【面接の自己PRを攻略】はじめに
自己PRはES(エントリーシート)においても面接においても定番の質問項目です。
自己PRに書ける内容のレパートリーがない!ESと面接で同じエピソードを使っても良いの?と不安を感じている就活生は多いのではないでしょうか。
ここではそんな不安を解決しつつ、面接における自己PRについて詳しく解説していきます。
【面接の自己PRを攻略】自己PRとは
冒頭でも述べたように、自己PRは多くの企業のESや面接で設けられている質問項目です。
自己PRの目標は、自分がその企業が求める人材であることをアピールすることです。
そのため、自己PRで主張すべきなのはその企業での職務で役立てられる「強み」となります。
また、その企業の社風に合う人材かどうかも見られているので、しっかり企業研究したうえで自己PRを考える必要があります。
ベンチャー企業は変化が激しい環境で常に成長する意識をもち即戦力となる人材を求める傾向があります。
そのため、ベンチャー企業を志望する場合は、向上心、指示を待つのではなく自分で考えて行動する力、変化に柔軟に対応する力などを発揮した自己PRだと好印象を得られます。
自己PRは差別化するチャンス!
自己PRは自分の人柄や強みを面接官に伝える重要な場面です。
就活生のスキルや経験は似通っている部分も多いため、この場面で自分の独自性を強調することがライバルとの差別化につながります。
自己PRにおいてはただ自分の長所を元気良く伝えるだけでなく、具体的なエピソードを交えてどのようにその強みを発揮してきたかを詳細に説明することが重要です。
また、その経験がどのように会社での業務に役立つかを結びつけて述べることで、より説得力のある自己PRが完成します。
例えば、チームでのリーダーシップや問題解決能力を強調する際には実際にどのような困難に直面し、それをどのように乗り越えたのかを具体的に説明し、その経験から得た教訓やスキルが新しい環境でどのように活かせるかを伝えましょう。
ただ自分をアピールするだけでなく、自分が企業にとってどのような価値を提供できるかを示す絶好の機会です。
【面接の自己PRを攻略】自己PRを聞かれる理由
自己PRは面接やエントリーシート提出の際などに企業の多くが設定する重要な項目です。
なぜ、自己PRを聞かれることが多いのか、その理由について、皆さんはしっかりと理解できているでしょうか?
理由としては以下の二点が挙げられます。
人柄を見るため
一点目は人柄を見るためです。
企業は採用する際に応募者の能力は勿論、人柄も含めて採用するかどうかを判断しているため、自己PRでは経験などまで深掘りして応募者の人柄を把握しようとします。
そのため自己PRでは、強みや弱みなどだけでなく、それらを裏付ける経験や具体的なエピソードなどを交えてアピールする必要があります。
また、面接などで話す自己PRの内容やその時の表情などからも人柄を見ようとしています。
自己PRを深く聞くことで、今までどのような考えのもとで行動してきたのかという行動指針の部分を知ることができるため、考え方や価値観などが自社にマッチしているかどうかを判断しているのです。
強みが企業とマッチしているかを確認するため
二点目は応募者の強みが企業とマッチしているかを確認するためです。
企業は自社に貢献して、成果を創出してくれそうな人材を採用したいと思っています。
そのため自己PRを通して、将来的に自社で活躍してくれそうなマッチした強みを兼ね備えているかどうかを判断しようとしているのです。
特に新卒採用の場合は、即戦力として採用する中途採用とは異なり、ポテンシャル採用となります。
そのため、現時点でのスキルや能力の有無よりも、長期的に見て自社に貢献してくれそうな強みを持っているかどうかを注視しているといえます。
皆さんも自己PRを作成する際は企業研究を行い、企業にマッチした強みを自分なりに考えることをおすすめします。
【面接の自己PRを攻略】ESの自己PRと面接の自己PRの違い
ESと面接では自己PRにおいて、採用担当者が注目しているところが異なります。
ただ、面接は事前に提出したESの解答内容に沿って進められるため、ESと面接で同じエピソードで自己PRを話すことはまったく問題ありません。
ESの自己PR
一番重要なのは、企業が求めている人材であることが感じられる内容にすることです。
ESの時点で企業側にそう感じてもらわないとその後の選考に進むことができません。
また、内容はもちろんですが、誤字脱字や手書きの場合の文字の丁寧さも印象に影響を与えるので、ESを書く際は細部まで気を配るようにしましょう。
そして提出前に添削してもらうことをお勧めします。
面接の自己PR
面接では自己PRの内容に加えて、話し方や表情、ヘアスタイルなどの外見、臨機応変な対応など、文面からは感じ取れない人柄が見られています。
また、行動の理由など、ESの自己PRでは文字数の関係で伝わりきらなかった人柄を知るために、面接官から質問を通して深堀りされることに注意しましょう。
【面接の自己PRを攻略】自己PRで面接官が見ているポイント
ここまでで、自己PRを聞かれる理由を理解することはできたのではないでしょうか。
では次に主に面接の際に話す自己PRにおいて面接官がみているポイントについて詳しく説明します。
どのような人なのか
一点目はどのような人なのかです。
先ほども理由の部分で人柄を見ているとお伝えしたように、面接官は自己PRを通して応募者がどのような人なのかを把握しようとします。
当たり前ですが、面接官とは初対面であることがほとんどです。
そのため、自己PRを話す際は自分が一体どういう人間なのか、どのような考え方、価値観を持って行動してきたのかをいかに簡潔に分かりやすく伝えられるかが重要となります。
ここでは簡潔に分かりやすく伝えることができるという論理的思考力があるかどうかも見られているため、論理的な文章構成を心がけるようにしましょう。
初対面の面接官に興味をもってもらえるような自己PRを考えておくようにしましょう。
どのように企業に貢献してくれるのか
二点目はどのように企業に貢献してくれるのかです。
先ほども理由の部分でお伝えしたように、企業は将来的に活躍してくれそうな人材を採用したいと考えています。
そのため、面接官はどのように自社に貢献してくれるのかを注視しています。
現時点での能力やスキル、経験や具体的なエピソードなどから、業務のどの部分でどのように活かせるのかを伝えることで入社後のイメージを持ってもらいやすくなるほか、入社意欲をアピールすることもできます。
企業研究を十分に行い、企業や事業内容、業務内容を理解した上で企業にマッチするような自分の強みを話す必要があります。
ただしここで注意したいのは、内定欲しさに無理に合わせてしまうことです。
全く強みでもないのに無理に合わせてしまうと入社後のギャップが生まれてしまうため、無理に合わせようとするのはおすすめできません。
コミュニケーション能力の有無
三点目はコミュニケーション能力の有無についてです。
コミュニケーション能力は業界や職種に関係なく、仕事をする上では必要不可欠の能力です。
コミュニケーション能力をアピールすることは重要ですが、自己PRで強みとしてコミュニケーション能力をアピールする必要はありません。
なぜならコミュニケーション能力は面接を行う中で面接官が判断しているからです。
そのため、強みとして挙げる必要性はないのです。
仮に強みとして挙げて、面接の中でコミュニケーション能力がないと判断されてしまっては自己分析が不十分であるとして、マイナス評価に繋がってしまう危険性すらあります。
コミュニケーション能力は面接の中でアピールするようにしましょう。
入社意欲の度合い
四点目は入社意欲の度合いについてです。
自己PRを通して入社意欲があるかどうか、その度合いについても注視しています。
企業は多大なコストを掛けて採用活動を行っています。
そのため、入社意欲の高い応募者を見極めて採用したいと考えています。
あらかじめ、企業研究やOB訪問、説明会等を行った上で自分なりの言葉で自己PRをする必要があります。
これまでの経験や具体的なエピソード、現時点でのスキルなどを交えて分かりやすくアピールするようにしましょう。
志望度が高いのであれば、入社意欲をいかに伝えるかが重要となります。
【面接の自己PRを攻略】自己PRはエピソードを重視しよう
これは自己PRだけでなく、志望動機やガクチカにも言えることですが、エピソードを重視することを忘れてはいけません。
自己PRにおいてはただ自分の強みを羅列するだけでは面接官に良い印象を与えることができません。
むしろ、どのような強みを伝えるのか以上に、どのようなエピソードを通じてその強みを伝えるのかを意識することが大切です。
具体的なエピソードを交えることで、自分の経験や行動が面接官に伝わりやすくなり、信頼性や説得力が増します。
例えば、チームをまとめるリーダーシップが自分の強みであるとする場合は「リーダーシップがあります」と言うだけでなく、どのような状況でリーダーシップを発揮し、どのような結果を生んだのかを詳しく説明し、その強みをより明確に伝えましょう。
【面接の自己PRを攻略】面接の自己PRのポイント
企業側から制限時間が指定されていない場合、聞く側がストレスなく聞きやすいと言われる1分間で話すのが良いでしょう。
1分間は文字数でいうと300字が目安となり、ESの自己PRと字数はほぼ変わらない場合が多いです。
