【回答例付き】面接で聞かれる変わった質問20選!答え方のコツも解説

【回答例付き】面接で聞かれる変わった質問20選!答え方のコツも解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

面接おもしろ質問集

面接おもしろ質問集

はじめに

面接は就職活動の中でも一番緊張する瞬間です。

その面接で失敗してしまわないように対策することは重要です。

しかし、一般的な質問のほかに変わった質問をされる場合もあります。

緊張しているときに変わった質問をされて、頭が真っ白になってしまうことのないように、面接で聞かれる変わった質問20選を徹底的に紹介していきます。

また、変わった質問をする意図や答え方のコツ、回答例までくわしく解説していくので、参考にしてみてください。

▼▼▼ この記事の要約動画はこちら ▼▼▼

なぜ面接官は変わった質問をしてくるのか

多くの人はある程度の面接対策はしています。

「この質問にはこう答えよう」などと事前に用意して面接に挑みますが、変わった質問をされて焦ってしまい「うまく回答できなかった」と困っている学生も多くいるようです。

しかし、面接官は学生を困らせようと意地悪をしているわけではありません。

事前に練習された回答だけでは一人ひとり、素の部分を把握することはできないため、学生の素を見るためにあえて変わった質問をし、本性を見抜こうとしているのです。

どんな質問をされても落ち着いて回答できるように、質問の意図を見抜くための準備をしておきましょう。

変わった質問をする理由
  • 対応力を見るため
  • 学生の素や価値観を見るため

対応力を見るため

面接官は、学生一人ひとりの対応力を見るために、変わった質問をすることがあります。

社会に出れば想定外な出来事が頻繁に起こることは多々あります。

一方、アルバイトは仕事に触れることで社会を学べますが、想定外な出来事が起こった場合は、上の人がすぐ間に入ってくれるケースが多いでしょう。

しかし、実際にビジネスの現場では、臨機応変に対応できるのか・頭の回転が速く柔軟に考えられるのかが重要で、どこの企業でも求められる人材に当てはまります。

したがって、面接官は、短い面接時間の中で、対応力のある学生かどうかの判断が必要になるというわけです。

質問を正しく理解し回答することで、対応力だけではなく柔軟性やコミュニケーション能力の高さも評価されるでしょう。

学生の素や価値観を見るため

あえて面接の用意ができていない質問を投げかけることで、その人の素の価値観を見て、会社と合っているのかを判断しています。

面接官は、その人の履歴書と面接での対応でしか、学生の人柄を判断できません。

また、学生は事前に面接対策していて、さらに少しでも自分を良く見せようと面接に挑んでいるため、企業からは「会社の理想にぴったりな学生」に見えることが多いでしょう。

そのため、一人ひとりの素の部分や、価値観を判断できないことが多々あります。

そのまま採用すると面接時とのギャップを感じてしまい、価値観の違いなどから業務に支障が出てしまう場合もあるため、面接官は変わった質問で学生の素や価値観を見ようとしているのです。

ベンチャー企業を受ける人は要対策

ベンチャー企業の面接の特徴として「面接官に質問はありますか?」といった逆質問されるケースもあります。

ベンチャー企業は一般的な企業とは異なり、専門スキルなどの型にはまった人材ではなく、主体性・思考力・コミュニケーション能力などを重視されることが多いです。

そのためこのような変わった質問をして、企業に当てはまっているのか・企業に対する熱意を判断しているのです。

したがって、ベンチャー企業の面接を受ける人はどんな質問をされても対応できるように、しっかり準備しておく必要があります。

しかし、自由で華やかな印象の高いベンチャー企業は、カジュアルな雰囲気で面接をする企業も多いです。

加えて、面接官も緊張感を和らげようとしてくれているため、変わった質問が多くても落ち着いて答えられるのではないでしょうか。

変わった質問が来た場合の答え方のコツ

変わった質問をするのは、学生一人ひとりの対応力や価値観など、素の部分を見極めるためだということがわかりました。

しかし、変わった質問をされたあと、スムーズに答えられれば良いというわけではありません。

「沈黙してしまわないように」といい加減なことを言ってしまっては悪印象を与えてしまいます。

それでは、具体的にどのような答え方をすれば良いのでしょうか。

ここからは、変わった質問が来た場合において、答え方のコツをくわしく解説していきます。

変わった質問の答え方
  • 落ち着いて話す内容を組み立てて答える
  • 思いつかないときは考える時間をもらう
  • 相手に与えたいイメージに沿うように答える

落ち着いて話す内容を組み立てて答える

事前に用意していない変わった質問をされ焦りから、沈黙が続いてしまう状況は避けなければいけません。

無言のまま固まってしまうと、面接官を困らせるだけではなく、実際にビジネスの現場でもトラブルがあった際に対応できない人と思われてしまいます。

しかし、焦って見切り発車で答え始めてしまうと、だらだらと長く話してしまうことになり、素では「論理的に話せない人」だと思われてしまうでしょう。

したがって、変わった質問をされたときは、焦らずに落ち着いて回答内容を考えることが大切です。

その後、どういった順序で答えるかをざっくりと考えて話し始めると良いでしょう。

変わった質問が来たときこそ、結論ファーストで簡潔に述べることを意識するのが重要です。

思いつかないときは考える時間をもらう

すぐに答えが思いつかないときには「少し考える時間をいただいてもよろしいでしょうか」と断りを入れて、考える時間をもらいましょう。

その場合も焦らずに落ち着くことが重要です。

しかし、質問されてからすぐに考える時間をもらうのは早すぎます。

早すぎてしまうと「すぐに諦めてしまう人」「よく考えられない人」と感じさせるので、まずは落ち着いて考え、それでも答えが浮かばない場合に考える時間をもらうと良いでしょう。

また、考える時間をもらっても答えが浮かばない場合は、正直に「わかりません」と答えましょう。

「答えなければいけない」という焦りから、いい加減なことを言ってしまうより、正直に答えたほうが好印象です。

しかし、答えられない質問が続くと印象は良くないため、どんな質問をされても答えられるよう、事前に対策することは重要です。

相手へ与えたいイメージに沿うよう答える

相手に与えたいイメージの自分であれば、どう答えるのかを意識して答えることで、それまでの面接の回答と一貫性をもった答えにできます。

回答に一貫性がないとぶれが生じてしまい、自分の魅力を最大限にアピールできません。

また、変わった質問をされたことで焦ってしまい早口になったり、声のボリュームが小さくなってしてしまったりすることのないように注意しましょう。

重要なのは、相手に「一緒に働きたい」と感じさせることです。

それは、質問の回答だけではなく、行動でも相手に与えたいイメージの意識が必要です。

面接では、自分に自信をもって堂々としている人のほうが好印象であるため、まずは落ち着いて、自分のどの部分をアピールしたいのか与えたいイメージに沿った回答を心掛けましょう。

変わった質問の例20選

実際にあった変わった質問の例は以下の通りです。

1.あなたを動物にたとえると何ですか。
2.あなたを色にたとえると何色ですか。
3.あなたをモノにたとえると何ですか。
4.あなたを漢字1字であらわすとどの字になりますか。
5.最近怒ったことはなんですか。
6.名前の由来はなんですか。(またその由来を意識して行動していますか)
7.今日の面接は自己評価で何点でしたか。
8.友人からどんな人と言われますか。
9.どんなあだ名で呼ばれていますか。
10.友人は何人いますか。(親友は何人いますか)
11.仲のいい友人はどんな人が多いですか。
12.嫌いな人はどんな人ですか。
13.最近の趣味やハマっていることの良さを教えてください。
14.座右の銘は何ですか。
15.私の名前を覚えていますか。
16.あなたのキャッチコピーはなんですか。
17.最近気になるニュースはなんですか。(業界に関して気になるニュースはなんですか)
18.会社ホームページの感想や改善点を教えてください。
19.最近あったおもしろいエピソードを教えてください。
20.最近あった失敗エピソードを教えてください。

このように、さまざまな種類の質問はありますが、人によっては答えやすいもの・答えにくいものがあります。

しかし、どのような質問が投げかけられるかは、実際に面接してみないとわかりません。

どの質問が来ても答えられるように、一度頭の中でシミュレーションしておくと良いでしょう。

変わった質問の回答例と解説

たとえば「私の名前を覚えていますか」という質問をされた場合、基本的なマナーがあるかを見ています。

人間関係の基本として名前は必ず覚えておきましょう。

万が一、忘れてしまった場合は正直に話し、間違った名前を言わないようにする注意が必要です。

変わった質問には、一人ひとりの素の部分を見るほかに、質問の意図があります。

その意図は何かを理解し、正しい回答ができるようにしておきましょう。

ここからは、変わった質問の回答例とそれぞれの解説をしていきます。

あなたを動物・色・ものにたとえるとなんですか

この質問は、発想力や自分の特徴を客観的に認識して、抽象化し紐づける力が見られています。

どの動物・色・ものでも正解や不正解はなく、それぞれの専門的な知識を知っていれば有利というわけではありません。

また、ほかの人とたとえが被ってしまっても問題ありません。

むしろ「たとえが被った」という焦りで、まとまりのない回答になることのほうが評価は下がります。

面接官は、たとえたものよりも、その先の説明力や対応力を見ています。

おもしろい回答をしようとせずに、見せたい自分らしさが出せるような回答をすると良いでしょう。

回答例1「自分を動物にたとえると、パンダだと思います。 なぜなら、多くの組織に所属する中でマスコット的キャラクターとして、周囲をなごませることが多かったからです。」
回答例2「自分を色にたとえると、赤色だと思います。 なぜなら1度やると決めたことは最後まで熱中し、やりきる力があるからです。」
回答例3「自分をものにたとえると、ガムテープだと思います。 なぜなら簡単にははがれないガムテープのように、どんな困難でも簡単には諦めない粘り強さがあるからです。」

座右の銘は何ですか

ことわざや四字熟語、偉人の名言など、座右の銘を聞くことで、あなたの価値観と企業が求めている人物像は一致しているのかを見ています。

座右の銘は、一人ひとりの軸となるものや、仕事にどう取り組むのかを把握できます。

しかし「座右の銘がない」「どう回答したら良いかわからない」という人も多いでしょう。

まずは、自己PRや志望動機、ガクチカなどを通してアピールしてきた自分と一貫性を持たせることが重要です。

また、座右の銘を軸にして入社後にどう働いていきたいのかを回答できると良いでしょう。

回答例「私の座右の銘は、初志貫徹です。 学生時代、サッカー部に所属し、中学の全国大会出場や高校での全国ベスト8などチームを引っ張り、結果を残してきました。 私は、立てた目標に対して決して妥協せずに達成できるまで粘り強く取り組んできました。 これからの人生、仕事でもこの姿勢を大事に活躍していきたいと思い、この言葉を座右の銘にしています。」

最近の趣味やハマっていることの良さを教えてください

この質問をすることで、簡潔にわかりやすく説明する力があるかを見られているのです。

主に営業職の面接で聞かれることがあります。

趣味やハマっていることの良さを、何点説明するのかを事前に提示することや、相手が知らない専門的な単語を用いないことが重要です。

また、なぜ好きなのか・どれくらい熱中しているのかアピールできると良いでしょう。

しかし、パチンコや競馬などのギャンブルはイメージが悪いので避けたほうが無難です。

回答例「最近の趣味は筋トレです。 筋トレの良さは、2点あります。 1点目は、健康になれることです。 運動不足が解消されることはもちろんですが、食事にも気をつかうようになるので健康になれます。 2点目は、努力の成果が目に見えてわかり、成功体験を得られるところです。 少しずつ持てる重量が上がることや、腕が太くなったり胸板が厚くなったりするなど、努力の成果がはっきりとわかりやすく感じられるところが筋トレの良さです。」

最近怒ったことがあれば教えてください

どんなときに、どんなことに怒るのかを知ることでその人の性格や精神的な安定性を見ています。

しかし、細かすぎる内容だと印象が悪くなるため、注意が必要です。

アルバイトやサークルなどで役職上、仕方なく怒る必要があった場合や、誰かに迷惑をかけてしまったことに対して怒ったという例が無難です。

回答例「サークルで任せられた仕事をきちんとやらない同期に対して怒りました。 その同期には、合宿の人数調整などのやり取りを合宿の運営を行っている会社の人とやり取りする仕事を任せていたのですが、同期はやり取りの返信が非常に遅く、企業の人から困っていると私に相談があったのです。 そこで、私はやるべきことをきちんとやらない同期に怒り、相手は社会人で友人同士のやり取りではないこと、任せられた仕事を自分ができなそうなときは周りに連絡することについて伝えました。 結果的にそこからは心を入れ替えてきちんと任せた仕事をやってくれるようになったのです。」

面接で変わった質問にうまく答えられなくても気にしすぎないことが重要さ

どれだけ準備して面接に臨んでも、変わった質問にうまく答えられない場合があります。

答えられなかったことを引きずってしまい、面接官の反応や評価が気になって不安に感じる人も多いでしょう。

しかし、うまく答えられなかったからといって落ち込む必要はありません。

そのあとの対応が重要です。

沈黙が続いてしまうともちろん評価は下がりますが、落ち着いて対処できればそれだけで不採用になることはありません。

基本的な質問をしっかり受け答えできたのかが大切です。

答えられないことを気にするよりも、基本的な質問の受け答えを気にしましょう。

基本的な質問にしっかりと答えられていれば、変わった質問にうまく答えられていなくても受かる可能性は十分にあります。

おわりに

今回は、面接で聞かれる変わった質問について、質問の意図や答え方のコツ、回答例まで徹底的に調査し解説してきました。

面接官は学生一人ひとりの素の部分を見るために、変わった質問を投げかけ、本性を見抜こうとしています。

さらに、質問によって基本的なマナー・価値観・精神的な安定性も含めて見ようとしています。

このように、面接で変わった質問がされる意図を正しく理解して、落ち着いて回答ができるように心掛けましょう。

また、模擬面接についてはこちらの記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます