面接でしてはいけないNGワード・行動集|無意識で落ちる人の共通点とは?

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はじめに

インターン逆質問

エントリーシートが通って次は面接となったとき、特にまだ面接を経験したことがない方は、うれしい気持ちと同時に緊張も感じているのではないでしょうか。

面接においては、もちろん面接官からの質問に対する受け答えの内容も見られていますが、社会人にふさわしい態度が取れているかも、大切なポイントです。

NG行動やマナー違反がひどければ、それが原因で落とされてしまうこともあるため、面接でやってはいけないのはどういう振る舞いなのか知っておきましょう。

【面接NGワード・行動集】評価される3つのポイント

就活の面接で見られているのは、その人のコミュニケーション能力入社にかける熱意、そしてビジネスマナーなどです。

コミュニケーション能力に優れていて、発言からあふれる熱意を感じられても、ビジネスマナーに難点があれば、それは不合格の原因となり得ます。

質問への受け答えや面接中のビジネスマナーに関しては、誰かにチェックしてもらって練習を積めば、特に問題はないでしょう。

しかし、面接の前の段階から、やってはいけない行動をしてしまう方もいるため注意が必要です。

コミュニケーション能力

企業という組織で働く以上、他者との関わりは必ずあります。

そして、自社・他社を問わず、さまざまな立場や年齢の人とやり取りしなければなりません。

そのため、どのような職種で働いても企業に属しているのであれば、コミュニケーション能力はとても基本的なものです。

面接では、質問の要点を理解し、端的に伝えられるかどうかが主に見られています。

おしゃべりが得意であるとか、誰とでも気軽に話せるだけでは、コミュニケーション能力があるとは言えません。

ほかの人が伝えたいことを即座に理解し、それに対して的確に答える能力こそが、コミュニケーション能力なのです。

面接では、面接官がどのような意味でその質問をしているのか把握し、自分の考えをしっかりと伝えられるようにしましょう。

入社への熱意

面接には、その就活生の入社への熱意が、どれほどのものなのかを判定するという目的もあります。

入社した社員が早期退職してしまうのは、その社員にとってもそうですが、企業にとっても大きな痛手です。

特に新入社員の採用から入社後の研修までは、企業は大幅な手間やコストをかけています。

その企業で働いて成果を出す前に辞められてしまっては、企業にとっては、その人を採用した意味がなくなってしまいます。

したがって、高いモチベーションで長く働けるのか、ずっと自社で活躍してくれそうな人材であるかを、面接で見極めなければなりません。

入社後への熱意が伝わらなければ、すぐにモチベーションを失って辞めてしまうおそれがあると判断され、採用には至らないでしょう。

ビジネスマナー

面接を受けている就活生が、将来一緒に働きたい人物であるか、また自社で働いている姿をイメージできるかも、企業が面接を行う理由の1つです。

他者へ気配りができたり、明るく前向きな性格であったりすることも重要ですが、ビジネスマナーが守られているかも採点項目となります。

ビジネスマナーは、多くの人が一度に働いている職場で、皆が気持ち良く働くために存在するものです。

基本的なビジネスマナーの守れていない人物が1人でもいると、その組織は働きにくい環境となってしまい、業務の効率が落ちる可能性さえあります。

しかし、就活生に求められるビジネスマナーは、そこまで難しいものではありません。

常に、相手のことを第一に考えた言動を心掛けていれば良いでしょう。

【面接NGワード・行動集】やってはいけない発言編

面接を受ける際に、取ってはならない言動がいくつかあります。

ただ、面接の場であるからNGというよりは、どのような場面でもとるべきではない言動です。

仲間内であれば笑って許してもらえるような言動も、面接では落とされる原因となるため、普段よりも言動に注意しなければなりません。

遅刻や言葉づかいを含めた話し方などは、すでにくせのようになってしまっていて、すぐには直せないこともあるでしょう。

ここであげるNG言動を普段からとってしまいがちな方は、特に気をつけてください。

他人任せ・受け身すぎる発言

社会人にとって指示されたことを行うことは当たり前です。

そのため、言われたことを性格にこなすといった発言は、一見謙虚に聞こえるかもしれませんが、主体性がないと受け取られる可能性があります。

受け身の姿勢で仕事をすることは誰でも出来てしまいます。

そのため、自分だからこその強みを示す必要があります。

企業は、自ら課題を見つけ、解決策を提案できる人材を求めています。

与えられた役割をただこなすだけでなく、チームや会社にどう貢献したいのかを明確に伝えることが重要です。

私の強みは、指示されたことを正確に、そして期日通りにやり遂げることです。御社に入社しましたら、先輩や上司の方々から教えられたことを着実にこなし、少しでも早く業務に慣れて、戦力として貢献できるように頑張ります。与えられた役割を完璧に遂行することが、会社への貢献だと思っています。
私はチームを支える裏方として働くことにやりがいを感じます。御社でも、チームメンバーや上司の方々の指示通りの働きをし、円滑に業務が進むようサポートすることで、貢献していきたいと考えています。
私の強みは、任された業務を最後まで責任を持ってやり遂げることです。一度引き受けた仕事は、どんなに時間がかかっても、必ず期日までに、そしてミスなく完了させることを徹底しています。御社でも、どんな些細な仕事でも、任された業務は責任をもって正確に遂行したいと思います。

否定的でネガティブな発言・悪口

在籍していた学校や大学時代のアルバイト、部活、サークルなどの環境、あるいは人間関係についての不満や悪口は、決して口にしないでください。

自分が以前所属していたコミュニティに関するネガティブな発言は、入社後も同様の不満を抱くのではないかと懸念されてしまいます。

どのような状況でも前向きに取り組める姿勢や、困難を乗り越えた経験などを伝えることで、よりポジティブな印象を与えられます。

大学時代に続けていた居酒屋のアルバイトでは、店長と先輩たちの人間関係が悪く、ギスギスした雰囲気が常にありました。私は板挟みになることが多く、毎日がストレスでした。その環境に耐えられなくなり、卒業を前に辞めることにしました。
大学では軽音楽サークルに入っていましたが、特に目標もなく、ただだらだらと練習するだけで、時間の無駄だと感じていました。結局、もっと自分の成長につながることに時間を使いたいと思い、途中で辞めて、プログラミングの勉強に集中することにしました。
カフェでのアルバイト経験を通じて、新メニューの改善提案を上司にしたことがありました。しかし、その上司は現場のことを何もわかっておらず、私の意見は全く聞き入れてもらえませんでした。結局、自分のアイデアが活かされないことに不満を感じ、アルバイトを続けるモチベーションが下がってしまいました。

若者言葉・誤った敬語

面接はビジネスの場です。

くだけた若者言葉や、間違った敬語は、社会人としての基本マナーが身についていないと判断されてしまいます。

「マジで」や「〜っす」といった言葉遣いは避け、丁寧で適切な敬語を使いましょう。

また、若者言葉ではなくても、公的な場では避けるべき話し言葉、例えば、ら抜き言葉などを使わないように注意しましょう。

自信がない場合は、事前に練習しておくことをお勧めします。

本日はお時間いただき、ありがとうございます。御社にマジで入りたくて、今日の面接をずっと楽しみにしていました。面接を通して、自分の強みをしっかり伝えられたらなと思います。
いくつか質問してもよろしいでしょうか。部長さんにお聞きしたいんですが、今進められている新規プロジェクトって、具体的にはどんな感じっすか?今後の展開とかも気になっていまして。
この仕事のやりがいについては理解できたのですが、正直なところ、覚えられるか少し不安です。それでも精一杯努力して、早く仕事を覚えていきたいと思っています。

自己中心的な発言

自分のスキルアップや福利厚生を理由にその企業を志望したといった自分の利益ばかりを主張する発言は、企業への貢献意欲が低いと判断されます。

企業は、組織の一員としてチームに貢献できる人材を求めています。

明確なキャリアプランを描いていたり、将来の目標があることは素晴らしいことですが、企業をそのための踏み台にするかのような発言は避けましょう。

自分のキャリアプランと企業のビジョンがどう結びつくのか、そしてその企業にどのように貢献できるのかを具体的に伝えることで、協力的な姿勢をアピールできます。

将来は、御社で得られる幅広い経験を活かして、いつか自分で会社を立ち上げたいと考えています。そのために、まずは御社のビジネスモデルを学び、業界全体で通用するスキルを身につけたいと思っています。御社は、そのためのステップとして最高の環境だと感じています。
私が御社を志望した一番の理由は、業界の中でもトップクラスの給与水準と、充実した福利厚生に魅力を感じたからです。社員の生活を大切にする御社の姿勢に共感しました。入社後は、安心して長く働ける環境で、自分の力を最大限に発揮したいと考えています。
私は大学でプログラミングを学んできましたが、御社の事業内容を拝見し、これまでの知識やスキルをさらに伸ばすことができる環境だと感じました。新しい技術にも積極的に挑戦し、自身のスキルアップに繋げていきたいです。

自信のなさを感じさせる発言

面接において自信がないと感じさせるような弱気な発言は、熱意や成長意欲に欠けると見なされてしまいます。

謙遜してそのような発言をすることもあるかもしれませんが、面接では、その謙遜は消極性と結びついてしまいます。

企業は、困難な状況でも前向きに努力し、成長してくれる人材を求めています。

たとえ経験が少なくても、それを克服するために何を学んできたのか、そして今後どのように貢献していきたいのかを自信を持って伝えましょう。

大学でプログラミングの勉強をしていたのですが、周りにはもっと優秀な友人が多かったので、正直、あまり自信はありません。それでも、御社でなら、自分のスキルを伸ばせると思い、頑張ってみたいと思います。
営業職は未経験なので、すぐに結果を出して御社に貢献できるか正直わかりません。ですが、学生時代に培ったコミュニケーション能力を活かし、一から学び、少しでも早く戦力になれるよう努力します。
本日はありがとうございました。最後に一つお聞きしたいのですが、私のような経験の浅い者でも、御社のプロジェクトに貢献できる機会はあるのでしょうか。私なんかで、本当に御社の力になれるのか少し不安です。

協調性のなさを感じさせる発言

チームで作業するよりも、一人で作業することを好む発言は、協調性がないと受け取られます。

多くの仕事は、同僚や他部署の人々と協力して進めるものです。

チームワークやコミュニケーション能力は、どのような職種でも不可欠な要素です。

過去の経験から、チームで協力して成果を出したエピソードなどを交えながら、協調性をアピールすることが大切です。

個人での作業のほうが得意な場合でも、周囲との協力を前提にしたうえで、個人作業で発揮される集中力や独創性をアピールするといいでしょう。

私は大学のゼミで、グループワークよりも個人で論文をまとめることに集中していました。チームで作業すると、どうしても意見の調整に時間がかかってしまうので、一人で黙々と作業する方が効率が良いと感じていたからです。御社でも、自分の担当業務は一人で責任を持って進めたいと考えています。
高校時代は野球部に所属していましたが、チームの作戦が自分の考えと違うことが多く、自分の意見が通りにくい集団行動は正直苦手でした。そのため、与えられた役割だけを淡々とこなしていました。仕事でも、自分の意見を尊重してもらえる環境で働きたいと考えています。
私は自分のペースで仕事を進める方が集中力が高まり、より良い成果を出せると考えています。周りの人たちと足並みを揃えることよりも、自分の裁量で仕事を進めることにやりがいを感じます。御社でも、個人の成果が正当に評価される環境を期待しています。

熱意や意欲が感じられない発言

やりたいことがない、なんとなく応募をしたといった、志望動機が不明確な発言は、企業への関心が薄いと判断されてしまいます。

なぜこの企業で働きたいのか、その企業で何を実現したいのか、という強い熱意と意欲を具体的に示すことが、採用担当者の心を動かす鍵です。

採用担当者に他の企業でもいいのではないかと思われてしまっては、採用からは遠ざかってしまいます。

もし、やりたいことが明確になっていない場合でもその企業の事業や強みに沿った志望動機で熱意を示しましょう。

御社の事業内容を拝見し、幅広い分野に挑戦していることに魅力を感じました。私はやりたいことを一つに絞っていないため、御社でなら色々な経験を積むことができそうだと思い、志望しました。
正直なところ、今はまだ入社後に具体的に何をしたいか明確にはなっていません。しかし、どのような仕事でも一生懸命取り組み、御社に貢献できるように頑張ります。
私が御社を志望した理由は、創業以来、安定した経営を続けていらっしゃる点に魅力を感じたからです。業界の中でも確固たる地位を築いており、安心して長く働ける環境だと思いました。

履歴書とは異なる内容の発言

面接で語る内容は、履歴書や職務経歴書と一貫している必要があります。

もし、履歴書に記載した経験やスキルについて矛盾した発言をすると、嘘をついているのではないかと疑念を抱かれてしまいます。

また、職務履歴に限らず、志望動機、自己PRなどの内容が一貫していることでそれぞれの内容の説得力が増します。

面接前には、提出書類の内容を再度確認し、話す内容を整理しておきましょう。

履歴書にはTOEICスコアを記載しましたが、実はTOEICのテストを受けて以降、英語を使う機会があまりなかったので、今は少し自信がありません。ですが、これからまた勉強し直して、業務に活かせるように頑張りたいです。
本日はお時間いただきありがとうございます。履歴書には、御社の事業内容に惹かれたと書きましたが、実はもっと個人的な理由もあって。社員の方々の働きやすさを重視する御社の社風に強く魅力を感じ、志望しました。
履歴書では、サークル活動でリーダーシップを発揮したと書きましたが、正直なところ、私はどちらかというと、みんなの意見をまとめるサポート役のほうが多かったです。チームを前に進めるために、裏で支えることにやりがいを感じていました。

