大企業からスタートアップ企業への転職は増えている!成功させるコツも解説! 

大企業からスタートアップ企業への転職は増えている!成功させるコツも解説! 

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

はじめに

現在、大企業に就職していても、転職を考える人は多いです。

一度大企業に就職しさえすれば安泰だという時代がありましたが、現在ではそんなことはありません。

必ずしも昇進や昇給があるとは限りませんし、働き方や価値観の違いなどにより、企業に合わないと感じている若い人も少なくないようです。

そして、その転職先として注目されているのがスタートアップ企業です。

大企業とスタートアップ企業の違いや転職を成功させるためのポイントなどを紹介します。

大企業からスタートアップ企業への転職は増えている 

大企業からスタートアップ企業へ転職する人は年々増えています。

就職先において重視する点が、大企業かどうかではなく、成長産業であるかどうか、時代を捉えているかどうかに変わってきたからです。

大企業に限らず、スタートアップ企業にはさまざまな企業や業界から人が集まっています。

それだけ注目されており、期待値も大きいです。

スタートアップ企業への転職事情についてさらに詳しく知りたい人は、次の記事を参考にしてください。

→「スタートアップ 転職」の記事

大企業からスタートアップ企業へ転職する人が年々増えている理由は大きく3つあります。

倒産のリスクが減ったこと、求人数が増えたこと、大企業が安泰ではなくなったことです。

それぞれ、以下で詳しく説明します。

倒産のリスクが減った

近年では、倒産のリスクを減らして新しい事業や会社の立ち上げができるようになってきました。

IT系のスタートアップ企業が増えたことによって、設備投資を減らしてビジネス展開できるようになったからです。

一昔前までは、新しく事業や会社を立ち上げようとすると、店舗やオフィスが必要だったり、在庫を置くための倉庫が必要だったりしました。

起業や開業のために、たくさんの借金を負うのが当たり前でした。

ですが、現在では資金の集め方も借金以外に複数の方法があります。

在庫を持たない企業も増えています。

今まで人が行っていた作業を機械やシステムに委ね、無駄な人件費の削減も可能になりました。

負債を抱えず、より洗練された人材で、より効率的なビジネスが行えるようになったということです。

求人数が増えた

近年、ベンチャーキャピタルの投資が6,000億円に到達するなど、盛り上がりを見せています。

社会に革新的なイノベーションを起こせるようなビジネスを生み出すスタートアップは、当たればリターンが大きいため投資家から融資を受けやすいです。

資金が集まりやすい状態となっているので、新規事業が興りやすく、求人の数も一昔前に比べて大幅に増えています。

そのため、現在は非常に転職しやすい環境です。

リモートワークやフレックスタイムを取り入れている起業が多いため、自由な働き方をしたい人にも注目されています。

事業を起こしたい側もその環境で働きたい人も、両方が増えています。

新しい挑戦に二の足を踏んでいる人もまだ多い今の時期に思いきって転職すれば、大きなチャンスを掴める確率が高まるでしょう。

大企業も安泰ではなくなった 

大企業に就職すれば将来安泰と言われる時代は終わりました。

大企業でも終身雇用が崩れ、早期退職や転職が当たり前の時代になりました。

昇進や昇給はほとんどなく、経費削減などの理由から残業をしたくてもできない状況まであります。

若い世代でたくさん働きたい人であればなおさら、大企業での働きづらさや価値観の違いを感じているかもしれません。

大企業はもはや安泰ではなくなりました。

これにより、人々の考え方も変わり、スタートアップ企業への転職を考える人が増えました。

時代を捉えようとしているスタートアップ起業に注目が集まっているのは、働く意欲の高い人たちがキャリアアップやよりやりがいのある仕事を求めて、大企業に見切りをつけているからかもしれません。

大企業からスタートアップ企業への転職で感じるギャップとは 

大企業から突然スタートアップ企業に転職してしまうと、ギャップを感じて戸惑うかもしれません。

大企業とスタートアップ企業には大きな違いがあるからです。

本格的に転職活動を始める前に、その違いを知っておきましょう。

転職をして仕事を始めるまでに心構えやその他の準備ができるようになりますし、企業選びなどの転職活動にも役立ちます。

後悔しない転職にするために、デメリットも含めたスタートアップ企業の特徴をしっかりと理解しておきましょう。

社員の違い

スタートアップ企業には、意識が高く積極的に仕事に取り組む社員が多いです。

一人の社員が幅広い業務を請け負い、裁量権や決定権を持っており、仕事量が多い傾向があります。

上司に確認するなどの取り次ぎが少ないのも特徴です。

そのため、スピード感あふれる仕事が必要になります。

企業としても、成果が求められるため、スピード感や効率化が大切にされます。

社員の中には、将来、起業や独立を考えている人も少なくありません。

そういう社員は、経営のノウハウに興味を持っていたり、人脈を広げようとしていたり、周囲の人と積極的にコミュニケーションを取っていたりします。

成長したい人や同じく将来起業や独立を考えているのなら、彼らのような仕事仲間が良い刺激になるでしょう。

労働環境の違い

スタートアップ企業は少数精鋭で業務を行います。

そのため、社員間の距離が近く、言いたいことが言い合える風通しが良い環境です。

同僚だけでなく、上司や経営陣との距離が近いのも特徴です。

大企業にいたら会えるはずのないような立場の人と意見交換ができる場合もあります。

ただし、立ち上がって間もない企業の場合は、企業体制が整っておらず残業が起こりやすいです。

マニュアルやノウハウがなければ、自分で調べ手探りで作業を行います。

残業をしても成果をあげられず、大きな収入にはつながらないこともあるでしょう。

また、幅広い業務の中には慣れないことも含まれるでしょうし、企業の体制や方針が変わることもしばしばあります。

変化を拒まず、新しいことに挑戦していくマインドが求められます。

待遇の違い

すでに大成功しているスタートアップ企業を除くと、待遇面で大企業に劣る部分があります。

成果をあげられれば金銭面でも大きなリターンを受けることが可能なのは事実ですが、それほど甘い世界ではないこともまた事実です。

起ち上げ後間もない企業だと、研修制度や教育体制、福利厚生が整っていない場合もあります。

資金繰りに苦労している企業の場合は、退職金制度がないことも珍しくありません。

そのため、大企業にいた頃よりも収入が減ってしまうこともあります。

ただし、現行の研修制度や福利厚生を、大企業がいつまで維持できるのかは疑問です。

終身雇用や、年功序列の昇進昇給が保たれなくなった現代で、大企業で手厚い福利厚生がこれからも続いていく保証はありません。

大企業からスタートアップ企業への転職を成功させるコツ 

大企業からスタートアップ企業への転職を失敗しないために、押さえておくべきポイントが3つあります。

転職後もモチベーションを保って、仕事を嫌にならずにむしろ楽しんで取り組めるようになるといいですね。

少なくとも後悔しない、ステップアップできるような転職にしたいものです。

そのためには、転職の目的を明確にし、企業選びをしっかりと行い、謙虚な姿勢で仕事に取り組まなくてはいけません。

これらが転職を成功させるためのコツです。

以下で詳しく解説します。

目的を明確にする

自分の中にある、転職したい理由を明確に挙げてみましょう。

将来、起業や独立を考えていたり、世の中に貢献するサービスの運営に携わりたいと思ったりなど、スタートアップ企業に転職することで近づける目的を持っているでしょうか。

リモートワークやフレックスタイムなどの自由な働き方への憧れや最先端の技術や時代を作っていくシステムへの興味などでも良いです。

これらの目的を持っているかどうかで、転職後も仕事を続けられるかどうかが決まります。

一部を除いて多くのスタートアップ企業は金銭面での待遇が大企業に劣り、それが不満になりやすいです。

成果を出せばリターンも大きいわけですから、それまでのモチベーションを保つために、目的を明確にすることは非常に大切です。

事前の企業調べを徹底する

転職候補の企業選びはしっかりと行いましょう。

倒産のリスクが少なくなっているとは言っても、成果を出す見込みの薄い企業で働き続けるのは厳しいです。

経営陣は優秀かどうかや、調達資金はどのくらいか、すでに軌道に乗り始めているかなど、あらゆる視点で企業調べをすることが大切です。

提供している商品やサービスはもちろん、休暇や教育制度など福利厚生の有無も要チェックです。

また、自分が貢献できることは何かを考えながら企業選びをすることも大切です。

スタートアップ企業には仕事への意識が高い社員が多いですから、不得意な分野に挑んでいっても、成果が出せず埋もれてしまいます。

もし求められている能力があるのならチャンスと言えます。

無駄なプライドを捨てる

スタートアップ企業には、トラブルや失敗がつきものです。

まだ世の中にない商品やサービスを開発したり、新しい需要を生み出したりしており、マニュアルやノウハウなんてないことがほとんどだからです。

前職が大企業だからといって無駄に高いプライドを持って転職すると、失敗した時に精神的ダメージを受けやすくなります。

トラブルや失敗はつきもので、むしろその先に成果があるのだと心得ておきましょう。

また、社外での反応も変わるかもしれません。

有名な大企業に在籍していれば、家族や親戚、友人などからちやほやされるかもしれません。

ですが、少人数の新しいスタートアップ企業では、興味を持ってもらえないこともあります。

いちいち傷付かないよう、謙虚な姿勢で転職するべきです。

まとめ

大企業が安泰ではなくなった今の時代、大企業からスタートアップ企業に転職する人が増えています。

現状とこれからの時代を考えると、それが必然だと言えるかもしれません。

福利厚生や金銭面で大企業に劣る部分はありますが、スタートアップ企業での働きやすさや仕事へのやりがいは、それに代え難いものがあります。

自分の能力を活かせるスタートアップ企業があるのなら、目的をはっきりさせ、謙虚さを忘れずに挑戦してみてはいかがでしょう。



 

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます