OB訪問当日!どんな流れでOB訪問って進むの?注意点や前日までに準備しておくことを解説!

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はじめに

OB訪問で失敗しないためには、あらかじめOB訪問の流れをきちんと知っておくことが重要です。

当日になって、焦って慌てたり、思いつきで行動したりしないように気をつけましょう。

また、当日は先輩に貴重な時間を割いて来ていただくわけなので、最低限のマナーや礼儀を守り、失礼のないように心がけることも大切です。

限られた時間の中で、聞きたいことや相談したいことを効率良く話せるように、あらかじめ全体の流れを把握してイメージしておくことをおすすめします。

【OB訪問当日】OB訪問とは

OB訪問とは、気になる企業で働いている先輩に実際に会い、企業や仕事内容について実際のお話を聞きに行くことを言います。

就活では、説明会やネットの情報などで企業や仕事についてある程度知ることはできますが、実際の社風や仕事内容についてまではなかなか見えてこないものです。

OB訪問を通して実際に働いている先輩に直接話が聞けることで、ネットには載っていない、働いている方の本音ややりがいなどのリアルな声を知れる機会になります。

【OB訪問当日】当日の流れ

OB訪問のアポイントが取れたら、当日どんな流れになるのか、全体の流れを事前に把握しておきましょう。

事前に全体の流れをイメージして頭に入れておくことで、当日に先輩との話にも集中できますし、余分なことを考えずに済むので、緊張せずスムーズに進行することができます。

緊張して忘れてしまう可能性もあるので、全体の流れや質問、相談したいことをまとめたら、手元資料として確認できるようにメモしたものを用意しておくと良いでしょう。

待ち合わせ

社会人であるOB、OGの先輩は多忙の中、ボランティアで時間を割いて会ってくれます。

遅刻は厳禁ですので、公共交通機関の遅延は必ず起こるものと念頭に置いて行動しましょう。

指定した待ち合わせ場所には、15分前に着いておくようにします

万が一、トラブルなどにより遅延しそうな場合は、なるべく早急に連絡をし、誠意を持って謝罪をしましょう。

約束時間に遅れなかったとしても、先輩が先に来ていた場合には到着が遅くなったことを謝るようにしてください。

また、状況によって座って待っていた場合には、必ず席を立って迎えるようにします

座ったまま迎えるのはマナー違反になり、失礼な態度となってしまいますので気をつけましょう。

先輩と会ったら挨拶をし、自分の名前を伝えて「本日はよろしくお願いいたします」と丁寧に対応しましょう。

場所に移動

上記のように軽く挨拶をしたら、予定していたカフェやレストランなどに移動します。

席に落ち着いたら、改めて簡単な自己紹介と、忙しい中わざわざ時間をとって来ていただいたことに感謝の気持ちを述べましょう。

手土産を渡す場合は、このはじめの挨拶のときに渡すのがマナーです。

お店での注文は、基本的にOBの方の注文に合わせるようにしましょう。

先輩の注文と違うメニューを注文する場合は、なるべく先輩が注文したものより安いものを選ぶようにすると良いでしょう。

注文が決まったら、あなたが店員さんを呼び、店員さんにまとめて注文したいものを頼むようにします。

OBの方の手を煩わせないように、細やかな気を遣う姿勢があると好印象につながります。

アイスブレイク

話を進める際は、さっそく質問に入るのではなく、最初に軽くアイスブレイクの時間を設けましょう。

アイスブレイクでは、まず自分の今の就活状況について話すと良いでしょう。

あなたの就活状況を知ることで、OBの方にとっては、その後どのような話をすればあなたにとって有益になるかなど、話をする事前情報にもなります。

具体的な状況や課題に感じていることなどを話しておくと、質問したこと以外にもためになるアドバイスをしてもらえる可能性があります。

また、就活の話だけに限らず、他愛もない世間話もしながらなごやかなムード作りを心がけましょう。

緊張しているのは相手も一緒のはずなので、この後の質問のために緊張を解いて話しやすい空気感を作るように心がけてください。

質問

アイスブレイクである程度緊張がほぐれたら、いよいよ本題の質問に入ります。

質問に入る前に「それでは、これから質問に入らせていただきますね」など区切りの言葉が一言あると、OBの方も気持ちを切り替えやすいでしょう。

質問する際は、相手の話を遮らないように注意しましょう。

また、OBの方に質問をして、あなたが企業や仕事について知りたいことを教えてもらうことが目的ではありますが、大前提として相手とのコミュニケーションであることを忘れないようにしてください。

OBの方も、質問攻めになると息が詰まり、楽しい会話ができなくなってしまいます。

質疑応答の時間ではなく、あくまでも会話をすることを意識して、楽しく会話を進めながら質問をしていくように心がけましょう。

OB訪問で使える質問について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

お会計

お会計は基本的にOBの方が払ってくれるケースも多いですが、おごられる場合には失礼のないようにするために、おごられるマナーについて事前に頭に入れておきましょう。

まず大前提として、おごってもらうのが当たり前という姿勢はNGです。

お会計の前に、まずは「自分が支払います」というスタンスを見せましょう。

その際に、自分も財布を出すなどして、払おうとする姿勢をわかりやすく行動で示すようにします。

OBの方が「いいよ、支払うよ」と申し出てくれたら、お礼を述べて素直に支払いをしてもらいましょう。

ここで、遠慮して「こちらが支払います」などと押し問答にならないように注意してください。

遠慮のしすぎで、会計時の支払いに関してごたごたしてしまうと逆に失礼にあたってしまいます。

支払いをしてもらったら、必ず感謝の言葉を伝えることを忘れないようにしましょう。

お礼のメール

OB訪問が終わったら、その日のうちにお礼のメールを送りましょう。

お礼のメールの内容や書き方ももちろん大切ですが、訪問後になるべく早く感謝の気持ちを伝えることが大切です。

お礼のメールは早ければ早いほど、礼儀正しくマナーがあると感じられて好印象につながります。

迅速なお礼のメールは、社会人になってからビジネスマナーにおいても大切なことになりますので、ぜひ覚えておきましょう。

またお礼のメールでは、OB訪問への感謝の気持ちに加えて、OBの方の話から学んだことや気づき、今後のあなたの抱負なども書くと好印象です。

あなたの誠意も伝わり、さらにOBの方も有意義な時間を設けることができたと感じ、今後も応援してくれる存在になってくれることでしょう。

OB訪問の時間が遅い時間で夜遅くなるような場合には、翌日中にメールを送るようにすると良いでしょう。

お礼メールの書き方について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

【OB訪問当日】注意点

社会人であるOBの先輩方は、忙しい合間を縫って時間を設けてくれることを常に頭に入れておきましょう。

貴重な時間を有意義なものにするためにも、社会人であるOBの先輩に失礼がないようにマナーを守った言動を心がけてください

OBの方は相手が学生であることをもちろん承知しているので、細かいビジネスマナーまで求めることはしませんが、一般常識の範囲でのマナーは事前にきちんと確認しておくようにしましょう。

また、一般的なマナーに加えて、目上の方に対する敬意を払った態度を意識することも大切になります。

言葉遣い

マナーの基本として、必ず丁寧な言葉遣いを意識しましょう。

言葉遣いは、相手に与える第一印象に大きく影響します。

どれだけ誠意や意欲があったとしても、言葉遣いがきちんとできていないと、一般常識がない人だとみなされてしまい、OB訪問だけでなく就活でも失敗してしまう可能性が高まります。