誤った知識を伝える

面接で各業界について話す際、誤った知識を使うと、面接官に業界理解が浅いと判断され、評価が下がる可能性があります。

例えば、業界の最新動向や専門用語を間違えて使うと、「この業界への関心が低い」「事前準備が不足している」と思われ、好印象を与えることが難しくなります。

正確な知識を身につけるために、企業の公式サイトや業界ニュースをチェックし、最新情報を押さえておくことが重要です。

面接では、自分の理解に自信が持てる範囲で話し、誤解を招く発言は避けるよう意識しましょう。

自分を持っていない言動

特にベンチャー企業の面接の場合、自分を持っていない言動をするのは控えましょう。

なぜなら、ベンチャー企業は自主性や積極性がある人物を求めているからです。

たとえば、「友人がおすすめしてくれたので応募しました」など、自分以外を主語にした言動をしてはいけません。

自分の意思を明確にし、自分の意見を持った言動をするように心がけましょう。

特に、普段から人を理由にする癖がある人は注意が必要です。

面接でも自分を持っていない言動になりやすくなるため、意識して話しましょう。

差別的、反社会的、企業の理念に反する発言

面接で社会的秩序を乱すような発言をしてしまうと落とされる可能性が高くなるでしょう。

また社会人としても、そのような発言はふさわしくないためNGです。

しかし、普段の会話から気をつけているのであれば、面接中にそのような発言は出てくることはほぼありませんので安心してください。

そのほかにも、企業理念に反するような発言にも気をつけましょう。

これは、「企業理念を理解していない」と判断されてしまう要因になり得ます。

また、他人を下げるような発言もしてはいけません。

日常の会話から発言を意識することはできるので、発言が気になる方は日常会話から改善していきましょう。

NGな言動を意識しすぎない

先ほど紹介したようなNGな言動は、可能な限り控えるべきです。

ですが、NGワードを避けて話すように意識をしすぎると、発言する際に言葉が詰まってしまう可能性があります。

これが原因で面接に集中できなくなることも多く、そうなると自分をアピールすることも難しくなります。

そのため、NGワードを怖がるのではなく、そのような言葉があると意識の片隅に留めるだけにしておきましょう。

むしろ、自分をアピールする言葉を選び、それを面接で伝えられる練習を優先することが大事です。

ただし、NGな言動は無意識のうちにしてしまう可能性があるため、不安な方は模擬面接の際に確認しておくと良いでしょう。

SNSの発言に注意

SNSが普及した近年は、匿名でさまざまな発言をすることができます。

応募者の人物像を調べるために、個人のアカウントをチェックし、内容を把握しようとする企業も多くあります。

たとえ最終面接までたどり着けたとしても、SNSでの発言内容が悪い場合、大きな減点につながりかねません。

SNSで企業の悪口や暴言は企業のイメージも下がるため、面接者も採用したいとは思いません。

もしネガティブなことがあるときは、友人や家族などの身近な人や、就活のプロである就活エージェントに相談すると良いでしょう。

【面接NGワード・行動集】やってはいけないアクション編

ここでは、面接で避けるべき行動について解説します。

面接は、実際に採用担当者と話している時間だけで完結するのではありません。

その最中はもちろん、前後にどのような行動をとっているかも見られていると考えましょう。

以下で解説する情報をもとに、実践的な面接練習で意識してみましょう。

面接に遅刻

面接に遅刻は、電車の遅延など公的な理由がない限りNGです。

寝坊や乗り過ごし、または駅や道で迷ったなどの理由で遅刻するようなことは、面接であってはなりません。

万が一、遅刻してしまいそうな場合でも必ずメールや電話で事情を説明し、可能であればどれぐらい遅れるかも伝えたうえで、企業側の指示を仰ぎましょう。

普段、大学の授業やご友人との待ち合わせに遅刻しがちな方は、時間の感覚がルーズになっていると考えられるため、特に気をつけてください。

面接に間に合うよう、時間に余裕をもって行動することも大切ですが、事前に面接会場までに道のりを調べておくなどの事前準備も必要です。

遅刻せずに会場へたどり着けるように、しっかりと準備したうえで、本番に臨みましょう。

面接会場に早く着きすぎる

面接でNGなのは、遅刻だけではありません。

会場に早く着きすぎてしまうのも、まだ面接の準備ができていないなど、企業の迷惑になってしまうためNGです。

採用担当者の仕事は、新卒の採用面接だけではなく、1日に何件も面接が入っていることもあります。

面接の準備ができていないうちから学生が来てしまっても、開始時間まで待機する場所さえないことも考えられるのです。

このコロナ禍では、面接が終わる度に消毒作業なども必要になり、余計に忙しいはずです。

したがって、面接会場には開始5分前から10分前に着くのがベストであり、早めに到着した場合でも受付に行かず、どこか別の場所で時間を潰しましょう。

相手の迷惑にならないためには、どう行動すべきなのかよく考えて行動してください。

面接の待ち時間で携帯電話を使用する

腕時計を使う習慣がなく、普段から携帯電話で時間を確認している方が、特にしてしまいがちなNG行動が、面接の待ち時間で携帯電話を使うことです。

自分の番を待っている間は時間が気になる、または、すでに提出してあるエントリーシートを見直しておきたいと思うこともあるでしょう。

しかし、待ち時間に携帯電話を見るのはマナー違反であると考えている人もいます。

したがって、態度が悪いと思われてしまうことがあるため、なるべく控えましょう。

また、面接中に携帯電話が鳴るのも非常に印象を悪くしてしまうので、必ず開始前に電源を切るか、フライトモードにしてください。

エントリーシートは紙に印刷したものを用意し、時間の確認は携帯電話でなく腕時計を使いましょう。

面接官の目を見て話さない

面接官の目を見て話さないことは、面接ではNGです。

就活生の目がどの場所を見ているか、話している相手はチェックしています。

もし面接中に相手の目を見ないで話してしまうと、面接官はすぐにわかります。

面接官と目線が合っていないと、コミュニケーションがうまく取れません。

そして、コミュニケーションが取れないことから減点されてしまうことになるでしょう。

「面接官と目線を合わせるのが苦手」という方もいますが、目の部分を見る以外で目線を合わせる方法もあります。

目より少し下の鼻の上を見るように意識をすると、面接官に目を向けているように見えるでしょう。

正しい敬語を使えていない

正しい敬語が使えていないことも面接においてはNGであり、言葉づかいにも細心の注意を払わなければなりません。

面接では、正しい敬語を使おうと意識していたとしても、緊張のあまり普段の自分が出てしまうこともあります。

特に面接に慣れていないうちは、正しい敬語を使おうとして、反対におかしな言葉づかいになってしまったりなど、うまく話せないこともあるでしょう。

しかし、ビジネスの場では、特にお客様へ対しては、どんなに打ち解けた間柄でも敬語が基本です。

正しい敬語が話せなければ仕事にならないため、今から正しい敬語を身につけておく必要があります。

敬語は、知識だけあっても、実際に使わないと自然と口に出てくるようにはならないので、しっかり特訓しておきましょう。

話し方に問題がある

話し方に問題がある場合も、マイナスの印象を与えてしまう可能性が非常に高いです。

話し方はその人に自信やコミュニケーション能力、常識などを示す重要な要素であり、自分の魅力や強みをどれだけ伝えられるかに直結します。

特に、声が小さかったり、一方的に話してしまったりすることは面接でも大きなマイナスポイントとなります。

それぞれのポイントについて理解を深めておきましょう。

話す声が小さい

いくら素晴らしい内容を話していたとしても、面接官があなたの言っていることをはっきりと聞き取れない場合、その内容は正確に伝わりません。

また、声が小さいと自信がないように見えてしまい、自己主張や積極性が不足していると感じられることが多いです。

特に就職活動では自分の能力や強みを相手にしっかり伝える必要があるため、ハキハキと大きな声で分かりやすく説明することを心がけましょう。

一方的に話す

一方的に話すことも、面接のNG行動として挙げられます。

面接はただ自分の意見や経験をドッジボールのように相手にぶつけるものではなく、面接官とコミュニケーションを取る、いわばキャッチボールのような場面です。

したがって、一方的に話してしまうと、相手が質問を挟むタイミングがなかったり、相手が何を知りたいかを無視してしまうことになります。

確かに、緊張していると丸暗記してきた回答をそのままスラスラ読み上げてしまうかもしれません。

しかし、良い印象を与えるために、落ち着いて会話のキャッチボールをしましょう。

【面接NGワード・行動集】やってはいけない口癖編

面接では、話す内容だけでなく、話し方も重要な評価ポイントになります。

特に無意識に出てしまう口癖は、あなたの印象を大きく左右します。

ここでは、面接で避けるべき口癖とその理由、そして改善策を具体的に解説します。

「あっ」「あのー」「えーと」「えー」

これらの口癖は、次の言葉を探している時に無意識に出てしまいがちです。

しかし、面接官にしてみれば、あまりにこの言葉が入ると話の内容に集中できません。

また、自信がない、準備不足である、という印象を与える可能性もあります。

言葉に詰まりそうになった時は、無理に言葉を繋ごうとせず、一呼吸おいてから落ち着いて話すことで、これらの口癖を避けることができます。

こういった口癖は直すのに時間がかかります。

面接練習だけでなく、日頃の会話から意識してみましょう。

「うん」「うんうん」

面接官の話を聞いている時、「うん」や「うんうん」と相槌を打つのは、一見すると共感しているように見えます。

しかし、これは友人との会話では問題なくても、ビジネスの場、特に目上の方との会話では不適切と見なされることがあります。

代わりに「はい」や「ええ」と明確に返答することで、より丁寧で真剣な態度を示すことができます。

意識的に言い換える習慣をつけましょう。

また、「はい」や「ええ」でも、話の間に挟みすぎると適当に相槌を打っているのではないかと思われかねないため、時々挟む程度にして、基本はうなずくなどにするといいでしょう。

「なるほどですね」「たしかに」

「なるほどですね」「たしかに」といった相槌は、相手の意見を肯定する際に使われがちです。

しかし、これも「うん」と同様に、面接というフォーマルな場では適切ではありません。

目上の方に対して使うには少しくだけた印象を与えてしまいます。

そもそも、なるほどといった言葉は相手の発言を評価している意味合いにも捉えられかねないため、目上の日知との会話では避けるべきです。

代わりに、「はい、その通りです」や「はい、おっしゃる通りです」のように、より丁寧な言葉に置き換えることを心がけましょう。

「〇〇っす」

「〇〇っす」という砕けた表現は、敬語を使い慣れていない人に多く見られます。

早口になったり、語尾が小さくなったりすると、特にこの表現が聞こえやすくなります。

社会人としての基本的なマナーが身についていない、あるいは相手への敬意が欠けていると判断される可能性が高いため注意が必要です。

語尾までしっかりと発音し、「〜です」「〜ます」と丁寧な言葉で話すことを意識しましょう。

語尾まではっきり話すことは、丁寧な言葉遣いに繋がるだけでなく、自信があるようにも感じられます。

【面接NGワード・行動集】やってはいけない回答編

身だしなみや服装がいくらしっかりしていても、肝心な面接の受け答えで失敗してしまっては意味がありません。

たとえご自分の本音であっても、面接官の前で口に出してはいけないことがあります。

面接を通過して、無事に内定を得るためには、ネガティブな内容や漠然としていて具体性のない発言は避けましょう。

企業は、自社で活躍し売り上げに貢献してくれそうな人材を求めています。

仕事への意欲をはっきり見せて、将来企業で活躍できる人材であることをアピールしてください。

仕事に対するネガティブな回答

面接官の質問に対して、仕事に対する意欲が感じられなかったり、仕事を選んだりするような内容の回答は避けましょう。

たとえば「どのような仕事でも良い」などと答えてしまうと、仕事に対する意欲がなく、常に受け身の姿勢であると捉えられてしまいます。

逆に「○○はしたくない」といった回答は、面接官にわがままな印象を与えてしまうでしょう。

就職したら、どのような仕事にも意義を見出して必死に働かなければなりませんし、特に新入社員のうちは配属先を自分で選ぶことなどできません。

働く意欲が低い、もしくはわがままな性格であると見なされないためには、仕事に対してはネガティブな発言を避けて、いい加減な姿勢を面接官に見せないでください。

精神的に辛かったことを回答する

面接では、「辛かったこと」を質問されることがありますが、その際に精神的に辛かった経験を伝えるのは避けた方がよいでしょう。

面接官は、あなたが困難に直面したときの対応力を知りたいと考えています。

しかし、精神的に辛かった経験を強調しすぎると、「仕事でも同じようにストレスを感じやすく、乗り越えられないのではないか」と思われる可能性があります。

この質問では、困難な状況をどう工夫して乗り越えたのかを伝えることが重要です。

前向きな対応や成長につながった経験を交え、ポジティブに答えましょう。

NGな志望動機

志望動機は、面接でも最重要視されているといっても過言ではない項目です。

志望動機の良し悪しは、採否に直結すると考えて、しっかりとした内容にしなければなりません。

しかし、ここでも言ってはいけないことがいくつかあります。

たとえ、それがご自分の本音であっても、待遇について言及したり、抽象的すぎたりする内容は避けましょう。

自分にそのつもりはなくても、気がつかないうちにNGな発言をしてしまうこともあるため、志望動機の内容は慎重に作成しましょう。

待遇が良いから

たしかに、待遇の良さは企業選びの重要な要素であり、待遇が良い企業を選ぶのは誰もがやっていることで、決して間違ったことではありません。

しかし、面接の場で待遇の良さを志望動機にしてしまうと「待遇さえ良ければほかの企業に行ってしまう人」と見なされてしまいます。

企業としても、業務内容など企業そのものではなく、待遇に惹かれて来た就活生だと思うと、あまり気分の良いものではありません。

そのため、志望動機で待遇面をあげてはいけないのです。

成長できるから

成長したと願うことは働くうえで、大切なことではありますが、成長できることを志望動機にしてはいけません。

なぜなら、企業が欲しているのは戦力となる学生であり、スキルを教える学びの場ではないからです。

面接では学生気分を捨てて、いかに自分がその業界に向いていて、企業に対してどれほどの貢献ができるのかをアピールしましょう。

「成長できるから」という志望動機は自分本位な視点であり、企業にどのような利益がもたらされるのかが見えてこないのです。

ワークライフバランスを重視したい

志望動機を述べる際に、「ワークライフバランスを重視したい」と答えてはいけません。

特に、ベンチャー企業の中には働きやすさをアピールしていることもありますが、実際は出勤時間が多いことが大半です。

そのため、ワークライフバランスを重視している方は注意が必要と言えます。

もしワークライフバランスが志望の動機のひとつであったとしても、なるべく回答しないようにするべきです。

面接でワークライフバランスについて答えると、「熱心に働く気持ちがない」とされて評価を下げられることもあるため注意しましょう。

大きな仕事をしたいから

就職したら、いつかは大きなプロジェクトに携わって、世界が驚くような成功を収めたいといった夢を抱いている方もいるでしょう。

しかし、志望動機が「大きな仕事をしたいから」では、あまりに漠然としすぎています。

何かしらの意欲をもっていることは伝わってきますが、内容が抽象的すぎて、いったいどのようなことを成し遂げたいのかが伝わりません。

具体的に携わってみたい仕事内容がないと、業務内容の理解が浅く、企業研究が甘いと思われているおそれがあります。

サービスや商品が好きだから

サービスや商品が好きだということは、その企業に興味をもつきっかけとしては十分です。

ただし、あくまできっかけであり、入社したい理由にはなりません。

サービスや商品が好きなだけでなら、ファンとして消費者の側からその企業を支えていれば良いわけです。

面接の志望動機は、サービスや商品が好きというきっかけから、さらになぜ入社を希望するのかという理由につなげていかなければなりません。

自分が好きなサービスや商品をどう広めていくのかなどの、視点があると良いでしょう。

好印象を与える志望動機とは?

企業に好印象を与える志望動機は、なぜその企業を選んだのかがわかりやすいものと、企業にもたらす利益をきちんとふまえているものです。

「なぜこの企業でなければならないのか」という視点で述べられる志望動機は、企業研究をよくしているという印象を与えます。

また「入社後にどのようなことを成し遂げ、どのように貢献したいか」という視点は、企業に貢献したいという気概が感じられるため、好印象です。

自分が何をしたいかという希望は大切ですが、いくら好きなことをしても企業への貢献にならなければ意味がないのです。

どうしてもその企業に入りたいという熱意と、自分がどういった形で企業に貢献できるのかを上手に伝えられれば、その場の雰囲気も良くなり、面接がスムーズに進むでしょう。

NGな自己PR

面接で、志望動機と同じくらいの重みをもっているのが自己PRです。

しかし、その人の性格としては良いものであっても、面接ではNGとなってしまう内容もあるため、注意しなければなりません。

そのためには、まず企業がどのような人材を欲しているのかを探る必要があります。

自己PRもそれに近づけておけば、自己PRが原因で落とされる可能性は低くなるでしょう。

企業に自分の魅力や能力をしっかり伝えられるように、それが発揮されたエピソードなども取り入れてください。

根拠がない

根拠がない自己PRは非常にマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。

「私はリーダーシップが強みです」と述べるだけではそれが本当に事実であるか確認できる材料が全くありません。

根拠のない自己PRは単なる「自己評価」や「主観的な意見」に過ぎず、面接官は信頼性に疑問を抱くことでしょう。

自己PRでは必ず過去の体験や具体的な成果を示し、自分の主張に裏付けを持たせる必要があります。

例えば、プロジェクトの成功に貢献したエピソードや、チームをリードして目標を達成した経験があれば、それが根拠となり、面接官に信頼感を与えることができます。

根拠を示し、自分の強みを客観的に証明し、説得力のある自己PRを構築しましょう。

肩書や実績ばかり

自己PRで肩書きや実績を強調しすぎるのも、NGな自己PRの例です。

もちろん、肩書きや実績は重要ですが、それだけを語ると自分の人柄や具体的な行動が伝わりません。

例えば「私は学生時代にサークルの会長を務めていました」「私は学生時代にバイトリーダーを務めていました」と肩書きを強調する人は多いですが、あなたがどのように貢献し、どのようなスキルを発揮したかが全く分かりません。

面接官が知りたいのは、その肩書きの背後にある実際の行動や思考、そして強みです。

したがって、肩書きを述べるだけでなく、そこからどのような挑戦をし、何を達成したのか、どのようなスキルを身につけたのかを説明しましょう。

マイナス表現が多い

自己PRは自分をアピールする場であるため、マイナス表現が多いとネガティブな印象を与えてしまいます。

「自分は〇〇が苦手ですが」「〇〇に失敗した経験がありますが」といったマイナスの表現を多用すると「自信がない」もしくは「消極的な人物である」と思われる可能性が高いです。

もちろん、失敗や苦手なことを隠す必要はありませんが、わざわざ面接の場面で長々と悪いことに焦点を当てる必要はありません。

したがって、基本的には自分の強みや良いところに焦点を当てて説明しましょう。

もしマイナスな話題に触れるならば、その経験をバネにしてどのような能力を身につけたか、その失敗をどのように成功に活かしたかについて最終的に説明するようにしましょう。

抽象的すぎる

抽象的すぎる説明をしてしまうのも、マイナスな印象を与えてしまう大きな理由の1つです。

面接官に自分の強みや能力が正確に伝わるためには具体的に説明するようにしましょう。

「私はコミュニケーション能力が高いです」とただ言われただけでは、どのような場面でコミュニケーション能力を発揮したのかが全く伝わりません。

「常に人とうまく交流することを心がけています」「人の話をしっかりと聞き、噛み砕いた上で回答しています」などの説明は悪いことではありませんが、具体例がないと本当にそのような能力を有しているのかが分かりにくいです。

必ず、数字や他者の意見などの客観的な要素を取り入れ、実際のエピソードを活用して説明するようにしましょう。

強みが漠然としている

強みをアピールする際に、漠然とした表現を用いることは面接でのNG行動の1つです。

「私は努力家です」などの漠然とした表現では具体的にどのような場面で努力をしてきたのかが明確に伝わりません。

強みが曖昧なままだと、企業はその学生がどのように自社で活躍できるのかをイメージできず、評価が難しくなります。

自己PRでは強みを具体的な経験やエピソードと結びつけて説明することが必要です。

例えば「学園祭のリーダーとしてチームをまとめ、全員が目標に向かって効率よく働けるよう調整しました」など具体的な行動を示すことで、強みが明確になります。

ただ強みを述べて終わりにするのではなく、それを裏付ける具体的な行動や成果を示して、自分が企業にとってどのような価値を提供できる人物かを強く主張しましょう。

コミュニケーション能力がある

コミュニケーション能力は面接において必須ですが、それを自己PRとしてしまうのは、非常に漠然としているためおすすめできません。

実際に面接を通しても判断できることであるため、自己PRとしては不適当です。

また、コミュニケーション能力は多くの学生があげる自己PRであり、企業から期待されているものでもあるため、これを自己PRで主張してしまうと面接のハードルが上がりがちです。

以上の理由から、コミュニケーション能力を自己PRにするのは避けたほうが良いでしょう。

自己PRの際、コミュニケーション能力が高いことをアピールする方は多いです。

ですが、「コミュニケーション能力がある」とそのまま自己PRをしても、具体性がなく低評価につながることが多いです。

そのため、コミュニケーション能力について説明するときは、その言葉を言い換える工夫をしてみましょう。

たとえば、「誰とでも仲良くなることができる」「周りと円滑な関係性を作ることができる」と言い換えられるので、自分の中でしっくりくるものを使うようにしてください。

人を支える能力に長けている

人を支えることも生きるうえでは必要なことであり、人をサポートできるのは価値があることです。

ただし、面接の自己PRとして使おうとしているのであれば、考え直したほうが良いでしょう。

なぜなら「周囲の人たちを巻き込んで引っ張っていく主体性に欠けているのではないか」と評価されてしまうことがあるからです。

企業は、指示を待つのではなく主体的に動ける人材を求めています。

就活の面接では、自分で考えて動けることをアピールするのがおすすめです。

運が良いこと

単に運が良いことを自己PRで伝えるのも注意が必要です。

面接官は、「何かしらの行動をした結果が良い出来事が起きた」と解釈するため、前後のつながりがないと「自己分析が足りていない」と判断されてしまう可能性があります。

そのため、運が良いことをそのまま述べるのではなく、どのような考えでどのような行動を起こしたのかを伝える必要があります。

これは客観的に自分を見るために必要な考え方でもあるため、早い時期に身につけておくと良いでしょう。

好印象を与える自己PRとは?

面接官に好印象を与える自己PRは、課題解決能力とその再現性です。

働いている限り課題はつきものであり、それを解決できない限り前に進めません。

そこで「課題に対してどのような強みを活かして解決をはかったのか」という内容の自己PRをすれば、自分の強みと課題解決能力を同時にアピールできるのです。

また、そのいくら良いエピソードがあっても、今後に活かせなければ、ただの思い出話になってしまいます。

したがって「その強みがどのように仕事に役に立つのか」という、再現性を兼ね備えた自己PRが効果的なのです。

面接でどれだけ相手に良い印象を残せたかで、結果が変わってきます。

自己PRの内容はしっかり練って、面接の前には誰かに内容をチェックしてもらうと良いでしょう。

【面接NGワード・行動集】やってはいけない回答例5選と改善策

「志望動機を聞かせてください」

NG例文

私は食文化に興味があり、学生時代にアジアを1カ月かけて旅行しました。
その際、現地の食生活が日本と大きく異なり、安全な食品が手に入りにくい環境を目の当たりにしました。
そこで、日本の食品管理技術の高さを改めて実感し、この素晴らしい技術を海外にも広めたいと考えるようになりました。
御社は食品の輸出事業にも力を入れており、日本の品質を世界に届けるという点に共感し、志望いたしました。

改善方法

この例文では、実体験をもとに志望動機を述べていますが、企業の事業との関連が弱く、結び付け方が強引になっています。

そのため、面接官に「単なる旅行の感想ではないか?」と思われてしまい、良い印象を与えることが難しくなります。

志望動機では、自身の経験を企業の強みや事業内容と結びつけることが重要です。

なぜその企業でなければならないのかを明確にし、企業への理解を深めた上で、納得感のある志望動機を作ることが求められます。

「自己PRを教えてください」

NG例文

私は大学時代、サークル活動とインターンを両立し、どちらでも高い成果を出すことができました。
サークルでは部長としてチームをまとめ、年間イベントの動員数を2倍に増やしました。
一方、インターンでは他の学生よりも早く業務を覚え、最短でプロジェクトリーダーを任されるほどの評価をいただきました。
この経験から、私はどんな環境でも常に周囲より優れた成果を出せる能力があると確信しています。
貴社に入社後も、私の強みを活かし、どんな業務でも即戦力として活躍し、大きな成果を上げられると考えています。

改善方法

この例文では、過去の実績を強調しすぎており、自慢話のように聞こえてしまうため、自己PRとしての説得力が弱くなっています。

さらに、具体的なエピソードが不足しているため、面接官に「どのような行動で成果を出したのか」が伝わりにくい点も問題です。

そのため、自己PRでは入社後にどのように活躍できるのかを明確に伝えることが重要です。

具体的な経験から学んだスキルを企業でどう活かせるのかを整理し、実際の業務と結びつけたアピールを心がけましょう。

「学生時代に頑張ったことを教えてください」

NG例文

私が高校時代に最も力を入れたのは、文化祭の実行委員としての活動です。
私は広報担当として、文化祭の来場者数を増やすためにSNSの活用を提案しました。
しかし、当初は認知度が低く、思うように拡散されませんでした。
そこで、目を引くデザインのポスターを作成し、投稿の時間帯を工夫することで多くの人に見てもらえるようにしました。
その結果、前年よりも来場者数が約20%増加し、大きな達成感を得ました。
この経験を通じて、課題解決力やチームで協力する大切さを学びました。
今後もこの経験を活かし、目標に向かって主体的に行動していきたいと考えています。

改善方法

面接で高校時代に頑張ったことを話すと、「大学では何も挑戦しなかったのかな?」と面接官に思われてしまう可能性があります。

企業は、より最近の経験や成長を重視するため、大学時代の活動を中心に話すのが望ましいです。

特に、アルバイト・ゼミ・インターン・サークル活動などの経験がある場合は、それを優先して伝えましょう。

どうしても高校時代のエピソードを話す場合は、大学での学びや経験とつなげて、成長の過程を示す工夫が必要です。

「あなたの挫折経験を教えてください」

NG例文

私は大学で初めてサークルに入部しました。
もともと運動が苦手だったのですが、大学では新しいことに挑戦しようと思い、テニスサークルに参加しました。
しかし、経験者が多く、初心者の私にはレベルが高すぎると感じました。
練習についていくのが大変で、試合にもなかなか出られず、モチベーションが下がってしまいました。
努力はしましたが、結局上達できる自信が持てず、半年で辞めてしまいました。

改善方法

この例文は、ただ諦めてしまっただけの内容になっており、挫折をどのように乗り越えたのかが伝わりません。

面接官が挫折経験を質問する意図は、困難に直面した際の対応力や成長の過程を知ることにあります。

そのため、「どのように対処したのか」「その経験を通じて何を学んだのか」を明確にすることが重要です。

努力した結果や改善策を盛り込み、「失敗を次にどう活かしたのか」を伝えることで、前向きな印象を与えられます。

「最近読んだ本について教えてください」

NG例文

私が最近読んだ本は、尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』です。
この作品は、仲間との絆や挑戦することの大切さを描いた冒険漫画で、読者に多くの学びを与えてくれます。
特に印象に残ったのは、主人公ルフィの「仲間を信じて行動する姿勢」です。
彼はどんな困難な状況でも仲間を信じ、自ら先頭に立って突き進むことで、周囲を巻き込みながら道を切り開いていきます。
この姿勢は、仕事においてもチームワークやリーダーシップの重要性を示していると感じました。
私も社会に出てから、仲間と協力しながら目標に向かって挑戦する姿勢を大切にしたいと思います。
この作品を通じて、改めて「信念を持ち、仲間とともに成長すること」の大切さを学びました。

改善方法

この回答で紹介されている『ONE PIECE』は漫画本であり、面接官によっては良い印象に繋がりにくい可能性があります。

一般的に、面接官は「最近読んだ本」の質問を通じて、応募者の思考力や価値観、知的好奇心を知りたいと考えています。

そのため、小説やビジネス書、自己啓発書などを選んだ方が、より好印象を与えやすくなります。

もし漫画を選ぶ場合でも、単なるストーリー紹介にとどまらず、具体的な学びや社会での活かし方を強調することで、前向きな印象に変える工夫が必要です。

【面接NGワード・行動集】好印象を与える回答のコツ

就職や転職活動で避けて通れない「面接」。

緊張のあまり、つい言葉を選び損ねてしまったり、マイナスな印象を与えてしまうこともあります。

本記事では、面接でありがちなNG行動を避け、面接官に好印象を与えるための「答え方のコツ」をご紹介します。

特別なスキルがなくても、ちょっとした意識で面接の印象は大きく変わります。

これからご紹介する3つのポイントを意識して、説得力と信頼感のある受け答えを目指しましょう。

結論ファーストで話す

面接では「結論から話す」ことが非常に重要です。

なぜなら、面接官は限られた時間の中で多くの応募者と接しており、要点がつかみにくい話し方は印象を下げてしまう可能性があるからです。

例えば、「私はリーダーシップを発揮できます」という結論をまず伝えたうえで、その理由やエピソードを続けて説明すると、相手は話の全体像をつかみやすくなります。

逆に、結論が最後になってしまうと「結局何が言いたいのか分からない」と感じられてしまいます。

結論→理由→具体例の順で構成すると、説得力とわかりやすさが格段に上がります。

ポジティブな言い回しをする

面接では、ネガティブな表現を避け、前向きな言い回しを心がけましょう。

例えば、「自信がありません」ではなく「まだ学びの途中ですが、着実に成長しています」と言い換えることで、印象が大きく変わります。

たとえ失敗経験について話す場合でも、「その経験から何を学び、今どう活かしているか」に焦点を当てることで、前向きな姿勢を伝えることができます。

ポジティブな言い回しは、あなたの人柄や考え方に好印象を与える大きな武器になります。

緊張してしまう場面でも、言葉選びに少し注意するだけで、面接官の評価はぐっと良くなるでしょう。

エピソードを具体的に話す

「頑張りました」「一生懸命取り組みました」など抽象的な言葉だけでは、あなたの魅力は伝わりにくいものです。

面接では、具体的なエピソードを交えて話すことで、説得力が格段に高まります。

たとえば、「アルバイトで売上を伸ばしました」と言うだけでなく、「POP広告を自作し、3ヶ月で売上を20%アップさせました」といった数字や行動が入ると、相手にもイメージが伝わりやすくなります。

