【就活】自己分析で長所短所を見つけたい!魅力的な伝え方や具体的な方法を紹介!

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

はじめに

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就活生の皆さん、長所と短所についての把握と準備は万全でしょうか。

就活において自身の長所と短所を整理して、いつでも簡潔に、また効果的に伝えられるようにしておくことはとても大切です。

もし「自分の長所と短所がよくわからない」「探し方を知りたい」「面接でどうやって伝えたらいいの?」といったお悩みがある方は、ぜひこの記事を参考に、自分の長所と短所をうまく洗い出して、言語化できるようにしてみてください。

魅力的な伝え方も解説していきます。

この記事を読んでわかること

・長所・短所の見つけ方
・長所・短所をアピールする際の注意点
・魅力的な長所短所の伝え方
・長所・短所について話す際の文章構成

この記事をおすすめしたい人

・長所・短所の見つけ方を知りたい人
・自分の短所の言い換え方がわからない人
・長所・短所について話す際の文章構成を知りたい人
・魅力的な長所短所の伝え方を知りたい人

【長所・短所の見つけ方】就活で長所短所がよく問われる

就活における面接で聞かれる質問の一つに、「長所と短所」があります。

志望動機と同じぐらいの確率で聞かれる項目のため、必ず準備しておく必要があるでしょう。

面接だけではなく、エントリーシートの段階で長所と短所を記載するケースもあり、就活において長所と短所は切っても切り離せない要素と言えます。

特にベンチャー企業では離職率が高い傾向があることからも、応募者の性格や適性を深く見極めようとするため、長所と短所から内面を判断することもあるようです。

もちろんベンチャー企業に限った話ではありませんが、業界や職種を問わず、事前に自己分析をしっかり行い、自身の長所と短所を把握しておくことはとても大切です。

長所と短所を探すことは、就活における事前準備の第一歩と言えるかもしれません。

【長所・短所の見つけ方】就活で長所短所が聞かれる理由

そもそも企業はなぜ就活生に対して長所や短所を聞いてくるのでしょうか。

これには大きく分けて2つの理由があるので、しっかりと対策するためにもそれぞれ一緒に確認していきましょう。

自己理解ができているかを把握するため

企業は就活生に対して長所と短所を尋ねることで、自己理解ができているかを把握したいと考えています。

特に短所においては、「短所である」と認識できていなければ克服することができないので、客観的に把握し、短所とどう向き合っているのかなどを説明できると良いでしょう。

また、自分の長所を正確に把握し、それを効果的に伝える能力も、職場での成功に不可欠であると言えるからです。

自分の強みを理解しており、それを仕事にどのように活かせるかを説明できる就活生は企業の採用担当者に良い印象を与えることができます。

自己理解が深ければ深いほど、あなたが自己成長に向けて積極的な姿勢を持っていることを示せるので、将来的に組織に貢献できるポテンシャルを秘めているとみなされる可能性が高いです。

人柄が企業に合っているかを把握するため

ベンチャー企業に特に顕著な傾向ですが、人柄が企業に合っているかを確認するために長所へ短所を訪ねているという部分もあるでしょう。

長所と短所を聞くことで人柄を知ることができ、企業の風土や業務に適しているかどうかはある程度判断することができます。

人柄が企業に合っていると長く満足感を持って働いてくれますし、業務に対するモチベーションも高いと判断できます。

例えば、就活生がチームワークを長所として挙げる場合「協調性が高く、チームでの業務を好む傾向がある」と考えられます。

このように、長所と短所を尋ねることでどのような人物かどうかについても確認しています。

また、可能な限り企業に合った長所を述べてくることで、企業研究をしっかりと行っていることも伝わりモチベーションが高いかどうかについても確認することができるからです。

ベンチャー企業でもよく聞かれる

ベンチャー企業は少数で仕事を行うことがあるため、企業とマッチした長所や改善できる短所を持っている人を採用したいと考えます。

少数で仕事を行うことが多いため、周りとの関係性個性のマッチ度などのより重要になってきます。

【長所・短所の見つけ方】長所短所の探し方

あなたの長所短所はどんなところですかと聞かれた時、即答できる人はそれほど多くないのかもしれません。

日常生活で自分の長所短所を意識する瞬間はほとんどないからです。

面接で聞かれた時に、わかりやすく的確に回答できるよう、事前に準備しておくことが大切です。

長所短所の探し方として、「自己分析を行う」「自分の特徴を書き出す」「好きなこと、苦手なことを書き出す」「自分の頑張った経験を思い出す」「周りの人に聞いてみる」といった方法があります。

自己分析を行う

自己分析にはさまざまな目的がありますが、中でも大きな特徴の一つは自分自身を知り、理解を深めることです。

長所と短所は自分自身の性格を表した特徴的な部分であり、その良い面と悪い面を知ることは自己分析の第一歩と言えるでしょう。

しかし、自己分析で長所と短所を見つけるといっても、何から始めて良いのかわからず、初手から立ち止まってしまう人が多いのも事実です。

効率良く自己分析を行うためにはいくつかのポイントがありますので、一つずつ解説していきます。

自分の特徴を書き出す

まずは自分がどんな性格で、どのような特徴があるのかを書き出してみましょう。

熱しやすく冷めやすい、休みの日は家にいることが多い、メニューを注文する時に時間がかかる、多趣味など、自分自身を俯瞰的にさまざまな角度から見て、できるだけ多く洗い出してみることがポイントです。

書き出す時に文章にする必要はありません。

箇条書きでも良いので、まずは数多くピックアップしていくことが大切です。

ピックアップできたら、それぞれ良い面、悪い面に分けると、自分の特徴が整理しやすくなるでしょう。

整理した特徴を見返してみると、自分はこんな人間だったんだということを改めて知るきっかけにもなり、新鮮な気持ちで自己分析に向き合えることになります。

好きなこと、苦手なことを書き出す

次に、自分の好きなこと、苦手なことを書き出してみましょう。

あなたが普段何気なく、無意識に行っていることはありませんか?

自分では当たり前と思っていることでも、ほかの人から見れば十分長所になり得るということはよくあります。

たとえば、毎日欠かさず掃除をしている、食事は主に自炊でオリジナルレシピも数多くあるといった事例は、自己PRとしての長所を構築するには十分な素材となります。

同時に、苦手なこともできるだけ書き出してみましょう。

苦手なこと、やりたくないこと、普段積極的に行わないことからは短所が導き出せます。

ただ、苦手なことはあなたから見れば単なる短所かもしれませんが、先にも述べたように、短所は捉え方によっては長所にもなります。

自分の頑張った経験を思い出す

さらに、自分の経験を振り返ってみることも重要です。

過去に頑張ったことや特に印象的で特徴的な経験が誰しもあるはずです。

その経験から自分は何を感じ、どのように対応したのかを思い出してみましょう。

その経験で成功したのか失敗したのかは関係なく、そこから何を学んだのかということが大切なのです。

また、成功、失敗にかかわらず、その結果に至るまでのプロセスや取り組み方、考え方なども、経験から長所短所を導き出す大きなヒントになることがあります。

過去の経験を一つの事象としてだけ捉えるのではなく、「なぜそうなったか」、「その経験を通じて現在に活かされていること」などもあわせて考えていくことが、経験を思い出す時のポイントです。

モチベーショングラフを作る

モチベーショングラフは、時間を横軸にモチベーションの高低を横軸にしたグラフで、自己分析を深める助けになります。

転機になった出来事や経験を時間軸に沿って書き、その時の感情や思考を詳細に書き加えます。

これでどのような状況だとモチベーションが高まり、どんな状況でモチベーションが下がるのかが、明確になり視覚的に理解できます。

俯瞰して見ることで、行動パターンや状況判断に関する傾向や良いパフォーマンスを発揮できる状況や問題が生じやすい状況の理解も深まるでしょう。

さらに、グラフの山と谷のときの感情や思考をより深く分析することで、何に価値を感じているのか明確になり、長所や短所を知る手助けになります。

自分史を作る

自分史とは、自分の半生を時系列に沿って整理・記録する方法です。

幼少期から現在までの年代に区切り、出来事や経験、学んだこと、打ち込んだことを些細なことでも書き留めます。

そして、その時どう感じたかやなぜそうしたのかなど喜怒哀楽を書き込みましょう。

それを俯瞰して共通点を探すと、自分の行動パターンや価値観を理解しやすくなります。

つまり、過去から現在まで積極的に取り組んだことが得意であり長所である一方、できるだけ避けてきたことが苦手であり短所であると言えるのです。

また、複数ある得意や苦手から共通点を見出すことや、苦手を克服した経験から、これまで気が付かなかった長所や短所にも気付けるでしょう。

マインドマップを作る

マインドマップは、頭の中の思考を可視化し、アイデアや情報を蜘蛛の巣のように整理し見える化する方法です。

過去の出来事よりも、思想や感じたことを重視するアプローチが特徴で、記憶の整理や発想を深めたい人に適した効果的な方法です。

さらに、時系列にこだわらずに思いつくことを自由に書き出すことで、情報が網羅される特徴もあります。

まず、中心に自分を配置し、得意なことや苦手なこと、学生時代に力を入れたことなどから枝分かれさせて書き始めます。

そして、書き出した項目に対して理由を回答を続けることで発想を広げていきます。

十分に深掘りしたら、質問に行き詰まった内容から共通点を見つけることで、長所や短所が理解できます。

自己診断ツールを利用する

手軽に詳しく自分の長所や短所を知る手段として、自己診断ツールがあります。

自己分析ツールの名前で出てくることもありますが、どちらも同じように、自分への理解を深める際に活用できるツールです。

いくつかの質問に答えていくだけで、性格や特徴、物事の考え方などを知れます。

長所や短所以外の自己分析も同時にできるので、就活をするうえで利用しない手はない便利なツールです。

客観的な視点から長所や短所を診断してくれるので、多方面から自分自身を見つめ直して、自己理解がより深まるでしょう。

たくさんのツールが出ているので、どれを使えばいいのか悩むかもしれませんが、一つに絞る必要はありません

複数のツールを利用することで、より精度の高い結果を得られるので、いくつか試してみることをおすすめします。

家族や友人に聞いてみる

長所短所を探す方法の最後は、周りの人に聞いてみるということです。

どれだけ客観的に、俯瞰的に自分のことを見ても、自分で自分を分析するということには限界があります。

自分では常識で当たり前のことだと思っていても、他人から見れば常識ではないということはよくあるからです。

意見は、両親や兄弟、親戚などの身内だけではなく、より客観的な視点として、友人や先輩後輩、また、アルバイト先の店長さんや同期スタッフなど、さまざまな年齢や立場の人に聞いてみるのが良いでしょう。

自己分析にプラスして他己分析を取り入れるメリットはとても大きいと言えます。

自分では知り得なかった自分に気付くことができるとても大きなきっかけにもなりますので、ぜひ周りの人の意見を聞いてみることをおすすめします。

キャリアアドバイザーに相談する

長所や短所を発見し、自分自身を深く理解するためには、専門家を頼るのも一つの手です。

プロのキャリアアドバイザーなら、豊富な知識と経験から長所と短所を的確に見抜き、わかりやすく解説してくれます。

面接での活かし方やエピソードとの結びつけ方なども、個人に合わせたものを一緒に考えてくれるので、身になっていくのが実感できます。

また、長所や短所に限らず、就活において有益な情報も得られるのが、キャリアアドバイザーに頼ることのメリットです。

具体的な情報を得るばかりではなく、就活中に抱いた不安にもプロの視点から向き合い、寄り添ってくれるので、メンタル面での安定にも役立つかもしれません。

自分自身の力で長所や短所を見つけ、理解を深めることに限界を感じたら、就活のプロの力を借りてみましょう。

【長所・短所の見つけ方】企業が求める長所

企業が求める長所は、どのようなものがあるのでしょうか。

ここではランキング形式に分けて、企業が求める長所を解説します。

1位:コミュニケーション能力

企業が求める長所で最も重要視されているのはコミュニケーション能力と言えるでしょう。コミュニケーション能力は社会人として働くにあたって必須のスキルです。

組織やチームの一員として同僚や取引先などの社外の人々と仕事をしていくのが社会人です。

業務を円滑に進める上でもコミュニケーション能力は必須であり、長所としてアピールするのは非常に効果的と言えるでしょう。

2位:主体性

主体性も多くの企業が求めている能力なので、積極的にアピールしたいところです。

主体性を持って働くということは、仕事への意欲や業務に対する興味の高さがあるということになります。

自分だけでなく、周りも活性化させて社会に会社に貢献していくため主体性の高さが求められています。

多くの就活生が長所としてアピールするので差別化は大変かもしれませんが、積極的にアピールしたいポイントの一つです。

3位:協調性

コミュニケーション能力と少し似ている部分もありますが、協調性をアピールするのも非常に有効な方法の一つであると言えるでしょう。

多くの人と常に関わりながら仕事するのが社会人です。

よって協調性が必須と言えますし、積極的にアピールしていきたい特徴の一つです。

これまでサークルや部活などに取り組んだことがある人は、その経験を交えながら説明できると良いでしょう。

4位:行動力

行動力も多くの企業が求める能力の一つです。

こちらは2位の「主体性」と似ている部分がありますが、行動力という言い方をするのも悪い選択肢ではありません。

多くの企業は積極的に行動し、業務に取り組む人材を採用したいと考えています。

よって、行動力を長所としてアピールするのは選択肢の一つと言えるでしょう。

5位:忍耐力・継続力

忍耐力や継続力を持っている人材も、多くの企業が求めているので、自信のある人は積極的にアピールしても良いでしょう。

大変な仕事であったとしても最後までやり抜く忍耐力や経済力のある人材は多くの企業が是非とも採用したいと考えています。

これまで忍耐力や継続力を発揮して何かを成し遂げた経験がある人は積極的にアピールしたいところです。

6位:誠実さ

誠実さをアピールするのも、多くの企業に良い印象を与えられることでしょう。

仕事をする上では信頼を得ることは非常に重要です。

特に営業職などにおいては必須のスキルと言えるでしょう。

同僚や取引先などから信頼を得られる誠実さを備えている学生は強く求められるので、自分の誠実さに自信のある人は積極的にアピールしていきましょう。

7位:向上心

向上心は職種にもよりますが、特にベンチャー企業などにおいて強く求められる能力なので積極的にアピールしていきたいところです。

特に最近の社会人というものは常に向上心を持って業務に取り組み、スキルや人としての成長を目指していかなければならないからです。

よって、向上心を持って自己研鑽を行える人物であるということを話せれば良いでしょう。

8位:ストレス耐性

ストレス耐性も特に現代においては非常に重要視される長所の一つです。

どの業界・職種においてもある程度のストレス耐性は必須であるとされています。

特にIT業界などはストレス体制の強度が重視される傾向にあると言えるでしょう。

最近はストレス耐性が無く、すぐに仕事を辞めてしまう人も多いので、長く働いてくれるかどうか心配している人も多いです。

ぜひストレス耐性をアピールするようにしましょう。

9位:熱意

仕事に対する熱意は、どの企業も重要視しているポイントの一つです。

ただ退勤の時間まで「早く時間が過ぎろ」と思っているのではなく、熱意を持って業務に取り組める人材こそ、企業が求めている、社会人としてのあるべき姿です。

「仕事に熱意を持って取り組んでくれる」と感じられる就活生は高評価を得やすい傾向にあります。

10位:論理的思考力

論理的な思考力も多くの仕事において必要とされています。

さまざまな業務に対して、どのようにこなしていくか、自分はどのような仕事がしたいのかなどについて述べるようにしましょう。

論理的にわかりやすく人に伝える能力のある学生は、就活してからもその論理的思考力を活かして業務の改善や改善などを行う傾向にあります。

よって、またこの長所をアピールする際はロジカルに説明できるとなお良いでしょう。

長所・短所言い換え一覧

・心配性↔︎責任感が強い
・優柔不断↔︎配慮ができる
・マイペース↔︎おおらか
・緊張に弱い↔︎準備を怠らない
・せっかち↔︎仕事が早い
・頑固↔︎仕事を確実にこなす
・視野が狭い↔︎集中力が高い
・計画性が無い↔︎対応力がある
・内気↔︎思慮深い
・短期↔︎決断が早い
・飽きっぽい↔︎好奇心旺盛
・マイナス思考↔︎リスク管理能力
・おせっかい↔︎思いやりがある
・面倒くさがり↔︎合理的
・協調性がない↔︎主体性がある
・負けず嫌い↔︎向上心がある
・意志が弱い↔︎他人の立場になって考えられる
・繊細↔︎感受性が強い、気遣いができる
・主張が強い↔︎自分の哲学を持っている
・プライドが高い↔︎仕事に責任を持つ
・ケチ↔︎予算管理が得意
・こだわりが強い↔︎信念がある
・自分勝手↔︎意志が強い
・人の話を聞かない↔︎信念がある
・無口↔︎感情をコントロールできる
・空気が読めない↔︎自信がある
・主体性がない↔︎協調性がある
・大雑把↔︎仕事が早い
・単純↔︎素直
・生意気↔︎芯が強い
・他人に厳しい↔︎責任感が強い
・鈍感↔︎動じない
・完璧主義↔︎質の高い仕事ができる
・冷たい↔︎周囲に流されない
・すぐに悩む↔︎相手目線で考えられる
・八方美人↔︎誰にでも優しい
・口下手↔︎聞き上手
・周囲の影響を受けやすい↔︎感受性豊か
・真面目すぎる↔︎仕事が丁寧
・理屈っぽい↔︎論理的
・ミーハー↔︎流行に敏感
・凝り性↔︎妥協しない
・楽観的↔︎挑戦できる
・注意力がない↔︎マルチタスクができる
・不器用↔︎真面目
・仕切りたがり↔︎リーダーシップがある
・没頭しすぎる↔︎責任感、集中力がある
・融通が効かない↔︎最後までやり遂げる
・計画が苦手↔︎柔軟性がある
・競争心が強すぎる↔︎結果にこだわる

【長所・短所の見つけ方】長所・短所を伝える構成

次は、面接やESで長所や短所を聞かれたときの答え方を見てみましょう。

どちらの質問でも、基本的な文章構成は同じで、結論、エピソード、どう活かすかの三つです。

それぞれの枠に当てはまる内容を考え、前から一つずつ埋めていくことで作っていきます。

エピソードを織り交ぜながらの回答になるので、ついつい長く語ってしまいがちですが、しっかりと文章構成を意識することが大切です。

自分を採用することで得られるメリットを伝えるように意識すると、好印象につながる文章になります。

採用担当者にわかりやすく長所や短所を伝えつつ、効率的なアピールにもつながる文章の構成なので、余計なものを加えたり、順序を入れ替えたりしないように考えていきましょう。

自分の長所

まずは、自分の長所が何か、結論を簡潔に話します。

結論から入るのは、ビジネスにおいても通用するわかりやすい話し方の一つです。

長所・短所に限らず、常に意識しておけるといいでしょう。

ここでは、回りくどい表現は避けるのがコツです。

自分の長所は何か、はじめにズバリと言うことで、聞き手にとってこのあとに話す内容が入ってきやすくなるためです。

わかりやすい言葉で、自分の強みをストレートに伝えましょう。

気恥ずかしく感じる人もいるかもしれませんが、自分の良いところを採用担当者に知ってもらうことは、内定獲得において絶対に外せないポイントです。

どんな言葉で自分の長所を語るのか、事前にしっかりと備えておき、自信を持って話せるようにしましょう。

具体的なエピソード

続いて、自分の長所が感じられたエピソードや、長所を活かして困難を乗り越えた経験などを話します。

すでに自分史を作成している場合、エピソードがすぐに見つかるかもしれませんが、なかなか思いつかなくても焦ることはありません。

じっくりと自分の過去を振り返り、自分の良さが伝わるエピソードを見つけましょう。

面接官からよく思われたいからと、話を盛ってしまったり、架空のエピソードを作り上げたりするのは禁物です。

ささいなことでも、長所を感じられたエピソードに誇りを持って、堂々と話すことが大切です。

また、自分の良さを伝えようと長々話してしまうことも、避けなけれなりません。

要点を押さえて起承転結を意識し、しっかり説明できるよう文章を作りましょう。

どう活かせるか

その長所を活かすことで、入社後にどんなパフォーマンスを発揮し、会社に貢献できるのかを最後に述べます。

長所を活かすことで、こんな風に御社へ貢献できるという熱意を伝えることが大切です。

この部分が、採用担当者がもっとも知りたいポイントと言っても過言ではありません。

業界研究や企業研究の結果と合わせて、長所の活かし方を検討しましょう。

長所を活かせる場面を具体的に説明することで、話に説得力を持たせられます。

自分を採用することによるメリットを、はっきりとアピールできる質問は多くないので、ここで思う存分アピールするのがおすすめです。

入社後の自分の活躍ぶりを想像して、長所を活かす場面の説明をわかりやすく、現実的な話にしていきましょう。

自分の短所

長所と同じように、まずは自分の短所をはっきりと簡潔に伝えることが大切です。

短所は言葉の通りネガティブな部分なので、採用面接において、あまり自ら話したい内容ではないかもしれません。

しかし、人間誰しも短所を持っており、そのことを受け入れてしっかりと向き合っている人は、これからどんどん成長していく人です。

逆に、短所と向き合うことから逃げていたり、開き直ってしまっていたりする人は、好印象にはつながらないでしょう。

採用担当者もそういう認識を持っているので、短所だからこそ自信を持って、しっかりとわかりやすく話すことが大切です。

恐れずに自分の短所をしっかりと見つめて、向き合っていく姿勢を整えられるのは、就活生の今だけです。

具体的なエピソード

自分の短所について伝えるためにも、長所と同様に具体的なエピソードを用意しておくと、説得力が増すでしょう。

過去に、自分の短所が原因で失敗した経験や苦労したことがあるなら、ここで活かせます。

ここでは、話が膨らみすぎないよう気をつけながらも、詳しく説明することが大切です。

自分の短所とじっくり向き合うことは、誰もが避けたい行動であり、精神的にも辛いことでしょう。

しかし、そんな短所についてはっきりと説明できるのは、短所に対して真っ直ぐに向き合っている証拠です。

それだけ自分を客観視して、自分の弱い部分と向き合える強さを持っているというアピールにもなります。

さらっと済ませてはもったいないので、大変な作業ですが、具体的なエピソードを思い出してみましょう。

短所の改善に向けた取り組み

自分の短所について説明をしたら、今はどう向き合っている最中なのか、今後はどのように改善していきたいのかを伝えます。

採用担当者が短所を聞くもっとも大きな理由はここです。

具体的な短所やそれに関するエピソードを先に話すのは、短所の改善に向けた取り組みを説明するための準備とも言えます。

ここでは、できる限りポジティブな印象を残すためにも、努力していることをしっかりと伝えましょう。

もしすでに少しでも結果が出ているのであれば、そのことを言い添えてください。

自分の嫌な部分と向き合って努力できる人は、仕事において課題にぶつかってもしっかりと向き合い、解決できる力を持つ人だという印象につながります。

短所を、長所として言い換えるのも技です。

ポジティブなイメージを伝えられるよう、自分なりの努力を言葉にしていきましょう。

【長所・短所の見つけ方】魅力的な長所短所の伝え方

一貫性のある長所と短所が見つかってもそこはゴールではありません。

伝え方がまずいと、せっかくのアピールポイントが台無しになってしまうどころか、逆にマイナスのイメージを持たれてしまう可能性もあります。

自己分析は長所短所を見つけて終わりではありません。

いかに効果的に伝えられるかという伝え方までを習得して初めて意味があると言えるでしょう。

魅力的に長所短所を伝える方法がありますので、一つずつ解説していきます。

自信を持って話す

まずは自信を持って話すということです。

人は話し方で印象が大きく変わると言われています。

内容はもちろん大事ですが、声のトーンや抑揚、はっきり聞き取りやすい発音など、「話し方」が相手に与える印象というのは思った以上に大きな要素であることは意外と知られていません。

特に長所については自信を持って、堂々とハキハキ話しましょう。

長所なのに低いトーンで抑揚もなく、自信なさげに話してしまうと、せっかくの長所の良さが活かされません。

本当に長所と思っているのかさえ疑われてしまえば本末転倒です。

「話し方」については長所に限らず、面接全般にわたってケアしておかなければならないポイントですので、録画して客観的に確認してみたり、親しい人に疑似面接をお願いしてみたりすると良いかもしれません。

具体的なエピソードを交える

次に、具体的なエピソードを交えることがとても効果的です。

「私の長所はこういう点です」と端的に長所を伝えるのではなく、その長所をどういった点に活かしているのか、またどんな場面で自身の個性として発揮したのかという具体的な事例があれば説得力が増します。

最後に結論があればより興味を惹くこともできるでしょう。

具体的には「積極的な性格」という長所に、「今までになかった大学のサークルを新たに立ち上げた」、「地方経済の研究課題において、実際に地方の商店街を訪問した」といったエピソードを付け加えるといった具合です。

なお、ベンチャー企業やスタートアップ企業は「なぜ」「どうして」という深掘りの質問も多く見受けられるので、あらかじめエピソードを準備しておくと、慌てずに対応することができます。

他称も交える

さらに、他称を交えるということも意識しておきましょう。

自己PRというものは主観的な面が大きく、どうしても一方向に物事を捉えてしまいがちになります。

「自分はこう思う」、「自分としては」といった自称ではなく、親や友人、恩師からこんなことを言われたといった他称も交えて話すことで、客観的な要素が追加されるのでより説得力が増すことにつながります。

他称も交えて話すもう1つのメリットは、自己分析だけではなく、他己分析もできているということを暗に示すことができる点です。

他人からの評価を素直に受け止め、多面的に自分を評価できているということもPRできるので、他称を交えて長所短所を述べるのは非常に有効的です。

もし自己分析しかできていない場合は、改めて周りの人に評価を聞いてみることをおすすめします。

短所の改善の仕方、活かし方を伝える

魅力的な長所短所の伝え方の最後は、短所の改善の仕方、活かし方を伝えるということです。

「ポジティブ思考」と「楽観的」という長所短所を例にとってみましょう。

「私は常にポジティブ思考であまりくよくよすることがありません。

半面、楽観的な部分があり、よく下調べや準備をすることなく新しいことを始めてしまって失敗してしまうことがあります。

前向きな姿勢は自分の良さと認識しているので、消極的になるということでなく、物事を始める前にきちんとリサーチしてしかるべきプロセスを踏む、ということを意識したいと思っています。」

このように、短所を長所につなげ改善の仕方もあわせて述べることで、短所を伝えているのに、結局長所としてうまく自己PRができるということになるのです。

【長所・短所の見つけ方】長所短所を見つけるうえでの注意点

長所短所を見つけるうえでの注意点があります。

探し方のポイントを意識して、自分の長所と短所がある程度把握できたとしましょう。

しかし、それだけではまだ不十分です。

短所をそのまま使ってしまったり、長所と短所に一貫性がなかったり、また伝え方が悪いと、逆にマイナスのイメージを持たれてしまうことがあるかもしれません。

注意点を十分理解し、より効果的に自分の長所と短所を見つけて自己PRできるようにしておきましょう。

明らかな短所は使わない

明らかな短所をそのまま使うのはやめましょう。

「物事に対して執着心がない」「遅刻する癖がある」「その場しのぎで根拠のないことをいってしまう」といった特徴はまさに短所を端的に捉えていると言えますが、これをストレートに言うのはあまりにも正直すぎます。

短所を理解し、把握しておくのはとても大切なことです。

しかし、短所をうまく伝えるには、長所につなげることを忘れてはいけません。

たとえば、「物事に対して執着心がないところはありますが、視野が広く、どんなことにでもチャレンジしたいという意識が常にあります」といったように、短所を長所につなげることができれば、ただ悪い印象を与えてしまうといったことは避けられます。

長所と表裏一体である短所をうまく使いこなしていきましょう。

長所と短所に一貫性を持たせる

長所と短所に一貫性を持たせることも重要です。

たとえば、「長所として友人も多く内面的に明るい性格ですが、短所としては1人の時間が好きで、家で考え事にふけってふさぎこんでしまうことがよくある」といったように、まるで反対のことを書いてしまうと説得力がなくなってしまいます。

長所と短所のアピールは主にセットで評価されるため、長所だけ、短所だけではなく、一対のものとして考える必要があります。

もう少し掘り下げてみると、たとえば「几帳面」という長所を提示した場合、反対の短所は「神経質」「融通が利かない」といったものでしょう。

これを「適当」「おおざっぱ」といった几帳面に反する短所にしてしまうと、それぞれが矛盾し、信憑性がなくなってしまうのです。

長所と短所の一貫性は特に意識する必要があります。

【長所・短所の見つけ方】エージェントに相談しよう

就活で困ったことがあれば、就活エージェントに相談してみることと良いでしょう。

就活に関して総合的にアドバイスをしてくれるだけでなく、就活に関する不安や疑問を話すことにより解決することができます。

それに加えてES添削や本番を意識することができる模擬面接をしてもらうことができます。

まとめ

長所と短所は面接でも問われることが多い、就活における最頻出項目の一つです。

長所が秀でているだけではなかなか評価されないことも多く、短所と絡めた一貫性のあるアピールが大切になります。

長所は具体的なエピソード、短所はいかにマイナスの印象をプラスに変えられるかが重要です。

これまでにお伝えした長所短所の見つけ方、注意点、魅力的な伝え方のポイントを押さえ、万全の状態で就活が行えるよう、しっかり準備していきましょう。

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