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はじめに
就活をしていると、面接を何度も受けることになりますが、しっかりと対策を講じておくことで、受かる確率をアップさせることが可能です。
今回は、「緊張しすぎてしまう」「面接当日になかなか実力を発揮できない」という人にも効果のある方法をまとめました。
面接対策は、何よりも事前準備がものを言います。
志望する企業からの内定を獲得し、明るい未来を手に入れるためにも、就職面接を受ける上で押さえておきたいポイントを確認しておきましょう。
【面接に受かる人の特徴とは】受かる人の特徴
面接に受かりやすい人には、共通の特徴があります。
たとえば、能力や条件が同じ2人の就活生がいた場合、面接時の印象がよい方を採用したいと思うことでしょう。
また、同じ話をしていても、ここで紹介するような特徴に当てはまる人物から語られる方が、ポジティブな印象を受けるため内定につながりやすいです。
これらの特徴を押さえたとしても、必ず面接に受かるわけではありませんが、自分に有利な就活を進めるために役立つはずです。
表情が明るい
人の第一印象は顔で9割が決まると言われていますが、表情が明るい人に嫌な感情を抱く人はほとんどいないでしょう。
社会人になると同僚や上司、顧客、取引先など、さまざまな人と関わっていくことになります。
そういった人と人とが関わる場面では、表情が明るく、前向きな印象を受ける雰囲気をもっている方が、お互いに気持ちよく会話できるものです。
円滑なコミュニケーションを行うために必要な能力と言えるため、社会人としてもちあわせておきたい要素なのです。
面接時には、緊張や不安で表情が固くなってしまいがちですが、少しでもリラックスして明るい雰囲気を作れると、面接官からの印象もよくなります。
自分の気持ちを上向かせるためにも、面接前には一度鏡を見てにっこり笑ってみるのがおすすめです。
声がハキハキしている
面接の受け答えの際には、ハキハキと話すことを心がけるだけで印象が大きく変わります。
相手に十分聞こえるくらい大きな声で、はっきりとした口調を心がけて話すことで、自信があるように見えるだけでなく、相手の「話を聞こう」という気持ちを引き出すことができます。
逆に、小さな声でモゴモゴと話していたら自信がないように見えますし、聞き返さなくてはいけなくなるなど、本来ならば不要なコミュニケーションのやり取りが発生してしまうことになるかもしれません。
コミュニケーション能力は、仕事をする上で欠かせない必須の能力です。
面接時には、話し方でネガティブなイメージを与えないよう、ハキハキ話すことと気持ちゆっくりと話すことを意識しましょう。
アイコンタクトを取る
人と目を合わせて会話をすることが苦手な人にとって、面接はつらい時間に思えるかもしれません。
しかし、アイコンタクトは面接の合否に影響する重要なポイントなので、本番前に練習しておくといいでしょう。
目を合わせず話をする人に対して、「自分に自信がない」「何かやましいことがある」といったネガティブな印象を受ける人も多くいます。
特に面接という場は、自分を採用することのメリットを面接官に伝えることが大切な目的のひとつです。
どんなに素晴らしい能力や功績の話をしていても、説得力がなければ採用にはつながりにくいものです。
逆に、しっかりとアイコンタクトが取れていれば、説明や主張に説得力をもたせることができます。
社会人になってからも必要なことなので、これを機に慣れておきましょう。
清潔感がある
社会人として最低限備えておきたいマナーのひとつが、清潔感です。
髪型やメイク、服の皺や汚れ、小物の傷など気にするべき事項は多くありますが、清潔感がある見た目を保つよう心がけましょう。
すべてを完璧に整えなくては減点されてしまうわけではないので、そこまで神経質になる必要はありません。
しかし、服装や髪型が乱れていたり、洋服のヨレや型崩れをそのままにしていたりする場合、だらしがない印象を与えてしまう原因になります。
面接の前日には、一通り持ち物や着るものの見た目をチェックし、整えておくようにしましょう。
また、面接会場を訪れる直前には一度鏡を見て、身だしなみが整っているかどうか確認することもおすすめです。
普段は身だしなみに無頓着な人でも、面接のときには気を遣うよう頭の片隅に入れておいてください。
姿勢がいい
姿勢がいい人は、面接に受かりやすい傾向があります。
背中を丸めてうつむきがちな姿勢だと、自信がなさそうに見えるため、面接官に一緒に仕事をしたいと思ってもらうのは難しいのです。
逆に、背すじが伸びていて姿勢のいい人には、明るく前向きな印象を受けるものです。
明るい印象が面接合格に直結するわけではありませんが、少しでも好印象な人をより採用したいと思うのは自然なことでしょう。
また、姿勢がいいと自分自身の気持ちにもプラスの効果があります。
面接の日には少しだけ意識して姿勢を正すことで、気持ちも明るくなり、実力を百パーセント発揮できるようになるでしょう。
まだ面接まで時間があるなら、今日から少しずつ意識して、いい姿勢を身につけてみるのもおすすめです。
的確かつスムーズな回答ができる
面接官からの質問に対して、過不足なく的確な返答ができているかどうか、そして回答がスムーズかどうかも面接の受かりやすさに影響します。
社会人として、人としっかりとコミュニケーションが取れることは大切なポイントです。
円滑なコミュニケーションが取れなければ、業務の遂行に支障が出てしまう場合がほとんどであるため、面接ではコミュニケーション能力も見られています。
そして、きちんと受け答えができる人を優先的に採用するのです。
緊張してどもってしまったり、言葉が出てこなくなってしまったりすることは誰にでもあるので、そこまで気にしなくても構いません。
まずはしっかりと面接官の話を聞き、問われている内容を理解することで、的確な返答ができるようにしましょう。
入社意欲が感じられる
入社意欲が感じられる人かどうかも、面接の受かりやすさに影響するポイントです。
どんなに優秀な人材でも、入社意欲がまったく感じられない候補者に対して、企業は内定を出しにくいものです。
もちろん企業側も、はじめから多少の内定辞退者が出ることを想定して多めに内定を出してはいますが、入社意欲のない人に出すほどのゆとりはありません。
どんなに優秀であっても、入社しそうな雰囲気がなければ、内定獲得の機会を逃してしまうことになってしまいます。
企業は自社に入ってほしくて内定を出すので、このことを念頭に置き、面接時には「この会社で働きたい」という気持ちが伝わるようにしましょう。
面接対策の時点から、手を抜かずしっかりと備えておくことも効果的です。
成長意欲が感じられる
優秀な人であれば内定を獲得しやすいという考え方は正しいですが、それだけではなく、就職後にも成長し続けてくれる人を企業はより採用したいと考えています。
成長意欲がある人であれば、入社後もさまざまなことを吸収し学び成長することで、長く自社で活躍し続けてくれるだろうと想像できます。
現時点でもっている能力が他の人たちより劣っていたとしても、成長意欲のある人はあっという間に同僚たちを追い抜いていくことも可能です。
そのため、入社後に期待の人物として重宝されるようになるかもしれません。
また、仕事は楽しいことばかりではなく、「がんばろう」「よりよくしよう」という意欲がなければ、続かなくなってしまう場合もあります。
面接の中で成長意欲をアピールできる場面があれば、大切にしたいところです。
発言がポジティブ
ネガティブ思考の人が、頭の中までポジティブな人間になることは非常に難しいことですが、ポジティブな発言をすることは可能です。
発言がポジティブな人は自信があるように見えますし、周りの人にもポジティブな影響を与えるので、一緒に働きたいと思ってもらえます。
ネガティブな発言をしていると、卑屈に見えたり、周囲の人の気持ちまで落ち込ませてしまったりするなど、マイナスな印象をもたれてしまいます。
前向きな人と働いた方が仕事の効率も上がりそうですし、つらいときにも支え合って乗り越えていけることでしょう。
面接中にはポジティブな発言をするよう心がけることで、面接官の「一緒に働きたい」という気持ちを引き出すことができるかもしれません。
仕事に前向きである
就活において、面接を通過するためには前向きな態度が非常に重要です。
面接官は就活生が仕事に対して熱心であり、困難に直面しても乗り越えるモチベーションがあるかどうかを見極めようとしています。
よって、就活生は自らがどのようにして成長し、将来的に組織に貢献できるかを示す必要があります。
例えば、過去の経験において困難な状況をどのように乗り越えたのか、またその経験がどのように自己成長につながったのかなどについて話しましょう。
チームワークを重視している企業ならば、チームプロジェクトで発生した問題をどのように解決し成功に導いたかについて話すなど、それぞれ求められている業務内容やスキルについて言及できる話題でのアピールがおすすめです。
逆質問を活用している
面接に通過できる人の大きな特徴として、逆質問を十分に活用していることが挙げられます。
逆質問は純粋に就活生が疑問点を解決するためにも活用できますが、企業に対して高い関心やモチベーションがあることを示す役割も果たします。
面接の最後の場面で「質問はありますか」と聞かれることは多いため、最後に印象をより良くするために工夫できれば、面接を通過できる可能性が高まります。
「御社に貢献するためにはどのような心構えが必要であるか」「御社でいち早く成長し、戦力になるにあたってはどのような取り組みが重要であるか」などと質問できれば、良い印象を与えられる可能性が高いです。
【面接に受かる人の特徴とは】受かるために事前にやるべきこと
面接に受かるためには、面接当日だけがんばればいいわけではなく、しっかりと事前準備をしておくことが大切です。
自分のアピールの仕方や、受ける業界や企業ごとの特徴がわかるようになるだけでなく、自信をもって面接に臨むことができるようになるでしょう。
これをおろそかにしていると、面接本番で満足にアピールできず後悔してしまう可能性があります。
事前にやっておくべきこととして「業界分析」「自己分析」「面接練習」の3つについて、なぜ事前準備として必要なのかを以下で解説します。
業界分析
まずやっておきたいのが業界分析で、志望している業界の特徴やトレンド、ビジネスモデル、求められる人物像などを理解することが目的です。
ここでは、就活準備のときに行った業界研究よりも深く分析を行うだけでなく、企業研究も同時に行い、受ける企業について理解することも忘れてはいけません。
業界の流れや特徴と、受ける企業がその中でどんなことを得意分野としているのかなどを理解していないと、面接中にそのことが見抜かれ、志望度が低いとみなされてしまいます。
業界分析をしっかりと行うことのメリットとして、選考の傾向を知ることで力を入れて対策すべき事項がわかる、求められる人物像に自分がマッチしているか確認できるなどがあります。
自己分析
次に、自己分析を通じて自分の強みや弱みに対する理解を深めましょう。
面接では、面接官へ自分自身のことをアピールし、自分を採用することのメリットを知ってもらうことが大切です。
人に自分のよさを伝えるためには、まず自分で自分のことをよく理解する必要があります。
過去の経験や、そのときどう感じ、どのような行動を取ったのかを振り返り分析することで、自分自身の長所や短所、物事のとらえ方などを知ることができます。
これによって、面接の中で話す内容に深みが出たり、より説得力のある話し方ができるようになったりするでしょう。
自己分析をすることで志望動機も書きやすくなるので、ただの面接対策ととらえず、就活全体に役立てていきましょう。
面接練習
最後に、面接の模擬練習をしておくことで本番に備えましょう。
面接練習では、入室・退室時のマナーを確認する他に、実際に受け答えを行うことで、面接自体に慣れる目的があります。
当日はどうしても緊張してしまうものなので、面接の流れやマナーなどを頭に詰め込んだだけではその通りにできなかったり、頭から抜けてしまったりする可能性が否めません。
同様に、想定される質問とそれに対する回答も、事前に準備しておくだけでは不安が残ります。
実際に口頭での受け答えを練習しておくことで、落ち着いて話せるよう備えておきましょう。
客観的に見てもらうことで、自分では気づかなかった改善ポイントが見つかることもあります。
回数を重ねることで上達するものなので、初めはうまくできなくてもあせらずチャレンジすることが大切です。
PREP法を身につける
就職活動における面接で有効なコミュニケーション手法の1つとしてPREP法があります。
この手法は、Point(ポイント)、Reason(理由)、Example(例)、再びPoint(ポイントの再確認)の順に文章、または話を展開するもので、自己の意見や回答を明確かつ効果的に伝えられます。
面接官に対して自分の考えを完結、そして論理的に説明しやすく、就活においてはいわゆる「テッパン」とされている回答方法です。
また、PREP法は面接だけでなく、ESの作成にも大いに活用できます。
ビジネスの現場においてはまず結論から話し、その後話を展開していくことで相手にスムーズに内容を伝えられます。
ぜひPREP法をマスターし、先に結論を話して話の趣旨を念頭に置いた状態で面接官が話を聞けるようにしましょう。
【面接に受かる人の特徴とは】合格する人がしている対策
続いて、面接に合格する人が取り組んでいる対策を確認しましょう。
以下の2つは良い印象を与えるためにぜひ行いたい対策です。
身だしなみに気をつかう
当然のことと思うかもしれませんが、もう一度自分の身だしなみがマナー違反に該当していないか確認することが重要です。
具体的には、服装は清潔でしわがなく適切なものを選びましょう。
ただ「スーツを着ていればOK」というわけではなく、きちんとクリーニングされている清潔感のあるものを選ばなければなりません。
