選考中ってOB訪問しても良い?気になる選考への影響と活用法を解説!

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はじめに

就職活動を行う中で自身が興味のある業界について、実際に働いている先輩社員を訪ねて、仕事内容や雰囲気について教えてもらうOB訪問は、業界や企業の研究に役立ちます。

昨今、業界や企業の情報はインターネットでも収集できますが、実際にそこで働いている人から仕事内容や職場の雰囲気などを聞けるのは、貴重な経験となるでしょう。

当記事では、就職活動中のOB訪問について、やり方や活用法、依頼する際のメール例文についてご紹介します。

選考中にOB・OG訪問しても良いのか

OB・OG訪問は、一般的には企業にエントリーする前の検討段階で実施するケースが多いです。

しかし、選考中の企業に対して行うことも、非常におすすめです。

OB・OG訪問は、対象の先輩と個人的なつながりがあれば、お互いに連絡を取り合って実現できますが、ほとんどの場合は企業の人事担当を介して訪問の場を設けてもらいます。

その際、企業の規模にもよりますが、人事がOB・OG訪問の依頼を受けて、社員を紹介することは企業側の印象にも大きく残ります。

それだけ自社に対して興味をもち、志望度の高い学生なのであると思ってもらえるからです。

実際に、選考前や選考中にOB・OG訪問を行った企業から、志望度の高さを評価してもらえて、辞退者が発生した際の繰り上げ内定をもらったケースもあります。

内定自体が痛手となる企業においては、こうした志望度の高さを重視して採用に踏み切ることが多く、OB・OG訪問は選考中であってもおすすめとなっています。

企業によっては受け付けてない場合もある

企業によっては、OB・OG訪問を受け付けていません。

OB・OG訪問の対応に社員を割ける時間がない場合や、業務内容をむやみに口外してはならない、セキュリティ性の高い企業などがこれに当てはまります。

これらの企業には、OB・OG訪問用の外部アプリや、企業の問い合わせフォームより問い合わせてみても、訪問を拒否されてしまうでしょう。

しかしながら、企業に対して訪問したい旨を問い合わせるだけでも、志望度の高さが人事に伝わる場合はあります。

特に、企業のお問い合わせフォームより直接依頼した場合は、依頼した事実がしっかりと残ります。

拒否されたからといって悪い印象をもたれることはなく、むしろ自社に対して興味がある学生なのだと、好印象をもたれることでしょう。

企業がOB・OG訪問を受け付けているのかどうかが不明な場合は、一度問い合わせだけでもしてみましょう。

その際、企業側のサイトに問い合わせフォームがある場合は、なるべくそちらから連絡してみると企業側の目に直接入るため、効果的です。

選考中にOB・OG訪問をする際のやり方

OB・OG訪問が、企業にとっても好印象を与えるものであることは理解できても、具体的にどのような手段で探せば良いかわからない人も多いかと思います。

前述した外部アプリや直接の問い合わせなど、選考中のOB・OG訪問の方法はさまざまにあります。

どれが最適かという答えはありませんが、企業の規模や自身の状況とあわせて、どの方法でOB・OG訪問の手続きを取るべきかを考えましょう。

それぞれの方法がどのような場合におすすめかをご紹介します。

外部アプリを利用する

一番手っ取り早くOB・OG訪問の情報を収集するには外部アプリがおすすめです。

これらの外部アプリは、OBマッチングサービスとも呼ばれ、登録することで、業界・企業ごとに自身に最適な先輩社員と容易にコンタクトを取れます。

サービスによっては、所属していた大学の先輩に限らずマッチングしてくれるため、自身の大学でコネがない・問い合わせるのが不安という方にも利用しやすく、敷居は低くなっているのが特徴です。

