はじめに
前職が合わなかった、新しいことに挑戦したい、様々な理由から未経験の業種に転職を希望する方は多いと思いますが、未経験でも本当に問題ないのか不安を感じているのではないでしょうか。
この記事では転職活動の中でも面接に焦点を当てて未経験者の不安を少しでも軽減できるような情報をまとめています。
【未経験でも転職成功へ!】転職の成功率
そもそも転職の成功率自体はどのくらいなのかご存じでしょうか。
書類選考や一次面接の通過率はそれぞれ25%ほどと言います。
つまり一次面接を通過できるのは約6%のみとなります。
ただ、一次面接を通過してしまえば二次や最終面接の通過率は高く、ほとんど採用されると言っても過言ではありません。
そのため、一次面接を通過できるようしっかり対策することが大切です。
【未経験でも転職成功へ!】未経験者を中途採用する企業側のメリット
経験者だと前職での経験で固定概念が出来上がってしまっていて、柔軟な対応ができない可能性があります。
その点、未経験者は固定概念がないので、柔軟な対応ができ、長期間その業界で働く人が思いつかないような新たな視点からの発想をして、社内に新たな風を吹かせる可能性があるというメリットがあります。
このように未経験ならではの強みがあるので、未経験だからといってあきらめずに転職活動を進めましょう。
【未経験でも転職成功へ!】未経験者が面接でアピールすべきこと
前職での成功体験ややる気はもちろん必要ですが、それだけでは説得力に欠けます。
前職での経験から転職後に生かせそうなことをしっかりアピールしましょう。
考え抜く力、周囲に働きかける力、コミュニケーション力、調整力など、職種の枠を超えて仕事に生かせることはたくさんあるはずです。
未経験者は知識がない分経験者以上に努力が必要となるため、その熱意も伝えましょう。
【未経験でも転職成功へ!】面接で想定される基本的な質問
業界の仕事が未経験である方が内定を獲得するためには、エントリーシートはもちろん、いかに面接の場で自身をアピールできるかが重要です。
面接で企業側に、自分が未経験であっても熱意だけは持っていることを強くアピールしなければなりません。
ここでは、面接の場で想定される5つの基本的な質問を紹介します。
以下の項目については事前に企業研究も含めて答えを用意しておき、本番では淀みなく話せるように練習しておきましょう。
自己紹介
面接の場で必ず話すことになる項目が、この自己紹介です。
氏名や学歴、今までの業務経歴を伝えることはもちろん、ここでは前職でどのような仕事に就いており、どのような実績があるのかもアピールしましょう。
転職者の面接では、企業はその人が以前勤めていた業界や職種には当然興味を持っており、細かい部分まで質問します。
自社の業務をこなすうえで必要な素養を備えているかどうかは、実際にその人がこなしてきた仕事の内容や実績を知ることで判断できる部分が多いからです。
それに加えて、自身が持っている仕事へのこだわりや入社意欲も一緒にアピールするとなお良いです。
自分の強みを最大限にアピールできる自己紹介を用意しておきましょう。
転職理由
次に、前職を辞めて転職するに至った理由を説明しましょう。
この転職理由を知ることは企業側としても非常に大切で、転職時の面接ではまず聞いてくる質問になります。
企業側は当然、自社に長く勤めて重要な戦力になってくれる人材を欲しがっています。
そのため、すぐに辞めてしまう人や、前職と同じような理由で辞めてしまう可能性がある人はなるべく採用したくないのが本音です。
転職理由を聞き出して、自社で十分にやっていける人材かどうかを判断するためにもこの質問をしてきます。
回答する場合は、退職の理由について2割、そして転職によって自身が実現したいことを8割にした構成で話すと良いでしょう。
転職することが自身にとっては大きくプラスになるということを、企業側に強くアピールしてください。
志望動機
志望動機も、企業の面接では必ず聞かれる質問になります。
未経験からの転職の場合、「業界の仕事内容に興味がある」「志望する企業の取り組みが魅力的である」などが一般的です。
この志望動機の内容で、企業側はいかに応募者の志望度が高いものであるかを判断します。
そのため、自身の想いとともに、企業の理解度の高さがわかるような回答ができると効果的です。
「これまでの仕事の経験で活かせる部分がある」「社員同士の協力を重視する企業文化に惹かれて入社意欲が高まった」など、好印象を与えられる内容の志望動機を考えてみましょう。
志望動機をもとに、この会社で働くに値するミスマッチでない人材かどうかを企業側はしっかりと見定めてきます。
自己PR
自身がどのような人材であるか、自己PRを行う機会も面接の場では必ず訪れます。
前職の仕事で得た経験やスキル、自身の強みとなる部分をどのように活かして企業へ貢献できる人材であるかを説明して、企業側に判断してもらいましょう。
転職の面接は、新卒採用と同様に、ある程度の競争が見込まれます。
人気の企業や職種であるほどその競争率は高く、特に未経験者の転職となると、経験者が志望している状態だとその内定率に大きく影響してきます。
そのため自身の成果や経験を具体的に示して、「未経験でもこの会社でやっていける人材である」「結果を出せる優れた人材である」ことを強くアピールすることが大切です。
自己PRは比較的回答を作りやすい項目でもあるため、事前にしっかりと準備しておきましょう。
逆質問
面接の質問の中には、「最後に何か聞いておきたいことはありませんか」のように、応募者側からの意見を求められる場面が度々あります。
この質問をされた場合は、企業側へ逆質問をしてみましょう。
「何か聞いておきたいことがないか」という質問は、応募者側に企業への理解を深めてもらうため、また疑問に思っている点を解消してもらうために設けられていることが多いため、素直に聞きたいことを質問すると良いでしょう。
また、ここで質問することは、入社意欲のアピールとしても多少効果的です。
逆質問の機会が訪れたらどのような回答をすべきか、聞きたいことや企業への意欲アピールにつながりそうな内容などを考慮したうえで質問の内容を作っておくようにしましょう。
【未経験でも転職成功へ!】聞かれる可能性のある質問
上記で挙げた質問のほかにも聞かれる可能性のある質問は数多くあります。
そのため、面接に備えてさまざまな質問を想定して回答を作っておく必要があると言えるでしょう。
たとえば「今の自分が抱えている課題は何か」「仕事において大きな失敗を経験したことがあるか」などは、その人の意欲や対応力を把握するためによく聞かれる質問です。
業界未経験者なりに自分を強くアピールできる回答ができるよう、事前に話すべき内容を考えておきましょう。
【未経験でも転職成功へ!】面接で想定される質問
ここでは未経験者が転職する際に面接で聞かれそうな質問を5つ紹介します。
前職での経験で生かせそうなこと
業種が違っても考え抜く力や周囲を動かす力などは転職後も職種に関係なく生かせます。
未経験者がアピールすべきことでも前述したように、これが未経験の転職で重要なことなので、前職で何を得たのかをまとめて、しっかりと答えられるようにしておきましょう。
未経験で働くうえでの課題
未経験で働くということは、転職後、企業が転職者に求めるような即戦力になるのは難しいです。
スムーズに働けるようになるために何が今の自分に足りていないのかを自覚していなければ、転職後に自分も周りも困ってしまいます。
課題を自覚し、それを解決できるよう努力していることを伝えるようにしましょう。
前職での実績
何か実績を上げたことがある場合、そのプロセスには転職後も生かせることがあるはずなので、未経験でも採用される可能性が高まります。
今までの業務で一番つらかったこと
困難をどう乗り越え、そこから何を得たのかを尋ねることで、ストレス耐性や仕事への姿勢といった業種に関係なく必要とされる能力について測っています。
業務での失敗経験
失敗経験は応募者の本質を見抜くために質問されます。
失敗は成功のもとになるため、必ずしもマイナス評価されるわけではありません。
失敗経験を隠すのではなく、正直に失敗経験を話しましょう。
その際注目されているのは、失敗経験自体ではなくどのように乗り越えてどう成長したのかです。
ここに重きを置いて話すようにしましょう。
【未経験でも転職成功へ!】未経験転職者のどこを見ているのか
未経験転職者を面接するにあたって、面接官はどこを見ているのでしょうか。
企業側も内定を与える人材にはある程度の評価基準を定めているため、それを満たしている人材であるかどうかを判断してきます。
少なくとも、以下のポイントは評価基準に入っている可能性が非常に高いため、あらかじめチェックしておきましょう。
働き続けてくれるかどうか
当然の話ではありますが、入社してから長く働き続けてくれる人材かどうかは企業にとっては重要なポイントです。
会社で経験を積んでスキルを磨き、ゆくゆくは部下をまとめる管理職となり、全体を引っ張っていけるような人材になってくれることを期待して企業側も社員を募集しています。
入社して間もないうちに退職されてしまうと、企業側としても大きな損失になってしまいます。
特に未経験転職者の場合は、業界や企業に慣れるために新卒並みの育成期間が必要になるケースも少なくありません。
転職者にすぐ辞められてしまうと非常に困ることになるため、入社後に働き続けてくれる人材であるかどうかは大切な判断基準とされているのです。
そのため、「長く働き続ける」という意欲を面接官に強くアピールすることをおすすめします。
活躍してくれそうかどうか
前職で培った経験やスキルを活かして活躍してくれそうな人材であるかどうかも、面接官は判断基準としています。
前職と転職予定の業界が異なっている場合、活かせないスキルがあるのは仕方がないことです。
しかし、何か少しでも共通点がないかどうか、面接官は細かくチェックしてきます。
これは、今までその人が取り組んできた仕事の中に、自社の仕事内容に活かせるスキル・経験が少しでもあれば、たとえ未経験であっても将来的に大きな戦力として期待できるからです。
「飲み込みが早く研修もスムーズに終えられるか」「要領良くテキパキと仕事をこなせる人材であるのか」など、面接では応募者の将来性を判断されるため、少しでも会社に貢献できる人材であることを示せる材料を集めておきましょう。
【未経験でも転職成功へ!】資格の重要度
転職先の業界への知識がなかったとしても、業界に関係なく役立つ資格があります。
TOEICなどの英語力の資格やExcelやPowerPoint、WordなどのMicrosoft Office製品にかかわるMOSという資格を持っていると転職時に役立つ可能性があります。
未経験で専門知識がなくて仕事に時間がかかる分、企業で良く利用されているMicrosoft Office製品を使いこなして仕事を効率的に進められるとプラスになるため、資格を取るなら特にMOSはおすすめです。
【未経験でも転職成功へ!】転職エージェントを利用しよう
未経験でも転職を成功させるなら転職エージェントの利用がおすすめです。
アゲルキャリアでは企業紹介や選考対策を行い、内定獲得までをサポートしてくれます。
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まとめ
未経験でも転職をさせることはもちろん可能です!
この記事で紹介した想定される質問に答えられるようにしておいたりエージェントを利用して効率的に動いたりして、ぜひ後悔のない転職活動にしてください。