【面接】面接でNGな振る舞いとは?NGな行動や言動、回答などを解説

【面接】面接でNGな振る舞いとは?NGな行動や言動、回答などを解説

記事をお気に入り登録する

記事のお気に入りに登録

「記事のお気に入りに登録」のご利用にはログインが必要です。

会員登録がお済みでない方

無料会員登録

目次目次を全て表示する

はじめに

インターン逆質問

エントリーシートが通って次は面接となったとき、特にまだ面接を経験したことがない方は、うれしい気持ちと同時に緊張も感じているのではないでしょうか。

面接においては、もちろん面接官からの質問に対する受け答えの内容も見られていますが、社会人にふさわしい態度が取れているかも、大切なポイントです。

NG行動やマナー違反がひどければ、それが原因で落とされてしまうこともあるため、面接でやってはいけないのはどういう振る舞いなのか知っておきましょう。

【面接NG集】面接では何が見られている?

就活の面接で見られているのは、その人のコミュニケーション能力入社にかける熱意、そしてビジネスマナーなどです。

コミュニケーション能力に優れていて、発言からあふれる熱意を感じられても、ビジネスマナーに難点があれば、それは不合格の原因となり得ます。

質問への受け答えや面接中のビジネスマナーに関しては、誰かにチェックしてもらって練習を積めば、特に問題はないでしょう。

しかし、面接の前の段階から、やってはいけない行動をしてしまう方もいるため注意が必要です。

コミュニケーション能力

企業という組織で働く以上、他者との関わりは必ずあります。

そして、自社・他社を問わず、さまざまな立場や年齢の人とやり取りしなければなりません。

そのため、どのような職種で働いても企業に属しているのであれば、コミュニケーション能力はとても基本的なものです。

面接では、質問の要点を理解し、端的に伝えられるかどうかが主に見られています。

おしゃべりが得意であるとか、誰とでも気軽に話せるだけでは、コミュニケーション能力があるとは言えません。

ほかの人が伝えたいことを即座に理解し、それに対して的確に答える能力こそが、コミュニケーション能力なのです。

面接では、面接官がどのような意味でその質問をしているのか把握し、自分の考えをしっかりと伝えられるようにしましょう。

入社への熱意

面接には、その就活生の入社への熱意が、どれほどのものなのかを判定するという目的もあります。

入社した社員が早期退職してしまうのは、その社員にとってもそうですが、企業にとっても大きな痛手です。

特に新入社員の採用から入社後の研修までは、企業は大幅な手間やコストをかけています。

その企業で働いて成果を出す前に辞められてしまっては、企業にとっては、その人を採用した意味がなくなってしまいます。

したがって、高いモチベーションで長く働けるのか、ずっと自社で活躍してくれそうな人材であるかを、面接で見極めなければなりません。

入社後への熱意が伝わらなければ、すぐにモチベーションを失って辞めてしまうおそれがあると判断され、採用には至らないでしょう。

ビジネスマナー

面接を受けている就活生が、将来一緒に働きたい人物であるか、また自社で働いている姿をイメージできるかも、企業が面接を行う理由の1つです。

他者へ気配りができたり、明るく前向きな性格であったりすることも重要ですが、ビジネスマナーが守られているかも採点項目となります。

ビジネスマナーは、多くの人が一度に働いている職場で、皆が気持ち良く働くために存在するものです。

基本的なビジネスマナーの守れていない人物が1人でもいると、その組織は働きにくい環境となってしまい、業務の効率が落ちる可能性さえあります。

しかし、就活生に求められるビジネスマナーは、そこまで難しいものではありません。

常に、相手のことを第一に考えた言動を心掛けていれば良いでしょう。

【面接NG集】NGな行動や言動

面接を受ける際に、取ってはならない言動がいくつかあります。

ただ、面接の場であるからNGというよりは、どのような場面でもとるべきではない言動です。

仲間内であれば笑って許してもらえるような言動も、面接では落とされる原因となるため、普段よりも言動に注意しなければなりません。

遅刻や言葉づかいを含めた話し方などは、すでにくせのようになってしまっていて、すぐには直せないこともあるでしょう。

ここであげるNG言動を普段からとってしまいがちな方は、特に気をつけてください。

面接に遅刻

面接に遅刻は、電車の遅延など公的な理由がない限りNGです。

寝坊や乗り過ごし、または駅や道で迷ったなどの理由で遅刻するようなことは、面接であってはなりません。

万が一、遅刻してしまいそうな場合でも必ずメールや電話で事情を説明し、可能であればどれぐらい遅れるかも伝えたうえで、企業側の指示を仰ぎましょう。

普段、大学の授業やご友人との待ち合わせに遅刻しがちな方は、時間の感覚がルーズになっていると考えられるため、特に気をつけてください。

面接に間に合うよう、時間に余裕をもって行動することも大切ですが、事前に面接会場までに道のりを調べておくなどの事前準備も必要です。

遅刻せずに会場へたどり着けるように、しっかりと準備したうえで、本番に臨みましょう。

面接会場に早く着きすぎる

面接でNGなのは、遅刻だけではありません。

会場に早く着きすぎてしまうのも、まだ面接の準備ができていないなど、企業の迷惑になってしまうためNGです。

採用担当者の仕事は、新卒の採用面接だけではなく、1日に何件も面接が入っていることもあります。

面接の準備ができていないうちから学生が来てしまっても、開始時間まで待機する場所さえないことも考えられるのです。

このコロナ禍では、面接が終わる度に消毒作業なども必要になり、余計に忙しいはずです。

