【面接対策】2次面接ではどんなことを聞かれる?事前にできる対策について解説!

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はじめに

この記事では、新卒就活における2次面接の特徴・対策について解説します。

就活生の中には、いつも2次面接で落とされる人や、はじめての2次面接で不安な人もいるかもしれません。

ぜひこの記事を参考にして、万全の準備をして臨みましょう。

2次面接とは?

まずは採用全体の流れにおける、2次面接の位置づけについて把握しておきましょう。

2次面接は、書類選考・1次面接を通過した場合の次に進むステップで、選考フロー上、最終面接までの最後の一歩となるケースが多いです。

2次面接を突破したあとは、役員や社長などによる面接であるため、企業側としてはここで優秀な学生かどうかを見極める必要があります。

グループディスカッションや1次面接とは違った視点から学生は評価されるため、しかるべき対策が必要でしょう。

2次面接の特徴

次に、一般的な企業における2次面接の特徴を、1次面接との違いに着目しながら説明します。

特に、1次面接と2次面接では実施される目的が大きく異なることも多いです。

このため、面接の担当者や面接形式などのポイントにおいて違いが見られます。

1次面接との違い

書類選考や1次面接は「落とす人と受かる人をざっくりと線引きする選考」と言えます。

特に大企業には多くの学生から応募があるため、集中して見極める人材を絞ることは重要です。

このため、1次選考は減点方式に近く、いかにミスをしないかが重要になります。

一方で2次面接以降は、実際に採用したいか念頭に、より良い人材を見極めるための選考です。

このため、選考はどちらかといえば加点方式で、いかにプラスの要素が多いかを重要視されているといえます。

このような目的から、2次面接では今まで聞けなかった、学生の深い部分まで踏み込んだ質問がされます。

当然ですが1次面接と同じ準備で通過は難しいので、相応の準備が必要となるでしょう。

逆に質問に答えられる準備をしておけば、自分の内面をきちんと評価してもらえる可能性もあります。

どんな人が面接を担当するのか

2次面接の面接官は、1次面接のときより役職も年齢も上がっている場合がほとんどで、30~40代の中堅社員などがメインです。

これは、学生が企業で活躍できる人材か、現場の社員が見極めなければならないからです。

実際に入社してからは、社内のさまざまな人々と連携をしながら仕事をすることになります。

また、なかには大学で専門的な研究を行っている場合も多く、そのような学生を評価するには専門領域にくわしい人が必要です。

人事部だけで対応することは難しいため、その学生の素質をより見極められる、現場寄りの社員が登場します。

しかし、面接担当者が変わっても、1次面接までの会話の内容はしっかり伝達されていることが多いです。

受け答えの一貫性を保つためにも、企業研究や自己分析、エントリーシートの見直しは欠かせません。

面接形式

2次面接はそれまでの面接とは異なり、個人形式の場合がほとんどです。

1次面接は、ほかの学生との比較で「落とす人を決める」面接であるため、グループ形式をとって一度で多くの学生を処理します。

対して、2次面接では深掘りする質問などをして、その学生の人間性を評価しなくてはいけません。

1人での面接は緊張するかもしれませんが、逆に自分という人間を深く知ってもらえるチャンスともいえます。

個人形式の面接の場合は最終面接が近いととらえて、気を引き締めて臨みましょう。

ベンチャー企業における2次面接の特徴

次に、ベンチャー企業の2次面接でよく見られる特徴について解説します。

ベンチャー企業は大企業と組織構造やビジネスモデルが異なるため、2次面接も特徴的です。

志望する学生は、以下を参考に準備しておきましょう。

面接官が重役ポジションの人のケースが多い

ベンチャー企業の2次面接は大企業と違い、早くから重役や上のポジションの人が面接担当をする場合も多くあります。

これは、上層部の意向が現場に強く反映されやすい、ベンチャー企業の特徴といえるでしょう。

ベンチャー企業は社員数が少ないため、実力のある学生はとても貴重な戦力です。

このため、人事が高い評価をつけた学生にはすぐに上位層との面接がセッティングされ、早い段階で内定を出せるように動きます。

また、とにかく早い意思決定が求められるベンチャー企業は、組織構造も単純であることも多いです。

社長や経営陣と一般社員の距離も近く、一人ひとりの人間性が大切になってきます。

このため、現場の社員との相性以上に、重役がどう思うかが重要視されるのでしょう。

逆質問

