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・商社業界の特徴
・商社業界の仕事内容
・商社業界に向いている人
・商社業界に興味のある人
・商社業界の業界研究がしたい人
・商社業界をより詳しく知りたい人
はじめに
商社で働くにあたっては、まずは商社業界がどのようなものであるのか、どのようなビジネスモデルが展開されているのかについて理解する必要があります。
そこで今回は商社業界の概要について紹介し、向いている人の特徴やどのような分野に将来性があるのかについても紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
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商社業界とは
商社業界は、商品やサービスの調達、販売、流通を主な業務とする業界で、国内外の市場を結ぶ役割を果たしています。
トレーディングや事業投資、プロジェクト開発、事業運営、リスクマネジメントなど、多岐にわたる業務を行っている業界です。
また、商社業界は総合商社と専門商社に分けることができるため、それぞれを詳しく紹介します。
総合商社
総合商社は幅広い産業分野で多様な商材を取り扱い、売り手と買い手を結びつける取引の仲介者としての役割を担います。
エネルギー、金属、化学品、食品、繊維、機械、ICTなど、様々な産業にわたる商品の売買を行っています。
また、グローバルなネットワークを活用し、国際的な市場調査や情報収集を行い、顧客にとって最適な取引条件を提案する能力を持っているのも特徴です。
さらに、総合商社は単なる仲介だけでなく、事業投資やプロジェクト開発にも積極的に取り組んでいます。
例えば、エネルギープロジェクトやインフラ開発に参画し、現地パートナーと協力して事業を推進することも多いです。
これにより新たなビジネスチャンスを創出し、持続可能な経済成長に貢献しています。
・三菱商事:金属資源
・三井物産:資源分野
・伊藤忠商事:生活関連事業
・住友商事:メディア事業
・丸紅:穀物事業と電力事業
専門商社
専門商社は特定の商材に特化して事業を展開する商社であり、扱う商品の売上が全体の50%以上を占めていることが特徴です。
これにより、専門商社は特定の分野において深い知識と専門性を持ち、顧客に対して高い付加価値を提供できます。
例えば、食品、化学品、医薬品、建設資材、機械部品など、特定の製品や業界にフォーカスし、供給チェーンの効率化や顧客のニーズに応じたサービスを提供しています。
専門商社はその特化した分野において国内外の供給者と密接な関係を築き、安定した供給体制を確立することが重要です。
また、顧客のニーズに合わせた製品開発や品質管理を行うことで、差別化されたサービスを提供し、顧客満足度を高めています。
これにより、顧客との信頼を築き、長期的なビジネスパートナーとしての関係を維持しているのです。
・メディバルHD:医薬品・日用品
・アルフレッサHD:医薬品・衣料品
・阪和興業:鉄鋼をはじめ幅広い商材を扱う
・スズケン:医薬品・医療関係
・三菱食品:食品
商社業界の市場規模
商社業界の国内市場規模は現在約136兆7487億円と推定されています。
商社業界は商品の調達、販売、流通を通じて国内外の市場を結びつける役割を果たしており、その経済的影響は非常に大きいです。
この規模の大きさは、商社が多岐にわたる産業分野に関与し、様々な商材を取り扱っていることに起因しています。
総合商社と専門商社がそれぞれの分野で活動し、エネルギー、金属、化学品、食品、機械、ICTなどの多様な産業に関与しています。
また、商社は国内市場だけでなく、国際的な取引を活発に行っており、グローバルな視点からビジネスを展開している業界です。
今後5年間も成長が見込まれている理由として、アジア市場をはじめとする新興国市場への進出が挙げられます。
新興国市場では経済成長が続いており、商社はその成長機会を捉えることで市場規模を拡大できると考えられているのです。
また、商社は新しい事業分野への投資を通じて事業の多角化を進めており、これも市場成長の要因となっています。
商社業界は世界の経済動向や技術革新に対応しながら今後も成長を続ける業界であると言えるでしょう。
商社業界の就職難易度
商社業界は就活生にとって非常に人気の高い業界であり、その就職難易度は極めて高いとされています。
商社は仕事内容の多様性、高い年収、充実した福利厚生、企業のネームバリューなどが魅力であり、多くの学生が志望します。
国際的なプロジェクトの推進や幅広いビジネスの経験を積むことができるため「キャリア形成」という観点から見ても、非常に魅力的です。
しかし、商社業界は特に高学歴層からの採用が多く、競争が激しいです。
特に総合商社は国内外の大学のトップ層からの応募が多く、選考基準が厳しいとされています。
高い学歴に加え、語学力やコミュニケーション能力、リーダーシップ、問題解決能力など、多岐にわたるスキルが求められます。
学歴が全てではありませんが、学歴に自信が無い方は、巻き返すために何かしら突出したスキルを持ち合わせる必要があるでしょう。
また、商社は国際業務が多いため、グローバルな視野を持ち、多文化環境での適応力を備えていることも重要です。
商社業界への就職は困難を伴いますが、一方で、就職に成功すれば素晴らしいキャリアを築くことができるため、就活生にとって憧れの的となっています。
商社業界のビジネスモデル
続いて商社業界のビジネスモデルについても詳しく紹介します。
大きく分けてトレーディングと事業投資の2つが挙げられるため、それぞれどのようなビジネスなのかについて理解を深めておいてください。
・トレーディング
・事業投資
・商社とメーカーの違い
トレーディング
トレーディングは商社の基本的なビジネスモデルであり、商社が持つ広範なネットワークを活用して商品の需要と供給をマッチングさせる活動です。
商社は国内外の様々な取引先との関係を活かし、供給者と需要者をつなげることで、効率的な取引を実現します。
トレーディングの主な収益源は仲介手数料と売値と買値の差額です。
商社は、買い手と売り手の双方にとって最適な条件を提供することで、取引をスムーズに進め、利益を得ます。
また、物流や品質管理、金融サービスなど、取引を支える様々な付加価値サービスも提供しています。
これにより、信頼性のあるビジネスパートナーとしての地位を築いているのです。
事業投資
商社の事業投資は他社の事業に対して経営資源を提供し、投資先企業の成長をサポートするビジネスモデルです。
商社は豊富な資金力やネットワーク、人材を活用して、成長可能性のある企業やプロジェクトに対して資本を投じ、経営に参画します。
これにより、投資先企業が利益を上げた際には、商社もリターンを得られるのです。
事業投資の範囲はエネルギー開発やインフラ整備、農業、製造業、ICTなど多岐にわたり、商社の戦略に基づいて選定されます。
商社は投資先企業の成長を支えるために、技術支援や市場開拓、リスク管理など、様々なサポートを提供します。
これにより、商社は単なる「資金提供者」ではなく「事業パートナー」として投資先企業の価値向上に寄与するのです。
商社とメーカーの違い
商社とメーカーの主な違いは「製品の製造に関わるかどうか」です。
メーカーは自社で製品を製造し、販売する企業です。
製造プロセスを自社で管理し、製品の品質やデザインに対する責任を負います。
メーカーにとっては製品の技術開発や生産効率の向上を追求し、製品の差別化を図ることが重要です。
一方、商社は他社が製造した製品を取り扱い、販売や流通を担う企業です。
商社は製品の調達から販売までのプロセスを効率化し、供給者と需要者をつなぐ役割を果たします。
商社は自社で製品を製造することはあまりありませんが、広範な取引ネットワークや市場知識を活用して、付加価値を創出できます。
また、製品の物流、品質管理、リスク管理など、取引を円滑に進めるための様々なサポートを提供するのも商社の特徴です。
このように、商社とメーカーは異なる役割を持ち、それぞれが得意とする分野でビジネスを展開しています。
商社業界の現状・課題
続いて商社業界の現状と課題についても理解を深めておきましょう。
将来的に就職を目指す業界の現状や課題について理解しておくことは、あなたのキャリアについて考えるために非常に重要です。
そして何より、面接で業界理解について聞かれる可能性があるため、以下の2つのトピックについてはしっかりと理解を深めておく必要があると言えます。
・M&Aによる規模拡大
・事業経営への移行
M&Aによる規模拡大
商社業界、特に専門商社では、M&Aによる規模拡大が重要な戦略として進められています。
専門商社は特定の商材に特化しており、特定の商品や市場に依存する傾向があります。
しかし、国内市場の飽和や競争激化、ECサイトの普及によってトレーディングの需要が減少傾向にあるため、新たな収益源の確保が不可欠です。
こうした背景から、多くの専門商社がM&Aを通じて事業ポートフォリオを多様化し、経営基盤を強化しています。
M&Aにより商社は新しい市場や商品分野に進出することができ、既存のビジネスにとどまらない成長の機会を得ることができます。
また、規模の経済を活かし、コスト削減や効率化を図ることも可能です。
しかし、M&Aにはリスクも伴い、買収先企業の文化や経営スタイルの統合がスムーズに進まない場合もあります。
これを解決するためには、綿密な統合計画が必要です。
商社業界はM&Aを通じて多様化と拡大を図り、競争力を維持しつつ、新しいビジネスモデルを構築することが求められています。
事業経営への移行
商社業界では従来のトレーディング活動に加えて、事業経営への移行が進んでいます。
事業経営とは商社が投資先企業に対して経営資源を提供し、「経営者」として人材を派遣することで企業の成長を支援するビジネスモデルです。
経営に深く関与して、投資先の価値向上に寄与することを目的としています。
具体的な事例として、三菱商事がローソンを、伊藤忠商事がファミリーマートを経営するなど、商社が小売業界での実質的な経営を行っています。
これにより、商社は自らのノウハウを活用して経営効率を改善し、新たなビジネスチャンスを創出できるのです。
しかし、事業経営への移行には経営リスクや事業運営の複雑性が伴うため、綿密な計画と管理が不可欠です。
商社は経営資源の最適配分やリスク管理を徹底し、事業経営の成功を目指しています。
これにより、商社はより高付加価値のビジネスを展開し、持続的な成長が期待されています。
事業経営への移行は、商社が「単なる取引仲介者」から「経営パートナー」として進化するための重要なステップとなっているのです。
5大商社を徹底比較
続いて、5大商社を比較しながら紹介します。
これらの企業は商社を目指している方ならば1度は名前を聞いたことがある大企業であると言えます。
しかし、それぞれの取り組みについてはまだ理解できていない方も多いでしょうから、しっかりと確認し、気になる企業があれば説明会などにも参加してみてください。
三菱商事
三菱商事は5大商社の中でも特に天然資源とエネルギー分野に強みを持つ企業です。
特に金属資源事業が中核となっており、鉄鉱石や銅などの鉱物資源を中心に世界中で事業を展開しています。
これらの資源は自動車やインフラ産業など幅広い分野で需要が高く、三菱商事の収益基盤を支えています。
また、90カ国以上に事業拠点を持ち、世界中で多岐にわたる事業を展開している点が特徴的です。
三井物産
三井物産は資源分野において強い基盤を持つと同時に、生活産業分野への積極的な投資が特徴的な企業です。
資源分野では原油や天然ガス、鉱物資源の取引や開発を行い、安定した収益を上げています。
また、近年では食料や消費財、医療・ヘルスケア分野など、人々の生活に密接に関わる分野への投資を拡大しており、事業ポートフォリオの多角化を進めています。
グローバルな視点での事業展開にも注力しており、特に新興国市場での食料供給チェーンの構築や医療インフラの整備など、社会課題の解決に取り組む姿勢も評価されています。
伊藤忠商事
伊藤忠商事は5大商社の中で生活消費分野を中核事業として掲げる点が大きな特徴です。
特に、国内外での食品・衣料品の流通や消費財の取引に強みを持っています。
さらに、コンビニチェーンのファミリーマートをグループ企業に持つことで、小売業界にも大きな影響を与えています。
このように、生活に密接に関わる事業を中心に展開していることが伊藤忠商事の最大の特徴です。
また、伊藤忠商事は中小企業との連携や地域密着型のビジネスモデルを活用し、多様な顧客ニーズに対応していることも見逃せません。
住友商事
住友商事はメディア事業とデジタル領域において強みを持つ商社として知られています。
特に、メディア事業では日本テレビをはじめとした関連会社を通じて、放送コンテンツの制作や配信に注力しており、国内市場での影響力を高めています。
さらに、近年ではデジタルソリューション総合商社を目指し、AIやIoTなどの最新技術を活用した新事業を推進していることも特徴です。
また、住友商事はインフラ関連事業にも注力しており、国内外での交通インフラ整備や都市開発プロジェクトに参画しています。
これにより、安定した収益基盤を確保すると同時に、地域社会への貢献を実現しています。
丸紅
丸紅は穀物事業と電力事業に強みを持つ商社であり、これらの分野での豊富な経験と実績が特徴です。
穀物事業では農業関連のサプライチェーンを構築し、飼料や肥料のビジネスも展開しています。
これにより、食料供給の安定化に寄与しつつ、関連分野での収益を増やしているのです。
また、丸紅は電力事業においても世界的なプレゼンスを持ち、再生可能エネルギーの開発や発電所の運営を通じて、エネルギー供給の多様化を進めています。
特に、風力発電や太陽光発電などの分野での取り組みが評価されています。
商社業界の今後の動向
続いて、商社業界の今後の動向についても紹介します。
以下の動向について理解を深めておけば、自分の将来のキャリアについての展望を立てられるだけでなく、面接で聞かれた際もスムーズに対応できます。
ぜひ、以下の3つの項目は覚えておきましょう。
・再生エネルギー事業への注力
・非資源分野への多様化
・DX化の進行
再生エネルギー事業への注力
商社業界では再生可能エネルギー事業への注力が今後の重要な動向の1つとして注目されています。
日本国内ではカーボンニュートラルに向けた政策が進み、商社もこれに対応した事業展開を加速させています。
特に風力発電や太陽光発電などのクリーンエネルギー分野でのプロジェクトが増加しており、大規模な再生可能エネルギー施設の建設や運営に力を入れているのです。
商社は再生可能エネルギー事業を発電事業だけでなく、電力の安定した供給やエネルギーマネジメントシステムの構築にも取り組んでいます。
スマートグリッドの導入を通じて電力消費の効率化を図り、エネルギーの需要と供給を最適化する仕組みを整備しています。
これにより、再生可能エネルギーの利用拡大とともに、地域のエネルギー問題解決にも寄与しているのです。
非資源分野への多角化
商社業界では以前からの資源事業への依存を減らし、非資源分野への多角化が進んでいます。
特にヘルスケアや農業、消費財といった分野への投資が期待されており、これらの分野は人口増加や高齢化といった社会課題に対する成長市場として期待されています。
ヘルスケア業界では医療機器や製薬事業への投資を強化し、健康に関する商品や流通ネットワークの構築を進めていることも話題に上がるトピックの1つです。
また、農業分野では食料供給チェーンの整備やスマート農業技術の導入を通じて、生産性向上と安定供給を目指しています。
このように、非資源分野への進出が多角化しており、環境や社会問題の解決に寄与するビジネスモデルを構築する動きとも連動しています。
DX化の進行
商社業界ではDXが進行しており、特にサプライチェーンの効率化と最適化に重点が置かれています。
AIやIoTなどの最新技術を活用してサプライチェーン全体の可視化を図り、データに基づく意思決定を迅速化する取り組みが進められています。
これにより、商社は取引先との連携を強化し、物流や在庫管理の無駄を削減しています。
また、DX化は新たなビジネスにもつながっているのが特徴です。