制限時間が指定されている場合もあるので注意しましょう。
表情と話し方
表情と話し方は、ESからは感じ取ることができませんが、その人の人柄がよく出る要素なので、面接ではよく見られているポイントです。
笑顔で話すことで相手からの印象が良くなるため、特に顧客や取引先とかかわる機会が多い職場では、「笑顔で話す」ということが仕事をするうえで大切になります。
普段はよく笑顔を見せる人だとしても面接で笑顔を見せられなければ、面接官からは「笑顔で相手に接することができない人」と判断されてしまうため、面接中は笑顔で話すということを徹底すべきです。
また、声のトーンから穏やかな人なのか高圧的な人なのかなど大体の人柄が伝わるので、明るく元気な印象を与えられるよう、はきはきと話すようにしましょう。
ESの自己PRを深堀り
面接の自己PRはESと同じエピソードで問題ありませんが、面接で話すときはESで書いた内容の自分の行動について分析して、自分がどんな人物であるのか、どんなことを考えているのかという情報を加えて話して、企業が求める人材であることをアピールしましょう。
制限時間の関係で分析した内容が話しきれなくても、深堀りしておくこと自体が面接官からの質問対策になります。
時間を意識する
20秒や30秒など、制限時間付きで自己PRを求められることもあるので、時間に合わせていくつか自己PRのパターンを用意しておきましょう。
そうすることで、時間制限を設けている企業の面接で測られている可能性がある「臨機応変に対応する力」をアピールできます。
1分間約300文字という時間制限がない場合の基本の自己PRをベースに、情報を吟味して削除したり追加したりしながら他の制限時間の場合の自己PRを考えましょう。
20秒の場合は100から150文字、30秒の場合は150から200文字が目安です。
PREP法で話す
PREP法とは、物事をわかりやすく相手に伝えるための文章の展開の方法のことです。
結論(Point),理由(Reason),具体例(Example),結論(Point)の順で文章を進めます。
口頭だからこそ一度で主張を理解してもらうために、PREP法を使って結論を先に述べることで相手に主張を伝わりやすくすることが重要です。
原稿を完全再現しない
自己PRの原稿は時間をかけて考えたり、第三者に添削してもらい修正したりすることできれいな文章にすることができます。
そのきれいな文章を丸暗記して話そうとしたり、オンライン面接の場合カンペを用意して見ながら読もうとしたりする人もいるのではないでしょうか。
しかし、丸暗記した文章を読む場合、一度言葉に詰まると焦ってそのあとの言葉も出てこなくなってしまう可能性があったり、カンペを見ながら読む場合は感情をこもっておらず棒読みになってしまったりというデメリットがあります。
したがって、丸暗記やカンペを読むなどして原稿を完全に再現しようとすることは避けるべきです。
話す練習を繰り返す
面接は緊張してしまう人も多いと思います。
しかし、あまりに緊張してしまうと話したいことが話せず、本来のパフォーマンスが出せないと非常にもったいないです。
本番の緊張を軽減させる目的として、話す練習を繰り返すことをおすすめします。
一人でもよいので面接前に話す内容を整理し、何度も繰り返し練習を行うことが大切です。
繰り返し練習することで技術的にも精神的にも安定するため、本番でも焦らずに考えていた内容を話すことができるようになります。
是非、繰り返し練習を実践してみてください。
【面接の自己PRを攻略】面接での自己PRのNG例
続いて、面接での自己PRのNG例を紹介します。
以下のような要素が含まれている回答はマイナスな印象を与えてしまう可能性が非常に高いため、注意しておきましょう。
ESと矛盾している
面接で自己PRとして話す内容がESと異なる場合、一貫性や信頼性を疑われてしまいます。
ESと面接での自己PRはどちらも重要であり、あなたの価値観や強みを示すものです。
それらの内容に矛盾があると「本当に自分を理解しているのか」または「嘘をついている」もしくは「作り話をしているのではないか」と疑念を抱かれる可能性が高いです。
自己PRはESで述べた内容やエピソードを発展させ、さらに詳細に語る場です。
企業は応募者がどのように自己分析し、どのように成長してきたかを見極めたいと考えているため、ESと同じ内容をしっかりと踏まえつつ、面接で新たな視点や詳細な情報を加えることが求められます。
一貫性のある内容を伝え、誠実さや信頼性をアピールすることが重要です。
回答時間が長すぎる
回答時間を指定されない場合、ついやってしまいがちなミスとして、あまりにも長い回答をしてしまうことが挙げられます。