したがって、面接会場には開始5分前から10分前に着くのがベストであり、早めに到着した場合でも受付に行かず、どこか別の場所で時間を潰しましょう。

相手の迷惑にならないためには、どう行動すべきなのかよく考えて行動してください。

面接の待ち時間で携帯電話を使用する

腕時計を使う習慣がなく、普段から携帯電話で時間を確認している方が、特にしてしまいがちなNG行動が、面接の待ち時間で携帯電話を使うことです。

自分の番を待っている間は時間が気になる、または、すでに提出してあるエントリーシートを見直しておきたいと思うこともあるでしょう。

しかし、待ち時間に携帯電話を見るのはマナー違反であると考えている人もいます。

したがって、態度が悪いと思われてしまうことがあるため、なるべく控えましょう。

また、面接中に携帯電話が鳴るのも非常に印象を悪くしてしまうので、必ず開始前に電源を切るか、フライトモードにしてください。

エントリーシートは紙に印刷したものを用意し、時間の確認は携帯電話でなく腕時計を使いましょう。

面接官の目を見て話さない

面接官の目を見て話さないことは、面接ではNGです。

就活生の目がどの場所を見ているか、話している相手はチェックしています。

もし面接中に相手の目を見ないで話してしまうと、面接官はすぐにわかります。

面接官と目線が合っていないと、コミュニケーションがうまく取れません。

そして、コミュニケーションが取れないことから減点されてしまうことになるでしょう。

「面接官と目線を合わせるのが苦手」という方もいますが、目の部分を見る以外で目線を合わせる方法もあります。

目より少し下の鼻の上を見るように意識をすると、面接官に目を向けているように見えるでしょう。

正しい敬語を使えていない

正しい敬語が使えていないことも面接においてはNGであり、言葉づかいにも細心の注意を払わなければなりません。

面接では、正しい敬語を使おうと意識していたとしても、緊張のあまり普段の自分が出てしまうこともあります。

特に面接に慣れていないうちは、正しい敬語を使おうとして、反対におかしな言葉づかいになってしまったりなど、うまく話せないこともあるでしょう。

しかし、ビジネスの場では、特にお客様へ対しては、どんなに打ち解けた間柄でも敬語が基本です。

正しい敬語が話せなければ仕事にならないため、今から正しい敬語を身につけておく必要があります。

敬語は、知識だけあっても、実際に使わないと自然と口に出てくるようにはならないので、しっかり特訓しておきましょう。

話し方に問題がある

話し方に問題がある場合も、マイナスの印象を与えてしまう可能性が非常に高いです。

話し方はその人に自信やコミュニケーション能力、常識などを示す重要な要素であり、自分の魅力や強みをどれだけ伝えられるかに直結します。

特に、声が小さかったり、一方的に話してしまったりすることは面接でも大きなマイナスポイントとなります。

それぞれのポイントについて理解を深めておきましょう。

話す声が小さい

いくら素晴らしい内容を話していたとしても、面接官があなたの言っていることをはっきりと聞き取れない場合、その内容は正確に伝わりません。

また、声が小さいと自信がないように見えてしまい、自己主張や積極性が不足していると感じられることが多いです。

特に就職活動では自分の能力や強みを相手にしっかり伝える必要があるため、ハキハキと大きな声で分かりやすく説明することを心がけましょう。

一方的に話す

一方的に話すことも、面接のNG行動として挙げられます。

面接はただ自分の意見や経験をドッジボールのように相手にぶつけるものではなく、面接官とコミュニケーションを取る、いわばキャッチボールのような場面です。

したがって、一方的に話してしまうと、相手が質問を挟むタイミングがなかったり、相手が何を知りたいかを無視してしまうことになります。

確かに、緊張していると丸暗記してきた回答をそのままスラスラ読み上げてしまうかもしれません。

しかし、良い印象を与えるために、落ち着いて会話のキャッチボールをしましょう。

誤った知識を伝える

面接で各業界について話す際、誤った知識を使うと、面接官に業界理解が浅いと判断され、評価が下がる可能性があります。

例えば、業界の最新動向や専門用語を間違えて使うと、「この業界への関心が低い」「事前準備が不足している」と思われ、好印象を与えることが難しくなります。

正確な知識を身につけるために、企業の公式サイトや業界ニュースをチェックし、最新情報を押さえておくことが重要です。

面接では、自分の理解に自信が持てる範囲で話し、誤解を招く発言は避けるよう意識しましょう。

自分を持っていない言動

特にベンチャー企業の面接の場合、自分を持っていない言動をするのは控えましょう。

なぜなら、ベンチャー企業は自主性や積極性がある人物を求めているからです。

たとえば、「友人がおすすめしてくれたので応募しました」など、自分以外を主語にした言動をしてはいけません。

自分の意思を明確にし、自分の意見を持った言動をするように心がけましょう。

特に、普段から人を理由にする癖がある人は注意が必要です。

面接でも自分を持っていない言動になりやすくなるため、意識して話しましょう。

差別的、反社会的、企業の理念に反する発言

面接で社会的秩序を乱すような発言をしてしまうと落とされる可能性が高くなるでしょう。

また社会人としても、そのような発言はふさわしくないためNGです。

しかし、普段の会話から気をつけているのであれば、面接中にそのような発言は出てくることはほぼありませんので安心してください。

そのほかにも、企業理念に反するような発言にも気をつけましょう。

これは、「企業理念を理解していない」と判断されてしまう要因になり得ます。

