転職面接の練習は何をすればいい?step別の練習法や応対のポイントを解説

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はじめに

転職をしようと転職活動をしている人は、必ず面接を経験しなければいけません。

あまり練習を積んでいない人にとっての面接は、緊張してしまいますし、どんな質問が飛んでくるのかと不安にもなります。

先日面接があったが、手応えがないまま落ちてしまった、という人も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、そんな面接に悩みを持つ人に向けて、面接練習について詳しく解説していきます。

転職活動中で面接の練習のやり方を知りたいという方は、ぜひチェックしてみてください。

【転職面接の練習法】面接練習のメリットとは

面接練習をするメリットは、何なのでしょうか。

何事でも練習なしに挑むことはあまりいいことであるとはいえません。

それはもちろん、面接に対してもいえることですが、面接はとくに練習するかしないかで結果が大きく左右されます。

しかし、面接練習をどうやってすればいいか分からない人や、そもそも面接の練習をするメリットがわからない人も多いことでしょう。

そんな人にまず、面接練習の大事さ、メリットを解説していきたいと思います。

①緊張してガチガチになることを防げる

面接練習をするメリットのひとつ目は、緊張してしまうことを防ぐことです。

面接の練習をしていない人は面接に慣れていないので、緊張してしまうという事がよくあります。

面接では、面接官に対して自分のことを話し、それを聞いて面接官が採点しています。

そんな場面に対して練習なしに挑むと、想定外のことが多くて緊張してしまい、上手く回答ができない場面が多かったり、質問に対して適切な回答ができない場面が出てきたりして、面接が上手くいきません。

緊張してしまって本来の自分が出せないということが、面接において一番あってはいけないことです。

面接で自分の素が見えない場合面接官が、候補者がどのような人かを完璧に把握できないため、よく分からないまま面接が終わってしまい、失敗してしまうというケースもあります。

どのような人かが分からなければ面接官も合格を出しにくいのです。

しかし、面接練習を積むことによって、面接に慣れることができ、緊張して自分が上手く出せないということがなくなります。

そのためにも、面接練習は大事なのです。

②話し方の悪い癖を直せる

面接練習をするメリットの2つ目は、自分の話し方の悪い癖を直せることです。

自分の話し方について、悪い癖がついているなんて意識している人は少ないことでしょう。

どれだけ転職に有利な経験や資格を持っていたとしても、話し方によって印象は全然違います。

面接は面接官によって候補者が採点される場ですから、もちろん話し方によって印象も変わります。

そんな中、話す速度が速かったり、結論に至るまでに話が長かったりしてしまうと、面接官は上手く内容をつかめないので、面接に失敗してしまうかもしれません。

そんなことにならないように、自分の気づいていない悪い癖は面接練習をしっかりして直しましょう。

面接練習をすることによって、自分の悪い癖にまず気づくことができます。

【転職面接の練習法】step別面接練習のやり方

では、どのように面接練習を行うのが効果的なのでしょうか。

面接練習のメリットが分かったところで、面接練習の詳しいやり方が分からないという人も多いでしょう。

そんな人のために、ここでは詳しい面接練習のやり方をstep別で紹介していきます。

ここで紹介する面接練習をしっかりとこなせば、本番の面接では今までよりも緊張がほぐれることでしょう。

本番で緊張してしまうという人は、緊張しないためにも、ここで紹介する面接練習のやり方を実践してみてください。

step1想定質問を洗い出す

まずは、想定される質問をできるだけ多く洗い出してみましょう。

本番の面接において聞かれる質問というのは、だいたい決まっています。

志望動機、自己PRなどの基本的な質問はどんな職種、企業の面接においてもされることでしょう。

また、転職をしようとしているので、前職を退職した理由なども聞かれるケースがあります。

それらの質問は実際に聞かれることが非常に多いため、あらかじめこの質問が来る、ということを知っておきましょう。

そのような基本的な質問というのは他にも多く存在するので、面接練習の段階である程度把握しておきましょう。

また、そのような当たり前の質問だけでなく候補者に考えさせるような深掘りの質問なども来る場合があるので、それに対しても身構えておくと効果的です。

step2想定質問への回答を作る

次は、洗い出した質問に対しての回答を作ります。

志望動機、自己PRはもちろん、深掘りの質問に対しても困らないような回答が用意できたら完璧です。

想定される質問への回答の理想的な時間の目安は1分前後で、文字量の目安は250字~300字です。

もし時間や文字の量が少ない場合は、きちんとこの時間と文字量に到達するように回答を考えましょう。

また、超過してしまうこともあまり理想的ではありません。

最初に述べたように、なかなか結論にたどり着かないような話し方になってしまうと面接官にとってマイナスなイメージがついてしまうので、できるだけ無駄がないようにしましょう。

しかし、面接官との間に認識の違いがあるときがあるので、その時の認識すり合わせのための説明が必要な回答は超過しても問題はありません。

少なすぎて情報が足りない、もしくは無駄に長いといった回答は避けるようにして考えましょう。

step3回答を見ながら話す

想定される質問を洗い流すことができてその質問に対する回答を用意することができたら、次はその回答を見ながら実際の面接のように話してみましょう。

この練習は一人で行える面接練習の中でも、長く時間をかけるべき基本的な項目です。

想定される質問とそれに対する回答を用意する段階は、たとえ時間をかけたとしても本番の面接の緊張が取れたり、自分の話し方の悪い癖が抜けたりするものではありません。

しかし、この回答を見ながら話すという項目は、実際に面接官を前にした時を想定して話す練習をします。

そのため、上手く回答を言う、話すスピードに注意する、など時間をかけるほど本番の負担が減っていくでしょう。

また、緊張しないように練習していても、本番で面接官を前にした時に、用意した回答が頭から飛んでしまうということがあるかもしれません。

そうなってしまった時でも、この練習をたくさん積んでいれば失敗することはないでしょう。

最終的に何も見ずにスラスラと回答が言えて、なおかつ感情を込めて話せるという段階が到達目標です。

step4話してる姿を動画に撮る

感情を込めて回答をスラスラと言える段階までできたら、その姿を動画に撮ってみましょう。

悪い癖を直すために必要なことは、主観的にならずに客観的に自分を見ることです。

たとえば、話すスピードが気になるのであれば、動画を客観的に見て、話すスピードに注意してみると、自分の話すスピードが速いのか遅いのかが分かるでしょう。

他にも、声が小さい、自信がなさそう、視線がまっすぐではない、というような細かいところも、動画で見ることで気づくことができます。

回答を覚えて話す段階では完璧だと思っていた話し方も、この段階で抜け落ちているポイントに気づくことができ、完璧ではなかったと知ることができるでしょう。

どれだけ他の人を前に面接や面接練習をしたとしても、自分の印象については分からないので、面接官からの自分の印象を知るためにも、この練習は大事だといえます。

step5人を相手に模擬面接をやってみる

step5からは、他の人の力も借りて練習していきましょう。

step4までは個人でできる範囲の練習でしたが、やはり本番は人を目の前にして行われるので、実際に人を目の前にして練習した方がより実践的です。

とはいえ、緊張をしないように、といきなり人を前にしても、練習の段階から緊張してしまい、上手く話すことができないかもしれません。

そのため、最初は緊張しない家族や友人との練習から始めてください。

家族や友人とのあまり緊張しない対面での練習では、用意した回答を見ずに感情的に話せるかどうかに重点をおきましょう。

上手く話せていると自覚したり、相手にしてもらった家族や友人の評価がいいものだったりしたら、徐々に面識のない人を相手に練習を行っていきます。

そして、練習相手になってもらった人からは、必ず客観的なフィードバックをもらい、改善につなげるようにしましょう。

 

周りに相手がいない人はアゲルキャリアがおすすめ

もし、人と対面して練習したいと思っていても周りに練習相手がいない人は、アゲルキャリアがおすすめです。

面接練習で大事なことは、自分の癖を直すことと緊張しないようにすることです。

この2つを叶えるにはやはり、実際に人を相手に話すということがもっとも効果的といえるでしょう。

そのため、練習に付き合ってくれる相手が必要ですが、その相手がいないという人もいるでしょう。

そんな方は、アゲルキャリアを利用してみてください。

アゲルキャリアでは、キャリアアドバイザーとも面接練習ができ、面接の経験を積むことができます。

最短1週間の内定獲得という実績もあり、内定獲得のために柔軟に対応し、支援してくれますので、面接の経験が浅い人や、面接練習をしたいという人は、ぜひ利用してみてください。

step6志望度が低い企業の面接を受ける

面接練習の最終目標は、面接で上手く話せるようになるために面接に慣れることです。

面接に慣れるためには、やはり面接の経験を増やすしかありません。

そのため、練習のために志望度の低い企業の面接を受けて経験を増やしましょう。

個人でできる練習や知り合いを交えた練習の仕方を紹介してきましたが、実践が慣れにつながります。

練習といいながらも面接は本番なので、志望度の低いところから積極的に面接に受けて本番に慣れていくことによって、本当に転職を考えている企業での面接で緊張を減らすことができます。

