はじめに
就活を有利に進めたい方にとって、インターンシップへの参加は、見逃せないイベントです。
しかし、インターンについてまだよく知らない、応募の仕方がわからないなどの理由からインターン参加を迷っている方もいるのではないでしょうか。
今回は、数あるインターンシップの種類から、就活において最もメリットになると言われる、長期インターンについて紹介していきます。
参加するうえで、おすすめの企業も掲載しておりますので参考にしてみてください。
【長期インターンおすすめ】長期インターンとは
インターンにはいくつか種類があり、1日だけのものや1週間程度の短期のものなど、その期間はさまざまです。
長期インターンは、長期間(1ヶ月以上)かけて行うインターンです。
一般的には有給の場合が多く、就活生だけではなく、大学1年生や2年生も採用します。
1ヶ月以上、長いものは半年以上をかけて、継続的に働くことにより、実務経験を積めるのが大きなメリットです。
ビジネススキルも学べるため、参加して損はありません。
本格的に就活が始まった際、ESに書く内容としても十分な経験となるでしょう。
【長期インターンおすすめ】長期インターンを行うおすすめ企業10選
ここからは、実際にどのような企業が長期インターンを行っているのか紹介していきます。
まだ具体的に志望している企業がない場合は、この中から選んでみるのも良いでしょう。
もし志望する業界や企業がある場合は、その会社の募集を見てみましょう。
長期インターンは、Web関連のビジネスをしている企業やベンチャー企業、スタートアップ企業が開催している場合が多いです。
自分の得意分野や強みを活かせそうな企業を選ぶことも重要です。
株式会社サイバーエージェント
サイバーエージェントは、インターネット、メディア、ゲームなどさまざまなWeb事業を行っている企業です。
株式会社AbemaTVや株式会社Cygamesなどを関連会社に持ち、現在のデジタル文化の一端を担っています。
採用活動も積極的に行っており、インターン以外にもさまざまなイベントを開催しているのも特徴です。
募集職種は年度によって異なりますが、基本的に種類が多く、文系理系など問わず、さまざまな人材を募集しています。
インターンシップが職種ごとに用意されているので、応募する際は自分の希望や能力にあったものを選びましょう。
株式会社サイバーエージェントが気になる方は、こちらもご覧ください。
https://www.cyberagent.co.jp/
株式会社メルカリ
株式会社メルカリはフリマアプリ「メルカリ」の企画、開発、運用を手掛ける企業です。
候補者の能力や資質と受け入れ先のチームの状況に応じてインターン期間が設定され、配属されると実際のアプリ開発などに取り組むことになります。
正社員と同様の環境で、実際のソフトウェア開発に携われる点は非常に大きなメリットです。
ただし、即戦力となる理系エンジニアの募集が中心のため、技術や知識が及ばないとインターン参加も難しいかもしれません。
株式会社メルカリが気になる方は、こちらもご覧ください。
https://about.mercari.com/
freee株式会社
freee株式会社は会計ソフト「freee」などを提供している企業です。
会計ソフトの開発・提供だけに留まらず、個人事業や中小企業などの経営をサポートする「統合型経営プラットフォーム」の提供をビジョンに掲げています。
特筆すべきは、エンジニア未経験者向けのインターンがある点です。
実務経験1年未満の方でも、本気でエンジニアとして働きたい、という強い意志があれば、エンジニアインターンに参加できます。
もちろん経験者向けインターンやほかの職種の募集もあるので、気になる方は採用ページを見てみましょう。
freee株式会社が気になる方は、こちらもご覧ください。
https://corp.freee.co.jp/
株式会社ステップハウス
株式会社ステップハウスは、住宅リフォームや太陽光発電など、住宅設備関連機器の販売、設計、施工を行っている会社です。
受け入れ職種は営業のみですが、待遇が手厚い点が魅力です。
「学生が営業力を身につける日本一の環境を創る」をビジョンとしており、営業職の育成プログラムなどを半年間無料で受講することができます。
有給かつ別途インセンティブの支払いもあるため、給料をもらいながら研修と実践両方から営業技術を学べるのは、メリットとして大きいでしょう。
株式会社ステップハウスが気になる方は、こちらもご覧ください。
https://step-house.co.jp/co/
株式会社クイック
株式会社クイックは「関わった人すべてをハッピーに」を経営理念に掲げ、人と企業を結ぶ人材採用支援を中核とした「人材事業」を推進しています。
募集職種も多く、事業部別採用、選考を行っているのが特徴です。
事業部は主に2つあり、人材紹介とリクルーティングに分かれています。
専門職の応募もあり、自分の特色を活かせるものを選べます。
人材事業に関わることは、ほぼ網羅しているような事業内容のため、人材業界に興味のある方はおすすめです。
株式会社クイックが気になる方は、こちらもご覧ください。
https://919.jp/
株式会社DRAFT
株式会社DRAFTはライフライン商材を取り扱う企業です。
実際に商材を売るというよりも、顧客の生活のために、固定費見直しといった最適な電気料金のプランなどを提案することが目的です。
キーエンス出身の代表をはじめ、優秀な社員の下で実務経験を積むことができます。
営業力だけでなく、企画立案など、さまざまなビジネススキルを身につけられるのは嬉しいポイントです。
フルコミッション制により、学生であっても月に50万円以上稼ぐことが可能とのことなので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
株式会社DRAFTが気になる方は、こちらもご覧ください。
https://draft-sales.co.jp/
学校法人角川ドワンゴ学園
学校法人角川ドワンゴ学園は、ニコニコ動画等を提供するIT企業ドワンゴと、設立70年を迎えた大手出版社KADOKAWAが、インターネットと通信制高校の制度を活用して創立された、「未来のネットの学校」です。
多くのインターン生を募集しており、TA(ティーチングアシスタント)として学園に通う生徒への授業運営やサポート業務に携われます。
全国のキャンパスでインターンが開催されるため、地方にいても参加しやすいのも特徴です。
インターン中であれば最先端のITツールが使い放題であることやビジネス現場でのICTツールに触れる機会も充実しています。
学校法人角川ドワンゴ学園が気になる方は、こちらもご覧ください。
https://www.wantedly.com/companies/nnn
【長期インターンおすすめ】長期インターンのおすすめ業界
ここからは、長期インターンでおすすめする業界について紹介していきます。
折角長い期間をインターン生として過ごすのであれば、自分にとって有用な体験にしたいものです。
アルバイト以上に実践で学ぶ機会を得られるインターンなら、期間中に何かしらのスキルが身につくはずです。
業界によって学べるスキルが異なるため、自分が興味のある分野、または志望している業界、職種を選んで応募しましょう。
ここでは人気の業界3つに絞って解説していきます。
IT業界
IT業界は、広告運用やメディア運営といった組織的な運営事業やSNSマーケティングなど、活かせる場面が多いスキルを実践で学べます。
デジタルネイティブと呼ばれる若い世代は、Web関連の能力を求められることも多くあります。
将来的にキャリアアップなどを考え転職を検討するといった際にも、実務経験1年以上として経歴にできる場合もあるので、インターン人気も高い業界です。
また、エンジニア職は常に募集がある状態のため、技術を持っている方は即戦力の可能性があります。
学生人気の高い業界のため、インターン選考の通過難易度は少し高めです。
不動産業界
営業職の募集がほとんどであり、インターン採用数も比較的多い傾向があります。
とはいえ人気の業界なので、有名企業の場合、志望者は多く倍率は高めです。
給与体系が、成果報酬制や歩合制の場合が多いため、活躍すればするほど稼げるというのが特徴です。
実際の正社員よりも稼ぎのある学生は、この業界では珍しくありません。
また、営業力はビジネススキルとして必須といっても過言ではないものです。
社会人になっても役に立つので、経験しておいて損はないでしょう。
人材業界
人と関わる仕事のため、相手のニーズや悩みを聞き出すヒアリング力や課題解決スキルが身に付きます。
コミュニケーション力を養うには非常に良い業界です。
しかし、インターンで実践的な業務を行う場合、すでにある程度のコミュニケーション能力がないと業務を辛いと感じてしまうかもしれません。
また、1対1の個人との対話スキルのほかに、対企業の場合の調整能力、対応力を育てることもできます。
自分の対人スキルをさらに向上させたいという方におすすめできる業界です。
【長期インターンおすすめ】長期インターンのおすすめ職種
今度は、長期インターンでおすすめする職種を説明していきます。
業界によっては募集される職種が限定されるものもありますが、多くの場合、企業の中にさまざまな部署があり、複数の職種の方が働いています。