就活時も社会人になっても、必要不可欠なスキルが正しい敬語の使い方です。

注意点として、自分自身では丁寧な言葉遣いで敬語を用いているつもりでも、実は間違った敬語の使い方をしている場合があるので気をつけましょう。

今後の面接対策やマナーのある社会人になるためにも、あらかじめ正しい敬語の使い方を学んでおくことをおすすめします。

OB訪問で先輩と話をするときも、面接をするという気持ちを持って相手に接してみると良いでしょう。

リアクション

OBの方が話をはじめてくれたら、相槌をうったり、うなずいたり、しっかりとリアクションをとりましょう

コミュニケーションで大切なのは、相手の話に興味を持って傾聴するという姿勢です。

リアクションの反応が薄いと、ちゃんと聞いているのかな、興味がないのかななどと思い、話している方は話す気力がなくなってしまいます。

リアクションは普段より大きめにとることを意識すると良いでしょう。

また、話を聞きながらメモをとることばかりに夢中にならないように、書きながらも相手の目を見てリアクションをとることを意識してください。

しっかりと目を見て話を聞くことで、ちゃんと興味を持って聞いてくれているなと感じ、相手も気持ちよく話ができます。

話しやすい環境を作ることができれば、本音を引き出すことにもつながるので、結果的により有益な情報を得られるのです。

名刺の受け取り

OBの中には、名刺を渡してくれる方もいます。

社会人になると、顔合わせする際に名刺の受け渡しは当たり前のようにありますが、名刺の受け渡しに慣れていない方は事前にマナーを確認しておきましょう。

名刺を受け取るときは、座っている場合は立って、片手ではなく両手を胸の高さにあげ「頂戴いたします」と一言添えて受け取りましょう。

また、自分の指が名刺に記載してある相手の名前、会社名、肩書きなどに被らないように、紙の端を両手の指で持つように心がけてください。

このときに机を挟んでいた場合は、机を挟んだまま受け取るとマナー違反になってしまうので、必ず机をまわって対面する状態で受け取るように注意しましょう。

受け取ったら、カバンや名刺入れにすぐにしまわずに、会話をしている間は自分から見て机の左斜め上側に置きます。

名刺入れを持っていれば、名刺入れの上に置いておくのがマナーです。

【OB訪問当日】前日までに準備しておくこと

ここまで、OB訪問の当日の流れをひと通り確認してきましたが、最後にOB訪問の前日までに準備しておくことをチェックしておきましょう。

貴重なOB訪問の時間を無駄にせずに有益な時間にするためにも、前日までにできる準備をやっておくことをおすすめします。

しっかりとした事前準備ができることで、心のゆとりが持てるので、当日も焦らずに余裕を持ってOB訪問に出向くことができます。

やれるだけの準備をしたら、後は心配することはありません。

しっかりと準備をした自分に自信を持って、当日を迎えましょう。

リマインドメール

「リマインド」とは英語でremindと表記し、「思い出させる」「気づかせる」という意味です。

つまり、リマインドメールとは、約束を相手に思い出してもらう、再確認してもらうために送るメールのことを言います。

リマインドメールを送るタイミングは、前日のお昼から夕方の時間帯にしましょう。

OBの先輩は、日々忙しく仕事をしている社会人なので、忙しさの中で約束の日時を忘れてしまったり、日時を間違えて記憶してしまっていたりする可能性もあります。

前日にリマインドメールを送ることで、お互いの認識のズレがないように、改めて約束の再確認ができますし、丁寧でマナーのある学生だなという好印象にもつながります。

ただし、再確認するためのメールとはいえ、「確認メール」という印象を与えないように注意しましょう。

あくまでも「明日よろしくお願いしますね」という訪問前日の挨拶の意味合いで送るようにしてください。

リマインドメールの書き方について詳しく知りたい方はこちらからどうぞ。

服装

OB訪問をする際の服装は、基本的にスーツであれば間違いありません。

スーツは社会人としての正装ですし、OB訪問は就職活動の一環でもありますので、スーツを着用しておくとマイナスな印象にはならないでしょう。

一方で、あらかじめ「私服でも良いですよ」と言われていたら私服で行きましょう。

ただし、私服の場合には、ラフで普段遊びに行くような服装は避けて、オフィスカジュアルな服装を意識するようにしてください。

オフィスカジュアルとは、オフィスでの仕事場でふさわしいカジュアルな服装のことで、下はシンプルなパンツやスカートに、上はジャケットや女性であればカーディガンなどを羽織ると良いでしょう。

また、リマインドメールに当日着ていく服装を書いておくと、待ち合わせのときにスムーズに落ち合えるので参考にしてみてください。

まとめ

OB訪問は実際に、興味のある企業で働いている社会人と対面して、リアルな仕事の話や気になる企業の実情を聞ける貴重なチャンスです。

普通に就職活動をしているだけでは、このリアルな本音の話を直接聞ける機会はほとんどないと言っても過言ではないでしょう。

初対面で社会人であるOBの先輩に会いに行くことはとても勇気のいることだとは思いますが、就活生の特権を活かしてOB訪問に積極的に挑戦してみましょう。

また、すべての企業ではありませんが、中にはOB訪問後、企業の採用担当がOBからの情報を本選考の参考にすることもあります。

さらに、OB訪問の経験を面接時に話すことで、よりあなたの志望度や熱意を伝えることもできますので、OB訪問は就活においてとても有利に働くと言えるでしょう。

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