【例文11選】自己PRで発想力ってアピールしていい?注意点や求められる理由も解説

【例文11選】自己PRで発想力ってアピールしていい?注意点や求められる理由も解説

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はじめに

自己PRにおいて、自分自身をどうアピールするかは非常に悩ましいものでしょう。

発想力とは、機転の利くイメージがあり、人材としても活躍できそうな良い印象を与えるアピールの1つです。

しかし、面接で対峙する相手は、自分よりも人生経験を豊富に積んだ、やり取りも数段上手の社会人です。

この記事では、自己PRで発想力をアピールする場合の注意点や企業が見ているポイントについて解説しています。

「自分の何をアピールすれば良いかわからない」「うまい言い回しが知りたい」という方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

・自己PRの書き方・構成
・発想力のアピールの仕方
・発想力をアピールする際の注意点

この記事をおすすめしたい人

・自己PRの作成に悩む就活生
・発想力を強みとしている就活生
・自己PRで発想力をアピールしたい就活生

【発想力の自己PRは使えるのか】自己PRで何を見ているのか

面接の場で、採用担当が自己PRを聞いてくる理由は、学生が自社の求める能力や適性をもっているかどうか判断するためです。

企業やその採用担当は、一度の採用活動で、たくさんの学生の履歴書やエントリーシートに目を通し、面接をします。

募集人数や企業の規模にこそ左右されるものの、場合によっては数十名やそこらの数では足りません。

企業が採用活動をする理由はただ1つ、自社に入って活躍してくれる人材を見つけることです。

そのためには、社風や職務内容とマッチした学生を探し出すべく、自己PRという形で学生の長所を聞いてきます。

つまり、自己PRが簡潔でなおかつ的確にできるほど、企業とのマッチングは適正に行われ、内定へとつながるでしょう。

会社に入ったあと、どう活躍するかまでが伝えられれば完璧です。

【発想力の自己PRは使えるのか】発想力ってなに?

発想力は「物事を始めるための1を作り出す力」と言い換えられます。

簡単に言えば、色々なことを思いつく能力です。

なにか一つの考え方や固定概念にとらわれずに、色々な角度で考えることができる事を指します。

創造力・想像力との違い

想像力は、「すべきことなどのアイデアを考える力」。

創造力は、「新たなものを作り上げる力」。

似た意味を持ちますが、少しずつ違いがあります。

「想像力」はイメージすることを主に意味としているため、発想力は行動も伴うイメージを持ちやすいです。

創造力は「新たなものを」といった文脈が強調されます。

もちろん、「発想力」も0からなにかを思いつくことを指しますが、その機転の利きようを強調するため、それが新たなものかどうかの文脈は重視されません。

【発想力の自己PRは使える?】企業が発想力を求める理由

企業が採用活動において発想力を重視する背景には、現代のビジネス環境が大きく影響しています。

変化の激しい市場環境において、企業は常に新しい価値を創造し、変化に対応していくことが求められます。

そのため、既存の枠にとらわれず、柔軟な発想で新しいアイデアを生み出せる人材は、企業にとって非常に重要な存在となっています。

以下に、企業が発想力を求める具体的な理由をいくつか挙げさせていただきます。

発想力はAIに代替できないから

企業が発想力を求める理由の1つとして、AIが苦手とする分野であることが挙げられます。

デジタルテクノロジーの進化により、多くの業務がAIや自動化されたシステムに置き換えられています。

AIは膨大なデータを基に効率的な分析や予測を行う点で優れていますが、新たな価値を生み出すような創造的な仕事には限界があります。

AIは過去のデータから規則性を見つけ出し、それに基づいた最適解を提示するのが得意です。

しかし、未知の領域に挑むためにはこれまでにない視点や独創的な発想が求められます。

新規事業を立ち上げる際には従来の成功事例やデータだけに頼るのではなく、誰も考えたことのないサービスや製品を構築することが必要です。

AIにはそれを自主的に行う能力がありません。

そのため、企業は人間が持つ発想力に価値を見出しているのです。

企業の成長に必要な力だから

発想力は企業が成長するための鍵となる能力です。

市場は常に変化しており、競争環境も年々厳しさを増しています。

その中で企業が存続し、さらに発展していくためにはこれまでにない新しい価値を生み出す力が求められます。

既存の手法や商品に固執していては競争相手に後れを取るだけでなく、最悪の場合、時代に取り残される可能性すらあります。

そこで、企業は発想力を持つ社員を中心にチームを構成し、アイデアの実現性を高める仕組みを構築することで、競争力を維持しようとしているのです。

【発想力の自己PRは使える?】発想力をアピールする際の注意点

続いて、発想力をアピールする際の注意点についても詳しく紹介します。

以下の注意点を理解しておかないと、せっかくのあなたのアピールがマイナスなイメージを与えるものになってしまうかもしれません。

就活は総合点で判断されるものであるため、いくら志望動機やガクチカで良い印象を与えられていても、自己PRでマイナスな印象を与えてしまっては内定が遠のいてしまいます。

以下の2点を踏まえた上で、あなたの発想力を的確にアピールしましょう。

協調性がないと思われないようにする

発想力をアピールする際に注意すべき点の1つは、協調性が欠けていると思われないようにすることです。

発想力豊かな人は新しいアイデアを積極的に提案することで、現状を変えたり既存の文化を打ち破ったりできます。

しかし、これが周囲の意見や考えを無視しているように見えると、チーム内での摩擦を引き起こす可能性があります。

そのため、発想力をアピールする際には、自分のアイデアがどのようにチームや組織の目標に貢献できるのかについて話し、また、他者の意見を取り入れながらアイデアを発展させた経緯などを強調するようにしましょう。

例えば、グループディスカッションの中で自分のアイデアを提示した後、他のメンバーの意見を反映して改善したエピソードを述べることで、協調性と柔軟性を持っていることを示せます。

あくまで「自分の発想力は、組織の和を乱さない範囲のものである」と¥強調することが重要です。

成果を挙げた発想力をアピールする

発想力をアピールする際には、そのアイデアが具体的な成果につながった事例を示すことが大切です。

ただ創造的な姿勢や考え方を持っていますというだけでは、自己PRとして信憑性に欠け、評価を得ることは難しいです。

そこで、自分の発想がどのようなプロジェクトや課題解決に役立ったのか、具体的な成果を伴って説明することが求められます。

例えば「企画会議で提案したアイデアが実際に採用され、売上向上やコスト削減に貢献した」などと述べると良いでしょう。

さらに、その過程で直面した課題やそれに対する対処法を具体的に説明することで、発想力がただのアイデアにとどまらず、実践的なスキルとして評価される可能性も高まります。

また、成果を上げた経験をアピールする際には、数字や具体的なデータを用いて成果を明示することで、効果をより強く印象付けましょう。

発想力が求められにくい仕事ではアピールしない

自己PRにおいて発想力をアピールすることは、多くの企業で有効な手段となり得ますが、すべての仕事で効果的とは限りません。

むしろ、発想力が求められにくい仕事や職種においては、発想力を強調することで、かえってマイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。

そのため、発想力を自己PRに取り入れる際には、応募する企業や職種がどのような能力を求めているのかを十分に理解することが重要です。

発想力をアピールする代わりに、正確性、責任感、継続性、協調性など、その仕事で求められる能力をアピールすることで、より効果的な自己PRを行うことができるでしょう。

企業のウェブサイトや採用情報、説明会などで情報を収集し、企業が求める人物像を把握するように努めましょう。

【発想力の自己PRは使える?】発想力がある人の特徴

続いて、発想力がある人の特徴について紹介します。

自己PRで発想力をアピールするのはもちろん良いことですが、その前にまず、あなたが本当に発想力があるかどうかを確認しなければなりません。

以下の4つの特徴を確認し、自分が本当に発想力がある人物かどうか判断してから、自己PRの作成に取り組みましょう。

好奇心旺盛

発想力がある人の特徴として、好奇心旺盛であることが挙げられます。

好奇心旺盛な人は新しいことに積極的に挑戦し、未知の分野に興味を持つことで多くの情報を吸収し続けます。

このような人は周囲の人が気づかないような小さな違いや新しいトレンドに敏感であり、それが発想の源となるのです。

例えば、旅行先での文化的な体験や趣味で取り組んだ新しいスキルの習得など、様々な体験を通じて独自の視点を持つことができます。

こうして得た多様な情報はアイデアを生み出す際のヒントとなり、常識にとらわれない斬新な発想を導く力となります。

さらに、好奇心旺盛な人は失敗を恐れずに新しいことに挑戦するため、失敗から学ぶことでより創造的な思考を養うことも可能です。

好奇心は探究心ともつながり、発想力を高める重要な要素として働きます。

目標を持っている

発想力がある人は明確な目標を持っていることが多く、その目標が新しいアイデアを生み出すためのモチベーションとなります。

目標を持つことでその達成に向けて必要な情報を積極的に集めたり、思考を深めたりする姿勢が自然と身につきます。

具体的な目標があると、現状に満足せずに常に新しい方法や視点を探そうとする意識も高まるものです。

普通の人が見落としがちな細部にまで目を向け、新たな解決策や革新的なアイデアを思いつけるようになります。

さらに、目標達成のために行動し続けるプロセスで得られた経験や知識が次なる発想の基盤となり、他者と差別化された視点を提供できるようになるのです。

目標を持つことは、単なる意欲を高めるだけでなく、発想力を磨くための持続的なエネルギー源となり、クリエイティブな考え方を日々強化する手助けとなります。

多角的な視点で物事をとらえることができる

発想力のある人は多角的な視点で物事を考えることができ、単一の視点にとらわれず、様々なアプローチから問題を捉えられます。

このような人は状況を異なる角度から分析し、視点を変えることで新たな可能性を見出せます。

例えば、1つの問題に対しても複数の対策を考えたり、過去に経験した似たような課題のアプローチを適用することで、他にはない解決策を見つけ出すことも可能です。

このような能力は、クリエイティブな業務だけでなく、ビジネスの戦略策定や交渉の場でも有効に働きます。

多角的な視点を持つことで、多数の選択肢を考慮し、柔軟に思考を切り替えながら最適な解決策を模索できるのです。

固定概念にとらわれない

発想力がある人は固定概念や常識にとらわれず、自由な発想で物事を考えることができます。

既存のルールや枠組みに縛られず、新たな視点や独自のアプローチを見つけ出すことができるのが特徴です。

常識を疑い、自分なりの方法を模索し続ける姿勢は革新的なアイデアを導き出す原動力となります。

例えば、新しいビジネスモデルの構築や今までにない製品開発など、既存の市場や製品の枠を超えて発想が求められる場面で、この特徴は大きな強みとなります。

さらに、固定観念にとらわれないことで多様な意見やアプローチを受け入れやすくなり、他者とのコラボレーションでも新たな発想が生まれやすくなるのです。

このように、自由で柔軟な考え方が発想力を豊かにし、変化に迅速に対応できる力をもたらします。

【発想力の自己PRは使えるのか】発想力が求められる職種は?

問題解決力にもつながる発想力は多くの業種で求められる力ですが、特に求められる職種を確認しておきましょう。

クリエイティブな職種

編集、ライター、デザイナー、エンジニア、記者など、独自の考えを形にし、それを世に出していくクリエイティブな活動をする職種は当然、発想力が求められます。

新たな商品・サービスを考える職種

企画職、商品開発、マーケティングなどは、発想力が求められます。

市場に対して分析をし、それをもとにどんな商品・サービスを提供すれば、ニーズにこたえられるか、愛用してもらえるかを考えます。

企業は永遠と同じ内容で商売を続けていくわけにもいかず、絶え間なく変化していく社会に対応する形で経営戦略を練っていく必要があります。

そのためのアイデアを出す職種であるため、発想力は強く求められます。

マネジメントをする職種

業務改善や問題解決、人材育成などのマネジメント業務を中心とする職種は、発想力が求められます。

これらの職種は、相手の立場に立ってやわらかい考えで導いていくことが求められるため、抱えている問題や目指す将来像の核を定め、臨機応変な機転が武器となります。

そのため発想力は不可欠であり、新たなアイデアで課題解決や人材の育成に貢献していきます。

【発想力の自己PRは使えるのか】おすすめの自己PRの構成

自己PRを発想力にする際、おすすめの構成は以下の通りです。

冒頭で強みを伝え、発想力が発揮されたエピソードの概要を紹介、そこからあらわれた課題と目標について話し、具体的な行動と結果を伝えます。

そして最後は、自身の強みを会社の中でどう活かすかについても決意表明をして締めくくりましょう。

構成の中で見落とされがちなのが、課題・目標と、実際の行動についてです。

特に説明したい気持ちが出てしまい、エピソードの概要が長くなってしまわないよう注意してください。

強み

最初に結論として「私の強みは発想力です」と、簡潔に自身のアピールポイントを伝えましょう。
人は、思っている以上に相手の話を延々と聞くことができません。
さらに相手は、1日に何人もの就活生を相手している面接官です。
アピールしたい結論については、冒頭で簡潔に述べましょう。
話し始めるタイミングの冒頭に伝えることで、ほかの内容やエピソードが邪魔することなく、聞き手の耳にすんなりと入ります。
誰でも強みを聞き取りやすいほか、エピソードや自分自身を相手に印象づけるのにも効果的です。

発揮されたエピソードの概要

続いて、自身の強みである発想力が発揮されたエピソードについて紹介します。
ここで注意したいのは、この質問はあくまでも自身の強みについて聞かれているという点です。
ガクチカのように詳細すぎる内容は必要ありません。
どういった場面で、何があって自分の能力が発揮されたか程度に留めておきましょう。
「なぜその力が発揮されるに至ったか」もしくは「能力を鍛えるために意識的にしていた行動は」といった内容はいりません。
むしろ、能力について詳細に話す内容は、このあとに続く課題・目標や行動、どう活かすかの3つの構成に入れた方が無難です。
自己PRのゴールは、会社での活躍する姿を相手に想像してもらうことです。
話の重点を置くポイントが間違っていると、ガクチカやほかのエピソードと混同されやすくなってしまうので注意
しましょう。
自己PRは、あくまでも働いたときの活躍する姿をベースに話を進めていきます。

課題・目標

課題・目標のパートでは、数字などを用いて、どのような問題があったのかをわかりやすく相手に伝えましょう。
漠然とした問題意識、課題感でも構いませんが、数字で言い表した方が良い理由は以下の2つです。
1つ目は、課題・目標に取り組む前の問題と、解決後に得られた結果における成果を明確にしやすいからです。
数値で言い表せる成果は、具体的な結果を相手に示せるため、非常に有効といえます。
2つ目の理由は、論理的思考力をアピールするきっかけにもなるからです。
自己PRとは、自分の良い部分をプレゼンテーションする場ですが、数字を使ったロジカルな話し方の披露ができる場でもあります。
話の聞きやすさ、具体性によって面接官に「この学生は、論理的に会話ができる」と思ってもらえるでしょう。
さりげなく能力をアピールできるのでおすすめです。

行動

行動のパートでは、課題や目標に向けて取り組んだ、具体的なアクションについて説明します。
たとえば、以下のような例文があったとします。
「毎年イベント勧誘の宣伝が弱すぎたため、今年は毎日朝8時~夕方18時まで屋外でビラ配りを実施し、200人近い枚数を配り、91人の観客を動員しました。」
とにかく、課題と目標の設定、結果のあいだにあるプロセスをこと細かく伝えましょう。
特に自己PRを発想力とする場合、頭の中で考えをめぐらせるだけではなく、実際の行動に移して実行できることも非常に重要です。
頭でっかちにならない、謙虚かつ考えたことを自分が率先して、責任をもってやり遂げられると示しましょう。
さらに、行動取った理由まで付け加えられると、より論理的に自身をアピールできます。
ただ時系列に話を進めるのではなく、要点を絞り、自分自身の行動原理を相手に伝えます。

結果

自己PRで話すエピソードには、結果も必ず付け加えましょう。
こちらもできれば、雰囲気が良くなったというような漠然としたものではなく、数字で言い表せる結果を伝えます。
たとえば、アルバイトの接客業務で、自分の発想力を発揮してサイドメニューの提案をしたというエピソードを話したとします。
結果、新しく提案したサイドメニューがとても売れて、店の売り上げが2倍になったと伝えたとしましょう。
この場合、店の売り上げが伸びたことと、サイドメニューの因果関係がしっかりと証明できるとベストです。
ときとして、売り上げのあがった理由が単に、時期的な需要や外的要因が絡んでいる場合もあるからです。
結果については、行動に対して妥当な成果かどうかにも気を配りましょう。
自分で、結果だと思い込んでいても、他者が聞いて違和感を覚えるような内容にしてはいけません。

どう活かすか

自己PRを発想力とするのであれば、結論の最後に付け加える「強みを活かせる具体例」も非常に重要です。
冒頭からお伝えしている通り、自己PRでは自分が会社に入った際、どう活躍できるかを具体的にアピールする必要があります。
「私には発想力があります」というだけのゴールでは、企業も学生をどう人材として活用すべきかイメージできないでしょう。
企業は学生に対し、入社してからの活躍をもっとも期待しています。
つまり、自己PRの場面においても、自身の良いところを言いっぱなしにするのではなく、結論として会社でどのように活躍できるかを伝えましょう
「発想力を活かして企画チームから出す立案件数を倍にします」や「新規事業で作るプロダクトのサポートに徹します」といった決意表明をするのがおすすめです。

【発想力の自己PRは使える?】エピソード別例文紹介

自己PRで発想力を効果的に伝えるためには、具体的なエピソードを交えて説明することが不可欠です。

ここでは、様々な状況における発想力を示す例文をご紹介します。

これらの例文を参考に、ご自身の経験に合わせてアレンジすることで、より説得力のある自己PRを作成できるでしょう。

①実行委員

大学祭の実行委員で、柔軟に視点を変えながらの発想力を活かし、50年続く学祭ではじめての体験型イベントを成功させました。
私の大学は、学祭での出し物が多いことで知られています。
しかし、出店に向けての審査がきびしく、毎年同じような催ししかできませんでした。
そこで私は、持ち前の発想力を活かし、柔軟に今までの出し物イベントからヒントを得た、融合型の出し物を企画しました。
出店審査もクリアしつつ、今までの出し物とはまた違った感覚の催し物ができたことで、学祭は非常に大きな盛り上がりを見せたのです。
実際、学祭中は外部からも多くの人が大学に訪れます。
今年の動員数は、例年の2倍だったそうです。
目玉となった融合型の出し物の事前告知をしていたことが功を奏したのか、イベント2日目がもっとも盛り上がりを見せました。
このことから、私は貴社に入ってからも発想力を活かし、前例などを活かしながら、新しい取り組みや企画を実現していきたいと思います。

②長期インターン

集客に苦戦し、盛り上がりに欠けていたイベントの企画を、持ち前の発想力を活かして企画立案し、過去最高の集客数を動員しました。
私は、●●社の企画部で長期インターンとして働いていました。
●●社では、毎年インターン生が中心となって企画から運営を担うイベントがあります。
しかし、学生インターンが指揮を執るイベントということもあり、かけられる予算も時間にも制約があったのです。
そのため、盛り上がりに今一つ欠けていました。
さらに、課題となったのは、入場規制です。
特に今年は、例年と比べてもインターン生の数が少なかったため、運営型のスタッフ人数を確保できませんでした。
そこで私は、イベントを二部制にして、一部オンラインで参加できるようシステムを構築してもうことにしたのです。
関係各所に依頼を投げて、期日までに構築が完成するよう打診と進捗確認を徹底しました。
オンラインでの参加を可能にしたことが大きく、遠方の地域からの参加も見られたことで、新しいイベントの企画も進行中です。
私はこの能力を活かし、貴社でも新しいイベントの企画立案に尽力し、新しい需要の創出に貢献したいと考えています。

③アルバイト

居酒屋のアルバイトで、持ち前の発想力を活かし、課題解決に直結するアイデアを提案、閑散期と呼ばれる時期の売り上げアップに貢献しました。
私がアルバイトをしている居酒屋では、メイン料理が鍋だったので、夏など暑い季節になるとどうしても集客が伸び悩んでいました。
さらに、アルバイトとなるとシフトの数が減らされるなどしていたため、私たちにとっても閑散期は大きな問題だったのです。
そこで私は、暑い時期の客数減少という課題に対し、スタンプラリー形式のビアガーデンを企画しました。
夏でも食べたい鍋として、新しいメニューを考案し、ビアガーデン期間中の目玉として打ち出しました。
結果、例年の夏と比べものにならないほど、連日予約で席が埋まるなどの盛況ぶりを見せたのです。
実際に毎年の夏場の売り上げと比較しても、売り上げが2倍近く伸びていたそうです。
私はこの発想力を活かし、貴社に入ってからも課題解決に向けて行動していきます。
特に、新しい企画やシステムを導入する際は、率先して先頭に立ち、軌道に乗るまでのサポートを徹底して行っていきます。

④部活動

私の強みは発想力です。
高校時代は演劇部に所属し、文化祭の演目を担当する際にこの力を発揮しました。
毎年、演目が平凡で観客の反応が薄いことが課題でした。
そこで私は従来のストレートプレイ形式から脱却し、観客の想像力を掻き立てるインタラクティブな舞台を提案しました。
観客が物語の展開を選択できるマルチエンディング形式を導入することで、より深い没入感を提供する演目を企画しました。
脚本作成の際には複数の分岐点を設定し、すべての展開において一貫したテーマが伝わるよう工夫しました。
結果として、文化祭当日は例年以上の観客数を記録し、「自分が物語を作ったような気持ちになれた」という感想を多数いただきました。
この経験から、発想力を活かして課題に挑戦することの重要性を学びました。
クリエイティブ職においても、既存の枠組みにとらわれず、新しい価値を創造する企画を提案し、顧客や観客に驚きと感動を与えたいと考えています。

⑤サークル

私の強みは発想力です。
大学時代、マーケティング研究会に所属し、新たなスポンサー獲得のための活動において、この力を発揮しました。
研究会の活動資金の大半はスポンサーからの提供に頼っていましたが、従来の支援企業が予算削減により撤退してしまいました。
このままでは研究会の存続が危ぶまれる状況で、新しいスポンサーを開拓することを提案しました。
しかし、単なる協賛依頼では他の団体との差別化が難しいと考え、スポンサー企業に対して具体的なメリットを提案する形に切り替えました。
スポンサー企業の製品やサービスを活用した研究会独自のイベントを企画し、商品のPRにつながる仕組みを提案しました。
これらの提案を通じて、地元の食品メーカーやアパレルブランドから新たに3社の協賛を得ることに成功しました。
結果として、研究会の活動資金を確保できただけでなく、スポンサー企業の売り上げやブランド認知度の向上にも寄与しました。
貴社においても、発想力を活かして顧客の課題を解決する提案を行い、信頼関係を築く所存です。

⑥ゼミ

私の強みは発想力です。
大学の経済学ゼミで地域活性化をテーマとした研究プロジェクトに参加した際にこの力を発揮しました。
プロジェクトでは地方商店街の活性化を目指し、新しい施策を提案することが求められました。
商店街の集客力低下が課題でしたが、従来の「値引きセール」や「スタンプラリー」といった施策だけでは十分な効果が得られていないことがわかりました。
そこで、この課題に対して商店街ならではの個性を活かしつつ、新しいアプローチが必要だと考え、地元特産品をテーマにした「食と文化フェスティバル」を提案しました。
商店街の店舗が地元産の食材を使った特別メニューを提供する企画や、地域の伝統工芸品のワークショップを開催する内容を盛り込みました。
イベント当日は多くの来場者で賑わい、商店街全体の売り上げが前年度比で20%増加しました。
この経験を通じて、企画のアイデアを具体化し、実行に移すことで現実的な成果を生み出せることを学びました。
貴社でもこの発想力を活かし、多くの人に喜ばれる新しい価値を創造していきたいと考えています。

