はじめに
これから就職活動が本格化する大学3年生の中には、ベンチャー企業に興味をもっている方も多いかもしれません。
ベンチャー企業の中には急成長している会社も多く、やりがいなどの面でも大きな魅力があります。
しかし、起業して間もないベンチャー企業や先行きが不透明な業界では、就職先として良いのか不安を覚えるものです。
そこで今回は、ベンチャー企業に就職するメリット・デメリットや向いている人・向かない人の特徴はもちろん、代表的な国内ベンチャー企業までくわしく解説します。
ベンチャー企業とは?
ベンチャー企業とは、オリジナルの発想や技術を元手として、まったく新しいサービスやビジネスを展開する会社のことを指します。
似た意味がある言葉として「スタートアップ」も知られていますが、こちらは短期間で成長と利益をねらう会社です。
ベンチャー企業では、こうした急激な成長を目指すことはなく、中長期的に安定した成長を目指すことがほとんどでしょう。
ベンチャー企業の定義についてくわしく知りたい方はこちらへ→https://shukatsu-venture.com/article/306212
ベンチャー企業の利点
ベンチャー企業には、一般の中小企業にはない魅力がたくさんあります。
企業によってその業務内容は大きく異なりますが、ベンチャー企業全般に見られる特徴は、そのやりがいの大きさでしょう。
特に「業務内容の革新性」「仕事の幅広さ」「個人の成長」「経営者との距離の近さ」「企業としての成長性」といった部分は、ベンチャー企業でなければ味わえない大きなやりがいにつながります。
業務内容に革新性がある
ベンチャー企業の命ともいえるのが、「業務内容の革新性」です。
まだ誰も手をつけていない未知の領域でビジネスを展開しているため、そこで働く一人ひとりの業務内容もまた、革新的なものとなります。
その新しいアイデアやビジネスモデルに興味があるならば、日々の仕事は大きなやりがいとなるでしょう。
一般的な中小企業では、こうした革新的な業務内容に触れる機会はほとんどありません。
業務に新鮮さや刺激を求めるならば、業務内容に共感できるベンチャー企業を選ぶのがおすすめです。
斬新なアイデアで会社が成長していく姿を間近で見られるだけでなく、自分がその中で大きな役割を果たすことも夢ではありません。
このように業務内容に革新性がある点は、ベンチャー企業の大きなメリットです。
仕事の幅が広い
仕事内容の幅が広く、活躍のチャンスが多い点も、ベンチャー企業ならではのメリットです。
一般的な中小企業では、年功序列と固定された役割分担があるため、幅広い仕事を任せてもらえるチャンスはあまり期待できません。
しかし、従来とは違う新しいビジネスを展開するベンチャー企業では、こうした伝統的な会社の仕組みを採用していないケースが多いでしょう。
風通しの良いベンチャー企業ならば、部署や立場を越えてさまざまなプロジェクトに関わる機会が多いものです。
特に、やる気や成長志向の強い方であれば、実績や年齢を問わず、自分の実力を武器に大小さまざまな仕事に関われるでしょう。
このように、決まりきった仕事だけではなく、幅広い仕事を経験してみたいならば、自由度の高いベンチャー企業がおすすめです。
個人の成長
ベンチャー企業では、個人が大きく成長できる点もメリットです。
一般的に、ベンチャー企業では個人の裁量権が大きく、1人で仕事を任せてもらえるため成長できるといわれています。
こうした経験を早くからたくさん積めるため、ベンチャー企業では一般的な中小企業と比較して大きく個人が成長できるのです。
また、ベンチャー企業では、その成長の大きさと同時に成長の早さにもメリットがあります。
実力主義であるベンチャー企業では、就職後わずか数年で責任あるポストに就くことも珍しくありません。
ベンチャー企業では、新卒の時期から高いモチベーションとビジョンのある上司・先輩・同期に囲まれているため、最初から目指す場所はおのずと高くなります。
したがって、中小企業で個人の成長の妨げとなりがちな常識にとらわれることなく、実力を発揮し成長できるのです。
経営者との距離が近い
経営者との距離の近さも、ベンチャー企業のメリットの1つです。
一般的な職場では、大企業はもちろん中小企業であっても、経営者と近い距離で働く機会はありません。
しかし、ベンチャー企業は、経営者自身が風通しの良い組織を歓迎する傾向が強いです。
そのため、日々の業務でやり取りをする場面も多くなるでしょう。
ミーティングや戦略会議で経営陣と同席する機会があれば、経営者としての視点や知識に触れることもできます。
本格的に仕事を任されるようになれば、経営者から対等に意見を求められることもあるでしょう。
社員数の少ないベンチャー企業であれば、さらに密接なやり取りをすることになります。
このように、経営者と近い距離で仕事ができるのは、ベンチャー企業ならではの特徴といえるでしょう。
企業としての成長の伸び代
ベンチャー企業では、企業が大きく成長していく姿を間近で見られるのも、メリットです。
業務を通して自分が成長していくのはもちろん、企業そのものが社会に認められて飛躍していくという実感は、ほかの中小企業では得られない手応えとなるでしょう。
まだ会社としての歴史が浅いベンチャー企業であれば、その成長の伸び代も大きなものとなります。
商品開発やビジネス展開の方法などに関わっていれば、自分がその伸び代を早く大きくすることもできるでしょう。
安定した中小企業は、リスクをおかしてまで大きな変化と成長を望まないため、会社としての成長を感じる機会はほとんどありません。
自分が会社の成長に関わる機会とやりがいを得られるのは、ベンチャー企業で働くからこその特権です。
逆に欠点はあるのか?
魅力的なメリットもたくさんあるベンチャー企業ですが、もちろん欠点もあります。
具体的には、「給与や福利厚生が不十分」「研修制度がない」「経営が不安定」「業務が多い」といったものが、ベンチャー企業で働く場合のデメリットです。
未知の世界に挑むやりがいはベンチャー企業で働く大きな動機ですが、こうしたデメリットをまったく考慮せずに就職してしまうと、いずれ後悔することになるでしょう。
給与面や福利厚生
まだ安定した売り上げを出せていないベンチャー企業では、給与や福利厚生がどうしても手薄になりがちです。
これから事業を軌道に乗せようとしている段階であれば、さまざまな経費を抑えて、事業に資金を投入したいと考えているでしょう。
そのため、人件費や福利厚生の費用をできる限り低く抑える傾向が強いのです。
こうした理由から、立ち上げてから間もないベンチャー企業では、一般的な中小企業と比較して給与や福利厚生が不十分で、不満を覚えるかもしれません。
しかし、ビジネスが軌道に乗り売り上げが安定すれば、給与が大幅に上がり、福利厚生も十分すぎるほど整う可能性も秘めています。
もし、給与や福利厚生に不安を感じているならば、希望するベンチャー企業の成長段階についてチェックしてみても良いでしょう。
研修制度
一般的な企業には、業務習得とスキルアップを目的とした研修制度があります。
しかし、ベンチャー企業では、そうした研修制度は整備されていないケースがほとんどでしょう。
その理由としては、まだ経営が安定していないベンチャー企業は、社員教育に十分な費用を出せないことがあげられます。
それ以外にも、最低限の人員で業務を回しているベンチャー企業ならば、研修に人手を取られないようにするケースもあるでしょう。
そのため、新入社員としてベンチャー企業に入社したら、仕事を覚える方法は実践形式のOJTとなります。
一般的な企業では、長期間の机上研修で基礎を身につけてから現場に出ることも多いですが、ベンチャー企業では、そうした体制は取られないことがほとんどです。
ベンチャー企業で働くならば、実際の業務を通して知識を吸収しながら、足りない部分を自分で学習するといった対応が必要となります。
経営面の不安定さ
創業から間もないベンチャー企業は、常に倒産のリスクを抱えているといっても過言ではありません。
新しい商品やサービスを軌道に乗せるためには、さまざまな努力が必要であり、商品やサービスに魅力があっても、販売市場で安定した地位を築けないケースもあるでしょう。
特に、少ない資金で少人数から立ち上げたベンチャー企業の場合、わずかな損失によって経営が立ち行かなくなることもあります。
また、創業から時間が経っていてもビジネスが十分に軌道に乗っていない場合は、いつまでも業績が伸びず、社員の収入も安定しません。
ただし、現在では、事業内容に将来性のあるベンチャー企業への融資制度も充実してきているため、安定性は高くなったといえるでしょう。
それでも、こうした経営面の不安定さは、収入の低さや失業のリスクと常に隣り合わせとなるため、就職の際にはよく考える必要があります。
業務内容の多さ
ベンチャー企業では、1人の社員がさまざまな業務に関わるケースが多くなります。
ビジネス的な成功への道を模索している段階であれば、次々に新しいプロジェクトや業務が派生するでしょう。
場合によっては、複数のプロジェクトを同時に進めなけらばならないような状況も珍しくありません。
ある程度までは自己成長の機会として楽しめていたさまざまな業務でも、集中力やプレッシャーがかかりすぎてしまうと、許容量をオーバーしてしまうことになります。
こうした激務が続くと、心身ともに健康を損ねるリスクが増え、仕事を続けていくことが困難になるケースも出てくるでしょう。
また、業務量が増えれば、残業や休日出勤なども増えると予想されます。
プライベートの時間も大切にしたいならば、ベンチャー企業の業務内容の多さは考慮しなければなりません。
ベンチャー企業に向いている人
ベンチャー企業には、仕事の幅や成長性など、やりがいの大きなメリットがあります。
しかし、このメリットを存分に感じるには、個人の性格や適性も大切です。
一般的に、ベンチャー企業に向いている人には、一定の特徴が見られます。
ここからは、「成長志向で好奇心旺盛」「自己管理能力が高い」「将来的な起業を希望」といった、ベンチャー企業に向いている人の特徴についてチェックしてみましょう。
成長志向で好奇心旺盛な人
成長志向で好奇心旺盛な人は、新しいビジネスに挑戦するベンチャー企業に向いています。
「自分の実力で会社を動かしていきたい」と考えている成長志向の強い方であれば、まだ安定していないベンチャー企業ならではの困難や課題にも、積極的に取り組めるでしょう。
さまざまな業務を経験して自分を成長させたいという方にとっても、ベンチャー企業はぴったりの職場です。
また、新しい技術やサービスに興味をもっているような好奇心の強い方であれば、ベンチャー企業の仕事に楽しみを見出せるでしょう。
ベンチャー企業の仕事は「きつい」と言われがちですが、変化の多さや不安定さを自由・チャンスと感じられるような成長志向で好奇心旺盛な方は、ベンチャー企業で活躍できる人材となるはずです。
自己管理能力の高い人
さまざまな業務を並行して担当することの多いベンチャー企業では、自己管理能力の高い人が歓迎されます。
打ち合わせや納品といった顧客との大切なスケジュールはもちろん、毎日の業務を漏れなく進めていくためには、高い自己管理能力が必要です。
少人数のベンチャー企業では、あらゆる業務をサポートなしに1人で進めていく必要があります。
そのため、計画を人任せにしたり忘れたりする方は、ベンチャー企業には不向きでしょう。
余裕のある計画を立てて、その通りに業務を遂行できる方ならば、たくさんの仕事を抱えながらも完璧にそれぞれをこなせるため、ベンチャー企業に向いています。
やる気やモチベーションだけでなく、こうした自己管理能力の高さもベンチャー企業で求められる大切なスキルです。
将来自分で起業したいと考えている人
将来的に、自分で起業したいと考えている人ならば、就職先としてベンチャー企業が合っているでしょう。
ベンチャー企業は、少人数で風通しの良い職場が多いものです。
そのため、起業した経営者本人との距離が近く、さまざまな刺激を受けられます。
また、経営者と直接交流する場面も多いため、経営者ならではの視点も早くから身につくでしょう。
こうした経営者の視点というものは、一般的な中小企業に就職してもなかなか得られないものです。
交流を通して経営者の考え方を知れば、企業に対するモチベーションも上がります。
また、経営の実情も身近に感じられるため、自分が起業する際の参考としても、大いに役立つでしょう。
将来のビジョンとして起業を視野に入れているならば、まずはベンチャー企業に就職して、経営者の視点や哲学に触れてみるのがおすすめです。
ベンチャー企業に向いていない人
自分の性格や素質と合えば楽しく働けるベンチャー企業ですが、向いていない人も存在します。
「安定志向」「受け身」といった考え方の方は、変化が大きく自分から積極的に動かなければならない、ベンチャー企業の仕事とは合いません。
こうした人は、安定した業績と組織力のある企業の方が、実力を発揮できるでしょう。
安定志向な人
就職後に、安定した収入と安定した雇用を望むならば、ベンチャー企業は避けた方が無難でしょう。
十分な実績や経験のないベンチャー企業は、安定した売り上げを出せるまでに時間がかかります。
魅力的な商品やサービスがあれば、将来的に安定が見込めるかというと、必ずしもそうとはいえないのが現実です。
景気や原材料価格などの社会状況や、ニーズの変化によって経営が左右されやすく、ヒット商品が生まれるまでは不安定な状況が続くかもしれません。
こうした不安要素も含めて大きなやりがいを見出せる方でなければ、ベンチャー企業での仕事を楽しむことは難しいです。
安心して暮らしていけるだけの収入と、将来的な雇用継続の約束が欲しい方は、ベンチャー企業には向いていません。
仕事に対して受動的な人
ベンチャー企業では、実行力や行動力が求められます。
そのため、待ちの姿勢が多い受動的な人は、ベンチャー企業には向いていません。
これから社会でチャンスをつかんでいく会社であるため、そこで働く社員にも、チャンスをつかみに行く積極性が必要です。
また、行動や決断に時間がかかる方も、ベンチャー企業向きではないでしょう。
一刻を争うような局面では、ビジネスチャンスを逃さないためにも、能動的にすぐ動ける人材が重宝されます。
与えられた仕事をじっくりこなすことに喜びを感じるタイプならば、組織力のある企業の方が才能を発揮できるでしょう。
ベンチャー企業の革新的な部分に魅力を感じていても、積極的に関わっていける素質がなければ、ベンチャー企業で成功するのは困難かもしれません。
代表的な国内ベンチャー企業
ベンチャー企業と言っても、展開するビジネスの種類や企業としての特徴はさまざまです。
自由度の高いベンチャー企業であっても、すべての会社が自分にとって魅力があるとは限りません。
ここからは、有名な大規模ベンチャー企業と、小規模なベンチャー企業をいくつかご紹介します。
有名な大規模ベンチャー企業
ベンチャー企業は、そのほとんどが小規模・中規模の会社ですが、なかには大規模な会社もあります。
1,000人以上の従業員が在籍していて上場している企業は「メガベンチャー」と呼ばれ、人気の就職先です。
ここからは、知名度の高いメガベンチャーを3社チェックしてみましょう。
楽天
1997年に設立された楽天は、インターネット関連の多彩な事業を展開するメガベンチャー企業です。
ネットショッピングの楽天市場から始まった楽天のビジネスは、クレジットカードや銀行業や、携帯電話キャリアなどのモバイルサービスなどに広がっています。
楽天では、ショッピング・モバイル・マーケティング・金融・投資などの5つの大きな事業を社内で独立させる「社内カンパニー制」を採用しているのが特徴です。
英語が公用語となったことでも知られる楽天は、世界のさまざまな地域でサービスを提供しているグローバル企業でもあります。
メルカリ
2013年に創業したメルカリは、人気のフリーマーケットアプリ「メルカリ」を運営するメガベンチャー企業です。
六本木ヒルズを拠点としていますが、日本国内には仙台と福岡にオフィスがあり、アメリカにも3つのオフィスを構えています。
メルカリ以外にも、メルカリで決済できるメルペイ、暗号資産やブロックチェーン関連のメルコイン、物流を担うメルロジといった新規事業を次々に生み出す勢いのある企業です。
メルカリでは、新卒でも即戦力となる人材を求めています。
実際の業務と同様の仕事に関われるインターンも人気で、国内外から積極的にインターン生を受け入れているのも特徴でしょう。
サイバーエージェント
1998年に創業したサイバーエージェントは、インターネットメディアサービス「Ameba」の運営で知られるインターネット総合サービス企業です。
「21世紀を代表する会社を創る」というミッションのもと、創業からわずか2年後にマザーズ上場、その4年後には一部上場を果たしています。
インターネット広告事業を主なビジネスとしていますが、ソーシャルゲーム事業やメディア事業など、現在のインターネットになくてはならないサービスも多数展開中です。
そのほかにも、AIなどを活用した社会課題解決のためのDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進にも力を入れています。
大規模ではないがこんなベンチャー企業もある
メガベンチャー企業以外にも、魅力あるベンチャー企業はたくさんあります。
ここからは、小・中規模だからこそ可能なこまやかなサービスや、機動力の高さが魅力のベンチャー企業を3社チェックしてみましょう。
どのような理念で新しいビジネスを展開しているのか、それぞれの特徴を知って、ベンチャー企業の本質について考えてみてください。
株式会社エル・ディー・ケイ
2003年に創業した株式会社エル・ディー・ケイは、不動産賃貸業・マンスリーマンション事業・コインパーキング事業・リフォーム事業などを展開するベンチャー企業です。
300万円の資本金をもとに大阪府で立ち上がった会社ですが、現在では、東京と名古屋にオフィスを構え、ベストベンチャー100にも選ばれています。
家具付き短期滞在型マンスリーマンションの契約代行サービス「マンスリー代行」や、さまざまな要望に応える社宅斡旋業務などが有名です。
株式会社エル・ディー・ケイでは、社員のやりがいのために、さまざまな福利厚生が充実しています。
家庭と仕事を両立させるための時差通勤・在宅勤務や、住宅手当の支給による住環境アップなど、安定した生活のための取り組みが魅力です。
また、入社後1年間は、親類へプレゼントを渡すための帰省に交通費を支給するなど、新卒にも優しい支援が用意されています。
株式会社デイトラ
株式会社デイトラは、2019年に設立された、東京のベンチャー企業です。
2022年度のベストベンチャー100に選ばれるなど、今もっとも勢いのあるベンチャー企業の1つといえるでしょう。
株式会社デイトラは、完全オンライン・買い切り型・プロによる指導といった特徴があるオンラインスクール「デイトラ」を展開しています。
Web制作・動画編集・プログラミング・ドローンなど、スキルを身につけて自由に暮らすことを目的としたオンラインカリキュラムが充実していて、そのコストパフォーマンスの良さも人気の理由でしょう。
今後のビジョンとして、社会人向けのコースだけでなく、企業のIT人材育成コースや子ども向けITスキル学習サービスの展開も視野に入れるなど、高い将来性が魅力です。
株式会社FUSION
株式会社FUSIONは、メガベンチャー企業出身の経営陣によって2020年に立ち上げられた、インターネット広告事業を展開するベンチャー企業です。
2022年度のベストベンチャー100にも選出されたその業務内容は、人の心を動かすようなクリエイティブさと、最大効果を生み出すデジタル広告の提案で、さまざまな企業をサポートしています。
企業のキャンペーン・ミュージックビデオ制作・テレビ番組のSNSプロモーションなど、その内容はプロジェクトごとに作られたチームによって、まったく違う多彩なものです。
東京2020オリンピック・パラリンピックでは、スポンサーのキャンペーン企画・制作を担当するなど、その活躍の場も広がりを見せています。
本拠地渋谷のフットボールクラブともオフィシャルパートナー契約を結ぶなど、地域活性化のための活動にも力を入れているのが特徴です。
まとめ
ベンチャー企業には、革新的な業務内容・仕事の幅広さ・個人の成長など、たくさんのメリットがあります。
やりがいを追及できる反面、給与や福利厚生などで不満を感じやすいのがデメリットです。
企業理念や業務内容に魅力を感じたなら、自分がベンチャー企業に向いているかどうか客観的にチェックしてみると良いでしょう。
成長志向で好奇心旺盛・自己管理能力が高い・将来起業したいといった方ならば、ベンチャー企業は就職先としておすすめできます。
国内には、大小さまざまなベンチャー企業がありますので、特徴を比較してみて、ベンチャー企業で働くイメージをつかんでみてください。