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・アパレルバイトの強み
・アパレルバイトのアピール方法
・アパレルバイトを用いたガクチカの書き方
・学生時代アパレルバイトを頑張った人
・アパレルバイトをガクチカにどう生かすか知りたい人
・アパレルバイトを用いたガクチカの書き方が分からない人
はじめに
アパレルショップでのアルバイトに勤しみ、就活においてガクチカに活用したいと考えている人も多いでしょう。
そこで今回はアパレルバイトをガクチカにしたい人に向けて、アピールしやすい強みや具体的なアピール方法、書き方などについて紹介します。
ガクチカとは
まずガクチカを作成する前に、ガクチカとはどのような言葉であるのかについて理解を深めておきましょう。
ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略であり、就活用語です。
自己PRや志望動機などの次に聞かれることが多い質問であるため、しっかりと対策をし、企業の採用担当者に良い印象を与えられるような回答を用意する必要があります。
ガクチカと自己PRの違い
ガクチカと自己PRを混同してしまう人も多いため、違いをはっきりさせておきましょう。
ガクチカでは主に学生生活で経験したことのエピソードを中心に話し、それを通じてどのような経験を得たか、どのような能力を身につけたのかについて話すことが重要です。
一方で自己PRは自分の強みや能力を表現することが大切であり、焦点を当てる部分が異なります。
前者はエピソードであり、後者は能力です。
ガクチカと自己PRの違いについてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
ガクチカで企業が見ている部分とは
では企業はガクチカにおいてどのような部分を重視しているのかについても確認しましょう。
大きく分けて以下の3つが挙げられるため、それぞれ踏まえた上でガクチカを作成することが重要です。
ガクチカについてはこちらの記事でもさらに詳しく紹介しているため、気になる方はぜひご覧ください。
経験から何を学んだのかを確認する
論理的な思考を持っているかを確認する
どのような人間なのかを確認する
ガクチカを通じて、企業の採用担当者は就活生がどのような人間であるかを確認しています。
就活生の性格や価値観、行動の特性を理解することで企業文化やチームとの適合性を見極めようとしているのです。
例えば、就活生がリーダーシップを発揮した経験やチームワークを重視したエピソードを話す場合、その人が協調性があり、責任感がある人物であると判断します。
このような情報をもとに早期退職を防ぎ、長期的に会社に貢献してくれる人物を採用したいと考えているのです。
また、過去の行動などから、将来的な行動を予測しようとしている場合もあります。
いずれにせよ、企業の求める人物像とマッチしているかについて確認しているのです。
経験から何を学んだのかを確認する
企業はガクチカを通して、経験から何を学んだのかについても確認したいと考えています。
企業は就活生がどのように問題を解決し、どのようなスキルや知識を身につけたのかを把握したいと思っているのです。
特に困難に直面した際の姿勢や考え方、そしてそれをどのように乗り越えたかが重要です。
例えば、プロジェクトで直面した課題をどのように解決したかを話すことで問題解決能力や忍耐力を示せます。
企業はこのような学びを今後の業務にどのように活かしてくれるのかについて判断しようとしているのです。
論理的な思考を持っているかを確認する
企業はガクチカを確認することを通じて、就活生が論理的思考力を持っているかについて確認しています。
問題の認識から解決までのプロセスを明確に説明できるかが非常に重要です。
論理的思考力はビジネスにおいて非常に重要な能力の1つであり、複雑な問題を整理し、解決策を導き出すために不可欠です。
就活生が自分の考えをわかりやすく、かつ説得力のある形で説明できているかどうかも企業は注目しています。
具体的なデータや事実を用いて自分の行動を説明し、信頼性と論理性を示すようにしましょう。
アパレルバイトのアピールポイント
では本記事の主題であるアパレルショップでアルバイトをしていた人がアピールしやすいポイントにはどのようなものがあるのかについて確認してみましょう。
当てはまるものが複数ある場合、その中でも特に自分が胸を張ってアピールできる能力はどれであるのかについて考えてみてください。
2.ヒアリング能力
3.問題解決能力
4.プレゼン能力
5.企画力
1.コミュニケーション能力
アパレルショップで働いていた人の中でコミュニケーション能力に自信のない人はそこまで多くないでしょう。
お客様との関係性を構築する上で会話は非常に重要だからです。
色々なお客様と対話し、そのニーズや要望を理解する能力も身についたのではないでしょうか。
例えば、初めて来店したお客様に対して親しみやすい態度で接することで信頼関係を築くことができます。
また、常連のお客さんと長期的な関係を築くことで売上を伸ばした人も多いでしょう。
このようにコミュニケーション能力があることはビジネスの場でも円滑に同僚や取引先と交流できることにつながります。
特に接客や営業職などで働きたいと考えている人は積極的にアピールしましょう。
2.ヒアリング能力
ヒアリング能力もアパレルでのアルバイトを通じて身につけられている可能性が高い能力といえます。
接客中にお客様の要望を聞き出し、それに応じた商品の提案を行うことでこの能力を身につけた人は多いはずです。
例えば、どのような服が欲しいのかうまく言語化できないお客様に対して色々と話を聞き、求めているものが何であるのか的確に紹介できた人は、ヒアリング能力をアピールしたいところです。
このような能力は特に営業職として働く場合に大いに活用できるものといえます。
クライアントとなる企業の悩みや課題がどのようなものであるのかうまく聞き取り、それを解決する方法を導き出すことで、成約を獲得することも可能です。
3.問題解決能力
問題解決能力もアパレルショップでアルバイトをしていた人が身につけている可能性が高い能力です。
お客様のニーズに応え、適切な解決策を提案するために重要なスキルだからです。
例えば、特定の商品が在庫切れの場合でも代替商品を提案することでお客様の満足度を高められます。
また、お客様が購入した商品に不満を持った場合、その原因を迅速に特定し、交換や返品などの対応を行うことで信頼関係を保つことも大切です。
このような経験を通じて瞬時に問題を分析し、解決策を見つけ出す能力が養われた人は積極的にアピールしたいところです。
基本的にどのような仕事においても問題解決能力が非常に重視されており、この能力が優れている人は問題を解決するだけでなく未然に発見し防ぐこともできます。
4.プレゼン能力
プレゼン能力もアパレルショップでアルバイトをしていた人が身につけている可能性が高いです。
商品の魅力をお客様に伝えるためにはプレゼン能力が必須だからです。
新商品の特徴やメリットを説明し、お客様に購買を促す際にはこの能力が活用されます。
お客様に商品の特徴をわかりやすく伝え、その価値を理解してもらうためには効果的にプレゼンを行う必要があります。
また、基本的にアパレルでのアルバイトでは商品だけでプレゼンを行う必要があります。
つまり、PowerPointなどは使っていないのです。
商品だけでプレゼンができるということは、就職してからPowerPointやスライドなどを活用すればより、うまく相手にプレゼンができるということです。
このような能力を持っている人材は、特に顧客や社内のメンバーにプレゼンを行う企業で重宝される可能性が高いといえます。
5.企画力
これは全ての人に当てはまる能力ではないかもしれませんが、ポップ作りをするなど、消費者の購買力を高めるためにデザインや書き方などをイチから作り上げた経験がある人は積極的にアピールしたいところです。
他にもディスプレイのデザインの担当などを経験した人も企画力をアピールできます。
消費者の心理を理解し、効果的なマーケティング戦略を立案する力が養われていると判断され、マーケティング系の職種を目指す人は特に企業の採用担当者に強い印象を与えられます。
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選考の面接において、「ガクチカ」は頻出質問であり、
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私が学生時代に力を入れたのは飲食店でのアルバイトです。
働く店舗は売上の伸び悩みを問題としていたという理由で自分にできる売上向上施策をするという目標を掲げ、取り組みました。
飲食店でのアルバイトに取り組む中で、中々売上が向上せず、プレシャーのみが積み重なってしまうという困難にぶつかりました。
それに対して、先輩や上司に積極的に相談をするという行動を取ることでアドバイスをもとに施策を考え、売上を1.5倍に伸ばすという結果につながりました。
この経験を通して周囲とコミュニケーションを取ることと積極的に動くことの大切さということを学び、貴社に入社後は経験で得たことを活かして活躍していきたいと考えています。
アパレルバイトのガクチカで気を付けるべきポイント
続いてアパレルのアルバイトの経験をガクチカで話す際に気をつけなければならないポイントについても理解を深めておきましょう。
以下の3つのポイントを踏まえた上で、悪い印象を与えないガクチカを作成することが大切です。
2.その経験から何を学んだかを明確にする
3.困難をどう乗り切ったかについて書く
1.過程を伝えることを意識する
アパレルショップでアルバイトをしていた経験を話す際には結果だけでなく過程を詳細に伝えることが重要です。
企業は結果だけでなく、その結果に至るまでにどのような行動をとり、どのような思考をしたのかを知りたいと考えています。
例えば、売上目標を達成したという結果だけでなく、そのためにどのような工夫をしたのか、どのようにチームをまとめたのか、具体的なエピソードを交えて説明することが求められます。
過程を詳しく説明することで、問題解決能力やリーダーシップ、創意工夫の姿勢など企業が重視する能力をアピールすることが可能です。
2.その経験から何を学んだかを明確にする
アパレルショップでのアルバイト経験から何を学んだのかについても明確に伝えることが大切です。
単に経験を話すだけでなく、その経験を通じてどのようなスキルや知識を身につけたのかについて具体的に説明しましょう。
例えば、顧客対応を通じてコミュニケーション能力が向上したことや、在庫管理を通じて効率的な仕事の進め方を学んだことなどを説明すると良いでしょう。
また、学んだことを今後どのように活かしていきたいのかについても触れることで、成長意欲や将来のビジョン、そして企業研究をしっかり行っていることについても伝えられます。
企業側に自分の成長過程を理解してもらい、採用後の貢献度をイメージしてもらいましょう。
3.困難をどう乗り切ったかについて書く
困難が発生した際にはどのように乗り切ったのかについても説明することで、より良い印象を与えられます。
企業は困難に直面した際の対応能力や問題解決能力がある人材を採用したいと考えているからです。
例えば、忙しい時期に人手不足となり業務が滞りそうになった経験がある場合、その時にどのように対応したのかについて詳しく説明しましょう。
チームメンバーと協力した、業務の効率化を図るために新しい方法を提案したなどとエピソードを交えることをおすすめします。
また、困難に対する自分の考え方でどのように冷静に対処したのかについても同時に伝えることで、柔軟な思考やストレス耐性の高さをアピールすることも可能です。
アパレルバイトのガクチカ例文3選
ここまでアパレルバイトの経験をガクチカでアピールする際の注意点やおすすめポイント、どのような能力をアピールできるのかについて詳しく紹介しました。
ここからは本記事の内容を踏まえた上で作成した例文を3つ紹介します。
本記事のおさらいという意味でも非常に参考になるため、ぜひ3つとも読み込んでみてください。
例文1
私が働く店舗はポップが少なく、商品の紹介が満足にできていませんでした。
そこで、新たにポップ作りを提案し、商品の簡潔な説明を添えることで購買意欲を高めることを目指しました。
各商品の特長やメリットを分かりやすく伝えるための情報収集を行い、デザイン性を考慮し、視覚的に魅力的なポップを作成しました。
これにより店舗の売上が平均して毎月15%伸び、視覚的に情報を伝える重要性を学びました。
貴社においても、企画力や情報発信の能力を活用し、プロモーション業務に貢献したいと考えています。
例文2
アパレルショップでのアルバイトを通じて、お客様一人ひとりのニーズに応えることを重視しました。
例えば、特定のスタイルや色を探しているお客様には、直接商品を手に取ってもらい、素材感やデザインの特徴を具体的に説明しました。
また、コーディネートのアドバイスをし、お客様の購買意欲を高めることも意識していました。
この経験を通じて、プレゼンテーション能力やヒアリング能力が大いに向上しました。
お客様の反応を見ながら適切な情報を提供するスキルはビジネスシーンでも役立つと感じています。
今後もこの経験を活かし、顧客のニーズを的確に把握し、それに応じた提案を行うことで、企業に貢献していきたいと考えています。
例文3
当店はクレームの数が多く、適切な接客マニュアルがなかったためにスタッフが一貫したサービスを提供できていませんでした。
そこで、店長と話し合い、私が中心となって接客マニュアルを作成することを決定しました。
クレーム内容を分析し、お客様がどのような点で不満を感じているのかを明確にし、言葉遣い、態度などをマニュアルに反映させました。
これにより、週に1回は発生していたクレームを半年に1回以下の頻度に抑えられました。
この経験を通じて、主体的に問題解決に取り組むことの重要性を学びました。
この経験から得た主体性と問題解決力を活かし、今後も貴社の発展に貢献していきたいと考えています。
確認しておこう!アパレルバイトのガクチカの書き方
ガクチカの書き方には実は2つの方法があります。
以下の方法を理解しておくことでアパレルバイト以外を主題とする場合でもスムーズに作れるようになります。
どのような企業を受ける場合でも活用できるものであるため、ぜひ覚えておいてください。
PREP法
PREP法とは結論、理由、具体例、結論の構成方法を指します。
この構成方法によって論理的で説得力のある内容を面接官に伝えることができます。
先に結論を述べることでまず主題が何であるのかについて理解してもらい、その後理由、具体例、再度結論を述べるという流れで話すことにより、結論を念頭に置いたまま話を聞いてもらうことができ、よりあなたのガクチカが伝わりやすくなります。
STAR法
STAR法とは状況、課題、行動、結果の流れで説明する方式です。
これによって質問や本質から逸脱することなく、一貫性を持った内容を面接官に伝えることが可能となります。
また、文字数によってはエピソード単体にこの構成を活用することもできます。
例えば、PREP法で作成した自己PRの「具体例」の部分にSTAR法を活用することで、あなたのガクチカにおけるエピソードの部分がより理解しやすくなります。
アパレルバイトのガクチカを書く際の注意点
最後にアパレルバイトのガクチカを書く際に気をつけなければならないポイントについても理解を深めておきましょう。
以下の3点を踏まえた上で、マイナスな印象を与えない、質の高いガクチカを提出することが大切です。
内容が結果だけにならないようにしよう
ガクチカにおいて最も重要とされているのはエピソードの部分、そしてその経験を通じてどのような能力を身につけたのか、またはどのように工夫をしたのかです。
したがって、内容が結果だけになってしまうと、最も聞きたい部分である内容がおろそかになってしまいます。
結果までの過程を聞いてあなたがどのような人物であるのかについて判断しているため、内容が結果だけの自慢話にならないように気をつけましょう。
内容に一貫性を持たせよう
ガクチカの内容に一貫性がないことも大きな問題です。
例えば、アピールポイントを複数盛り込んでしまうと一貫性を保つことが非常に難しく、面接官に伝えたいことが何なのか伝わらなくなってしまいます。
また、論理性がないと判断されてしまう可能性も非常に高いため注意が必要です。
必ず、内容には一貫性を持たせるようにしましょう。
嘘や誇張しすぎないようにしよう
ガクチカにおいて最も重要なのはエピソードが壮大であるかではなく、「どのような経験をしたか」「どのような能力を身につけたのか」です。
したがって、嘘や誇張を活用してより強いインパクトを残そうとする必要はあまりありません。
むしろ嘘をついていたことや大げさに話していたことがバレてしまった場合、マイナスな印象を与えてしまう可能性が高いため、ありのままの自分の経験を話すようにしましょう。
アパレルバイトのガクチカ作成に困ったら?
今回はアパレルバイトのガクチカ作成方法について紹介しましたが、自分の文章に自信が持てないという就活生は多いと思います。
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おわりに
今回はアパレルショップで働いていた人がその経験をガクチカとして活用するにあたっての注意点やアピールポイント、書き方などを紹介しました。
アパレルバイトは様々な経験ができる素晴らしいガクチカの1つであるため、ぜひ本記事の内容を踏まえた上で質の高いガクチカを作成し、企業の採用担当者の目に留まるような文章を提出しましょう。