【質問例あり】ベンチャー企業の面接で好印象を得るには?逆質問のコツや注意点を解説

【質問例あり】ベンチャー企業の面接で好印象を得るには?逆質問のコツや注意点を解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

この記事を読んでわかること

・ベンチャー企業が見ているポイント
・評価を高める逆質問のコツ
・本番で使える逆質問例

この記事をおすすめしたい人

・ベンチャー企業が見ているポイントを知りたい人
・評価を高める逆質問のコツを知りたい人
・本番で使える逆質問例を知りたい人

面接

企業の採用面接では、担当者からの質問に答えるだけでなく、学生の側から企業に対する逆質問の時間が設けられています。

しかし、「弊社について何か質問はありますか?」と逆質問を促された際に何を聞けばいいのかわからず、うまく答えられないという人は少なくありません。

逆質問の内容は合否の判断にも関係します。

面接をうまくこなしたいのなら、適切な質問の内容や返答への対応について前もって知っておくことが大切です。

当記事では、ベンチャー企業の面接に合った逆質問の仕方について、詳しく説明します。

【ベンチャーの面接で好印象な逆質問とは?】逆質問でベンチャー企業が見ている2つのポイントとは

逆質問のセクションを通して、企業の担当者は大きく2つの要素をチェックしています。

1つは、自社への志望度の高さが十分にあるかどうかという点です。

何をたずねてくるかによって、業界や会社について理解している度合いを確かめ、どのくらいの想いで面接に臨んでいるのかをチェックしています。

もう1つは、学生のコミュニケーション能力についての確認です。

面接の空気や意図を読めるかどうかをチェックし、適切に言葉を選んで会話できるかどうかを確かめます。

これら2つを主に見られていることを意識して、逆質問の対策を立てましょう。

①志望度

就職活動において、1社しか受けないという状況は非常にまれです。

企業側も、面接に来た学生が自社以外の企業でも採用選考を受けていることは想定しています。

それをふまえたうえで、どれだけこの会社への志望度が高いのかを確かめるために、逆質問の時間を設けているのです。

学生が企業のことについて社員にたずねるためには、自分の今受けている企業やその業界がどういったものか、資料やホームページ、OBとの交流などを通してある程度理解している必要があります。

また、仕事についての具体的な質問が出てくれば、学生が入社後のイメージをちゃんともてているのかどうか見ることができます。

したがって、会社について興味があることを示すためにも、逆質問では具体性のともなった質問をするべきでしょう。

②コミュニケーション能力

逆質問では、学生が自発的に問いかけができるかという点もチェックされています。

社会人のコミュニケーションにおいては、自分の考えを上手にまとめることや、相手にわかる言葉で伝える能力が求められます。

質問を受ける相手や、面接の空気に合った質問ができるかという点は、特に重点的に見られている部分です。

取引先の相手に変な発言をしたり、言うべきことを伝えずにトラブルを引き起こしたりしないかなど、採用に際して学生の最終チェックをしています。

そのため、ここでいい加減な回答をすると、大きく評価を下げてしまう可能性もあります。

ちゃんと双方向のコミュニケーションを成り立たせられると相手に示すためにも、適切な逆質問の仕方を覚えておきましょう。

【ベンチャーの面接で好印象な逆質問とは?】逆質問する際の3つの注意点

逆質問については、どのようなジャンルの質問であっても、基本的には答えてくれます。

しかしながら、内容によっては相手に悪い印象を与えてしまったり、この学生は採用しても大丈夫だろうかと不安に思われてしまったりする場合があります。

自分から評価を下げるような質問にしないため「調べればわかるようなことを聞かない」「相手の役職を考えた質問にする」「一度説明されたことを繰り返し聞かない」という3つの注意点は押さえておきましょう。

①調べればわかるようなことは質問しない

1つ目の注意点は、調べればすぐわかるようなことについて質問しないということです。

学生が逆質問を求められた場合にありがちなのが、パンフレットやホームページのQ&Aに書いてあるような内容をたずねるパターンです。

すぐに思いつく項目ではあるため、質問しやすくはあります。

しかし、事前に確認できる状態になっているものをわざわざ聞いてくるようでは、会社に興味がないか準備不足だと思われてしまうのです。

また、業界の動向を絡めた質問の場合にも、前提となっていることが明らかな要因や背景をたずねるのは、知識不足や理解不足として受け取られる可能性があります。

志望度が欠けていると思われてしまわないためにも、企業についての情報は前もってチェックし、現在の業界や将来の展望について一通り把握しておきましょう。

②相手の役職や年次を考慮して質問をする

2つ目の注意点は、相手の役職について考慮した質問を選ぶということです。

専門的なことを質問しても、担当している業務や専門分野と違うことについては答えられなかったり、詳しくわからなかったりする場合があります。

その場の空気を混乱させるだけなので、どの役職の方が面接を担当しているのかちゃんと把握しておきましょう。

また、相手がどんな立場の人間かをふまえた質問の方が、より深く企業について知ろうとしている姿勢をアピールできます。

たとえば、社長や役員が参加する後半の面接であれば、今後の経営方針についての考えや組織のあり方についての見解を聞くことができ、そこから話題を広げていくことも可能です。

誰が相手でも同じ質問を投げるのではなく、そのときの状況をふまえながら柔軟に対応しましょう。

③一度説明を受けたことは聞かないようにする

3つ目の注意点としては、同じ質問を繰り返してはいけないということです。

説明を受けたはずのことをまた相手にたずねてしまうと、「この学生は話をよく聞いていなかったのだろうか」と思われてしまいます。

また、ここまでの会話の内容を理解せず、いい加減な対応を取っていると受け取られてしまう可能性もあります。

面接は単なるテストではなく、この先社会人として行動する中で、得意先や商談相手に失礼のない姿勢で臨めるかチェックをする場です。

仮にわざとでなくとも、要領の悪い言動を取っているようであれば、その悪い印象は拭えなくなってしまいます。

それまでの面接の会話で受けた説明や、逆質問を通して先に聞いたことをもう一度聞き返すような話し方は、できる限りしない方が良いでしょう。

【ベンチャーの面接で好印象な逆質問とは?】評価を高める逆質問のコツ

ベンチャー企業の逆質問においては、単純に聞きたいことをたずねるより、学生の視点からとらえたことをふまえ、自分なりの考えを交えて質問した方がより良い印象をもってもらえます。

たとえば「○○は〜だと思っているのですが、実際現場で働かれている方はどう考えているのでしょうか」のように、自分が今どのような意見をもっているのかをあわせて示す形が効果的です。

このような聞き方は、会社が示しているビジョンや市場の展望、あるいは業務内容について理解していることをアピールできます。

それと同時に、自分で物事を考え表明する能力があることを示すことにもつながります。

当然ながら、自分の考えをともなって質問するためには、相手のことや企業を取り巻く状況についてあらかじめ知っておくことが大切です。

企業の公開している情報や業界の動向について目を通し、事前に知識を深めておきましょう。

また、面接の会話中に得られた情報も活用し、深掘りした質問ができるとなお良いでしょう。

【ベンチャーの面接で好印象な逆質問とは?】本番で使える逆質問例

ここまで、逆質問におけるポイントや注意点について解説しました。

言葉で示されると納得のいく部分はありますが「実際に面接でどのようなことを聞けば高評価を得られるのかわからない」という方も多いでしょう。

そこで今回は、相手の役職に焦点を絞り、ベンチャー企業向きの逆質問の例をいくつかピックアップしました。

担当業務や組織内の立場によって、相手が知っていることや答えやすい内容は異なります。

この章でそれぞれのパターンを把握して、いつでも適切な質問が出せるよう備えておくと良いでしょう。

人事の場合

「私は〇〇の分野で研究に取り組んでおり、入社の際は御社の△△の業務に携わりたいと考えています。△△の部門に配属される社員を選ぶ際、どういった点に着目しておられますか。」

「御社はモチベーションの高い社員が多く、新規開発においては個人の積極的な思考を重視していると聞いております。採用の判断に置かれましては、候補者のどういった特徴や能力を重視されているのでしょうか。」

「今回、新卒枠での採用をはじめて行われると聞いております。中途採用される社員とはもっているスキルや業務実績に開きがあるかと思いますが、この差をカバーし、仕事を円滑に進めるうえで、御社が取り組んでいかれることはありますか。」

中堅社員の場合

「製品開発チームの業務では、〇〇についての知識や経験が特に求められると思いますが、そのほかに必要となる能力はありますか。」

「仕事を行ううえでは、〇〇のようなケースが良く起こると思います。この対策として、部署ではどのようなことを意識して取り組んでおられますか。」

「私が御社に入社した際は、〇〇さんと同じ部署への配属を希望したいと考えております。部署の具体的な雰囲気について、聞かせていただけますでしょうか。」

部長・役員・社長などの場合

「近年は〇〇に対する意識の高まりから、業界として△△に取り組む流れがあるかと思います。このことについて、御社が取り組んでおられることや、これから取り組もうとしていることがあれば教えてください。」

「御社は〇〇に強い会社として、業界の中で高い評価を得ておられます。御社の特徴・強みである○○は、どういった経緯で培われたのですか。」

「先日、御社は新たな挑戦として〇〇への事業参入を表明されました。これから本格的にプロジェクトを進めていく中で、社員にどのような姿勢やモチベーションを求めていくのか教えてください。」

まとめ

当記事では、ベンチャー企業の面接における逆質問について、そのポイントや気をつけるべき点について解説しました。

逆質問は、単なる質疑応答の時間ではなく、コミュニケーション能力や志望度の高さを見る大事な評価項目の1つです。

また就活生にとっては、業務に携わっている方から具体的な話を聞き出すことができる、とても貴重なチャンスでもあります。

慌ててせっかくの機会を無駄にしないよう、あらかじめしっかりと対策をしておきましょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます