集団面接の対策をしたい!よく聞かれる質問や集団面接の対策方法を紹介!

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面接では、面接官が1人の就活生に質問をする「個人面接」が一般的ですが、なかには「集団面接」を行うところもあります。

主に、大手企業などで応募者が多く集まり、就活生一人ひとりに会って話す時間がないときに取られる面接の形態のひとつです。

聞かれる内容などは個人面接とさほど変わりませんが、集団であるからこその注意点もあります。

そこで今回は、後回しになりがちな集団面接の対策について解説するので、受ける予定のある方はぜひ参考にしてください。

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【集団面接の対策をしたい!】集団面接と個人面接の違い

就活を進めていく中で面接の対策はほぼ必ず行うことになりますが、これは主に個人面接を想定した対策になりがちです。

そのため、集団面接の対策をおろそかにしてしまう方も少なくありません。

しかし、集団面接にはいくつか気をつけるべき点があり、対策をしないで本番に臨むのは好ましいことではありません。

ほかの就活生の前で、自分のことについて話さなければならないプレッシャーは相当のものになります。

まずは、集団と個人の面接はどういった点が異なるのかを把握して、対策に役立てましょう。

一人あたりの時間が違う

集団面接と個人面接では、一人あたりに割かれる時間が異なります。

面接時間は集団面接の方が長くなりますが、単純に考えて面接時間を人数で割っても、一人あたりの時間が短いことがわかるでしょう。

ほかの応募者もいることから、深掘りした質問をされることも少ないです。

ただし、一人あたりの時間が短いからといって楽なわけではなく、短い時間で自分をアピールできるよう、受け答えの内容を濃くする必要があります。

もちろん内容を濃くするために、1人で長々と話しているわけにはいきません。

周囲へ配慮できるかどうかも審査の対象になっているからです。

個人面接よりも、面接官の質問の意図をきちんと汲み取り、それに対して簡潔かつ明確に答える努力が必要となります。

ほかの就活生の回答を聞くことができる

集団面接では、ほかの就活生と一緒に面接を受けるため、その回答を聞けるというポイントがあります。

ほかの就活生の受け答えを聞く機会はあまり多くはないため、しっかり聞いておいてその後の自分の面接に活かす方も少なくありません。

しかし、ほかの就活生の回答を聞けてしまうことは、場合によってはマイナスに作用することもあります。

内容がすばらしくて自分の回答に自信が持てなくなってしまったり、アピールしようとしていたことを先に言われてしまったりと、非常に厳しい状況に追い込まれてしまうケースも珍しくありません。

ただし、このようなことはお互い様でもあり、相手もあなたの発言内容に内心は焦っているかもしれません。

ほかの就活生の話に耳を傾ける姿勢を見せつつ、「プレッシャーに強い人」という印象を与えましょう。

ほかの就活生と比較される

集団面接の大きな特徴のひとつに、「ほかの就活生と比べられる」ということがあります。

コミュニケーション能力や協調性など、誰が優れているのか周囲と比較されるのです。

面接中にほかの就活生と会話をするようなことはほぼありませんが、マナーや表情などからその人の持つ集団に対する適応能力は判断できます。

集団面接は、ほかの人を出し抜いて自分だけ受かろうとするのではなく、全員が落ち着いて面接に臨めるように配慮する姿勢が大切です。

一緒に面接を受けている人は、もしかしたら同僚となってともに働くことになる人かもしれません。

回答内容だけでなく、マナーから表情まで再度練習を行って、自分に足りない部分は何か確認しておきましょう。

【万全な集団面接対策】集団面接とグループディスカッションの違い

集団面接とグループディスカッションの違いについて解説します。

集団面接とグループディスカッションの違いがわからず、対策方法がわからない人もいますよね。

主に、集団面接は複数人の応募者が同時に面接を受けることを指し、グループ面接とも呼ばれることがあります。

グループディスカッションは、企業から与えられるテーマに対してグループで議論を行う選考方法のことを言います。

グループディスカッションは面接でないため、面接官からみられるポイントが違います。

グループディスカッションのは役割がある

グループディスカッションは主に、4つの役割があります。

進行役・書記・タイムキーパー・アイディアマンの4つの役割に分かれて、テーマに対して議論を行います。

グループはすでに分かれていることが多く、ディスカッションがスタートするとグループ内で役割を決めていくのが一般的です。

上手く一人一人役割を果たせば良い評価になりますし、役割を果たせなければ悪い評価がつくでしょう。

一方集団面接では、話す対象は基本的には面接官であるため、役割などは存在しません。

基本的に、面接は集団で行うだけであって、一対一の面接と変わりません。

そのため、集団面接とグループディスカッションのそれぞれの対策が必要となります。

評価されるポイントが異なる

集団面接とグループディスカッションでは評価されるポイントが違います。

そのため、両方の対策をしておかないと評価ポイントが偏ってしまうので、まずは評価されるポイントを理解しておきましょう。

集団面接の評価ポイント

・簡潔に話をまとめる力 ・人の話をよく聞く傾聴力 ・周りと比較されている状況把握力

などがみられます。

逆にグループディスカッションの評価ポイントは

・問題解決力

・積極性

・コミュニケーション力

などが評価ポイントになります。

それぞれ評価ポイントが違うので、対策すべきことも異なります。

【万全な集団面接対策】集団面接を行う理由

集団面接を行う理由を解説していきます。

集団面接を実施する企業の目的は、主に3つあります

集団面接の目的

・選考人数を効率的にしぼるため

・企業に関して詳しく知ってもらうため

・協調性を見るため

企業側のメリットもありますが、選考に関係するポイントもあるので、しっかり理解しておきましょう。

選考人数を効率的に絞るため

企業が集団面接を行う理由は、効率的に選考人数を絞るためです。

面接官は面接でかなりの労力を使います。

そのため、集団面接を実施して効率よく選考することで、労力をかけずに選考することができます。

1次面接で集団面接を行う場合がありますが、それは社会人としての常識やビジネスマナーを主に判断しているだけです。

そのため、一人一人と面接するよりも集団で面接した方が効率的で、より多くの応募者を募集できます。

就活生からすると、自分よりも好印象な人がいれば比べられるデメリットはありますが、逆に好印象をもってもらえると優位にたてます。

面接が一対一でも集団でも、徹底的に面接対策はしておきましょう。

企業に関して詳しく知ってもらうため

企業に関して詳しく知ってもらうために集団面接にしている場合もあります。

一対一で企業に関することを話していると、面接官はかなり大変になるからです。

例えば、150人応募すると、150回も企業のことを話さなくてはいけません。

集団面接では、そのような時間がかかることを避けられます。

150人を6人グループに分けた際は、25回の面接で終わります。

その分、企業に関する話ができるというわけです。

そのため、集団面接を採用する企業は、企業のことを詳しく知ってもらうために集団面接を行っています。

協調性を見るため

協調性を判断するために集団面接を行っています。

協調性とは、「異なった環境や立場にいる人と、譲り合って協力できること」を意味します。

つまり、集団面接ならではの判断基準だといえるでしょう。

具体的に面接の中では、周りの話に耳を傾けている協調性があるかをみることが多いです。

ベンチャー企業では社員数が少ない企業が多いので、協調性が大事になります。

その協調性がみられる集団面接は効率も良く、優秀な人を判断できる場になると言えるでしょう。

【万全な集団面接対策】集団面接のマナー

面接のマナーは、就活セミナーなどで見聞きする機会があることでしょう。

集団面接のマナーについては、基本的な部分は個人面接の場合と大きく変わりませんが、集団ならではのマナーがあるのも事実です。

特に難しい振る舞いを求められているわけではありませんが、ほかの就活生も気持ち良く落ち着いて面接を受けられるよう、常に気を配っていましょう。

以下に、集団面接のマナーについて詳しく解説していきますので、不安な方はぜひチェックしてみてください。

入室

まずは、入室と退室の仕方を確認しておきましょう。

グループの先頭とそれ以降、そして最後尾の方でそれぞれ求められる動きが異なるため、どの位置についても良いように必要とされる動きとマナーを覚えておくようにしてください。

先頭の人は、ドアを3回ノックし、返答があったら「失礼します」といってドアを開け、一礼して入室します。

それ以降の人たちも、前の人に続いて「失礼します」と言って入室してください。

入室する前にいったん立ち止まると、より良い印象を与えられます。

そして、最後尾の人がドアを閉めますが、後ろ手で閉めるのはマナー違反です。

すでに入室した人たちは、直立したまま最後の人が入室するまで待ち、「座ってください」と言われてから座るようにしましょう。

面接中

集団面接では、面接官からの質問に対して就活生が順番に答えていきますが、自分が答える番でなくても注意すべきマナーがあります。

特に面接官が複数人いる場合、質問をする人と就活生全体を見ている人で、役割分担ができていることも珍しくありません。

重要なのは、姿勢に気をつけることはもちろん、ほかの就活生と面接官のやり取りを聞いておくことです。

答え終わったからといって姿勢を崩すことはマナー違反ですし、ほかの人の話を聞いていないと、面接官から「協調性が欠如している」と思われてしまうことがあります。

ほかの人が話しているときもしっかりと耳を傾け、自分ならどう思うかなどを考えておきましょう。

実際に、「先ほどの○○さんの考えをどう思いますか」など急に話を振られることもあります。

退室

退室は、基本的には入室と逆の動きができれば問題ありません。

ドアに近い人から退室して、最後の人は静かにドアを閉めます。

自分が退室する番が来たら「ありがとうございました。失礼いたします」と言って、一礼してから部屋の外に出ましょう。

ほかの人がいることを考慮して、丁寧かつスマートに動く必要があります。

普段行っていない動作を急にしても不自然なだけなので、入退室の一連の動きをスムーズにできるよう、事前に練習しておくと良いでしょう。

オンライン面接

長引くコロナ禍の影響で、オンライン面接を実施する企業が徐々に増えてきています。

姿勢や言葉遣いについては対面での面接と違いはありませんが、オンライン面接ならではの新しいマナーができているのも事実です。

自室など1人の空間で面接を受けるといっても、ほかの人への気遣いは忘れてはなりません。

面接官に失礼にならないような服装を着用し、自分だけ長々と話し続けないように心がけましょう。

また、画面越しだと暗く見えがちであるため、いつも以上に笑顔や目線に気をつけるようにしてください。

もちろん、Web面接で使われるツールについても、特に問題なく使いこなせるようにするのも大事なマナーと言えるでしょう。

なお、外部マイクを使うと音声が良くなるので、持っていない方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。

【集団面接の対策をしたい!】よく聞かれる質問とは

集団面接も個人面接も、聞かれる質問内容の違いはありません。

どちらも面接の定番の質問である、自己PRやガクチカなどがメインとなります。

面接官はあなたの受け答えをしっかり聞いて、自社で必要としている人材であるかチェックしているので、ありきたりな回答では落とされてしまいます。

1人の持ち時間は短いかもしれませんが、その短い時間が勝負なのです。

ここからは、よく聞かれる質問を紹介していきますので、しっかりと対策しておきましょう。

自己紹介

自己紹介は、面接官から何を言えば良いのか項目の指定があることがほとんどです。

名前・出身大学・趣味などを伝えることが多く、仮に指定がない場合もほぼ同じ内容にしておけば問題ないでしょう。

集団面接での自己紹介のコツは、ダラダラしないように簡潔に述べることです。

面接官が学生に自己紹介を求めるのは、「わかりやすく話す能力を持っているかたしかめるため」とされています。

また、印象を良くするためにはなるべくハキハキと話すことも大切です。

自己PR

自己PRは、あらかじめ面接対策やES対策で作成しており、集団面接だからといって内容を変える必要はないため、そこまで深く考えることはありません。

しかし、ほかの人と被りやすい自己PRを用意している方は注意が必要です。

前の人が似たようなことを話してしまうと、あなたの印象が薄くなってしまうかもしれません。

そうならないためにも、自分だけのキャッチコピーや、言い換え表現などをあらかじめ用意しておくようにしましょう。

あまりにも奇抜なものはNGですが、オリジナリティーがあれば面接官に良い印象を与えることができます。

志望動機

志望動機は、面接の際にほぼ必須の質問項目のひとつと言われています。

自分なりの志望動機を持つことはもちろんですが、企業のことをあらかじめ詳しく調べておき、自分の考えと企業理念などが一致しているかを確認しておきましょう。

ありきたりな志望動機を作成してしまうと、どの企業にもマッチするようなものに聞こえてしまうため、周りとうまく差別化できないことがあります。

そのため、経験や考え方の違いでほかの就活生と差別化を図るようにしてください。

IRやSNSをチェックして企業分析をしよう

ESだけでなく、集団面接においても志望動機はよく聞かれる質問の1つです。

志望動機を考えるためには企業分析をすることが欠かせません。

そこでIRやSNSをチェックすることは、志望動機を考える上で有効です。

IRとは、Investor Relationsの略で、投資家に向けて企業の経営や財務情報、業績や戦略、強みや課題などを知ることができます。

IRを見ることで、志望動機だけでなく、将来のビジョンについても考えることができる為、IRには目を通しておくべきです。

そしてSNSをチェックすることで、企業に関する最新のニュースや話題、口コミや評判、トレンドなどを知ることができます。

就活に関する情報を調べるうえで一番のおすすめSNSはTwitterです。

近年Twitterでは就活の情報を得る為だけの就活アカウントを作る学生も増えていて注目度が高まっています。

他社の選考状況

ほかに受けている企業を聞くことで、志望者の就活の軸や一貫性を知ろうとしています。

また、今後の選考のスケジュールを組むうえで参考にするために、聞かれることも考えられるでしょう。

1社だけ受けていたとしても、その回答が評価を下げてしまうことにはならないので、嘘はつかないようにしてください。

質問された際には、企業名まで述べることが望ましいです。

答えたくないときは、分野や業界名だけにするのでも問題はないでしょう。

たとえば、どの業界を何社くらい受けるのかを答えるという形にしても構いません。

しかし、名前まで掘り下げて質問されることもあります。

自分がほかに受けている会社が競合相手だった場合でも、名前を隠す必要はありません。

可能な限り、正直に答えてください。

ガクチカ

ガクチカとは、学生時代に力を入れたことの略であり、これも面接では必ずといって良いほどよく聞かれる質問です。

ガクチカは、学生時代にどれだけ立派な結果を出したかをアピールするところではなく、経験から何を学び、将来どう活かすつもりなのかが注目されています。

そのため、単に学生時代の実績をアピールするだけでなく、目標達成までの心情の変化や取り組みなども含めて話しましょう。

力を入れたことはほかの就活生と被るかもしれませんが、そこから得た学びは自分だけのものです。

逆質問

面接の最後に、面接官から「何か質問はありますか?」と聞かれることがあります。

企業のことをしっかり調べておけば質問しやすくなりますが、調べていないと誰でも質問できるような薄い内容になってしまうことがあります。