デジタルプラットフォームを活用した取引システムの整備により、効率的かつ透明性の高い取引が可能になっています。
これにより、柔軟で効率的な商社ビジネスが実現しているのです。
商社業界の将来性のある分野
商社業界に将来性がないわけではないのですが、商社業界の中でも特に将来性があると考えられている分野は大きく分けて2つ存在します。
面接などで話を振られた場合、詳しく説明できるようにしておきましょう。
・エレクトロニクス・半導体
・医療機器
・環境・エネルギー
エレクトロニクス・半導体
エレクトロニクスや半導体は商社業界において将来性のある重要な分野の1つです。
これらの技術は現代の生活基盤を支える多くの製品に不可欠な要素であり、スマートフォンや家電、自動車、産業用機器など、様々な分野で活用されています。
特に、IoT、AI、5Gの普及に伴い、エレクトロニクスや半導体の需要はますます増加すると予測されています。
日本の企業には高度な技術力と信頼性の高いブランドを持ち、この分野で世界的な競争力を有しているものが多いです。
商社はこうした日本企業の製品を国内外の市場に流通させることで、グローバルな供給チェーンの中で重要な役割を果たしています。
エレクトロニクスや半導体分野の成長は、商社業界の将来を支える柱となるでしょう。
医療機器
医療機器は商社業界において将来性のあるもう1つの重要な分野です。
医療技術の進歩は人々の健康と長寿に大きく貢献しており、高齢化社会の進展や健康意識の高まりに伴い、医療機器の需要は増加しています。
特に日本をはじめとする先進国では、高度な医療機器や診断技術が普及しており、品質や信頼性に対するニーズが高まっています。
商社は医療機器メーカーと医療機関の間をつなぐ重要な役割を果たし、最新の医療技術を迅速に市場に届けることが仕事の1つです。
また、商社は国際的なネットワークを活用し、新興国市場への医療機器の導入を支援することで、地域の医療環境の向上に貢献しています。
商社は医療機関のパートナーとして医療システムの構築を支援しています。
医療機器分野の成長は商社業界にとって新たなビジネスチャンスを創出し、長期的な成長を支える重要な要素となるでしょう。
環境・エネルギー
環境・エネルギー分野は将来性のある重要な分野として注目されています。
世界全体で脱炭素社会の実現が急務となる中、再生可能エネルギーへの移行や新しいエネルギー技術の導入が求められています。
このような背景の中で、商社はその広範なネットワークと資本力を活かし、環境とエネルギーの両面で革新的な取り組みを進めています。
再生可能エネルギー分野では風力発電や太陽光発電を中心に、大規模なプロジェクトの開発や運営が進められています。
特に商社はエネルギー供給の安定化を目指してスマートグリッド技術を取り入れ、効率的なエネルギー管理を実現しているのが特徴的です。
また、グローバル規模で再生可能エネルギー施設を展開し、東南アジアやアフリカなどの新興市場においてエネルギー不足を解消するプロジェクトも推進しています。
商社業界の職種・仕事内容
続いて、商社業界の職種や仕事内容についても詳しく紹介します。
商社業界の職種は様々ありますが、代表的なものは以下の3つであると言えるでしょう。
ぜひ、それぞれの業務内容がどのようなものであるのかを参考にした上で、自分がどの職種を目指すのか考えてみてください。
・営業
・営業事務・貿易事務
・事業計画
営業
商社業界の営業職は、自社の製品やサービスを販売する従来の業務内容だけでなく、新しい事業を企画して作り出す能力も重要です。
顧客のニーズを把握し、それに応じた最適な商材やサービスを提案することで、顧客の課題を解決し、価値を提供するのが仕事といえます。
営業活動は商談の契約締結から始まり、その後の業務内容も多岐に渡ります。
商品の運搬手配や引き渡し、通関手続きなど取引を円滑に進めるための様々な手続きが含まれるのです。
また、営業職は顧客との関係構築が重要であり、長期的な信頼関係を築き、継続的な取引を実現しなければなりません。
商社の営業職は「単なる売買」だけでなく「事業そのもの」を創出し、顧客に対する付加価値を提供する役割を担っています。
また、国際的な取引が多いため、語学力や異文化理解、交渉力が求められることが多く、グローバルな視点でビジネスを展開する能力が必要です。
営業事務・貿易事務
営業事務は営業担当がスムーズに業務を進められるよう、事務作業を通じてサポートする仕事です。
契約書の作成や顧客データの管理、受注処理や請求書の発行、入金管理など、営業活動に必要な様々な事務処理を行うのが仕事です。
一方、貿易事務は国際取引を支える役割を担い、特に海外との交渉や受注業務などが主な仕事です。
貿易事務は通関手続きや貿易書類の作成、輸送スケジュールの調整などを行い、輸出入に関する専門知識も求められます。
外国の取引先と頻繁に連絡を取るため、語学力や異文化コミュニケーション能力も必要です。
いずれの職種も営業活動を支える裏方としての役割を果たし、商社のビジネスを円滑に進めるための基盤を提供していると言えるでしょう。
事業計画
事業計画は商社のビジネス戦略を立案し、新しい事業の立ち上げや投資先の選定を行う役割を担っています。
事業計画担当者は市場調査や分析を通じて新たなビジネスチャンスを発掘し、どのような事業を展開するべきかを考察します。
経済動向や業界トレンドを把握し、競合分析を行い、自社の強みを活かした事業戦略を構築するのです。
また、事業計画には具体的な収益モデルの策定やリスク評価、資金計画の立案なども含まれます。
このように、商社においての事業計画は企業の将来を左右する重要な業務であり、クリエイティブな発想や分析力、戦略的な思考が求められ、成長を支える重要な要素と言えるでしょう。
商社業界に向いている人の特徴
続いて、商社業界に向いている人の特徴についても詳しく紹介します。
以下の4つが当てはまる人は商社業界に向いている可能性が高いため、ぜひ就活を選択肢に含めてみてください。
一方で、1つも当てはまらない、もしくは1つ程度しか当てはまらないという方は、他の業界も選択肢に含めるか、就活が本格化するまでに1つでも多く当てはまるよう取り組んでみてください。
・マネジメント力がある人
・チャレンジ精神がある人
・忍耐力がある人
・チームで動ける人
マネジメント力がある人
マネジメント力がある人は商社業界にまさしく向いていると言えるでしょう。
商社の業務は多様な業界の経営者や従業員、政府関係者など、多くの人々と協力して進める必要があるからです。
様々な人々をまとめて共通の目標に向かってチームを導く必要があります。
また、商社は大規模なプロジェクトを扱うことも非常に多いため、組織全体を動かし、結果を出すためのリーダーシップも求められます。
プロジェクト管理や資源の配分、リスク管理などにわたるマネジメントスキルが重要なのです。
また、商社は国際的な環境で活動することも多いため、異文化理解や異文化コミュニケーション能力も求められます。
マネジメント力がある人は、このような複雑な環境でも効率的にチームを運営し、成果を上げることができるため、商社において求められているのです。
チャレンジ精神がある人
商社業界は非常に変化が激しいため、チャレンジ精神を持つ人が向いていると言えます。
商社は新しい市場やビジネスモデルに挑戦し、成長機会を見いだすことが求められます。
新興国市場への進出や革新的な技術を活用した新規事業の立ち上げなど、商社は常に新しい挑戦を続けています。
また、海外出張や駐在も多く、異なる文化や言語の中で業務を遂行する能力も必要です。
初めての環境や未知の状況に対して積極的に取り組む姿勢は、商社業界で活躍する上で不可欠と言えるでしょう。
また、商社は変化に柔軟に対応し、新しいアイデアやソリューションを提案することを求められます。
チャレンジ精神を持つ人は困難に直面しても前向きに対応し、成長する機会を逃さないため、活躍できる可能性が高いといえるでしょう。
忍耐力がある人
商社では柔軟な対応が求められる場面が多く、忍耐力がある人が向いています。
しばしば前例のない事業やプロジェクトを任され、無理難題とも言える要求に応えなければならないことが多いです。
複雑な国際取引や政治的な変動に対応しなければならない場合もあります。
短期間で結果を出すことが難しいため、長期的な視点で取り組む忍耐力が求められるのです。
問題解決に向けて継続的な努力を行い、プレッシャーに耐えながら冷静に状況を判断する能力が求められます。
忍耐力がある人は困難な状況に直面しても動じずに対処し、最善の結果を追求できるため、商社業界での業務を遂行する上で大きな強みとなるのです。
チームで動ける人
皆さん想像できる通り、商社は長期的なプロジェクトにチームで取り組むことが多いため、チームで動ける人が向いています。
商社の業務は複雑で多岐にわたるため、1人でプロジェクトを完遂することはほとんどありません。
したがって、チームメンバーと協力し、役割を果たすことが求められます。
チームでの成功を目指し、何に貢献できるかを常に考え、自分のスキルや知識を活かすことが重要です。
また、チーム内でのコミュニケーション能力なども求められます。
商社は国際的なプロジェクトを扱うことが多いため、多様な文化や背景を持つメンバーと協力する場面も多く、柔軟な対応力が求められます。
チームで働ける人は、組織全体の目標達成に向けて積極的に貢献し、商社の成功に寄与できるでしょう。
商社業界の魅力
続いて商社業界で働くことにおける魅力を3つ紹介します。
以下の魅力は他の業界にはなかなかない魅力であるため、ぜひ理解を深め、就活のモチベーションを高めてください。
また、商社業界の魅力について言語化できるようになれば、志望動機の質をさらに高めることもできます。
・規模の大きい事業を担当できる
・年収が高い
・グローバルなビジネスを経験できる
規模の大きい事業を担当できる
商社業界の大きな魅力として、規模の大きい事業を担当できることが挙げられます。
商社が扱う案件は何億、何兆円もの資金が動く非常に大規模なものであり、プロジェクトのスケールが非常に大きいことが特徴です。
エネルギー開発、インフラ整備、大規模な製造プロジェクトなど、社会全体に大きな影響を与える事業に関わることも多いです。
したがって、商社の社員は大きな責任を負うと同時に、達成感、やりがいを感じることができます。
また、社会貢献度の高い仕事をできることも大きな魅力です。
商社は多様な産業における課題を解決するためのプロジェクトを推進し、地域経済や社会の発展にも寄与しています。
したがって、社員は自分の仕事が社会にどのように影響を与えるかを実感することができ、長期的に意義のあるキャリアを築けるのです。
年収が高い
商社業界は給与水準が高いことで知られています。
総合商社の平均年収は約1319万円、専門商社は約726万円となっており、どちらも日本の平均年収を大きく上回っています。
商社のビジネスモデルがトレーディングや事業投資を通じて効率的に収益を上げることができ、日々のランニングコストが抑えられた運営をされているからです。
そのため、商社は利益を人件費として社員に還元できます。
商社は優秀な人材を確保し、能力を最大限に活かすことで成長を追求しています。
自分の生活水準を向上させ、経済的な安定を得ることを望む人には、まさしく向いている業界であると言えるでしょう。
グローバルなビジネスを経験できる
商社は国際的な取引やプロジェクトを多数手掛けており、海外で働く機会も豊富です。
商社の社員は海外出張や駐在を通じて、現地の従業員や他国から派遣されたスタッフと共同でプロジェクトを進めることができます。
異なる文化や価値観を持つ人々と協力しながら仕事を進めることができるため、国際的な仕事をしたいと考えている人には魅力的と言えるでしょう。
特に、英語が得意な方や異文化理解を深めたい方、刺激的な環境で働きたいと考えている方にとっては最高の環境であるため、ぜひ就活の選択肢に含めてみてください。
商社業界に行くためにすべきこと
続いて、商社業界で内定を獲得するためにはどのような対策をしなければならないのかについても紹介します。
以下の対策をしっかりと行っておけば、内定を得られる可能性が高まることでしょう。
・業界・企業研究をする
・インターンシップに参加する
・OB/OG訪問を行う
業界・企業研究をする
まず、内定を得るためには業界や企業に対する深い研究が必要です。
商社のビジネスモデルや事業内容は非常に多岐にわたるため、その全体を理解することは簡単ではありません。
資源開発、消費財、インフラ整備、ヘルスケアといった多角的な事業内容を正確に把握し、それぞれの分野で企業がどのような役割を果たしているのかを学ぶ必要があります。
業界研究を進める際には商社全体の特徴をつかむだけでなく、志望する企業の強みや事業戦略に特に注目することが大切です。
三菱商事が資源開発に強みを持っている一方で、伊藤忠商事は生活消費分野で高いプレゼンスを持っています。
このような企業ごとの違いを明確にすることで、自分の興味や価値観と企業の方向性が一致している点を面接でアピールできるようになるのです。
インターンシップに参加する
インターンシップに参加することも非常に重要です。
インターンシップでは商社の実際の業務を体験し、業界や企業の理解を深める機会を得られます。
また、企業側もインターンシップ参加者の中から優秀な人材を見極め、早期選考の対象とするケースが多いため、早い段階で就活を終わらせることも可能です。
参加する際には企業が求めるスキルや人物像を理解した上で、自分の強みをどのように活かせるかを具体的に考えることが重要です。
これは選考に通過するための対策として当然ですが、インターンシップ内で活躍するためにも必要です。
インターンシップで活躍すれば、前述のように早期選考に招待される可能性があるため、ぜひ企業と自分のマッチするポイントについてしっかりと調べておきましょう。
インターンシップについては以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
OB/OG訪問を行う
OB/OG訪問を行うことも非常におすすめの対策の1つです。
商社は非常に競争が激しい業界であり、内定を獲得するためには深い業界理解と企業理解が求められます。
したがって、実際に商社で働いている先輩社員の方々から具体的な話を聞くことで、他の就活生との差別化を図りましょう。
企業文化などを直接知ることで、自分の志望理由を深めることができます。
また、現場のリアルな声を聞くことで、自分のキャリアビジョンと企業が提供する機会が一致しているかを確認することも大切です。
訪問時には事前に質問を準備し、限られた時間を有効に活用しましょう。
OB/OG訪問については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
適職診断ツールを用いる
ここまで商社業界について詳しく紹介し、向いている人の特徴についても詳しく紹介しましたが、それでも自分が商社業界に向いているかどうか判断できない人も多いでしょう。
そこでおすすめなのは、適職診断ツールを用いることです。
こちらの適職診断ツールはいくつかの質問に答えるだけで、簡単にあなたが向いている職種や業界についての情報を提供してくれます。
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エージェントに相談しよう
就活において最も重要かつ抜本的な対策は、就活エージェントに相談することと言えるでしょう。
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ジョブコミットはおすすめ企業の紹介やグループディスカッション対策のサポートなども行っているため、ぜひ気になる方は以下のリンクから登録してみてください。
おわり
今回は商社業界について詳しく紹介しつつ、どのような魅力があるのか、またどのような人が向いているのかなどについて詳しく紹介しました。
就活においても競争が激しく、多くのライバルたちを蹴落とさなければ内定を得ることが難しい業界ではありますが、その分就職を果たした暁には高い年収とやりがいを得られる魅力的な業界です。
ぜひ本記事を読んで商社業界に興味が出た方は、魅力的な志望動機や自己PRを作成できるように取り組み、第一志望への内定を叶えてください。