ダラダラと長く話してしまうと、面接官はあなたが何を言っているのか理解しづらくなり、マイナスの印象を与えてしまいます。
面接は時間が限られており、そして面接官は多くの応募者と対面するため、効率的に情報を得ることを重視していることが多いです。
したがって、長々と自己PRを話し続けると要点がぼやけてしまい、何が重要なアピールポイントなのかが伝わらなくなる可能性が高いです。
また、他の質問への時間が削られてしまうこともあります。
端的かつわかりやすく伝えられる能力があるかについても確認されているため、長々と話すことは避けましょう。
複数のアピールポイントを全て話そうとする
何としても内定を獲得したいと思い、アピールポイントを複数話す就活生の方も多いですが、基本的にはNGです。
複数の内容を盛り込みすぎると、どれもが中途半端な印象になり、結局何が言いたいのかが伝わらなくなることがあります。
面接では自分の強みやアピールポイントを1つか2つに絞り、それを深く掘り下げて説明することが重要です。
特に自分の経験に基づいた具体的なエピソードを交えて、その強みがどのように発揮され、どのような結果を生んだのかを説明する必要があります。
あまりに多くのポイントを話してしまうと、どの部分を重要視して確認すべきかわからなくなってしまい、結局何が言いたいのかわからなかったと思われてしまうこともあります。
根拠がない
これは自己PRだけでなく、面接全般に言えることですが、根拠のない主張をしてしまうと説得力を欠いてしまいます。
「私はリーダーシップがあります」「協調性が高いです」などといった抽象的な主張だけでは、実際にどのようにその強みを発揮したのか、本当にその能力を持っているのかが伝わらず、信頼性に欠けるアピールとなります。
面接官は応募者の過去の経験や実績に基づいた根拠のあるアピールを期待しているため、具体的なエピソードで、成果を伴った説明をしなければなりません。
また、根拠のないアピールでは「自己分析が不足している」という印象を与えることも多いです。
自己PRでは具体的な状況や行動、そしてその結果を明確に伝え、面接官に対して説得力のある自己PRを行うことが重要です。
企業が求める人物像とずれている
企業研究をしっかりと行わない場合に犯してしまいがちなミスとして、企業が求める人物像からずれた回答をしてしまうことが挙げられます。
企業は業界や会社の文化に合った人材を探しているため、応募者が企業の期待に沿わないアピールをすると、採用したいとは思われません。
例えば、クリエイティブな職場では柔軟な発想力や新しい挑戦を好む人物が求められます。
しかし、保守的な姿勢や凝り固まった考え方を持っているようなアピールをしてしまうと、マイナスの印象を与える可能性が非常に高いです。
「企業研究や業界研究をしっかり行っていない、やる気がない人物ではないか?」と思われてしまうことも多いでしょう。
しっかりと企業研究を行った上で、どのような人物を求めているかを確認し、それに沿ったアピールを行いましょう。
【面接の自己PRを攻略】自己PRの例文20選
続いて、自己PRの例文をエピソード別と強み別でそれぞれ10個紹介します。
全てを読むのは大変かもしれませんが、時間に余裕があればすべてを確認し、自分の強みをアピールしたいエピソードに近いものを中心に参考にしてみてください。
エピソード別例文10選
まずはエピソード別の例文を10個紹介します。
アルバイトや部活動、サークル、ゼミ活動、インターンや留学経験、ボランティア活動など、就活生の方が取り組んできたエピソードを主題に紹介するため、参考にしてみてください。
アルバイト
アルバイト先のカフェでは常に顧客の意見を聞きながらメニュー改善の提案を行いました。
売り上げが伸び悩んでいた際はハーフサイズの食事メニューの提案や、いわゆる「インスタ映え」するメニューも提案しました。
特に、顧客層の嗜好に合わせた季節限定メニューを提案した結果、売り上げが大幅に向上しました。
この経験を通じて、顧客の要望に応じたサービスがビジネスの成功に繋がることを学びました。
御社においても、顧客目線に立ったサービスや提案を行い、顧客満足度の向上と企業の成長に貢献したいと考えています。
特に、顧客のニーズに応じた柔軟な対応が求められる場面で、この強みが活かせると確信しています。
アルバイト
アパレルショップでのアルバイト経験を通じて、お客様が求める商品やスタイルを的確に把握し、満足度の高いサービスを提供するスキルを身につけました。
先日「服に詳しくないので、フルコーディネートしてください」というお客様が来店された際は、丁寧にお話を伺いながら、普段の服装や好みの色について質問し、その情報を基に、お客様に最適なアイテムをいくつか提案しました。