⑦趣味

私の強みは発想力です。
趣味で続けているイラスト制作を通じて、この力を磨いてきました。
小学生の頃からイラストを描くことが好きで、大学生になってからはSNSで作品を発表するようになりました。
しかし、単に美しい絵を描くだけでは他の多くの作品と差別化できないと感じ、見る人に物語性や感情を伝えることを重視した作品づくりに挑戦しました。
例えば、日常の何気ない風景をテーマにした作品では同じ場面を異なる季節や時間帯で描き分け、ストーリーの一連の流れを表現しました。
さらに、自分の作品が多くの人に届く方法を模索し、SNSの投稿にストーリー性のある解説文や制作過程を加える工夫をしました。
その結果、私の作品はSNSで多くの反響を得るようになり、一部の作品は地元の展示会で紹介される機会にも恵まれました。
この経験を通じて、限られた素材から新しい価値を創り出すことの大切さを学びました。
貴社においてもこの発想力を活かし、斬新で魅力的なアイデアを提案し、多くの人に感動を届ける仕事を実現していく所存です。

⑧ボランティア

私の強みは発想力です。
大学時代に参加した地域のフードドライブ活動では、この力を活かして新たな支援方法を提案し、成果を上げることができました。
活動当初、寄付される食品の種類が限られており、受益者のニーズを十分に満たせていないことが課題でした。
そこで私は地元のスーパーマーケットと連携し、買い物客が簡単に食品を寄付できる仕組みを提案しました。
さらに、寄付の仕組みを広めるため、地元の学校や企業に協力を依頼し、フードドライブのポスターやSNS投稿を通じて情報発信を行いました。
その結果、寄付量は前年度の2倍以上に増加し、活動の規模を拡大することができました。
また、地元メディアにも取り上げられ、活動の認知度が向上しました。
この経験を通じて、営業活動においても、顧客やパートナーのニーズを的確に捉え、新たな提案を行うことが成果につながると学びました。
貴社においてもこの発想力を活かして顧客の課題解決や目標達成を支援し、信頼関係を築いていく所存です。

【発想力の自己PRは使える?】職種別例文紹介

続いて職種別に発想力を主題とする自己PRの例文を紹介します。

特に以下のような職種の場合は発想力を主題とすることで良い印象を与えられる可能性が高いでしょう。

また、時間があれば自分が目指している職種以外の例文も読んでみて、本記事で紹介したコツや構成の復習をしてください。

クリエイティブ職

私の強みは発想力です。
大学時代、映像制作サークルで新しいコンテンツ制作を提案し、成功させた経験があります。
このサークルでは主に学内イベント向けの映像を制作していましたが、マンネリ化が進んでいました。
そこで私は映像にインタラクティブ要素を取り入れることで、新しい視聴体験を提供することを提案し、視聴者が自分でストーリーを選択できる「分岐型映像」を制作しました。
このアイデアを実現するために、サークル内での役割分担やスケジュールを再構築し、効率的に制作を進めました。
この作品は学内だけでなくSNSでも話題となり、視聴数が従来の3倍に増加しました。
入社後はこのような発想力を活かし、他にない独創的なコンテンツを制作することで、企業のブランディングや顧客体験の向上に貢献する所存です。
常に新しい視点で課題に挑み、クリエイティブ職の枠を超えた価値を生み出していきたいと考えています。

企画職

私の強みは発想力です。
大学で地域活性化イベントの企画運営を手掛けた際、この力を発揮しました。
当初の計画では従来通りの展示ブースや講演会を中心に構成されたものでしたが、参加者の増加につながる工夫が求められていました。
私は地域住民が直接参加できるアイデアを取り入れるべきだと考え、実際にイベントに「住民参加型ワークショップ」を加えることを提案しました。
地元の伝統工芸品をテーマにしたワークショップを実施し、来場者が体験を通じて地域の魅力を感じられるようにしました。
さらに、イベント終了後も交流が続くように、参加者同士がSNSで作品を共有する仕組みを設けました。
この取り組みにより、前年よりも参加者数が120%に増加し、イベントの認知度も向上しました。
また、地元メディアにも取り上げられるなど、地域全体への波及効果も得られました。
企業ではこの発想力を活かして、顧客ニーズを的確に捉えた企画を立案し、新しい価値を創造することで競争力を高める所存です。

営業職

私の強みは発想力です。
大学時代に行ったアルバイトでは売上が伸び悩む店舗で新たな施策を提案し、成果を上げました。
私は飲食チェーンでホールスタッフとして働いていましたが、固定客が少ないことが問題となっていました。
そこで、常連客を増やすための取り組みとして「店舗独自の会員サービス」を提案しました。
店舗でしか使用できない特典やポイントシステムを導入し、地域密着型のイベントと組み合わせることで顧客満足度を高めました。
また、会員登録時に簡単なアンケートを実施し、顧客の好みや要望を分析して、メニュー改定やサービス改善にも反映させました。
この施策によって、リピーター数が前年比20%増加し、店舗全体の売り上げも大幅に向上しました。
貴社においても、この発想力を基に新規顧客の獲得や既存顧客との関係強化を実現する所存です。
お客様のニーズを深く理解し、最適な提案を行うことで、企業と顧客の双方に長期的な利益をもたせられればと考えています。

【発想力の自己PRは使えるのか】発想力を鍛えるには?

現段階では自信が無くても、発想力を身に着けてアピールしていきたいと考える学生も多いと思います。

ここでは今すぐに取り組むことができる発想力を磨く方法を紹介します。

読書

ヒトの発想はどれだけ情報を持っているかがカギになります。

引き出しを多く持っていれば、それらを組み合わせることで新たなものを作り出すアイデア力が生まれます。

本を読むことは、多くの情報を得ることができ、さまざまな分野に跨って新たな刺激を受けていくことで、知見が広がり、考えの幅が拡大します。

多くの人と会話をする

ヒトとのコミュニケーションも発想力に磨きをかける方法のひとつです。

良く会話する友人や家族だけでなく、いつもは話さない人と会話することで新たな刺激を受けることは多くあります。

相手の考え方に注目し、今まで知らなかった情報や価値観を感じ取ろうとする癖をつけると、日々のコミュニケーションが学びへと変化します。

日々気になったことをメモに取る

生活する中で情報が飛び交い、多くの疑問というものを持ちます。

それをそのままにするのではなく、一度ドキュメントに落とし込んでみることを習慣化すると、情報に対して受動的な姿勢ではなく、それを跳ね返そうとする力が生まれます。

これは発想力につながるものであり、アウトプットする力と言えます。

あたりまえのことだと思っていたことについて、一度考えてみると新たな発見をすることは多くあります。

旅行に行く

旅行に行くのも、発想力を鍛えるのに有効な対策の1つと言えるでしょう。

特に、初めて訪れる場所や異なる文化に身を置くことで五感が刺激され、普段とは異なる視点や考え方が生まれやすくなります。

新しい環境では目にする風景、聞こえる音、触れるものの感触、現地の食文化など、全てが新鮮な刺激となり脳が活性化します。

これにより、凝り固まった思考パターンから脱却し、今まで思いつかなかった斬新なアイデアが浮かびやすくなるでしょう。

異国の市場で見た商品や現地の人々のライフスタイルから着想を得て、これまでに考えつかなかったビジネスアイデアや解決策が生まれることもあります。

もちろん、海外だけでなく、国内の観光地に行くことも十分に効果的な対策の1つです。

様々なものを見聞きすることで、新たな着想を得られることも多いのです。

就活本番に差し掛かっている場合は、なかなか長期間旅行をするのは難しいかもしれませんが、まだ時間に余裕がある方は、ぜひ旅行に行って様々な刺激を自分の中に取り入れてみることを推奨します。

【発想力の自己PRは使えるのか】自己PRが上手く作れないときは?

「自己PRに自信が無い」や「アピールすることが見つからない」「どう書いたらいいかわからない」といった悩みを持つ就活生は多いです。

そんなときは一人で悩まず、就活のプロに相談してみましょう。

就活エージェントは無料で利用できるので、自己分析や自己PRに悩んでいる人はぜひ利用してみましょう。

まとめ

自己PRの内容を発想力にする際の注意点、構成、さらに具体的な例文を3つ紹介しました。

発想力を自分の武器にすることは、人材としてもかなり魅力的だとアピールできる反面「大したことない」と思われてしまうリスクもあります。

自己PRの内容、骨子が決まったあとは、何度も文章を読み返し、必要に応じて第三者に話を聞いてもらうなどして内容を精査していきましょう。

特に、自分のアピールすべき長所が発想力ではない可能性も十分に考えられます。

他者の目線や意見もしっかりと参考にしながら、ご自身のアピールポイントを構築していってください。

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