べることも重要です。
課題は、目標を達成する上での障害や困難であり、これにどのように向き合ったかによって、自身の問題解決能力や思考力が伝わります。
たとえば、アルバイトでの顧客対応で思いがけないトラブルが発生した、サークル活動でのメンバー間の意見の対立があった、プロジェクトの進行が予定通りに進まなかったなど、具体的な課題が明確になることで、読み手にもリアルな挑戦の場面が浮かびやすくなります。
行動
課題を解決するために「行動」した内容を具体的に述べることは、主体性やリーダーシップをアピールするためのポイントです。
ここでは、課題を克服するためにどのような工夫や努力を重ねたか、具体的なアクションを示します。
例えば、コミュニケーション不足を感じていた場合は、積極的にミーティングを開催して意見交換を行った、作業の分担がうまくいかなかった際には、スケジュール管理を徹底しチーム全体の効率化を図ったなど、行動を通じて自分が果たした役割や努力を伝えることが大切です。
結果
その活動や取り組みの「結果」を述べることで、努力の成果や達成したことを明確に示します。
ここでは、活動によって得られた具体的な結果と、目標に対してどのように影響したかを述べます。
たとえば、チームの目標を達成できた、売上や集客が向上した、チームの雰囲気が改善されたなど、数値的な成果や定性的な成果の両面から説明すると効果的です。
また、結果を示すことで、活動全体がどのような意味を持っていたかも明確になります。
学び
活動の結果から得られた「学び」を述べることは、ガクチカにおいて最も重要なポイントの一つです。
ここでは、その活動や経験を通じてどのようなことを学び、今後の成長にどうつながるのかを明示します。
例えば、「問題解決力を高めた」「チームの調整力が身についた」など、自分自身のスキルや価値観の変化について言及します。
また、得られた学びが今後どのように活かせるかについても述べると、成長意欲や柔軟性が伝わり、面接官に好印象を与えることができます。
貢献
最後に、その経験を通して得られた「強み」や「スキル」を、入社後にどう活かせるかを述べましょう。
自分が学んだことや身につけたスキルが、企業の成長にどのように貢献できるかを具体的に説明すると、面接官にとってもあなたの価値が明確になります。
たとえば、プロジェクトで培った調整力が入社後の業務で役立つことや、課題解決の経験が新しい業務のチャレンジに応用できることなど、具体的な状況を交えて伝えると効果的です。
このように入社後の展望を持っていることで、面接官に「この人は自分の経験を活かして会社に貢献できる」という信頼を与えられます。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンのガクチカを作る際の注意点
長期インターンの経験は希少価値が高いといっても、ただ書けば良いだけではありません。
前述したように企業が知りたいことは、あなたの人柄が社風に合っているかどうかや仕事を始めてから課題解決力を活かし貢献できるかどうかなのです。
そこで、ガクチカを作る際には企業が求める人材を意識し、ただの自慢にならないように気を付けましょう。
せっかくの経験が無駄にならないように注意すべき点について詳しくご紹介していきます。
企業が求める人材を意識する
企業が求める人材というのはどういうものかを意識して書くことが大切です。
1人でどんどん作業を続けることができて欲しいのか、足並みを揃えて仕事をすることが大切なのか、自分の志望する企業が求める人材像は明確にイメージできるでしょうか。
ガクチカを書くうえで企業のことを知っておくことはとても重要です。
同じエピソードを書くとしても企業が求める人材は異なりますので、その企業に合ったアピールをしなければなりません。
そこで、企業に合ったガクチカを作るために入念な企業研究をしておきましょう。
企業研究を行っておくことであなたの大切な経験をどのようにアピールすれば良いのか方向性が決まるのです。
とても時間がかかる作業になるので早めの準備をしておきましょう。
もしうまくできないのであれば就活支援センターや就活エージェントを頼ることも大切です。
ただの自慢にならないようにする
もう一つ気を付けておくべきことは、自分のことをアピールしなければならないからといってただの自慢になっていないかということです。
自分はほかの人と違いこんなに貴重な経験ができた、スキルを手に入れることができたという風に、長期インターンで得られた結果を話すのではなくその過程であなたが何をできたかということに重点を置きましょう。
ただの自慢になってしまうと、長期インターンの経験も意味のないものに変わってしまいます。
ここでは、結果が必要なわけではないので、無理に背伸びをしたガクチカを書くのではなく、失敗経験であっても、改善するために自分なりに頑張ったことなど具体的なエピソードを書いてみると良いでしょう。
何度も書いてよくわからなくなってしまった場合は第三者に見せて確認してもらうことが有効です。
躓いたら早めに就活エージェントなどを利用することが大切になります。
話を盛らない・嘘をつかない
ガクチカを作成する際は、話を盛らないようにしましょう。
もしもガクチカの話を盛ったり、嘘をついて採用されてしまうと採用後も嘘をつき続けないといけないという状態になってしまうことがあるためです。
入社した後も仕事で苦労することがあります。
そんな時に大切なのが周りとの関係性です。
周りと支えあってこなしていけば難しい仕事にもトライすることができますが、嘘をついた状態であると一歩周りから身を引いたような状態になってしまいます。
そのため今後のキャリアのためにも話を盛ったり嘘はつかないようにしましょう。
【長期インターンのガクチカ】面接で好印象を得るために対策をしよう!
選考の面接において、「ガクチカ」は頻出質問であり、
ここで好印象を得られるかどうかが通過率を動かすキーポイントと言えます。
ESのガクチカをただ読むのではなく、面接用にガクチカを作りましょう!
またこのツールでは深掘り質問への対策もできるため、
面接力を大きく向上させることができます。
私が学生時代に力を入れたのは飲食店でのアルバイトです。
働く店舗は売上の伸び悩みを問題としていたという理由で自分にできる売上向上施策をするという目標を掲げ、取り組みました。
飲食店でのアルバイトに取り組む中で、中々売上が向上せず、プレシャーのみが積み重なってしまうという困難にぶつかりました。
それに対して、先輩や上司に積極的に相談をするという行動を取ることでアドバイスをもとに施策を考え、売上を1.5倍に伸ばすという結果につながりました。
この経験を通して周囲とコミュニケーションを取ることと積極的に動くことの大切さということを学び、貴社に入社後は経験で得たことを活かして活躍していきたいと考えています。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンをテーマにしたガクチカの例文
実際に長期インターンの経験を、どのようにガクチカとして落とし込めば良いのか、あまりイメージできない人もたくさんいるかもしれません。
そんな人のために、ここでは長期インターンをテーマにしたガクチカの例文を紹介します。
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私が学生時代にもっとも力を入れたことは、SNS運用の長期インターンシップです。
始めた理由は、SNS運用に興味があり、Webマーケティングを学ぶために長期的に経験を積みたいと考えたからです。
インターンを始めたばかりのころはフォロワーが増えず、目標数に届かなかったため、フォロワー数が増えるよう対策することを課題としました。
データ分析と改善点の修正を繰り返していくうちに、数字が伸びるバターンを見つけました。
結果、フォロワーを1万人以上に伸ばすことができたのです。
SNS運用の長期インターンでは、改善、実行の行動スピードが大切だということを学びました。
長期インターンで培ったSNS運用の経験をもとに、Webマーケティング分野で積極的に活躍していきたいと思っています。
ライターの長期インターンシップ
参加した目的は、文章を書くことが好きで仕事をしていく中で文章を作成する力や論理的思考を養いたいと考えたからです。
これまで良い文章は誰にでも読みやすい文章であると思っていましたが、企業としてのPVの目標があり、ただ読みやすいだけではビジネスとしてはやっていけないと痛感しました。
そこで、ターゲットやそのターゲットのインサイトを深ぼることを行い、初めて書いた記事のPVが2000であったのに対して今は平均して5000PVをとれるようになりました。
ライターとして記事を作成する長期インターンシップを通して、市場にニーズを的確にとらえて仕事をしていくことの大切さを学びました。
デザイナー職のインターンシップ
〇〇会社というところで多くのデザインを手掛けていました。
例えば、バナーの作成やLPのデザインなどWebデザインでは欠かせないスキルを習得すべく一通り経験してきました。
バナー作成は、多くの人に見てもらうということは簡単ではありません。作成する際は自分がユーザーの視点に立ち「どのような目的で誰にどう感じ、考えてもらうか」をテーマとして取り組んできました。
自分がユーザーの立場に立ち誰に向けてを深ぼった結果、バナーのクリック率が140%改善し,私の好きなデザインの力で会社に貢献することができました。
エンジニアのインターンシップ
インターンシップを選んだ理由は、理論的な知識を実際のプロジェクトに応用することで、より深い理解を得たいと考えたからです。
インターンシップの初めの頃は、実務の速度や複雑さに圧倒されることもありました。
しかし、日々の業務を通じてプログラミング、システム設計、チームでの業務といった多岐にわたるスキルを磨きました。
特に注力したのは、新しいプログラミング言語の習得と、実際のプロジェクトでの問題解決能力の向上です。
実際の開発環境で直面した課題は、教室で学んだこととは異なる側面を持っており、それを乗り越えることで大きく成長することができました。
このインターンシップでは実務経験を通じて実践的な技術力を身につけることができたほか、プロジェクト管理、チームワーク、問題解決能力といった重要なスキルを獲得しました。
この経験は、将来エンジニアとしてのキャリアを築く上で大きな財産となっており、貴社での業務においてもこれらのスキルを存分に活かしていきたいと考えています。
企画職のインターンシップ
このインターンシップに参加した理由は、理論的な知識を実際のビジネスシーンに応用し、企画立案のプロセスを経験することで、実践的なスキルを身につけたいと考えたからです。
インターンシップの初期段階では、新しいアイデアを生み出し、それを具体的な計画に落とし込むことに苦労しました。
しかし、日々の業務を通じて企画立案、プレゼンテーションなど多岐にわたるスキルを磨きました。革新的なアイデアの創出と、それを実現可能なプロジェクトプランに組み込むことには特に力を入れました。
実際の業務で直面した課題を解決する過程で、私は創造性と論理的思考を大いに発揮しました。
このインターンシップでは、実践的な企画力を身につけることができ、プロジェクト管理、チームワーク、コミュニケーションスキルといった企画職に不可欠なスキルを身につけました。
広告運用の長期インターンシップ
もともとIT業界に興味があったのですが、特に集客の要となる広告運用についてさまざまな知識を学びたいと思っていたため、すぐに飛び込んだのを覚えています。
最初にインターンで経験したことは、その企業で運営しているメディア記事の出稿や設定作業でした。
もちろん最初からうまくいくことはなく、何度も失敗を繰り返すことになってしまいましたが、その度に自分のミスをメモするようにしていたため、最終的にはほとんど失敗をすることなく、うまく出稿できるようになっていました。
そして、PDCAを重ねるうちに、それぞれのメディアや記事に合った広告を選べるようにもなったので、会社の人からはとても褒めてもらえたのがすごく嬉しかったです。
貴社で実際にお仕事をさせていただく際にも、自分が出した広告から多くの集客を実現させることができれば良いなと思っています。
クリエイティブ作成の長期インターンシップ
というのも、WEBメディアの運用にずっと興味があって、実際にどのようにして集客をしていたのかを肌で感じるために、参加することにしました。
特に私の場合は絵を描いたり、何かをデザインしたりするのが小さい頃から好きだったので、インターンを通じて主にアドビなどの作成ツールの使い方をたくさん学びました。
最初は使い方がなかなか覚えられなくて苦労しましたが、インターンの後半では実践レベルにまで落とし込むことができるようになっていたため、実際に運営しているWEBメディアでも使われるほどの、良い画像を作ることにも成功しました。
さらに嬉しかったのが、自分が作った画像を使った記事のアクセスが、順調に伸びたことです。
おかげで会社の人からも褒めてもらうことができたので、今ではすごく自信がつきました。
そんな経験を、貴社のWEBメディアで仕事をする際にもぜひ活かしていきたいと思っています。
【長期インターンのガクチカ】まだ参加していない人はベンチャー就活ナビを利用しよう
ここまで読んで、自分にも長期インターンの経験が欲しい、参加してみたいと思った方もいるでしょう。
しかし、自分でインターン先を探すのはとても大変です。
自分に合っているのか把握するために自己分析もしなければいけませんが、企業研究も手は抜けません。
せっかく長期インターンに参加するのであれば、自分に合ったインターン先を選びたいと思う方も多いはずです。
自分に合ったインターン先を選びたいけどあまり時間もかけたくない、そんな方はベンチャー就活ナビを利用してみるのも良いかもしれません。
ベンチャー就活ナビでは専門のエージェントが自分に合ったインターン先を選んでくれます。
また、選考対策まで行ってくれますので、ガクチカの書き方がわからない方にも非常におすすめです。
ベンチャー就活ナビを使ってみたい方は以下のリンクからどうぞ。
アドバイザーに相談する
まとめ
ガクチカで長期インターンのことを書く場合のポイントについて解説しました。
長期インターンの経験は就活でアピールできるメリットがあります。
そのため、学生時代インターンに注力してきた就活生はガクチカのエピソードに用いるとよいでしょう。
しかし、長期インターンをしていたというだけで内定は獲得できません。
長期インターンに参加した理由や、苦戦したときに乗り越えた方法、その結果などを明確に伝えられれば、面接官の評価を得られる可能性が出てきます。
自分の言葉でしっかりアピールしましょう。