2次面接から先の面接では、「逆に質問はありますか?」といった逆質問をされることもよくあります。

これには、学生の積極性や主体性、論理的思考力をはかるという意図があるでしょう。

社員数が少ないベンチャー企業では、大企業と比べると教育体制が整っていない場合もあります。

このような環境で、新人がスキルを吸収して成長してゆくためには、積極性や主体性は欠かせません。

また、論理的思考力の高い人材には高度な業務を任せられるため、戦力になりやすいと考えられます。

これらの能力はベンチャー企業のみならず、大企業においてももっておいたほうが良い能力です。

逆質問することがないと、企業からの評価が低くなる可能性も高いので、2次面接の前には必ず準備をしておきましょう。

2次面接で見られているポイント

次に2次面接で見られるポイントについて説明します。

企業は、学生が自社にあっている人材か・入社意欲はどのくらいか・どのような特徴をもっているかを知りたがっているのです。

これらのポイントを意識して、2次面接の準備をしましょう。

企業とのマッチ度合い

企業が2次面接で重視しているのは、企業と学生のマッチ度合いです。

あなたが実際に、企業の求める理想像とマッチしているのかを見ているといえるでしょう。

企業との相性は、学生が入社後に活躍できるかどうかの大きな要因になるからです。

会社での仕事は決して1人で完結することはなく、多くの人と連携しなくてはいけません。

このためには、能力が高いだけではなく、学生の個性や人柄と企業の社風がマッチしていなければなりません。

もしミスマッチが発生している場合、せっかく優秀な人材であっても早期退職が発生してしまう可能性もあるでしょう。

早期退職によるコスト損失をしないためにも、学生が企業に求めることをしっかりヒアリングしておく必要があるのです。

入社意欲

2次面接では、「同じ事業の◯◯社でも良いのでは?」など、志望動機を深掘りされる可能性もあります。

これは、あなたの入社意欲がどのくらい高いかを見られていると考えられるでしょう。

なぜなら、その学生が入社するかどうかは、企業にとってそのあとの採用スケジュールに大きな影響をおよぼすからです。

企業は採用戦略を立てるにあたり、何人くらい新入社員が必要かを事前に決めています。

このため、選考フローがある程度進んだ段階で、どれくらいの学生が入社してくれそうかを見積もらなくてはいけません。

人数が足りなければ採用活動を続ける必要があり、逆に採用しすぎてしまっては人件費がかかってしまいます。

このような企業側の事情も加味して、学生は企業の志望順位や入社の可能性について回答する必要があるでしょう。

学生の特徴

自己アピールや学生時代に力を入れたことなどからわかるその学生の特徴も、2次面接で見られる部分です。

単に、その学生の長所・短所や経験だけでなく、その個性や特徴が企業にとってどんな利益があるのかを深掘りして見ています。

企業は常に市場での競争にさらされ、多くの人に価値を提供し、今まで以上に発展することを求められているのです。

特に変化の激しい人材となっている昨今、社内の人材育成だけでは生き残れません。

そこで、自社の強みを伸ばし、弱みが補えるような人材を求めて採用活動を行うのです。

このため、採用されるにはどんな経験をしたかだけでなく、そこから何を学び、どう会社に貢献できるかが重要です。

そのためには自分の強みの深掘りや、企業に対する理解をより高めておく必要があるでしょう。

事前にできる対策

次に、これらの面接で注目される点をふまえて、2次面接に向けて事前にできる対策の解説をします。

「すでに行っている企業研究や、自己分析を再度行うのは意味があるのか?」と思われるかもしれません。

しかし、2次面接では1次面接よりもより深い内容を問われるため、それを見越した対策が必要です。

さらに、エントリーシートや1次面接までに話した内容と食い違いがあってはいけません。

これらの対策を通じて、「本当に自分はこの会社で働きたいのか」を考えましょう。

企業について再研究

まずは、企業について細かく再研究を行い、企業が求める人材とのマッチ度合いを高めましょう。

これは、企業に貢献できる人材であることを面接の場において、アピールするうえで重要だからです。

1次面接までと比べて、2次面接では企業が求める人材かが強く意識されます。

このため、企業は「入社したら活躍してくれそうか?」を本気で見極めようとします。

その際に、業界内での立ち位置や強み・弱みなどを知っている学生のほうが有利になるでしょう。

それをふまえ、あくまでも性格を変えるわけではなく、企業が望ましいと感じる強みをアピールすることが重要です。

また、しっかりと企業研究に取り組んでおくことで、入社意欲の高さのアピールにもつながります。

「もう知っているから」とおこたることなく、企業研究を行ってから臨みましょう。

自己分析の強化

企業分析と同時に、2次面接前には自己分析の強化とエントリーシートや一次面接の振り返りを必ずしておきましょう。

企業はその学生の人柄や特徴、得意・不得意などをよりくわしく知ろうとするからです。

2次面接ではあなたについて深掘りする質問が多く、「なぜそれをやったのか?」「それから何を学んだのか?」などが重視されます。

こういった経験にもとづく行動原理は、その人の考え方の特徴や、得意・不得意を反映しているからです。

海外留学に行ったのならその動機を、サークルの幹事長ならその経験からの学びを聞かれるでしょう。

そもそも企業は、あなたのことをさらに知りたいと思って2次面接に呼んでいるのです。

成果だけでなく、プロセスも評価してもらえるようにしっかりと準備をしておきましょう。

よく聞かれる質問

最後に、2次面接でよく聞かれる質問を3つ解説するので、ぜひ対策に役立ててもらえたらと思います。

2次面接には、企業とのマッチ度合いを見る・入社意欲をはかる・学生の特徴を知るといった目的があります。

この目的をふまえると、聞かれる質問についてもある程度予測し、対策が可能です。

事前準備の際には、「面接官がなぜその質問をしているのか?」を考えながら準備をしましょう。

そうすれば、想定外の質問をされた際も、その意図を推測して臨機応変に対応できます。

入社意欲をはかる質問

2次面接で度々聞かれるのは、学生の入社意欲をはかるための質問です。

志望動機は1次面接でもすでに聞かれているかも知れませんが、それをさらに深掘りしたり、実際に入社してから何をやりたいか聞かれたりするでしょう。

たとえば、「なぜ弊社を志望されているのですか?」や「弊社のどのような点に魅力を感じていますか?」といった質問をされます。

ここで、他社と比べてその企業で働きたい理由や目的を明確化し、やりたいことを具体的に答える必要があります。

よりはっきりとした理由であればあるほど、入社意欲が高い印象を与えられるでしょう。

しかし、ここでもし的はずれなことを言ってしまうと低評価につながりかねません。

あらかじめ企業についてよく調べておき、それにもとづいた論理的説明ができるようにしておきましょう。

学生の個性を深掘りするための質問

学生の個性を深掘りするための質問も、2次面接ではよく聞かれることになるでしょう。

たとえば「挫折した経験は?」「短所はどこですか?」など、あなたの特徴や個性・経験を深掘りした質問が多くなります。

これは、学生の強みや弱みを知り、企業に本当に必要な人材なのかを判断するためです。

しかし、挫折経験や短所などといったネガティブなことに関する質問は、どのように回答するべきかわからないかもしれません。

たとえば、その挫折にどのように向き合って、どのような学びを得たのかを伝えると良いでしょう。

短所については、ポジティブな言葉に変換することで同時に長所をアピールすることもできます。

このように具体的なエピソードと、その経験や個性が入社した際、どう活かせるかに結びつけて回答することが重要でしょう。

将来についての質問

2次面接以降においてよく聞かれるのは、将来についての質問です。

「入社してからどんなことに挑戦したいですか?」「5年後はどうなりたいですか?」など、キャリアビジョンや将来像について聞かれることが多いでしょう。

当然、5年後の自分を正確に予想することは難しいですし、働いた経験の少ない学生であれば尚更です。

企業も別に未来予測をしてほしいわけではなく、どれだけ自社のことを知ってくれているのか、本気度をはかる意味合いが強いでしょう。

また、仮決めであってもゴールをもっているかどうかは、仕事のパフォーマンスに大きな影響をもたらします。

「◯年後に◯◯の役職」「△△の事業に携わりたい」など具体的な将来像を述べて、面接官が入社後のイメージを膨らませられることが重要です。

まとめ

この記事では、2次面接の特徴やよく聞かれる質問、行うべき対策について説明しました。

2次面接は、その学生が自社に貢献できる人材かを知るため、今まで以上に深掘りする質問が多くなります。

このため、企業研究や自己分析を再度行い、準備できる回答は用意しておきましょう。

また、ベンチャー企業においては逆質問を求められることも多くなるので、企業規模や社風などを把握して対策をしましょう。

この記事を通じて、あなたが就活に関するお悩みを少しでも解決できれば幸いです。

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