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・面接時のあいさつの仕方
・面接で挨拶をする際の注意点
・面接時の服装のマナー
・面接の時のマナーを知りたい人
・面接の挨拶について知っておきたい人
就職面接では、質疑応答以外にも合否を分ける部分がたくさんあります。
挨拶の良しあしも、見られているポイントの1つです。
面接の挨拶ではどのようなことに意識を向けるべきか、服装マナーで気をつけるべきことは何か知りたい方も多いのではないでしょうか。
今回は面接時の挨拶のマナーや注意点を解説するので、参考にしてください。
あわせて、面接対策に関する質問集を読んでみたい方はこちらのコンテンツも読んでみることをおすすめします。
【面接時の挨拶の仕方】面接時の挨拶は第一印象に直結する
就職面接では、第一印象がその人の合否を大きく分けるポイントとなります。
そのめ、第一印象に影響する挨拶は非常に大切です。
自然体で正しくおこなえば良い印象を与えられますが、マナーや服装で悪い印象を与えてしまうと面接の内容が良くても、なかなか合格できないので気をつけましょう。
就職面接のマナーやコツについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
第一印象をさらに良くしたい方は、ぜひこれらの記事もお読みください。
【面接時の挨拶の仕方】面接時の正しい挨拶の仕方
就職面接時の正しい挨拶の仕方とは、どのようなものでしょうか。
以下の見出しで、受付を通る時・面接がおこなわれる部屋に入室する時・退室する時それぞれについて解説します。
挨拶の仕方に不安がある方は、ぜひお読みください。
オフィスビルの受付時
企業のなかには、オフィスビルにテナントとして入っているところもあります。
受付なしで各テナントを直接訪問できる場合もありますが、受付に人が立っている場合その方に声をかけなければいけません。
受付でパスカードなどを受け取らないと、そこから先へ立ち入り禁止になるビルもあります。
オフィスビルで受付をしている方が企業の人間ではなくても、挨拶の仕方や服装などが見られていると思って行動しましょう。
受付の方に声をかける時は、「すみません」ではなく「おはようございます」もしくは「こんにちは」と声をかけるようにしてください。
そのあと、「〇〇社で××時に就職面接の予定がある、〇〇大学の(氏名)と申します。
〇〇社にお取次ぎをお願いできますか」などと話します。
オフィスの受付時
企業がビルを持っていてビル全体がその企業のオフィスになっている場合や、オフィスビルに受付がない場合はオフィスの入口に受付があることが多いでしょう。
この場合だと確実にその企業の社員が受付になっているので、態度や服装などがチェックされていると考えてください。
受付の方にもしっかり挨拶をし、面接に来た旨を伝えましょう。
挨拶の文言は、オフィスビルの受付に挨拶をする時と同じです。
「おはようございます」もしくは「こんにちは」と挨拶し、大学名・氏名・アポイントの時間や相手などを伝えてください。
オフィスに人が立っておらず、内線電話で用事のある部署に訪問を伝えるケースもあります。
こちらも相手が出たら丁寧に挨拶し、大学名や氏名などを伝えてください。
入室~着席時
面接で多くの方が緊張するのは、最初にノックをして面接部屋に入室する時です。
席について質問に答え始めるころには、かえって緊張が解けると感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし実はノックの回数や細かい所作・手順などを、そこまで厳しく見ている企業は決して多くありません。
過去には就職活動で、「ノックの回数は〇回」といったビジネスマナーが重視されるので、完璧に練習しておくのが良いとされていたこともありました。
もちろん、できないよりはできたほうが無難でしょう。
しかし、それよりも近年は「多少つたなくてもマナーを守ろうという意識を持てているか」「身だしなみに清潔感があるか」といったポイントを重視する企業が多く見られます。
退室時
面接の部屋を退室する時や退室してからビルを出るまでは、面接を受ける人にとって気が抜けやすくミスする可能性が高い瞬間でもあります。
面接が終わったからといって気を抜かず、最後まで好印象につながる所作や言葉遣いを心がけましょう。
面接部屋を出てからも、その企業・オフィスビルを出るまで周りの社員から見られていると考えてください。
エレベーターで社員の方と乗り合わせたり、廊下で社員の方とすれ違ったりすることもあるでしょう。
廊下で社員の方とすれ違う時に挨拶・会釈をするなど、ちょっとしたことで好印象を持ってもらうことができます。
すれ違った応募者の印象が良かった・悪かったと、採用担当者にその方が報告していてもおかしくありません。
【面接時の挨拶の仕方】他のパターンも対策しておこう
面接は「受付で挨拶する」「控室に案内される」「面接の部屋に入室する」といった流れで進むのが一般的ですが、たまに少し変わった流れになることもあります。
他のパターンで面接に入る場合でも、慌てず対処できるようにしましょう。
面接官が後から入室してくるケース
就職面接で起こる想定外のケースとして考えられるパターンの1つは、面接官が後から部屋に入ってくるケースです。
先に部屋に通された場合、椅子に座らず立って待つようにしてください。
ただし、案内してくれた社員が「座ってお待ちください」と言ってくれる場合もあります。
その場合は座っていても大丈夫ですが、いつ面接官が入ってきても良いよう姿勢を崩さないようにしてください。
もちろん、スマートフォンをいじって待つのも良くありません。
座って待つパターンでも、面接官が部屋に入ってきた時は立ち上がり「よろしくお願いします」とお辞儀するのが良いでしょう。
あらためて面接官から着席を促されるはずなので、「失礼します」と言い一礼してから座ります。
面接官が名刺を渡してくるケース
かなりレアなケースですが、面接官が名刺を渡してくるケースが考えられます。
万が一渡された場合、両手で丁寧に受け取りましょう。
受け取る際に机を挟んでしまう場合、自ら机を挟まない受け渡しやすい場所に移動してください。
就活生が自分の名刺を作る必要はありませんが、名刺入れは持っておくことをおすすめします。
面接の時以外に、説明会などで名刺を受け取ることも考えられるためです。
受け取った名刺はすぐ名刺入れにしまうのではなく、机の上に置くようにしてください。
もし机がない場合は名刺入れにしまって大丈夫ですが、すぐしまうのではなく相手の名前などを確認してからにしましょう。
名刺交換は社会人になってから何度も経験することなので、就活生の段階で所作を練習しておくのがおすすめです。
出口・エレベーターまで送ってくれるケース
面接官の他に面接を補佐する社員(控室への案内などをしてくれる社員)がいる場合、面接終了後に出口やエレベーターまでその方が送ってくれる可能性があります。
この場合、見送ってもらったエレベーターやビルの出入り口で、あらためてお礼の言葉を述べましょう。
見送ってくれた方が、これまでの説明会・試験でお世話になった採用担当者だとわかる場合もあるはずです。
この場合、見送りに対してだけでなく「面接の機会をいただけたこと」に再度お礼を伝えてください。
もちろん歩きながら後ろ向きにお辞儀するのではなく、社員の方に向き直って正面からお辞儀する必要があります。
コートは会社のオフィスビルの外に出て、社員の方の見送りが終わってから着るようにしましょう。
社内で人とすれ違うケース
多くの企業では面接をその企業が入っているオフィスビルで実施するため、面接の時間もそのオフィスで多くの社員の方が仕事をしていて当たり前です。
そのため、ビル内で他の社員の方とすれ違うことは、決して珍しいことではありません。
廊下などで社員の方とすれ違う時は、立ち止まって挨拶をするようにしてください。
また、社員の方の通行を妨げないよう廊下のど真ん中を歩かないようにしましょう。
特に同じ大学の方など、複数人で一緒に企業を訪問することになった時は横に広がって歩かないよう注意が必要です。
複数の企業が入っているオフィスビルで面接が実施される場合は、誰が応募先企業の社員かはわからないでしょう。
しかし誰がその企業の社員で、応募者をチェックしているかわかりません。
社員ではないかもしれないからといって気を抜かず、しっかり挨拶する意識を持ちましょう。
【面接時の挨拶の仕方】面接時に意識するべきこと4選
続いて、面接時に意識すべき「声のトーン」「表情や視線」「お辞儀の姿勢」「丁寧な挨拶」の4つについて詳しく解説します。
模擬面接などで練習しておき、特段意識しなくても好印象を与えられる言動ができるようになっておきましょう。
声のトーン
声のトーンや大きさは、第一印象に大きく影響を与えます。
特に印象を悪くしてしまう可能性が高いのは、声が低すぎる方・小さくて聞こえにくい方です。
こういった方は、自分に自信がなく前向きな性格ではないと思われてしまう可能性があります。
地声の高い・低いは変えられませんが、声のトーンを「明るく」するよう努めることは可能です。
自分の声に自信がないと思っている方も多いでしょうが、声のトーンから明るく好印象を持ってもらおうと努めていること・前向きに面接に臨んでいることは相手に伝わります。
もし不安があれば、事前に模擬面接をしてもらって自分の声がどう聞こえるか面接官役の人に尋ねてみましょう。
自分で声を録音して、声の印象をチェックしてみるのもおすすめです。
表情や視線
表情や視線も、面接官はよくチェックしています。
気をつけたいのは、緊張して下を向いてしまうこと・視線があちこちに散ってしまうことです。
コミュニケーションが苦手なのではないか、初対面の人と話すのが苦手なのではないかと思われる可能性があるでしょう。
特に営業など、コミュニケーション能力重視の職種に応募する場合は、表情や視線にも気を遣わなければいけません。
模擬面接で練習して、面接官の目をしっかり見て、自然な笑顔を見せられるようにしておきましょう。
質問に真剣に答えなければいけない場面もあり、いつもニコニコしている必要はありません。
しかし雑談になった時などに表情が固いままだと良くないので、ある程度緊張していても自然に笑顔を見せられるようになっておきましょう。
お辞儀の姿勢
お辞儀の姿勢・角度を意識する方はたくさんいますが、実はそこを厳しくチェックして合否を決める材料にしている面接官は多くありません。
役員に対して深くお辞儀する時の確度は〇〇度・社員とすれ違う時の会釈は〇〇度が良いなどと言われることもありますが、自然にできていれば大丈夫です。
忠実にマナーの解説本の姿勢を再現しようとする必要はありません。
ただし、お辞儀をしなければいけない時にお辞儀をしないと悪印象につながります。
具体的には面接部屋に入退室する時、自分が先に部屋に入っていて面接官が部屋に入ってきた時などです。
こういった所作に慣れていない方は、模擬面接で質問への受け答えだけでなく入退室するところから練習するのが良いでしょう。
丁寧な挨拶
丁寧な挨拶は、面接の最初から最後まで気をつけていれば特に減点要素にならないでしょう。
社会人になる身として、最低限のマナーが守れていれば大丈夫です。
それよりも、挨拶の時も声のトーンを明るめにすること、声が小さすぎて聞き取れないことがないようにすることを心がけましょう。
挨拶は、就職面接で自分の印象を良くするためだけに心がけることではありません。
社会人になってからも、毎朝の挨拶やお礼・謝罪の挨拶が人事評価に影響することは大いにあり得ます。
素直に「ありがとうございます」「ごめんなさい」の言葉が出てこない人は、なかなか同僚・上司と良い関係を築けません。
内定が出てからも就職活動の時の気持ちを忘れず、いつも丁寧な挨拶をするようにしてください。
【面接時の挨拶の仕方】面接時の服装マナー
次に、面接時の服装マナーについて解説します。
第一印象を良くするための服装マナーについては、こちらの記事も参考にしください。
ベンチャー企業で見られる「私服指定」の場合のマナーは、こちらの記事(https://shukatsu-venture.com/article/306283)で詳しく解説しています。
スーツ指定の場合
就職活動では、基本的にスーツで企業を訪問するのが当たり前の慣習になっています。
多様性が叫ばれるようになっている現代とはいえ、日本の就職活動ではまだ就活生の服装に多様性が認められているとはいえない状況です。
スーツ指定とわざわざ注意してくる企業は多くなくても、特段服装の指定がなければスーツで行くようにしましょう。
スーツといっても、就活生にふさわしいスーツは限られます。
日本の就活では、みんな揃って黒いリクルートスーツばかりの現状に違和感を覚える方もいるかもしれません。
しかし内定を得るためには、非常識と思われないよう無難なスーツを選んでください。
個性や多様性は服装や髪型ではなく、面接の受け答えで示すようにしましょう。
私服指定の場合
企業によっては、面接に私服で来るように指定してくるところもあります。
就活生のなかには、服を選ばなくて済むスーツの企業が楽だと思う方もいるのではないでしょうか。
私服といってもどんな服でも良いわけではなく、私服を指定されて困る方は多いです。
基本的には、オフィスカジュアルで行くのが無難です。
私服指定でも面接はビジネスシーンなので、オフィスで仕事をしていてもおかしくない服装で訪問しなければなりません。
「あなたらしい服装」といった指定をされた場合も、オフィスカジュアルならおかしいと思われることはないでしょう。
ベンチャー企業やファッション関係など面接の服装を私服に指定される可能性が高いところを受ける場合は、就活前にスーツだけでなくオフィスカジュアルの服を用意してください。
髪型
髪型や髪の色は、清潔感があってビジネスマンとしてふさわしいものであれば特に問題ありません。
ただ、髪型によって顔の印象が変わることに注意が必要です。
自分に明るい印象を持ってもらいたい場合、前髪でおでこや目が隠れるような髪型は避けるべきでしょう。
体育会系で体力や明るさなどをアピールしたい場合も、男性なのにスポーツマンらしく見えない長さの髪をしていると不自然に思われる可能性があります。
髪が長い女性の場合、髪の結び方やまとめ方を変えるだけでも見た目の印象が変わるでしょう。
就職活動では履歴書用に撮影した写真があり、面接官にとってはその写真が応募者の第一印象になります。
内定が出て就職活動を終えるまで、あまり大きく髪の長さや髪型を変えない方が無難でしょう。
持ち物
靴や小物などは、面接官やすれ違う社員から結構目につくところです。
派手なものではなく、就職活動に向いたものを選ぶようにしてください。
黒い革靴は汚れが目立ちやすいですが、就職活動で歩き回ると汚れがどんどんついていきます。
革靴は手入れしないと劣化が早くなるので、こまめに磨いて清潔感をキープしてください。
腕時計も、ビジネスシーンに向いたものを一本持っておくのがおすすめです。
高級品やブランド物ではなく安いもので構わないので、スーツ姿で身につけて違和感ないものを買っておきましょう。
試験を受けたり書類を書いたりするのに、カバンの中身を出すこともあります。
筆記用具入れや書類をまとめるクリアファイルなども、ビジネスシーンにふさわしいものにしましょう。
【面接時の挨拶の仕方】面接が不安な方は就活エージェントを利用してみよう!
面接の挨拶マナーは、あくまで自分の印象を良くするためのものです。
いくら挨拶が良くても、面接そのものがうまくいかなければ内定につながりません。
面接に不安がある方は、ぜひ就活エージェントを活用して面接対策をしてみましょう。
就活エージェントは、求人を紹介してくれるだけのサービスではありません。
以下の見出しで、就活エージェントのサービス内容や利用するメリット・デメリットを見ていきます。
就活エージェントがどんなサービスかご存じない方は、ぜひお読みください。
サービス内容
就活エージェントは就活生一人ひとりに専任のエージェントがつき、就活生と企業のマッチングをしてくれるサービスです。
さらに、エントリーシートや履歴書の添削・面接対策・キャリアプランの相談などさまざまなサービスを受けられます。
今回紹介するジョブコミットは、自己分析から面接対策まで専任のエージェントが二人三脚でサポートしてくれる体制が高く評価されている就活エージェントです。
就活に出遅れてしまい一人だと不安を感じる方や、何から就活を始めて良いか悩んでいる方におすすめします。
メリット・デメリット
就活エージェントの主なメリットは、以下のことが挙げられます。
・すべてのサービスを無料で受けられる
・就活のプロが履歴書の対策や面接対策をしてくれる
・就活生の希望を聞いた上で、希望に合う企業を紹介してもらえる
一方、以下のデメリットもあることに注意が必要です。
・興味がない企業を紹介されてしまうことがある
・エージェントと相性が合わず、満足いくサービスを受けられない可能性もある
・忙しい時期に連絡が来てうっとうしいと感じる方もいる
まとめ
面接では、挨拶によって面接官の印象が変わり合否に影響することもあります。
志望動機などの質問にどう答えるか練習することも大切ですが、基本的な挨拶や立ち居振る舞いのマナーをおろそかにしないようにしてください。
挨拶を含め、面接で緊張して話せなくなるのが不安だと感じる方も多いです。
そういう悩みをお持ちの方は、こちらの記事を参考にしてください。
面接で話せない原因や、うまく話せるようになるための対処法について解説しています。