また、実際の面接を受けに行っているので、面接で想定される質問がより具体的になり、本番で聞かれやすい質問の傾向などが分かります。

そうすれば、練習がさらに質の高いものになるのでおすすめです。

【転職面接の練習法】面接中の応対のポイント

ここまでは、面接練習のメリットや面接練習の具体的なやり方などを紹介してきました。

話すスピードが適切かどうか、声量は適切かどうか、面接官に対しての印象はいいか、など、面接で注意すべきことはたくさんあります。

しかし、それだけでは面接本番中での詳しいポイントがまだ分かりません。

そのため、ここでは面接中の応対のポイントについて紹介していきます。

これは面接中だけでなく、面接練習の時でも意識することによってより練習が実用的になります。

ぜひここで紹介することを意識して、面接に挑んでみてください。

結論から簡潔に答える

結論から答える、とは聞かれた質問に対する結論、つまり答えの部分から話すということです。

もし、面接官の質問に対して的確な回答ができない人は、円滑なコミュニケーションができないと判断されてしまいます。

コミュニケーション能力やヒアリング力が求められる職種に転職を考えているのなら、コミュニケーションが取れないと思われてしまうのは非常に良くない事態でしょう。

そのため、まずは答えの部分から話し、その後に詳細を補っていくという話し方が有効的です。

また、簡潔に答えられずに長々と話してしまうのもいけません。

これでは面接官も、話を聞くのに飽きてしまいます。

詳細を補うといっても、詳しく聞きたいところや気になる箇所は面接官の方から質問してくるので、あまり長く話してしまわないように気をつけましょう。

成果は定量的に表す

もし前職で何かを達成したなどの実績がある場合は、その実績を面接で話します。

これは自分をアピールする上で非常に有効的ですが、その実績の話し方に気をつけるともっと有効的です。

その話し方とは、定量的に表す、ということです。

定量的に表す、とは具体的に数字を用いて表すということです。

たとえば、自分の実績を「売り上げUPに貢献しました」という表現をするのか、「売り上げを前年比12%UPに貢献しました」と表現するのかによって、面接官が受ける印象に違いがあります。

具体的な数字で出された実績は、面接官の興味を引くことができます。

もし面接で少しでも面接官の目を引きたいと思っているのなら、実績を定量化してアピールしてみましょう。

専門知識の無い相手でも分かるような表現で説明する

専門的な知識がない人に対して専門用語を用いて話すと、認識がずれたり、何を言っているのか分からなかったりするので、面接においてはアピールどころか逆効果です。

前職が専門的な職業であったとしても、専門知識をそのまま話すのはやめておきましょう。

その業界・企業・職種独自の用語はできるだけ使用せずに、それらが分からない相手であっても分かるような用語、説明をします。

これにより面接官との認識のズレを防ぐことができます。

もし、面接官に専門知識がなくて、話している内容と捉えられている内容に齟齬が起きてしまうと、それだけで損してしまいます。

そんなことがないように、専門知識がありそうな企業・面接官であっても、分かりやすい説明をしましょう。

明るく聞き取りやすいスピードで話す

個人での面接練習で何回も意識した話すスピードですが、面接中は明るく聞き取りやすいスピードで話すことをさらに意識しましょう。

なぜなら面接官は、メモを取りながら話を聞いていることが多いからです。

メモを取っている中、速いスピードで話してしまうと、メモが取りにくかったり間違いが起きたりしてしまうかもしれません。

そんなことがないように、いつもよりゆっくりのスピードで話したり、途中で間をおいて話したりすることで面接官も候補者の話を理解しやすくなります。

面接中に緊張してしまい、自分が早口でしゃべってしまっていると感じたら、とにかく話すスピードをゆっくりにしてみて、さらに明るく話すことを意識してみましょう。

そうすることにより面接官の印象もよくなること間違いないです。

丸暗記で話さない

丸暗記で話すのは、やめておきましょう。

面接練習の時に、想定される質問を考えてそれに対する答えを考えました。

その回答を何も見ずにスラスラ言えるところまで練習するといい、と説明しましたが、その台本をそっくりそのまま面接で話すのはできるだけ避けましょう。

スラスラと流暢に話せているのならいいですが、できるだけ一言一句同じように話そうとすると、どうしても丸暗記感が出てしまいます。

また、それに加えて、想定外のことを聞かれた時に対応できないのが難点でしょう。

そのため、一言一句同じことを話そうと意識するのではなく、より流暢に話すことを意識し、自分の話そうとしている内容の中からキーワードだけ決めて話すのがおすすめです。

同じ文章をそのまま言うのが完璧なのではなく、どれだけ崩して自然に答えられているか、が重要なのです。

まとめ

この記事では、面接練習のやり方や面接でのポイントを説明してきました。

本番の面接を受ける前に、面接練習を積んでいた方がいいことが分かったでしょう。

本番中に意識すべきことも、たくさん知れたと思います。

より面接練習を積むことによって、そんな意識すべきポイントを確認、改善することができます。

そのため、練習は怠ることなく本番に挑みましょう。

練習のやり方が分からなかった人もこの記事に書いているやり方を実践してみて、転職活動に励んでみてください。

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