はじめに
就活をするには面接を乗り越えなければならないというのが、就活生の悩みの一つです。
面接をうまくやり遂げなければ、これから先の進路が定まりません。
よって、多くの就活生がそれに備えます。
しかし実際に面接する時には緊張によって、思うように話せなかったという人も多いでしょう。
自分に注目が集まり、見られていると感じるとより緊張してしまうのも仕方ありません。
本記事では、面接をうまく乗り越えるためにはどうしたら良いのか考えていきます。
【面接で緊張してしまう】就活生のほとんどが面接で緊張している
面接で緊張してしまうのが悩みだという人は安心してください。
就活生の多くが面接に対して不安を抱えていて、実際に面接するとなった時には緊張してしまうものです。
実際に就活生の8割は面接の際に緊張してしまうという風に答えています。
初対面でしかも社会人の方と面接という形で話すとなると、緊張しない方が珍しいでしょう。
面接は就活するうえで、誰もが乗り越えなければならない壁であるため、自分だけがと気負いする必要はありません。
しかしできれば緊張しない、リラックスした状態で面接に臨みたいと考えると思います。
質問にしっかり答え、自分の意思を明確に伝えるためには落ち着いて話す必要があります。
まずは緊張を和らげるための方法などを考えて、面接に備えましょう。
【面接で緊張してしまう】就活生が面接で緊張してしまう原因
まずは面接で緊張してしまう原因から考えてみましょう。
原因がわかればその対処方法も考えやすくなります。
面接で緊張してしまう理由として考えられる原因はいくつかあります。
理由は人によってさまざまなので、一概にこれだと言い切ることはできません。
自分がどのような原因で緊張しているのかを分析するのは、リラックスする方法を考えるために特に重要です。
これから紹介するどれかに当てはまっていれば、その原因を取り除く方法を考えてみましょう。
そうすることによって、落ち着いて面接に臨めるのではないでしょうか。
自分の将来がかかっているから
面接で緊張してしまう原因の一つは、これからの自分の将来がかかっているためです。
面接は就活の合否を決めるための重要な判断材料となります。
就活生は誰しもそれがわかっているため、緊張してしまいます。
卒業した後の将来がまだどうなるかわからないという不安は誰しもとても大きいものです。
就活ではこれからの人生がどうなるか決まります。
もし行きたい企業に行けなかったらと考えると不安になります。
今まで経験したことのあるもので考えると、受験の合否を決める試験や合否発表の日は緊張したでしょう。
このように自分の将来が関わることに対して、緊張は生まれやすいです。
就活の場合は、どこの企業にも入れないかもしれない、第一志望の企業にどうしても行きたいなどのさまざまな不安のタイプがあるでしょう。
面接は自分のこれからの道の決め手になる機会であり、緊張してしまうのは仕方ありません。
自分に自信がないから
次に考えられる原因は自分に自信がない人であるということです。
他人と比べて劣っている気がしたり、他の優秀な就活生が合格して自分は落ちるかもしれないと考えてしまったりします。
これによって自分の自信がなくなり、面接でも緊張して萎縮してしまう可能性があります。
自分に自信を持つということは非常に難しいことです。
しかし誰もが個性を持っていて、長所と短所があります。
他人の方が優れて見えてしまうのは、おそらくその人の良いところだけ見えているからです。
あなたが得意なことは他人の苦手なことであったり、その逆もあったりします。
企業では人材の長所と短所を面接によって把握して、合否を考えるところが多いでしょう。
自己分析をしっかり行って、面接ではしっかり自分を売り込んでください。
自分に自信が持てない時は思考を一旦リセットする必要があるでしょう。
初対面の人と話すのが苦手だから
面接は基本的に企業に赴いて、初対面の方と話をすることになります。
インターンなどで企業に赴いたことがある人も、面接官が会ったことのある人になるとは限りません。
最近ではオンラインでの面接も増えていますが、やはり初対面であることに変わりはありません。
初対面で話す時はお互いの話のリズム感や、どんな話から切り出すべきかなど悩むポイントが多いです。
特に初対面の人と話すのが苦手だという人には、面接はかなり緊張してしまう可能性があります。
ただ日常的な会話をするというわけではなく、面接という場になると話の内容もしっかり考えないとならないので、余計に緊張感が増すでしょう。
初対面の人と話すのが苦手で人見知りであるということが原因で、面接の時に緊張してしまう人も一定数います。
【面接で緊張してしまう】面接で過度に緊張すると起こり得ること
面接で緊張してしまった時に、どのような現象が起こり得るのか把握しておきましょう。
できれば何事もなく面接を終えたいと思うのはもちろんですが、何が起こるかわかりません。
起こり得ることを予想しておくことで、突然それに向き合うよりも早く対応できる可能性もあります。
面接で緊張しないように心がけるよりも、起こり得る可能性に備えておく方が確実です。
では面接で過度に緊張すると起こり得ることを考えていきましょう。
頭が真っ白になる
過度に緊張すると頭の中が真っ白になってしまうことがあります。
面接で答えようとしていた内容や、考えていたことがわからなくなってしまうような現象です。
例えるならば、面接に備えて紙に書いておいたメモがすべて消えてしまったような状態です。
焦りや緊張から生じやすく、何も答えられなくなってしまう可能性もあります。
早く答えなければと焦ってしまうと余計にわからなくなってしまうかもしれません。
しかし面接では急いで答えることよりも、自分の考えを明確に伝えることの方が重要です。
焦って答えて的外れなことを言ってしまうよりかは、少し時間を貰って落ち着く方がいいでしょう。
一度落ち着いて、自分の頭の中を整理できれば取り戻せるかもしれません。
的を射た回答ができなくなる
緊張によって的を射た回答ができなくなるという現象も起こりやすいです。
頭が真っ白になるほどの緊張ではなくとも、何か答えなければと焦って答えてしまうと生じます。
面接で重要なことは、質問に対してしっかり答えることです。
先ほども申し上げたように、急いで答える必要はありません。
もし答えに戸惑ってしまったら、一呼吸置いてから答えるのがおすすめです。
すぐに答えると緊張によって的外れな回答をしてしまう可能性があるためです。
緊張していたとしても面接官が何を聞きたいのかしっかり把握して、正しい答えが伝えられるように努力しましょう。
また、緊張すると自分の答えやすいような質問に勝手に解釈してしまうような現象が起きやすいということを覚えておきましょう。
顔がこわばってしまう
緊張すると表情が硬くなり、顔がこわばってしまうことがあります。
面接練習などでは笑顔で面接に臨んでくださいと教わるでしょう。
しかし緊張していると笑顔もこわばってしまったり、表情が硬くなってしまったりします。
無理やり笑顔を作ると違和感があるかもしれません。
そうは言うものの、無表情のような硬い表情で面接に臨むのも良くありません。
可能な限り柔らかい表情で話せるように心がけましょう。
最初はこわばってしまっても、話しているうちに表情や緊張も和らいでくるかもしれません。
面接官も就活生が緊張していることはなんとなくわかるはずです。
緊張を和らげてくれるような面接官もいるので、その時にはまずはリラックスすることを重視してみましょう。
声が震えてしまう
顔がこわばってしまうのと同様で、緊張によって声が震えてしまうこともあります。
自分がそれを実感することによって、余計に緊張してしまうこともあります。
生理現象なので、これを無理やり抑えようとするのは厳しいです。
面接官はその様子を見て、あなたが緊張しているということを把握するでしょう。
無理に抑えようとせず、声が震えていたとしても正確な答えを伝えられるように努力しましょう。
面接で重要なのは、質問に対してしっかり答えられるかどうかです。
最初にも紹介しましたが、面接で緊張してしまう人は就活生の8割だという結果が出ています。
同じように緊張してしまっている人が多く、面接官も緊張するであろうことを察しています。
緊張を無くそうとするよりも、しっかり質問に答えることを考えていきましょう。
【面接で緊張してしまう】面接で緊張を和らげるコツ
次は面接で緊張を和らげるコツを紹介します。
緊張をまったくなくすというのは難しく、どうにか和らげることを考える方が良いです。
面接に備えて準備していたとしても、緊張によって頭が真っ白になってしまうこともあれば、焦って的外れな答えを言ってしまうこともあります。
そうならないために緊張しないようにしようと心構えを持っていても、実際のその場に行くと緊張してしまうことがほとんどです。
緊張を和らげるためにはどうすればいいかを覚えておいて、緊張してしまった時にも対応できるように備えておきましょう。
緊張に対する考え方を変える
緊張するのは良くないと考えている人は意外に多いですが、まずはその考え方を変えてみましょう。
緊張に対する考え方を変えることによって、緊張していても焦らなくなります。
考え方の例としては、緊張するほど企業に対して真剣に向き合っているというような前向きなイメージで考えるなどです。
緊張してはダメだと後ろ向きなイメージで考えていると、余計に緊張感が増したり、落ち着いた答えができなかったりします。
緊張に対する考え方を前向きなものにして、自分の緊張を受け入れることが重要です。
考え方を変えるだけで、気持ちも前向きになり、自然に表情が和らいで良い答えができるようになるかもしれません。
面接で緊張を和らげるためには、緊張に対する考え方を変えることから始めましょう。
回答の準備をする
面接に備えて自己分析をしたり、志望動機を考えたりするのは就活生のほとんど全員が行っていることです。
面接でどのような質問が来るのか予想して、回答の準備をしておきましょう。
緊張していたとしても、あらかじめ用意していた答えがあればスムーズに答えられるはずです。
自然に答えられるとそこから緊張が和らいでいき、良い雰囲気で面接を進められる可能性があります。
しかし極度の緊張によって頭の中が真っ白になってしまうと、備えていた答えも飛んでしまうかもしれません。
回答の準備もしておきつつ、柔軟な対応をしていくのが面接では必要とされます。
あくまでも自分の手札として回答の準備をするだけで、すべてそれに頼ってはいけません。
思わぬ質問が来た時に慌ててしまうため、それは覚えておきましょう。
深呼吸をする
もし実際に緊張してしまった時には、深呼吸してみましょう。
まだ緊張していなくても、面接が始まったら緊張してしまうこともあります。
深呼吸は面接の始まる前に行っておくと効果的です。
深呼吸によって、自律神経と副交感神経のバランスが保たれ、緊張が和らぐという結果が出ています。
誰にでもできる方法なのでぜひ試してみてください。
ゆっくりと大きく息を吸い、そのままゆっくり吐いていきましょう。
これを数回繰り返して、落ち着いた状態で面接に臨めると良いです。
深呼吸にもいろいろなやり方があるようなので、気になる方は調べてみてください。
面接中でも極度に緊張してしまって何も答えられない時には、一度その場で深呼吸してもいいかもしれません。
緊張していることを伝える
緊張を前向きに考えるというのは先ほど紹介しましたが、実際に緊張しているということを面接官に伝えてしまうというのも手です。
自分の今の状態を相手にわかってもらうだけで、安心感が違います。
相手も緊張しているということがわかるので、あなたがリラックスできるように心がけてくれるかもしれません。
緊張しているということ自体が、面接の際に悪い評価につながることはありません。
緊張していてスムーズに話せないかもしれませんと伝えておくことによって、相手もあなたがしっかり答えられるように時間をくれるでしょう。
答えに詰まってしまった時には、考えを整理するので少しだけ時間をくださいと聞いてみても良いです。
何も答えられないよりかは努力を見せる方が好印象につながります。
とにかく面接の回数をこなす
何事も経験することによって学んで、慣れていくものです。
面接も同様で、とにかく場数を踏むことが大切です。
面接の経験を積むためには、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどを利用しましょう。
企業によって面接のスタイルはさまざまですが、たとえ違う面接のスタイルだったとしてもやらないよりは良いです。
とにかく面接の回数をこなすことが自分の経験値になります。
慣れてくると緊張しにくくなっていき、答えや言葉の選択もスムーズにできるようになるものです。
ただ数をこなすだけではなく、しっかりフィードバックも行って、自分の苦手なところを直していきましょう。
うまく答えられなかった質問があれば、次に聞かれた時には答えられるように備えましょう。
【面接で緊張してしまう】ベンチャー企業の面接対策も行おう
大企業とベンチャー企業とでは面接のスタイルが少し違う可能性があります。
大企業の面接だと、服装はスーツでしっかりと、面接ではテンプレートが組まれていて緊張しやすい雰囲気があります。
一方でベンチャー企業は少しラフな雰囲気です。
もしベンチャー企業を受けようと考えている方はベンチャー企業向けの面接対策もしておきましょう。
大企業と比べると、就活生の人柄を見ることを重視しているような形が多いかもしれません。
私服で面接可能というところもあり、経験のない人はイメージがしづらいでしょう。
ラフな雰囲気であるといっても、面接という名目なので緊張してしまう可能性はあるため、対策は必要です。
以下の記事がベンチャー企業の面接に特化したものになっているので、参考にしてみてください。
まとめ
面接で緊張してしまうことを不安に感じている人は、自分に合った方法で緊張と向き合っていきましょう。
緊張しないようにするということ自体は難しく、それにいかに向き合っていくのかが重要だと思います。
やはり面接時に緊張によって何も答えられないような状況になってしまうのは避けたいです。
自分が緊張したらどうなるかを予想し、その対策を考えておく必要があるでしょう。
本記事で緊張に向き合うためのさまざまな方法を紹介したので、ぜひ試してみてください。