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・筋トレのガクチカの作り方
・ガクチカのおすすめ構成
・筋トレのガクチカの作り方を知りたい人
・ガクチカのおすすめ構成を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
はじめに
「筋トレをガクチカ(学生時代に力を入れたこと)にしても大丈夫なのか?」と悩んだことはありませんか?
筋トレは一見、個人的な活動に見えるため、就職活動でどのようにアピールすれば良いのか迷うかもしれません。
しかし、筋トレを通して得られる「継続力」や「自己管理能力」、さらに「目標達成に向けた計画力」は、どの職場においても重要なスキルです。
本記事では、筋トレを効果的にガクチカとして伝える方法を紹介します。
筋トレの経験をどのように整理し、採用担当者に響くエピソードに仕上げるのか、具体的なポイントを解説していきます。
あなたの筋トレの成果を、単なる趣味ではなく、自己成長の象徴として堂々とアピールできるようにしていきましょう。
【ガクチカ 筋トレ】筋トレはガクチカになる?
結論から言えば、筋トレはガクチカとして十分に書けます。
ガクチカは「学生時代に力を入れたこと」を意味しており、必ずしも学業やサークル活動だけが対象となるわけではありません。
筋トレに取り組んできた経験を通して培ったスキルや学びは、社会に出てからも役立つものが多いため、それをしっかりとアピールすることが大切です。
例えば、筋トレは継続力や目標設定、自己管理といった、仕事に直結するスキルを示すのに最適な題材です。
筋トレをガクチカとして書く際には、単に「体を鍛えた」という事実だけでなく、そこから得た成果や学びを具体的に伝えることが重要です。
企業はガクチカで人間性や企業適性などを知りたいと考えています。
筋トレをした背景や結果、経験から何を得ることができたかについて深掘りすることで立派なガクチカを作ることができます。
筋トレを題材にガクチカを書くときには、部活やサークルに関連する筋トレと趣味としての筋トレの2種類あります。
部活やサークル活動の一環としての筋トレならOK
部活やサークル活動の一環として筋トレに力を入れているのであれば充分アピールすることができます。
筋トレをガクチカにする際に、全国大会へ進出することを目標にしている場合やプレーする中で発見した課題を解決するために筋トレを行った場合などが背景として挙げられると思います。
その背景と努力によってどのような結果を得ることができたかについて数値や実績を用いて説明し、どのような場面で活かすことができるかを話すことができれば立派なガクチカになります。
趣味での筋トレは注意が必要
趣味で筋トレをしていることをアピールする場合は注意しなくてはいけません。
ガクチカではエピソードをあまり重視しておらず、必ず実績のあるエピソードでなければいけないということはありません。
そのため趣味をガクチカとして書くこと自体はできます。
しかし、目標を立てずに「気晴らしのため」や「ただ好きだから」という内容では自己満足と捉えられ、評価されません。
筋トレだけに限らず、趣味をガクチカにする場合は以下で説明するポイントや注意点を踏まえて書くことをおすすめします。
筋トレ単体でも評価される条件
筋トレは単なる趣味や習慣としてではなく、目的意識を持って取り組んだ経験であればガクチカとして評価されます。
特に評価されやすいのは、具体的な目標を立て、計画的に行動し、結果を出した経験です。
たとえば、体重を何キロ減らす、ベンチプレスで記録を伸ばすなどの数値的な目標を掲げ、それに向けて食事管理やトレーニング法を工夫した過程を語れると良い印象になります。
また、筋トレを通して得たものを自分の成長と結びつけることが重要です。
「継続力」「自己管理能力」「目標達成力」などに落とし込むことで、仕事に活かせるスキルとして伝わります。
ただ鍛えたという話ではなく、課題を自分で見つけ、計画を立て、成果につなげた姿勢が評価されます。
筋トレという身近なテーマでも、努力の過程と成長の実感を具体的に表現できれば、十分にアピール材料になります。
筋トレを「継続」ではなく「課題解決」として見せる
筋トレをガクチカで取り上げる際にありがちな失敗は、継続したことだけを強調してしまうことです。
「毎日続けた」「3年間ジムに通った」といった話は多くの学生とかぶりやすく、印象に残りにくいです。
そこで大切なのは、筋トレを課題解決の手段として捉え直すことです。
たとえば、体力不足で部活動の練習についていけなかった、自信が持てず人前に出られなかった、ストレス耐性を高めたかったなど、具体的な課題を出発点に設定します。
そのうえで、どのように筋トレを通して問題を克服したのかを説明すると、論理的で説得力のあるガクチカになります。
また、課題を解決した結果として自分にどんな変化があったのかを伝えることも重要です。
「行動力が身についた」「仲間に影響を与えた」「時間管理が上達した」といったエピソードを加えると、筋トレの意義がより具体的になります。
採用担当者は行動を通じてどう成長したかを重視します。
【ガクチカ 筋トレ】企業はガクチカの何を見るのか?
まずはじめに、企業が就活生に対してなぜガクチカを聞くのかということについて解説します。
どうして企業はガクチカを聞くのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。
努力の過程を知るため
ガクチカは何を伝えるための項目でしょうか?
ガクチカは就活生が物事に取り組む中で、どのような努力をして課題を解決できたかについて説明する項目です。
また、努力する中には挫折や失敗もあり、どのように乗り越えることができたかについてもガクチカを読めばわかります。
つまり、ガクチカを聞くことで企業は困難に対する努力の過程を知ることができます。
実際に働く過程で困難に当たっても逃げ出さないこと、乗り越えることができる根性があるかについて見極めることができます。
「努力の過程を知るため」が、企業がガクチカを聞く1つ目の理由です。
適性を見るため
ガクチカを書く際には再現性が求められます。
再現性とは企業に入社してからガクチカの経験を踏まえ、働く中で活かすことができるかということです。
ガクチカを聞くことでスキルや強み、さらに人間性までわかります。
また、企業は自社の掲げる信念や価値観、雰囲気に適性のある人材を求めています。
再現性があるガクチカを企業は聞くことで特定の場面での行動を知ることができ、「自社ではどのように活躍してくれるのか」といったマッチ度合いを図ることができます。
熱意
企業は、ガクチカを通じてその人にどれくらいの熱意があるのかどうかを判断します。
その理由は、どんな企業もできるだけ長く、自社で頑張ってもらいたいと考えているからです。
そのためには、本人が自社での仕事に対して熱意を持っていなければいけません。
あるいは、自社を通じて叶えたい目標があるのかどうかを見ようとするでしょう。
自社でしか叶えられないようなゴールがあることがわかれば、それだけでも採用する価値の高い人材だと認識してくれる可能性があります。
だからこそ、実際に面接を受ける際には、その熱意を全面的にアピールするように意識しなければいけません。
過去経験から何を得たのか
その人がガクチカを通じて、何を得ることができたのかを企業は見ようとします。
なぜなら、物事に対してきちんと学べる人間なのかどうかを知りたいからです。
学ぶことができない人は、仕事においても同じ失敗を繰り返してしまうおそれがあるため、そんな人材を採用しようとは誰も思わないでしょう。
だからこそ、ガクチカを伝える際には、最終的に自分が何を学ぶことができたのかを明確にしなければいけません。
ちなみに、それがたとえ失敗体験になるとしても、学びを伝えることによって高く評価してくれる可能性が出てきます。
そのため、失敗したという事実を伝えただけでは終わらないようにしましょう。
【ガクチカ 筋トレ】筋トレからアピールできること
ガクチカで筋トレをアピールしたい人は、そもそも筋トレから何をアピールできるのかがピンと来ていないかもしれません。
そんな人のために、ここでは筋トレからアピールできる要素を、大きく3つに分けて紹介します。
どうしてもイメージできない場合は、こちらの内容を参考にしながら、自分なりのアピールを考えるようにしましょう。
継続力
まず筋トレを長くできる人は、単純に継続力のある人だといえます。
たとえ地味なことだったとしても、長く継続できることは非常に大きな強みとしてアピールできるでしょう。
なぜなら、継続できること自体が非常に難しい行動だからです。
特に筋トレは三日坊主になってしまう人も、決して世の中には少なくありません。
そんな中でも、継続して筋トレができたという事実は、間違いなくガクチカとしてアピールになるでしょう。
企業での仕事においても継続力は大事な要素の1つになってくるため、場合によっては採用のきっかけにもなりうるアピールポイントだといえます。