また、他人を下げるような発言もしてはいけません。

日常の会話から発言を意識することはできるので、発言が気になる方は日常会話から改善していきましょう。

NGな言動を意識しすぎない

先ほど紹介したようなNGな言動は、可能な限り控えるべきです。

ですが、NGワードを避けて話すように意識をしすぎると、発言する際に言葉が詰まってしまう可能性があります。

これが原因で面接に集中できなくなることも多く、そうなると自分をアピールすることも難しくなります。

そのため、NGワードを怖がるのではなく、そのような言葉があると意識の片隅に留めるだけにしておきましょう。

むしろ、自分をアピールする言葉を選び、それを面接で伝えられる練習を優先することが大事です。

ただし、NGな言動は無意識のうちにしてしまう可能性があるため、不安な方は模擬面接の際に確認しておくと良いでしょう。

SNSの発言に注意

SNSが普及した近年は、匿名でさまざまな発言をすることができます。

応募者の人物像を調べるために、個人のアカウントをチェックし、内容を把握しようとする企業も多くあります。

たとえ最終面接までたどり着けたとしても、SNSでの発言内容が悪い場合、大きな減点につながりかねません。

SNSで企業の悪口や暴言は企業のイメージも下がるため、面接者も採用したいとは思いません。

もしネガティブなことがあるときは、友人や家族などの身近な人や、就活のプロである就活エージェントに相談すると良いでしょう。

【面接NG集】NGな身だしなみ

面接で注意しなければならないのは、言動だけではありません。 面接を受けるときは、身だしなみにも注意して、先方に失礼のないようにする必要があります。

学生の間はスーツを着る機会もあまりなく、髪型やファッションを自由に楽しんできた方も多いのではないでしょうか。

しかし、社会人になったら、ビジネスの場にふさわしい髪型や服装を選ばないと、失礼にあたります。

面接でも、相手に不快な思いをさせないように、TPOに沿った清潔感のある身だしなみを心掛けましょう。

清潔感のない身だしなみ

男性、女性ともに清潔感のない身だしなみは、どうしても敬遠されてしまいます。

清潔感のない服装や髪型は、相手を不快な気持ちにさせてしまうからです。 入浴しないなどは論外ですが、いくら体は清潔であっても、身だしなみで不潔な印象を与えないようにしましょう。

髪が長い方はきちんと結び、寝癖やフケなどもないように、面接前に鏡を見て乱れたところがないか、チェックしてください。

おしゃれで髭を伸ばしている方もいらっしゃるかもしれませんが、面接を受けるときは丁寧に剃りましょう。

シャツのシワなども清潔感がなくだらしない印象を与えてしまい、面接では不利です。 袖を通す前にシワがないかどうか確認し、シワがあればアイロンを当ててから着てください。

髪型

面接を受ける際は、黒髪で表情のしっかりわかる髪型が基本です。

男性の場合は、耳と眉毛が見える長さにして、きちんと結んでいたとしても長髪は避けましょう。

一方、女性の場合は髪の長さは自由ですが、長い方はきちんと結んで、お辞儀をしたときに崩れてしまわないよう注意してください。

もちろん、男女ともに清潔感がもっとも大切であるため、ボサボサで極度に傷んでいたり、プリンのように髪の根元だけ色が違ったりするといった状態もNGです。

髪型が崩れてしまいそうなときは、ワックスなどを使って固めておきましょう。

面接官のところまで整髪料のにおいがただよってしまうような使い方はNGですが、清潔感のある髪型を保つには、ワックスなどはマストアイテムと言えるでしょう。

アクセサリー

面接のときは、アクセサリーは外しておくのが基本です。

面接の最中にアクセサリーが揺れて気が散るだけでなく、面接官に「派手な人」という印象を与えかねません。

基本的に面接のときにつけて良いとされているのは、結婚指輪のみです。

普段ピアスをしている人はつけずに行くか、なるべく揺れないシンプルなデザインのものを選びましょう。

どうしてもアクセサリーを身につけたいときは、できるだけ外から見えないように工夫してください。

場違いな服装

面接には、その場にふさわしい服装をしていくべきです。

面接にもっともふさわしいのは、やはりリクルートスーツでしょう。

私服などの規定がない限り、リクルートスーツを正しく着こなしていればマナー違反になることはありません。

少なくとも、リクルートスーツであれば服装が原因で落とされることはないでしょう。

面接にふさわしくない色やデザインの服は、たとえスーツであっても、避けてください。

カバンや靴も面接の服装にあったもので、できれば下に置いたときに自立するものを選ぶと、かっちりとした印象を相手に与えられます。

なお、業種や業界によっては服装の規定があるケースも見られ、その場合は規定に従いつつも、面接の場にふさわしい服装で臨んでください。

服装指定のない場合は?

特にベンチャー企業は、あえて服装を指定せずに、カジュアルな面談を行う場合が多くあります。

こういったケースでは、必ずしもリクルートスーツを着ていく必要はありません。

基本的には、オフィスカジュアルな服装を心掛け、バッグや靴も服装と違和感のないものを選びましょう。

ただし、オフィスカジュアルはスーツではないだけで、仕事をする服装です。

短パンやTシャツなどのあまりにラフな格好や、タンクトップやミニスカートのような露出が多いファッションはNGです。

【面接NG集】オンライン面接でのNG行動と注意点

コロナ禍を経て、多くの企業がオンライン面接を継続的に実施するようになりました。

本記事では、オンライン面接でやってはいけないNG行動と、その対策について詳しく解説します。

しっかり準備し、万全の状態で面接に臨みましょう!

画面を見てしまう

オンライン面接では、多くの人が画面を見てしまうというミスをしがちです。

しかし、面接官の視点から見ると、応募者が常に下を向いているように見えたり、目が合わないために自信がなさそうに映ることがあります。

これは対面面接で目を合わせずに話しているのと同じ印象を与え、コミュニケーション能力の低さを疑われる原因にもなります。

対策として、画面ではなくカメラを見るよう意識することが重要です。

特に、話しているときはカメラに視線を向け、相手と目を合わせる感覚を持つようにしましょう。

また、カメラの位置を目線の高さに調整すると、より自然な印象になります。

些細なポイントですが、面接官の印象を大きく左右するため、注意しましょう。

通信環境が悪い

オンライン面接では、通信環境の不安定さが大きなマイナス評価につながることがあります。

映像や音声が途切れると、面接官が話を理解しづらくなり、スムーズな会話ができなくなります。

また、何度も聞き返されることで、準備不足や適当な印象を与えてしまう可能性もあります。

対策として、事前に安定したWi-Fi環境を確保し、通信テストを行うことが重要です。

可能であれば、有線LANを使用するとより安定した接続ができます。

また、面接中に急なトラブルが起こった際の対応も準備しておきましょう。

例えば、スマホのテザリングを予備のネット環境として用意しておくと、万が一の際も安心です。

通信環境の不備でチャンスを逃さないよう、しっかり準備しておきましょう。

服装がカジュアル

オンライン面接では「上半身しか映らないから」と油断し、カジュアルな服装を選んでしまう人がいます。

しかし、これはNG行動の一つです。

企業は、オンラインでも対面と同じく、ビジネスマナーや社会人としての意識を見ています。

カジュアルすぎる服装は、「就活への本気度が低い」と判断される可能性があります。

また、不意に立ち上がる場面があった際、下半身のラフな服装が映ってしまい、印象を損なうケースもあります。

オンライン面接でも対面と同じく、スーツまたはオフィスカジュアルを着用し、清潔感のある服装を意識しましょう。

第一印象は画面越しでも重要なので、服装の細部まで気を配り、面接官に好印象を与えられるよう準備しましょう。

周囲の雑音が入る

オンライン面接では、周囲の雑音が入ると面接官の集中を妨げるだけでなく、自身の印象を悪くする可能性があります。

例えば、家族の話し声や外の騒音、キーボードの打鍵音などが入ると、面接官が話を聞き取りづらくなり、スムーズなコミュニケーションが難しくなります。

対策として、静かな部屋で面接を受けることが基本です。

事前に家族や同居人に伝えておく、窓を閉めて外の音を遮断する、マイクのノイズキャンセリング機能を活用するなどの工夫をしましょう。

オンライン面接では「環境を整えることもマナーの一つ」と考え、面接官が集中して話を聞ける環境を作ることを意識しましょう。

【面接NG集】面接で緊張しすぎてしまうのはNG?対策法も紹介

面接では誰でも多少の緊張を感じるものですが、過度に緊張しすぎると、自分の力を十分に発揮できず、面接官に不安な印象を与えてしまうことがあります。

本記事では、面接で緊張しすぎることがNGとされる理由と、実践できる効果的な対策法を紹介します。

適度な緊張は大丈夫

面接では多少の緊張は自然なことですが、過度に緊張してしまうと、面接官に不安な印象を与えてしまう可能性があります。

例えば、声が震えてしまったり、質問に対して焦ってしまい的外れな回答をしてしまうと、「落ち着いて物事を判断する力がないのでは?」と見られることもあります。

しかし、適度な緊張はむしろプラスに働くこともあります。

ほどよい緊張感があることで、真剣に面接に臨んでいることが伝わり、集中力も高まります。

重要なのは、緊張をコントロールすることです。

事前に練習を重ねよう

面接の緊張を抑えるためには、事前に練習を重ねることが最も効果的です。

特に、模擬面接を行うことで、本番の雰囲気に慣れ、落ち着いて受け答えできるようになります。

友人やキャリアセンターの担当者に協力してもらい、実際の面接を想定した練習をすると、話し方の改善点や回答のブラッシュアップが可能です。

また、自分の回答を録音・録画し、話すスピードや表情をチェックするのもおすすめです。

事前に模擬面接を行うことで、緊張を適度にコントロールし、自信を持って本番に臨めるよう準備しましょう。

面接前に深呼吸

本番の面接前に緊張を和らげるためには、深呼吸やポジティブな自己暗示をすることが効果的です。

深呼吸をすると自律神経が整い、リラックスした状態で面接に臨めます。

ゆっくりと息を吸い、吐くことを意識するだけで、心の落ち着きを取り戻せます。

さらに、「自分はできる」「これまで準備してきたから大丈夫」とポジティブな言葉を繰り返すことで、不安を軽減し自信を持つことができます。

面接前の短い時間を活用し、深呼吸と自己暗示で緊張をコントロールしましょう。

話すスピードを意識

本番の面接では、緊張によって話すスピードが速くなりがちですが、意識的にゆっくり話すことが重要です。

焦って早口になると、面接官に内容が伝わりにくくなり、落ち着きがない印象を与えてしまうことがあります。

意識的に一文ごとに区切り、適度に間を取ることで、余裕を持った話し方ができます。

また、自分では普通のスピードだと思っていても、実際には速くなっていることがあるため、事前に練習し、録音してチェックするのも効果的です。

面接では、「伝えること」を意識し、落ち着いて話すことを心がけましょう。

【面接NG集】NGな回答

身だしなみや服装がいくらしっかりしていても、肝心な面接の受け答えで失敗してしまっては意味がありません。

たとえご自分の本音であっても、面接官の前で口に出してはいけないことがあります。

面接を通過して、無事に内定を得るためには、ネガティブな内容や漠然としていて具体性のない発言は避けましょう。

企業は、自社で活躍し売り上げに貢献してくれそうな人材を求めています。

仕事への意欲をはっきり見せて、将来企業で活躍できる人材であることをアピールしてください。

仕事に対するネガティブな回答

面接官の質問に対して、仕事に対する意欲が感じられなかったり、仕事を選んだりするような内容の回答は避けましょう。

たとえば「どのような仕事でも良い」などと答えてしまうと、仕事に対する意欲がなく、常に受け身の姿勢であると捉えられてしまいます。

逆に「○○はしたくない」といった回答は、面接官にわがままな印象を与えてしまうでしょう。

就職したら、どのような仕事にも意義を見出して必死に働かなければなりませんし、特に新入社員のうちは配属先を自分で選ぶことなどできません。

働く意欲が低い、もしくはわがままな性格であると見なされないためには、仕事に対してはネガティブな発言を避けて、いい加減な姿勢を面接官に見せないでください。

精神的に辛かったことを回答する

面接では、「辛かったこと」を質問されることがありますが、その際に精神的に辛かった経験を伝えるのは避けた方がよいでしょう。

面接官は、あなたが困難に直面したときの対応力を知りたいと考えています。

しかし、精神的に辛かった経験を強調しすぎると、「仕事でも同じようにストレスを感じやすく、乗り越えられないのではないか」と思われる可能性があります。

この質問では、困難な状況をどう工夫して乗り越えたのかを伝えることが重要です。

前向きな対応や成長につながった経験を交え、ポジティブに答えましょう。

NGな志望動機

志望動機は、面接でも最重要視されているといっても過言ではない項目です。

志望動機の良し悪しは、採否に直結すると考えて、しっかりとした内容にしなければなりません。

しかし、ここでも言ってはいけないことがいくつかあります。

たとえ、それがご自分の本音であっても、待遇について言及したり、抽象的すぎたりする内容は避けましょう。

自分にそのつもりはなくても、気がつかないうちにNGな発言をしてしまうこともあるため、志望動機の内容は慎重に作成しましょう。

待遇が良いから

たしかに、待遇の良さは企業選びの重要な要素であり、待遇が良い企業を選ぶのは誰もがやっていることで、決して間違ったことではありません。

しかし、面接の場で待遇の良さを志望動機にしてしまうと「待遇さえ良ければほかの企業に行ってしまう人」と見なされてしまいます。

企業としても、業務内容など企業そのものではなく、待遇に惹かれて来た就活生だと思うと、あまり気分の良いものではありません。

そのため、志望動機で待遇面をあげてはいけないのです。

成長できるから

成長したと願うことは働くうえで、大切なことではありますが、成長できることを志望動機にしてはいけません。

なぜなら、企業が欲しているのは戦力となる学生であり、スキルを教える学びの場ではないからです。

面接では学生気分を捨てて、いかに自分がその業界に向いていて、企業に対してどれほどの貢献ができるのかをアピールしましょう。

「成長できるから」という志望動機は自分本位な視点であり、企業にどのような利益がもたらされるのかが見えてこないのです。

ワークライフバランスを重視したい

志望動機を述べる際に、「ワークライフバランスを重視したい」と答えてはいけません。

特に、ベンチャー企業の中には働きやすさをアピールしていることもありますが、実際は出勤時間が多いことが大半です。

そのため、ワークライフバランスを重視している方は注意が必要と言えます。

もしワークライフバランスが志望の動機のひとつであったとしても、なるべく回答しないようにするべきです。

面接でワークライフバランスについて答えると、「熱心に働く気持ちがない」とされて評価を下げられることもあるため注意しましょう。

大きな仕事をしたいから

就職したら、いつかは大きなプロジェクトに携わって、世界が驚くような成功を収めたいといった夢を抱いている方もいるでしょう。

しかし、志望動機が「大きな仕事をしたいから」では、あまりに漠然としすぎています。

何かしらの意欲をもっていることは伝わってきますが、内容が抽象的すぎて、いったいどのようなことを成し遂げたいのかが伝わりません。

具体的に携わってみたい仕事内容がないと、業務内容の理解が浅く、企業研究が甘いと思われているおそれがあります。

サービスや商品が好きだから

サービスや商品が好きだということは、その企業に興味をもつきっかけとしては十分です。

ただし、あくまできっかけであり、入社したい理由にはなりません。

サービスや商品が好きなだけでなら、ファンとして消費者の側からその企業を支えていれば良いわけです。

面接の志望動機は、サービスや商品が好きというきっかけから、さらになぜ入社を希望するのかという理由につなげていかなければなりません。

自分が好きなサービスや商品をどう広めていくのかなどの、視点があると良いでしょう。

好印象を与える志望動機とは?

企業に好印象を与える志望動機は、なぜその企業を選んだのかがわかりやすいものと、企業にもたらす利益をきちんとふまえているものです。

「なぜこの企業でなければならないのか」という視点で述べられる志望動機は、企業研究をよくしているという印象を与えます。

また「入社後にどのようなことを成し遂げ、どのように貢献したいか」という視点は、企業に貢献したいという気概が感じられるため、好印象です。

自分が何をしたいかという希望は大切ですが、いくら好きなことをしても企業への貢献にならなければ意味がないのです。

どうしてもその企業に入りたいという熱意と、自分がどういった形で企業に貢献できるのかを上手に伝えられれば、その場の雰囲気も良くなり、面接がスムーズに進むでしょう。

NGな自己PR

面接で、志望動機と同じくらいの重みをもっているのが自己PRです。

しかし、その人の性格としては良いものであっても、面接ではNGとなってしまう内容もあるため、注意しなければなりません。

そのためには、まず企業がどのような人材を欲しているのかを探る必要があります。

自己PRもそれに近づけておけば、自己PRが原因で落とされる可能性は低くなるでしょう。

企業に自分の魅力や能力をしっかり伝えられるように、それが発揮されたエピソードなども取り入れてください。

根拠がない

根拠がない自己PRは非常にマイナスな印象を与えてしまう可能性が高いです。

「私はリーダーシップが強みです」と述べるだけではそれが本当に事実であるか確認できる材料が全くありません。

根拠のない自己PRは単なる「自己評価」や「主観的な意見」に過ぎず、面接官は信頼性に疑問を抱くことでしょう。

自己PRでは必ず過去の体験や具体的な成果を示し、自分の主張に裏付けを持たせる必要があります。

例えば、プロジェクトの成功に貢献したエピソードや、チームをリードして目標を達成した経験があれば、それが根拠となり、面接官に信頼感を与えることができます。

根拠を示し、自分の強みを客観的に証明し、説得力のある自己PRを構築しましょう。

肩書や実績ばかり

自己PRで肩書きや実績を強調しすぎるのも、NGな自己PRの例です。

もちろん、肩書きや実績は重要ですが、それだけを語ると自分の人柄や具体的な行動が伝わりません。

例えば「私は学生時代にサークルの会長を務めていました」「私は学生時代にバイトリーダーを務めていました」と肩書きを強調する人は多いですが、あなたがどのように貢献し、どのようなスキルを発揮したかが全く分かりません。

面接官が知りたいのは、その肩書きの背後にある実際の行動や思考、そして強みです。

したがって、肩書きを述べるだけでなく、そこからどのような挑戦をし、何を達成したのか、どのようなスキルを身につけたのかを説明しましょう。

マイナス表現が多い

自己PRは自分をアピールする場であるため、マイナス表現が多いとネガティブな印象を与えてしまいます。

「自分は〇〇が苦手ですが」「〇〇に失敗した経験がありますが」といったマイナスの表現を多用すると「自信がない」もしくは「消極的な人物である」と思われる可能性が高いです。

もちろん、失敗や苦手なことを隠す必要はありませんが、わざわざ面接の場面で長々と悪いことに焦点を当てる必要はありません。

したがって、基本的には自分の強みや良いところに焦点を当てて説明しましょう。

もしマイナスな話題に触れるならば、その経験をバネにしてどのような能力を身につけたか、その失敗をどのように成功に活かしたかについて最終的に説明するようにしましょう。

抽象的すぎる

抽象的すぎる説明をしてしまうのも、マイナスな印象を与えてしまう大きな理由の1つです。

面接官に自分の強みや能力が正確に伝わるためには具体的に説明するようにしましょう。

「私はコミュニケーション能力が高いです」とただ言われただけでは、どのような場面でコミュニケーション能力を発揮したのかが全く伝わりません。

「常に人とうまく交流することを心がけています」「人の話をしっかりと聞き、噛み砕いた上で回答しています」などの説明は悪いことではありませんが、具体例がないと本当にそのような能力を有しているのかが分かりにくいです。

必ず、数字や他者の意見などの客観的な要素を取り入れ、実際のエピソードを活用して説明するようにしましょう。

強みが漠然としている

強みをアピールする際に、漠然とした表現を用いることは面接でのNG行動の1つです。

「私は努力家です」などの漠然とした表現では具体的にどのような場面で努力をしてきたのかが明確に伝わりません。

強みが曖昧なままだと、企業はその学生がどのように自社で活躍できるのかをイメージできず、評価が難しくなります。

自己PRでは強みを具体的な経験やエピソードと結びつけて説明することが必要です。

例えば「学園祭のリーダーとしてチームをまとめ、全員が目標に向かって効率よく働けるよう調整しました」など具体的な行動を示すことで、強みが明確になります。

ただ強みを述べて終わりにするのではなく、それを裏付ける具体的な行動や成果を示して、自分が企業にとってどのような価値を提供できる人物かを強く主張しましょう。

コミュニケーション能力がある

コミュニケーション能力は面接において必須ですが、それを自己PRとしてしまうのは、非常に漠然としているためおすすめできません。

実際に面接を通しても判断できることであるため、自己PRとしては不適当です。

また、コミュニケーション能力は多くの学生があげる自己PRであり、企業から期待されているものでもあるため、これを自己PRで主張してしまうと面接のハードルが上がりがちです。

以上の理由から、コミュニケーション能力を自己PRにするのは避けたほうが良いでしょう。

自己PRの際、コミュニケーション能力が高いことをアピールする方は多いです。

ですが、「コミュニケーション能力がある」とそのまま自己PRをしても、具体性がなく低評価につながることが多いです。

そのため、コミュニケーション能力について説明するときは、その言葉を言い換える工夫をしてみましょう。

たとえば、「誰とでも仲良くなることができる」「周りと円滑な関係性を作ることができる」と言い換えられるので、自分の中でしっくりくるものを使うようにしてください。

人を支える能力に長けている

人を支えることも生きるうえでは必要なことであり、人をサポートできるのは価値があることです。

ただし、面接の自己PRとして使おうとしているのであれば、考え直したほうが良いでしょう。

なぜなら「周囲の人たちを巻き込んで引っ張っていく主体性に欠けているのではないか」と評価されてしまうことがあるからです。

企業は、指示を待つのではなく主体的に動ける人材を求めています。

就活の面接では、自分で考えて動けることをアピールするのがおすすめです。

運が良いこと

単に運が良いことを自己PRで伝えるのも注意が必要です。

面接官は、「何かしらの行動をした結果が良い出来事が起きた」と解釈するため、前後のつながりがないと「自己分析が足りていない」と判断されてしまう可能性があります。

そのため、運が良いことをそのまま述べるのではなく、どのような考えでどのような行動を起こしたのかを伝える必要があります。

これは客観的に自分を見るために必要な考え方でもあるため、早い時期に身につけておくと良いでしょう。

好印象を与える自己PRとは?

面接官に好印象を与える自己PRは、課題解決能力とその再現性です。

働いている限り課題はつきものであり、それを解決できない限り前に進めません。

そこで「課題に対してどのような強みを活かして解決をはかったのか」という内容の自己PRをすれば、自分の強みと課題解決能力を同時にアピールできるのです。

また、そのいくら良いエピソードがあっても、今後に活かせなければ、ただの思い出話になってしまいます。

したがって「その強みがどのように仕事に役に立つのか」という、再現性を兼ね備えた自己PRが効果的なのです。

面接でどれだけ相手に良い印象を残せたかで、結果が変わってきます。

自己PRの内容はしっかり練って、面接の前には誰かに内容をチェックしてもらうと良いでしょう。

【面接NG集】NGな逆質問

面接では、最後に面接官に対して逆質問させてもらえる時間があります。

実は、このときの質問内容も面接の一環であり、合否に影響するため、どういったことでも質問できるわけではありません。

内容によっては志望度が低いと思われる、または仕事への熱意を疑われてしまい、せっかくそこまで面接がうまくいっていても、それが一変してしまうおそれもあります。

逆質問でもほかの就活生に差をつけられるように、NGな内容は避け、好感度が上がるような質問を考えておきましょう。

企業研究をすればわかる質問

企業研究をきちんと行っていればわかるような質問内容はNGです。

たとえば、企業理念や取り組んでいるプロジェクトは、企業のHPなどに目を通せば必ず記載されています。

そういった調べればわかるような質問は、企業研究不足で志望度が低いと思われてしまい、印象が悪くなるでしょう。

複数の企業の選考を並行して受ける場合、何社もの企業研究をしなければならず、すべてを完璧にするのは大変かもしれません。

しかし、面接の逆質問は、その企業に勤める社員の生の声を聞ける場でもあります。

そういった貴重なチャンスを、少し調べればわかるような質問で潰してしまうのは、とてももったいないことです。

逆質問は、社員にしかわからないリアルな情報を聞き出す機会にしましょう。

休日や給料などの質問

休日や給料など仕事以外の質問も、面接ではNGです。

もちろん、年間休日数や給料などは、就職先を決めるのに大切なポイントです。

いくらやりがいを感じられる仕事であっても、休日が少なかったり、仕事の内容や量に見合っていない給料だったりする企業も、世の中には存在します。

いわゆるブラック企業を避けるためには、休日数や給料は必要な情報であると言えるでしょう。

しかし、企業への逆質問の場で仕事以外のことについて聞いてしまうと、その企業や仕事への関心が薄いという評価を下されてしまいます。

面接での逆質問も選考の一部であり、その内容からその企業への志望度や熱意が伝わるように工夫してください。

「休んだり給料をもらったりすることしか考えていないのか」と、反感を買わないようにしましょう。

積極性を感じられない質問

仕事に対しての積極性が感じられず、企業への貢献度が低いと感じさせる逆質問もNGです。

たとえば「どのように成長できるか」という質問は、企業に成長させてもらうという甘えが見え、やる気に欠けていると思われてしまいます。

企業が自分を成長させてくれるまで待つのではなく、自力で成長して企業に貢献したいという積極的な姿勢を見せましょう。

また「転職に寛容であるか」などの、将来の転職を前提としているような質問も就活の面接ではNGです。

企業にとっては、転職を最初から考えているような学生を採用するメリットはありません。 どの企業も長く活躍してくれそうな人材を探しています。

自ら成長するために動く気概、そしてその企業に貢献したいという願いが見えないような質問は、面接の場で口に出すべきではありません。

質問をしない

逆質問をせずに面接を終わらせるのは、避けるべきNG行動のひとつです。

企業側からしても、「逆質問はあって当然」といった考えで面接を行っています。

そのため、面接の最後では事前に調べた情報や面接のときに話した内容から質問をしましょう。

その際に、自分の考えも交えたうえで質問をするとなお良いです。

自分の考えを交えるときは、逆質問の内容が面接の内容とかけ離れすぎないように意識しましょう。

逆質問の内容次第でこれまでの失敗を取り戻せる可能性もあるので、積極的に質問をするようにしてください。

【面接NG集】NGな回答例5選

「志望動機を聞かせてください」

NG例文

私は食文化に興味があり、学生時代にアジアを1カ月かけて旅行しました。

その際、現地の食生活が日本と大きく異なり、安全な食品が手に入りにくい環境を目の当たりにしました。

そこで、日本の食品管理技術の高さを改めて実感し、この素晴らしい技術を海外にも広めたいと考えるようになりました。

御社は食品の輸出事業にも力を入れており、日本の品質を世界に届けるという点に共感し、志望いたしました。

改善方法

この例文では、実体験をもとに志望動機を述べていますが、企業の事業との関連が弱く、結び付け方が強引になっています。

そのため、面接官に「単なる旅行の感想ではないか?」と思われてしまい、良い印象を与えることが難しくなります。

志望動機では、自身の経験を企業の強みや事業内容と結びつけることが重要です。

なぜその企業でなければならないのかを明確にし、企業への理解を深めた上で、納得感のある志望動機を作ることが求められます。

「自己PRを教えてください」

NG例文

私は大学時代、サークル活動とインターンを両立し、どちらでも高い成果を出すことができました。

サークルでは部長としてチームをまとめ、年間イベントの動員数を2倍に増やしました。

一方、インターンでは他の学生よりも早く業務を覚え、最短でプロジェクトリーダーを任されるほどの評価をいただきました。

この経験から、私はどんな環境でも常に周囲より優れた成果を出せる能力があると確信しています。

貴社に入社後も、私の強みを活かし、どんな業務でも即戦力として活躍し、大きな成果を上げられると考えています。

改善方法

この例文では、過去の実績を強調しすぎており、自慢話のように聞こえてしまうため、自己PRとしての説得力が弱くなっています。

さらに、具体的なエピソードが不足しているため、面接官に「どのような行動で成果を出したのか」が伝わりにくい点も問題です。

そのため、自己PRでは入社後にどのように活躍できるのかを明確に伝えることが重要です。

具体的な経験から学んだスキルを企業でどう活かせるのかを整理し、実際の業務と結びつけたアピールを心がけましょう。

「学生時代に頑張ったことを教えてください」

NG例文

私が高校時代に最も力を入れたのは、文化祭の実行委員としての活動です。

私は広報担当として、文化祭の来場者数を増やすためにSNSの活用を提案しました。

しかし、当初は認知度が低く、思うように拡散されませんでした。

そこで、目を引くデザインのポスターを作成し、投稿の時間帯を工夫することで多くの人に見てもらえるようにしました。

その結果、前年よりも来場者数が約20%増加し、大きな達成感を得ました。

この経験を通じて、課題解決力やチームで協力する大切さを学びました。

今後もこの経験を活かし、目標に向かって主体的に行動していきたいと考えています。

改善方法

面接で高校時代に頑張ったことを話すと、「大学では何も挑戦しなかったのかな?」と面接官に思われてしまう可能性があります。

企業は、より最近の経験や成長を重視するため、大学時代の活動を中心に話すのが望ましいです。

特に、アルバイト・ゼミ・インターン・サークル活動などの経験がある場合は、それを優先して伝えましょう。

どうしても高校時代のエピソードを話す場合は、大学での学びや経験とつなげて、成長の過程を示す工夫が必要です。

「あなたの挫折経験を教えてください」

NG例文

私は大学で初めてサークルに入部しました。

もともと運動が苦手だったのですが、大学では新しいことに挑戦しようと思い、テニスサークルに参加しました。

しかし、経験者が多く、初心者の私にはレベルが高すぎると感じました。

練習についていくのが大変で、試合にもなかなか出られず、モチベーションが下がってしまいました。

努力はしましたが、結局上達できる自信が持てず、半年で辞めてしまいました。

改善方法

この例文は、ただ諦めてしまっただけの内容になっており、挫折をどのように乗り越えたのかが伝わりません。

面接官が挫折経験を質問する意図は、困難に直面した際の対応力や成長の過程を知ることにあります。

そのため、「どのように対処したのか」「その経験を通じて何を学んだのか」を明確にすることが重要です。

努力した結果や改善策を盛り込み、「失敗を次にどう活かしたのか」を伝えることで、前向きな印象を与えられます。

「最近読んだ本について教えてください」

NG例文

私が最近読んだ本は、尾田栄一郎さんの『ONE PIECE』です。

この作品は、仲間との絆や挑戦することの大切さを描いた冒険漫画で、読者に多くの学びを与えてくれます。

特に印象に残ったのは、主人公ルフィの「仲間を信じて行動する姿勢」です。

彼はどんな困難な状況でも仲間を信じ、自ら先頭に立って突き進むことで、周囲を巻き込みながら道を切り開いていきます。

この姿勢は、仕事においてもチームワークやリーダーシップの重要性を示していると感じました。

私も社会に出てから、仲間と協力しながら目標に向かって挑戦する姿勢を大切にしたいと思います。

この作品を通じて、改めて「信念を持ち、仲間とともに成長すること」の大切さを学びました。

改善方法

この回答で紹介されている『ONE PIECE』は漫画本であり、面接官によっては良い印象に繋がりにくい可能性があります。

一般的に、面接官は「最近読んだ本」の質問を通じて、応募者の思考力や価値観、知的好奇心を知りたいと考えています。

そのため、小説やビジネス書、自己啓発書などを選んだ方が、より好印象を与えやすくなります。

もし漫画を選ぶ場合でも、単なるストーリー紹介にとどまらず、具体的な学びや社会での活かし方を強調することで、前向きな印象に変える工夫が必要です。

【面接NG集】面接で不安な時は就活エージェントに相談しよう

どうしても面接での回答に詰まってしまうようなら、就活のプロである就活エージェントに相談してみましょう。

「ジョブコミット」であれば、就活におすすめの本の紹介や、読んだ本をどのように紹介したら良いか、面接での話し方に関する的確なアドバイスが受けられます。

就活生の持った感想に対し、企業目線でどのように評価できるかを教えてくれるため、言い換えによってより志望先の企業にコミットした内容に組み替えられる可能性が高いです。

ほかにも、面接対策そのものや企業選び、書類選考など就活の始まりから内定獲得まで包括的にサポートしてくれます。

面接をはじめ就活に悩みがある場合は、二人三脚で手助けしてくれるプロに頼ってみるのがおすすめです。

ジョブコミットへの登録はこちらからどうぞ。

 

おわりに

就活の面接は、志望動機や自己PRなど自分のその企業に対する思いを伝える場です。

しかし、面接時にしてはならないNGな言動もあります。

社会人として恥ずかしくない身だしなみや言葉づかいはもちろんですが、質問に対する応答の内容にも注意しなければなりません。

漠然としすぎていたり、熱意や積極性を感じさせなかったりする内容の回答は避けてください。

また、面接では学生側から企業に質問する機会もありますが、実際に働いている社員の生の声を聞くチャンスだと思って、質問内容を考えると良いでしょう。

この記事を友達におしえる!

LINEで送る ツイートする シェアする URLをコピーする

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます