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・企業に評価されるガクチカの特徴
・面接でのガクチカのポイント
・面接の対策方法
・企業に評価されるガクチカの特徴について知りた人
・面接でのガクチカのポイントについて知りたい人
・面接の対策方法について知りたい人
どんなに素晴らしいガクチカがあって、その内容をうまくまとめられていたとしても、それが面接官に伝わらなければ意味はありません。
また、面接は自分がどんな人物かを伝える目的もあります。
面接の場でいかに好印象を与えられるかが大事なポイントとなります。
そこで今回は、面接でガクチカを話す際に好印象を与えるための方法についてまとめました。
ガクチカについて問われる理由をはじめとして、話し方のコツや注意点まで解説しています。
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【面接でのガクチカ】面接でガクチカを聞く6つの理由とは
はじめに提出するESでは、ほとんどの企業でガクチカについて問う項目を設けています。
それで終わりではなく、面接でもガクチカについてたずねられるケースも少なくありません。
それほど、学生のガクチカは採用の可否を判断するうえで重要になるとも考えられます。
それではなぜガクチカが重要視されるのか、その理由を理解しておきましょう。
主に3つの理由があります。
- 学生の人柄を知るため
- 自社の社風との相性を確認するため
- 相手にわかりやすく伝える力があるか見るため
以下でさらに詳しく解説します。
①学生の人柄を知るため
面接には、学生の人柄を知る目的もあります。
実際に話している姿から、ESでは伝わりにくい人間性などを見ているのです。
そのため取り上げるガクチカには、エピソード自体の優劣はありません。
経験のなかで、「目標達成するためにどのような努力をしたのか」「課題解決のためにどういった工夫をしたのか」といった部分が重要だからです。
そのほか、他人との関わり方なども大事なポイントとなります。
物事に取り組む姿勢に焦点を当ててガクチカを話して、自分がどんな人物なのかを伝えるようにしましょう。
より効果的にアピールするためには、志望先が求める人材像をきちんとリサーチしておき、それにそうかたちで話せるようにすることが大切です。
②自社の社風との相性を確認するため
自社が求める人物像に合致しているかどうかなど、面接には相性を確認する目的もあります。
特にベンチャー企業は、会社によって社風がかなり異なるため、相性の合わない人は働きにくく、離職しやすいといった懸念があります。
また採用活動には多くのコストが必要となるので、企業としては社員の早期退職は避けたいところです。
つまり面接には、ミスマッチを防ぐため、自社との相性を確認している側面もあるのです。
自社に適した人材か否かは、対面で話さなければわかりません。
①の「学生の人柄を知るため」という理由にもつながる部分です。
自身の人となりが伝わるような話し方をして、好印象を与えると共に、自社の社風に合う人物だと思ってもらえるようにしましょう。
そのためには、入社後に自分のアピールポイントを活かしてどう活躍できるかを伝えることも重要です。
面接官にもあなたが自社で活躍する姿をイメージしてもらえるよう、具体的に説明するとよいでしょう。
③相手にわかりやすく伝える力があるか見るため
面接では、「質問に対して適切に回答できるか」「相手が理解できるように話すことができるか」などを見られています。
なぜなら、これらには論理的思考力や言語化する力が必要とされるためです。
そういったスキルは、業務をこなしたり、そのなかで人とコミュニケーションをとったりするうえでも求められるものです。
そのため、相手にわかりやすく伝える力は、仕事をするうえで欠かせない能力だといえます。
ガクチカの要点をわかりやすく伝えること、またその企業で求められているものに重点を置いて説明することが大切だと理解しておきましょう。
質問に答えたり、自分の言葉で話したりするためには慣れが必要です。
何度も練習するとよいでしょう。
④論理的思考ができているかをみるため
ガクチカを聞く理由として、論理的思考ができているかをみるためという理由があります。
社会人になれば社内だけではなく、社外でも多くの人と関わっていく必要があります。
その時、論理的思考ができないと信用されないどころか悪い評価を受けてしまうことがあります。
そのため論理的思考ができているかをガクチカを通してみるのです。
論理的思考の有無は、ガクチカからだけではなく、志望動機や自己PRなどからも判断されていることを覚えておきましょう。
⑤エピソード深堀りをするため
ガクチカはエントリーシートの深掘りをするために聞くことがあります。
エントリーシートでは文字数に限りがあるため、採用担当者は十分にその人の経験に関して知ることができないことが多いです。
そのためガクチカを通してその人のエピソードをさらに知ろうとするのです。
そのため、面接を迎える前にガクチカで話すエピソードを再度自分で深ぼっておくとよいでしょう。
⑥モチベーションの源泉をみるため
どのような思考から行動を始めたかを見ることで、その人のモチベーションの源泉は何なのかがだんだん見えてきます。
社会人は仕事に多くの時間を割くため、モチベーションの源泉がないと長く働き続けることができません。
それだけでなくモチベーションの源泉がないと、主体的に仕事に取り組むことができず、最悪の場合解雇されてしまうというケースもあります。
無理にモチベーションの源泉を探す必要はありません。
過去の自分を振り返り、行動のパターンを分析してみましょう。
【面接でのガクチカ】企業に評価されるガクチカの特徴
そもそも企業に対して伝えるガクチカは、どのようなことが評価基準になるのかわからない人も少なくないでしょう。
そこさえ理解していれば、採用への大きな近道になりますので、ここで重要なポイントを3つ紹介します。
これからしっかり対策しておきたい人は、ぜひ覚えておいてください。
目的意識が明確
まずガクチカを伝える際に大切なのが、目的意識が明確になっているのかどうかです。
つまり、単純に学生時代に力を入れたことを話せば良いわけではありません。
なぜその内容に対して力を入れたかったのか?将来的にどうなりたいのか?など、きちんと未来に向けたキャリアビジョンを描けているのかどうかが重要です。
そのため、面接官にはガクチカを通して、自分がどんな目的があるのかをイメージさせられるようにしないといけません。
ただ頑張っていたことを伝えても与えるインパクトが薄くなってしまうおそれがあるため、あらかじめストーリー性のある内容にまとめておく必要があります。
そうすれば、どんな面接官に対しても印象に残るアピールになるでしょう。
主体性が優れている
ガクチカのエピソードで面接官の心を動かすためには、主体性が優れていることも重要なポイントです。
つまり、誰かにやらされたことや、仕方なくやらなければいけない状況だったことを伝えるよりも、自分から積極的に取り組んだことを伝えた方が、評価されやすいでしょう。
なぜなら、自ら考えて行動できる人材を求めている企業は少なくないからです。
とはいえ、人によってはそういうエピソードではない可能性もあるかもしれません。
そんな時は、エピソードの中で主体性をアピールすることを意識してみてください。
おそらくどんなに嫌なことでも、その中で主体的に行動した部分が何かしらあるはずです。
そこにフォーカスしてエピソードを組み立てることにより、最終的にプラスな評価になる可能性が期待できます。
再現性がある
面接では、常に自分の良いところを相手に理解してもらうことが大切です。
そのため、ガクチカを伝えて終わるだけでは、まだ面接官の心を動かせない可能性もあるでしょう。
なぜなら、どんなに頑張っているところを伝えたとしても、実際に採用したあとで同じようなパフォーマンスを発揮してくれるのかどうかが、面接官の立場から見てわからないからです。
つまり、自分を採用した際に相手が得られるメリットを、できるだけ明確にアピールできなければいけません。
例えば、その企業に入社した際に、自分ならどんな活躍ができるのかを、相手にわかりやすく伝えるようにしましょう。
そうすれば、採用する価値があると思ってもらいやすくなります。
【面接でのガクチカ】面接におけるガクチカを話す際のコツ
面接でガクチカを話すときは、いくつかのポイントがあります。
面接を通して伝えるべきなのは、「自分の人柄」「企業とマッチしている人材だということ」「話をわかりやすく伝えるスキルがあること」です。
それらを意識しながら、コツを押さえて話すと面接での印象が変わります。
ここでは、大事な7つのコツを取り上げます。
- エントリーシートの内容と矛盾させない
- 要点を絞って話す
- あえて細かく話さず深掘りの際に面接官を誘導する
- 丸暗記&カンペ読み上げはNG
- 伝えたいキーワードだけをメモしておく
- 時間を守る
- 深掘りに対しての解答を準備しておく
これらについて、以下で詳しく解説します。
エントリーシートの内容と矛盾させない
面接では、必ず事前に書いたエントリーシートに沿って進行することになります。
そのため、面接の場でガクチカを話す際には、エントリーシートに書かれている内容と違うことは決して口にしないようにしましょう。
なぜなら、矛盾点が1つでも見つかると、それだけで面接官に不信感を抱かせてしまうおそれがあるからです。
だからこそ、あらかじめエントリーシートを書く際には、実際に面接で話すことを想定した上で記入するようにしておいてください。
面接官は細かいところまでチェックしますので、下手な嘘をついてしまうとそれだけで不採用になることも少なくありません。
要点を絞って話す
短い時間内で、ガクチカのすべてを話し切るのは難しいでしょう。
限られた時間内で自分のよさを伝えるためには、要点を絞って話すことが重要です。
志望先に何を伝えたいか、自分のどういった部分をアピールしたいのかを踏まえて、要点を絞っていくとよいでしょう。
また、結論としてもっとも伝えたい部分を、冒頭で話すのもポイントです。
「何をアピールしたいのか」「自分の魅力は何か」をはじめに述べたうえで、それを得た道のりや今後の活かし方について掘り下げていきましょう。
あえて細かく話さず深掘りの際に面接官を誘導する
結論をはじめに述べたうえで内容を掘り下げていくのが、面接での話し方のコツです。
ただし、その掘り下げる段階であまり丁寧に話し過ぎないようにしましょう。
あえて詳細に話さず、大枠だけにとどめておくのも、実は重要なポイントです。
ガクチカについてたずねられた段階ですべてを話し過ぎないようにして、面接官の深掘りを誘導しやすくするためです。
詳細に話し過ぎてしまうと、面接官からの深掘りは鋭くなり、答えるのも大変になります。
こちらから伝える情報量は少量にとどめておき、面接官から質問されたときに、詳細かつ具体的に話せるようにするのがベターです。
質問を受けたときに詳しく話せると、説明スキルのアピールにつなげることもできます。
丸暗記&カンペ読み上げはNG
丸暗記やカンペ読み上げは、相手にも伝わります。
ただ考えてきたことを読んだだけでは、面接官の心に響きません。
もちろん、事前準備や面接の練習は必須です。
たとえば以下のようなことを想定して、ある程度回答についても考えておく必要があります。
- 面接でどのようなことを質問されるか
- ガクチカでもっとも伝えるべきことは何か
- 志望先が求める人材像を踏まえて、自分のどんな部分をアピールするとよいのか
ただし、考えた回答をそのまま読み上げたのでは、決して好印象をもたれません。
たとえ言葉に詰まりながらでも、自分らしく一生懸命、相手に伝えようとする熱意が重要です。
練習を繰り返すことで、自分の言葉で話せるようになります。
事前準備は、自分の言葉で相手に思いを伝えるための準備なのだと考えましょう。
伝えたいことを上手に、スムーズに述べる必要はありません。
面接では、自己アピールすることを意識しながらも、本当の自分を見せることが必要です。
伝えたいキーワードだけをメモしておく
事前準備をしたうえで、丸暗記やカンペを読み上げただけにならないよう、重要なキーワードのみメモしてをおくのがおすすめです。
本当に伝えたいことだけ、忘れないようにメモしておいて、あとはその場で自分の言葉で話せるようになれるとよいでしょう。
事前準備や面接練習したことから、必要だと思う部分だけピックアップしておきます。
面接前にそのメモを確認することで、頭のなかを整理できるうえ、安心材料にもなってくれます。
時間を守る
「1分以内でお願いします」などと言われた場合は、決して1分を超えないようにしましょう。
特に、ストップウォッチを持っている場合はなおさら注意が必要です。
事例として、過去には実際オーバーして注意されていた学生がいました。
時間を守ることは、きちんと指示にしたがってって動けるかといったことにつながります。
そういった部分も、面接では見られているのです。
「1分間」といってもそのあいだに要点を伝えるのは難しいものです。
ガクチカに限らず、面接で問われそうなことをいくつかピックアップして、時間内で話す練習をしておきましょう。
一番伝えたいことを冒頭で述べ、その補足説明をするという流れにすると、相手に伝わりやすくなります。
専門用語を用いない
面接においては、自己アピールや志望動機をわかりやすく伝えるとともに、自身が持つスキルや得意なことを語ることも求められます。
特に学生の場合、ゼミで取り組んできた研究のことなど専門的な領域について話す機会もあるでしょう。
しかし、面接官によっては専門用語を理解できないことも多いので、言葉を選ぶ際には十分に注意しなければなりません。
たとえばマクロ経済学を専攻していることを話す際は、専門用語を使って話すよりも、誰にでもわかる語句を用いて説明すると良いでしょう。
最低限、雑誌やニュースなどで一般的に使われている単語かどうかをチェックすべきです。
難解なワードを使ってアピールするより、相手にわかりやすい説明を心がけて理解してもらうことが重要です。
嘘をつかない
自分の強みを伝えようとするあまり、経験していないことや学んではいないことを話すことはNGです。
「面接官に良い印象を持ってもらいたい!」と思う気持ちは痛いほどほどわかりますが、嘘をついてまでアピールする必要はありません。
また、面接官から質問されたとき、うまく答えられず困ってしまうこともあるでしょう。
このようなとき、あいまいに答えるのではなく、素直に「わかりません」と正直に答えることも大切です。
嘘をついてしまうとさらに深掘りする質問に対応できなくなり、信用を失ってマイナスの印象しか持たれません。
もり仮にうまくその場を切り抜けたとしても、入社してからもずっと嘘をつき続けなければならなくなってしまいます。
深掘りに対しての解答を準備しておく
考えられる深掘り質問に対しては、前もって準備しておくと焦らずスムーズに答えられます。
何を深く聞かれるのかについては、面接官が知りたいことは何かを考えると、おおよそのポイントが見えてくるはずです。
いくつかの深掘りポイントを想定して、解答を考えておきましょう。
丸暗記してそのまま伝えるのが目的ではありません。
どんなパターンでも、即座に対応できるようにするための準備をしておくのです。
練習を重ねておけば、想定とは少し違う問われ方をした場合でもうまく答えられるようになります。
なぜその目標にしようとしたのか
学生時代に力を入れたことなどとともによく聞かれるのは、応募書類に書かれていることをさらに深掘りする定番の質問です。
この質問に答えるためには、自分がどのような価値観を持っているのか、どのような経験を積んできたのかをあらかじめ把握しておかなければなりません。
目標を設定するまでにどのような試行錯誤があったのか、達成するためにそのような努力をしているのかなど、具体的なエピソードを交えると相手に好印象を与えられます。
最も困難であったことは何か
面接でよく聞かれる質問はさまざまありますが、すべてカバーすることはできなかったとしても、あらかじめ準備してスムーズに答えることが大切です。
ただし、目標に関して質問された場合には、達成したことをアピールできないこともあるでしょう。
困難だったことを尋ねられることもあるはずですが、誰でも挑戦すれば壁にぶつかるものです。
その質問についてはあまり深く考えずに、正直に話して自分の思考プロセスや行動力をアピールできれば問題ありません。
なぜそれを頑張れたのか
自分をアピールする場においては、長所に自信を持ち堂々と話すことで相手に好印象を与えられます。
ただし、ただ単にスキルがあるかどうかを見極めているのではなく、頑張ることができた裏にどのようなモチベーションがあったのかに関心が向けられていることがほとんどです。
何かを達成したという成果そのものではなく、そこにたどり着くまでのプロセス・思考の癖などをチェックしているのです。
ですから、入社してから困難にぶつかったとき、どのように突破できる人物なのかをイメージしてもらえるよう、具体的に説明しましょう。
過去に戻れるならどのような改善をするか
経験によってエピソードは異なるものの、過去に一度も失敗や後悔をしたことがない人はいないはずです。
「過去に戻れるならどのような改善をするか」という質問がされるのは、失敗したことからどのようなことを学んだのかを知りたいからにほかなりません。
同じ失敗をしないためにどのような改善策を考えていたのか、振り返りの精度が高いかどうかを見られています。
「どうすれば良かったのかわからない」という答えでは、何のアピールにもならないため注意しましょう。
その取り組みにおける学びと社会での活かし方
ガクチカを伝える時にもっとも重要なのが、何を最終的に学ぶことができたのか?そして実際に社会に出てから、どのように活かすことができるのか?までを明確に伝えることだといえます。
なぜなら、どんな企業も成長のできる人材を求めているからです。
たとえガクチカで失敗したエピソードを話すことになってしまったとしても、そこからさまざまなことを学んでいるなら、それだけで良い印象を残しやすくなります。
だからこそ、エピソードトークだけで終わってしまってはもったいないのです。
そして、これまでのガクチカを通じて、その企業でどのように活躍できそうなのかも、忘れずに伝えていきましょう。
そこまでいけば、選考突破も夢ではありません。
【面接でのガクチカ】ガクチカを話す時はPREP法を意識しよう
ガクチカを話すときは、PREP法を意識しながら話すとよいでしょう。
PREP法とは、文章を構成する方法のひとつで、ビジネスシーンでも多々使われる方法です。
PREP法を用いることで、分かりやすい文章を作成することができる、説得力のある文章になるなどのメリットがあります。
ここではPREP法の使い方について、詳しく解説していきます。
P(Point・結論)
まず初めに結論を話すようにしましょう。
最初に結論を伝えることで、採用担当者が話の内容を理解しやすくなります。
それだけでなく、どのような理由で頑張り始めたか、どのようなエピソードがあるかなどが伝わらなくても一番大切な結論だけは伝えることができます。
PREP法を用いなくともビジネスシーンでも初めに結論を伝えることは基本であるため、今のうちに身に着けておくとよいでしょう。
R(Reason・理由)
なぜ学生時代に力を入れたのかその理由を伝えるようにしましょう。
例えば、学生時代に頑張ったことがサッカーであれば、頑張った理由として「県大会の決勝で負けて大きな挫折を味わったから」などの理由を考えることができます。
この後にエピソードや経験などの具体的な例をあげることになるため、理由とエピソードの関連性を必ず持たせるようにしましょう。
E(Example・例)
理由を述べた後に具体的に何を考えて、何をしてきたのかを伝えるようにしましょう。
先ほどと同じようにサッカーをガクチカにするのであれば、具体例として「ポジションのリーダーとして、一人一人の能力や特性を生かした陣形配置を毎日のミーティングで確認し、自分たちの攻撃の形を確立した」などのように伝えればよいでしょう。
P(Point・結論)
最後に最初に話した結論を伝えるようにしましょう。
最後にまた結論を伝えることで、どのような話であったのか、何を伝えたかったのかを再度面接官に印象付けることができます。
内容はそこまでこだわりすぎず、最初に伝えた文章を繰り返すように言えばよいでしょう。
【面接でのガクチカ】気をつけておきたい面接での話し方
面接で伝えるべきことやコツを押さえたら、最後は実践編です。
面接では、話し方にも注意する必要があります。
話し方というのは、普段の習慣やくせが出やすい部分です。
さらに話し方1つで、人の印象は大きく変わることもあります。
せっかくここまで企業分析をしたりガクチカについて考えをまとめたりと、準備をしてきたのであれば、面接で好印象を与えられるような練習もしておきましょう。
可能であれば、面接練習のときは第三者に話し方をチェックしてもらうのがおすすめです。
話し始める前と語尾のくせに注意
「えっと~」「あ~」などの話し始める前のくせや、「です~」といった語尾のくせはよい印象を与えられません。
まずは、自分のくせを知ることから始めます。
そして何をどう治すべきかを考え、練習のなかで改善していきます。
ただ、話し方のくせというのは自覚しづらいものです。
模擬面接などで第三者に確認してもらうとよいでしょう。
練習を重ねることも大事です。
第三者に見てもらうのが難しいときは、自分で録音、録画して確認する方法もあります。
なお、くせに関しては、動作のくせにも注意が必要です。
髪や顔を触る、貧乏ゆすりをするなどといったくせに気をつけましょう。
面接官のほうに体を向けて、姿勢をよくして相手の顔を見て話すのが基本です。
棒読みに注意
緊張したときにありがちなのは、棒読みになってしまうことです。
抑揚をつけるように意識するだけで、一番伝えたいポイントが相手の印象に残りやすくなります。
また、面接のように緊張する環境では、語尾は小さくなりがちです。
「~です」「~ます」などの語尾を、はっきりと最後まで発音するようにしましょう。
語尾を少し大きめに発音するだけでも、抑揚があるように聞こえます。
そのほか、自分がもっとも伝えたい部分にも抑揚をつけるとよいでしょう。
口角を上げて話す
緊張しているときこそ、表情に気をつけることも必要です。
少し口角を上げるように意識するだけでも、明るい印象に見せられます。
自然な笑顔を作るのが難しいと感じる人は、口角を上げることに意識を向けるだけでOKです。
口元に笑みがプラスされれば、顔全体も朗らかなイメージとなります。
また、口ぐせと同様で表情にもくせがあることを知っておきましょう。
特に、普段から暗い表情だと思われがち、不機嫌に見られがちな人は注意が必要です。
普段から表情に気をつけて、ナチュラルに笑顔を出せるようになるとよいでしょう。
面接とは誰もが緊張するものだと、面接官は十分理解しています。
そのうえで、表情を明るくしようとする姿勢が伝われば、高評価にもつながります。
【面接でのガクチカ】面接でのガクチカの4つのNGパターン
これから面接でガクチカを話していく上で、決してやってはいけない行動があるのをご存知でしょうか?
この内容を知っておかないと、あとから後悔してしまうおそれがあります。
だからこそ、今から4つのNGパターンを紹介しますので、すべて忘れずに覚えておいてください。
そうすれば、安全に面接を進めることができるでしょう。
世間にいいイメージがないエピソード
まずガクチカで話すことになるエピソードに、ルールはありません。
そのため、勉強や部活、サークル活動以外のことでも、まったく問題はないのがポイントです。
ただし、大前提として世間に良いイメージがないエピソードについては、ガクチカとして相応しくないと思っておいた方が良いでしょう。
例えば、ギャンブルに対して力を入れていたエピソードは、たとえ事実だったとしても面接で話しても良いような内容とはいえません。
また、誰かを勧誘するようなビジネスに関わっていたことをアピールするのも、やめておいた方が良いでしょう。
あくまでも世間一般的に、良いイメージが持たれている内容であることを、改めて確認しておかなければいけません。
根拠のないエピソード
ガクチカとして使えるエピソードは、自分が学生時代に頑張ったことであれば、基本的にどんなことでもOKです。
ただし、アピールにならなさそうなエピソードを選んでしまうと、結局何も次につながらないおそれがあります。
例えば、何も実績を残せなかったエピソードを話す人もいるでしょう。
もちろん頑張っていた事実があることは大切ですが、実績となるような結果が残っていない場合は、どうしてもインパクトが薄くなってしまいます。
また、数字で表せないような成果をアピールする人も中にはいますが、たとえすごいことだったとしても、一切伝わらないエピソードになるおそれがあるでしょう。
何を伝える時も、必ず根拠のあるエピソードを選ぶようにしてください。
高校以前のエピソード
ガクチカは学生時代に力を入れたことを話せれば良いので、もちろん大学時代以外のエピソードでも問題はありません。
しかし、基本的には直近の出来事に関するガクチカを伝えた方が、相手に良い印象を残しやすくなるでしょう。
なぜなら、高校以前のエピソードになってしまうと、大学時代は何もしていないんじゃないのかというマイナスなイメージを持たれてしまうおそれもあるからです。
高校以前のエピソードが必ずしも悪いわけではありませんが、もし話すことになるとしたら現在もそれが継続できていることが望ましいといえます。
そのため、あまり古い記憶をたどりすぎないことも、意識しておかなければいけません。
嘘や誇張しすぎた表現
ガクチカを面接で伝える際には、もちろん相手にできるだけ印象付けられるような内容にしたいところでしょう。
ただし、そこで注意しなければいけないことがあります。
それは、嘘や誇張しすぎた表現を決して使わないことです。
人によっては、たまにガクチカのエピソードを少し盛って、自分はすごい人材であるをアピールしようとします。
しかし、それが嘘だった場合は、あとからバレる可能性が高いと思っておいた方が良いでしょう。
その理由は、どんなガクチカのエピソードを話したあとでも、必ずといって良いほど深掘りされるからです。
そのため、嘘を重ねれば重ねるほど、質問された際にボロが出やすくなります。
少しでも自分を良く見せたい気持ちはわかりますが、嘘がバレた方がマイナス評価につながってしまうため注意してください。
【面接でのガクチカ】面接の対策方法
面接の場に臨む場合、誰でもあらかじめの準備が必須といって良いでしょう。
面接は、自分がどのような人物で、どのような価値観を持っているのかを伝える重要な場であるため、まずは自分自身の経験をリストアップしておきましょう。
その中から力を入れてきたことを整理し、それによってどのような成長がもたらされたかを振り返ってみてください。
すると将来の自分にどのような影響があるかも明確になり、自信を持って自己アピールすることができるに違いありません。
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模擬面接を行う
よくある質問に対してどのように答えるかしっかり準備していたとしても、本番では緊張してしまいうまく話せないということも少なくありません。
そこで有効となるのは、事前に模擬面接を繰り返すことです。
スムーズに話すことに加え、相手の目を見て話すことや、相手の表情などをチェックする癖をつけておくと良いでしょう。
模擬面接の相手には、すでに経験のある先輩に協力してもらうなど、具体的なアドバイスをもらえる人を選ぶと良いでしょう。
誰でも初めての経験ですから一度や二度こなしたくらいで完璧になるはずもなく、何度も繰り返すことが大切なのは言うまでもありません。
納得がいくまで準備をしておけば自信を持てるはずで、自分の良さをはっきりアピールすることで内定に一歩近づきます。
模擬面接を録画する
頼れる先輩が見当たらない場合には、模擬面接の面接官役を家族や友人に頼むのも良いでしょう。
しかし、なかなか相手が見つからない場合には、スマホで自分が回答する様子を動画で撮影してみましょう。
録画したものを再生することにより、自分自身を客観的に評価することができるからです。
表情が暗くないか、話すスピードがはやすぎないか、相手にとって聞き取りやすい声量かどうかも細かくチェックできるはずです。
自分自身で改善点を見つけて練習を繰り返すことで、たとえば「つい早口になってしまう」といった癖なども徐々に改善されていくことになるでしょう。
表情も徐々にやわらかくなってくるはずなので、不安な方はぜひ実践してみてください。
企業に関して再度調べる
あらかじめ企業について詳しく情報を収集し、入社した自分がどのように活躍できるのかを考えておくことは非常に重要です。
どんなに高い能力があって即戦力となれそうな知識があっても、企業のことを把握していない人材はなかなか採用には至りません。
ですから、企業に関する質問があることに備えて、事業内容だけでなく社風や取り組んでいる社会貢献活動など幅広く調べておくべきでしょう。
それらへの理解が深ければ深いほど、自分の強みを表現するための言葉選びもより的確になるはずです。
その後は、模擬面接を繰り返しながらブラッシュアップしていくだけです。
しっかりと準備しておけば気持ちに余裕が生まれるので、本番でもしっかり自分自身をアピールすることができるようになるでしょう。
【面接でのガクチカ】ベンチャーの面接では固くなり過ぎないことも重要!
ベンチャー企業の面接においては、固く真面目なだけの印象を与えないようにすることもポイントです。
大手の企業と違って、フランクな雰囲気で学生の素を見ようとするベンチャー企業もあります。
その場に適した受け答えをするためには、あらかじめ志望する企業のカラーや求める人材像をリサーチしておくことが必要です。
自然体で話したほうがよさそうな場合には、必要なマナーは守りつつも、固くなり過ぎずに雰囲気に合わせて振る舞うことも重要となります。
【面接でのガクチカ】面接が不安な方はエージェントに相談してみよう!
ここまでで面接でのガクチカの話し方がだんだんわかってきたと思います。
しかしまだ面接が不安で、自信をもって面接に行くことができないと考えている方もいるのではないでしょうか?
自信を持てない方は、就活エージェントを活用することをおすすめします。
エージェントが、厳選された優良企業の紹介やES添削、面接対策などを支援し、内定獲得まで徹底的にサポートを行います。
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まとめ
面接官は、学生の人柄や自社との相性、論理的思考力や言語化するスキルの有無を知りたいと考えています。
そういった理由を把握したうえで、要点を絞って話したり、深掘りへの回答を準備したりといったコツを押さえつつ面接に挑みましょう。
丸暗記をしない、与えられた時間を守るといった注意点もあります。
また、話し方を意識するだけでも好印象を与えることが可能です。
ベンチャー企業ではフランクさが重要になることもあるので、志望先の雰囲気や求めるものなどを理解しておくことも重要となります。
本記事を参考に、面接練習を重ねましょう。