そのため、具体的に筋トレをどれくらい続けてきたのかを、数字を用いて提示するようにしてください。
精神力
筋トレを長く続けられる人は、おそらく精神力の面においても優れた人間だといえるでしょう。
なぜなら、筋トレ自体は自分の肉体にムチを打つような行為だからです。
そんなきついことを計画的に続けるためには、人よりも強い精神力がないと、なかなか耐えられません。
だからこそ、筋トレを続けていく上で、具体的にどんな努力や工夫をしてきたのかを、明確に伝えるようにしてみてください。
そうすれば、精神力の強さをしっかりアピールできるでしょう。
もちろん仕事の場でも精神力の強さが活かせる場面は多々あるため、非常に採用価値のある人材だと思ってもらえる可能性があります。
分析力
筋トレといえば、単純に体を動かすだけではないでしょう。
本格的に筋トレに取り組んでいる人ほど、他にもさまざまなことを意識しながら、注意していることも多々あるはずです。
例えば、普段の食生活においても、ストイックに管理しているのではないでしょうか。
そして何よりも、毎日欠かさずに筋トレや食事の内容を分析して、その都度適切な行動をとってきた人もいると思います。
その分析力こそ、企業が求めている要素の1つになりうるため、積極的にアピールしなければいけません。
仕事でも常にさまざまな状況を整理して分析することになるので、必ず強みとして活きる要素になるでしょう。
計画力
筋トレは目標を達成するために、計画を立てる力が必要です。
例えば、「体脂肪率を〇%に減らす」や「ベンチプレスで〇kgを持ち上げる」といった目標を設定し、それに向けてトレーニングメニューや食事管理を計画的に進めることが求められます。
この計画力は、仕事においても重要なスキルであり、タスク管理やプロジェクトの進行にも応用できます。
また、筋トレは進捗状況に応じて計画を見直し、改善する必要があります。
これにより、柔軟に対応しながら目標達成に向けて着実に進む姿勢をアピールできるでしょう。
自己管理能力
筋トレを通じて身につく代表的な力のひとつが自己管理能力です。
筋トレは一度や二度で成果が出るものではなく、日々の積み重ねが結果につながります。
そのためには、体調の変化を把握し、食事や睡眠、トレーニング内容を自ら調整する力が求められます。
この習慣が続くことで、自分の状態を客観的に見つめ、計画を立てて実行する能力が自然と養われます。
また、筋トレにはモチベーションの波がつきものです。
体の変化がすぐに現れない時期でも、目標を忘れずに取り組み続ける姿勢は、仕事でも同じく大切な資質です。
成果を焦らず、地道に努力を続けることで、粘り強さや責任感も育まれます。
筋トレで身についた自己管理能力は、仕事の納期を守る力や、体調を含めたパフォーマンス管理など、社会で求められる力として高く評価されます。
成長志向・目標達成力
筋トレには、常に現状を超えようとする意識が欠かせません。
最初は小さな重量しか扱えなかったとしても、少しずつ記録を伸ばし、体力や筋肉の変化を感じながら目標を更新していきます。
この過程には、成長志向と目標達成力の両方が表れています。
成長志向とは、できないことをできるようにするために試行錯誤を続ける姿勢のことです。
筋トレでは、フォームの改善、栄養管理、休養の取り方など、成果を出すために自分なりの工夫を重ねる必要があります。
一方、目標達成力は、立てた目標を最後までやり抜く力として示せます。
「3か月でベンチプレスを10キロ伸ばす」など、明確なゴールを設定し、その達成に向けて計画的に行動した経験は説得力があります。
これらの姿勢は、仕事における課題解決や成果の創出にも直結します。
筋トレで培った成長志向と目標達成力を具体的なエピソードとともに語れば、努力と継続を重んじる人物として高く評価されるでしょう。
【ガクチカ 筋トレ】筋トレの何をアピールするの?