とても気に入ってくださり、そのお客様は毎月、少なくとも2度はご来店いただけるようになりました。
今後はこのお客様対応力を活かし、御社でもクライアントやチームメンバーのニーズを深く理解し、的確な提案やサポートを行うことで、組織全体の成果向上に貢献していきたいと考えています。
部活動
私はスピーチやプレゼンテーションで相手に共感を呼び起こし、行動を促すことが得意です。
先日、大学の演劇部で脚本を書き、さらに役者としても出演し、演劇を公演しました。
台本には人間関係や社会問題をテーマにしたメッセージを込めましたが、非常に好評で、アンケートでは「心を動かされた」との声が多く寄せられました。
この経験を通じて、言葉が持つ力を実感し、自分の強みとして自信を持つことができました。
御社においてもプレゼンテーションやコミュニケーションを通じて社内外の人々に影響を与え、新規顧客の獲得や社員の方々のモチベーション向上に貢献したいと考えています。
部活動
物事を1つの視点から見るのではなく、複数の角度から考え、状況に応じて最適な手段を選ぶことを得意としています。
大学のディベート部で大会に出場した際、私は賛成側と反対側の両方の立場で議論するチームに所属し、各視点からの論点を洗い出しました。
その結果、どちらの立場でも説得力のある議論を展開し、チームを優勝に導くことができました。
この経験から、異なる視点を理解しながら柔軟に対応する能力を身につけました。御社においても、この多様な視点と柔軟なアプローチを活かし、複雑なプロジェクトにおける課題解決や海外の顧客とのさらなる関係の向上に貢献できると考えています。
サークル活動
状況が急変した際にも冷静に現状を分析し、最適な解決策を見つけ出すことが得意です。
大学のサークル活動としてイベントを運営した際は、急遽メインのイベントが中止になってしまったことがあります。
しかし、私は冷静に状況を把握し、即座に代替イベントの企画を提案しました。
急な変更でしたが、参加者からは好評を得ることができ、イベント全体の成功に繋がりました。
このように、常に落ち着いて行動し、課題解決を迅速に行えるのが私の強みです。
御社においてもこの問題解決能力を活かし、日々の業務やプロジェクトにおける突発的な課題にも柔軟に対応し、最適な解決策を提案していきたいと考えています。
サークル活動
私は大学でサークル活動のリーダーを務め、文化祭の企画も主導しました。
プロジェクトが1年にわたる長期にわたるものであったため、チームメンバーのモチベーション管理や進行状況の確認が重要であると考え、定期的なミーティングを通じてメンバー全員の意見をまとめることを心がけていました。
この工夫により、大きく予定を変更することもなく、忙しい学部のメンバーも参加でき、着実に準備を進められました。
文化祭は予定の20%以上多くの来場者に恵まれ、大成功を収め、全ての関係者から高い評価を得ることができました。
御社においても、数年後には長期的なプロジェクトにおいてリーダーシップを発揮できるリーダーとして貢献する所存です。
ゼミ活動
大学のゼミで行ったプロジェクトにおいて、商品開発のテーマが与えられた際、私は「環境に配慮したデザイン」を提案しました。廃材を利用したデザインを提案し、現代のトレンドである「持続可能性」「SDGs」を重視したアイデアは非常に高く評価され、私のグループは発表会で最優秀賞を受賞することができました。
御社においても、私の創造力を活かし、革新的なアイデアや新たな価値を生み出すことに貢献できると考えています。
特に、製品開発やマーケティング戦略において常に新しい視点を提供し、御社のさらなる成長に貢献する所存です。
長期インターン
先日まで参加していた長期インターンシップでは、営業チームの一員として新規顧客開拓を任されました。
最初の週は1件も契約を勝ち取れませんでしたが、その後すぐに計画を改め、アプローチの方法も、企業ごとに変えることにしました。
また、企業のリサーチを徹底し、目標を細かく分解して計画を立てた結果、1か月で目標件数の2倍以上の契約を達成することができました。
この経験から、計画通りに進めることの重要性を実感しました。
御社においても、この計画的な実行力を活かし、業務やプロジェクト、そして新規顧客開拓において成果を上げ、貢献したいと考えています。
留学経験
私は大学時代にアフリカでのボランティア活動に参加し、現地のコミュニティの方々と協力して教育支援プログラムを運営しました。
プログラムの中では文化的な違いやお互いに理解できない考えに直面することが多々ありましたが、現地の人々と英語で深くコミュニケーションを取り、お互いの価値観やニーズを理解することで、プロジェクトを成功に導くことができました。
