【大学生向け】ベンチャー企業でのインターンについてくわしく解説

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はじめに

就職活動の一環として、インターンシップへの参加を考えている方も多いのではないでしょうか。

最近では短期のインターンだけではなく、長期インターンを実施する企業も増えてきています。

長期インターンでは1ヶ月から半年にかけて社員と同様に実務に参加するため、会社の風土を肌で感じることができるだけでなく、さまざまなスキルを身につけられるため、希望する学生も増えてきています。

実はベンチャー企業の方が長期インターンを採用しているところは多いのです。

この記事ではベンチャー企業におけるインターンについて解説していきます。

ベンチャー企業のインターンとは

インターンにおいて、ベンチャー企業と一般的な大企業とで、実際に企業で業務を行うというパートにおいてあまり違いはありません。

長期インターンでは、参加期間中は給料も発生し、学生は社員に近い待遇で実務に参加します。

期間は3ヶ月から6ヶ月を設定している企業が多いです。

ベンチャー企業は少人数で運営している企業が多いため、企業側にとっては人材不足解消というメリットもあり、積極的に募集をしている傾向にあります。

また、ベンチャー企業はその名の通り、冒険的・革新的な分野での事業を担う企業です。

業務の縦割り化がされていないゆえに風通しは良く、さまざまな分野業務に多岐にわたって携わることが予想され、自ら考え動くことを要求されます。

そのため大企業では感じることができない会社の風土や、業界のしきたりなどに触れられるでしょう。

どんなことをするのか?

企業が取り扱っている事業により、実際に任される仕事の内容は異なります。

加えて学生の学部系統により、大きく2つに分けられる場合が多いでしょう。

文系の学生の場合は営業や企画、マーケティングやライティングなどを任せられます。

理系の学生の場合はプログラミングやデザインが主な仕事になるでしょう。

実際にインターンに参加する場合は、最初に企業に関する事柄や担当する業務について勉強するところからスタートします。

ただしベンチャー企業の場合は、座学研修よりも実戦形式での研修に重きを置く場合が多いです。

また一般的に長期インターンでは、会社の規模にかかわらずインターン生を社員と同様に扱うことが前提です。

特にベンチャー企業では、その傾向がより濃いといえるでしょう。

少しでも力があると判断されると、どんどん裁量の多い仕事を任されるケースもあります。

仕事を任されるといっても、必ずしも自分のやりたい仕事が回ってくるわけではありません。

与えられた業務を自身の成長の糧にできるかどうかが、ベンチャー企業でのインターンにおけるポイントです。

参加するメリットは?

