【例文付き】150字のガクチカってどう書く?魅力的に伝えるためのポイントや構成を紹介

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はじめに

就活中に必ず必要なものとして、履歴書のほかに「ガクチカ」があります。

では、まず「ガクチカ」とは何か、正しく理解できていますでしょうか。

これは、「学生時代に力を入れたこと」「学生時代に特に頑張ったこと」の略称で、ESや面接で必ずと言って良いほど企業から聞かれます。

自分の頑張ってきたことや経験してきたことを最大限伝え切って、まずは書類選考を突破したいものです。

本記事では、ガクチカの具体的な書き方やより魅力的に伝えるための方法をご紹介いたします。

150字のガクチカを聞く企業の意図とは

第一に、伝えたいことを端的にまとめる力があるかどうかを企業は見ています。

自分のアピールしたい経験値を長々と述べるのではなく、限られた文字数の中で、いかに説得力を持ってまとめられるかが試されているのです。

また、どのような取り組みをしてきたか、面接で詳細を聞くために、事前に大枠を把握しておきたいといった意図もあるでしょう。

そのため、「面接で深掘りして聞きたい」と思わせるような内容に仕上げることが大切です。

150字のガクチカを書く際の4つのポイント

実際に150字のガクチカを書く際のポイントについて、4つの観点から確認していきましょう。

大きく分けると、

「余計な部分をできるだけ取り除き、情報量を増やすこと」

「簡潔にまとめること」

「結論から書き始めること」

「数値化した表現で説得力を持たせること」

です。

150字という短さでも、これらを意識することで十分に魅力を伝えることができ、より詳しく話を聞きたいと思わせることができます。

では、それぞれの点について、さらに詳しく説明していきます。

1.文章全体の密度と情報量を増やす

限られた文字数の中で、いかに情報量を増やせるかがポイントの一つです。

可能な限り、ひらがなを漢字に置き換えることや短い単語での表現を使うなどして、文章全体の密度を高めましょう。

簡単なところだと、「です・ます調」の敬体を「だ・である」の常体に変えることから始められます。

丁寧であっても回りくどい言い回しだと文字数がかさむため、説明の順序を入れ替えることやコンパクトな表現を探すことを意識しましょう。

そうすることによって、同じ文字数でも話の展開が早くなり、結果的に多くの情報量を詰め込むことができます。

この時、情報量を詰め込みすぎて、何が一番伝えたいことかわかりにくくなっては意味がありません。

後述しますが、一旦これらのポイントを軽く意識しつつ文章を書き終えたら、後からより短くできる部分はないか、

チェックしながら削っていく方法がおすすめです。

まず多めに書いて後から削っていく

今回のように指定文字数が150字であれば、170〜200字程度を目安に一旦書いてみましょう。

そこから言い回しを変えることや余分な部分を削る作業を繰り返して、150字以内に収めていきます。

このように、一旦、文字数を気にせず伝えたいことをしっかり書いておくと、

必要なことを残したまま字数を減らしていくので、密度の高い文章にすることができるのです。

ガクチカに限らず、文章を書く時は、まず熱意のままに規定文字数の1.3〜1.5倍程度の分量で書き、

後から冷静に修正をして、規定文字数に収まるよう削っていきましょう。

これが、情報密度の高い文章を書くコツです。

ガクチカやESの作成を通して文章力を身につけておくと、就職後の資料作りや文書作成時などにも役立ちます。

2.できるだけ簡潔に書く

150字といった限られた文字数でも、より鮮明にイメージが湧く文章であれば、企業へしっかりとアピールすることができます。

そのためには、要点を押さえて簡潔に書くことが大切です。

「何に、どう取り組み、どのような結果を出したか」といったことを、読み手が頭の中でイメージできるような文章を目指しましょう。

指定文字数が少なければ少ないほど、書く内容を取捨選択する必要があります。

あれもこれも、と詰め込もうとせず、まずは事実をわかりやすく述べるということを意識してみてください。

そうすることですっきりとした印象になります。

面接の際に、心情などを含めた詳しい話ができるきっかけとなるよう、書きたい出来事を簡潔にまとめましょう。

3.結論ファーストで書く

簡潔に書くこととつながりますが、ガクチカを書く際は、結論から書き始めることが重要なポイントでもあります。

限られた文字数で話の大枠を伝えるためには、順序立てることよりも、結論ファーストである方が効果的です。

そのうえで、「どのような成果を出し、どんな学びを得たか」をまとめるのが、良い構成と言えるでしょう。

ガクチカにおける結論とは、あくまでも「何をしたか」ということです。

達成した成果やそれによって得た学びが結論ではない点を、頭に入れておきましょう。

また、結論から書くということは、その後の理由や背景に整合性がなければいけません。

話の筋が通る文章になるよう、何のエピソードをガクチカに書くか、しっかりと考えておくことも大切です。

4.定量的な表現を盛り込む

ガクチカでは、インパクトのあるエピソードやものすごい数字が成果として出た、というようなことを書く必要はありません。

しかし、文章の中に数字を盛り込んで表現するだけで、より具体性が増します。

すると、企業に与える説得力が、曖昧な表現の時よりも増すことは想像がつくでしょう。

規模や人数、期間などのほか、成果が数値化できるものであれば、積極的に定量的な表現を使いましょう。

とはいえ、それはあくまでも、説得力を増すための裏付け的な役割です。

自分の言葉で、かつ論理的に、自分の経験や考えを表現する力があるかどうかを、企業はチェックしています。

数字に頼った人間味のない文章にはならないよう、気を付けましょう。

150字のガクチカを書く時のベンチャー企業ウケする構成

ベンチャー企業へ提出するガクチカの場合、

前述のように冒頭で結論を述べ、それから目標や課題としていたこと・解決に向けて実際に行ったこと・結果、という順序をおすすめします。

注意点として、「結論=取り組んだことの概要、定量的な表現ができる成果」ということです。

最後に書く「結果」は、結論ではなく、「自分が出した成果によって起きた変化や学び得たこと」にしましょう。

また、目標や課題にしていたことは、できるだけ明確にすることも重要です。

それによって、次に書く「どのような行動をしたか・どのような役割を担ったか」という内容との整合性がしっかり図れます。

ですので、あくまで結論ファーストのうえで、そこまでに至る道筋と結果として得た学びなどを、順序立てた構成で書くと良いでしょう。

150字のガクチカの例文を紹介

ガクチカには150字のように指定文字数がある場合と、自由枠といって指定がない場合があります。

指定文字数がある場合は、9割程度(150字であれば135字程度)は埋めるようにしましょう。

前述したベンチャー企業へのガクチカの構成と同様に、PREP法(結論→理由・具体例→行動→まとめ)を使って書くことで、文字数不足は避けられます。

逆に、指定文字数内に収まらず悩んでいる場合は、企業の求めている要約力を身につけるチャンスと思いましょう。

企業はガクチカから、学生時代にどのような頑張りをして、その成果と経験を持って入社後にも活かすことができるか、という点を見定めています。

あれもこれもと欲張らず、シンプルに伝えるべきことと伝えたいことをまとめてみてください。

下記では、4つのシチュエーションにおける、PREP法を使った150字のガクチカの例文をご紹介いたします。

例文1

私が学生時代に力を入れたことは、野球サークルでの活動です。

当時、約50人が在籍しており、全員に情報を回すだけでも時間がかかっていました。

連絡は少人数のグループ単位で流すように提案したところ、参加者も増え、素早く情報が行き届くようになったのです。

問題点を見つけた際は、自ら動くことが大切だと学びました。

例文2

私が学生時代に力を入れたことは、塾のアルバイトです。

勉強に消極的な生徒がいて、講師も毎回変わるため、なかなか成績が上がりませんでした。

自分が受け持った際には、勉強以外の悩みや趣味などを聞き、心を開いてもらう努力をしたのです。

結果、生徒は勉強にも興味を持ち始め、コミュニケーションの重要性を学びました。

例文3

私が学生時代に力を入れたことは、体育会での練習です。

高校時代から続けてきた種目で大会入賞を目指し、自主的に最低週3回は練習に行きました。

学業との両立は大変でしたが、結果として大学3年生の時に大会で入賞を果たしたのです。

短時間でも毎日コツコツ積み重ねることで、大きな成果を出せると身を持って学びました。

例文4

私が学生時代に力を入れたことはゼミでの研究です。

在学時、自分が研究したい分野については、これまで着手している先輩がいませんでした。

教授のサポートもあり、同分野を専攻する他大学の学生と議論を重ね、研究を進めることができたのです。

さまざまな人と関わりを持つことで、新しい道を開くことができると学びました。

150字のガクチカを書く際の注意点

次に、ガクチカを150字で書く際の注意点についてご紹介いたします。

少ない文字数だからこそ作成する際には注意が必要です。

ガクチカを作成する前に確認をして選考通過しやすいガクチカを作成しましょう。

嘘の内容を入れない

ガクチカは面接で深堀りしてくることが予想されます。

嘘や虚偽の発言、アピールしても話の筋が通らなくなってしまったり、良い印象を与えないため嘘をつくのは絶対にやめましょう。

文字数の指定を破らない

150文字という字数制限がある時は、その字数以内に収める必要があります。

ガクチカの内容が良くても文字数内で簡潔に述べられていなければ書類選考で落とされてしまう可能性が出てきてしまうため注意しましょう。

また、150字「以内」なのか「前後」なのかで字数が変わってくるので注意が必要です。

ガクチカを提出する際は文字数を確認して提出しましょう。

まとめ

本記事では、指定文字数150字のガクチカの書き方について、大きく分けて4つのポイントからご紹介いたしました。

また、構成については、PREP法という結論から書き始める方法をおすすめいたしました。

これらを意識して、自分の伝えるべきこと・伝えたいことをしっかり要約し、密度の高い文章を目指しましょう。

そして、何よりも事前のエピソード選びは手を抜かず、後悔のないガクチカを作成し、書類選考突破の一因としていきましょう。

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