また、調べればわかるようなことを質問するのも、面接官に良い印象を与えません。

逆質問は、自分をアピールする最後のチャンスです。

質問という形で伝えきれなかったことを補足できるように、事前に準備しておきましょう。

【万全な集団面接対策】集団面接のポイント

集団面接のポイントを押さえておくことで、次のステップに進める可能性が高まります。

しかし、周囲の就活生と常に比べられているため、たとえ自分が答える番でなくても気を抜けません。

気をつけることは個人面接と大きく変わりませんが、ほかの人の発言もきちんと聞いておくなど、集団だからこその注意点もあります。

ほかの就活生に埋もれないためには、マナーだけでなく積極性も必要です。

ここでは、集団面接のポイントを3つご紹介するので、ぜひ実践で役立ててください。

言葉遣いに注意する

面接のポイントのひとつが「言葉遣い」です。

特に、正しい敬語は必須です。

丁寧な話し言葉を心掛け、語尾は「です」「ます」に統一しましょう。

なかには敬語で話した経験が少なく、アルバイト先で覚えた表現が癖になってしまっている就活生もいます。

謙譲語や尊敬語などをきちんと使い分けて、正しい言葉遣いで話をできるように準備しておきましょう。

言葉遣いは、日ごろから気をつけておかないと簡単には改善できません。

緊張してうっかり使ってしまうこともあるため、自分の癖が抜けるまで練習しておくことが重要です。

また、相手の名前や肩書を覚え、面接官や他の受験者の名前や肩書を正確に呼ぶことは、相手への配慮や関心を表すことができ、コミュニケーション能力が高いと評価されるため、好印象なのでこちらも欠かさずに行いましょう。

積極性を持つ

集団面接では、積極性を持ち、自分から発言していく姿勢も評価の対象です。

特に、逆質問の場面では誰から質問していくのかは指定されないことが多いため、先陣を切って質問していく積極性を見せましょう。

自分1人で長々と話すことはマナー違反ですが、その場の雰囲気を良くする積極性は、特にベンチャー企業といった少人数で構成されている組織で歓迎されます。

自分の強みを面接官にわかってもらうためにも、積極的な姿勢を見せ自分から発言していく機会を増やしましょう。

発言者に耳を傾ける

先述したように、ほかの発言者の話にも耳を傾けておかないと、協調性がない人だと思われてしまいます。

それだけでなく、ほかの人の発言に対して意見などを求められることもあり、そのときに「聞いていませんでした」では話になりません。

ほかの就活生の話には、自分にとってのヒントとなる部分も多々あるので、気になる情報があれば積極的に吸収しましょう。

また、しっかりと耳を傾けるために、話し手の方を少し見ながらうなずいたりすると、さらに印象が良くなります。

さらに、「自分ならどうするか?」「この意見は賛成できる」など、きちんと思考しながら聞いていれば、ほかの人の発言に関する突発的な質問にも自信を持って答えられるでしょう。

長々と話さない

集団面接では、自分だけでなく他の応募者とも話す必要があるため、個人面接よりも一人に割り当てられる時間は短いです。

そのため長々と話してしまうと、他の応募者の時間を奪ってしまうことになり、面接官や他の応募者に対する配慮が足りないという印象を与えてしまいます。

また、長々と話してしまうと、自分の主張が分かりにくくなったり、聞き手の興味を失ったりすることがあります。

それは、自分のコミュニケーション能力が低いという印象を与えてしまうため集団面接では、簡潔に要点を伝えることが大切です。

【万全な集団面接対策】集団面接ならではの問題対処方法

一人当たりの時間が短く、他の就活生の回答を聞くことができるといった特徴がある集団面接ですが、集団面接ならではの問題が起こります。

主に以下のようなことはよく起こるため、対処方法を事前に知っておくことは重要です。

他の人と内容が被る

ガクチカやそれに付随するエピソードがかぶってしまうことは面接官も想定内のことで、実際に集団面接ではよくあることです。

集団面接で回答がかぶることは避けられませんが、それを逆手にとって自分のオリジナリティをアピールしましょう。

企業は同じエピソードでも、面接官はその中で何を学んだかやどう考えたかを知りたいのです。

例えば同じバイトの話でも、どんな問題が発生してどのように解決したのか、そこから何を学んだのかなど、自分の価値観や取り組み方を伝えることが大切です。

急に話を振られる

集団面接では次に誰に質問が飛んでくるのかは分かりません。

集中して聞いていないと、急に話を振られたときに聞き逃して焦ってしまいます。

聞き返すことは減点対象にはなりませんが、あまりに多いと、ネガティブな印象を持たれてしまいます。

急に話を振られることもあるんだという意識を常にもって集団面接に臨みましょう。

前の人がとても優秀だったら?