代表的なアプリでは「ビズリーチ・キャンパス」や「ハロービジッツ」などがあります。

しかし、アプリによっては指定の大学に所属していることが条件であったり、企業によって依頼可能期間が限られたりしているため、利用の際には注意が必要です。

キャリアセンターのOB・OG名簿を利用する

キャリアセンターとは、大学内に設置されている、学生の就職支援やキャリア支援を目的とした施設です。

大学に届いた求人情報の掲載や、エントリーシートの添削から面接練習まで、就職活動に関する幅広い支援を行っています。

キャリアセンターが保管しているOB・OG名簿は、職員立ち会いのもとですが、所属する学生であれば閲覧が許可されているのです。

この制度を利用すれば、情報を知りたい業界や企業に勤めている先輩を特定して、登録されている連絡先にキャリアセンター経由で訪問依頼の連絡を送れます。

キャリアセンター経由で連絡をすることで、先輩社員も、出身大学の後輩からの依頼であるというのがすぐにわかります。

その場合、忙しい中であっても、日程次第では調整をつけて実際に会ってくれる可能性が高いです。

自身の大学のOB・OGを訪問相手に選びたい場合や、大学経由の依頼ということで、実際の訪問まで高確率で漕ぎ着けたい場合にはおすすめの方法です。

問い合わせから人事にOB紹介を依頼する

外注アプリにも登録されていない、キャリアセンターにもOB・OGの情報がない場合は、その企業のお問い合わせフォームから、人事や採用担当の方宛に訪問依頼を送るのがおすすめです。

大学のOB・OGがいない、または大企業である場合は、訪問を断られる場合もありますが、快く受け入れてくれる企業も多くあります。

そのうえ、問い合わせフォームから企業へ直接そうした依頼をすることは、自身の志望度の高さや印象をアピールできるため、断られた場合でも決して損ではありません。

一般的に初回の問い合わせはメールで送ることになるため、なぜこの会社に興味をもったのか、OB・OG訪問を考えるに至った経緯なども明確に記載しておきましょう。

その際、採用活動中の人事の方は非常に忙しいため、その中での連絡となってしまうことに対して配慮する文言は忘れずに入れておく必要があります。

具体的な依頼メールの例文については後述しますので、ぜひ参考にしてください。

選考中のOB訪問を最大限活用するには

選考中のOB訪問が実現した場合、学生側が得られるものは非常に多いです。

しかし、何を聞き、話すべきか事前にしっかりと整理ができていないと、せっかくの訪問チャンスを十分に活かせません。

OBは、実際に就職活動を乗り越えて内定をもらった人です。

内定をもらうためにどのようなことを実践したのかなど、聞いておいて損はないことが数多くあります。

そこで、選考中のOB訪問を最大限活用するために押さえておくべきポイントをご紹介します。

回答内容のブラッシュアップ

面接において、想定質問や、質問にともなう回答をあらかじめいくつかリストアップしていくことは重要です。

しかし、いくら想定で準備していても、実際の面接時にはまったく予想外の質問が飛んでくる可能性も、十分にあります。

また、当日の面接の進み具合や雰囲気などで、想定していた回答通り答えて大丈夫なものか、不安になってしまう場合もあります。

OB・OGと話す機会ができた場合は、先輩自身が回答に困った質問はなんだったか、自分の想定している質問が飛んできた場合、どういう回答をしたのかなど参考にさせてもらいましょう。