この経験を通じて、異なる文化圏での適応力と、文化の橋渡し役としてのスキルを習得しました。
御社は外資系企業であり、海外との取引も多いと伺っています。
国際的なプロジェクトや多様なチームの中で私の国際経験を活かして良好な関係構築を図り、成果を上げるために貢献したいと考えています。
ボランティア
私は大学でボランティアサークルを立ち上げ、地域のゴミ削減キャンペーンを企画しました。
主な活動は地元の住民と協力し、ゴミ拾いでしたが、最大の問題であるゴミを捨てること時代を減らそうと考えました。
そこで、地元の小学校の生徒たちにゴミ捨てを抑制する張り紙用のイラストなどを描いてもらいました。
この取り組みの結果、地域全体のゴミ削減意識が高まり、多くの賛同を得ることができました。
御社においても、サステナビリティに関連するプロジェクトや環境に優しいビジネスモデルの推進に貢献し、社会的責任を果たすために力を尽くしたいと考えています。
強み別例文10選
続いて、強み別の例文を10個紹介します。
以下の10個の能力は就活生の方が備えている可能性が高く、企業の採用担当者に響きやすい能力です。
あなたの能力に最も近いものを中心に参考にしてみてください。
チャレンジ精神
私は大学2年の春休みに、自転車で日本を縦断するという挑戦をしました。
約2か月にわたる旅では悪天候や体力の限界、宿がないなどの問題に何度も直面しましたが、途中で諦めることなく、目的地の北海道まで到達することができました。
この経験から、困難な状況でも決して諦めず、粘り強く努力を続けることの大切さを学びました。
御社においても、この粘り強さとチャレンジ精神を活かし、困難な課題に直面しても諦めずに解決に向けて取り組み、確実な成果を出していきたいと考えています。
特に、納期の厳しいプロジェクトや新しい技術の理解が必要な場面で、私のスキルが活きると確信しています。
傾聴力
インターンシップで営業職として経験を積む中で、顧客のニーズを正確に把握し、その要望に沿った提案を行うことの重要性を実感しました。
A社との商談では、当初は相談内容が不明確でしたが、じっくりと話を伺いながら、深掘りする質問を行いました。
顧客の業務の背景や抱えている課題を引き出すことで、顧客が気づいていなかった本質的なニーズを見出し、それに合った商品やサービスを提案することができました。
この結果、顧客からの信頼を得て、契約に結びつけることができました。
今後、この傾聴力を活かして、顧客との信頼関係を築きながら、相手の本当のニーズに応える提案を行い、新規顧客の開拓と既存顧客とのさらなる関係向上を通じて、御社に貢献していきたいと考えています。
継続力
大学1年生の頃から毎朝5時に起きてストレッチとランニングを行い、その後読書を続けてきました。
この習慣を通じて、体力を高め、幅広い知見を身につけることができ、そして自分の中でのルーティンを確立できました。
特に、読書ではビジネス書や自己啓発書など様々な分野の本を読み、学びを深めた結果、授業や課外活動においても常に新しい視点を持って挑むことができ、目標よりも高いGPA4.2を達成することもできました。
今後もこの自己管理能力と継続力を活かし、入社後も規則正しい生活習慣を続け、効率的に業務を進めることで、常に高いパフォーマンスを発揮したいと考えています。
また、健康を保ち、滅多に休まない、継続的に成長を続けることでも、御社に寄与できると考えています。
協調性
他者の意見を尊重しつつ、自分の考えも的確に伝え、チーム全体の力を引き出すことが得意です。
大学で行ったグループワークにおいて、メンバー間で意見の食い違いが生じた際は、双方の意見を箇条書きでまとめ、全員が納得できる形で解決策を導きました。
チームの協力体制が強まり、最終的にはグループ全体で優れた成果を挙げることができ、ゼミで再開した際にはお互いを高めあえる、良い勉学の友ともなりました。
このように、チームの調和を保ちつつ、全員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を作り出すことが私の強みです。
御社においても、プロジェクトの推進においてこのコミュニケーション能力を活かし、チームのパフォーマンスを最大化し、円滑な業務遂行に貢献したいと考えています。
責任感
先日、アルバイト先のレストランで、突然社員が急病で休むことになり、店舗責任者を任されました。
その日は3連休の中日であり、通常よりも多くのお客様が来店予定で、混雑が予想される日でしたが、私は全体を見渡しながらチームメンバーに的確に指示し、円滑に運営することに努めました。
私はキッチンとホールを行き来しながら、調理スタッフとも密に連携を取り、効率的にオーダーをさばきつつ、困っている新人スタッフにも丁寧に指示を出し、スムーズに接客が進むようサポートしました。
その結果、混雑の中でもお客様からのクレームはなく、むしろ「迅速で丁寧な対応をありがとう」といったお褒めの言葉をいただくことができました。
御社に入社後も、責任感を持って仕事に取り組み、数年後にはどんな状況でも柔軟に対応しながらチームをリードしていくことで組織に貢献できるリーダーになりたいと考えています。
行動力
大学1年の時「これからはITの時代」と先輩に伺ったため、プログラミングの知識が全くない状態から独学で学び、半年後には自分の大学で活用できる時間割アプリの開発を行いました。
ユーザーインターフェースや操作性にこだわった結果、学内での評価も高く、多くの学生に利用され、学長から表彰していただきました。
御社においても、この挑戦心と行動力を活かし、新たな技術や分野への取り組みを通じて貢献し、企業の発展に寄与したいと考えています。
変化が激しいIT業界において常に学び続け、新しい挑戦を行い続けることで、最先端のツールや技術の導入に貢献する所存です。
リーダーシップ
この活動に取り組んだ理由は、登山が趣味であることと、山岳での遭難事故が頻発している現状を目の当たりにし、何か貢献したいと思ったからです。
悪天候や険しい地形の中での救助活動では迅速かつ冷静な対応が求められ、仲間との連携を深めながら多くの救助に成功しました。冬の時期は特に危険な救助も多くありましたが、連携を取ることで、危険を犯さずに、安全に救助活動を行えました。
この経験を通じて、リーダーシップや現場での柔軟な対応力、そして体力を身につけました。
御社でも、リーダーシップを発揮し、難しいプロジェクトに果敢に取り組み、組織全体の成功に貢献したいと考えています。
観察力
塾でアルバイトをしていた際、生徒が授業中に質問をしたいのに躊躇している様子に気づきました。
生徒が質問しやすい環境を作るために、授業後に「わからない部分はある?」と優しく声をかけるようにしました。
ある生徒は特にシャイで、自分から質問することが苦手な様子でした。
そこで私は表情や態度を観察し、質問しやすいタイミングを作りました。
その結果、生徒は少しずつ質問できるようになり、テストの成績も目に見えて良くなりました。
この観察力とコミュニケーションを活かして、御社でも同僚やクライアントのニーズを的確に把握し、適切なサポートを提供していきたいと考えています。
相手の反応をよく見ながら、信頼関係を築き、組織全体の成果向上に貢献する所存です。
柔軟性
大学時代、新型コロナウイルスの影響で学内での留学プログラムが急遽中止となり、留学ができなくなってしまいました。
そこで私はオンラインでの国際交流プログラムを自分で立ち上げ、当初、交換留学をする予定だった大学をはじめ、5つの大学と連携してバーチャル交流を開催しました。
毎日決まった時間にZoomで交流するだけでなく、お互いの文化をプレゼン方式で紹介することで、英語力と異文化理解を深められました。
また、状況に左右されず自分で道を切り開く力と、ポジティブに考えることで新たな可能性を見つけるスキルも学びました。
御社においても、この積極性と柔軟な思考を活かし、予期せぬトラブルが発生した時も、柔軟に解決策を見つけ、御社のさらなる成長に貢献したいと考えています。
忍耐力
大学時代、プログラミングの経験が全くない状態から、独学でWebサイトの開発を行いました。
最初は難易度が高く、理解に苦しむことも多々ありましたが、参考書やオンラインのサービスを活用して、自分で1つのWebサイトを完成させることができました。
また、完成後もさらにUIとデザインを高めるために継続して学習に励み、今では自慢のサイトになりました。
この経験から、未知の分野に対する適応力と忍耐力を身につけることができました。
御社においても、これまでの経験にとらわれず、常に新しい技術や業務にも粘り強く取り組み、新しい技術やスキルの導入などに貢献する所存です。
【面接の自己PRを攻略】面接の自己PRの対策
上記で、面接の自己PRで原稿を完全に再現しないようにと説明しましたが、それではどのように対策をすれば良いのでしょうか。
ここではその対策を紹介します。
まず、自己PRの核となる、一番主張したい自身の強みの部分はキーワードとして覚えておき、それ以外の部分は流れだけ頭に入れておくだけにとどめましょう。
丸暗記ではなく自分の言葉で話すようにすると、言葉に詰まって焦ることがなくなります。
また、面接の場に慣れておくことは本番の緊張を和らげることにつながります。
友人と練習したり、学校のサービスを利用したりして、経験を積みましょう。
【面接の自己PRを攻略】自己PRが見つからないときは?
「ここまで多くの例文を読んでみたものの、イマイチしっくりこない」「まだ自己PRが見つからない」という方も多いでしょう。
そこで、自己PRが本当に見つからない時に行うべき対策について紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
自己分析を行う
自己PRが見つからない場合にまず最初に取り組むべき対策として、自己分析が挙げられます。
自己分析を行うことで、自分の強みや弱み、価値観や行動パターンを明確に理解することができ、自己PRの材料となる要素が見えてきます。
自己分析は自分の過去の経験や成果を振り返り、自分がどのような場面で力を発揮しているのかを確認する重要な対策です。
特に、学生時代のアルバイトやボランティア活動などに取り組んだ経験から、自分がどのように成長し、何にやりがいを感じたのかを整理することが大切です。
これにより、自分が本当に得意とする分野やその根底にある強みが見えてくることでしょう。
自己分析の方法は以下の3つが特におすすめであるため、参考にしてみてください。
MBTI診断を行う
自己PRが見つからない時は、ぜひMBTI診断に取り組んでみましょう。
SNSで話題になりすぎて本来の意図を忘れられがちですが、MBTI診断はしっかりした自己分析ツールです。
MBTI診断を活用すれば、16の性格タイプに基づいて自分の性格を分析できるだけでなく、どのような思考パターンがあり、どのような行動傾向があるかも把握できます。
内向的な性格であると判定された場合、物事を深く考える能力や集中力をアピールできるかもしれませんし、外向的であると判断されたら、コミュニケーションスキルやチームでの協力を強調できます。
特に自分の強みや性格的な特徴を明確にしやすいため、自己PRと非常に相性が良い自己分析ツールです。
以下のツールで簡単にMBTIが診断できるため、活用してみてください。
https://www.16personalities.com/ja/%E6%80%A7%E6%A0%BC%E8%A8%BA%E6%96%AD%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88
他己分析を行う
自己PRを自分1人では見つけられない場合は、他己分析を取り入れることも選択肢の1つです。
自己分析はどうしても主観的な視点が強くなりがちですが、他己分析を活用すれば周囲の人からのフィードバックを通じて、自分が気づかなかった強みや特徴を見つけることができます。
友人や家族、同僚、先輩などに自分の良い点や印象に残っているエピソードを聞くことで、自分が意識していなかった一面を発見できるかもしれません。
特に仕事や学業、部活動などで一緒に取り組んだ経験がある人の意見は自己PRの材料として非常に貴重です。
他己分析を通じて得られた情報は自分では発見しにくい強みや特徴を明確にするサポートとなり、自己PRの説得力を高める要素としても活用できます。
また、他人の目を通して自分を客観的に評価することは自分を深く理解して適切なアピールポイントを見つけるためのヒントにもなるでしょう。
自己分析ツールを使う
自己分析がなかなかうまく進まない場合は、ツールを使ってみるのも選択肢の1つです。
先ほど「他己分析が非常におすすめの方法である」とは紹介しましたが、周囲の人も人間であるため、どうしても主観的な要素が入り込みがちです。
あなたのことが好きな人ならば、あなたを高めに評価しがちですし、逆にあまり好意を持っていない、または良く知らない人ならば、過小評価する可能性もあります。
あくまでも「自分という主観」から離れただけであり「相手の主観が入っている」ことを理解しておく必要があります。
そこでおすすめなのが、弊社が提供している自己分析ツールです。
相手はツールなので、客観的にあなたの強みや向いている業界を分析できます。
LINEで52個の質問に答えるだけで診断が終わり、結果もすぐに受け取れます。
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企業分析を行う
自己PRが全く思いつかない場合は、先に企業の分析から進めてみるのも選択肢の1つです。
企業分析は自分が目指す企業がどのような人材を求めているのか、どのような企業文化や価値観があるのかを把握するために重要です。
企業が求める人物に自分がどれくらい合致しているか確認することで、自己PRの方向性が明確になります。
例えば、イノベーションを重視する企業を目指す場合、自分に創造性があるか、新しい挑戦への意欲があるか考えてみましょう。
これらの要素が当てはまると考えた場合、それを主軸に自己PRを作成すれば良いのです。
自己PRにおいては企業に貢献できる人物であることをアピールすることが必須であるため、自己分析でも見つからない場合は、逆に企業の分析から取り組んでみるのも効果的です。
【面接の自己PRを攻略】就活エージェントも活用しよう
自己PRについて理解することができたでしょうか。
ただ、自己PRを考えるのは簡単なことではないため、つまずいてしまう人もいると思います。
一人で考えるのが難しい場合は、就活エージェントを活用することをおすすめします。
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一人で進めるのが不安、早く内定を出したいなどのお悩みがある方におすすめします。
【面接の自己PRを攻略】まとめ
面接での自己PRについて、ESの自己PRとの違いから対策まで、幅広く解説しました。
ESと面接の自己PRのエピソードは共通のもので問題ないこと、面接の自己PRでは内容に加えて、表情などから感じ取れる人柄がよく見られていることなどが分かったと思います。
ESで伝えた、入社後に生かせる自身の強みに加え、採用したいと思ってもらえる人柄をアピールできるよう、ぜひこの記事で紹介したポイントや練習法を活用してみてください!