ここではベンチャー企業のインターンシップに参加するメリットの解説をしていきます。

ベンチャー企業は大企業に比べ、人材や資金などさまざまなリソースが不足しているイメージもあります。

しかし、インターン生にとってはそのイメージを逆手に取って得られる魅力的なメリットがあるのです。

業界への理解が深まる

長期インターンでは短期インターンとは違い、長期間組織の中で業務に従事します。

したがって、その業界の風土をさまざまな角度から感じられるのです。

また、1つの仕事を突き詰めて任されるよりは、その会社の仕事を多岐にわたって任されるケースが多く、事業の全体像をつかみやすいというメリットが生まれます。

そのため、将来同様の業界への就職を考えている場合や、卒業後に起業・独立を考えている場合、学生のうちに理想的な環境で経験が積めるのです。

また、経営陣との距離が大企業に比べ非常に近いです。

特別に場を設けなくても日々の業務の中で意見のやり取りができたり、自身の考えに耳を傾けてもらえたりするのも魅力の1つといえます。

これらは大企業が実施するインターンシップでは決して得られない経験でしょう。

働きながら学べる

インターンシップにおいて学べることはたくさんあります。

一番の収穫と呼べるものは仕事のスキルではなく、業界の雰囲気や社会の仕組みを学べることです。

将来ベンチャー企業で働きたい、独立を考えているという学生の方は、特に普段の学生生活の中でそれを学ぶ機会は少ないかもしれません。

そこでアルバイトではなくインターンを選択することで、自身が思い描く将来のプランに向けたノウハウや経験を吸収できます。

もちろんインターン先でさまざまな人と一緒に働く中で、ビジネスに必要な実務スキルや、コミュニケーション能力もしっかりと培えるでしょう。

また、インターン先で同じ熱量をもった社会人の先輩や、自分と同じ立場にある学生と出会うことで新たな学びを得ることも十分に可能です。

大きな仕事も任せてもらえる

前述の通りベンチャー企業では、人材などのリソースが足りていない企業も多いです。

そのため、大企業が実施するインターンに比べ、インターン生の裁量が大きくなる傾向にあります。

また、日常的に1人の社員が担当する業務の範囲も幅広いです。

当然社員と同様の待遇で働いているインターン生も、社員と同様の仕事を任せられます。

長期のインターンにおいては、仕事に慣れてくるとインターン生主体で業務の決定権を任せてくれる場合もあります。

そのため、自身で考え行動する力がおのずと身につくでしょう。

また、業務の達成度によってインセンティブ(成果報酬)制度を設けている企業もあります。

自身の取り組みが目に見える形で反映されることで、仕事に対するやりがいを見出せたり、自信にもつながったりします。

就活の際有利に働く

就職活動の際に必ず聞かれる「自己アピール」において、インターンシップに参加した経験は非常に強いアピールポイントになるでしょう。

特に、一般的な短期インターンや大企業が実施するインターンと比べ、ベンチャー企業のインターンで得られる実践的な経験値は得難いものです。

人材を始めとしたさまざまなリソースが不足しがちなベンチャー企業では、マニュアル的な仕事だけではなく、自分で考え、手探りで進めていく必要のある仕事を任される場面もあります。

そのような経験から得たスキルは、自分が社会に出た際に「社会に貢献する強み」として就活時にアピールするだけではなく、今後自身のキャリアアップ・キャリアチェンジの際、選択の幅が大いに広がるのです。

デメリットはあるのか?

ベンチャー企業の長期インターンへ参加するにあたって、いくつか注意すべき点があります。

まず、インターンシップはアルバイトと比べて自身で考えて動く裁量権が大きくなるため、当然自陣が負う責任も大きくなるのです。

また、そのほかインターンへ参加する前に知っていてほしい点の解説をしていきます。

責任がともなう

ベンチャー企業でのインターンでは、裁量は大きくなる傾向があるため、それにともなって責任は大きくなります。

大きな仕事を任せられるのをデメリットと感じない人もいると思いますが、責任が大きくなるという事柄だけ切り取ると、これも十分デメリットといえるでしょう。

営業職に携わるセクションの仕事であれば、当然自分の担当するクライアントが存在することになります。

顧客に関する業務で何かトラブルが発生した場合、業務や企業に大きな影響が出ることも想定されます。

そのため、責任感をもって業務に取り組むことが大切です。

また営業職以外においても企業の一員として働く以上、自分の行っている仕事で何か起きた場合、企業全体に何かしら影響が出ることは変わらないので、同様の心掛けが必要です。


 

やりたくない仕事も行う可能性がある

ベンチャー企業では業務の垣根を低く設定しているところが多く、社員1人が幅広くさまざまな業務を担当しているケースが多く見られます。

そのため、人と話すことが苦手でも営業系の仕事を任されたりなど、「やりたくない仕事」をしなければならない場面に直面する可能性もあります。

こちらはデメリットとしての側面が強いイメージです。

しかし、逆の側面から考えると「やりたくない仕事がわかる」というメリットがあります。

つまり、インターンという予行練習の場を通じて「自分に合っている仕事」「向いていないと思っていたがそうではなかった仕事」など、やってみないことにはわからない「適正」を見極められます。

就職活動の際も、これらの経験から自分のやりたい仕事に絞って、有利に進められるのです。

大学の授業と両立できるか?

長期インターンでは期間が3ヶ月から、長いところでは6ヶ月以上に及ぶ企業もあります。

また、期間中の出勤頻度として多くの場合週3日からの勤務になるため、どうしてもインターン先中心の生活サイクルになってしまいがちです。

そのため、大学のゼミや学業・サークル活動・アルバイトなどとの両立が難しくなるというデメリットはインターンと切り離せません。

最近ではリモートワークを導入したり、出勤日数の自由度を高めていたりする企業が特にベンチャー企業で増加傾向にあるので、以前に比べて時間の制約に関する問題は解消しやすくなっています。

しかしベンチャー企業の場合、業務量が多くなる傾向は変わりません。

次第に、オーバーワークとなってしまい、最悪の場合は大学生活に支障をきたして、単位を落としてしまうこともあるでしょう。

したがって、長期のインターンに参加する際は自身の生活を見直し、目的を明確にして覚悟をもって参加を決めてください。

どんな人におすすめか

ベンチャー企業の実施するインターンと大企業の実施するインターンとでは、企業の体系自体が異なるため、当然それぞれが実施するインターンも異なる部分も多くあります。

自分はどちらのインターンに参加するべきか、迷っている方も多いのではないでしょうか。

実際に働きながら知識やスキルを早期に身につけたい人

一般的に長期インターンで仕事に取り組む場合、学生はもちろん業務未経験です。

そのため、事前の事業や業務に関する研修は欠かせません。

ベンチャー企業の場合、人材が足りていない等の理由で研修はOJT(On the Job Training)等の実務形式で行われることがほとんどです。

初期の頃は先輩と一緒に業務を行うことも多いですが、ある程度できるようになったら、完全に自身が主体となって仕事に取り組むことが基本になるでしょう。

一見デメリットと思える側面も強く見えますが、実際に業務を行う場合座学に時間をかけるより、実際に現場に出てしまった方が習得は早いのです。

つまり、ベンチャー企業でのインターンならではの経験であり、メリットであるといえます。

もちろん最初は失敗することもあると思いますが、そのたびに先輩のメンターとフィードバックをして、次に活かすことが重要です。

自己管理能力が高い人

ベンチャー企業での長期インターンでは裁量が大きい分、やりがいのある大きい仕事を任せられる場合もあります。

仕事に注力するあまり、インターンに生活の中心を置いてしまう学生がいるのも事実です。

また、状況によっては自分のキャパシティを超えた量の業務を抱えてしまうこともあります。

あまりにも現実的でない仕事量の場合は先輩に相談する等の対策をし、自分の状況をしっかりと見極めたうえで、無理のない範囲で業務に取り組むよう調整してください。

また、ベンチャー企業では自身で考え進めるタイプの仕事も多く、タイムスケジュールを立てて仕事をすすめることが重要になってきます。

そのため、決められた時間内で想定以上の成果をあげる人材が常に求められているのです。

就活を有利に進めたい人

就職を希望する先がベンチャー企業である場合、インターンシップに参加することは非常に有利な効果を発揮します。

採用活動の1ステップとしてインターンを採用している企業もあります。

希望先企業が明確に決まっている場合、直接その企業のインターンに参加することで、就職活動以前に企業とのパイプを作ることが可能になるのです。

また、インターンに参加して会社風土に触れ、就職した際のミスマッチも防ぐことができます。

希望先の企業が決まっていない場合でも、業界で参加先を選ぶことで、就職活動の際必要になる業界知識が働きながら身につくので、ほかの希望者にアドバンテージをつけられるでしょう。

もちろん、社会人としての基本的なビジネスマナーも学べるので、面接時の所作や話し方など、自然と自分のものとして実践で使えるスキルが身につきます。

インターンに参加する前に気をつけたいこと

ベンチャー企業は大企業と比べて「企業に在籍している人数自体が少ない」ことを1つ特徴としてあげられます。

その特徴がゆえに、一般的な大企業が実施するインターンとは異なる特色があるのです。

たとえば、人数が少なくなることで一人ひとりに課せられる裁量権は大きくなります。

もちろん裁量権が大きくなることにより、任せられる仕事にやりがいを感じられるというメリットもあるでしょう。

しかし、裁量権が大きいということは、責任も大きくなるという側面も存在します。

ここではベンチャー企業における長期インターンへ参加する前に、念頭に置いておくべきことを紹介していきます。

責任をもつ

長期インターンでは学生も社員と同様に業務を任されるのです。

そのため、インターン生の立場であっても、自身の仕事には必ず責任とコミットメントが発生します。

特にベンチャー企業では、教育制度やフォロー制度が整っていない企業も多く、必然的に自身で考えて業務を遂行する場面が大企業でのインターンに比べ多くなります。

万が一、自身の仕事でミスをしてしまった場合、企業全体に大きな影響が出る場合があるのです。

したがって、責任をもって一つひとつの業務に取り組む必要があるのです。

どうしても判断に困る事柄は発生します。

業務に関して迷った場合や不安な場合は、先輩社員に必ず相談する、場合によっては他人に意見を求めるなど、頼れる相談先を確保しておくことも社会人として重要なスキルです。

教育に関して期待しない

ベンチャー企業は大企業に比べ、人材的なリソースが常に不足気味である場合も多く、現場は常に即戦力を求めています。

そのためインターン生に対して行われる教育の基本スタイルは、座学による研修ではなく、OJT(On the Job Training)、実戦投入が主となります。

インターンシップを通じてビジネスマナーの基本や、あいさつの仕方から学びたいという人は、この部分にギャップを感じてしまうこともあるため、不向きといえるかもしれません。

しかし、あえてベンチャー企業のインターンに参加する気概のある人にとっては、座学より実戦で経験した方がスキルの習得は早くなりますし、こういった経験が自分を育てる材料になるでしょう。

目的を失わず、学業と両立する

仕事をこなしている中で、できること・任されることが増えていくことは、自身の成長を肌で感じる1つのバロメーターです。

特にベンチャー企業では、常に即戦力を求めています。

少しでも力のある学生は社員と同等に仕事を任され、その分社員と遜色ない報酬をもらっているケースも少なくありません。

自身の力が認められるのは誰しもうれしいもので、仕事がどんどん楽しくなってくる時期でもあります。

しかしのめり込むあまり、気がつけば仕事に夢中でインターンのシフトが増えてしまっていたり、ついには大学の単位を落としてしまったりしては本末転倒です。

仕事に夢中になるのは、決して悪いことではありません。

しかし、本来の目的を常に念頭において、学業との両立をはかるように心掛けましょう。

まとめ

ベンチャー企業でのインターンは大変な部分も多いですが、大企業のインターンでは得られない経験をたくさん積めるのが魅力の1つです。

社会の一員として必要なスキルも身につけられるので、就活の際周りに差をつけるアピールポイントになるだけではなく、実際に働き始めた際にも即戦力として役立つでしょう。

インターンシップの参加先に迷っている方は、ぜひベンチャー企業でインターンに参加することも前向きに検討してみてください

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