また、爪が伸びっぱなしでは清潔感がなく、だらしない印象を与えてしまうため、短く切り揃えるようにしましょう。
髪型は、前髪が長すぎるなど問題外の髪型はもちろん、ある程度整え、清潔感が感じられるようにしましょう。
結果を踏まえて振り返る
面接に通過できる人は、手応えがあった場合でもそうでない場合でも、結果を踏まえて自らフィードバックができます。
面接の結果を自分で消化し、前に進むためだけでなく、自分の成長そして改善のために役立てられます。
たとえ不合格であった場合でも、冷静に分析できる人が多いです。
「自己PRが具体的でなかった」「志望動機で企業の魅力についての理解を示せなかった」など、今後に役立てられるのです。
反対に、合格した場合でも、慢心することなく、どのような点が評価されたのか、どのような点は自分の中で納得がいっていないのかについて分析し、今後の面接、そして就活に役立てていくことが不可欠です。
【面接に受かる人の特徴とは】おすすめの面接練習方法
面接前にやっておきたいことの中で、面接練習だけは練習相手がいた方がやりやすいです。
家族やバイト先の人などに依頼することもできますが、練習相手として適任かどうかの判断は難しいところです。
そこで、おすすめの面接練習相手と、それぞれの相手と練習することのメリットについて紹介します。
面接練習を効果的に進めるためには、就活とリアルタイムで向き合っている人や、実際に就活を乗り越えた経験がある人に依頼するのがおすすめです。
友達
気軽に練習を頼みやすい相手として、ともに就活に励んでいる友達がまず適任者として挙げられます。
自分自身の練習になるだけでなく、友達の練習相手になることで、話す内容や話し方、マナーなどを参考にすることもできるでしょう。
また、友達ががんばっている姿を見て、お互いにモチベーションが上がるというメリットもあります。
就活生同士の交流という見方もでき、就活や業界について有益な情報が手に入ることもあるので、可能ならば複数の友達と面接練習をすることで、就活をスムーズに進められるようになるでしょう。
気をつけたいポイントとして、気心が知れている相手であるため、気が緩みやすいことが挙げられます。
本番だと思って適度な緊張感をもち、練習に臨む姿勢が大切です。
先輩
サークルの先輩やバイト先の先輩など、就活をすでに終えた人に頼むのもおすすめです。
すでに内定を獲得している経験者なので、成功例や失敗例の話を聞くだけでも参考になりますし、現役で就活をしている友達とは違った目線からのアドバイスをもらえることでしょう。
友達よりも緊張感をもって練習できるのも、ひとつのメリットと言えます。
面接に限らず、どんなことに力を入れるべきなのか、会場の雰囲気はどうか、息抜きはどうしていたのかなど、就活中の悩みを相談することもできます。
また、実際に選考を受けたからこそ知っているような、就活の情報を手に入れられることもあるかもしれません。
OB・OGとのつながりをもっている先輩がいたら、そこからさらにコネクションも広がるでしょう。
OBOGの社員
志望している企業の中に、同じ大学や学部・学科、サークルなどのOB・OGがいるなら、協力を仰げないか聞いてみるといいでしょう。
その企業の面接をパスするためにどんなことをしたのか、どんなアピールをすると印象に残りやすいかなど、具体的に相談できる数少ない人材です。
実際の面接練習まで付き合ってもらうのは難しい場合が多いので、自己PRや志望動機を聞いてもらってフィードバックをもらうようにしましょう。
その企業で働いている人という視点からの意見を盛り込むことで、説得力がグッとアップするはずです。
また、企業のことを深く知っているため、社内の雰囲気や詳しい仕事内容などを聞くこともでき、実際に自分が働いているところを想像する際にも役立ちます。
就活エージェント
面接練習をしたいけれど、何をしたらいいのかわからないという人も多くいることでしょう。
また、就活面接に関する知識をもっている人が相手の方がいいという人にもおすすめな方法が、就活エージェントに頼む方法です。
就活のプロならではの視点から強みや弱点を見抜き、丁寧に対応してもらえるのが何よりのメリットです。
業界や職種に合わせたアピール方法など、友達や先輩からは得られない情報をもっているので、効率的に面接対策ができます。
面接対策にとどまらず、就活に関する悩みを一挙に解決してくれる強い味方なので、興味がある方は以下のリンクをぜひ確認してみてください。
→https://shukatsu-venture.com/lp/6
【面接に受かる人の特徴とは】面接に受かるサインとは
面接中でも合格している可能性が高いと自分で判断できるサインにはいくつか種類があります。
まず、面接時間が長いと、あなたに時間を割いてでもいろいろ知りたいと判断している可能性があるため、面接に受かるサインと言えます。
また、面接中に面接官が何度もメモを取っている場合、あなたについて詳細に書き留め、他の採用担当者と相談したいと考えている可能性があるため、通過できる可能性が高いです。
その他にも、褒められる、ポジティブな発言がある場合や、他社の選考状況について詳しく聞かれる、提示した日程のうち一番早い日程で次の選考に呼ばれる、なども面接に受かっている可能性が高いと判断できるサインです。
頷きやアイコンタクトがある場合も、あなたに対して好印象を持っており、これから一緒に働きたいと思っているサインといえます。
【面接に受かる人の特徴とは】面接不合格時のサイン
一方で面接に合格している可能性が低い場合のサインも確認しましょう。
まず1つ目として、面接時間が極端に短いことが挙げられます。
この場合、あなたに見切りをつけ、他の就活生を見極めるための時間を設けようとしているかもしれません。
また「うちの仕事に向いていない」「社風に合わない」などと明確に指定された場合、ほとんど合格の可能性はないと思った方が良いです。
選考に関係ない雑談が続く場合も、あなたを採用する気がなく、適当にその場を済ませようと思われている可能性があります。
また就活を応援される、例えば「頑張ってください」と言われる場合は、その企業には受かっていないと思った方が良いでしょう。
結果の通知が遅い場合も不合格の可能性が高いです。
どうしても採用したいと思っている相手ならば、早く内定の連絡をして囲い込みをしたいと思う企業が多いからです。
また、基本的な質問が続き、深掘りされない場合もあなたに興味がなく、採用しようと思っている可能性が低いと判断できます。
ただし、これらが当てはまる場合でも、必ず不合格とは限らないため、気落ちせずに就活を進めていきましょう。
【面接に受かる人の特徴とは】ガクチカを話す時のおすすめ構成
面接に受かるためには、頻出の質問のひとつであるガクチカをうまく話せるように準備しておくといいでしょう。
しっかりと準備した上でガクチカに説得力をもたせるためには、構成を意識して、わかりやすく話すことが大切です。
ガクチカを話すときのおすすめの構成は「結論」「目標」「課題」「課題への行動」「結果」「学び」「貢献」の順で話を構成することです。
ここからは、7項目それぞれの中でどんなことを話せばいいのかを簡単に説明します。
結論
どんな話をするときも、結論から話すことで聞き手が理解しやすくなるので、面接中はこのことを心がけるようにしましょう。
ガクチカの場合は「学生時代力を入れていたことはサークルです」「学生時代はアルバイトにもっとも力を入れていました」などのように、短く結論を述べましょう。
注意したいのは、一言目でインパクトを与えようとして「ボランティアで○○へ行き、現地の方々と力を合わせて○○して〜」のように結論が長くなってしまうことです。
結論はあくまでも簡潔に、その後に続くエピソードを聞きたくなるような文章にしましょう。
目標
結論を述べたら、そのガクチカにおいて立てた目標を話します。
なぜその活動に力を入れようと思ったのか、それによってどんな結果が得たかったのかを明確に伝えておくこが目的です。
そうすることで話が理解しやすくなるだけでなく、人物像が見えてくるため、面接官に対して効果的にアピールすることができるのです。
自分のことを知ってもらうためにも、なぜ結論で述べたことをガクチカに挙げたのかが伝わるような目標を述べましょう。
課題
目標を立ててそれに向かって行動を起こした場合、何かしらの課題にぶつかるときがあります。
課題と呼ぶほど大それたことでなくとも、何かしらの困難に見舞われたことや、大変だったこと、目標と現状とのギャップに気づいた瞬間などはあるでしょう。
ガクチカで面接官に向けてアピールしたいのは、この課題とその乗り越え方、そして今後への活かし方の部分です。
過去の経験を振り返り、どんな問題に直面したのかをしっかりまとめておきましょう。
課題への行動
続けて、先に述べた課題を解決するために、どんなことを考えてどんな行動を取ったのかをアピールします。
自分の長所を活かして課題に挑んだのか、短所を補って努力したのか、具体的に思い返すことで自分の行動を他人に説明できるようになります。
多少であれば話が長くなってしまってもいいので、わかりやすく自分の考えや当時の状況、周囲の反応などを説明しましょう。
簡潔にまとめすぎると、あっさりとした印象を受け、苦労したことが伝わりにくくなってしまいます。
結果
課題解決に向けて行動した結果、どんな成果を得られたのかを述べて一旦話をまとめます。
過去のエピソードはここまでであると区切るためにも、思い通りの結果が得られたのかどうか、ここではっきりさせておくことが大切です。
思い通りの結果が得られなかったとしても、そのことを正直に話しましょう。
ガクチカで大切なのは成功した経験ではなく、何かに向かって努力してその中で何を学んだのか、それを今後の人生にどう活かしたいのかの部分です。
学び
過去のエピソードを締めくくったあとで、その経験を通して学んだことをまとめましょう。
目標通りにことを運び、大成功した経験なのであれば、課題解決に向けて取った行動が正しかったのだと肯定する意見を述べます。
目標を達成できなかった経験であっても、ガクチカを通じて何かしらの学びはあったはずです。
自分の取った行動の中に小さな成功があれば、その部分を評価するのもいいでしょう。
経験から学びを得て、次に活かせる人間だということをアピールできるような内容にしましょう。
貢献
ガクチカの締めくくりとして、過去の経験を通して得た学びを、今後社会人としてどのように活かしていきたいのかを述べます。
「○○という学びを得ました」で終わってしまうと、その経験を糧に成長することができるのかどうかが伝わらず、中途半端な人に見えてしまいます。
そのため、得た学びを活かして、社会に出たらどんなことをしたいのか、自分の中の理想を話しましょう。
志望している業界や職種と結びつけられると、さらに説得力が増すのでおすすめです。
【面接に受かる人の特徴とは】話すときのコツ
面接に受かる確率を上げるためには、話し方を工夫するだけでも効果があります。
口頭での会話になるため、話が行ったり来たりしていたり、結論がわかりにくかったりする場合、言いたいことが伝わらず、それだけで大きく減点されてしまう原因になります。
受けている企業とは関係のない話ばかりをしている場合も、面接をパスできる確率は低いでしょう。
とはいえ、細かいことを意識し始めると混乱してしまうものです。
ここでは、まず気をつけたい話し方のコツをまとめるので、これだけは意識するようにしてみてください。
結論から話す
他のどんなテクニックよりも、話し始めにはまず結論をズバッと端的に話すことを意識するだけで、話の伝わりやすさが大きく変わります。
もちろん、その後に続く具体的な話の中でわかりやすい説明をすることも大切なことですが、最初に結論を伝えておくことで、聞き手にとって説明の内容が理解しやすくなります。
そうすることで面接官もメモを取りやすく、あとから話の内容を思い出しやすいため、面接に合格しやすくなるのです。
また、話の初めに結論を述べることは、社会人になってからも求められるコミュニケーションの技術です。
今のうちから意識し身につけておくことで、入社後もしっかり活躍してくれそうだという印象を与えることができるでしょう。
企業の求める人物像を意識する
2つ目は、少し打算的に思えるかもしれませんが、企業の求める人物像を意識して、それに合ったエピソードがあれば面接の中で優先的に使うことです。
志望企業を絞る段階で、企業と自分の性格がマッチするかどうかは確認しているかと思います。
ですので、無理をして企業の求める人物像に寄せるようなことはしなくてもよいです。
むしろミスマッチの原因になってしまうので、やらない方がいいでしょう。
しかし、企業側が理想として思い描いている人物像を理解していることと、その人物像に自分が当てはまっていることをアピールするために、話に盛り込むことはひとつのテクニックとして有効です。
面接官に、自社で活躍してくれそうな人材だと認識してもらうために、面接準備の段階から企業が求める人物像を意識しておきましょう。
【面接に受かる人の特徴とは】対策が難しいと感じたら
今回は面接に受かる人の特徴について紹介しましたが、自分が当てはまらない、もしくはこの記事を読んでもいまいち自信が出てこない人も多いはずです。
そこでおすすめなのは就活エージェントと一緒に就活を進めることです。
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おわりに
面接に受かるためには、面接官に「一緒に働きたい」「自社で活躍してほしい」と思ってもらえるような自分を見せるのがもっとも効果的です。
そのために、身だしなみや立ち振る舞い、話し方などひとつひとつのポイントを丁寧に押さえていくようにしましょう。
とはいえ、面接は企業と就活生とのマッチングの場ですので、背伸びをしすぎずありのままの自分で、自信をもって臨むのが理想です。
まずは基盤となるマナーから繰り返し練習し、しっかりと身につけることで、面接に受かる確率を上げていきましょう。