自分がやりたいこと、興味があることが具体的に決まっている場合はこの中から応募するインターンの職種を選ぶと良いでしょう。
磨かれるスキルも異なってくるため、今まで紹介した企業や業界などを踏まえて、自分が「これだ」と思うものを見つけてください。
営業職
営業職はビジネスにおけるさまざまなスキルを内包した職種です。
顧客に商材を購入してもらえるようプレゼンするのが大まかな仕事の内容です。
その中身は、営業リストの作成や、電話による営業先とのアポイント調整、新規営業、既存顧客のフォローなど多岐にわたります。
こうした営業の仕事をインターンで実践します。
また、営業のインターンでは、クライアントのサポートや営業先での商談なども実際に行います。
社会人としての基礎的なスキルを実践的に学ぶことができるため、就活、その後の社会人生活でも非常に有利な経験です。
企画職
新規事業の戦略を立案したり、既存ビジネスの改善案を作成したり、さまざまなものがあります。
これは企業の事業内容によって変わりますが、企画立案能力は確実にこの職種に求められるスキルです。
インターン生の提案が実際に採用される可能性もあります。
また、企業によっては、インターン生たちで一からプロジェクトを立ち上げ、運営していく場合もあります。
その場合、正社員とまったく同じフローで仕事を体験できるため、ほかの学生に比べ経験値もスキルもグッと上がるでしょう。
エンジニア職
エンジニア職は、インターン生であっても、ある程度のスキルを持っている前提の募集があります。
常に人員不足というイメージもありますが、その分ある程度の知識があれば即戦力として活躍できるかもしれません。
プログラミング言語を用いて、既存サービスの運用、改善を図るほか、新規サービスの企画、設計、実装まで対応するなど、業務内容はさまざまです。
インターン期間内にアプリ開発などに携わる場合も多くあります。
未経験者であっても、研修などを経ることで開発、運用業務に就くこともできます。
マーケティング職
自社サービスを分析し、改善していくことが主な仕事内容です。
ほかにも競合の調査やソーシャルメディアの分析・運用などの業務があります。
世の中のニーズと自社サービスが噛み合っているか、どうしたらサービスがさらに売れるのか、常に試行錯誤を続ける職種です。
長期インターンでは「企画」「広告」「Webマーケティング」を実践で学べます。
数字やデータを読み解く能力が求められるため、そうした作業が苦手な方だとインターンでの就業も辛いと感じてしまうかもしれません。
【長期インターンおすすめ】長期インターンの探し方
ここまでの紹介で、気になる業界や職種が見つかった方もいるのではないでしょうか。
しかし、興味のある企業がインターンを開催しているかどうか、わかりにくい場合もあります。
応募しようと思って採用ページを見てもインターンの募集がない、と困っている方もいるかもしれません。
ここからは長期インターンの探し方について説明します。
探し方は主に2つです。
どちらの方法もWebで見つけることができるので、スマートフォンなどでチェックしてみてください。
長期インターン専門サイトを使う
就活サイトと似たような形の長期インターン専門のサイトがあります。
気になる企業の名前や業界などから検索をかけることができたり、気になるものをお気に入り登録できたりなど、機能が充実しているものも多くて便利です。
基本的には求人サイトと同じ仕組みのため、掲載数が多いものから利用していくと効率的でしょう。
また、全国各地のインターン情報があるものや東京の情報が多いものなど、サイトによって特色があります。
自分が通いやすい距離のインターン情報が多く載っているサイトを使うのがおすすめです。
気になる企業のHPから直接応募する
気になる企業を直接検索し、ホームページから応募するのも一つの手段です。
就活生からの人気が高い企業や、採用活動に積極的な企業は、公式ホームページにインターンシップについてのページがあります。
また、企業の公式ホームページとは別に、採用情報だけをまとめたホームページを作成している場合もあります。
その場合は、検索の時点で「○○(企業名) インターン」などで検索をかけると、リクルート情報のサイトを見つけやすいでしょう。
まとめ
以上が長期インターンのおすすめ情報です。
自分に合ったインターン、業界、企業は見つかったでしょうか。
実際の正社員と同じような環境で働く経験は、就活以外にもあらゆる場面で役に立つはずです。
インターン先で培ったスキルは、自分の強みになります。
また、給料をもらいながら、憧れの仕事ができるというのも、長期インターンならではのものです。
アルバイトも良いですが、長期インターンで本格的な仕事をしてみるのも悪くないかもしれません。