ベンチャーの面接は早い!採用の全体像を知って万全な準備をしよう!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・面接の選考手順
・ベンチャーでよくされる質問
・情報収集の仕方

この記事をおすすめしたい人

・面接の選考手順を知りたい人
・ベンチャーでよくされる質問を知りたい人
・情報収集の仕方を知りたい人

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就職活動を進めていくうえで、採用スケジュールを把握することはとても大切なことです。

かつては新卒採用において各社の動き出す時期は決まっていました。

しかし、近年は経団連の方針転換や通年採用の実施に伴い、業種や会社の規模によって開始時期はばらつきが生じています。

なかでも、ベンチャー企業は大手企業に先行して人材を獲得するべく、早い時期から採用が始まる傾向にあります。

実際どのようなスケジュール感で採用試験がおこなわれているのか、詳しく見ていきましょう。

ベンチャーの面接が早いって本当?

業界の傾向として、ベンチャー企業の採用スケジュールは、面接を含めて早い時期から始まります。

会社説明会や広報は夏頃から本格的に始まり、早いところでは10月から新卒採用の情報を解禁する企業もあるようです。

そのあとは選考の手順にもよりますが、翌年の2月には面接が始まり、5月ころまでには内定が通知されます。

全体として大手企業よりも早いスケジュール感となっているため、情報収集や試験対策、面接対策といった準備を早めに進めておきましょう。

また、企業によってはサマーインターンシップへの参加が内々定や選考段階のスキップにつながるところもあります。

志望先がベンチャー企業の場合は、情報解禁前から情報を集めたりインターンシップに応募したりするなどして、自分から積極的に活動していくとよいでしょう。

ベンチャーの採用試験の全体像は?

ベンチャー企業の採用試験は、全体として大手企業と変わらない選考手順となっています。

エントリーシートの提出やグループディスカッションへの参加、SPIなどの試験があり、そのあとに面談や面接がおこなわれる形式です。

選考手順

1.エントリー
2.書類選考(エントリーシート、ポートフォリオなど)
3.一次選考(グループディスカッション、SPIなど)
4.リクルーターとの面談(数回)
5.採用面接(数回)
6.内定

企業によっては、面接をおこなう前に学生と企業とのマッチングをはかるため、専属のリクルーターを指定してくる場合もあります。

その場合、リクルーターと複数回の面談を重ねながら、学生のアピールポイントや志望動機を掘り下げていくことになるのです。

情報解禁の時期は?

採用情報の解禁は、一般に10月と翌年3月の2回に分けておこなわれています。

このうち10月の解禁については秋・冬採用となり、主にサマーインターンの参加者を対象にしたものとなります。

3年次でインターンシップに参加している場合、10月の段階から採用選考がスタートすることになるのです。

忘れずに情報収集やエントリーを進めましょう。

3月の情報解禁は春・夏採用のもので、大手企業を中心にこの時期のスタートが多くなります。

ベンチャー企業の場合、これよりも早く情報解禁や選考が開始されることもあるため、常日ごろから志望先の情報をチェックしておくのがよいでしょう。

すぐ確認できるよう、企業公式サイトのリクルートページなどをブックマークしておくのがおすすめです。

エントリーはいつできるの?

かつては経団連(日本経済団体連合会)が採用スケジュールの基準日を定めていました。

しかし、2021年卒以降の学生については、経団連による「就活ルール」が廃止されたことで、実質的に時期の指定はなくなりました。

また、「通年採用制度」が近年注目されています。

これは既卒者や長期留学していた学生、外国人など多彩な人材に対してアプローチできることから、新たな人材を獲得する手段として導入されています。

そして、現在エントリーの時期は慣例通りのスケジュールとなる3月、インターンシップ基準の10月以降、そして通年採用の3パターンに分かれている状況です。

企業によってどのパターンで採用をおこなっているかは異なります。

自分の志望先がどの時期に解禁する予定か、事前に確認しておくとよいでしょう。

通年でできる

年間を通していつでも応募できるのが通年採用の企業です。

外資系企業やベンチャー企業だけでなく、大手企業でもこれまでの新卒採用と並行して、通年採用をおこなう場合もあります。

通年採用の場合は合同説明会のようなイベントがなく、企業が独自に会社説明会を開いています。

公式サイトの採用ページを見るなどして、開催スケジュールを把握しておきましょう。

また、エントリー方法や書類の送付先などの指定が新卒採用枠と別の場合もあるため、応募の際は注意が必要です。

10月以降

10月の情報解禁とともに採用選考が始まり、12月から翌年2月ごろまでに内定が出るパターンの就活は、主に大学3年次を対象とした枠となります。

サマーインターンシップなど夏場の研修に参加した学生を対象に、早い時期から選考をおこなう場合はこのスケジュールとなるでしょう。

また、情報解禁が早いベンチャー企業の場合は、この時期に第一次エントリーが開始されるところもあります。

スケジュールとしてかなり早い時期です。

のんびり構えることなく自己分析や試験対策など事前の準備を進めましょう。

3月以降

従来の「経団連ルール」に則って採用選考が進められる場合は、3月以降に情報が解禁されます。

試験と面接を経て、6月ごろから10月にかけて内定を出すのが一般的です。

経団連主導のスケジュールが廃止されたとはいえ、この時期に採用選考をおこなう企業はまだ多いです。

そのため、試験や面接の日程が集中する時期となります。

また、ベンチャー企業でも規模の大きいところは時期をそろえて新卒採用をおこなっている場合があります。

志望先によっては夏場まで就活が続くことがあるのです。

早期に面接が始まる業界とは?

面接が始まる時期は分野によってもまちまちです。

しかし、傾向として早期に始まる業界はいくつかあります。

たとえばWebやソフトウェアを扱うIT業界や人材業界、メディアや広告といった業界では、採用選考が早くから始まります。

競合が多い業界においては、優秀な人材をいち早く獲得しようとするため、採用選考も早い時期から進む傾向にあるようです。

また、ベンチャー企業では面接前にリクルーターとの面談が設けられ、学生の考えや性格、アピールポイントについて深く掘り下げられる場合もあります。

こういった業界を志望している学生は、早いうちから自己分析や志望動機の掘り下げといった準備を進めましょう。

それと同時に、面接の練習も始めておくのがおすすめです。

面接に向けて準備しておくべきこととは?

ここまで解説してきた通り、ベンチャー企業の採用選考は早くから始まります。

そのため、面接対策も早めに進める必要があります。

落ち着いて面接を受けるためには、どういったことを中心に聞かれるか、掘り下げた質問にどう対応すればよいのかなど、あらかじめ想定しておきましょう。

しかし、ベンチャー特有の質問の傾向や形式について、具体的なイメージができずにいる学生もいるかもしれません。

ベンチャー企業でよくされる質問や面接でのポイントについて、詳しく見ていきましょう。

ベンチャーでよくされる質問を把握しておく

ベンチャー企業も一般的な企業も、質問の内容自体が極端に異なることはありません。

ただし、ベンチャー企業のほうが一つひとつの質問をより深く掘り下げる傾向にあります。

そのため、形式通りの回答だけで対応できない点は注意が必要です。

面接対策を進めるうえでは、ベンチャー企業でよくされる質問について調べ、把握しておくことが重要です。

あらかじめ質問の概要を把握しておけば、「ここからどのように質問をつなげていくか」「この質問に対する回答をどう具体的に聞かれるか」を想定できます。

したがって、実際の面接でも圧倒的に有利となります。

また、先輩やOBからの情報を得られる場合には、過去の採用面接で質問された内容を聞いておきましょう。

自己分析や企業分析をしておく

ベンチャー企業の採用選考においては学生の人柄や性格、熱量などが重視されます。

自ら課題を発見し、プロジェクトとして解決していくのがベンチャー企業の基本です。

そのため、「専門的な研究をしている」「このような資格を取得している」といった専門性のアピールだと面接官は採用を判断しかねるかもしれません。

なぜならベンチャー企業は「研究で自分の持ち味を発揮した」「プロジェクトに根気強く取り組み、成功へ導いた」といったエピソードを通して、学生に主体性や課題解決に取り組む能力があるかどうかを評価する傾向にあるからです。

