【NG例あり】ガクチカを書く際に知っておきたいNG例や高評価を受けるコツを解説!

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はじめに

就活をしていくうえで、必ずといっていいほど聞かれるのがガクチカです。

学生時代に力を入れたことというと、さまざまな候補が挙がりますが、果たして書いてはいけないNG項目などはあるのでしょうか。

この記事では、企業からガクチカを聞かれる理由や、書いてはいけないNGエピソードなどについてご紹介します。

ガクチカに採用するエピソードによっては、採用担当者からの心証を損なってしまう可能性が高いです。

企業からの印象を落とさないためにも、NG事例を覚えて、適切なエピソード選びができるようにしましょう。

【ガクチカにNGはある?】企業がガクチカを聞く理由

ガクチカのNG事例を知る前に、まず「なぜガクチカが聞かれるのか」を知ることが大切です。

選考書類に書かれたガクチカは、これまでの人生で育んできた価値観や考え方、強みなどを示し、入社への意欲や企業とのマッチ度を表します。

そのため企業の採用担当者は、エントリーシートや面接から就活生について知り、人間性を深掘りしようと考えているのです。

入社意欲の確認

企業の採用担当者は、ガクチカに採用されたエピソードや学んだことなどから、入社意欲が高いかどうかの確認をしています。

就活全体を通して、採用担当者は膨大な量のエントリーシートに目を通すため、その完成度の高さで就活生の意欲が分かるのです。

そのため、適当に当たり障りのないことだけを書いている学生は、そもそも意欲が低いと見なされます。

だからといって奇抜なことを書けば良いわけでもなく、きちんと企業にフィットする内容を作らなければなりません。

自己分析が甘かったり、およそ社会人として似つかわしくなかったりする文章の場合は、その場で落とされる可能性が高いため、相手に与える印象を加味してガクチカのエピソードを選ぶ必要があります。

過程を知るため

ガクチカの結果は大切な要素ですが、それのみが評価対象になっているわけではありません。

採用担当者は、ガクチカの結果だけを見ているのではなく、そこにいたるまでの過程を重要視しています。

なぜならば、エピソードの過程を見ることで、その学生がどのような考えに基づいてがんばってきたのか、将来的にどうしていくつもりなのかを理解できるためです。

企業側にはガクチカを通じて、その学生の価値観や行動指針が自社に合っているかなどを把握する目的があります。

ただし結果としての実績をともなわず、ただ「がんばった」などの感情論に着地するエピソードは、ガクチカにふさわしくないと判断される場合が多いです。

結果がともなっているもののうち、とくに自分の価値観を反映しているエピソードを選んで、ガクチカにするのがおすすめです。

求める人物像に合っているかの確認

企業の採用担当者は、その学生が企業に合っている人材かどうかを知りたがっています。

すでに述べたように、その人の価値観や考え方、ここぞというときに発揮できる強み、業務に役立ちそうなスキルなどを理解できるのがガクチカです。

そして最終的には企業にとって、必要な能力を持っているかどうかを見極めようとしています。

人目を惹くような実績があったとしても、それが企業の求める方向性に合っていなければ意味がありません。

つまり、ガクチカを評価するにあたってとくに重要視されるのは、結果にいたるまでのエピソードになります。

そのため、自分が選ぼうとしているエピソードが他者からはどのように見えるか、悪い印象を与えるものでないかを意識する必要があるのです。

【ガクチカにNGはある?】ガクチカにNGはあるのか

学生時代に打ち込んだ経験として事実であっても、NG事例や書くべきではない内容があるため、選んだエピソードがどのような印象を与えるかを加味しなければなりません。

ここからは、ガクチカにおけるNG例や注意点について見ていきます。

適切でない経験を選ばずに済むように、どのような内容が採用担当者の心証を損なうのかを確認しておきましょう。

【ガクチカにNGはある?】凄い経験ではない

就活を始めたばかりの学生がよく陥ってしまう勘違いとして、ガクチカは派手なエピソードや他人からすごいと思われるような経験でなければいけないのではないか、ということです。

ガクチカは、必ずしも派手なエピソードである必要はありません。

他人にガクチカとして話せるような経験がないという就活生は多いですが、実際に企業が重視しているのはそこにいたるまでの過程です。

本人の考え方が伺えるエピソードであれば良いため、華々しい実績やドラマチックな経験である必要はありません。

目立つような活躍でなくとも地道に実績を上げており、自分で考えて行動したのが分かれば、エピソードが派手なものである必要はないのです。

一見パッとしないように見える経験でも、自分の所感や独自の取り組みを盛り込むことで、採用担当者を感心させられる可能性があります。

【ガクチカにNGはある?】就活生が陥りがちなガクチカNG例を紹介

では、実際にガクチカとして不適切なNG例について見ていきましょう。

ガクチカにおける学生時代とは、基本的に就活直前の学歴のことで、多くの人にとって大学や専門学校を指します。

より現在に近いものから、自分の努力や機転で実績を残せたエピソードを選ぶようにしましょう。

「集団」が主役になっているもの

学外でのアルバイトや大学の部活動、ゼミでの活動など、集団の中での活動がガクチカとして選ばれる機会は多いです。

その際、主体が誰なのかという点に十分に気をつけましょう。

主役や中心が自分ではなく、所属している集団になっている場合は、ガクチカとしては適していません。

求められているのは自分自身のガクチカであり、自分の考え方や価値観をアピールするためのものなので、組織主体ではなく個人主体で動いたことを書く必要があります。

適切なのは、自分が主導して組織を良い方向に変革したこと、これまでよりも良い実績を挙げられたことといった、主体的でポジティブな経験です。

学内外を問わず、自分が組織に対して積極的に働きかけたエピソードを選びましょう。

良いイメージがないもの

ガクチカのエピソードには、世間的に見てイメージが良くない経験は使うべきではありません。

極端な例ですが、パチンコや競馬、麻雀などギャンブルにまつわる内容などです。

このような経験をガクチカのエピソードとして書く人は決して多くはないものの、NG例の一部といえます。

また、エピソード内では課題を乗り切った方法を書くことが多いですが、これがロジカルな方法でない場合は、かえって印象が悪くなることもあるため注意が必要です。

就職してからの行動は、社会人として勤め先の評判に影響するものであり、業務をこなすうえで論理的な考え方が求められる点を念頭に置きましょう。

作成したガクチカが客観的に見て印象が悪くないか、自分以外の家族や友人に聞いてみるのもおすすめです。

高校以前のもの

ガクチカにおける学生時代とは、就活の直前までの時期を指す場合がほとんどです。

そのため、高校以前の経験でガクチカを書くと、古くなりすぎてしまいます。

実際、就活までに中学〜高校までの価値観や考え方を、ずっと維持したままの人は少ないでしょう。

仮に高校以前のエピソードをガクチカに採用してしまった場合、卒業してから今にいたるまで、価値観が変化するような学びや経験がなかったのだととらえられてしまう可能性が高いです。

あまりに古すぎるエピソードを伝えても意味がないため、今の価値観につながるエピソードを選ぶ必要があります。

高卒で就活をする場合は高校時代、それ以降であれば大学時代や専門学校時代など、なるべく近い時期のエピソードを選びましょう。

実績のないもの

ガクチカで重視されるのは過程ですが、実績がまったく関係ないわけではありません。

というのも、実績は考えて行動したことに意味があった、確かな効果があったと示す証拠になるためです。

そのため、どれだけがんばった経験であっても、明確に示せる実績のないエピソードはガクチカとして適していません。

コンクールで賞を取ったなどの経験がないような、趣味の域を出ないものの場合は、わざわざガクチカに書くのは避けるべきでしょう。

つまり、エピソードとして用いるためには、それがガクチカに足る経験であると示す根拠が必要なのです。

またガクチカで出した実績は、採用後にどのように企業に貢献するか、活躍する姿をイメージしてもらうきっかけにもなります。

活躍を想起できない人材は採用しにくいため、ガクチカでもある程度は実績をアピールしたほうが良いでしょう。

誇張しすぎたもの

ガクチカを誇張しすぎるのは、就活の場では不適切です。

就活において自分をよく見せるために、経験を少しばかり肉付けするのも、ひとつの戦略ではあります。

しかしながら、現実感のない状態になるまであまりに誇張しすぎてしまうと、嘘であるとバレるため注意が必要です。

また、深掘りされたときにうまく答えられないと、疑われる原因になるでしょう。

選考で嘘をついたと判断されると、あなたの信用はほとんどなくなってしまいます。

企業側としては、信用できない相手はいくら有能であっても採用できません。

そのためエピソードを肉付けするとしても、現実感のある範囲で、前後の整合性を考えて調整する必要があります。

企業からの信用を失わないように、なるべく正直にガクチカを伝えましょう。

自己PRと同じもの

自己PRと同じエピソードを、ガクチカとして再利用するのはNGです。

志望動機やガクチカ、自己PRなど、各項目でエピソードが被ると、それだけ引き出しが少ないものだと見なされてしまいます。

また同じエピソードを用いると、あなたの魅力を採用担当者へ十分に伝えられません。

伝えたい魅力を絞る場合でも、エピソードは多いほうが、実際にその魅力が備わっている根拠を示しやすいです。

志望動機や自己PRなどの質問と、回答の内容が被ってしまわないようにしましょう。

自分だけでは適切なガクチカが思い浮かばない場合は、他己分析として家族や友人に魅力や印象深いエピソードを聞き出し、深掘りしてみるのがおすすめです。

主観では思いつかなかったような、思わぬエピソードが見つかる可能性があります。

【ガクチカにNGはある?】高評価を受けるガクチカを書くコツ

ガクチカを高く評価してもらうためには、文章の構成をしっかり練る必要があります。

また、エピソードは後から質問されても答えられるように深掘りしておき、全体的に説得力を持たせることが重要です。

あなたの価値観や考え方がはっきり読み取れること、整合性があって矛盾や破綻がないことなど、採用担当者がガクチカを評価する基準はいくつかに分けられます。

それぞれのポイントにおける完成度を高め、高い評価を目指しましょう。

PREP法を用いること

ガクチカを書くときは、構成の補助としてPREP法を用いるのがおすすめです。

PREP法は、Point(結論)・Reason(根拠)・Example(具体例)・Point(結論)の順で、文章を構成する方法になります。

このように経験とその根拠、経験した内容の具体例、締めの結論の順番で文章を作成すると、もとの結論が伝わりやすいです。

最初にエピソードを持ってきてしまうと、その文章の中で何を伝えたいのかが分からなくなってしまいます。

また、結論だけ伝えて根拠や具体例を示さないと、本当にその結論が正しいのか判断できません。

最後にもう一度結論を述べないと、まとまりのない文章になるため、読みやすい文章を書いてメリハリをつけるためにはPREP法が最適です。

エピソードを深堀する

ガクチカに用いるエピソードは、事前にしっかり深掘りしておくことが大切です。

深掘りせずにいると文章だけはまとめられても、面接で詳細な説明を求められた際に返答に詰まってしまい、評価が下がる原因になります。

採用担当者からは、ガクチカに関してさまざまな角度で質問されるため、あらかじめ深掘りしておくと安心です。

エピソードを深掘りするためには、自己分析や他己分析などから、自身の経験を客観的に分析する必要があります。

他者から見てどのようなことが気になるのかを考え、あらかじめ対策しておくのも良いでしょう。

ただし、事前に対策していたポイントが質問されるとは限らないため、あくまでも目安に留めて、全体的にくまなく深掘りすることをおすすめします。

説得力を持たせておく

ガクチカを書くときは、根拠やエピソードに説得力が必要です。

説得力のないエピソードは、採用担当者に嘘ではないかと疑われる可能性が高く、印象にも残りにくいためです。

売上や順位などの具体的な数値を盛り込むことで、より説得力のあるガクチカを作成できます。

数字は、専門知識の有無に関わらず理解しやすい指標でもあり、エピソードで取り組んだ内容について理解してもらうためのきっかけになります。

そもそも何に取り組んだか、どのような実績を残せたのかを理解してもらえなければガクチカとしての意味をなさないため、分かりやすい基準を設けるのは非常に有効です。

エピソードの解像度を上げて説得力を持たせるためにも、誰が聞いても分かりやすい説明を心掛けましょう。

【ガクチカにNGはある?】ガクチカが思いつかない場合は作成ツールを使うのがオススメ!

適切なエピソードが思いつかない人は、ガクチカのためにプロが監修したツールの使用をおすすめします。

ガクチカ作成ツールを使えば、LINEでの質問に答えるだけで、簡単にガクチカを作成してくれます。

効率よくツールの助けを借りながら、質の高いガクチカ作りに役立ててください。

ガクチカ作成ツールの詳細は、こちらからどうぞ。

まとめ

ここまで、企業からガクチカを聞かれる理由や、適切でないガクチカの書き方について説明しました。

ガクチカを書くときは、その文章からどのような評価を下されるかを意識して、良いイメージを与えるエピソードを選ぶ必要があります。

また、ガクチカの評価を高めるためには文章の構成を整え、文章全体に誰もが納得できるような説得力を持たせることが大切です。

現在の価値観につながるエピソードを選んで、採用担当者にあなたの人柄が伝わるようなガクチカを目指しましょう。

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