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・ガクチカの構成
・ガクチカの書き出しとは
・ガクチカの書き出しのポイント
・ガクチカの書き出しに迷っている人
・人事に刺さるガクチカを知りたい人
・ガクチカで周りに差をつけたい人
目次[目次を全て表示する]
はじめに
TOEICはスコアという非常にわかりやすい指標で、英語力が明示されます。
そのため、就職活動の準備として、TOEICのスコアを上げることに取り組んできた学生は非常に多いです。
もちろん、就職活動を特段意識していなくても、学校のカリキュラムの一環や留学準備としてTOEICを受けたという方も多数いらっしゃるでしょう。
こちらでは、TOEICがガクチカで使えるのかどうかや使う場合のポイントについてまとめました。
TOEICを強みに就職活動を進めていきたい方は、ぜひ参考になさってください。
【ガクチカ】企業がガクチカを聞く理由
まずは、企業がなぜガクチカについて聞いてくるのか理解しておきましょう。
どのような場面にも共通していえることですが、相手に良い印象を与えるためには相手の意図を理解することが重要です。
ぜひ、以下の3点を踏まえた上で、企業の採用担当者が良い印象を抱くような回答を用意しましょう。
また、以下の記事ではガクチカについて徹底的に解説しているため、より質の高いガクチカを作成したい方は参考にしてみてください。
モチベーションの根源を知るため
企業がガクチカを聞いてくる第1の理由は、就活生のモチベーションの根源を知るためです。
就学生がどのような事柄に情熱を注ぎ、何に対して一生懸命になれるのかを理解することで、仕事に対する適正や将来的なポテンシャルを評価しようとしているのです。
例えば、「海外で通用する人物になるために、TOEICの点数を850まで伸ばそうと努力した」と話すとします。
そのエピソードから、その就活生がどのような状況でモチベーションを高め、どのような業務内容ならモチベーションを保てるのかについて読み取ろうとしています。
これにより、企業はその就活生が自社の業務においても同様に高いモチベーションを維持し、結果を出せるかどうかを判断しているのです。
また、モチベーションの源泉が企業の理念やビジョン、社風などとも一致している場合、その就活生が企業文化に適応しやすく、長期的に活躍する可能性が高いとも評価されます。
このように、ガクチカを通じて学生のモチベーションの根源を知ることは企業にとって非常に重要な評価ポイントの1つなのです。
課題解決力を知るため
どのような企業も、課題解決能力の高い人材を採用したいと考えています。
学生時代に直面した困難や課題に対してどのように対応し、解決に導いたのかを詳しく聞くことで、その就活生の問題解決能力を評価しようとしている企業は多いです。
企業は社員が入社後に様々な課題に直面することを前提としているため、その際に有効な解決策を見つけ出し、実行に移せる能力があるかどうかを確認しています。
エピソードの部分では、問題をどのように認識し、課題の原因を分析し、どのような行動をとって解決に導いたのかを詳細に説明することが重要です。
したがって、可能な限り課題解決のプロセスを具体的に描写して、自分の論理的思考力や行動力、リーダーシップなど課題解決に必要な能力を有していることを積極的にアピールしましょう。
これにより、企業の採用担当者はあなたが課題解決能力が高く、入社してからも活躍してくれる人物であると考えてくれます。
学生の人柄を知るため
当然ながら、企業の採用担当者も人間であるため、できるだけ人柄が良い人材を採用したいと考えています。
いくら能力が高く、貢献してくれそうな人材でも、性格が悪く、一緒に働いていて気分が悪くなりそうな相手であった場合、採用したいと考える人は少ないです。
ガクチカのエピソードを通じて就活生の考え方や価値観や人間性を把握しようとしています。
企業の社風やチームの文化に合うことは、特にベンチャー企業で働くにあたっては特に重要です。
また困難に直面した際の態度や対応から、忍耐力やポジティブ思考を持っているかどうかも評価できます。
これにより、企業は就活生が職場の一員としてうまく溶け込めるか、またはチーム内でモチベーターとして活躍できるかなどを予測できるのです。
人柄が企業の文化と合致している人材を採用すれば、職場の雰囲気がより良くなり、既存の社員の満足度や生産性も向上する可能性もあります。
したがって、人柄が良く、企業に合っている人材を採用することは、企業にとって長期的な視点で見ると非常に有効な対策なのです。
ガクチカでTOEICって使えるの?
TOEICはガクチカでも十分使えるので、ぜひ積極的にアピールしていきましょう。
企業への就職活動でも武器となります。
ただし、志望する業界・企業の水準に達していないのであれば、まったくアピールになりません。
逆効果になってしまうおそれもあります。
業界によってTOEICの平均スコア・基準スコアは大まかに調べられるので、必ず事前にチェックしておきましょう。
特に外資系企業・一流総合商社ではかなりTOEICの要求レベルが高いです。
一般大学生と比較すれば十分な高得点と言える数字でも、同じ業界を志望する学生の間では抜きん出た数字になっていない場合もあります。
自分のTOEICのスコアをアピールするなら、志望業界内でそのスコアがどれだけ高い位置にいるかを調べることが大切です。
ガクチカでTOEICをアピールする際の注意点
続いて、ガクチカでTOEICのアピールをする場合の注意点について説明していきます。
企業の採用担当者は、一日に何人・何十人も学生を採用し続けるのが当たり前です。
そのため、ガクチカでTOEICのアピールをする学生もこれまでに何人も見てきたと考えるべきでしょう。
ほかの学生と同じ内容のアピールでは、まったく採用担当者に関心を持ってもらえない可能性もあります。
特に志望者の多い、規模の大きな企業を受験する際はこの点に気を配りましょう。
単なるスコアのアピールにならないようにする
まず気を付けたいのは、TOEICのスコアだけをアピールする形にならないようにすることです。
語学が直接活かせる業界以外では、TOEICのスコアが直接のアピールとなることはそれほど多くありません。
むしろ、企業はTOEICのスコア自体より、そのスコアを出すためにどんな努力をしてきたかに注目しています。
努力の内容や取り組み方・プレゼン力によって、学生の総合的な人柄やビジネススキルアップの可能性を見ていると考えるべきでしょう。
結果を出すためにどんな考えを持ちどんな取り組みをしてきたかわかりやすい文章を作っておくことをおすすめします。
過去の自分の勉強法を振り返り上手な文章化が難しいと考えた場合は、アルバイトなどほかのアピール材料を考えてはいかがでしょうか。
就活生のTOEICの平均スコア
就活生のTOEICの平均スコアですが、一般企業では600点が、外資系の企業や大企業においては800点がボーダーラインであると考えておきましょう。
したがって、これよりも低い点数、特に600点を下回っている場合は履歴書に書かなくても良いです。
集団で取り組んだエピソードも用意しておく
TOIECの勉強はほとんどの場合一人で取り組むものなので、どうしても個人でこんなことを頑張ったという話に終始しやすい傾向にあります。
しかし、企業に就職して働くとなれば、自分一人で完結する仕事というのはまずありません。
チームワークを考えながら動く協調性が求められるため、就職活動では集団で何かに取り組んだ・成果を出したというエピソードが求められることが多いです。
TOEICのガクチカエピソードが個人の話だけで終わってしまうという方は、ぜひそれ以外に集団で取り組んだエピソードも用意しておきましょう。
もちろんTOEICのスコアアップのため自主的にグループを作り主体的な活動をしていたというのであれば、その内容をアピール材料にすることも可能です。
ガクチカでTOEICを使う時のポイント
ガクチカでTOEICのエピソードを魅力的に伝えるためのコツについても紹介します。
自分で良いエピソードを用意できたと思っても、それを面接官に上手に伝えることができなければ意味がありません。
面接は自分をいかに魅力的に見せるかの場で、履歴書の文章構成や面接での話し方一つをとっても印象が大きく変わります。
自信がないという方は、ぜひ大学の先輩などに履歴書や模擬面接のチェックをしてもらうことをおすすめします。
人から指摘されて、はじめて自分の長所・短所に気付くということも多いです。
過程が大事
TOEICのスコアについて話す際に最も重要なのは結果だけでなく、その過程をしっかりと伝えることです。
確かに、スコアによって能力を数値化できるため、点数の高さをアピールしがちですが、企業が評価するのはそのスコアに至るまでの努力や工夫です。
極論、あなたが帰国子女で特に苦労せず、990点を獲得できている場合、それは力を入れた出来事ではないため、あまりアピールの材料とはならないでしょう。
したがって「目標スコアを何点に設定し」「その達成に向けてどのような学習計画を立て」「どのような方法で効率的に学んだのか」を具体的に説明することが重要です。
単に点数を示すのではなく、日々の学習の積み重ねや挫折を乗り越えながら工夫して進んだ姿勢を強調することで、努力の過程を評価してもらえるのです。
数字を用いて書く
まずは、具体的な数字を用いてエピソードを書くことを心がけましょう。
TOEICでは、スコアという数字を示すことができます。
最終的に獲得した点数だけでなく、最初の模擬試験で得た点数・目標にした点数なども具体的に挙げることができるのが大きな強みです。
このスコアを達成するために一日○時間こんな方法で勉強をした・○ヶ月という長期計画を立てて計画的に取り組んだといった形で、わかりやすくアピールしましょう。
もちろん、その中で自分の人柄や個性を採用担当者に伝えられることができればベストです。
物事にコツコツ取り組む粘り強さ・勉強の方法を創意工夫する力・スケジュール管理のうまさなど、TOEICへの取り組み方一つでもアピール内容は大きく分かれるでしょう。
取り組みの部分を具体的に書く
続いて、取り組んだ部分を具体的に書くことも大切です。
成果を出すためにどんな工夫をしたか、その際にどんな壁に直面しどう乗り越えたかを具体的に書くようにしましょう。
こうした書き方をすることで、論理的思考力や課題解決力をアピールすることができます。
実際に企業に就職して働くにあたっても、何らかの課題に直面した局面をどう乗り切るかが仕事で成功できるかどうかの大きな分かれ道となります。
そのためTOEICのスコアアップで苦労を感じたという方は、その分だけTOEICへの取り組みが大きなアピールポイントになりやすいということでもあります。
学業やバイトの忙しい時期をどう乗り越えたか・苦手分野をどう克服したかなどは、特にアピールしやすいエピソードです。
企業でどのように活かすのか
TOEICの話をする際、もう1つ重要なポイントとして、その経験がどのように企業で活かされるかを明確に伝えることも挙げられます。
多くの企業では英語力そのものが直接的に求められる場面は限られているため、単に高いスコアを持っているだけでは強みとして十分ではないこともあります。
重要なのは、TOEICの学習を通じて培った自己管理能力や問題解決力、目標設定力など、仕事に応用できるスキルをアピールすることです。
例えば「TOEICの勉強を通じて計画的に物事を進める力を養った」などと話し、それが企業でのプロジェクト管理や目標達成にどう貢献できるかを説明することが重要です。
ガクチカの構成
ベンチャー就活で評価されやすい、ガクチカの文章構成についても見ていきましょう。
まず大切なことは、結論を冒頭に書いてしまうことです。
採用担当者は何枚もの履歴書に目を通しますので、文章の隅々まで何度も丹念に読み返してくれるというわけではありません。
冒頭に目を引く結論を書き、採用担当者の関心を惹きつけることが大切です。
結論に続いて、取り組みに至った動機→目標や課題→具体的な取り組み→得られた成果→活動から得られた学びという構成にすることをおすすめします。
事業活動はプロジェクトがスタートした後、成功にせよ失敗にせよ結果をフィードバックするステップをとても大切にします。
ガクチカでは成功体験をアピールするわけですが、その成功理由が何だったかのか・次の活動にどう活かせると考えたかを述べることが重要です。
そのため、活動から得た学びを最後に強調することでビジネスへの適応力の高さをさりげなくアピールすることをおすすめします。
結論
ガクチカを作成する際に限らず、全てのESに当てはまることですが、まずは何と言っても一言で結論を述べなければなりません。
ビジネスにおいては結論ファーストが非常に重要であり、まず何が言いたいのか話すことから始めましょう。
ガクチカの場合、「私が学生時代に力を入れたことはTOEICです」と一言で説明することで、あなたのガクチカの題材を念頭に置いて読んでもらえます。
ここで長々と説明してしまうと、あなたが結局何が言いたいのか伝わらないだけでなく、最後まで読んでもらえない可能性すらあります。
まずは一言、結論から述べて話を展開するようにしましょう。
動機
続いて、なぜその取り組みをしたのかについて、より詳しく説明しましょう。
あなたがなぜTOEICに力を入れたのか、どのような出来事が理由なのかについて説明する必要があります。
これによりあなたのモチベーションの源泉が何であるのかを企業の採用担当者に理解してもらえます。
モチベーションの源が企業の業務内容や理念に近いものであると判断してもらえれば、「業務に取り組むにあたっても、やる気を持って取り組み、長く働いてくれる人物である」と判断してもらえます。
文字数に余裕がない場合は長々と話す必要はありませんが、一言だけでも動機に触れておくことで、この後に展開する目標や困難、結果などについて説明する際、スムーズに理解してもらえます。
目標や困難
ガクチカにおいて最も重要な部分である目標や困難については特に分かりやすく説明するように心がけましょう。
あなたがTOEICに取り組むにあたってどのようなことが目標であったのか、そしてその目標を達成するためにはどのような困難があったのかについて説明しましょう。
例えば「TOEICで900点を獲得することが目標だった。」「しかし、リスニングが非常に苦手だった。」など、目標と困難をわかりやすく説明することが重要です。
そして、この例でいうならばリスニング能力を改善し、TOEIC900点を獲得するためにどのような取り組みをしたのかについて説明します。
例えば「毎日30分間、英語字幕で海外ドラマを観ることで英語独特の発音やアクセントを学ぶことができた」などと説明することが重要です。
これにより、困難に直面した際にあなたがどのように取り組むのか、そして困難を解決するためにどのような工夫ができるのかについて説明できます。
結果
続いて、最終的にどのような結果に至ったのかについて説明しましょう。
もちろん、文字数に余裕がない場合は結果を長々と書く必要はありませんが、触れないのは不自然です。
あなたがTOEICの点数を伸ばすためにどのような工夫をして、最終的にどのように英語力が伸びたのかについて説明しましょう。
特に今回の題材はTOEICであるため、必ず点数を説明することが重要です。
最初の受験や模試では何点だったのか、そして努力をした結果、最高で何点獲得できたのかについて説明しましょう。
これにより、自分は結果を出せる人物であり、そして結果にコミットできる人物であるとアピールしやすくなります。
学び・入社後へどう活かすか
もちろん、英語を使うことが多い企業においては、TOEICの点数を伸ばしただけで貢献できる可能性は高まります。
しかし、より具体的に、ガクチカの取り組みを通じて何を学び、入社後にどのように活かすのかについて説明する必要があります。
例えば、英語を使う企業ならば、「この取り組みを通じてリスニング力を大幅に向上させられた。
海外の取引先と円滑にコミュニケーションを取るために、この英語力を活用する。」と説明すると良いです。
もし、英語を使わない企業であるならば、「毎日コツコツと課題解決のために取り組む継続力を身につけた。
この能力を活かして毎日少しで成長し、数年後にはプロジェクトリーダーを務められるような人物になりたい。」などと話すと良いでしょう。
これにより、相手はあなたがガクチカを通じてどのようなことを学んだのか伝えられるだけでなく、入社後どのように活躍してくれるのかについてもイメージしやすくなります。
また、「入社後どのように活かすのか」については企業研究の内容をベースに話すことがおすすめです。
これにより、あなたが企業研究をしっかりと行っている、モチベーションが高い人物であるとアピールできます。
そして何より、入社後活躍してくれる人物であるという印象をより強めることも可能です。
TOEICを用いたガクチカの例文
それでは、具体的にTOEICを題材にしたガクチカの例文について見ていきましょう。
2つの例文を記載します。
どちらの例文にも共通するのは、先述した結論を冒頭に述べてしまう文章構成です。
結論に続いて動機や取り組みを具体的に述べ、最後に得られた学びについても言及しています。
これらの例文を参考にしながら、自分オリジナルのガクチカを作っていきましょう。
文章を作った後は自分で読み返し、おかしいところがないか・読みやすい文章になっているか確認するようにしてください。
例文①
TOEICのスコアは大学2年の春に480点でしたが、直近の試験で780点まで伸ばすことができました。英語に真剣に取り組もうと思ったきっかけは、国際交流サークルで留学生の方と上手にコミュニケーションが取れず悔しい思いをしたことがきっかけです。大学生になってはじめて本格的な異文化交流ができると思ったのに、最低限の英語力がなければその入り口にも立てないことを痛感しました。勉強を進めていくうえでは、学業やアルバイト・サークルとの両立のためにスキマ時間をどう活かすか必死に考えたことが成功につながったと分析しています。移動時間や食事の時間をリスニングに充てる・授業の休み時間に単語を覚えるといった、毎日の積み重ねの大切さを学ぶことができました。
社会人になってからも英語学習で養ってきた粘り強く一つの物事に集中する姿勢やスケジュール管理力を活かし、できるだけ早く貴社の戦力となれるよう努めてまいります。
例文②
将来は海外で仕事をしたいという意志を強く持ち、まずは学生時代に留学して海外生活を体験してみたいと考えたことが大きな動機です。そのため、TOEICのスコアを800点まで上げることを絶対的な目標に掲げました。かなり厳しい目標でしたが、苦手分野を自己分析し自分から「話す」という弱点を克服することで大きく成長するきっかけを掴んでいます。話すことに慣れるためには、ネイティブの方と接する機会を少しでも多くしなければいけないと考えました。利用したのはオンライン英会話教室に加え、ネイティブの方が集まる学内集会です。無料で参加できる日本人・海外留学生の集まりですが、日本人と話さない・日本語を使わないことを自分に言い聞かせて毎回参加していました。この取り組みによって海外の方とも物怖じせずコミュニケーションできるようになり、英語で不自由することなく留学期間の生活をまっとうできています。
この経験で得た語学力やコミュニケーション能力で貴社に貢献し、将来は海外に出て活躍したいと考えております。
例文③
外資系企業では国際的に通用する英語力を身につけることが重要だと感じ、特に英語の実践的なスキルを測るTOEICを学習することにしました。学習においてはまず自分の弱点であるリスニング対策として毎日2時間のリスニング練習を行いつつ、5個単語を覚えるまで寝ない習慣を徹底しました。その結果、スコアを200点上げることができ、英語でのコミュニケーション力も大幅に向上し、ネイティブの教授とスムーズに会話できるようになりました。
この経験を通じて、目標を定めて粘り強く努力する力と英語力を身につけました。貴社に就職後はこの英語力を活かし、海外の顧客やパートナーとのやり取りを円滑に行い、貴社のグローバル展開に貢献していきたいと考えています。
例文④
私は自己管理能力を高めるために、毎日勉強を継続する習慣を身につけようと、TOEICの学習に取り組みました。まず、朝の5時から8時まで3時間の学習時間を確保し、毎日同じ時間に勉強を開始することで、規則正しい学習習慣を身につけました。また、語彙力強化のために土日は単語学習に5時間を費やし、リーディング速度を向上させるために速読トレーニングも取り入れました。1年間学習を続けた結果、TOEICスコアは620点から880点に大幅にアップし、自己管理能力も自ずと向上しました。この経験から目標に向けた計画性と、それを達成するための持続力を学びました。
貴社に就職後はこの自己管理能力を活かし、プロジェクトの進行管理やタスクの優先順位付けに役立て、チームの目標達成に貢献していきたいと考えています。
例文⑤
私は英語に対して苦手意識があり、特にリスニングが苦手ですが、何か1つ、大学時代に成功体験を作りたいと考え、取り組みました。まずは毎日リスニング教材を使いながらネイティブの発音やリズムに慣れることに集中し、また、電車での移動時間には英語のニュースやポッドキャストを必ず聴き、毎日30分間は英語に触れました。その結果、リスニング力が大幅に向上し、先日、遂にTOEICスコアを目標の800点台に乗せることができました。
この経験から、継続的な努力の大切さを学び、苦手なことでも継続すれば達成できる自信を身につけました。貴社に入社後は苦手な分野にも積極的に取り組み、成果を出すための粘り強い姿勢を活かし、課題解決に貢献していきたいと考えています。
まとめ
ガクチカでTOEICを書く場合のコツや例文などについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
TOEICは日本で一番有名な英語力を示す指標ということもあり、アピール材料にする学生は多いでしょう。
スコア自体の高さだけでなく、そのスコアに到達するための取り組みをいかにアピールできるかが勝負です。
せっかくTOEICで良いスコアを取るために努力してきたのですから、その努力と得られた成果を採用担当者にしっかり感じ取ってもらえるよう工夫しましょう。
最後に、他のガクチカ例文や作り方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。