先輩達は、実際に面接を通過して内定をもらっている人たちです。

彼らの回答が、人事に、ひいては企業側に刺さる内容であったことは間違いないため、面接時の有益なアドバイスが得られるでしょう。

アドバイスを整理して、自身の回答内容をより最適化できるようにブラッシュアップして、万全の体制で面接へ臨めるようにしましょう。

志望動機の確認

志望動機が会社で働くために、十分に足るものであるかどうか、実際に働いている先輩に確認してもらいましょう。

志望動機に対する質問でよく出てくるものに「それは、この会社でなければいけないことですか?」という質問があります。

その会社が得意としている業務分野・企業理念・経営方針などに対して、自身の理想とする会社のイメージが合っていれば、このような質問をされても個性ある回答ができます。

しかし、そうでない場合は言葉に詰まってしまうかもしれません。

そのため、志望動機を先輩に伝えて、内容に改善点がないかを確認してもらうことが重要です。

あわせて、面接時の話し方や表現方法なども、社会人としての目線でアドバイスしてもらえるとなお良いでしょう。

入社してやりたいことの確認

自身が入社してやりたいことのキャリアプランが、本当に実現できる環境であるかを、先輩に確認してみましょう。

自身のイメージと実際の現場での仕事内容に、大きなずれが生じるケースは多々あります。

面接時に「入社してからどういう仕事を担当したいですか?」という質問があった場合、自身の理想とするキャリアプランをそのまま伝えてしまうと、現実ではその通りに働かせてあげられないという理由で落とされてしまう可能性もあります。

特に、中小企業やベンチャーの中には、情報がほとんど表に出ていない会社もあります。

OB・OGには、どのような仕事を行っているのか、自身が思っているこういう仕事もできるのか、などを必ず聞くようにしましょう。

選考に関する情報を聞き出す

実際に選考を通過して内定をもらった実績のあるOB・OGに、選考に関する情報を聞き出しましょう。

企業によっては、当日会場に入るまで、参加人数などの状況がわからない面接となる場合もあります。

面接は何回あったのか・個人面接orグループ面接・企業側の面接官の人数や会場の雰囲気など、採用フローをはじめとする選考のくわしい情報を聞いておくことで、自身がその段階に到達した際に、ある程度心の準備をして臨めるでしょう。

しかし、採用フローや面接の回数などは年度に応じて変化する可能性もあります。

極力新しい情報を仕入れるためにも、就活を終えて間もない、1~年目のOB・OGと話す機会があった場合、これらの情報を聞き出してみましょう。

選考中にOB訪問する際の依頼メール例文

選考中にOB訪問する際の依頼メールの例をご紹介します。

実際には、メールだけでなく、電話で訪問を依頼する場合もあります。

どちらもビジネスの場において最低限のマナーが必要となりますので、事前にしっかりとポイントを押さえてから臨みましょう。

電話でOB訪問を依頼する際は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。

また、メールでOB訪問を依頼する際は以下で例文をご紹介しますが、基本的な構成や書き方などはこちらの記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

人事に紹介を依頼する場合

【件名】

OB訪問のお願い

 

【本文】

株式会社◯◯

人事部 採用担当者様

 

突然のご連絡失礼いたします。

私〇〇大学〇〇学部所属、現在〇年生の〇〇と申します。

貴社の選考を受ける中で、もっと貴社への理解を深めたいと思い、OB/OGの方をご紹介いただきたく、ご連絡いたしました。

 

もし可能でありましたら、下記日程のいずれかで、ご都合の良い社員の方とお話させていただけませんでしょうか。

 

・〇月〇日〜〇月〇日 10:00-17:00

・〇月〇日〜〇月〇日 11:00-16:00

 

選考期間中で大変お忙しい中、お手数をお掛けしてしまい、申し訳ございません。

ぜひ一度ご検討いただき、ご返答をいただけますと幸いです。

何卒、よろしくお願いいたします。

選考に詰まったらジョブコミットを活用しよう!

OB訪問をしても面接に詰まってしまったり、選考が通過できない場合もあります。

その際はエージェントをうまく活用して面接練習、対策をしてもらうのも1つの手でしょう。

下記ボタン方予約ができるので就活生の皆さんは予約をしてみてください!

おわりに

会社の仕事内容や雰囲気、選考時の流れなどを把握するためにも、OB訪問は非常に良い機会です。

実際の社員から情報を仕入れることで、以降の選考でのやり取りがスムーズになったり、入社してからのイメージを固められたりします。

選考時であっても、OB訪問を受け入れてくれる企業は数多くあり、またそうした依頼を出すことで、自身の志望度の高さもアピールできます。

外注アプリや学校のキャリアセンター、直接の問い合わせなどさまざまな依頼方法があるため、最適な依頼方法を選んで、OB訪問を実施してみましょう。

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