エピソードは長く話す必要はありませんが、「何を、なぜ、どうしたか、結果どうなったか」を簡潔に整理して話すと、あなたの経験と能力がより鮮明に伝わるでしょう。

【面接NGワード・行動集】やってはいけない逆質問編

面接では、最後に面接官に対して逆質問させてもらえる時間があります。

実は、このときの質問内容も面接の一環であり、合否に影響するため、どういったことでも質問できるわけではありません。

内容によっては志望度が低いと思われる、または仕事への熱意を疑われてしまい、せっかくそこまで面接がうまくいっていても、それが一変してしまうおそれもあります。

逆質問でもほかの就活生に差をつけられるように、NGな内容は避け、好感度が上がるような質問を考えておきましょう。

企業研究をすればわかる質問

企業研究をきちんと行っていればわかるような質問内容はNGです。

たとえば、企業理念や取り組んでいるプロジェクトは、企業のHPなどに目を通せば必ず記載されています。

そういった調べればわかるような質問は、企業研究不足で志望度が低いと思われてしまい、印象が悪くなるでしょう。

複数の企業の選考を並行して受ける場合、何社もの企業研究をしなければならず、すべてを完璧にするのは大変かもしれません。

しかし、面接の逆質問は、その企業に勤める社員の生の声を聞ける場でもあります。

そういった貴重なチャンスを、少し調べればわかるような質問で潰してしまうのは、とてももったいないことです。

逆質問は、社員にしかわからないリアルな情報を聞き出す機会にしましょう。

休日や給料などの質問

休日や給料など仕事以外の質問も、面接ではNGです。

もちろん、年間休日数や給料などは、就職先を決めるのに大切なポイントです。

いくらやりがいを感じられる仕事であっても、休日が少なかったり、仕事の内容や量に見合っていない給料だったりする企業も、世の中には存在します。

いわゆるブラック企業を避けるためには、休日数や給料は必要な情報であると言えるでしょう。

しかし、企業への逆質問の場で仕事以外のことについて聞いてしまうと、その企業や仕事への関心が薄いという評価を下されてしまいます。

面接での逆質問も選考の一部であり、その内容からその企業への志望度や熱意が伝わるように工夫してください。

「休んだり給料をもらったりすることしか考えていないのか」と、反感を買わないようにしましょう。

積極性を感じられない質問

仕事に対しての積極性が感じられず、企業への貢献度が低いと感じさせる逆質問もNGです。

たとえば「どのように成長できるか」という質問は、企業に成長させてもらうという甘えが見え、やる気に欠けていると思われてしまいます。

企業が自分を成長させてくれるまで待つのではなく、自力で成長して企業に貢献したいという積極的な姿勢を見せましょう。

また「転職に寛容であるか」などの、将来の転職を前提としているような質問も就活の面接ではNGです。

企業にとっては、転職を最初から考えているような学生を採用するメリットはありません。 どの企業も長く活躍してくれそうな人材を探しています。

自ら成長するために動く気概、そしてその企業に貢献したいという願いが見えないような質問は、面接の場で口に出すべきではありません。

プライベートすぎる質問

給与や福利厚生、勤務時間など、仕事内容に直接関係する質問は問題ありません。

しかし、面接官が採用の判断に直接関係ない個人的な事柄、例えば家族構成、宗教、思想、趣味といったプライベートな情報を探ろうとする質問は避けるべきです。

このような質問は、面接官に入社後の人間関係の構築に対する懸念を抱かせたり、社会人としての常識を疑われたりする可能性があります。

面接は、面接官との対話の場ですが、あくまで一つの企業を通して繋がった社会人同士の会話と考えましょう。

質問をしない

逆質問をせずに面接を終わらせるのは、避けるべきNG行動のひとつです。

企業側からしても、「逆質問はあって当然」といった考えで面接を行っています。

そのため、面接の最後では事前に調べた情報や面接のときに話した内容から質問をしましょう。

その際に、自分の考えも交えたうえで質問をするとなお良いです。

自分の考えを交えるときは、逆質問の内容が面接の内容とかけ離れすぎないように意識しましょう。

逆質問の内容次第でこれまでの失敗を取り戻せる可能性もあるので、積極的に質問をするようにしてください。

【面接NGワード・行動集】やってはいけないオンライン編

コロナ禍を経て、多くの企業がオンライン面接を継続的に実施するようになりました。

本記事では、オンライン面接でやってはいけないNG行動と、その対策について詳しく解説します。

しっかり準備し、万全の状態で面接に臨みましょう!

画面を見てしまう

オンライン面接では、多くの人が画面を見てしまうというミスをしがちです。

しかし、面接官の視点から見ると、応募者が常に下を向いているように見えたり、目が合わないために自信がなさそうに映ることがあります。

これは対面面接で目を合わせずに話しているのと同じ印象を与え、コミュニケーション能力の低さを疑われる原因にもなります。

対策として、画面ではなくカメラを見るよう意識することが重要です。

特に、話しているときはカメラに視線を向け、相手と目を合わせる感覚を持つようにしましょう。

また、カメラの位置を目線の高さに調整すると、より自然な印象になります。

些細なポイントですが、面接官の印象を大きく左右するため、注意しましょう。

通信環境が悪い

オンライン面接では、通信環境の不安定さが大きなマイナス評価につながることがあります。

映像や音声が途切れると、面接官が話を理解しづらくなり、スムーズな会話ができなくなります。

また、何度も聞き返されることで、準備不足や適当な印象を与えてしまう可能性もあります。

対策として、事前に安定したWi-Fi環境を確保し、通信テストを行うことが重要です。

可能であれば、有線LANを使用するとより安定した接続ができます。

また、面接中に急なトラブルが起こった際の対応も準備しておきましょう。

例えば、スマホのテザリングを予備のネット環境として用意しておくと、万が一の際も安心です。

通信環境の不備でチャンスを逃さないよう、しっかり準備しておきましょう。

服装がカジュアル

オンライン面接では「上半身しか映らないから」と油断し、カジュアルな服装を選んでしまう人がいます。

しかし、これはNG行動の一つです。

企業は、オンラインでも対面と同じく、ビジネスマナーや社会人としての意識を見ています。

カジュアルすぎる服装は、「就活への本気度が低い」と判断される可能性があります。

また、不意に立ち上がる場面があった際、下半身のラフな服装が映ってしまい、印象を損なうケースもあります。

オンライン面接でも対面と同じく、スーツまたはオフィスカジュアルを着用し、清潔感のある服装を意識しましょう。

第一印象は画面越しでも重要なので、服装の細部まで気を配り、面接官に好印象を与えられるよう準備しましょう。

周囲の雑音が入る

オンライン面接では、周囲の雑音が入ると面接官の集中を妨げるだけでなく、自身の印象を悪くする可能性があります。

例えば、家族の話し声や外の騒音、キーボードの打鍵音などが入ると、面接官が話を聞き取りづらくなり、スムーズなコミュニケーションが難しくなります。

対策として、静かな部屋で面接を受けることが基本です。

事前に家族や同居人に伝えておく、窓を閉めて外の音を遮断する、マイクのノイズキャンセリング機能を活用するなどの工夫をしましょう。

オンライン面接では「環境を整えることもマナーの一つ」と考え、面接官が集中して話を聞ける環境を作ることを意識しましょう。

【面接NGワード・行動集】やってはいけない準備編

面接の合否は、面接当日の受け答えだけで決まるわけではありません。

実は、その前の「準備段階」から選考は始まっているのです。

自己分析の甘さや企業研究の不足は、経験豊富な面接官にはすぐに見抜かれてしまいます。

本番で慌てないためにも、まずは準備段階でやってはいけないNG行動をしっかりと確認し、万全の体制で面接に臨みましょう。

この記事では、あなたの第一印象を左右する重要な準備のポイントを解説します。

履歴書・エントリーシートのNGポイント

履歴書やエントリーシートは、あなたと企業との最初の接点です。

内容はもちろん、その「丁寧さ」からあなたの人間性や仕事への姿勢が評価されています。

例えば、「どの企業にも当てはまるような志望動機」は、使い回しであることを見抜かれ、志望度が低いと判断されます。

「コミュニケーション能力が高いです」といった具体性のない自己PRも、説得力に欠けるため評価されません。

また、スマートフォンで撮影したスナップ写真や、何年も前の古い証明写真を使うのもNGです。

清潔感のない髪型や服装は、社会人としての常識を疑われます。

空欄が多いのも、意欲がないと見なされる原因です。

これらの書類は、あなた自身をプレゼンする企画書です。

細部までこだわり、熱意と誠意が伝わる書類作成を心がけましょう。

誤字脱字・略語

誤字脱字は、それだけで「注意力散漫」「仕事が雑」「志望度が低い」といったネガティブな印象を採用担当者に与えてしまいます。

特に、企業の根幹である会社名を間違えることは、絶対にあってはならないミスです。

何度も確認したつもりでも、意外なところで間違いは起こるもの。

PCで作成する場合も、予測変換によるミスには十分注意が必要です。

また、「㈱」や「高卒」といった略語の使用も避けましょう。

必ず「株式会社」「高等学校卒業」と正式名称で記載するのがビジネスマナーです。

「貴社」と「御社」の使い分けなど、基本的なルールも改めて確認してください。

提出前には、声に出して読み上げる、時間を置いてから見直す、可能であれば第三者にチェックしてもらうなど、入念な確認作業を徹底しましょう。

話し言葉

エントリーシートで自己PRなどを書く際に、普段話しているような口調で書いてしまう方がいますが、これは絶対に避けましょう。

「〜みたいな」「〜なので」といった接続詞の多用や、「すごい」「ヤバい」といった稚拙な表現は、あなたの知性を低く見せてしまいます。

これらはビジネス文書にはふさわしくありません。

例えば、「色々なことに挑戦したので、コミュニケーション能力が身についたみたいな感じです」といった文章は、「多様な経験を通じて、相手の意図を汲み取り、自身の考えを的確に伝える能力を養いました」のように、具体的かつ丁寧な言葉で表現し直しましょう。

文章を作成した後は必ず読み返し、話し言葉や不適切な表現がないかを確認する癖をつけてください。

丁寧な言葉遣いは、あなたの誠実さを伝え、社会人としてのポテンシャルを示す重要な要素なのです。

身だしなみのNGポイント

面接で注意しなければならないのは、言動だけではありません。 面接を受けるときは、身だしなみにも注意して、先方に失礼のないようにする必要があります。

学生の間はスーツを着る機会もあまりなく、髪型やファッションを自由に楽しんできた方も多いのではないでしょうか。

しかし、社会人になったら、ビジネスの場にふさわしい髪型や服装を選ばないと、失礼にあたります。

面接でも、相手に不快な思いをさせないように、TPOに沿った清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。

髪型

面接を受ける際は、黒髪で表情のしっかりわかる髪型が基本です。

男性の場合は、耳と眉毛が見える長さにして、きちんと結んでいたとしても長髪は避けましょう。

一方、女性の場合は髪の長さは自由ですが、長い方はきちんと結んで、お辞儀をしたときに崩れてしまわないよう注意してください。

もちろん、男女ともに清潔感がもっとも大切であるため、ボサボサで極度に傷んでいたり、プリンのように髪の根元だけ色が違ったりするといった状態もNGです。

髪型が崩れてしまいそうなときは、ワックスなどを使って固めておきましょう。

面接官のところまで整髪料のにおいがただよってしまうような使い方はNGですが、清潔感のある髪型を保つには、ワックスなどはマストアイテムと言えるでしょう。

アクセサリー

面接のときは、アクセサリーは外しておくのが基本です。

面接の最中にアクセサリーが揺れて気が散るだけでなく、面接官に「派手な人」という印象を与えかねません。

基本的に面接のときにつけて良いとされているのは、結婚指輪のみです。

普段ピアスをしている人はつけずに行くか、なるべく揺れないシンプルなデザインのものを選びましょう。

どうしてもアクセサリーを身につけたいときは、できるだけ外から見えないように工夫してください。

場違いな服装

面接には、その場にふさわしい服装をしていくべきです。

面接にもっともふさわしいのは、やはりリクルートスーツでしょう。

私服などの規定がない限り、リクルートスーツを正しく着こなしていればマナー違反になることはありません。

少なくとも、リクルートスーツであれば服装が原因で落とされることはないでしょう。

面接にふさわしくない色やデザインの服は、たとえスーツであっても、避けてください。

カバンや靴も面接の服装にあったもので、できれば下に置いたときに自立するものを選ぶと、かっちりとした印象を相手に与えられます。

なお、業種や業界によっては服装の規定があるケースも見られ、その場合は規定に従いつつも、面接の場にふさわしい服装で臨んでください。

服装指定のない場合は?

特にベンチャー企業は、あえて服装を指定せずに、カジュアルな面談を行う場合が多くあります。

こういったケースでは、必ずしもリクルートスーツを着ていく必要はありません。

基本的には、オフィスカジュアルな服装を心掛け、バッグや靴も服装と違和感のないものを選びましょう。

ただし、オフィスカジュアルはスーツではないだけで、仕事をする服装です。

短パンやTシャツなどのあまりにラフな格好や、タンクトップやミニスカートのような露出が多いファッションはNGです。

【面接NGワード・行動集】緊張しすぎてしまう時の対策法を紹介

面接では誰でも多少の緊張を感じるものですが、過度に緊張しすぎると、自分の力を十分に発揮できず、面接官に不安な印象を与えてしまうことがあります。

本記事では、面接で緊張しすぎることがNGとされる理由と、実践できる効果的な対策法を紹介します。

適度な緊張は大丈夫

面接では多少の緊張は自然なことですが、過度に緊張してしまうと、面接官に不安な印象を与えてしまう可能性があります。

例えば、声が震えてしまったり、質問に対して焦ってしまい的外れな回答をしてしまうと、「落ち着いて物事を判断する力がないのでは?」と見られることもあります。

しかし、適度な緊張はむしろプラスに働くこともあります。

ほどよい緊張感があることで、真剣に面接に臨んでいることが伝わり、集中力も高まります。

重要なのは、緊張をコントロールすることです。

事前に練習を重ねよう

面接の緊張を抑えるためには、事前に練習を重ねることが最も効果的です。

特に、模擬面接を行うことで、本番の雰囲気に慣れ、落ち着いて受け答えできるようになります。

友人やキャリアセンターの担当者に協力してもらい、実際の面接を想定した練習をすると、話し方の改善点や回答のブラッシュアップが可能です。

また、自分の回答を録音・録画し、話すスピードや表情をチェックするのもおすすめです。

事前に模擬面接を行うことで、緊張を適度にコントロールし、自信を持って本番に臨めるよう準備しましょう。

面接前に深呼吸

本番の面接前に緊張を和らげるためには、深呼吸やポジティブな自己暗示をすることが効果的です。

深呼吸をすると自律神経が整い、リラックスした状態で面接に臨めます。

ゆっくりと息を吸い、吐くことを意識するだけで、心の落ち着きを取り戻せます。

さらに、「自分はできる」「これまで準備してきたから大丈夫」とポジティブな言葉を繰り返すことで、不安を軽減し自信を持つことができます。

面接前の短い時間を活用し、深呼吸と自己暗示で緊張をコントロールしましょう。

話すスピードを意識

本番の面接では、緊張によって話すスピードが速くなりがちですが、意識的にゆっくり話すことが重要です。

焦って早口になると、面接官に内容が伝わりにくくなり、落ち着きがない印象を与えてしまうことがあります。

意識的に一文ごとに区切り、適度に間を取ることで、余裕を持った話し方ができます。

また、自分では普通のスピードだと思っていても、実際には速くなっていることがあるため、事前に練習し、録音してチェックするのも効果的です。

面接では、「伝えること」を意識し、落ち着いて話すことを心がけましょう。

面接官側のNGワード!無理に回答を準備しなくて良い質問を押さえておこう

面接で、応募者の能力や適性とは関係のないプライベートな質問をされ、戸惑った経験はありませんか?実は、面接官の質問の中には、本人の適性や能力に関係がなく、就職差別につながるおそれがあるとして、法律で尋ねることが禁止されている項目があります。

これらの質問を事前に知っておけば、万が一尋ねられても慌てる必要はありません。

このセクションで、具体的なNG質問とスマートな対処法を学び、毅然とした態度で面接を乗り切りましょう。

1.出身・移住地に関する質問
・出身はどこですか
・ご両親の出身地はどこですか
2.家族に関する質問
・家族構成を教えてください
・ご両親は共働きですか
3.思想・宗教、支持政党に関する質問
・支持している政党はありますか
・信仰している宗教はありますか
4.男女雇用機会均等法に抵触する質問
・結婚、出産しても働き続けますか
・結婚予定はありますか
5.労働組合や社会運動に関する質問
・これまで社会運動に参加したことがありますか
・あなたはデモに対してどんな考えを持っていますか
6.購買新聞や雑誌、愛読書に関する質問
・よく読む本はどのような内容のものですか
・どのようなジャンルでどの作家が好きですか

【面接NGワード・行動集】不安な時は就活エージェントに相談しよう

どうしても面接での回答に詰まってしまうようなら、就活のプロである就活エージェントに相談してみましょう。

「ジョブコミット」であれば、就活におすすめの本の紹介や、読んだ本をどのように紹介したら良いか、面接での話し方に関する的確なアドバイスが受けられます。

就活生の持った感想に対し、企業目線でどのように評価できるかを教えてくれるため、言い換えによってより志望先の企業にコミットした内容に組み替えられる可能性が高いです。

ほかにも、面接対策そのものや企業選び、書類選考など就活の始まりから内定獲得まで包括的にサポートしてくれます。

面接をはじめ就活に悩みがある場合は、二人三脚で手助けしてくれるプロに頼ってみるのがおすすめです。

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おわりに

就活の面接は、志望動機や自己PRなど自分のその企業に対する思いを伝える場です。

しかし、面接時にしてはならないNGな言動もあります。

社会人として恥ずかしくない身だしなみや言葉づかいはもちろんですが、質問に対する応答の内容にも注意しなければなりません。

漠然としすぎていたり、熱意や積極性を感じさせなかったりする内容の回答は避けてください。

また、面接では学生側から企業に質問する機会もありますが、実際に働いている社員の生の声を聞くチャンスだと思って、質問内容を考えると良いでしょう。

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