筋トレでガクチカを作っても良いことはわかったけど、では具体的に筋トレの何をアピールすれば良いのでしょうか。
ただただ筋トレの思い出を話すだけでは、「ただの趣味じゃん」「特に目的もなくやってきただけなのかな」などと思われてしまいます。
自分らしさを企業へ伝えることができるように、筋トレエピソードでの動機や目的、結果をアピールすることが必要です。
ここでは、筋トレでガクチカを作成する際にアピールするポイントを紹介します。
筋トレをするに至った背景を説明する
ポイントの一つ目は「筋トレをするに至った背景を説明する」ことです。
言い換えると、なぜ筋トレをしたのか理由を説明することです。
これは「動機」などと言われたりもしますが、ガクチカではこの動機付けは重要なポイントとなってきます。
上述したように、企業はガクチカでその人の内面を評価します。
ガクチカの中でも、動機の部分はその学生の価値観を把握できる重要なポイントです。
筋トレを「なんとなく始めた」や「友達がやっていたから始めた」などはNGです。
なんとなくというような動機付けだと、この学生は仕事につながるような価値観を持っていないのだと判断されてしまうかもしれません。
しっかりと深掘りを行い、自分なりの説明を加えることが大切です。
たとえば、「部活動で活躍するため」という気持ちから始めたのであれば、なぜそうなりたいと思ったのか深掘りしてみましょう。
この例だと、「パスワークにおいては評価されていたものの、1対1で競り負けることが弱点だったので、フィジカル面を鍛えるため筋トレを始めた。」というよう説明をすると良いでしょう。
目的を持って筋トレをしていることをアピールする
ポイントの2つ目は、「目的を持って筋トレをしていることをアピールする」です。
企業では会社全体が売り上げを上げることを目標として動いており、それぞれの部署がそのために目標を設定します。
その部署の社員一人ひとりがその部署の目標を達成するために自分の目標を設定して業務を遂行していきます。
そのため、ガクチカに明確な目標がないと、目標を持って取り組むことができない人物だとみなされかねません。
筋トレを行ううえでどのような目標を定めたのか、しっかりと説明しましょう。
目標を説明する際は具体的に説明することが大切です。
たとえば、「体重を60kgまで落とす」や「ベンチプレス60kg挙げられるようになる」などのように数字で表せられるのであれば具体的な数値を示すと良いでしょう。
筋トレをした結果どうなったのかを伝える
ポイント3つ目は「筋トレをした結果どうなったのかを伝える」ことです。
目標に向かって頑張ったというだけでは説得力に欠けてしまいます。
目標に向かい筋トレを行った結果、何を得たのか、周りにどのような変化があったかを説明しましょう。
結果を伝える際、目標の時と同様に具体的な数値を用いて説明すると、企業側も結果を把握しやすいのでおすすめです。
その際に成果を誇張してアピールするなど、嘘をつくことはやめましょう。
これは就活での面接全般に言えることですが、面接官は学生に対して深掘りの質問をすることが多いです。
そのため、結果に対しても深掘りの質問をすることがあり、嘘の成果だとバレてしまう可能性があるためです。
嘘をつく学生を採用したい企業はないでしょう。
事実を正確に伝えることが大切です。
筋トレから得られた経験が企業にどのように貢献できるか説明する。
4つ目のポイントは、「筋トレから得られた経験が企業にどのように貢献できるか説明する」ことです。
このポイントは再現性を持たせると言い換えることもできます。
筋トレを行った結果、得られたものが引き締まった肉体だけでは再現性があるとは言えません。
肉体的な内容だけでなく継続力や行動力など、強みや長所として身につけられたものがあると思います。
企業がガクチカを聞いたときにどう活躍できるかを明確にイメージさせる、再現性のあるガクチカになっているか確認しましょう。
筋トレを通じて身についた「PDCA思考」
筋トレでは、計画を立てて行動し、その結果を振り返って改善する流れが欠かせません。
このサイクルは、仕事でも重視されるPDCA思考そのものです。
自分の現状を把握し、目標を設定してトレーニングを行い、成果を確認して次の行動に生かす。
この繰り返しによって、課題を客観的に分析し、改善策を考える力が自然と身につきます。
例えば、体重の減りが鈍化したときに食事や負荷の見直しを行った経験は、問題解決力の具体例として語れます。
筋トレを単なる努力や根性ではなく、計画的な改善活動として説明することで、思考の質や成長意欲を印象づけられます。
採用担当者にとって、再現性のある学びを持つ学生は魅力的に映ります。
数値・データで語ると信頼度が上がる
筋トレ経験を話す際は、数値やデータを交えて具体的に説明することで信頼度が高まります。
漠然と「努力した」や「継続した」と言うよりも、「半年でベンチプレスの重量を40キロから60キロに上げた」など、数字を添えるだけで説得力が大きく変わります。
また、データを扱う姿勢そのものが、客観的に物事を評価する習慣を示す材料にもなります。
就職後も成果を数値で追う仕事は多く、筋トレのデータ管理習慣は業務の基礎にも通じます。
数値は成果を証明するだけでなく、そこに至る努力や改善のプロセスを裏付ける役割を持ちます。
数字をうまく使えば、筋トレ経験を単なる努力の話から、現性のある成長の話に格上げできます。
筋トレを自己分析に繋げて話す方法
筋トレを通して自分の考え方や行動特性に気づけた経験を語ると、自己理解の深さを伝えられます。
例えば、結果を焦らずコツコツ積み重ねるタイプなのか、挑戦を楽しむタイプなのか。
筋トレの過程で見えた自分の性格を分析することで、就職後の働き方や得意な環境にもつなげられます。
継続できた理由、途中で工夫した点、停滞期をどう乗り越えたかなど、自分の行動を振り返ることがポイントです。
筋トレの経験を単なる趣味ではなく、自分を理解するための材料として語れば、深みのあるエピソードになります。
自己分析とリンクさせることで、面接官に「この人は自分を客観的に見て成長できるタイプだ」と印象づけられます。
【ガクチカ 筋トレ】筋トレのガクチカ構成
筋トレをガクチカとしてアピールする場合、計画的に筋トレを行い、成果を得た過程を就活に活かすためには、効果的な構成が重要です。
以下では、筋トレのガクチカを整理し、採用担当者に伝わりやすい記事構成をご紹介します。
1. 結論を先に伝える
まずは結論として「学生時代に力を入れたこと」の概要を簡潔に伝えます。
筋トレに取り組んだ背景や意図を明確にし、具体的な成果や学びを最初に述べることで、面接官に強い印象を与えます。
例: 学生時代に筋トレを継続的に行い、自己管理能力や目標達成のための計画力を養いました。
2. 筋トレを始めた動機
次に、筋トレを始めたきっかけや理由を説明します。
就活で企業が興味を持つのは「なぜそれに取り組んだのか」という動機です。
この部分では、自分が筋トレを選んだ背景を詳しく伝えます。
例えば、健康維持や精神力の向上、体力強化など、筋トレを始めた具体的な理由を述べます。
ポイント:自己管理や体力強化などの目的がわかりやすい理由を伝える。
3. 目標設定と計画の説明
筋トレの取り組みには明確な目標が不可欠です。
ここでは、自分が設定した目標と、それを達成するために立てた計画について詳しく説明します。
筋トレにおける具体的な目標(例えば、体脂肪率の低下や筋力アップ)と、それを達成するためにどのようなトレーニングや食事管理を行ったかを述べることで、計画的に行動できる力をアピールします。
ポイント:目標設定を具体的に述べる(例:体脂肪率を5%に減らす、ベンチプレスで〇kgを達成)。
4. 困難に対する工夫と努力の詳細
筋トレを続ける中での困難や課題をどう克服したのかを述べます。
筋トレの停滞期や目標に達しないときにどのように対応したか、問題を解決するために行った具体的な取り組みや工夫を説明しましょう。
これにより、逆境に立ち向かい、目標に向かって努力を続ける姿勢を示すことができます。
ポイント:筋トレの過程で直面した課題と、その解決策を具体的に記述する
5. 成果と学びのまとめ
トレーニングの結果として得た成果を具体的に伝えます。
筋トレによって得た数値的な成果(例:筋肉量の増加や体脂肪率の減少)を述べ、それがどのように自分に影響を与えたかを説明します。
また、筋トレを通じて学んだこと(例:継続する力や問題解決能力)を強調し、それが仕事にどう活かせるかをつなげると効果的です。
ポイント:数値を用いて成果を明確に示す(例:〇kgの増加、体脂肪率の減少)
6. 仕事への応用例
最後に、筋トレを通じて得たスキルを仕事にどのように活かせるかを説明します。
ここでは、自己管理能力や計画力、継続力を、どのように業務で発揮するかを具体的に述べ、企業に対してアピールします。
ポイント:筋トレで培った計画力や継続力が仕事に役立つことを述べる
【ガクチカ 筋トレ】筋トレをアピールする際の注意点
筋トレはガクチカとして使うことができ、筋トレに至った背景、目的、結果をしっかりとアピールすることで良い印象を与えることができます。
ですが、間違った伝え方をしてしまうと、面接官へマイナスの印象を与えかねません。
せっかく取り組んできた筋トレで悪い印象を抱かれることは避けたいですよね。
筋トレで抱かれがちなイメージや考えを理解して対策することで、マイナスの印象を持たれることを回避できます。
ここではガクチカで筋トレをアピールする際の注意点を2点紹介します。
チームプレイに関するエピソードも準備する
ガクチカで筋トレをアピールする際の注意点1つ目は「チームプレイに関するエピソードも準備する」ことです。
筋トレは一人で黙々と行い完結するイメージが持たれがちです。
そのため、筋トレのみのガクチカだと、面接官から「この学生はチームプレイが苦手なのかな」などと協調性に欠ける人物という印象を持たれかねません。
企業は部署などといった組織単位で動くため、チームワークや協調性を重要視することが多いです。
そのため、筋トレ以外のガクチカも用意しましょう。
サークルやアルバイト経験はチームプレイについてのエピソードを作成しやすいです。
そのような経験がない学生は、大学の授業におけるグループワークでの経験などを利用するといいでしょう。
学生時代はなんらかの形で、グループ単位で動く機会があるはずです。
どのような経験でも構わないので、しっかりと深掘りを行い、協調性をアピールしましょう。
趣味程度ではないことをアピールする
ガクチカで筋トレをアピールする際の注意点2つ目は「趣味程度ではないことをアピールする」です。
皆さんの周りにも筋トレをしている人はたくさんいるのではないでしょうか。
週に一回程度の筋トレや、テレビを見ながら簡単な筋トレをしている人は無数にいます。
面接官にただ筋トレをしているだけだと伝わってしまうと、「この学生は趣味でやっていただけなのかな」と思われてしまい、良いアピールになりません。
ほかの人との差別化を図るために、趣味程度ではなく熱心に筋トレと向き合ってきたと伝えることが大切です。
どのように筋トレと向き合ってきたのか、目標に向かってどれだけ努力していたのか、その結果どのような成果を得たのかをアピールしましょう。
上述していますが、アピールする際は具体的な数値や成果を用いるよう意識することが大切です。
企業にマッチした人柄・能力をアピールする
志望する企業が求める人柄・能力に沿わせて、筋トレ経験をアピールする必要があります。
なぜなら、筋トレという経験だけでは、「ただ力がある人」としか捉えられないからです。
そこで、困難に立ち向かえる人、新しいことに挑戦できる人、粘り強く結果が出るまで努力する人など、筋トレから連想できる強みと結びつけて、ガクチカを作成することが大切です。
企業の求める人材を知る具体的な方法としては、企業説明会やインターンへの参加やOB訪問、IR情報などがあげられます。
筋肉自慢にならないようにする
筋トレをガクチカとして話す際に最も注意すべき点は、自慢話に聞こえないようにすることです。
体の変化や重量の向上ばかりを語ると、努力よりも見た目を重視している印象を与えてしまいます。
採用担当者が知りたいのは、筋肉そのものではなく、そこに至るまでの思考や工夫の部分です。
どんな課題があり、どう克服したのかを丁寧に説明することで、筋トレを通じた成長を伝えられます。
たとえば、計画通りに成果が出なかったときに食事や方法を見直した経験など、改善の姿勢を中心に語ると好印象です。
また、他人との比較を避けて、自分の中での変化や学びに焦点を当てましょう。
謙虚さと前向きさを持った話し方が、誠実で地に足のついた印象を与えます。
成果を「重さ」ではなく「思考」で見せる
筋トレの成果を語るときは、扱える重量や体の変化よりも、そこに至るまでの考え方を中心に伝えることが大切です。
努力の量だけを語ると単調になりがちですが、工夫や改善のプロセスを交えることで説得力が増します。
たとえば、効率的なトレーニング方法を研究して実践した、停滞期を分析して計画を修正したなどの話です。
そのような具体的な行動には、問題発見力や課題解決力といったビジネスでも活かせる力が表れます。
筋トレの話をする際は「何を考えてどう動いたか」を意識して整理すると良いでしょう。
筋トレに依存しない「他領域への応用」を添える
筋トレの経験を就職活動で語るときは、その経験を他の分野にどう応用したかを示すと効果的です。
筋トレを継続する中で身についた計画性や粘り強さは、勉強やチーム活動にも通じます。
例えば、資格取得の勉強で筋トレと同じようにスケジュールを立て、定期的に見直しを行った話などが良い例です。
また、チームトレーニングを通して他人の目標を支えた経験を、協調性やリーダーシップとして語るのも効果的です。
筋トレだけの話で終わると自己完結的に見えるため、他領域への展開を加えることで成長の幅を示せます。
採用担当者は「その努力が仕事にどう活きるのか」を重視します。
筋トレを起点に、学びを広げて応用する姿勢を示すことで、柔軟で発展的な印象を与えられます。
【ガクチカ 筋トレ】筋トレガクチカの例文
ガクチカで筋トレを作成する際のアピールポイントや注意点を理解できたと思います。
ガクチカを作成する際は、筋トレするに至った背景と目的そして結果をアピールできるようにしましょう。
筋トレをアピールする際は、チームプレイに関するエピソードを用意することと、筋トレが趣味程度ではないと伝えるように意識することが大切です。
ここでは筋トレをガクチカで書いた例文を紹介します。
どのよう書けば良いのか不安な学生は参考にしてみてください。
例文①
私は部員が70名を超える中からレギュラーを勝ち取りました。
私はパスワークや技術に関して評価は高かったものの、1対1で敵プレーヤーとぶつかった時に競り負けるといった弱点がありました。
この弱点などから、なかなか試合に出られないことが多かったです。
私は絶対にレギュラーを勝ち取るために、筋トレをして足腰の筋肉を強化することを決めました。
毎日スクワット30回を3セットと下半身の体感トレーニングを行うことを決め、練習の日は練習後に、練習が休みの日は朝と夕方に実践しました。
これを2年生の冬から現在まで続けた結果、体重は5kg増量し、体脂肪率は10%から7.5%まで落とすことができました。
1対1の場面でも競り負けることが少なくなり、3年の冬にはインカレでレギュラーを勝ち取ることができました。
この経験で学んだ継続力や行動力を活かして御社でも活躍していきたいです。
例文②
私は周りの友達から「太ったね」と言われることが多くなり、周囲を見返すためにダイエットを決意しました。
まず、行動に移す前に、どのようなダイエット法が最善なのかをネットで調べつくしたのです。
当初は食事制限を考えていたものの、調べていくうちに、体の筋肉をつけることで脂肪を減らし、代謝を上げ、痩せやすい体へ変えられることを知り、筋トレを行うことに決めました。
当時の体重57kgから50kgへ、7kg落とすことを目標にし、週4回ジムへ通うことにしたのです。
ただ筋トレをするのではなく、友人から指摘の多かった腕周りとおなか回りを重点的に鍛えるため、バーベルと腹筋をメインに鍛えました。
体育会系の部活動の経験がなく、筋トレをしたことがほとんどなかったため、最初は想像以上のハードさに諦めそうになりましたが、周囲を見返すため、また、自分のためにも絶対に痩せてやるという執念で、2年生から現在までの2年間休むことなく週4日ジムへ通い筋トレを行いました。
その結果、当初予定していた7kgを上回る10kgの減量に成功したのです。
私はこの課題に対する分析力や行動力を活かして御社で活躍していきたいです。
例文③
その理由は、単純にカッコよくなりたいと思っていたからです。
もともと私は細身体型で、いつも小さい頃から周りにガリガリなところをいじられていました。
それが本当に悔しくて、それからはほぼ毎日のように筋トレを繰り返すようになり、結果として筋肉も少しずつ付くようになったのを覚えています。
でも実際にムキムキになるほどの体型にはなかなかならず、どうすれば良いのか色々調べてみたところ、食生活も変えた方が良いことを知りました。
そのため、両親にも協力してもらいながら、食べる量を少しずつ増やすようにし、そして最終的にはガタイまで良くなったので本当に嬉しかったです。
貴社に入社した際には、たとえどんなにつらい仕事をすることになっても、利益に貢献するためにしっかり継続していきたいと思っています。
例文④
その理由は、ボディビルの大会で結果を出すためです。
もともと身体づくりに興味があって、中学生の頃からも積極的に筋トレに励んでいました。
その際にたまたまボディビルの大会の存在を知って、さらに火が付くようになったのを覚えています。
とはいえ、当時は何も考えずにシンプルに筋トレをしていただけだったので、なかなか思うように筋肉が付かずに悩む日々が続いていました。
そこで私は、現状の自分に何が足りないのかをしっかり分析するようにし、その結果食事の管理が甘いことに気づくことができました。
それ以降は毎日の食生活においても意識し始め、さらに筋トレを続けた結果、理想的な肉体美にどんどん近づくのが確認できました。
そしていざボディビルの大会に出たところ、いきなり入賞することになったのがすごく嬉しかったです。
貴社で仕事をする際にも、常にどうすれば効率的に成果を上げられるのかを考えながら、行動していきたいと思っています。
例文⑤
私は学生時代に筋トレに本気で取り組み、自己管理能力や継続力を培いました。筋トレを始めたきっかけは、体力向上と健康維持のためです。しかし、続けていく中で自分の限界に挑戦し、結果を出すためには、しっかりとした計画が必要だと気付きました。半年以内に体脂肪率を10%から7%に減らし、ベンチプレスでの重量を20kg増やすという目標を立てました。この目標を達成するために、まず週4回のトレーニングと食事管理を計画的に実施しました。栄養バランスやカロリー摂取量も細かく管理し、トレーニング内容も定期的に見直しました。しかし、途中で減量が停滞するなどの困難に直面しました。その際には、専門書で筋肉の働きや栄養について再学習し、プロテイン摂取のタイミングやトレーニングの負荷を調整することで、この問題を乗り越えることができました。結果として、体脂肪率を7%に減らすことに成功し、ベンチプレスの重量も20kg増加しました。
この経験から、継続して努力する力や、計画を立てて目標を達成する力を身につけました。御社においても、この筋トレで培った計画力と継続力を活かし、粘り強く業務に取り組んでいきたいと考えています。
【ガクチカ 筋トレ】面接で深掘りされた質問例
筋トレをガクチカとして話すと、面接官からは必ずといっていいほど深掘りの質問が入ります。
表面的な努力や継続の話だけでは、本質的な成長や仕事へのつながりが伝わらないからです。
質問の意図を理解し、答え方を整理しておくことで、筋トレ経験を説得力のあるエピソードに変えられます。
ここでは、実際によく聞かれる質問とその意図、そして答え方のポイントを具体的に解説します。
なぜ筋トレを始めたのか?
この質問では、行動のきっかけや目的意識が問われています。
面接官は、筋トレを始めた理由を通して「問題意識を持って動ける人か」を見ています。
健康維持や体力向上だけでなく、自分の弱点を克服したいという動機や、挑戦心があったなどの背景を語ると良いです。
たとえば、集中力が続かない自分を変えたくて筋トレを始めた、継続力を鍛えたかったなど、自分の課題意識を明確に伝えることが大切です。
また、始めたきっかけから学んだことに自然に話をつなげると、筋トレが単なる趣味ではなく「自己成長の手段」であることを示せます。
面接官は、目的を持って行動した人ほど、入社後も主体的に成長できると判断します。
動機に一貫性と前向きな姿勢を持たせることがポイントです。
継続できた理由は?
この質問は「努力をどのように仕組み化したか」を見ています。
筋トレを続けること自体は珍しくありませんが、続けるための工夫や思考の過程にこそ価値があります。
たとえば、毎日の記録をつけて進捗を可視化した、体調や食事を管理して成果を維持したなど、継続の裏にある工夫を伝えましょう。
また、継続が難しかった時期やモチベーションが下がった経験を交え、それをどう乗り越えたかを語ると説得力が増します。
筋トレを続ける過程で得たのは、忍耐力だけでなく、計画性や自己管理力、現状を冷静に分析する力です。
それらを客観的に振り返り、「継続の中で何を学んだか」まで話せると、採用担当者の印象に残ります。
その経験を仕事でどう活かせる?
この質問は、筋トレの経験を通じて得た学びを、社会人としてどう応用できるかを問うものです。
筋トレは、地道な努力を続けて結果を出す点で、仕事のプロセスと非常に似ています。
たとえば、目標設定を細かく分け、短期的な成果を積み重ねて最終目標を達成した経験は、仕事の進め方にも活かせます。
また、成果が出るまでに時間がかかることを理解しているため、長期的に粘り強く取り組める姿勢を示せます。
ここで大切なのは「筋トレで得た学びが職場でも通用する」という構造を意識して話すことです。
たとえば、チームでの業務を支えるために、自分の役割を明確にして努力する姿勢を重ねると説得力が高まります。
筋トレを通じて得た規律性や改善意識を、働く姿勢として言語化できれば、非常に評価されやすくなります。
まとめ
筋トレでガクチカを作成したい学生は、①「筋トレをするに至った背景を説明する」②「目的を持って筋トレしていること」③「筋トレの結果どのような結果を得たのか」を面接官へアピールすることを意識しましょう。
筋トレでのガクチカは、企業側から「チームプレイが苦手なのではないか」や「趣味程度ではないか」といったような印象を持たれる可能性があります。
それを防ぐためにも、チームプレイに関するエピソードを用意しておくことと、趣味程度と思われないように差別化を図ったエピソードを作成することが大切です。
しっかりと筋トレの経験の深掘りを行い、面接官の心に刺さる良いガクチカを作りましょう。
最後に、他のガクチカ例文や作り方を知りたい方は以下の記事をご覧ください。