面接での掘り下げを想定し、対策を進めていくうえで企業から何を求められているのか、自身がどのようにマッチしているのか明確にしておく必要があります。

したがって、自己分析や企業分析をしっかりとしておきましょう。

どうやって採用情報を手に入れる?

ベンチャー企業は独自のスケジュールで採用選考を進めている場合があります。

情報解禁日を目安に活動していると、説明会やエントリーを逃してしまう可能性があります。

そのようなミスを防ぐためにも、採用情報の収集は欠かせません。

しかしながら、一般企業と勝手の違うベンチャー企業相手の情報収集というのは難しく、困る学生も多いことかと思います。

ここではおすすめの方法を3つ紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

SNSを利用する

情報を収集する手段の1つはSNSです。

近年は大手企業でも公式アカウントを作成し、情報発信をするようになりました。

ベンチャー企業の場合は、採用情報やイベントの開催を告知する手段としても用いられています。

また、TwitterやFacebookなど主要なSNSでは、製品情報などを告知する公式アカウントと別に、採用関連の情報や新卒向け情報を発信するアカウントやページを用意している企業もあるのです。

こういったアカウントをフォローし、情報発信元としてチェックしておくことで採用情報を受け取れます。

詳細な手続きや情報は公式サイトなどに記載されますが、SNSを企業の動向をいち早くつかむための参考にするとよいでしょう。

アプリを使う

就活情報や採用情報をチェックするうえでは、Wantedlyなどの求人情報アプリを活用するのもおすすめです。

アプリでは、毎日さまざまな企業の求人採用を紹介しており、新卒向けに就活に役立つ情報も数多く発信しています。

また、新卒と既卒を分けずに求人募集をしている企業についても、こうしたアプリをチェックすることで採用情報を得られるのです。

さらに、年度ごとに開設される新卒向け就活サイトとは異なり、時期を問わず登録して利用を始められるという点も魅力の1つといえます。

サマーインターンシップなどへの応募をする際も、こういったアプリを通して情報を集められるので、早い段階からユーザー登録をしておいたほうがよいでしょう。

就活エージェントを利用しよう

就活エージェントとは、就職活動に関わるすべてのサポートをおこなっている人材サービスです。

就職活動の相談からエントリーシートの指導、面接対策などのサポート、求人の紹介など包括的に支援してくれます。

そのため、独力で就職活動を進めるのが難しい学生にとっては心強い存在となるでしょう。

また、求人紹介については大手企業や名の知れた企業だけでなく、学生目線ではあまり興味の向かない企業も紹介してくれます。

あまり一般的には名前のあがらないベンチャー企業ともマッチングをはかってくれるため、思わぬところで自分と相性のいい企業に出会う機会になることもあるのです。

ベンチャー企業を中心に就職活動を進めていくうえでは、就活エージェントを利用することも視野に入れておきましょう。

まとめ

ここまで解説したように、ベンチャー企業の採用活動は開始が早いため、面接も早い時期から始まる傾向にあります。

そのため、ベンチャー企業への就職を考えるのであれば、就職活動の早い段階から自己分析や企業分析をし、面接対策を進めておくことが大切です。

また大手企業と異なり、独自のタイミングで求人情報を発信する場合もあります。

SNSやアプリなどを活用しつつ、普段から興味のある業界に関する情報を収集するように習慣づけておきましょう。

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