複数人が同時に面接する集団面接では前の人がとても優秀だったなんてことはよくあります。

そのような状況に遭遇したら、焦らずに自分のアピールポイントをしっかりと伝えることが大切です。

その場しのぎで嘘をついても後から必ずばれてしまうので、自分で用意してきたことを変えずにそのまま話しましょう。

 

間違いやすい言葉遣い

言葉遣いは、自分の人柄や教養、コミュニケーション能力などを表し、面接官は、言葉遣いから志望者の性格や適性を判断します。

そのため、丁寧で礼儀正しい言葉遣いをすることで、面接官に好印象を与えることができます。

ですが、間違った言葉遣いをしてしまうと、逆に悪い印象を与えてしまいます。

事前に間違いやすい言葉遣いを把握しておくことで、面接で失敗しないようにすることができます。

以下で、面接で避けるべき言葉遣いの例を紹介します。

1人称が「わたし」「わたくし」以外

ビジネスの場では、自分のことを話すときには「私」を使うのが一般的です。

「私」は、どんな相手に対しても丁寧で礼儀正しい言葉遣いとして使われています。

逆に「僕」や「俺」は、くだけた言葉遣いとして、親しい人や同僚との会話でしか使えません。

同い年が多い集団面接のグループディスカッションであったとしても相手に失礼にあたる可能性があるので、絶対に使わないようにしましょう。

特に、目上の人や初対面の人に対しては、「僕」や「俺」を使うと、非常識や失礼な印象を与えてしまうかもしれません。

集団面接では、自分のことを話すときには「私」を使うことを心がけましょう。

「大丈夫です」

ビジネスの場では、「大丈夫です」という言葉遣いは避けるべき表現です。

なぜなら「大丈夫です」は、相手の心配や要望を軽く扱っているように感じられることがあるからです。

さらに、「大丈夫です」は、具体的な意味が分かりにくく、相手がどういう状況なのか、どういう対応をするのかが伝わりにくく、誤解やトラブルの原因になる可能性がある曖昧な表現です。

そのため面接官などの目上の人には「大丈夫です」という言葉遣いは辞め、代わりに集団面接では、「問題ないです」という表現を使いましょう。

「問題ないです」は相手と対等な立場で話していることを示し、具体的な意味が分かりやすく、相手に対する自分の状況や対応を明確に伝えることができます。

二重敬語

二重敬語は集団面接時だけでなく、個人面接時でもやってはいけない表現です。

敬語の表現を重ねると、相手に敬意が足りないと思われたり、常識がない人だと思われることがあります。

例えば、「お伺いさせていただきます」は、「お伺いします」で十分です。

また「〜させていただいております」は、「〜しております」で十分です。

自分では丁寧な言葉遣いをしているつもりでも誤った言葉遣いをしてしまっては元も子もないです。

二重敬語はしないようにしましょう。

【万全な集団面接対策】集団面接の対策方法

集団面接に限らず、面接の対策は1人で行いにくいところがあります。

しかし、準備をしないと落ちてしまう可能性が高いです。

周囲のライバルに差をつけるためにも、面接の準備は必要不可欠です。

面接の合否は、事前準備の仕方によって大きく左右されます。

納得のいくまで準備をすれば、自信がついて面接官の質問にも焦らずに答えられるはずです。

最後に、集団面接の対策方法について解説していきますので、心配になっている方はぜひ確認してみてください。

身だしなみを整える

面接の対策として、まずは服装や髪型など、身なりを事前に整えておきましょう。

面接の当日、気づかぬうちに服装が崩れないように、日頃からきちんとした服装を心がけることが重要です。

寝癖や爪の長さなども、意識するようにしてください。

清潔さを心がけ、スーツや靴、鞄の状態も確認しておくと安心できます。

身だしなみは、第一印象に大きな影響を与えるものです。

その後の面接の評価にもつながるので、マイナスな印象を与えてしまうことを避けるためにも、重要なポイントだといえるでしょう。

業界にもよりますが、長い髪はまとめ、明るすぎる髪色は落ち着いた色にします。

女性は化粧だけではなく、スカートの長さやストッキングの色なども気をつけられると、より好ましい印象になります。

あらかじめ回答を作成しておく

企業によって異なるものの、面接で聞かれる質問はおおよそ決まっています。

そのため、どのような質問をされるのか、事前にイメージしてその答えを作成しておきましょう。

1社につきいくつもの質問に答える必要があり、また複数の会社を受けることから、すべての回答を完璧に覚えておくことは難しいため、要点だけ覚えておくと良いでしょう。

特に集団面接では、深掘りした質問は少ないため、事前に想定問答を作成しておけば問題なく対応できるでしょう。

集団面接では、その場で答えを考える時間も限られているため、聞かれそうなことに関しては答えをしっかりとまとめておいてください。

なお、事前に回答を用意しておくことは、自己分析や企業研究を深めることにもつながります。

第一志望でない企業で経験をしておく

第一志望の企業で集団面接があることがわかっている場合は、その企業の選考の前に第一希望とは違う企業の面接を受け、集団面接に慣れておくと良いでしょう。

集団面接は、個人面接とはまた少し違った雰囲気があり、初めてのときは戸惑うことも多いです。

「第一志望の企業の選考では失敗できない」というプレッシャーもあり、慣れない集団面接で実力を発揮するのは非常に難しいことですが、経験を積んでおくことで自信を持って面接を受けられます。

エージェントに相談する

集団面接に不安を持っている方は、エージェントに相談してみましょう。

エージェントに相談すれば、集団面接に関する状況を聞けるだけでなく、就活全般に関する不安や疑問を解消することができます。

ほかにも、個人では手に入らない就活に関する情報をチェックすることも可能です。

優良企業の紹介や選考対策、内定後の入社準備までサポートしてくれるため、本当に内定をもらえるのかどうか心配な方は、ぜひエージェントの利用を検討してみてください。

以下のサイトがおすすめなので、気になる方は一度アクセスしてみてはいかがでしょうか。

【万全な集団面接対策】集団面接のコツ

集団面接にはやっておくことで面接官から好印象になるコツがいくつかあります。

下記の2つを実際に集団面接で行うことで、他の応募者と差をつけることができます。

相槌を打つ

集団面接で相槌を打つことは、自分の存在感をアピールするだけでなく、相手の話に興味や理解があることを示すことができるというメリットがあります。

相槌は、言葉だけでなく、うなずきや目線などのボディランゲージでも表現できます。

ただし、相槌を打ちすぎると、煩わしく感じられたり、話に集中していないように見えたりする恐れがあるので、やりすぎには注意です。

質問に対して簡潔にまとめて答える

一人当たりの時間制約が多い集団面接では質問に対して簡潔にまとめることはとても重要です。

聞かれてもない事を長々と話すことは他の応募者に対する妨害行為とみなされ、話すのを遮られてしまいます。

聞かれたことだけを分かりやすく端的に、伝えることを忘れずに集団面接に臨みましょう。

まとめ

集団面接は、個人面接に比べて1人の持ち時間が短く、ほかの就活生の前で質問に答えるといった点が特徴です。

基本的なマナーは個人面接と変わりませんが、ほかの就活生にも配慮した行動が求められるため注意が必要です。

選考を突破するには、言葉遣いなどに注意するほか、自分から発言する積極性を持ち、ほかの人の発言にも耳を傾けなければなりません。

最終的な目標である内定を得るためにも、今回紹介したポイントを確認し、万全の状態で本番に臨むようにしてください。

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